S3ディスクが発表された。
3月にその予定は発表されていたが、ついにベールを脱いだ。「必要性」のあるオールラウンド軽量Rシリーズと快適性のCシリーズのディスクモデルはすでにラインナップされている。また、各社も同様のタイプにはディスクモデルが存在しているが、トライアスロンやエアロロードへの対応は遅れていた。バイクの性格上の必要性、重要性などがそのポイントとなるが、サーヴェロでは、エアロロードとなるSシリーズのディスク化に踏み切ったのだ。
このS3ディスクは、フレームの断面形状も変更され、リムブレーキ仕様となるS3よりも「エアロダイナミクス」が2Wの向上となっているとのことだ。さすがサーヴェロだ。また、リムブレーキが無くなることで得られるエアロダイナミクスが、ディスクローターの抵抗以上のメリットをもたらしたこともあるのだろう。そして、フレームは、40gの軽量化となる驚きの完成度だ。剛性は9%アップし、その「剛性感」はリムブレーキ仕様のフレームとどのように変わったのかが唯一気になるところだ。ジオメトリーの変更はない。
S3ディスクの開発は、成功となったようだ。同様に予定されている「P5 DISC」がどのように仕上がってくるのが楽しみとなる。ディスクブレーキは、Di2のように後付できるものではない。フレームを変えなくてはならないため、「普及」までは少し時間がかかるだろう。ただ確実に定着すると思われる。抜群のコントロール性は、極上のフィーリングとなるブレーキだ。まだまだ話題は続くだろう。
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「いよいよサーヴェロもディスク化へ本格始動だ。」