本日は、スコットの2017年モデルの展示会が開催された。
スコット言えば、「DHバー」を開発した元祖のメーカーだ。それだけに「トライアスロン」への想いも強いメーカーだ。現在、スコットブランドではDHバーを造っていないが、アイアンマンのPLASMA、ショートのFOILと、トライアスロンシーンにおいてレギュラーなポジションを持つバイクブランドだ。
現在、ハワイアイアンマンにおいても、トップブランドとしてその使用率は高い。過去5年間を見ても確実にトップ10入りしている。昨年は、前年10位から6位に上がったのも新型PLASMAが大きく貢献している。そして、ハワイでは、スコット勢のバイクラップが速いのだ。逆に言えば、バイクの強い選手をサポートする傾向がある。その代表格が、2014年の覇者セバスチャン・キンールだ。強風の中、圧倒的な強さを見せたキーンルのバイクは記憶に新しい。
さて、今回のモデルチェンジは、トライアスロン、エアロロードにはない。唯一関係しているのは、FOIL用のエクステンションバーがリリースされたことだろう。待望のバーの登場にFOILのトライアスロンでの使用率も高まるだろう。ロードでは、ADDICT DISCが追加となった。当日は、入荷が遅れて展示会には間に合わなかった。モデルとしては、ミドルグレードの設定となっている。そして、新型かつMIPS搭載のエアロヘルメットがトピックスとなる。各社で開発ラッシュとなっている、エアロヘルメットだ。また、同時に「安全性」や「視認性」など、ライダーを守るアイテムとして、近年、注目され続けている。各完成車など、カラーリングやアッセンブルにおいては、「ニューモデル」であり、2017年として、リフレッシュされている。
FOIL
スコットのエアロロードがFOILだ。初代FOILが2011年にデビューし、昨年フルモデルチェンジとなった。後述の通りだが、専用エクステンションバーも発表され、よりトライアスロンでの使い易さを高めている。完成車では、リーズナブルな設定もあるバイクとして、トライアスロンでの使用率は高まっている。ドラフティングのエリートレースからアイアンマン70.3まで幅広く使用されているバイクだ。
FOIL PREMIUM ¥1,390,000 + tax
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ADDICT
スコット史上最軽量のバイクがADDICTだ。ADDICT SLのカーボンは、東レT1000を駆使し、軽量性と剛性をバランス良く仕上げている。当然上りを得意とするバイクだが、F01テクノロジーのフィードバックにより、エアロダイナミクスや快適性も高次元に融合させたオールラウンドバイクとなっている。今回は、ディスクモデルがラインナップされている。
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SOLACE
快適性を重視したモデルがSOLACEとなる。剛性を確保しつつ、乗り心地とのバランスを考えた軽量性の高いバイクだ。またフレームもサイズにより、カーボンレイアップを配慮し、快適性を確実に維持している。ブレーキフィーリングがソフトなディスクブレーキもいち早く導入し、総合的なコンフォートモデルとして、確立している。
SOLACE 10 DISC ¥409,000 + tax
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CR1
スコットのロングセラーモデルとなるCR1。ただその性格は、変化している。デビューと当時はヒルクライムモデルとして、人気を博した。その後、軽量モデルはADDICTに譲り、快適性とコストパフォーマンスを追求するモデルとなっている。その特徴は、ロングライド時などに、ショックダンピングシステムが大きな効果を発揮することだろう。
CR1 20 ¥229,000 + tax (上)
CR1 30 ¥189,000 + tax (下)
CR1 10 ¥269,000 + tax
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SPEEDSTER
スコットのアルミシリーズがSPEEDSTERだ。10万円台~15万円台のエントリーモデルを12モデルもラインナップされている。レースでも使用できる105モデルからディスクブレーキ仕様まで、その構成も十分となっている。アルミにもF01テクノロジーが生かされ、内臓ケーブル処理も美しくまとめられている。
SPEEDSTER 11 JAPAN LIMITED ¥155,000 + tax
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CONTESSA
コンテッサシリーズはウィメンズのためのジオメトリーとなっている。通常モデルと同じように、SOLACEやSPEEDSTERが設定されている。ウィメンズということもあり、特にカラーリングが特徴的だ。カーボンモデルやディスクブレーキモデルもラインナップされている。
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NEW CADENCE PLUS ¥26,800 + tax
新型エアロヘルメットのCADENCE PLUS。航空宇宙工学、流体動力学の権威アデレード大学のRichard kelso氏と共同で開発をし、エアロダイナミクス向上になっている、そして、エアロダイナミクスと通気性の難しい融合を高次元に収めている。また、各社採用の衝撃吸収シテシテム「MIPS」も搭載され、更なる安全性が高まった。
NEW CENTRIC PLUS ¥27,800 + tax
このモデルも新型となるが、CADENCE PLUS同様に性能の高さは引けを取らない。比較としては、最大の特長として「通気性」となる。より、白熱する、レースコース、距離、展開などにより、このモデルのチョイスとなるだろう。そして、このモデルも衝撃吸収システムのMIPSが搭載されている。
SPIRIT ¥28,000 + tax
ROAD RC ¥42,800 + tax
BACK PACK ¥12,000~23,000 + tax
Bar / Stem Aero Syncros RR1.0 Carbon Aero ¥75,000 + tax
NEW Syncros RR1.0 Tri Extension for Bar / Stem Aero and SL ¥32,000 + tax
ついにリリースとなったフォイル用のDHバーだ。正確には、ロードバイクのジオメトリーと走りに合わせた「アシストバー」となる。パッドは通常のDHバーと遜色ないものが付いているため、ドラフティングレース用というよりは、「DHポジション」をある程度取ることを想定している。このバーの登場により、エアロロードのより「トライアスロン適正」が高まったと言えるだろう。
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PLASMA PREMIUM ¥1,490,000 + tax
2014アイアンマンワールドチャンピオンシップウィナーズバイク。後方に写っているキーンルによって、世界最高峰のトライアスロンでNo.1となったバイクだ。独自のエアロ形状F01によってシンプルに見えるフレームもエアロダイナミクスは高い。またエアロドリンクシステムをプロファイルとコラボレーションし、一体型に収めるデザインは現在のトレンドの象徴となっている。
【KONA 2015】 http://triathlon-geronimo.com/?p=5808
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