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昨年に続き、2回目のカウントとなった彩の国トライアスロン。今年は、昨年からの推移を確認することができる。ただ、コロナ禍の状況も刻々と変化するため、単純な比較はできないが、どこに変化があったのか確認してみたい。
まずは、条件となる大会そのものの特性を確認する必要があるだろう。いつ、どこで、距離は?となるのではないだろうか。関東ではシーズン初旬となる6月1週目で、アクセスの良い渡瀬瀬遊水池。そして、初心者からベテランまでが楽しめる3タイプのレース設定となっている。つまり、関東圏ではかなり高得点の大会と言えるだろう。唯一、規模が小さい。500名以下の小規模となることもカウントの前提として理解しておくことは必要となる。
昨年は、「半コロナ禍」と言った感じの状況だった。軒並み大会が中止となる中、彩の国トライアスロンは無事に開催されたのだった。モチベーションキープの難しさや、機材の新製品リリースなどが遅れている中でのカウントとなった。今年は「より良い」状況であろうと期待していた。ところが、他の大会では「定員割れ」などの情報が入って来た。2022年は完全復活の年を期待していたが、コロナ禍が長過ぎたのだ。練習不足はまだ良い。完全に離れてしまった人もいるようだ。
昨年以上に厳しい条件の中でのカウントとなった。そんな状況の中、選手の使用するバイクから読み解くことはできたのだろうか。
2022 SAINOKUNI Bike “ GERONIMO ” Count

GERONIMO COUNTは2015年からスタートし8年目に入った。バイクカウントは、元々コナで30年以上行われ、その使用率が話題となっていた。同様のカウントではあるが、「その先」が知りたかった。例えば、コナという最高の舞台でも実際の「選手層」は幅広い。エイジでのハンデはあるが、やはり「SUB10」で使用されるバイク、本当に速い選手が乗るバイクは何か?サーヴェロのシェアはダントツトップだが、人気のあるモデルは何か?など、もっと突っ込んだ「本当のこと」が知りたい。また、ワンバイやハイハンズなどトレンド以前の「兆し」も発見したかった。そんなカウントだ。
Traiathlon GERONIMO「Journal – Race Report」
| 順位 | ブランド | 使用台数 | 使用率 |
| 1 | SPECIALIZED | 66 | 18.5% |
| 2 | cervelo | 51 | 14.3% |
| 3 | TREK | 24 | 6.7% |
| 4 | ceepo | 19 | 5.3% |
| 5 | FELT | 17 | 4.8% |
| 5 | GIANT / Liv | 17 | 4.8% |
| 7 | cannondale | 15 | 4.2% |
| 7 | MERIDA | 15 | 4.2% |
| 9 | CANYON | 13 | 3.6% |
| 10 | PINARELLO | 11 | 3.1% |
| 11 | KUOTA | 9 | 2.5% |
| 12 | BIANCHI | 8 | 2.2% |
| 12 | BS / ANCHOR | 8 | 2.2% |
| 14 | BMC | 7 | 2.0% |
| 15 | ARGON18 | 5 | 1.4% |
| 15 | GUSTO | 5 | 1.4% |
| 15 | SCOTT | 5 | 1.4% |
| 18 | COLNAGO | 4 | 1.1% |
| 18 | GIOS | 4 | 1.1% |
| 20 | LOOK | 3 | 0.8% |
| 20 | QR | 3 | 0.8% |
| 20 | RIDLEY | 3 | 0.8% |
| 23 | carerra | 2 | 0.6% |
| 23 | cinelli | 2 | 0.6% |
| 23 | corratec | 2 | 0.6% |
| 23 | GARNEAU | 2 | 0.6% |
| 23 | ORBEA | 2 | 0.6% |
| 23 | Wilier | 2 | 0.6% |
| 29 | ANTARES | 1 | 0.3% |
| 29 | ARAYA | 1 | 0.3% |
| 29 | ASTER | 1 | 0.3% |
| 29 | BH | 1 | 0.3% |
| 29 | boardman | 1 | 0.3% |
| 29 | BOMA | 1 | 0.3% |
| 29 | CSK | 1 | 0.3% |
| 29 | DEROSA | 1 | 0.3% |
| 29 | DIMOND | 1 | 0.3% |
| 29 | HARP | 1 | 0.3% |
| 29 | HEAD | 1 | 0.3% |
| 29 | KESTREL | 1 | 0.3% |
| 29 | MEKK | 1 | 0.3% |
| 29 | NEILPRYDE | 1 | 0.3% |
| 29 | QUARK | 1 | 0.3% |
| 29 | TAOKAS | 1 | 0.3% |
| 29 | VAN RYSEL | 1 | 0.3% |
| 29 | VENTUM | 1 | 0.3% |
| 29 | VOTEC | 1 | 0.3% |
| 不明 | 2 | 0.6% | |
| 未確認 ※ | 12 | 3.4% | |
| 47社 | 合計 | 357 | 100.0% |
※未確認が3%を超えている。入口以外から入った選手がいたのかもしれない。
Counted by Triathlon GERONIMO
≪概況≫
まず、スペシャライズドは、国内であれば「どこの大会でも1位」というイメージが強くなっている。昨年に続き、1位をキープしていた。ただし、台数が85台から66台へと大きく落としている。その分、サーヴェロが戻っているという感じだろうか。ともにトライアスロンのニューモデルが出ているわけではなく、状況に変わりはない。「ワンツー」のライバルメーカーであるということは変わらないだろう。それぞれのメーカーに乗る選手が全てトライアスロンモデルを使用するわけではないが、ニューモデルのリリースは、「トライアスロンの強いイメージ」を抱かせるのだ。
3位トレック、4位シーポもトップ2の予備軍であり、大会によっては2位以上も特別なことではない。そこに次ぐのが5位フェルトとなるだろう。フェルトはニューIAの国内発表を控えていて、コロナ禍で遅れていた最後のメジャーブランドとも言える。すでに、海外ではリフやカリーの実戦投入で露出されていたり、本国サイトではすでに発表されている。そして、先月のセントジョージIRONMAN世界選手権では女子ウィナーズバイクとなっている。ややスタートがぼやけてしまったが、国内での正式リリースが待ち遠しい。
そして、同率5位のジャイアントを始め、それ以降のブランドはキャニオンを除き、ロード色が強いブランドとなっている。その中でも注目となったのが、メリダで、トップ10入りによって勢力図を変えている。8台だったメリダは倍近い使用台数となり、一気に7位となっている。また、国内ではキャニオンの伸びが今ひとつとなっているが、最高峰となるKONAでは確実に伸びて来る最注目株の一つであることは間違いない。
今後注目すべき観点として、「ロードバイク」の充実や伸びに注目したい。ただし、ロードバイクであれば何でも良いわけではない。「トライアスロン適正」の高いロードバイクがリリースされることが必要となる。シートアングル、ヘッドレングス、設定剛性、直進性など、明確なポジションの違いから乗り味まで、いかにトライアスロンに「寄せられているか」ということになる。
◆◆◆
気をつけなければ行けないのが、これからの結果は「今」ということであり、今後は分からない。バイク全体で見れば、最高に人気が出た翌年も同様とは限らない。つまり、不動の地位はないということだ。
トライアスロンの場合、過去その順位が大きく変わることはなかった。それはトライアスロンへ注力するメーカーが限られているからだ。ただ、これまで不動の地位として来たサーヴェロでも分からない。各社凌ぎを削り、更なる高みを目指している最中だ。

≪スペシャライズド連覇≫
今年の1位も、スペシャライズドだった。このカウントにおいては、KONAではサーヴェロだが、国内ではスペシャライズドのイメージは定着したと言えるだろう。今回の66台中1/3以上の一番人気となる24台は現行SHIV。2018年のローンチから4年目となるが、その魅力とは何だろうか。
競技上で言えば、エアロダイナミクスの高さと軽量性、そして、扱い易さのポイントが高い。その扱い易さとは2点。一つは、フィット性で、DHポジション、そして、もう一つは、べースバーが重要となっている。
DHバーは元よりだが、トライアスロンにおけるベースバーポジションは極めて重要となる。昔であれば、オマケとも言える「ブルホーンバー」だが、長距離となるトライアスロンでは、少なくとも30%程度はテクニカルやアップダウンが含まれているのではないだろうか。つまり、30%はベースバーを持つことになるわけだが、そこに注力しているメーカーはまだまだ少ない。可変型のベースバーは同時に「パッキング」も容易にしてくれた。これはエイジユーザーにとっては理屈抜きにその扱い易いさを感じる。エイジユーザーにとっては優先順位は高いのではないだろうか。
2位のサーヴェロは、昨年同様の2位ではあったが、使用台数は35台から51台へと大きく伸ばしている。サーヴェロの人気は、「トライアスロン色」の強いことになるだろう。それはやはりKONAの実績から来ている。2005年のカーボン製P3、2012年のP5デビュー、2016年のP5Xの衝撃的なローンチなど、時代を先取りして来た。それは他社の開発へ多大な影響を与えたのだった。
3位のトレックは、昨年5位から上がっている。ただ、トライアスロンバイク比率は低いため、今後に期待がかかっている。昨年11月に正式ローンチとなったニューSpeedconceptは、必ず救世主となるはずだ。先月開催のセントジョージIRONMAN世界選手権でもエイジ選手によって多く使用されていた。4月の石垣島でも2台の確認に留まっていたが、今年のコナでもやはり注目モデルの一台となっている。
≪TOP10シェア≫
| 大会 | 年度 | 総台数 | TOP10台数 | 使用率 |
| 彩の国 | 2022 | 345※ | 248 | 71.9% |
| 彩の国 | 2021 | 320※ | 243 | 75.9% |
※未確認除く
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TOP10ブランドの動きが見られた。昨年より4ポイントも落ちていた。このデータは、トップ10ブランドにどの程度人気が集中しているかを示すものだ。ただ、他の大会と比較すると昨年が極めて高かったため、大きく落ちたように見えている。特に良い悪いではなく、使用されるバイクメーカーの分散傾向を示しているわけだ。これは後述に出てくるトライアスロンバイクとロードバイクの比率も大きく関係していると見られる。トライアスロンバイクをリリースするメーカーは限られているためで、生産するメーカーが多い「ロードバイク」への志向が高まる傾向とそのロードバイクの選択肢が多いことによるだろう。
【トライアスロンバイク使用率】

GERONIMO COUNT当初より、注目観点としてチェックしていた。これは、トライアスロンバイクが増えることが良いこと、としていたためなのだが、果たして、トライアスロンバイク比率が高まることが良いのか、否か、考えなければ行けない。
トライアスロンバイクはデビュー後1〜2年程度で購入する選手が多いように感じる。これはレース距離との関係性が高く、ミドル出場をターゲットにした頃からそのことが気になって来る。ODよりは遥かに長いミドルではトライアスロンバイクが良いのではないのか。
トライアスロンバイクは簡単な乗り物ではない。前提として、DHバーのパッドがサドルより低くセットされ、先頭的なポジションとなっている場合だが、トライアスロンバイクは、「ピンポイントポジション」であり、「遊び」がない。つまり、練習の賜物として、作り上げたポジションで乗るバイクということが基本となるからだ。
逆に言えば、そこを極めたい。「人車一体」となるべく、徹底したバイクトレーニングの先には最高のライドフィールが待っている。そこにたどり着くことは簡単ではないが、占めるウェイトの大きなバイクパートだけに、体得すれば、絶大な力となり、レースパフォーマンスが高まる。バイクはランへの繋ぎの種目だ。コントロールした走りを持ってランでのパフォーマンスが上がる。つまり、バイクだけ速くても意味がない。そこにはバイクでの「余裕」が必要になる。
そして、トライアスロンバイクは憧れだ。どうであれ、あの美しいフォルムのバイクに乗りたい、そんな風に思う選手は少なくはずだ。であれば極めてみよう。
| 大会 | 年度 | 台数 | Tri | 比率 | Road | 比率 | 距離 |
| 彩の国 | 2022 | 345 | 147 | 42.6% | 198 | 57.4% | ミドル・ショート・ミニ |
| 彩の国 | 2021 | 320 | 143 | 44.7% | 177 | 55.3% | ミドル・ショート・ミニ |
Counted by Triathlon GERONIMO
結果は2ポイント程ロードバイクが増えていた。ビギナーが増えたのか、ロードバイクで走る傾向が増えたのか、まだ兆しレベルではあるが、前述の通り、トライアスロンバイクが増えることが正しいとは限らない。ポジション的に余裕の出るロードバイクでパフォーマンスが上がっているかが重要だ。ちなみにこの40%を超える結果はどちらと言えばトライアスロンバイク傾向は高め、と言える数値となる。
【新型率】

昨年2021年の取材再開後、最大の注目となるのが、「ディスクブレーキ」だった。ただ。ディスクブレーキありきではない。ディスクブレーキ仕様のバイクは、「新型」であり、まさに「今の人気」を示す一つの指標と観ることは否定できないと思う。ディスクブレーキ化は、早いメーカーでは2016年モデルから、遅いメーカーでは2020年モデルとなり、2018年あたりがその元年と言える。そこから数えるとコロナ禍があったものの4年目となるため「新型のカテゴリー」と言えるのはあと1年くらいまでだろう。
ただ、2022年もその前提が難しい。新型を購入するということは、デビューする人か、ある程度(3~7年)使用した人の買い替え、ミドル以上の挑戦(デビュー後、1~2年後)によりロードに加え、トライアスロンバイクの買い足しなどが考えられる。昨年は、コロナ禍、新型リリース待ち、デリバリー遅延などが前提となった状況だった、今年は、不出場の傾向が見られる。出場という最高の「モチベーション」がなければ新規購入はしない。
| 年度 | 台数 | Disc | 比率 | Rim | 比率 | ||||
| Tri | Rd | 合計 | Tri | Rd | 合計 | ||||
| 22 | 345 | 60 | 52 | 112 | 32.5% | 87 | 146 | 233 | 67.5% |
| 21 | 320 | 44 | 42 | 86 | 26.9% | 99 | 135 | 234 | 73.1% |
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最高の結果だったと思われる。昨年を多く上回り32.5%となった。不出場の傾向とは述べたが、十分モチベーション高く、集まってくる大会もあるということになる。
そもそも「ディスクブレーキ」は必要なのか、数年までに議論されたことだ。全ては安全性と考えている。ブレーキだけでなく、その前に行なわれていたのが「ホイールの強化」だった。路面と接しているのはホイールであり、制動力はブレーキだけではなし得ない。その意味では、より安全性の高まったバイクが増える傾向にもあるということはとても大切なことなのだ。
【DHバー装着率】

最後に、DHバーの装着率となるが、これも「トライアスロンバイク比率」のように多いことが良いと考えていたが、DHバー非装着がトライアスロンビギナーと考えた場合、この比率が高まることは将来的に極めて望ましいと言えるだろう。
ただ、懸念事項もある。バイクは危険性が伴うため、走行スキルについて大会側、選手側、双方からの意識を高める必要がある。キープレフト、ドラフティング、コーナー進入時の減速のタイミング、そして、係員やマーシャルの指示に従うなど、選手層の幅が広くなればなるほど、その徹底が難しくなってくる。
| 大会 | 年度 | 台数 | 装着 | 比率 | 非装着 | 比率 |
| 彩の国 | 2022 | 345 | 268 | 77.7% | 77 | 22.3% |
| 彩の国 | 2021 | 320 | 254 | 79.4% | 66 | 20.6% |
Counted by Triathlon GERONIMO
結果は増えていた。2ポイント近く「DHバーなし」のバイクが使用されていた。必ずしもビギナーとは限らないが、参加者が増え、その比率にビギナーが入っている、ビギナーが選んだ大会という見方をすればこの上ないだろう。
ただ、いつまでもDHバーなしではダメだ。まずはインドアで慣らし、実走で「バランス感覚」を掴む。練習ゼロで、レースでいきなりDHポジションなどあり得ないということだ。選手本人ばかりでなく、周囲にも迷惑をかけてしまう。
そして、上手くその感覚に慣れれば、最高の走りに近づける。更に慣れたらトライアスロンバイクも待っているということだ。

【最後に】
選手層も広く、良い大会だった。トップ選手のパフォーマンスも高く、走り込んだ上でのポジション、セッティングなども多く見られた。一方で、これから楽しむ選手なども多く、簡単ではなかったと思うが、安全な開催となっていた。
バイク機材に絶対はない。ショップと相談し、現在のパフォーマンス(レース結果やTTなど)からベターと思われるバイクをピックアップしてもらうなど、自身を預けるバイク選びは慎重に行きたい。
その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=40294
「必ずしもトライアスロンバイクではない。」

トレックより、愛車を保護する自動車のようなコーティングのサービスが始まった。
自動車で実績あるKeePerコーティングとのコラボによって実現しているものだ。長時間のレースで、汗、サプリメント、そして、紫外線などで、汚れや傷みが激しいトライアスリートのバイクには必須とも言えるだろう。
バイクフレームにコーティングするという考え方は以前もあったが、耐久年数が3年間ということに驚かされる。
以下、メーカーNewsとなる。
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トレック・ジャパン株式会社は、自転車業界で初めてKeePerコーティングの販売を全国25店舗の直営店にて開始いたします。
自動車への年間コーティング施工台数約300万台の実績を誇る「KeePer 技研株式会社」により開発された自転車へのコーティングサービスとなります。汚れを防止するだけでなく、長期間のツヤをご提供するKeePerコーティングをトレック直営店にてぜひお試しくださいませ。

≪トレックEXキーパー≫
≪ECO+ダイヤモンドキーパー≫
≪ダイヤモンドキーパー for Bicycle≫
トライアスリート御用達、プロファイルのDHバーがアップデートされている。
エクステンションの形状としてはすでにラインナップされているものだが、カーボン製となり、軽量化が施されている。エクステンション部のみではあるが、その軽量化は約半分となっており、重量化となるDHバーをより扱い易いものとしている。そして、4タイプの形状全てに合わせてラインナップされている。
これら後付けができるクリップオンタイプはビギナーの使用も多いだろう。また、ビギナーでなくても今ひとつ良く分からないというトライアスリートも少なくないだろう。DHバーはやはり「トライアスリートの象徴」であり、走りは元より、セットすることで、大きく気分も変えてくれる特別なアイテムだ。
DHバーを初めてセッティングする時の注意点は2点。一つは、DHバーそのものの選び方だ。そして、もう一つはフィッティングとなる。
≪DHバーを選ぶ≫
まず、DHバーもサドル同様に考えてほしい。サドルに違和感を感じ、一つか二つ、変えてみたという人は少なくないはず。やはり、体重がかかり、その違和感を感じ易い。DHバーも同様で、腕が座るサドルのようなものなのだ。エクステンションの形状、パッドの形状など、直接触れる部分のフィット性は良いか。次に、エクステンションの形状はメーカーやモデルによっていくつもあるが、「どこ」を握るのか、それが決まれば、あとは握る部分とパッドの「距離」が好みにセットできるDHバーであるかどうかによる。
その距離こそが極めて重要となる。良く見かけるのが、DHバー単体を購入して自身でそのまま取り付けているケースだが、多くのメーカーが「長過ぎる」状態となっている。これはカットは必須であり「大前提」となっているということなのだ。前述の距離を合わせるためには、日本人サイズで言えば、大幅にカットが必要となる。距離はエクステンションを下げれば合わせられるが、下げた分だけ後方に飛び出し、ダンシング時などに脚に当たり、危険な状態となっていまう。
つまり、この調整(カット)は、2段階が理想と言えるだろう。馴染んだらカットではなく、最初の状態は異様に長過ぎるため、まず、ショップと話し合い、第1段階のカットをする必要がある。それは人によっては10cm以上となることもあるだろう。そして、第2段階として1~2cm程度のカットとなる。また、フライトコントロール(DHバー先端の変速)なのか、否か、フライトでもDi2とワイヤー式のバーコンではまた違ってくる。そこまでシビアとなるのが、DHバー自体のセッティングなのだ。
≪バイクフィッティングと3つ目のポジション≫
前述ではもの選びであり、「DHバー内のフィッティング」と言い換えることもできるだろう。次はその DHバーとバイクを合わせなければいけない。順番で言えば本来はこちらが先だ。バイク全体のフィッティングにDHポジションをどのように合わせるのか、その具現化が可能となる「もの選び」が必要になるということなのだ。
ロードバイクにそのまま一般型(ドラフティングレースで使用する極端に短いDHバーではなく)を取り付けるとDHバーが遠過ぎてしまう。つまり、サドルの前後位置(実際のシートアングル)が関わるのだが、ロードバイクでは限界となる可能性がある。
ここで考えるべき、大前提のフォームとは、大きくは2つ、そして、昨今では、3つと言えるだろう。大きくは、DHポジションのためのシートアングルが立ち、ハンドル位置が低い「トライアスロンバイク」、もう一つはシートアングルが一般的(寝ている)ロードバイクだ。そして、3つ目となるのが、ロードバイクの「トライアスロン仕様」で、DHバーを付けたロードだ。この3つ目こそが、昨今の現実的に多く取られているポジションだ。
ロードに一般型のDHバーを付けると遠過ぎてしまうと述べたが、これはサドルとハンドルの落差に大きく関係している。トライアスロンバイクのDHポジションをロードバイクに再現するとどうなるのか。仮に170cmくらいの選手であればサドルを通常位置より5~8cm程度を前方に座り、ドロップハンドルの上面に直接腕を乗せる。やや荒っぽいが、概ね「トライアスロンバイクのDHポジション体験」ができる。お尻がや腕が痛かったり、サドルが少し低い状態にはなるがイメージは湧くだろう。ロードバイクとの明かな違いが体験できる。
そして、ここでは3つ目の「中間的」とも言えるロードバイクのトライアスロン仕様の提案となる。DHバーをそのままドロップハンドルに付けると位置が高く、今までは「(競技上の)理想ではない」としていたが、選手それぞれの目標設定は様々な中で、DHバーの位置が高いことで、サドルは前方にセットしなくても、違和感の少ないDHポジションが可能となる。まずはここから始めて見ることも良いのではないだろうか。
もちろん、パワー(スピード)の出るフォームではないが、選手によっては無理ないフォームこそ、パフォーマンスの安定により、その選手内では、良い結果につながることは十分考えられる。難しく伝えてしまったかもしれないが、「トライアスロン」を考える中で、必要なことでもある。
以下、メーカーNewsとなる。
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エクステンションバーラインナップの最大の目的は、「よりパワーを発揮したい」「リラックスしたライディングフォームを保ちたい」「エアロダイナミクスに優れるフォームを手に入れたい」などの、ライダーによって異なる理想のポジショニングの要望に応えることです。新たに登場したSLCシリーズは、これまで同様プロファイルデザインの優れたエルゴノミクスを備え、様々なライダーの厳しい要望にしっかりと応えるラインナップとテクノロジーを有し、さらに軽量なカーボンを使用する事で、従来モデルのエクステンションより約半分もの重量を削減したハイパフォーマンスモデルです。
SUPERSONICブラケットは、新世代のエアロバーブラケットとしてリリースされた最初の製品であり、最高峰のモデルです。これまでのブラケットに比べ調整が容易で、フィット感の調整幅も大きくなっています。
ERGO+アームレストとの組み合わせによって、業界トップクラスの快適なライドフォームを実現しています。SLC(SUPER LIGHT CARBON) シリーズの登場により、ほぼ全てのライダーにプレミアムな選択肢を提供するエアロバーシリーズが完成しました。
35SLCエクステンションは、35°のスキーベンドシェイプを提供します。これにより少し手首の位置が低いハンドポジションを作り出します。

SUPERSONIC/ERGO+/35 SLC(エアロバーキット)ブラケット:SUPERSONIC
アームレスト:ERGO+ / 10mmパッドクランプ径:31.8mmアームレスト幅:124~290mm(18.5mm刻み)※エクステンション幅が100mmの場合アームレストオフセット:-85~-17.5mm(15mm刻み)アームレストスタック:最小58.5mm(70mmまでのライザーに対応)
税込定価:¥35,900-
35 SLC エクステンション(エクステンション単体)全長:400mm
アングル:35°ライズ:80mm(bottom to top)素材:カーボンファイバー重量:138g(ペア)
税込定価:¥19,600-
43SCLエクステンションは、「リスト・リリーフ・スタイル」と呼ばれるエクステンションに腕を沿わせることができる曲げをもち、手首の快適性を犠牲にすることなく、エアロダイナミクスを向上させることを目的としています。
また、43度というグリップ角度は、多くのアスリート達とのテストに基づき決定されています。

SUPERSONIC/ERGO+/43 SLC(エアロバーキット)
ブラケット:SUPERSONICアームレスト:ERGO+ / 10mmパッドクランプ径:31.8mmアームレスト幅:124~290mm(18.5mm刻み)※エクステンション幅が100mmの場合アームレストオフセット:-85~-17.5mm(15mm刻み)アームレストスタック:最小58.5mm(70mmまでのライザーに対応)
税込定価:¥35,900-
43 SLC エクステンション(エクステンション単体)
全長:400mmアングル:43°素材:カーボンファイバー重量:142g(ペア)
税込定価:¥19,600-
4525SLCは、ロワーセクションが45°、アッパーセクションが25°で、アッパーセクションは7.5mmオフセットされ横方向へのシフトが可能なエクステンションです。これによりライダーは、低く短いリーチポジションと、手を高く伸ばしエアロダイナミクスを追求したアグレッシブなポジションのどちらも選択することができます。

SUPERSONIC/ERGO+/4525 SLC(エアロバーキット)
ブラケット:SUPERSONICアームレスト:ERGO+ / 10mmパッドクランプ径:31.8mmアームレスト幅:124~290mm(18.5mm刻み)※エクステンション幅が100mmの場合アームレストオフセット:-85~-17.5mm(15mm刻み)アームレストスタック:最小58.5mm(70mmまでのライザーに対応
税込定価:¥35,900-
4525 SLC エクステンション(エクステンション単体)
全長:400mmアングル:45° / 25°素材:カーボンファイバー重量:139g(ペア)
税込定価:¥19,600-
50SLCエクステンションは、50°のスキーベンド形状に片側7.5mmのオフセットを持たせています。手首の角度をニュートラルにし、グリップ幅を微調整することが可能です。

SUPERSONIC/ERGO+/50 SLC(エアロバーキット)
ブラケット:SUPERSONICアームレスト:ERGO+ / 10mmパッドクランプ径:31.8mmアームレスト幅:124~290mm(18.5mm刻み)※エクステンション幅が100mmの場合アームレストオフセット:-85~-17.5mm(15mm刻み)アームレストスタック:最小58.5mm(70mmまでのライザーに対応)
税込定価:¥35,900-
50 SLC エクステンション(エクステンション単体)
全長:400mmアングル:50°素材:カーボンファイバー重量:140g(ペア)
税込定価:¥19,600-

7.5mm lateral shift
43SLC、4525SLC、50SLCが持つグリップ部分の「7.5mmオフセット」は、グリップスペースを確保したり、エアロダイナミクスの向上などライダーのポジションや好みに合わせて調整する幅を拡張します。
SLCエクステンションには、別売の「AEROPORT」を装着することにより、シマノ Di2 EW-RS910ジャンクションボックスとBT-DN110バッテリーを内装することが可能になり、バッテリーの配置とフレーム内のケーブルの取り回しがより簡単かつ確実にすることができます。また、一般的なエアロバーのように EW90ジャンクションボックスに見られるようなケーブルの乱雑な配置や、ステムやフレームにジャンクションボックスを隠す必要がありません。



AEROPORT RS-910 アダプター
アダプターは外径22.2mm、内径19.4mmのプロファイルデザイン製アルミエクステンションとSLCカーボンエクステンションに対応し、以下のDi2パーツに適合するよう設計されています。
・シマノ EW-RS910ジャンクションボックス・シマノ BT-DN110 内蔵バッテリー・シマノ EW-SD50エレクトロニックケーブル
税込定価:¥4,450-

毎年6月頃から翌年モデルのメーカー展示会が開催されている。その入荷は早ければ8月、多くは、11月前後に入荷となる。遅いと年明け3月頃の入荷もある。その間、メーカーから様々な情報が発信される。それらを中心にMONO情報をアップすることになる。各メーカーの比較などは、11月以降となるだろう。翌レースシーズンを考慮すると、12月中には、使用バイクやその他の機材、用品を決定できることが理想となる。
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【メーカーNEWS】新型ENVILIV ADVANCED DISC発表 【メーカーNEWS】Trek unveils new madone
【17Newモデル情報】FELT NewModel Exhibition 2017
【17Newモデル情報】 KARHU 100th anniversary
【cannondale】 CYPHER AERO 【OAKLEY】 EVZERO PATH / RANGE
【メーカーNEWS】 フルモデルチェンジしたDomane SLRを発表 トレックNewDomane発表
【16Newモデル情報】PEARL iZUMi fall/winter 2016 【メーカーNEWS】 カンチェラーラ スペシャルカラーが新登場!
【メーカーNEWS】 エイ出版新刊案内「トライアスロンバイクギア完全ガイド」 【RIO GRANDE Presentation】 Deda ELEMENTI
第1回サイクルパーツ合同展示会
【LIV】 AVOW ADVANCED PRO1 【SPECIALIZED】「2016年トライアスロンシーズン」(シューズ編)

昨年に続き、無事開催となった彩の国トライアスロンは28年目の歴史ある大会だ。毎年6月の第1週に開催され、気温、水温など初心者でも安心して参加できる時期となっている。ただ、梅雨入りが微妙なタイミングのため、唯一気になるのだが、そればかりは仕方がない。
当日の天候は恵まれた。朝5時、雲は厚く、程なくして小雨が時折パラつく状況となった。しかし、開会式の頃には、晴れ間がのぞき、眩しい朝陽に包まれて行った。その後は完全に晴れて、やや風はあったものの最高のコンディションの中で大会は行われたのだった。
そして、特筆すべくはリピーターが多いことだろう。それによって、エントリー数も安定している人気大会と言える。規模としては、500名以下の小規模大会となるが、かかる手間は変わらない、より準備も大変となる中で、行き届いた運営がリピート率を高めているのだと感じる。
この2022年は、定員割れの大会の話も聞こえてくる。やっと再開となった2022年だったが、コロナ禍が長過ぎた。目標大会を見失い、モチベーションも下がってしまったのではないだろうか。そんな中の開催で昨年より参加者も増え、完走率も上がっている。選手たちは、彩の国をターゲットにして、モチベーション高く、トレーニングを積んで来たという証ではないだろうか。
2023年に向けて、国内大会も完全復活するために繋げて行きたい。
■Sainokuni Triathlon

≪最短にまとまった動線の会場作り≫
彩の国の良さの一つに会場がコンパクトにまとまっていることが挙げられる。まず競技上で見た場合、スイムアップ後、目の前にバイクトランジットがあることはこの上ない環境と言える。他の大会では数百メートル離れていることも珍しくない。スイム会場とバイクトランジットの位置関係が大会によっては制限があるということなのだ。その点でのポイントは高い。また、駐車場が近いことも選手には嬉しい。観戦上から見ても、1箇所で応援しやすい環境となっている。
≪安心して参加できる老舗≫
彩の国トライアスロンは、国内屈指の老舗大会。1995年に「彩の国トライアスロンin北川辺」として始まっている。北川辺町は現在の加須市だ。創設から28年目を数えた歴史ある大会で、関東のトライスアリートにとってはお馴染みなのだ。タイプ設定、コース設定などを幅広い選手層に対応していることが特長で、交通アクセスの良さも含め、行き届いた大会となっている。それらを長年続けて運営は、大きな安心感を生んでいいる。
■Course

【Swim】A: 2.25 / B: 1.5 / C: 0.75 km
10名づつのローリングスタートで、基本的にフラットな遊水池を泳ぐ。レイアウトは、真っ直ぐ泳ぎ、戻る1周750mを周回する。
【Bike】A: 72 / B: 43 / C: 21.6 km
フラットな高速コース。2箇所90度コーナーがあるものの、ほぼDHポジション走行となる。道幅も広く、走り易いコースだが、DHポジション走行がカギとなる。
【Run】A: 15 / B: 10 / C: 5 km
一部土手の登り下りがあるものの、ほぼフラットでペースが掴み易いが、単調なコースとなるため、集中力が問われる。
■Race
【Swim】

≪イージーながら、基本動作は必要となるスイムコース≫
レースは距離の短いCタイプからスタートとなり、続いてB、Aの順番で10名ずつ、10秒ごとのローリングスタートとなる。1周750mをそれぞれ1周、2周、3周泳ぐが、BとAは周回時に一度上陸し、次の周回に入る。
コースは、真っ直ぐ泳ぎ、戻ってくる単調なコースなのだが、意外とスムースには泳がせてくれない。コースアウトする選手も少なくないため、ライフセーバーが叫んでいる。ブイ内側を泳いだため、一度戻され、泳ぎ直しとなっている選手もいる。
真っ直ぐ泳ぐことの難しさを痛感した選手も少なくないだろう。折り返しのブイはオレンジ色の四角錐で特大と言うわけではないため、確認は小まめなヘッドアップが必要になる。ただ、頻繁にヘッドアップをするわけにも行かない。コースロープもあるが、僅かに流れがあるのか、湾曲していて、真っ直ぐではない。
「ベタナギで真っ直ぐ泳ぐだけ」とイージーなイメージだけで侮ってはいけない。やはり基本動作となるヘッドアップや左右呼吸など、「オープンウォーター」であることを今一度理解して、対策を講じる必要がある。











【Bike】

≪優しくもあり、厳しくもあるバイクコース≫
コースの特性は、大きく二つの面を持っている。一つは、オールフラットでビギナーも安心して走れるということ。もう一つは、徹底したDHポジション「専用コース」であるということだ。
前者からの安心感は大きいだろう。大会を選ぶ時に、その難易度を測る物差しとして「どんなバイクコース?」と話題になることが一般的だ。もちろん好みもあり、テクニカルでアップダウンのあるコースが面白いと感じるバイク強者もいるだろう。そして、後者だが、実はここに面白さと厳しさがある。
Aタイプの場合、72kmとなるが、90度コーナー2箇所以外はDHポジションが可能であり、その比率は、70km以上、99%以上となる。その特性は、様々な「活用」が期待される。単独走行となるトライアスロンでは、やはりDHポジションが必要不可欠、たまにDHではなく、DHこそが「基本姿勢」となるからだ。そのため、このコースでは「DHポジションの練習」にもなるコースということが言える。
今回の平均タイムを見ると2時間から2時間半という長い時間の走行となっている。インドアのローラー台でもDHポジションは取れるが、その時間を練習するのは簡単ではないだろう。そして、バイク走行は「バランス」と「推進力」の二つの運動を行っているわけだが、固定され過ぎたローラー台では、実走でのリアルなバランス感覚を意識することは難しい。しかしながらロングの大会では、宮古にしても佐渡にしても、軽く100km以上はDHポジションを取ることになる。つまり、必須でありながらリアルに練習できる環境は極めて少ないと言えるのだ。
大会を練習に、と言うのは失礼な言い方となるが、「ロングのための練習」と言う位置付けは、少なからずあるだろう。その点においても極めて有効的なコース設定であると言うこと。
そして、そのDHポジションを取り続けることは簡単ではない。前述からすれば、練習が先か、大会が先か、という話になってしまうが。「ピンポイント」となるDHのフォームで走り続けることは「練習の賜物」と言い換えることができる。DHでの動き(余裕)は精々5~10cm程度の前後動のみだ。(サドルの先端に座っているように見える状態で10cm近いだろうか)悪く言えば「窮屈」なポジションでもある。
そんなDHポジションではあるが「体得」してしまえば、この上ない走りが可能となる。昔の話になるが、琵琶湖(80~90年代のアイアンマンジャパン)の通称てっぺん坂を走るトップ選手の中にはDHで上る選手もいた。エアロダイナミクスではなかった。もちろん基本はエアロなのだが、「出力」しやすいフォームであると言うことなのだ。そのことを無意識のうちに感じ「DHポジションが好きになる」と言う流れは少なくない。気が付いたらDHを取っていると言う「板についた」感じだ。今コースでも橋となるところは坂とは言えない僅かな起伏があるが、当然DHで走るレベルであり、それが無意識のうちにできていることが、それを極める第一歩だろう。
いずれにしてもこの彩の国のコースは「トライアスロンらしい」バイクコースであり、3種目全体も大切だが、DHが何%取れたのか、そして、どんな走りだったのか、バイクの「内容」を分析することで、次への課題も見つかるのではないだろうか。
そして、バイクも大事だが、最終的には、ランが走れるバイクができたかどうかと言うことに尽きる。














【Run】

≪楽しみながら、頑張り、考えながら走るランコース≫
笑顔を見れれば、険しい表情も見ることができる。選手一人一人のレースが展開されている。やはり、最後のランはきつい。いかに集中力を高め、維持できるのか、どういう戦略を立てるのか、ランは難しい。
1周2.5kmを周回する90%以上フラットなコース。序盤は後ろ姿しか見えない一方向、中盤はコースの折り返し前後の800m程度は対面、終盤はまた一方向となる3つのエリアから構成されるコースだ。中盤の対面のエリアでは何を感じながら走っているのだろうか。仲間で参加している選手は声を掛け合っている。また、ライバルとの差を確認している選手もいるだろう。
単調ながらも3つのエリアで気持ちを切り替えることで、集中力の維持に繋げることができるのではないだろうか。序盤は自身のペースに近いパックに入り、中盤で自身のポジションを確認し、終盤で調整をする。その繰り返しとなる。
いずれにしても晴れれば暑い。まだまだシーズン序盤だけのその対策も必要となるだろう。








【Finish Line】

いつでも、どんなレースでもフィニッシュラインはいい。
誰でも最高の表情を見せてくれる瞬間は、選手だけではなく、周りも嬉しい気分にさせてくれる。頑張っている人の姿に理屈はいらないということだろう。
そして、この最高の瞬間は選手だけで作れるものではない。多くの人々、みんなで作り上げた感動なのだろう。














Congratulations !
■Award

毎回盛り上がる表彰式。
まだ、表彰式を開催していない大会もあるが、彩の国ではしっかりと1時間開催している。表彰式会場は、バイクトランジットのあった広いオープンスペースで、選手間も十分なスペースが確保できる場所で開催している。
まずは、各種目の総合表彰、エイジ表彰が行われ、入賞の楯とスポンサーであるSPECIALIZEDの景品が渡される。ジャンケン大会ではSPECIALIZEDの豪華景品で盛り上がりを見せている。ジャンケン大会も含め表彰式では見慣れている光景なのだが、あらためて見ると、コロナ禍以前に戻りつつある昨今、ほのぼのとした良いひと時であることを再認識させられた。
そして、一番印象的なことは、最後まで残って、仲間と表彰式を楽しむ選手たちが多いことだった。





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■SPECIALIZED RACE DAY

今回もメインスポンサーはスペシャライズド、入賞の景品の他にジャンケン大会などでも豪華景品が提供され大いに盛り上がっていた。ツールドフランスからアイアンマン、ワールドトライアスロンシリーズなど、世界の最高峰で活躍しているメーカーで、その開発力は極めて高い。自転車の「F1」とも言えるトライアスロン、TTへの注力を積極的に行う数少ないメーカーでもある。4月の石垣島、そして、今年も彩の国ではトップシェア(※)となっている。※GERONIMO COUNTによる
■GERONIMO COUNT

バイクの「使用と仕様」から読み解くカウント。機材から観る選手の動きとなる。新型傾向となる「ディスクブレーキ」は、昨年26.9%だった。どの程度増えているのだろうか。また、参加者が経験者やベテランなのか、ビギナーなのか、選手層を確認する一つの指標となる「DHバー装着率」など、今年の彩の国の特徴、変化はあったのだろうか。機材から全てが分かるわけではないが、兆しや傾向は確認できる。
※GERONIMO COUNT http://triathlon-geronimo.com/?p=41173
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■Data

■気象(10:00時点):天候 晴れ / 気温 22.3℃ / 湿度64% / 風速 2.9m 東南東 ※熊谷地方気象台
■参加数
総エントリー数 / 最終出走者数 395/357名
完走者数 / 率 318名 / 89.1%
■レース結果(抜粋)
彩の国A 総合男子
1位 星大樹 No.143 3:14:56(S35:05/B1:43:05/R56:46)
2位 立山宏一 No.150 3:24:28(S32:38/B1:54:36/R57:14)
3位 牧野巧 No.133 3:26:16(S38:04/B1:53:33/R54:39)
彩の国A 総合女子
1位 日引華子 No.102 3:56:27(S34:25/B2:13:00/R1:09:02)
2位 高橋明美 No.117 4:02:07(S38:44/B2:10:16/R1:13:07)
3位 小口愛海 No.101 4:02:58(S38:49/B2:08:46/R1:15:23)
彩の国B 総合男子
1位 芝崎亮平 No.447 2:06:35(S23:55/B1:08:35/R34:05)
2位 渡邊駿 No.424 2:12:59(S25:33/B1:08:08/R39:18)
3位 堀井舜平 No.446 2:13:30(S27:41/B1:39:20/R34:10)
彩の国B 総合女子
1位 小山菫 No.402 2:25:15(S22:07/B1:19:25/R43:43)
2位 MihoC No.408 2:25:25(S23:17/B1:18:10/R43:58)
3位 山本侑果 No.404 2:26:09(S25:27/B1:16:53/R43:49)
彩の国C 総合男子
1位 福島旺 No.616 1:01:16(S9:11/B35:07/R16:58)
2位 高木将嗣 No.618 1:03:50(S10:17/B35:46/R17:47)
3位 柴田大輔 No.621 1:04:03(S11:28/B35:21/R17:14)
彩の国C 総合女子
1位 荻野瑛未 No.605 1:17:14(S12:20/B44:15/R20:39)
2位 沼野藍 No.601 1:24:54(S16:46/B2:45:57/R22:11)
3位 中村百花 No.608 1:25:10(S16:20/B48:12/R20:38)
彩の国C 高校生
1位 定塚利心 No.709 1:01:09(S10:11/B34:54/R16:04)
2位 倉本倫太郎 No.708 1:04:43(S10:35/B37:47/R16:21)
3位 上條琉聖 No.711 1:06:36(S10:01/B37:06/R19:29)
※全てのデータ:https://www.sainokunitri.com/リザルト/(6/5投稿にて)
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その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=40294
「今年も変わらず良いレースだった。」

パールイズミよりこの季節に必須となるレインジャケットがリリースされている。
特徴は「スケルトン」であるということだろう。下に来ているメインのジャージが活かせる仕上がりと言うことになる。雨対策はしたいが、お気に入りのジャージが見えることも重要なポイントだ。
また。レインジャケットは蒸れがちだが、袖下、脇にメッシュ素材を配し、対応している。そしてmこの時期、一時的な雨となることも多いが、コンパクトになるポケッタブル仕様も嬉しい。
以下、メーカーNewsとなる。
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株式会社パールイズミは、2022 年春夏新商品として「スケルトン レイン ジャケット」をサイクルショップやスポーツ用品 店等にて発売いたします。
「スケルトン レイン ジャケット」は、袖下と脇にムレにくいメッシュ素材を採用し、防水性能を持つ透明素材でジャージが 透けて見えるのでレースでも使えるレインジャケットです。
■商品概要
【品番/商品名】 2352 / スケルトン レイン ジャケット
【 カラー 】1. ホワイト
【 価 格 】9,900 円(税込)
【 サ イ ズ 】M, L, XL
【商品特徴】
□ 防水性能を持つ透明素材を採用
□ 小さく畳んでポケットに収納できるポケッタブル仕様(W110×H160mm)
※本製品は縫い目に目止め加工をしておりません。防水素材を採用していますが完全防水ではありません。


エリートのトレーニングデスクがリリースされている。
トライアスリートにとって重要な位置づけとなるインドアバイクトレーニング。その環境を整えるアイテムは充実の一途となる。このデスクは、エリートならではクウォリティと機能を持たせたもので、収納性や質感などこだわりの仕上がりとなっている。
以下、メーカーNewsとなる。
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TRAINING DESK(トレーニング・デスク)は、ホームトレーナーでのサイクリング・ワークアウトを、最大限に活用するため、スチールと木材で作られたサイクリング・ワークアウトテーブルです。家具であると同時にすっきりしたマルチタスクワークアウト環境を実現する理想的なツールです。


TRAINING DESK(トレーニング・デスク)
サイズ:103×56cm(ベース)、70×40cm(天板)高さ調整幅:75~120cm最大荷重:20kg
税込価格:¥46,100-
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2022彩の国トライアスロンin加須大会 SPECIALIZED RACE DAYが開催された。
6月の老舗大会「彩の国」だ。関東圏からの交通アクセス、3つのレースカテゴリー、バイクコース、そして、時期。参加しやすいポイントを押さえた大会で、特にレースカテゴリーが多いことで、幅広い競技レベルでも「みんなで」参加できる理想的な設定が魅力となっている。
梅雨入り前の最高の天気となった。天気予報では降水確率70%で、朝から小雨が降り出していた。昨年よりコンディションが悪い。この時期は仕方のない天候と諦めていたが、スイムスタート前に陽射しが差し始め、逆に徐々に強い陽射しに変わって行った。昨年より風もあり、バイクでは注意が必要となったが、何より、雨天での落車などを考えるとまずは一安心でのスタートとなった。
この彩の国は昨年のエントリー数を上回っている。昨年は、コロナ禍で他の大会が軒並み中止になる中での開催だったが、開催が安定し始めている今年も変わらず盛り上がっていた。その理由は何だろうか。
交通アクセスの良さは昨年からも伝えてきたが、この会場自体の魅力をとても感じている。レースで躍起になっていると見えないこともあるかもしれないが、見渡して見れば、近場にある「リゾート」でもある。そして、行き届いた運営にあると思う。STUのまとまりあるアットホームな運営は選手にも伝わっているだろう。事故やトラブルなどもなく、楽しいひと時を過ごせる大会となっている。
また、バイクメーカーであるスペシャライズドがスポンサーとなっていることも、否応なしに雰囲気を盛り上げてくれている。
取り急ぎのレース結果の報告となる。






今回もメインスポンサーはスペシャライズド、入賞の景品の他にジャンケン大会などでも豪華景品が提供され大いに盛り上がっていた。ツールドフランスからアイアンマン、ワールドトライアスロンシリーズなど、世界の最高峰で活躍しているメーカーで、その開発力は極めて高い。自転車の「F1」とも言えるトライアスロン、TTへの注力を積極的に行う数少ないメーカーでもある。4月の石垣島、他のレースでもトップシェア※となっている。
※GERONIMO COUNTによる
【レース結果】(抜粋)
■彩の国A 総合男子
1位 星大樹 No.143 3:14:56(S35:05/B1:43:05/R56:46)
2位 立山宏一 No.150 3:24:28(S32:38/B1:54:36/R57:14)
3位 牧野巧 No.133 3:26:16(S38:04/B1:53:33/R54:39)
■彩の国A 総合女子
1位 日引華子 No.102 3:56:27(S34:25/B2:13:00/R1:09:02)
2位 高橋明美 No.117 4:02:07(S38:44/B2:10:16/R1:13:07)
3位 小口愛海 No.101 4:02:58(S38:49/B2:08:46/R1:15:23)
■彩の国B 総合男子
1位 芝崎亮平 No.447 2:06:35(S23:55/B1:08:35/R34:05)
2位 渡邊駿 No.424 2:12:59(S25:33/B1:08:08/R39:18)
3位 堀井舜平 No.446 2:13:30(S27:41/B1:39:20/R34:10)
■彩の国B 総合女子
1位 小山菫 No.402 2:25:15(S22:07/B1:19:25/R43:43)
2位 MihoC No.408 2:25:25(S23:17/B1:18:10/R43:58)
3位 山本侑果 No.404 2:26:09(S25:27/B1:16:53/R43:49)
■彩の国C 総合男子
1位 福島旺 No.616 1:01:16(S9:11/B35:07/R16:58)
2位 高木将嗣 No.618 1:03:50(S10:17/B35:46/R17:47)
3位 柴田大輔 No.621 1:04:03(S11:28/B35:21/R17:14)
■彩の国C 総合女子
1位 荻野瑛未 No.605 1:17:14(S12:20/B44:15/R20:39)
2位 沼野藍 No.601 1:24:54(S16:46/B2:45:57/R22:11)
3位 中村百花 No.608 1:25:10(S16:20/B48:12/R20:38)
※全てのデータ:https://www.sainokunitri.com/リザルト/(6/5投稿にて)
その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=40294
「変わらず安心して楽しめた、そして、晴れた!」

パールイズミより効率良く走行風を取り入れるメッシュアイテムがリリースされている。
「メッシュ」というキーワードが目新しいわけではない。ただ重要なキーワードと捉えている。夏の暑さに対し、何を最優先しているのか、ということになる。このアイテムはいかに冷却効果を高められるかを追求してている。単に「快適性」と言ってしまうこともできるが、もっとアクティブなイメージとなる。パールイズミは、自転車競技のナショナルチームをサポートしているだけに選手からのフィードバックが活かされたアイテムとなる。
真夏のトライアスロンでも皆生や佐渡などロングではバイクジャージを着用する選手も少なくないが、そんな時に最適なアイテムと言えるだろう。
もちろん、インドアバイクトレーニングにも最適となる。冷風をより多く取り込み易くなるメッシュにより、過酷な状況となるインドアに対し、効果を上げるだろう、インドアでは他人の目もないため、Tシャツなどで行う人もいると思うが、ジャージは元より、ヘルメットやサングラスなども着用し、可能な限り「実走イメージ」することで集中力を高めることが重要となる。
以下、メーカーNewsとなる。
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株式会社パールイズミは、2022 年春夏新商品として「メッシュ ベンチレーション ジャージ」「メッシュ ベンチレーション パンツ」「メッシュ ベンチレーション ビブ パンツ」をサイクルショップやスポーツ用品店等にて発売いたします。

「メッシュ ベンチレーション ジャージ」は、酷暑対策に最適な、効率よく走行風を取り入れる薄手のメッシュ素材をメイン に採用し、衿の無いラウンドネック仕様で首元も涼しく快適。インドアサイクリングでも使えるプリントジャージです 。
「メッシュ ベンチレーション パンツ」は、酷暑対策に最適な、通気性に優れるメッシュ素材をメインに採用し、太もも部分 には透けにくいメッシュを採用。パッドには 3 層構造のクッション圧でオールラウンドに活躍する「3D-アール」を装備してい ます。同じ仕様で、ビブ付きの「メッシュ ベンチレーション ビブ パンツ」もございます。
■商品概要



