ルミナ79号が発売となった。今号の特別企画は「BIKEまわり買い替えガイド」。すべてを語ることはできないが「キーワード」は伝えた。2台目は必ずしもトライアスロンバイクが良いとは言えない。また、ロードバイクの多様性を活かしたマルチな対応も検討の余地がある。
トライアスロンバイクに大きく注目させたのは、1993年のキャノンデールR700だったと思う。その後は、トレックのOCLVロードとどちらが良いのか、話題になっていた。10年が経ち2003年クウォータのカリバーが「カーボントライアスロン」の火付け役となった。その後、2006年の「P3カーボン」が本格的にカーボントライアスロンバイク時代を築いた。2009年の初代スピードコンセプト、2010年の初代SHIVなど、開発ラッシュとなり、2010年代でそれらは完成度を高めていった。
ただ、まだまだ課題は多くあり、競技レベル、体格・体型、価格など、まだゴールは見えていない。万人向けは難しいが、幅の広さは十分とは言えない。トライアスロンバイクは、あくまでも理想であり、そのゴールは大いに期待したい。ただ、同時に、完成度と選択肢の多いロードバイクを見直し、「選択肢」として冷静に検討する必要があるだろう。
【P46~51 トライアスリートのためのBIKEまわり買い替えガイド】
Theme 1 今、自分には、どんなバイクが必要か?
Theme 2 買う前に整理しておきたいBIKEトレンド
Theme 3 バイクまわり装備をめぐる「今が買い」キーワード
「2021年シーズンまではまだ時間がある。慎重に選びたい。」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka