ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜 2026(エリート)Race Result

終始トップを引っ張るベス・ポッターを完全マークするティルダ・マンソン

国内で開催される最高峰、「WTCS横浜」が終わった。

16回目の横浜大会は快晴となった。例年雨に見舞われるイメージが強い横浜だが、今回は最高のコンディションでの開催となった。昨年は女子パリ五輪金メダリストのボーグランが落車であったり、男子の時間はほぼ雨だった。やはり晴れることにより、バイクのより迫力あるスピーディーな展開、そして、多くのギャラリーなど大会の盛り上がりには絶対条件だ。

女子優勝は、スウェーデンのティルダ・マンソンが初制覇となった。スイムは中盤以降でのフィニッシュだったが、パックに乗り、その後、終盤での大集団でバイクフィニッシュ。ランの強豪を振るい落とせない中でのラン勝負となったが見事に劇的なゴールを決めた。第1戦のウズベキスタンでは12位と振るわなかっただけにノーマークだったが、未知の力を秘めた選手が優勝することが現在の世界のスピードだ。まだ22歳と若くこれからの活躍が楽しみな選手だ。

男子優勝は、オーストラリアのマシュー・ハウザーが連覇を決めた。優勝候補筆頭だっただけに、貫禄の走りを見せてくれた。スイムは、自他ともに想定内の2位で上がり、バイクもオーストラリア勢で息のあったコントロールの中、順調にラン勝負への準備が始まった。今回ビッグネームのアレックス・イーが追走集団にいたが、もう追いつくことは厳しくなっていた。ランは3名で激走、中盤からブラジルのミゲル・イダルゴとの勝負となったが、ラン最終周回でペースアップ、勝負を決めた。

日本人1位は、男子が安松青葉の11位、女子は林愛望の22位となった。

■Result(エリート女子)

女子優勝、#6 ティルダ・マンソン(SWE)
スイムは中盤でフィニッシュ

三つ巴を制して優勝を飾った
ベス・ポッターとの一騎打ち、勝利を確信した瞬間
日本人女子1位、総合22位、#20林愛望

■Result(男子エリート)

男子連覇、#17 マシュー・ハウザー(AUS)
スイムは想定通りの2位でフィニッシュ
オーストラリア勢の活躍となった
男子も三つ巴だったが、ロングスパートを決めている
日本人男子1位、総合11位、#8安松青葉

 

 

 

「世界最高峰の大会がお手軽に観戦できること、いつもながら素晴らしい。そして、晴れには感謝しかない。」

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【取材予定】第40回全日本トライアスロン宮古島大会

今年も ” MIYAKO ” が開催される。

ロング、ショート、大会も多く、それぞれ特徴があり、一番ということではないが、やはり「宮古島」は特別な大会。国内に5つあるロングレースで唯一南国で開催されることも人気の理由だ。今年は、節目となる40回を迎える。ロングカテゴリーとしては国内最大級となる1469名が最終エントリーしている。

今年は7年ぶりにランが42.195kmに戻った。バイクは短いままだが、やはり35km以上が正念場となるフルマラソンこそが「ロングの定義」ではないだろうか。昨年までの35kmから7km伸びたランは別物と言えるだろう。ロングのトライアスリートとして真価が問われる距離でもある。

この距離が戻ったことは概ね朗報となった。戻ったから申し込んだと言う選手も少ないない。逆に長くなったことでエントリーを断念した選手もいた。ラン35kmということで、より多くの幅広い選手に参加してもらうことも悪くはない。そんな賛否があった。

主役となる選手だが、レベルの高さが予想される。すでにKONAを決めている選手は10月に向け、オフトレの仕上がりを確認することになるだろう。もちろん、それぞれのペースでゴールを目指すものだが、強豪選手の存在は良い緊張感をもたらしてくれる。「全日本」と名乗る大会にはマストと言える。

そして、最大の見どころとなるのが、昨年の男女優勝者、古谷純平選手、平柳美月選手の参戦となる。話題となって久しいが古谷選手は昨年12月のアイアンマン・西オーストラリアにて有言実行となるSub8を叩き出し、7時間43分で見事3位に入賞している。2000年を最後に止まっているKONAでの活躍に向け「日本の復活」であり、更に進化が期待されている。

一方、平柳選手も国内無敵で、特に男子顔負けのバイクに驚かされる。昨年の KONAでは、9時間49分でエイジ3位、念願のプロ基準をクリアし、今年からアイアンマンのプロカテゴリーとして活動している。

単に、速いということだけではなく、「世界レベル」の走りが見れるということだ。

そんな話題も多い今年の ” MIYAKO ” だが、国内トライアスロンの皮切りレースとして、ひと足先にレースを楽しむことで2026年を盛り上げに繋がって行くことだろう。

今年も完走率は気になる。

トライアスロンにおいて高齢化は紛れもない事実。故障などで中断している選手も少なくない。この舞台に立つことがレースの半分と言える選手もいるだろう。安全に、効率良く、トレーニングを続け、余裕とは言えない限られた時間内で走り切ることは簡単ではない。また、コンディショニングへの注力、バイク機材の選択、特にDHポジションのより良いフィッティングとその確立など、やることはトップ選手並みに多くあったと思う。

多くのストロングマンが誕生することを期待したい。

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■開催日 2026/4/19(日)

■競技

スイム3km / バイク123km / ラン42.195km

※詳しくは、http://tri-miyako.com/

■昨年のレポート https://triathlon-geronimo.com/?p=52434

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「ラン勝負の宮古島が間もなく開催される。」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Journal – Race Report

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GERONIMO COUNT 2026 Schedule ※調整中含む
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4月 第40回全日本トライアスロン宮古島大会

5月 ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ 横浜 2026

6月 五島長崎国際トライアスロン

7月 第44回全日本トライアスロン皆生大会

9月 2026 佐渡国際トライアスロン大会

9月 アイアンマンジャパンみなみ北海道 2026

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 2026

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GERONIMO COUNT 2025 Report
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4月 第39回全日本トライアスロン宮古島大会

5月 ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ 横浜2025(エリート)

7月 第43回全日本トライアスロン皆生大会

9月 2025佐渡国際トライアスロン大会

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GERONIMO COUNT 2024 Report
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4月 第38回全日本トライアスロン宮古島大会
5月 ワールドトライアスロンシリーズ 横浜2024(エリート)
7月 第42回全日本トライアスロン皆生大会
9月 2024佐渡国際トライアスロン大会
9月 アイアンマンジャパンみなみ北海道

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GERONIMO COUNT 2023 Report
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4月 第37回 全日本トライアスロン宮古島大会
5月 ワールドトライアスロンシリーズ 横浜2023(エリート)
6月 アイアンマン70.3 東三河ジャパン in 渥美半島
7月 第41回全日本トライアスロン皆生大会
9月 2023佐渡国際トライアスロン大会

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GERONIMO COUNT 2021 Report

4月 石垣島トライアスロン2021

5月 ワールドトライアスロンシリーズ 2021横浜(エリート)

6月 2021彩の国トライアスロンin加須スペシャライズドカップ

7月 第9回 榛名湖リゾート・トライアスロン in群馬

8月 第40回全日本トライアスロン皆生大会【中止】

9月 2021佐渡国際トライアスロン大会【中止】

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 2021【中止】

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GERONIMO COUNT 2020 Report

4月 全日本トライアスロン宮古島大会【中止】

5月 世界トライアスロンシリーズ横浜大会(エリート)【中止】

6月 アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン【中止】

7月 全日本トライアスロン皆生大会【中止】

9月 佐渡国際トライアスロン大会【中止】

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP【中止】

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GERONIMO COUNT 2019 Report

4月 全日本トライアスロン宮古島大会

5月 世界トライアスロンシリーズ横浜大会(エリート)

6月 アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン

7月 全日本トライアスロン皆生大会

8月 ITUワールドトライアスロン クウォリフィケーションイベント

9月 佐渡国際トライアスロン大会

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP

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GERONIMO COUNT 2018 Report

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GERONIMO COUNT 2016 Report

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP
アイアンマン70.3セントレア
wtsy
世界トライアスロンシリーズ横浜大会
全日本トライアスロン宮古島大会
                                                                     

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GERONIMO COUNT 2015 Report

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP
ironman_logo-1
アイアンマン・ジャパン北海道                 
アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン
世界トライアスロンシリーズ横浜大会

SADO 2025

■Contents

2025 佐渡国際トライアスロン大会 Recap Report
2025 佐渡国際トライアスロン大会 PhotoReport – 3/3 ~I’ll be your hero “ASTROMAN”~
2025 佐渡国際トライアスロン大会 PhotoReport – 2/3 ~Island Bike~
2025 佐渡国際トライアスロン大会 PhotoReport – 1/3 ~Start~
【取材予定】2025佐渡国際トライアスロン大会

2025 佐渡国際トライアスロン大会 Recap Report

9/7(日)2025 佐渡国際トライアスロン大会(主催:佐渡国際トライアスロン大会実行委員会・公益社団法人トライアスロンジャパン)が開催された。

夏を締めくくる佐渡の鉄人レース。今年で37回目の老舗大会、国内屈指のロングレースであり、国内最長距離と厳しい制限時間は完走だけで価値がある大会だ。バイクは佐渡島をトレースする美しいコースが特長で、会場、時期などからも人気の大会となる。

今年のトピックスは2つ。まずは厳しい気象条件となったことだ。スイムではうねりが強くなり、AB合わせて120名のリタイヤ者が出ていた。バイクでは厳しい向かい風となり、Aタイプだけでも132名がリタイヤとなった。当然バイクのダメージが残るランでも関門や制限時間に阻まれ、Aタイプの完走率は61.4%と近年の最悪となってしまった。

そして、もう一つは、古谷純平選手の圧倒的な強さだ。まさにダントツ、別格の走りだった。2位に46分以上の差を付ける圧勝で大会レコードを大幅に更新したことになる。ショート出身だけにスイムは万全だが、バイクが強い。あの強風の中をサブ5で走っている。目標は世界にあるだけに当然の結果と言えるかもしれないが、しっかりと魅せてくれた。

レース結果は、Aタイプ・ナショナルチャンピオンシップ男子優勝は古谷純平選手、女子優勝は田中美沙樹選手、Bタイプ男子優勝は岩渕努選手、女子は平柳美月選手だった。

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以下、リキャップとなる。あらためて佐渡の難しさを感じる今大会だった。

■Course & Distance

【Swim】

スイムコースは、佐和田海岸を沖に向かって一斉スタートし、縦長の三角コースを2周回する。遠浅でスタート直後や浜に戻る時など、かなり手前から歩いている光景が常となった。もちろんトップ選手はギリギリまで泳いで上がって来る。

今回の佐渡のトピックスの一つと言えるが、大荒れとなったスイムだった。前日の穏やかで輝いていた水面からは想像のつかない変貌ぶりだった。うねりが強くなり、波乱のスタートとなったのだ。5時45分頃、沖から見ていたが、報道船の揺れ方や海面はいつもと変わらないように見えていたが、「これから風が強くなるよ、7mは吹くと思う」と船長が語っていた。その後、徐々に風が強くなり、まさにスタートに合わせるかのようにうねりも大きくなって行ったのだ。特に泳ぎ出しの第1ブイまでの直線は、うねりで前方が確認できないばかりか、方向感覚も無くなってしまった。

Bタイプは距離が短縮された。Bタイプのスタートは7時30分だが、8時には更に高波となる予報が出ていたため、2000mから1350mに変更され、自信のない選手には無理をせず「スキップ」も推奨していた。

泳力によって大きく明暗を分けた。波酔いし、2時間から制限時間の2時間15分をフルに泳いだことで、大きく体力消耗した選手も少なくない。2時間以上かかっている選手は60名を超え、DNFを合わせると100名以上となる。今年の佐渡はスイムから大きな壁が立ちはだかった。

【Bike】

バイクコースは、国内でも最も美しい軌跡となる、佐渡島の海岸線をトレースするダイナミックな190kmとなっている。

佐渡のコース攻略はDHポジションにかかっていると言っても良いだろう。Z坂や小木の坂など、もちろんアップダウンはあるが、72km地点の鷲崎から161km地点の小木までのフラット90kmは、DHポジションが極めて重要となるのだ。フラットと言っても緩やかなアップダウン、両津以降は強い向かい風が吹くが、DHで走れなければ更にペースダウンとなってしまう。佐渡は「向かい風のDHフラット」を徹底してトレーニングすべきだろう。

そして、今回はスイムに続き、バイクも厳しかった。

強い向かい風が吹き、選手を苦しめた。普段から大佐渡から小佐渡にかけての東側では向かい風が吹きやすい。特に両津、水津あたりからが強くなるのだが、今年は更に強かった。両津手前あたりから強くなったとの声も聞いているが、心折れた選手も多く、スイムに続き「サバイバル」のバイクとなった。

いつも元気なBタイプのトップ選手も少し疲れが出ていたように感じる。小木の坂途中の踊り場で見ているが、DHポジションも少ない。Bのトップ通過は10時3分、そこからAタイプも加わり、14時30分まで定点観測をしているが、全体的にも疲弊している様子だった。(14時30分はGERONIMO的Aタイプの関門、これ以上遅いと完走が厳しくなる)

一方、最後の難所、小木を過ぎて真野湾に出てからは、フラットながら向かい風となることが多いのだが、追い風となった。ここだけは助かった。選手を見ていてもブレがなく、安定し、スピードも乗っているように見えた。

【Run】

ランは、メイン会場の佐和田をスタートし、真野湾に沿って往復約8.5km、商店街を約2km、1周約10.5kmを4周回するフラットで単調なコース。日陰はほとんどなく晴れれば灼熱地獄が待っている。メイン会場周辺は応援も多く、周回のため、双方ともに楽しめる設定となっている。

今回、唯一助かったのがランだった。

前述の通り、晴れれば容赦のない陽射しが選手を苦しめるのだが、今回は涼しかった。朝からの強風は変わらずあったのだが、片道が向かい風、反対が追い風となった。その環境に上手く馴染めたかどうかは選手により感じ方は違ったようだが、概ね「灼熱」よりは良い、そんな声が多く聞こえてきた。また、一時的にはかなり強い雨も降ったが、これも暑さよりは増し、との反応だった。

■Weather

今回は「風」に翻弄された。

スイムは強いうねり、バイクは強い向い風、厳しい気象条件となった今年の佐渡だった。

前日の穏やかな天候からは想像のつかない状況となった。6時スイムスタートに合わせるかのように風は強くなり、スタート時は5m程度、その後、一旦落ち着いたが7時30分には更に強くなって来て、7時50分には9mを超えていた。その予報に合わせBタイプのスイム短縮が決定したのだった。

そして、バイクの時に最も強い風が吹いている。9時前に10mを記録しているが、9時30分頃からは更に強くなり、11時には15mを超え、12時30分頃まで強風となった。選手にもよるが、両津から水津あたりが一番キツかったのではないだろうか。ランに入ってからも10m近い風が吹いていたが、15時30分頃から一旦収まってきたが、17時30頃から再び10mを超え、18時前には14mを記録していた。

佐渡は通常の気象環境でも完走の難しいレースだけに、今回のような状況になると明暗を分けてしまうことになる。そこも想定しなければいけないのか。自然相手の厳しさと運というものを考えてしまう。

※気象情報:新潟(相川・両津)地方気象台発表 2025年9月7日10分毎

■変更点

いくつかの変更点があったが、「私設エイド」は炎天下の時期に開催される大会は「考え方」として必要になってくるのではないだろうか。

もちろん、提供内容やルールなどの徹底は必要だと思うが、現在7~9月に開催される大会はギリギリの気象条件で開催されている。選手の安全を考えると一つでも多くのエイドステーション設置などの対策は画期的とも言えるのではないだろうか。

今回、バイクで2件、ランで14件の申込みがあったそうだ。個人的な支援を抑えることなど、選手、審判からも好評だったとのこと。

その他、昨年台風の影響で開催できなかった「またこいっちゃパーティー」が大会翌日の表彰式後に開催され約100名の選手が参加している。また、「クリーンアップ大作戦」として、大会翌日の早朝に会場周辺で、選手やボランティア60名がゴミ拾いを実施している。

そして、今回はAタイプが「ナショナルチャンピオンシップ」となったことだ。チャンピオンシップと一般Aの「差」がなくなって来たことがその理由とのこと。ただ、今回優勝の古谷純平選手のタイムを見ると「ダントツの差」となる別格の走りで終わっている。

■熱中症対策

事前に氷嚢が配られた。

大会側の「熱中症」に対する努力を感じるものだった。事前に配られたことで使い勝手の確認はもちろん、「熱中症対策は大丈夫ですか?」と問いかけられているように感じたのではないだろうか。何もなければ気が付きもしないし、用意もしなかったかもしれない。今回、もしこれを使わなくても、「他のもの」を考えるきっかけとなったはずだ。

私設エイドも含め、「熱中症対策」の重要性は死活問題でもある。今後、更に必要となり、そうしなければその時期の開催される大会の存続は難しくなるかもしれない。異常気象は異常でなくなり、「普通」になってしまった昨今。暑いことが「らしさ」と言っている場合でなくなって来ている。大会、選手それぞれがしっかりと向き合っていかなければいけない。

■島祭りParty

レースの前々日に「島祭りParty」が開催された。

選手からは大満足の高い評価となっていて、参加しないのはもったいないと言っても良いだろう。佐渡の様々な食、迫力の伝統芸能、種類も豊富な地酒など、そのクウォリティーの高さが凄い。過去ここまでやってくれたパーティーはあっただろうか、と考えてしまう。下世話だが費用も相当なものと思われる。

このパーティーは2016年から開催されているもので、まず入口では、地元のしまびと元気応援団、健康推進員、農協女性部のみなさんが整列し拍手で迎えてくれる。演目では太鼓芸能集団「鼓童」によるスペシャルライブで盛り上げてくれる。鼓童は1981年創設、佐渡を拠点とし、国際的な活動を展開するプロの和太鼓集団。また、煮しめ、いごねり、イカ飯などの地元食と多くの地酒のほかスイーツまで充実している。

■伝統

強風に押し戻されるクラッカー、風は最後まで吹いた。
昨年の花火

37回を終えた佐渡大会は、国内屈指の名門レースだ。日本の中心に位置し、全国から選手が集まってくる。アイランドバイク、国内最長距離と短めの制限時間は競技性も高く、ステータスも高いトライアスロン。

そんな佐渡だが、演出も十分。パーティーは前述の通り申し分ない人気だが、レース最後に打ち上げられる花火も必見と言える。21時30分、最後の選手がゴールし、全競技が終了したことを伝える花火だ。朝6時から最長で15時間30分戦ってきた選手に送る伝統のフィナーレとなる。もちろん、迫力も十分な花火がBGMと融合しアストロマンたちを労う最高のリワード。

他の大会でも花火が打ち上げられるが、佐渡は別格だ。(今年は強風のため中止)

■Race Operation

伝統と実績のある大会だけに完成度は高い。前年の意見の反映や、特に約1000名のボランティアの対応が良く、選手の満足度は高い。選手の声を聞いてみた。

【良かった点】

『ボトルが素敵になりました!機能デザイン共にです。蓋も昨年みたいに外れ易くないし、素材が柔らかいのも良かったです。(漏れなくなりました!)』

『島祭りパーティのホスピタリティ(地域の皆様による温かい歓迎、食事、飲み物、アトラクションなど)が素晴らしい思い出となりました。』

『来年参加したら、またこいっちゃパーティも行ってみたい。』

『体育館でのアンクルバンドチェックが昨年より簡略化されたと思いますが、混雑する箇所が減り、当日朝トランジションで時間的に余裕が有って良かったです。』

『事前に送付の氷嚢(首に巻く氷袋)。当日は使わなかったが、炎天下のランだったら役立ったかもしれません。』

『エイドの氷、飲み物など豊富で私のような下位の選手にも十分行き渡った。』

『短い時間でしたが、スイムの時、私のような遅い人に対し、ガードの人がマークしてくれていたのは安心できました。エイドのボランティアの皆さん親切でした。』
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『Bタイプのスイム距離短縮の判断です。あと、スイムのコースロープの設置です。波でブイが見えませんでしたが、コースロープを見ながら泳ぐことができました。』
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【改善してほしい点】
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『最近試行錯誤で熱中症対策の氷嚢、アイデアとしては大変良かったと思いますが、ごわついたり、かさばったりと実際の使い勝手が今一つだった様に感じました。人それぞれ好みもあると思いますで、前のようにTシャツに戻して欲しいです。』

『島祭りのボランティアの皆様の整列によるお出迎えには大変恐縮しました。ただ、本大会は皆で作り上げるものと考えており、過度な礼は廃し、皆様も含めて「仲間」として接して頂く方が、より嬉しく、一体感が高まるのではないかと感じました。』

『島祭りの食事の提供、選ぶ側にも問題ありますが、一皿の量が多い食事がテーブルで食べ切れずに余って残飯となってましたので、テーブル毎にある程度スターターとしてお料理が乗っていれば、最初の大混雑も回避できたかなと。』

『ランのASで本部前など一箇所で良いので、おにぎりやパンなどが欲しいです。バイクではおにぎりがありますが、ランではバナナとスポーツ羊羹しかないので。あと、個人的になりますが、バイクエイドのおにぎりをもう少し小さいと嬉しいです。』

『事前の説明会が動画になったことでマナー悪い選手が感覚的に増えているような気がします。例えば、エイドでの一時停止、バイクの追い抜きなどです。しかし、だからと言って、リアルでの説明会に戻してほしいとは思いません。』

『私設エイドですが、ランコース沿い(商店街付近)で表向きは全選手に提供しているように見せて、実は身内には個別のテーブルに補給食を置かせてました。平等ではないと感じました。昨年のように私設エイド自体を廃止して欲しいです。』

■Race Result

完走者全員が勝者である

夏のビッグレース、佐渡が終わった。

国内屈指の難コース佐渡。厳しいコースと制限時間に加え、今年は厳しい気象条件となってしまった。

完走のために一年頑張って来たが、波に阻まれ、風に阻まれ、間に合わなかった選手も少なくない結果だった。自然環境も含め、その時、その時の佐渡に立ち向かって行かなければいけない。前日のような天候だったら行けたのだろうか。「タラレバ」などを言っている選手もいない。もう前を向き次の佐渡を目指している。佐渡の借りは佐渡で返さなければいけないと思っている。

そして、2025年の佐渡完走者は例年以上に価値のある完走だったのではないだろうか。波にも負けず、風にも負けず、自身と向き合い、自身に勝ったということ。

全ての選手に拍手を送りたい。

【2025 佐渡国際トライアスロン大会】

《日時》2025年9月7日(日)6:00~21:30

《総参加選手》

最終出走者数 / 完走者数 / 率 1619名 /1184名 / 73.1%

《参加選手(Aタイプ)》

最終出走者数 / 完走者数 / 率 913名 / 561名 / 61.4%

Aタイプ・ナショナルチャンピオンシップ男子1位 古谷純平選手

《Aタイプ・ナショナルチャンピオンシップ男子》

1位 古谷 純平  No.1058 9:02:21 (S0:52:59/B4:58:32/R3:08:10)
2位 寺沢 光介  No.1045    9:49:14 (S0:54:42/B5:23:58/R3:27:58)
3位 山岸 穂高  No.1002    10:00:28(S1:08:01/B5:28:34/R3:20:20)

Aタイプ ・ナショナルチャンピオンシップ女子1位 田中美沙樹選手

《Aタイプ ・ナショナルチャンピオンシップ女子》

1位 田中 美沙樹    No.2007    11:33:36(S1:07:20/B6:27:54/R3:53:45)
2位 福島 弥生     No.2019 12:46:13(S1:04:26/B7:20:12/R4:18:05)
3位 宮崎 美菜子    No.2001    12:49:38(S1:23:26/B7:02:51/R4:17:13)

 

《参加選手(Bタイプ)》※Swim1350m

最終出走者数 / 完走者数 / 率 647名 / 567名 / 87.6%

Bタイプ男子1位 岩渕努選手

《Bタイプ男子》

1位 岩渕 努     No.3080     4:52:24(S0:16:49/B3:05:57/R1:26:48)
2位 林 大介     No.3047     4:53:11(S0:16:04/B2:56:47/R1:37:44)
3位 中山 和哉  No.3037     4:56:50(S0:18:08/B3:03:56/R1:31:12)

Bタイプ女子1位 平柳美月選手

《Bタイプ女子》

1位 平柳 美月  No.4001     5:06:34(S0:17:17/B3:11:27/R1:35:15)
2位 油井 あまね No.4002     5:16:24(S0:17:47/B3:21:16/R1:34:22)
3位 青木 智恵子 No.4054     5:59:51(S0:23:19/B3:33:47/R1:57:28)

You are an ASTROMAN

全ての記録:https://www.scsf.jp/triathlon/result.html

 

 

◾️Triathlon GERONIMO

 

 

「自然相手のトライアスロンだが、厳し過ぎた波と風の佐渡だった。」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

2025 佐渡国際トライアスロン大会 PhotoReport – 3/3 ~I’ll be your hero “ASTROMAN”~

Photoで振り返る今年の佐渡、その3。

ランは会場周辺及び真野湾沿いを4周回、集中力が問われるコース。他のロングに比べれば応援が多いコースでもあるが、バイク190km後のランはサバイバル。例年灼熱となるが、今年は風雨となった。とにかく風が強く、向かい風と追い風が交互に続き、時折強い雨も降ったが、概ね、走り易かったと聞く。太陽からの攻撃は避けられた今年の佐渡だった。そして、成し遂げた姿には感動しかない。

 

Congratulations 2025

See you next challenge 2026

 

 

SADO2025:http://triathlon-geronimo.com/?p=53188

「来年の佐渡Aは始まっている」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

2025 佐渡国際トライアスロン大会 PhotoReport – 2/3 ~Island Bike~

Photoで振り返る今年の佐渡、その2。

佐渡のバイクは、アイアンマンより長く、世界的にも長い、佐渡島をトレースする美しく、厳しいバイクコースだ。そこへ、豪雨と強風が加わった。元々佐渡のバイクコースは鷲崎から小木までの90kmの向かい風対策が重要とはなるが、想定を遥かに超える向かい風に「心折れた」との声が多数。終盤の小木の坂では、疲弊し切っていた。それでも諦めず、前に進んで行く選手たち。

選手を待つバイクたち
ダントツでスイムアップの古谷純平選手

10:03 Bタイプトップ小木の坂通過

11:13 Aタイプトップ小木の坂通過

To be continued

 

 

SADO2025:http://triathlon-geronimo.com/?p=53188

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

2025 佐渡国際トライアスロン大会 PhotoReport – 1/3 ~Start~

Photoで振り返る今年の佐渡。

今年は2000年以降、過去一ハードな大会となってしまった。時の運が明暗を分けた厳しいレースはまさに波乱の幕開けとなった。スイムは、昨日までの超ベタナギが嘘のように、打って変わっての荒れようとなった。バイクでは強い向かい風が待っていた。そして、脚に余力を残せず苦しんだラン。それでも淡々と最後まで抗い、泳ぎ、走り続ける選手たちの姿に感動をもらった。

無事予定通りの開催は決定したが。。。
ロングの朝、緊張が張り詰める

Bike Check in
10分前
うねりが強くなること、ライフセーバー自身が危険になることへの注意喚起をしている

第1コーナーまでの到着がいつもより遅い

Bタイプも準備に入る

Aタイプ折り返し

To be continued

 

 

SADO2025:http://triathlon-geronimo.com/?p=53188

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【取材予定】2025佐渡国際トライアスロン大会

今週末9/7(日)国内最長となる佐渡国際トライアスロン大会が夏の締めくくりとして開催される。

佐渡大会の魅力の一つは、島をほぼ一周のトレースするダイナミックなバイクコースだろう。コロナ明けの開催時もそのコースは変更せず、「佐渡」を守って来ている。魅力と言っても現実は、190kmと長く、アップダウン、向かい風もあるため、バイクで「篩」にかかってしまう。ランも灼熱となるため、まさにこの最長の上に、コース、暑さも合わせた「スーパーロング」と言えるだろう。

Aタイプの距離は、スイム4km、バイク190km、ラン42.2kmは、国内最長であり、世界的にも長い。そして、「制限時間」厳しいのだ。アイアンマンなどの制限時間17時間より短く、逆にバイクの距離が10km長い、国内最難関と言える大会だ。完走者全員が勝者であり、敬意を表したい。

そして、レースの行方は、まずスタートラインに立つことから。

昨年は台風に見舞われて大変だった。大会自体は無事に開催されたが、現地入りすることも出来ず、無念のDNSとなった選手もいる。その前の年は、猛暑となり、距離短縮などが検討されていた。事務局には「予定通りやってほしい」などの声が多数寄せられていたが、まずは選手やボランティア、関係者の安全第一を考えなければいけない。結果は無事に予定通りの開催となったが、今年も含め、「真夏の開催」は課題が多くなってきている。

トップ争いにも目が離せない。今年の男子Aタイプは、星大樹選手の三連覇なるか、圧倒的に強さを見せるバイクは更にパワーアップしているのか。国内メジャーレースでの「三連覇」はプレッシャーもかかるが、佐渡に歴史を刻む快挙でもある。

それを阻むことができるか、若手のホープ、昨年ナショナルチャンピオンシップ(Bタイプ)優勝の山岸穂高選手、ランでの猛追が魅力の渡邉 優介選手、皆生大会初優勝の丸尾公貞選手などが熱い戦いを見せてくれるだろう。また、女子は元リオオリンピアンローディーで、タイムトライアルも強い “Baby Triathlete” 與那嶺理恵選手がどんな走りで暴れてくれるのか、こちらも楽しみな今年の佐渡だ。

昨年Aタイプの完走率は73.8%だ。灼熱ランは厳しい。頑張ってほしいが無理はしないでほしい。やって来た以上の力は出ない。この一年の積み上げたものを確認するだけだ。

前回(2024年)Recapレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=50785

■開催日 2025/9/7(日)

■競技

  • Aタイプ:スイム4km / バイク190km / ラン42.2km
  • Bタイプ:スイム2km / バイク108km / ラン21.1km

※詳しくは、http://www.scsf.jp/triathlon/

 

 

 

SADO2025:http://triathlon-geronimo.com/?p=53188

「天候は神のみぞ知る、マイペースで行こう!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

KAIKE 2025

■Contents

第43回全日本トライアスロン皆生大会 Recap Report

Triathlon GERONIMO Official Member Report(小嶋選手)

Triathlon GERONIMO Official Member Report(古田選手)

【取材予定】第43回全日本トライアスロン皆生大会