本日は、ラピエールの新製品発表会が開催された。
ラピエールは、フランスの歴史あるブランドだ。地元ツールドフランスに参戦している、名門プロチームFDJの使用するバイクとしても有名だ。エアロ系、ヒルクライム系、そして、エンデュランス系と、それぞれの用途への対応したモデルも充実している。現在、トライアスロンでの使用は少ない。MTBも注力する総合ブランドだ。
そして、今回の発表は、フルモデルチェンジが1モデル、マイナーチェンジが1モデル、後は、カラーリングのチェンジとなる。モデルチェンジは「軽量化」を中心に施されているようだ。現在、ラピエールもエアロロードをトップに位置づけているだけに、今後の進化、発展があるだろう。また、トライアスロンへの注力も期待したいところだ。
2016 LAPIERRE XELIUS SL 600 FDJ MCP ¥549,000 + tax(ホイール別)
今回の注目モデルがこのゼリウスSLで、唯一フルモデルチェンジとなった。シリーズ最軽量のヒルクライムモデルだ。ダブルトライアングル形状のフレームは、前作より15%の剛性アップに成功している。フロントブレーキはダイレクトマウントを採用し、制動力を向上。またDi2バッテリーはBB下からダウンチューブに挿入、配置させることよって低重心化させている。
2016 LAPIERRE XELIUS SL 500 MCP ¥399,000 + tax
2016 LAPIERRE AIRCODE SL ULITMATE ¥389,000 + tax(フレーム)
ラピエールのエアロロードがこのエアーコードだ。そのエアーコードが軽量化されたモデルがこの「SL」となる。剛性を保ちつつ、フレームで約90g、フォークで約20gの軽量化を実現している。また、昨年のツールでも個人総合3位、新人賞となっているのだ。ダウンチューブとシートチューブをカムテール形状にして、エアロダイナミクスを高めている。フロントブレーキはダイレクトマウントを採用している。
2016 LAPIERRE AIRCODE SL 500 MCP ¥439,000 + tax
2016 LAPIERRE PULSIUM 600 FDJ CP ¥479,000 + tax
ラピエールのエンデュランスモデルがこのパルシウムだ。トップチューブのシート寄りが二股に分かれたデサイン。ここにバイブレーションダンパーが、仕込まれていて、エラストマーが最大3.5mm可動するのだ。また、幅広タイヤが使用できるようにリアブレーキの取付位置を変更できる。最大32Cのタイヤが装着可能となっている。そして、フォークは、板バネのような働きをするようになっているのだ。
2016 LAPIERRE PULSIUM 500 CP ¥379,000 + tax
2016 LAPIERRE PULSIUM ULTIMATE ¥389,000 + tax(フレーム)
2016 LAPIERRE SENSIUM 500CP ¥279,000 + tax
2016 LAPIERRE SENSIUM W 500CP ¥279,000 + tax
2016 LAPIERRE AUDACIO 200 FDJ CP ¥149,000 + tax
トライアスロンでは、メジャーではないが、世界のトップブランドだ。トライアスロン用途であれば、エアコードSLになる。昨今「エアロード」がオールラウンドバイクとして、熱いが、ラピエールにも実績十分なモデルがラインナップ。テクニカルコースのトライアスロンに向くだろう。5月の世界トライアスロンシリーズ横浜大会でも確認されている。
.
「フランスブランドが熱い。」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka