ビアンキとフェラーリのコラボレーションの国内発表となった。
「Bianchi for ScuderiaFerrari」プロジェクトが始動した。ビアンキは130余年の老舗バイクブランドだ。そして、フェラーリは、70年の歴史を持つ、F1で知られるスポーツカーブランドだ。それまでは、長くコルナゴとコラボしていたが、今回新たなビッグニュースとなった。ビアンキは、自転車レース界において数々の輝かしい実績を持つブランドで、特徴的なカラーが人気となっている。競技者からファンライド層まで幅広く支持されるイタリアンブランドとなっている。一方、フェラーリと言えば、レーシングカーの世界では、常に頂点を極めて来たスーパーブランドだ。そのビッグネームのコラボは、新たな「DNA」を生み出し、その究極のカタチとして「TRIATHLON CONCEPT」を発表している。
まずは、ロードモデルがリリースされている。その名は、「SF01」。
今回のコラボ記念したモデルであり、最上級に仕上げたものだ。フレームは、ビアンキの看板でもある極めて振動吸収性の高いCountervailを使用したBianchi CVシステムを採用。フレーム重量は超軽量の780g(550mm)、塗装はイタリアのビアンキ本社でハンドペイント、そのカラーはフェラーリ社の指定Roosoカラーが使用されている。デザインは、ダウンチューブに入ったフェラーリが目立つ。フルクラムのホイールもカスタムグラフィックとなり、その他のパーツもイタリアンでまとめた、セレブレーションモデルとなっている。
Campagnolo SuperRecord EPS ¥2,200,000 + tax
SHIMANO Dura-Ace Di2 ¥2,000,000 + tax
会場では、ビアンキとフェラーリのイメージカクテルが用意された。
そして、先述のトライアスロンコンセプトは、TTではなく、あくまでも「トライアスロン」であるとしている。TT的走りのトライアスロンだが、ロングライドとなるため、疲労軽減や水分、エネルギーの補給が必要となるため、ロードレースのそれとは大きく異なる種目であり、昨今各社は、そこへの注力が明確となり、「スタンダード化」されている。現在は、写真にある通り、ハンドルからフレーム前部までのプロトが発表されているだけだが、その取組は、大いに期待できるものだ。フェラーリは、スピードの世界であり、そのためのエアロダイナミクスが、大きなキーワードとなるだろう。バイクブランドとコラボすれば、その方向性を最大に活かせるのが、TTやトライアスロンとなることは、当然のことと言えるかもしれない。
デビューは2019年以降になるようだ。2019年のハワイで発表されるのだろうか。いぜれにしても今後の動きに注目していきたい。
「ついに本格参戦か!」