【メーカーNEWS】JET ONE clip-on

※写真のホワイトロゴはチーム仕様

昨今トレンドとなるDHバーのJET ONE clip-on

DHバーと言えばトライアスロンであり、アイアンマンだが、この一体成型でエアロダイナミクスを高めたDHバーは「ツールドフランス」で先行していた。3Dプリンターから始まり、選手個別のカスタムとして、「1分1秒」を競うプロの世界で、コストをかけ頂点を目指していた。そして、今年のツールでは、ほとんどのチームが採用し、トレンドではなく「スタンダード」になったと言えるだろう。

一方、アイアンマンでは、主にエイジ選手が対象となる開発の中で、大手は動かなかった。イギリスブランドを中心に、「ハイハンズ」のためのパーツがリリースされ、様々なブランドが飛び交っていた。そんな中でも2019年にルーシーが使用した「スピードバー」は、ハイハンズありきながら、一体成形で美しいデザインが注目となっていた。但し、カスタムオーダーのため、メリットも大きいが、その分コストもかかることになる。

このJET ONE clip-onも安価とは言えないかもしれないが、カスタムを考えれば極めてリーズナブルと言えるだろう。但し、現物確認はしたい。サドル以上にシビアなDHバーのフィット性は極めて重要となる。全長、幅、角度、アームレストの形状、パッドの感触。そして、先端カットも使用するシフトのパーツとそれをどのように使うのか。変速頻度を考慮し、包み込むように持つのか、そうでないのか、シビアな確認をしてからセッティングしたい。

いずれにしても大手デダのリリースは、設計とともに「デダ級」とも言える質感がフレーム以上に目を引くだろう。

以下、メーカーNewsとなる。

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CRONO PERFORMANCE

世界最高峰の舞台ツール・ド・フランスで二連覇を果たしたタディ・ボガチャルとUAEエミレーツが、勝負の肝であるタイムトライアルで採用したエアロダイナミクスとフィット感を兼ね備えた、TTバー「JET ONE clip-on」が入荷!!

軽量かつ剛性に秀でたUDカーボンモノコック製のケーブルフル内蔵に対応した次世代TTバーは、オーダーメイドのような一体感を実現。シムを利用し、高さをはじめ幅や角度、全長を細やかにセッティング可能です

JET ONEはUDフルカーボン構造を採用しておりスペーサーを含めて660gという驚異的な重量を実現しました。

人間工学に基づいて設計されたアームレストは、長さ、幅、角度、スタックの高さを完全に調整することができます。ブリッジのエクステンションの固定プレートは左右非対称なので、ハンドルバーの軸に対して、さらに±15mmのセットバック調整が可能です。

ジェットワンエクステンションは Deda Tribarハンドルバー、またはその他のØ31.7ハンドルバーに装着するために必要なすべてのパーツが付属しています。サイズはスモール(340mm)とミディアム(370mm)の2つのサイズがあり、さらに先端を60mmカットできます。

ジェットはUCIルールに合わせて15度の角度で設計されており、エクステンションは内装ケーブルルーティングに対応しています。

快適なパッドと Garmin®(500 & 800)、Wahoo®およびBryton®用の統合マウントが付属、カラーはPOB(ポリッシュ・オン・ブラック)仕上げとなります。

 

JET ONE clip-on(ジェットワン クリップオン)

素材:UDカーボンモノコック
全長:340mm(サイズS)、370mm(サイズM)
長さ調整(先端カットにて):280mm(サイズS)、310mm(サイズM)
エクステンション高:152mm~183mm
角度:15°
エルボーレスト幅:110~150mm
エルボーレスト調整幅:±15mm
最大スタック高:77mm
ブリッジ&スペーサー:アルミニウム6082
付属品:Garmin、Wahoo、Brytonコンピューターマウント
重量:660g(サイズS)

税込定価:¥101,600-

 

 

 

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka