本日は、コルナゴの2017年モデルの展示会が開催された。
ロードバイクと言えば、イタリアンロード。そして、イタリアンの代表格と言えば、コルナゴだ。したがってロードバイクを語る上で外せないブランドでもあるのだ。ロードレースでは、UCIプロコンチネンタルチームのガスプロム・ルスヴェロのサポートなど競技の最高レベルからのフィードバックも受けている。また、トライアスロンシーンにおいても国内での特徴として、その使用台数は少なくない。ロードの雄として、トライアスロンの世界でもそのステイタスはあるのだ。
現在、ハワイアイアンマンにおいては、「トライアスロンバイク」が中心となるため、使用台数は少ないが、TTバイクもリリースするメーカーとして、昨今の動きから来年以降「トライアスロンモデル」の可能性も否定はできないだろう。過去にもTTではなく、トライアスロンバイクを造っていたことがある。名車「C40」の26インチ78°シートアングルも存在し、96年のアイアンマンでルクヴァンリルデによって、ウィナーズバイクとなったのもコルナゴだ。復活を期待したい。
さて、今回のモデルチェンジの最大のトピックスは、「コンセプト」になるだろう。イタリアンバイクで大きな動きを見せていなかったエアロロードだが、このコルナゴのリリースにより、活性化が期待される。フレームの造形美とグラフィックが合間って、コルナゴらしい戦闘的なバイクが出来上がった。また、上位グレードには、ディスクブレーキ仕様とリムブレーキ仕様が設定されている。そして、エントリーモデルも各社注力が高まる中、コルナゴも強化してきている。特にアルミモデルのレーシー化は、ロードバイクの普及が進んだ中で必須のテーマとなっている。
NEW CONCEPT CHDB ¥490,000 + tax(フレーム)
満を持してリリースされたコルナゴのエアロロードだ。スローピングフレームにボリュームのあるダウンチューブとシートチューブが特徴的だ。リアホイールは、シートチューブに覆われる定番デザインを採用し、ブレーキは前後ダイレクトマウントとなっている。また、このカラー(CHDB)はコルナゴらしい美しいグラフィックとなっている。そして、展示はされていなかったが、\50,000アップでディスク仕様もラインナップされている。
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C60 ¥645,000 + tax(フレーム)
コルナゴの看板となるモデルが4年目となるC60だ。クラシカルに見えるラグと星型チューブの組合せは、コルナゴの伝統であり、歴史そのものだ。C60は、コルナゴ60周年を記念して造られたモデルで、不朽の名作「C40」の後継モデルになる。また、リアルレーシングモデルの最高峰クラスとして数々の実績を残している。そして、これぞイタリアンというグラフィックが、高級感を更に高めている逸品だ。ディスク仕様もラインナップ。
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V1-r ¥450,000 + tax(フレーム)
CONCEPTの前に造られたエアロダイナミズムを狙ったモデルだ。フェラーリとコラボレーションモデルで、軽量性も高く、コルナゴ史上最軽量のモデルとなっている。エアロの定番となったカムテイルデザインも採用したフレームで、リアブレーキもBB下に配置されている。エアロと軽量性という特徴からオールラウンド性の高い仕上がりは、完成度の高いものだ。ディスク仕様もラインナップされている。
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CLX ULTEGRA ¥430,000 + tax
昨年フルモデルチェンジとなったCLXはカラー変更のみとなっている。V1-rに近いフレーム形状を持つ。また、剛性と軽量性の高いポテンシャルは、アップダウンなどのテクニカルコースも十分にこなすミドルレンジだ。
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NEW C-RS 105 ¥270,000 + tax
新型モデルとなるC-RS。実は、エアロダイナミクスの向上がテーマの一つになっている。ケーブル関係は、ほぼ内臓させているのだ。クウォリティやデザイン性を落とさず仕上げたエントリーカーボンモデルだ。アルテグラモデルも設定されている。
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NEW A1-r 105 ¥195,000 + tax
アルミモデルとしてレースでの使用を想定したA1-r。ハンドリングや軽量性、剛性など十分なパフォーマンスを発揮してくれるモデルだ。また、カーボンフォークとのバランスも良く、快適性の向上にも繋がっている。ディスクモデルもラインナップされている。
CX-ZERO 105 ¥260,000 + tax
コンフォータブルなカーボンモデルのCX-ZERO。フレームは、モノコックで造られ軽量性も図られている。また、専用ジオメトリーは、ホイールベースやヘッドチューブで安定性、快適性を狙っている。弓なりのチェーンステーも特徴で振動吸収性を高めている。
CX-ZERO Alu 105 ¥185,000 + tax
CX-ZEROのアルミモデルとなる。ジオメトリーなどカーボンモデル同様の安定性、快適性を追求しつつ、コストパフォーマンスを高めたモデルだ。小柄な人にも対応する400Sサイズも追加ラインナップとなった。
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Mondo
コルナゴ随一のコストパフォーマンスとなるエントリーロードシリーズ。しかしながら安定性を高めた扱い易いモデルに仕上がっている。イタリアンデザインのカラーリングは、コルナゴらしいクウォリティと言えるだろう。Mondo2.0は、フレーム形状を変えた新型モデルとなる。
NEW Mondo2.0 SORA ¥130,000 +tax
NEW Mondo2.0 TIAGRA ¥150,000 +tax
Mondo TIAGRA ¥150,000 +tax
Mondo SORA ¥120,000 +tax
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Master X-LIGHT ¥330,000 + tax(フレーム)
コルナゴの象徴的なクロモリロードで30年以上の歴史を持つモデルだ。美しいジルコ加工されたフレームチューブは、コルナゴそのものとも言える特徴的な仕上げとなる。ラグのメッキ出しなどもその美しさを倍増させている。「工芸品」とも言える逸品中の逸品だろう。
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