本日は、クウォータの新製品発表会が開催された。
クウォータは、フレームパーツの製作から始まったイタリアンブランドで、デザイン性の高さと軽量性、そして振動吸収性など高い性能で人気がある。2003年に国内デリバリーが始まった。そして、クウォータのその名を世の中に知らしめたのが、2004年ハワイアイアンマンにおいてドイツのノーマンスタッドラーが使用し優勝しているのだ。しかも、バイクの強い選手で、2006年の2回目の優勝の時は、4時間18分という驚異的なコースレコードを出している。そして、そのことが、それまで、「競技性」のイメージがなかったクウォータの「レーシングバイクの証明」になったのだ。その後、ツールドフランス参戦など、ロード界でもメジャーとなり、現在も、イタリアのプロチームをサポートしている。
クウォータのラインナップの特徴は、各レベル別のユーザーに対応していることだろう。初ロードの人でも乗り易いモデルが設定してある。そして、特筆すべきは。トライアスロンのラインナップで、大きくレベル分けされたモノ造りがなされていることだ。
そして、今回の発表は、クウォータもイヤーモデルの設定がなくなってきていて、トライアスロンのカリバー、KT03、ロードのK-UNOがモデルチェンジとなっている。もちろんカラーの変更や追加は別にもある。
2016 KUOTA KALIBUR ¥299,000 + tax(フレーム)
クウォータトライアスロンのメインモデルカリバーは、四代目。
大きくデザインは変わっていない。カリバーらしいカラーリングだ。
軽量性と振動吸収性に優れるトライアスロン適正の高いモデル。
やはり、フロントブレーキはフォーク裏。リアブレーキはBB下となる。
ハワイで2勝しているカリバーは、幅広く使用することのできるモデル。
2016 KUOTA KT03 ¥199,000 + tax(フレーム)
Kファクター改め、KT03として生まれ変わった。
カラーリングとBB仕様が変更になっている。
クウォータのリリースするエントリートライアスロン。
2016 KUOTA KT05 ¥488,800 + tax(フレーム)
昨年リリースのクウォータトライアスロンのフラッグシップ、KT05。
シート周りのエアロにこだわり、バッテリーはダウンチューブに収まる。
DHバーも専用となっていて、トータルエアロダイナミクスを狙う。
2016 KUOTA KHAN ¥370,000 + tax(フレーム)
フラッグシップのカーンは、グロスブラックからマットブラックに変更。
振動吸収性に優れたモデルでオールラウンドで使用できる。
クウォータ初代のフラッグシップがカーン。その名を継承したモデル。
2016 KUOTA KOUGAR ¥248,000 + tax(フレーム)
クーガーは、ミドルレンジ。2016年も継続で、カラーリングが変更に。
フロントブレーキは、フォーク裏。リアブレーキはBB下となっている。
ハイエンドに匹敵する仕上がりで軽量。Di2対応で、バッテリーは内蔵。
2016 KUOTA KOBALT 105完成車 ¥248,000 + tax
エントリーモデルのコバルトは、奥のブルーラインが特に人気。
クウォータの人気は、やはりデザイン性、軽量性そして、振動吸収性にある。トライアスロン、ヒルクライム、エンデュランス、コンフォートと幅広く対応しているメーカーだが、やはり、競技として、最初に「世界を獲った」モデル、カリバーで更にトライアスロンへの注力を高めてくるだろう。そして、トライアスロンでは、アイアンマンワールドチャンピオンシップにおいて、「V3」を狙ってほしい。特に、過去の歴史からバイクパートの得意な選手が使用し、「強いクウォータ」を見せてほしい。
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「クウォータは、2016年も人気となるでしょう。」