本日は、京都でトレックの新製品発表会が開催された。
トレックは、来年40周年を迎える、スポーツバイクNo.1のアメリカンブランドだ。ロードは、この「エアロ」のマドン、先行で「軽量」のエモンダ、継続「エンデューロ」のドマーネと3つの「性格」を持つトレックのロードラインナップとなっている。そして、アイアンマン世界選手権においては、上り調子の2位の使用率となっている。もちろん使用されるバイクは、同社トライアスロンモデルのスピードコンセプトだ。国内においても人気は高く、先月のアイアンマン70.3セントレアでは、第3位の使用率(http://triathlon-geronimo.com/?p=1655)となっている。
現在、トレックもイヤーモデルという設定はしていない。エアロロードのマドンは、2010年リリースのトライアスロンバイク、スピードコンセプトで培った、KVF形状のフレーム断面となっている。この形状は、トレックが初めてロードバイクに採用したものだ。今では、各社同様の形状が主流になり、それが、2010年以降の「次世代エアロロード」の流れとなっている。
今回の目玉はもちろん「NEW MADONE」であったが、先月の発表会で先行チェック、インプレでも30km走行はしていたので、全体的にラインナップをチェックしてきた。各モデルは、2~3年目に入り「パーフェクトマシンTREK」の完成度の高いものとなったのだろうか。ニューマドンの登場で、「トレックテクノロジーの集大成」をアピールできたと思う。エアロと相反する快適性へのこだわり、マテリアルを駆使し、エモンダなどから培った軽量性など、エアロロードは、各社の「コンセプトモデル」でもあり、注力が期待される中での今回のニューマドンは、2016年を大いに沸かせる一台となったことは、間違いないだろう。
ニューマドンの発表は、エモンダを遥かに超える160%以上のアクセス、他社のエアロロードとは、一桁違うFACEBOOKの「いいね」など、大きな話題となっているようだ。
ニューマドンは、会場の中央に展示され、発表会を盛り上げていた。
《関連情報》
①THE ALL-NEW MADONE http://triathlon-geronimo.com/?p=2671
②インプレ http://triathlon-geronimo.com/?p=2726
③Triathlon LUMINA http://triathlon-geronimo.com/?p=3106
2013年でモデルチェンジした、スピードコンセプトのモデルチェンジが気になっていたが、今回は、継続となり、変更はなかった。トレックは、昨年のハワイアイアンマンでの使用率が、第2位となっているが、その多くが、初代とこの現行のスピードコンセプトで構成されているのだ。トレックにとって、「第二次ブーム」とも言える、勢いを感じる。
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昨年リリースされた廉価版モデル7.0シリーズは、カラーチェンジ。
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「究極の軽さ」は、完成車で4.65kgを誇る、エモンダの頂点SLR10。
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「圧倒的な快適性」は、ISOSPEEDに寄るもので、振動の分散に優れる。
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トレックの提案するWSDシリーズ。女性専用のシルクやエクサ、女性に調整された、エモンダ、マドン、そして、スピードコンセプトなど、その取組は徹底的なプロジェクトになっている。
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トレックのカスタムバイクシステム「PROJECT ONE」は、美しいペイントが特長的。フレームカラー、予算に合わせた価格、パーツの選択肢、パーツサイズ、コンポーネントの選択肢、ホイールカラーなど、世界にたった1台しか存在しないバイクを造ることができる。
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エモンダSLRの「FACTORY RACING」カラーは人気のカラー。
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JENS VOIGTのアワーレコードモデル。
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トレックのグループブランド、ボントレガー。単なるオプションブランドではない。完全に独立したそのクウォリティは、自立しているブランドでもある。ただ、トレックとのアッセンブルが最もベストマッチングとなる。
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bike rader誌の「エアロヘルメットバトル」テストでも一番評価の高かったバリスタ。そして、アジアンフィット対応となっている。
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ショートテールTT「アイオロスヘルメット」。
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軽量トライアスロンサドルで、若干ショートとなっている。
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スピードコンセプトのDHバーのエクステンションも交換可能。
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オリジナルのファブリックで、様々なコンディションにも対応できる。
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最後にトレックからの強い提案がこの「Flare R」だ。その理由は。。。
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①死傷事故の約80%が、日中に発生。
②後方から追突事故による致死率は、出会い頭事故に比べ約10倍高まる。
③サイクリストは自身に対するドライバーからの視認性を700%も過大評価している。
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これは、ハンドルやヘルメットに装着したライト、ランプなどをリモートで点灯、点滅などを操作でき、同時に点灯確認のモニタリングも可能となっている。やはり、事故になる前に装備したものを、「タイムリー」に、「安全」に、「確実な操作」などが必要となってくるからだ。
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トレーニングに集中することは、安全面において「散漫」になる可能性がある。まずは、「安全第一」に走行することを考えなければいけない。そのために必要なアイテムの一つだ。
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「次回は、トレックのエアロテクノロジーについてレポートします。本社から開発エンジニアも来日しています。」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka