【メーカーNEWS】SQlab. 国内取扱開始

エスキューラブのサドルの取扱いが始まった。

聞きなれないブランドかもしれないが、ルーツは30年のブランドで、サドルの他、グリップやハンドルなど身体と接するパーツを人間工学、医学的観点からリリースしている。

サドルは終わりのないテーマだ。走り易さ、漕ぎ易さと快適性など用途、レベルが様々となる中で、常に開発され続けるアイテムだ。万人に合わせることは難しいが、可能性の高いサドルを使ってみたい。そんな中ではノーズを下げるのではなく「低く」設計したこのエスキューラブのサドルも一つの有力候補と言えるのではないだろうか。

以下、メーカーNewsとなる。

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この度、ウインクレル株式会社ではドイツのパーツブランドSQlab(エスキューラブ)を新たにお取り扱いさせていただく運びとなりましたのでお知らせします。

SQlabはサドル、グリップ、ハンドルバーなど人間工学に基づいたバイクパーツ・アクセサリーのエキスパートです。ブランド名は古代ギリシャ神話に登場するアスクレピオス<医術を司る癒しの神>に由来します。

サドルは男性と女性の両方の解剖学的構造にフィットするだけでなく、医学的な観点から体重を正しく分散させ血流・神経への圧迫を避ける設計になっています。座骨間隔を計測しサドルサイズを選択するというフィッティングプロセスは、SQlabが世界で初めて考案したものです。

グリップは、手の神経の配置を考慮し「ハンドルを握りバイクをコントロールする」形状・動作に最適化されており、あらゆるアクティビティで指のしびれを防ぎ、フィットし安全にグリップできるものになっています。

創業者と共にブランド創設を進めた現職の泌尿器科医の監修と、サポートするアスリート達のフィードバックを得て反映した各製品は様々な方面で認められ多くの賞を受賞しています。

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History

1992年 Tobias HildがミュンヘンにてAmazing Toysという名称のブランドでMTB用パーツの販売を開始。

当時Tobias Hildはモトクロッサーを駆り、MTBでダウンヒルにも熱中していました。しかし、不運にも大きな事故に遭遇し負傷してし まいます。回復後もライド中にしびれを感じるようになってしまいました。 それをきっかけに人間工学への興味が湧き、2002年自転車に精通している泌尿器科医のStefan Staudte博士と知り合います。 彼にそのしびれについて相談することで解剖学の詳細な知識に触れ、自身が抱えるような問題を解決する製品が市場には必要でそ れを開発する糸口に繋がりました。

座骨間の距離の計測に着眼し、Stefan Staudte博士と共にサドル メーカーとして初めてサドルの計測システムを開発しますが、それは現在いくつかの他のメーカーでも採用されています。

同年、前立腺患者向けに開発された分割サドル「Hobson asyseat」の販売を開始。 2003年正式に社名をSQLabとし会社を設立します。

 

Riders

SQlabは多くの選手・チームなどのプロサイクリストをサポートしフィードバックを得ています。 選手・チームのカテゴリーはマウンテンバイクの各ジャンル、ロード、トライアスロンなど多岐に渡り、得たフィードバックは製品開発の ヒントとなっています。

SQlabは、医療の専門家とともにサイクリストの健康を守り長年にわたりサイクルスポーツを楽しめる製品の開発を行っていますが、 同時にレースのシーンでもアスリートから要求され勝利に繋げられるための性能も併せて追求しています。 快適に日々の自転車を乗るための製品、競技において正確に自転車をコントロールし、パワーを伝えるための製品と、幅広く揃えており 自転車を楽しむすべての人々がライディングに満足できることを願っています。

 

Technology

SQlabのサドルは、 ”ステップサドル”と呼ばれる 基本デザインで設計されています。上図の ような形状で、前端部分と後端に高低差が あります。 ステップサドルの利点は、低いノーズによっ て骨盤もしくはその付近にある血管・神経 への圧迫を避ける形状となっています。 ライド中、血管・神経への圧迫が続くとライ ダーはしびれを感じ、これが長時間、継続 的に起こることで機能障害や健康を害す る原因に繋がります。 後方の高くなっているセクションはライダ ーを支え、より確かなパワー伝達を可能に します。

人間が座るとき、座骨は体の体重を支え高い圧 力に耐える機能を持っています。自転車に乗る際 も同様ですが、前傾姿勢を伴うスポーツバイクの 場合、会陰部・恥骨にも体重がかかることになり ます。会陰部の神経と血管のネットワークは、肛 門から生殖器を経由して上部の恥骨弓に達して います。これらへの荷重は避けることが重要で、 ステップサドルのノーズを低くしたデザインは、会 陰部と恥骨への圧力を均等に軽減することがで きます。

SQサドルは座骨の幅を測定し、用途(姿勢)に最適なサドルサイズを選ぶことが重要で す。また、このコンセプトを開発した世界で最初のメーカーでした。 SQlabでは座骨の間隔を計測するスツールがありますが単純に背筋を伸ばして座った 時の座骨の間隔を測ることができれば大丈夫です。

バイクへの乗車姿勢が起きていればいるほど、実測の座骨幅に数値をプラスしてサイ ズを選択します。TTポジションのように極めて前傾がきつい姿勢の場合は+0cm、 上半身がやや起きたリラックスポジションでは+3cm といった具合です。 座骨の間隔は、基本的には性別や体形によらず各々個々人によって異なります。

SQlabの製品群は男性用と 女性用で区別はありません。 あくまでも計測した数値に基 づいてサドルサイズをお選びください。

 

Products

Learn More:https://sports-w.com/brands/sqlab/

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka