速度域に合わせたエアロダイナミクス 及び【メーカーNEWS】Émondaがフルモデルチェンジ

エアロダイナミクスは、トライアスロン、エアロロードだけのものではない。

トライアスロン、エアロ、ヒルクライム、エンデューロなど用途に特化したバイクがリリースされている。ただ、求められているのは「軽量性」「剛性」そして、「エアロダイナミクス」の要素をバランス良く融合させた「マルチロード」が究極のゴールかもしれない。そして、今やどのタイプのバイクでもエアロダイナミクスは無視できない。そのエアロダイナミクスを含めた各要素のバランスからより最適となるタイプが決まってくるのだろう。

トライアスロンにおいての「ロードの使用」は、フィッティング上、確実に「選択肢」となっている。「ピンポイントポジション」のトライアスロンバイクは、乗りこなすことが簡単ではないからだ。そんな中、ロードの選択肢として、エアロロードは挙げられるが、このエアロロードも絶対ではない。より軽量であったり、ハンドル高などポジションも余裕のあるものが、結果として、バイクパフォーマンスを上げる可能性がある。

そんな中、軽量ヒルクライムバイクのEmondaの第2世代がデビューとなった。トレックは、エアロのMadone、エンデュランスのDomane、そして、軽量のEmonda、と分かり易く、3タイプのロードをリリースしている。昨年は、「DomaneのMadone化」とも言えるエアロダイナミクスを取り入れた形状に新たな方向性を感じたが、Emondaにもエアロダイナミクスは必要不可欠だった。

更なる軽量化を目指す中で、エアロダイナミクスとの融合を求め、新素材OCLV800の開発から始まった。エアロダイナミクスにおいては、非定常空気力学の解析を用いる手段で行い、Speedconceptとは「異なる速度域」でのエアロダイナミクスを追求している。また、同時に必要となった、ハンドルやホイールなどのパーツにもこだわりを持っている。ハンドルの形状は、所謂エアロ形状だが、握ったフィーリングなどにもこだわっている。もちろん、ハンドル周りのケーブルなどの処理は、トータルユーザビリティとして処理も万全となっている。

以下、メーカーNEWSとなる。エアロダイナミクスは必要だが、用途に合わせるのがトレック流だ。

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この度、トレック・ジャパン株式会社は、フルモデルチェンジを果たした軽量ディスクロードÉmonda SLR/ SLを発表します。
今回のアップグレードは、トレック最軽量のヒルクライムバイクのパフォーマンスを大幅に向上させ、フレーム重量を700グラム未満に保ったまま、かつてないほどエアロに進化させました。
エアロなチューブ形状はフレーム重量が重くなります。しかしOCLV カーボンなら、速さと軽さの完璧なバランスが導き出され、かつÉmondaの定評ある走りの質も変わっていません。
エアロな新型ÉmondaはSLとSLR モデルが用意され、平坦や登りでより速くなったことが証明されています。
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【エアロダイナミクス】
Émonda SLRのために開発されたまったく新しいOCLV 800カーボンはOCLV 700よりも30%も強度を高めており、これによりカーボン素材の使用量を減らすことができます。フレーム重量は圧倒的なエアロ性能を手に入れながら700グラム未満と超軽量です。すべての新型Émondaの各モデルはケーブルの内装化を進化させ、その高い空力性能により、速さが大幅にアップしました。Émonda SLRは旧世代と比べ、1時間で平坦は60秒速く、8%の勾配では18秒速かったのです。
速さを引き出すには、フレームだけでなくパーツも同時に速くする必要がありました。
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【パーツとの同時開発】
Émondaと同時に開発されたのはエアロで軽量な新型Aeolus ホイールシリーズと、ステム一体型エアロハンドルバーのAeolus RSL Bar/Stem。Émonda SLRはすべてのモデルがこの両方を採用し、Émonda SLの一部モデルは新型Aeolus ホイールを採用します。これらが一体のシステムとして働き、エアロで軽量なディスクロードバイクが完成します。またBBは従来の圧入式から、整備性が高くトラブルの少ないT47タイプへと変更されています。
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【ミドルグレードのÉmonda SL】
Émonda SLは、Émonda SLRとまったく同じエアロなチューブ形状を採用し、材料に軽量なOCLV 500カーボンを選んでいます。また一般的なハンドルバーとステムを採用しています。Émonda SLはハイエンドと同じ速さとルックスをお手頃価格で手に入れられます。
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【Project Oneで選択可能】
Émonda SLRは、トレックのカスタムバイクプログラム、Project Oneでのカスタムにも対応しています。フレームペイントはもちろん、ドライブトレイン、ホイールなど、ほとんどすべてのパーツを選択することができます。
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「エアロダイナミクスは終わりがない!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka