国内で最も注目度の高いオリンピックディスタンスが開催予定となっている。
ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ(WTCS)とは、オリンピックディスタンスをメインに年間チャンピオンを決める全7戦(2022年)のシリーズ戦で競われる世界最高峰の大会となっている。
WTCS今シーズンの初戦となる横浜大会は、今年で12回目を迎える開催回数の多い注目大会でもある。大会はエリートとエイジのカテゴリーで開催され、初日は、世界のトップエリート選手のスピードとパワフルな走りが見応えとなり、2日目はエイジ選手が同会場でコースは異なるが、出場することができる人気大会となっている。
今回のエリート選手は、男子55名、女子55名の合計110名の選手が出場予定となっていて、一段とレベルの高い展開が予想される。
男子はランキングトップ10の選手が揃い、ハイレベルなレース展開が予想される。Vincent Luis(19年覇者)をはじめとするフランス勢の復活なるか、ベルギー勢のバイクは?、Alex Yee(GBR)やJonas Schomburg(GER)も狙って行きたい。唯一、昨年の覇者であり、東京2020ゴールドメダリストのKristian Blummenfelt(NOR)が欠場となることが極めて残念となる。前週5/7のIRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 2021に出場のためだ。日本人選手は7名出場となる。昨年の東京2020日本代表のニナー賢治選手、小田倉真選手を始め、現在、日本人ランキングトップ(12位)の北條巧選手など、活躍を期待したい。
一方、女子はランキング3位のSophie Coldwell(GBR)と6位Katie Zaferes(USA / 2019覇者)が欠場となるが、アメリカ勢を中心にやはり高いレベルが予想される。東京2020ゴールドメダリストであり、18年覇者のFlora Duffy(BER)、昨年の覇者Taylor Knibb(USA)の一騎打ちも見ものとなるだろう。日本人選手は8名出場となる。昨年の東京2020日本代表の高橋侑子選手、岸本新菜選手も出場し、上位入賞に期待したい。
会場となる「YOKOHAMA」は、歴史情緒のある観光スポットとしても人気の高い場所だ。国際大会の開催場所としては最も相応しい理想的なロケーションとなる。一方で、そのような会場での開催のハードルは極めて高いと言えるが、見事に人気大会となり、継続されていることは素晴らしい。
そして、今年も「ニューノーマル」で理想的な運営で開催されることだろう。テレビもNHK-BS1で生中継予定(14日10:00~15:15)となっている。
■開催日 2022/5/14(土)~15(日)
■競技
14日(土):エリートパラトライアスロン/エリート女子・男子
15日(日):エイジトライアスロン(スタンダードディスタンス・スプリントディスタンス)/リレー/エイジパラトライアスロン
※詳しくは、http://yokohamatriathlon.jp/wts/index.html
.
.
2021年のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=34696
「まさにエキサイティングそのもの、スピードとパワーに魅了される大会だ!」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka