アイアンマン世界選手権では、常にトップシェアとなるトライアスロンホイールNo.1のアメリカインディアナポリスのブランドで、以前は、レーシングカーのパーツ製作なども行っていた「スピード」にこだわるブランドなのだ。
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アイアンマン世界選手権では、この5年間で若干シェアを落としているが、ホイールではダントツの43%超を誇っている。この数値は驚異的なもので、その他の各アイテムのシェアも発表となるが、ここまで高い使用率はない。半数近くがジップを使用しているのだ。バイクのサーヴェロですら23%程度となるので、アイアンマンでは、絶対的なホイールなのだ。
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今回は、808がマイナーチェンジとなった。これは、アイアンマン世界選手権でもすでに使用されたいた808NSWとは違うものだ。NSWは808となっているが、若干リム形状も異なり、ブレーキングリムサイドもSHOWSTOPPER仕様になっている。また、ハブ構造も含め、全くの別物で、クリンチャーのみのリリースだ。この808のニューFirecrestは、リムは継続、完全新設計のハブやスポークの変更で剛性、耐久性アップとクイックレバーの使い易さ、軽量性が向上している。もちろん、チューブラータイプもラインナップがある。また、幅広い用途に対応できるようワイドギアレンジ(10-42T)対応のXDドライバーボディへの交換可能となっている。そして、変更はないが、「命」となるFirecrestの形状は、ほぼ平らな形状になっているが、エアロダイナミクスにおいては、ホイールの後部周辺の気流をコントロールすることによって高めている。横風対策も万全で、安定性の高さも特長となる。そして、その厚みはトレンドを作ったホイールでもあり、高い横剛性により加速のレスポンス良く、より安定した正確なラインで走ることが可能なのだ。
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