本日は、ジップの2017年モデルの展示会が開催された。
アイアンマン世界選手権では、常にトップシェアとなるトライアスロンホイールNo.1のアメリカインディアナポリスのブランドで、以前は、レーシングカーのパーツ製作なども行っていた「スピード」にこだわるブランドなのだ。
アイアンマン世界選手権では、この5年間で若干シェアを落としているが、ホイールではダントツの43%超を誇っている。この数値は驚異的なもので、その他の各アイテムのシェアも発表となるが、ここまで高い使用率はない。半数近くがジップを使用しているのだ。バイクのサーヴェロですら23%程度となるので、アイアンマンでは、絶対的なホイールなのだ。
今回の発表は、すでに昨年のハワイアイアンマンにおいてリリースされていた「NSW」の国内入荷だ。完全なスペシャルバージョンと言える使用で、その最強ぶりに拍車がかかるアイテムだ。それと、カラーデカールの展開だ完成車メーカーのカラーカスタムなどにヒントを得ているのだろう。昨今ライバルメーカー、バイクメーカーによるトータルアッセンブルなど、競合も大きなっている中、今年のアイアンマンでも圧倒的な使用率を見せるのだろうか。
808 NSW Clincher ¥443,200 + tax
このNSWの特徴は、Fire Strikeに使用されていたブレーキサイドを採用し、各段にブレーキ性能を上げていること、また、リムのディンプル加工は、定番だが、更にリムのスポーク側にエアロダイナミクスのための表面加工がなされている。そして、ハブのラチェットにマグネットを採用し、抵抗を抑えていることだ。タイヤタイプはクリンチャーのみとなる。この「NSW仕様」は、他に404、303、202にも採用されている。
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「いずれにせよ、最強ホイールだ。」