一体感

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本日(7/23)も「LUMINA PRODUCE ジェロニモ大塚の2時間インドアトレーニング」を開催しました。
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「スピニングの「手法」をいくつか紹介して来たが、その一つに「グループ練習」であることが挙げられるだろう。通常20~30人で行っている、この人数の意味は何だろうか。
そもそも「個人練習」と「グループ練習」の違いは何だろうか。ゴール(=目標レースの設定)に向け、スイム、バイク、ランの練習をスケジューリングする。個人練習では、設定した強度、時間、距離、頻度などをマイペースで行うことができる。グループ練習では、個人練習の内容に加え、自身の身体能力的ポジションの確認、そして、相互に「刺激」し、良い影響を与え合う「場」となることだ。
バイクの練習は、パワー、スピード、スタミナ、スキルを向上させなければいけない。このスピニングは、全ての要素を含んでいる。ただ、スキルについては、「実走」にしかできないことも当然あるだろう。スイムであれば、プールとオーシャンスイム、そして、バイクであれば、インドアと実走。実走では、10名以上のグループ練習は物理的にも安全面においても簡単ではない。周回コースをレベル分けするなどの方法になるだろう。同じ種目の練習でもやり方と狙うポイントが違ってくのだ。
このスピニングなど、インドアであれば大人数が可能となり、グループ練習が出来る。個人練習で、果たして一人でどこまで追い込めるのだろうか。もちろん追い込む選手もいる。出来る、出来ないではない。グループ練習は、追い込み「し易い」のだ。集団だからこそ出来ることがある。前で、横で、後で、頑張っている選手がいる。見ているわけではない。その「気迫」を感じているのだ。回転数、高負荷のかかったフォーム、息づかい、そして汗。無意識のうちに、与え、与えられている。そんな関係が生み出すものがある。
選手側からも掛け声がかかる。声も大きくなる。一人また一人増える。意識はしていない。ただ、明らかに追い込まれた状態の中で、共通の「敵」と戦うために生まれている。「一体感」とはそんな結果の証しなのかもしれない。
最後に。20人集まった時と30人集まった時では何が違うのだろうか。30人集まれば、イントラは、1対30人となり、選手からは、1/30の状態となるのだろうか。20人であれば1/20であり、イントラが見ている時間が長くなり、緊張感があるのかもしれない。ただ、イントラは、「見て、観て、看て、診て、ミル!」そんなトレーニングの時間のために人数は関係なく、全身全霊で臨んでいる。」
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96年スピニングインストラクターの資格を取得し、様々なスピニングレッスンを開催してきました。97年には、アイアンマンジャパン(琵琶湖)対策6時間スピニング、その後宮古島対策5時間スピニングなど、「必然性」のあるスピニングにこだわり開催して来ました。99年には、「決定版」となった3時間スピニング+ランを開催、1~3月は「冬季限定集中スピニング」として、毎週3時間スピニング+ランを開催、宮古島やシーズンインに向けた、3ヶ月が「大塚スピニング」の真骨頂だったかもしれません。また、赤坂スタジオで開催しているころは、平日の夜、1時間スピニングを開催していましたが、平日の夜、追い込めるバイクトレーニングとして、お集まり頂いていました。そんな「スピニング命」でやってきた大塚のレッスンです。
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「大塚スピニング」は、目的ではなく、手段です。あくまでもトレーニングの一環として、各自の目標達成のお手伝いができれば幸いです。したがって、どなたでもご参加頂け、レベルもこれから始めるビギナーから、ハワイアイアンマン経験者まで、幅広くご参加頂いています。ビギナーはベテランの背中を見ています。でもそれだけではありません。ベテランもビギナーを見ています。その新鮮な「やる気」にパワーが増幅するのです。会話ではなく、自身の「走り」が最大のコミニュケーションだと思います。そんな相互に刺激し合えるトレーニング環境がこの「スピニング」なのです。そして、練習会ではなく、レッスン。「観る側」と「観られる側」であることが重要なのです。
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みなさん、お疲れさまでした!
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次回は、8/6(土)です。またのご参加お待ちしております。エントリーは、下記ページにて受付中です。
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そして、「代々木公園 RUN」も開催しました。
公園内を120分マイペース走をします。一周、1.17kmの周回コースをマイペースで時間走をします。
次回8/6日も開催予定です。こちらもご参加お待ちしております。
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【Bike School】

「 みんなで頑張る!

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 CANNONDALE JAPAN 2017 LAUNCH

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本日は、キャノンデールの2017年モデルの展示会が開催された。

人気アメリカンブランド、アメリカの代表格、キャノンデール。常に独自技術で話題性の高いキャノンデールはもともとアルミフレームを得意とするメーカーで、その軽量性は群を抜いていた。またMTBではリアサスの量産、片持ちフォークのレフティなど、他のメーカーにはない一歩先を行くブランドとして人気となった。また、カラーリングは特にこだわりがあり、「キャノンデールのカラー」そのものが話題となる。特に難しいとされる「グリーン」を絶妙なデザインとともに人気カラーにするなどオピニオンリーダーでもある。

トライアスロンでのイメージは強く、早くから「トライアスロンの草分けとして存在感をアピールしている。(下記関連記事)

Tri BIKE クロニクル 第1回 http://triathlon-geronimo.com/?p=1449

Tri BIKE クロニクル 最終回 http://triathlon-geronimo.com/?p=7444

また、6月のアイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンにおいてロードバイクの使用率は、第2位となっているのだ。多くのロードバイクブランドの中から、「トライアスロンで使用するロードバイク」としても人気がある。(ブランド別では4位となる。)http://triathlon-geronimo.com/?cat=37
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さて、モデルイヤー2017は、全体で13車種のニューモデルがリリースされた。特にエントリー層にむけたこだわりのラインナップが充実している。その「こだわり」が面白い。後述の通りだが、そのこだわりには、大いに期待が高まる。また、ディスクブレーキへの注力も徹底している。そのための開発とやはりこだわりが、キャノンデールの真骨頂とも言えるモデルを生み出している。
トライアスロンモデルのスライスは、変更なく、3年目のシーズンを迎える。
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【バイクに求める性能とは】
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~ A whole NEW BALANCE OF POWER ~
 

「軽量性やエアロダイナミクスは、現状の重量差による抵抗、人が乗った状態での空気抵抗を見ると大きな差は出ないのです。もちろん、それぞれ良いに越したことはありません。大事なことは「剛性」だと考えています。剛性とは、力に対する寸法変化のしずらさですが、様々な方向からかかる負荷に対し、カーボンの積層や繊維のグレードを使い分けて、剛性の方向と強さを設計します。また、ダンシング時のねじれに対し、最適なタイミングで戻すことができるフレームが必要です。キャノンデールのバイクは、この剛性をコントロールしてカーボンバイクを製作しているのです。スーパーシックスエボは、このように走りを優先に考えたバイク造りになっています。だから開発のテーマは「Balance of Power」なのです。」

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【ディスクブレーキについて】
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ディスクブレーキのメリットは何と言っても、「コントロール」です。ブレーキが良く利くと言われますが、実は、ブレーキのストッピングパワーは大きくは変わりません。ブレーキレバー引いた量、離す量、その分だけ利いてくれるフィーリングがとても良いのです。また、油圧式なので、レバーの引きがとても軽く、握力の少ない女性には、特にオススメします。そして、カーボンリムでの雨天走行においても安定して使用することができます。本当に意のままにコントロールできるディスクブレーキは下りが楽しくなります。」
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【エントリーバイクに求める性能】

「エントリーバイクというのは、軽い材料や特別な製法が使えないため硬い乗り心地になるのです。低価格帯から始める初心者は、余計にバイクが硬いのですぐ疲れてしまうということになります。また、ジオメトリーは、キャスター角の寝た、ハンドル位置の高い、安定性重視のため、下りのコーナーで膨らんでしまうことがあります。分かったことは、初心者向けバイクは曲がらないということでした。そして、この2点が問題と考え、今回のエントリーバイクの設計は、今までのCAAD8に比べて、乗り心地とハンドリングを良くすることをコンセプトにバイクを設計しています。」
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■キャノンデール・ジャパン テクニカル サービス マネージャー 秋吉氏

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NEW ! SUPERSIX EVO Hi-MOD DISC ULTEGRA ¥490,000 + tax

スーパーシックスエボハイモッドのディスクブレーキモデルとなる。今回のディスクモデルは、リムブレーキモデルと同様の剛性やハンドリング出すことに成功している。全てのカーボンレイアップを造り変え、左右非対称のブレーキパワーに対応している。
まず、しなやかなセーブステーとディスクブレーキを両立させるため、キャリパーマウント部をアルミの鍛造のワンピースで成型し、ローターのキャリパーの位置関係を維持している。QR仕様となっているのは、プロチームからのフィードバックだ。取付規格は、シマノのダイレクトマウント、フロントは、アダプターを使ってフォークにマウントされている。フォークのエンド構造は、ホイールの交換が極めて簡単に着脱出来るようになっている。次に、チェーンステー長にもこだわりがある。本来ならば、シマノ推奨地の415mmとするところなのだが、リムブレーキモデルと同じ405mmにして、下りでのハンドリングの切れ味を良くしている。そして、ヘッドチューブとBBの剛性がリムブレーキモデルと全く同じという結果が出た。その検査は、ドイツのゼドラーラボ社に依頼している。スーパーシックスエボの性能はそのままに829g(560mm)で最軽量ディスクブレーキフレームとなったのだ。
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今年のスーパーシックスエボシリーズの最大の特長は、すべてほぼ同等の剛性であり、同じ走りをすることが出来るということなのだ。
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大きなリアバックは、重量化となるが、しなやかな走りを生んでくれる。ブリッジは、横方向のねじれ剛性を確保するために残してある。

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ツール・ド・フランス直前まで用意されていたディスクブレーキモデルだった。
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NEW ! SUPERSIX EVO CARBON ULTEGRA ¥270,000 + tax

重量は、ハイモッドが777gに対して、スタンダードモッドは980gとなる。(サイズ560mm)これらは、同じバリステックカーボン製法で造られている。硬いカーボンは弱く、強いカーボンはしなるため、バリステックカーボン製法では、最高強度のミドルレンジファイバーと特別なハイインパクトレジンを組合わせたカーボンをベースにしている。スタンダードモッドは、カーボンを多く重ねるので重量差は出るが、剛性は、同じようになるように設計している。
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ちなみに完成車ラインナップは、ハイモッドディスクとスタンダードのみとなり、ハイモッドのリムブレーキ使用はラインナップされていない。ただし、カスタムラボで選択することが可能となっている。
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CAAD12 ¥190,000~260,000 + tax

キャノンデールの究極アルミフレーム「CAAD12」シリーズ。キャノンデールの得意技は、「アルミ」だ。脇役ではない、主役のアルミフレームロードなのだ。6069アルミを駆使して、軽量性と剛性、そして、快適性を実現したフレームは、キャノンデールの全てとも言えるだろう。

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NEW ! CAAD OPTIMO TIAGRA ¥130,000 + tax

オプティモは、CAAD12の下位グレードにあたるエントリーモデルだ。2002年のCAAD7に採用された素材の名前が起源となる。これは、ニューヨークに本社のあるアルミの大手メーカー、アルコア社と提携して共同開発した特別なアルミがオプティモだった。

ジオメトリーはエボとほぼ同じになっている。低価格帯のバイクは、ヘッドチューブが長かったり、キャスター角が寝ているケースが多いが、切れ味の良いロードバイクそのままのジオメトリーにしているのだ。

フレームは、この価格帯でテーパーヘッドチューブの採用となっている。オプティモは、厚めの材料を使っているため、硬くなるバイクの乗り味に対し、ステーのテクノロジーで対応し、乗り心地を柔らかくしている。そして、メカニカルフォーミングという引き抜き加工でパイプの厚さを変えている。シートチューブもしならせ、縦にしなるシートステーをサポートしている。このシートチューブは下に向かって広がったデザインとなり、ダンシング時には、パワーが横に逃げないような、両方を兼ね備えたデザインになっている。
このようにオプティモでもキャンノデールならではの工夫した製法と技術を使って、ビギナー向けのバイクでもハンドリングの切れ味が良い、乗り心地の良いバイクになっているのだ。そして、今回ジャパンスペックになっている。シマノのブレーキ、チェーン、クランクなど、初心者にこそ扱い易い仕様となっているのだ。
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CAAD12やエボ同様のトラディショナルなホリゾンタルに近いチューブシェイプになっている。そして、440mm、480mmはトップチューブをスローピングさせているので、身体の小さい人でも乗車が可能となっている。

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自転車の構造は、ヘッドチューブの上側ではなく、下側に大きな力が加わる。したがって、下側を大きなベアリングにすることで、剛性を確保し、ヘッド周りの剛性が上がり、車輪が安定する。

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薄く横に扁平したチューブというのは、縦にしなやかに動く。パワーのかかる横からの力には硬くなる。横剛性を上げながら、縦剛性をコントロールしているのだ。それらを過去最高に細く、セーブ自体を細くした。
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NEW ! CAAD OPTIMO DISC TIAGRA ¥140,000 + tax

オプティモ(リムブレーキ)との違いは、フラットマウントのディスクブレーキ仕様であること、フロントには、ラックの台座などがあること。そして、大きな違いは、BB規格が、リムブレーキはJISに対し、ディスクブレーキは、BB30になっている。これは、乗り味に違いが出てくる。キャノンデールでは、同じモデルのBB違いはしばらくぶりとのこと。BBシェルの外形は、BB30の大きな径により、溶接面がしっかり取れるので、そのあたりから踏んだ時に乗り味がかなり変わるようだ。
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SYNAPSE ¥110,000 ~ 630,000 + tax.

ロングライドモデルがこのシナプスだ。直進安定性と快適性を特長としたモデルでアルミからカーボンフレームまでラインナップしている。また、それぞれにディスクブレーキモデルがある。快適性を強調するキャノデールロードバイクの中でも特にその性能を高めたシリーズで幅広い用途に適している。

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SUPER X ¥350,000 + tax

これは、キャノンデールのシクロクロスモデルだ。何と言っても目を引くこのカラーリングこそが「キャノンデールらしさ」でもある。90年代を彷彿させるカラーリングは、キャノンデールだけに許されるカラーリングと言って良いだろう。

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CUSTOM LAB

キャノンデールのカスタムサービスが、「カスタムラボ」だ。カラーリングやコンポーネントを好みに仕上げることができる。カスタムラボの商品は、入荷時に全数梱包を解いて徹底検査、不合格であれば再作業を行っている。2月からサービス開始されているが、追加のサービスが発表となった。(8月開始)

①NEWデザイン (2デザイン追加、計4デザイン)

②NEWフレームカラー (7カラー追加、計20カラー)

③NEWデカールカラー (6カラー追加、計9カラー)

④NEWフレームサイズ (2サイズ追加、計7サイズ)

⑤フレームセット販売 (ショップ組替専用)

⑥ホイール (マビックプロカーボン追加、ホローグラム3追加※デカール10カラー選択可)

⑦ハンドルバー (エスケープハンガー追加)

今回の追加で、3627通りの組合せが可能となった。(一部組合せ不可あり。)また、新型デュラエース(R9100系)も選択可で、タイミング良ければ一般市場より早い9月初旬からデリバリーが可能となる。

※詳しくは、キャノンデール・ジャパンWEBにて http://cannondalecustomlab.com/

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ちなみに、人気のカラーTOP5は。

1位 Acid Orange 16%

2位 Gloss Green 14%

3位 Gloss White 11%

3位 Matte Black 11%

5位 Gloss Blue 9%

となっている。

コンポーネントは、アルテグラがダントツで63%だ。

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HELMET & ACCESSORIES

キャノンデールのアクセサリーは、必要なアイテムにこだわっていることだろう。例えば、ヘルメットは、必携だがバイクとのコーディネートも気になるアイテムだ。カラーリングも含めたビジュアル性も提案となる。その他、カギ、ライト、ケージ、ツール、ポンプなど全て必要なものとなる。

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SUGOI

スゴイは1987年創業のカナダブランドだ。現在、スゴイの中にキャンノデールラインがあり、ジャージ、パンツ、グローブ、ソックス、パンツなど各種アイテムがラインナップされている。そして、スゴイのこだわりはサイクリングウエアの「命」でもあるパンツのシャモアに集約されている。

他社との違いは下記の通り。

①ポロンフォームの使用

②呼吸するようなディンプルフォーム

③クレードルの設置

ポロンフォームを使ったフォーミュラFXのシャモアとグローブが一番のトピックスとなる。ポロンフォームとは、所謂発砲フォームで、野球のプロテクターやタブレットのカバー、ヨガマットなどに使用されているものだ。低反発で形状記憶できるようなフォームを使用している。それをシャモアに採用しているのが、フォーミュラFXだ。三層の積層になっているが、真中の層にポロンフォームが入っている。今までのシャモアと違う点は、中央部が肉抜きされていて、通気性が向上している。「呼吸するシャモア」ということなのだ。そして、クレードルポケットが設けられ、より立体的になった。また、溝も肌触りの良い滑らかなフォームを使いより履き心地の良いシャモアが出来た。厚みは12mmとなり、ロングライドには最適となるだろう。

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fabric
1、革新的なデザイン
2、独創的なテクノロジー
3、斬新なアイデア
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上記をスローガンとして開発している。アイテムとしては、サドル、ライト、ツール、インフレーション、ボトル、バーテープと、大きく6アイテムを製作し、特にサドルへの注力が伺われる。ファブリックは、厳しい社内基準があり、それに到達しなければ、商品化はしないとのこと。UKに本社を置くブランドだ。
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サドルの旗艦モデルとなる「スクープ」は、3つプロファイルから選択できる。ライダーの好みにより、「フラット、シャロー、ラディアス」から選ぶのだ。まず、サドルの特徴は、フォーム、ベース、レールから構成されているが、通常のサドルは、ベースをしっかり包み込むようにして、フォームをグルー接着、ホチキス止めなどをしているため、特に際が硬くなる傾向があり、そのまま座面が硬くなっていることが多い。ファブリックは、フォームとベースを真空圧着しているため、際を張り出す必要がなくすことで、グルーやホチキスなどを使わなくて済むため、しっかりと弾力性のあるソフトなフォームが出来上がる。そして、レールが撓むため、総合的に快適性を出すことができる。また、多くのアワードを受賞しているモデルでもある。

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IMPRESSION

話題となるモデルを試乗してみた。
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①SUPERSIX EVO Hi-MOD DISC
まず、そもそもの剛性感から来る走行フィーリングの「軽さ」が快適だった。その剛性感は、リムブレーキ仕様との差を感じさせない同じフィーリングに仕上がっていた。その上で最強となるディスクブレーキのコントロール性は、絶妙なフィーリングと言える。また、405mmのチェーンステーの変速も全く問題く、データ通り、剛性感と良いハンドリング、そして、総合的に高次元な乗り味の良さを実感することができた。
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②SUPERSIX EVO
必然的に重量差はあるものの、ハイモッドと同じフィーリングが確認できた。ディスク仕様の後に乗ったため、ブレーキフィーリングの差は出るが、狙った「剛性」はしっかりと出ている。
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③CAAD OPTIMO
まず、第一印象として、ポジションに違和感を感じないのだ。これは、エボとほぼ同等になっているジオメトリーから来る安定したフィーリングなのだろう。一般のエントリーロードとは明らかに違う走行感が得られた。乗り味は、アルミフレームの域ではあるが、硬さを意識させないフィーリングがあった。外観上の高級感も相まって、エントリーモデルに乗っているということを忘れてしまう。
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④CAAD OPTIMO DISC
そのリムブレーキのオプティモとオプティモディスクの違いは、もちろんディスクブレーキ、そして、BBの仕様にある。ディスクモデルは、BB30となっているため、プラスαの剛性感が、推進力を増した感じで、快適な走行フィーリングが楽しめた。

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SLICE 105 ¥300,000 + tax

2008年リリースのカーボントライアスロン、スライスもロングセラーの人気バイクだった。2011年にはHI-MODバージョンも追加、アイアンマンでもクリシーやミリンダによってウィナーズバイクともなった名車。そして、2014年でフルモデルチェンジとなった。現在の「競技志向の高過ぎる」トライアスロンバイクに一石を投じるかのような、新しいコンセプトで登場したのが、この現行スライス。「軽量性と快適性」を重視したコンセプトで、「初めてのロング」に適したバイクと言えるだろう。

スライスは、昨年のアイアンマン世界選手権では、女子4位、5位に入賞している。

2015年アイアンマン世界選手権 http://triathlon-geronimo.com/?cat=25 

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「さて、今年のハワイではどうなる?」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 SPECIALIZED ModelYear 2017

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本日は、スペシャライズドの2017年モデルの展示会が開催された。

スペシャライズドは、アメリカの代表格ブランドだ。1974年に設立し、1981年にMTBを量産するメーカーとして、世界のトップブランドとなった。90年代に入りロードにも注力をはじめ、クウォリティの高いアルミロードをリリースした。2000年にはツールドフランス参戦が始まった。2010年にはエアロロードの代表格VENGEを発表、実戦で結果を残した。また、トライアスロンにおいては、2010年の先代SHIV、2011年コナで世界同時発表となったトライアスロンに特化した現行SHIVをリリース、現在、使用率第3位となっている。(現行トライアスロンモデル別では第2位)

国内のトライアスロンシーンにおいても人気ブランドとなっている。

①2017全日本トライアスロン宮古島大会 現行型トライアスロンモデル使用率第1位 http://triathlon-geronimo.com/?p=11125

②2017世界トライアスロンシリーズ横浜大会 プロ選手使用率第1位 http://triathlon-geronimo.com/?p=11586

③2017アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン ブランド別使用率第1位 http://triathlon-geronimo.com/?p=11963

今回の発表では、SHIVのモデルチェンジはなく、来年以降になりそうだ。2012年モデルとしてリリースされた現行SHIVの完成度は高く、6年目のセールスとなる。3年でモデルチェンジは早い。完成度が疑われる。逆に10年は長い。それまでのテクノロジーの進化はないのか、ということになる。5年程度でモデルチェンジとなることが、「理想」ではないだろうか。そんなロングセラーとなっているSHIVが「次」を発表することは簡単ではないだろう。「フューエル&ストレージ」を革新的なモデルとして発表した2011年のハワイでの衝撃は大きかった。それだけに、スペシャライズドらしい開発とその「期待」に応える必要があるのだ。

2011年KONA http://triathlon-geronimo.com/?p=1840

全般的には、「新型」はこの時点で発表されていない。もちろんカラーや細部の変更はあるため、「2017モデル」である。一番のトピックスは、「ディスクブレーキ」への注力だろう。来シーズンに向け、各社ディスクモデルを様々なカタチでリリースしている。来年SHIVがモデルチェンジされた時にも「SHIV DISC」となるのだろう。その他、VENGE ELITE、ALLEZ DSW SL SPRINTなどの価格設定が下がった。VENGE、TARMAC、ALLEZの3モデルに「SAGANレプリカ」を設定している。また、「トライアスロン」のイメージが定着したAMIRAもカラフルにラインナップ。下位モデルは20万を切っている。そして、ALLEZも10万を切るなど「エントリー」への注力も伺える。

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■スペシャライズド・ジャパン 代表 望月氏 

「スペシャライズドは、革新的なプロダクトによる差別化を徹底したい。そのための多大な開発投資をしている。3~5年の中期的に見た時に三つの大きな流れがあるだろう。」

①電動のテクノロジーの進化(MTB系)

②ディスクブレーキのテクノロジーの進化(ロード系)

③フィッティングとテクノロジーとライダーの融合

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■スペシャライズド プロダクトマーケティング Nate Riffle氏 

「ロードの未来、スペシャライズドの未来はディスクブレーキにかかっている。徹底したディスクブレーキの開発を続けている。そして、ディスクブレーキ化おいてフレーム剛性の向上、しなやかさの向上を提供できるようになった。ほんのわずかな重量増で実現させている。」

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S-WORKS TARMAC DISC RED eTAP ¥950,000 + tax

スペシャライズドの看板ロードモデル。そのTARMACのディスクにeTAPの完成車だ。ディスクは昨年のリリースだが、eTAPモデルとなり、現時点では、スペシャライズドだけの「先行」アッセンブルモデルとなる。

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S-WORKS TARMAC JAPAN EDITION ¥450,000 + tax(フレーム)

ペイントの美しい限定モデルだ。ダウンチューブの「TARMAC」の文字が浮き出たこだわりの仕上がりとなっている。

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S-WORKS TARMAC ¥420,000 + tax(フレーム)

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S-WORKS TARMAC Dura-Ace ¥830,000 + tax

新型デュラエースの完成車だ。フルアッセンブルされたモデルで、注目の一台となっていた。

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S-WORKS VENGE ViAS MODULE ¥545,000 + tax

昨年、話題のリリースとなったViASは今年も継続となる。エアロロードの代表格となるだろう。そして、専用のDHバーが登場した。ステムに固定する方法を取っている。形状は、UCI規定に基づき、ショートタイプのアシストバーとなる。

昨年のVENGE ViASレポート http://triathlon-geronimo.com/?p=2744 

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VENGE ELITE ¥275,000 + tax

サガンレプリカがリーズナブルな設定になっている。好みも分れるカラーだが、人気となるだろう。ダウンチューブのペイントは、「SPECIALIZED」の文字の中に「SPECIALIZED」の文字が描かれている再現レベルだ。

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ALLEZ DSW SL SPRINT COMP ¥150,000 + tax

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S-WORKS AMIRA SL4 RED eTAP ¥900,000 + tax

オリンピックディスタンスのジョーゲンセンが使用しているバイクとして女子選手に人気がある。TARMAC同様、そのeTAPモデルとなっている。

今年もWTC横浜大会でウィナーズバイクとなっている。http://triathlon-geronimo.com/?p=11153

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S-WORKS AMIRA SL4 ¥420,000 + tax(フレーム)

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AMIRA SL4 EXPERT ULTDi2 ¥450,000 + tax

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AMIRA SL4 COMP ¥300,000 + tax

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AMIRA SL4 ¥175,000 + tax

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AMIRA SL4 SPORT ¥200,000 + tax

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DOLCE SPORT ¥100,000 + tax

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WHEEL

ホイールにもこだわっているスペシャライズド。昨年のVENGE ViASは、このホイールから始まったという。トータル設計でベストパフォーマンスを狙うコンセプトだ。自社風洞実験施設「WIN TUNNEL」で絶えず、ベストを追求している。

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PAPIDE CLX 32

従来型のCLX40よりも8秒速く走れ、ヨー角によっては、CLX60よりも速くなっている。垂直のコンプライアンスが良いので快適性にも優れている。内幅21mmのワイドリムを採用している。クラス最軽量の1340g(ペア)、12mmのスルーアクスルが標準仕様となる。(DISC)

DISC F ¥115,000 +tax / R ¥160,000 + tax

Clinture F ¥105,000 +tax / R ¥150,000 + tax

TUBULAR F ¥100,000 +tax / R ¥145,000 + tax

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HANDLE BAR

S-WORKS CARBON AEROFLY +25 ROAD ¥28,000 + tax

昨年リリースされたVENGE ViASのライズハンドルバーの汎用ステム対応モデルがリリースされた。ステムを水平にして、下げるために考案されたハンドルだ。

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S-WORKS CARBON HOVER +15 ¥28,000 + tax

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SADDLE

サドルに関しては長年の実績がある。身体への負担の軽減と快適性を追求したサドル群は、他社ブランドのバイクに使用する選手も少なくない。

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途中からカラーが変わるバーテープが追加となった。

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SHOES

シューズにもエアロダイナミクスを求めるのがスペシャライズド流だ。

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S-WORKS 6 ROAD ¥37,000 + tax

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S-WORKS TRIVENT ROAD ¥35,000 + tax

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HELMET

エアロヘルメットでは人気モデルの一つ。サドル同様に他社ブランドのバイクでも使用している選手を見かける。

S-WORKS EVADE TRI ¥25,000 + tax

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S-WORKS EVADE TEAM ¥24,000 + tax

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GLOVES

サドル同様にスペシャライズドのグローブは歴史がある。

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WOMEN’S

スペシャライズドは、女性モデルに注力する代表的なブランドだ。

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S-WORKS SHIV TT MODULE ¥480,000 + tax(フレーム)

トライアスロンではなく、「タイムトライアル」のSHIV TT。トライアスロンの「定義」はシートアングル、このTTは寝ている。また、フューエル&ストレージはない。ただ、シルエットが魅力的なモデルだ。このデザインでシートアングルの立ったモノがリリースされると良いのだが。

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SHIV EXPERT ¥450,000 + tax

残念ながら2017年でのモデルチェンジはなかった。6年目に入り、レースにおいて最も見かけるトライアスロンバイクの一つとなった。SHIV EXPERTは、上位モデルのS-WORKSと同形状に仕上がり、エアロダイナミクスを誇るモデルだ。今年のS-WORKSは、フレームのみの展開となっている。

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このVENGE ViASのDHバーの写真が撮れず残念だった。

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「この後も動きがありそうだ。随時お届けしたい。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

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Reality

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本日も「LUMINA PRODUCE ジェロニモ大塚の2時間インドアトレーニング」を開催しました。
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スピニングは「手段」であって、目的ではありません。我々は、リアルバイクをより良く、乗りこなし、トライアスロンのバイクパートのパフォーマンスを上げるために、日々トレーニングをしています。
スピニングの基本は、「上半身リラックス」ということを何度も言って来ました。スピニングでなぜこれを毎回強調しているのか。目的は二つあります。一つは、スムースなペダリングに繋がるということ。そのことを、「常に」意識できる環境がスピニングです。もう一つは、リアルなバイクとの差、「違和感」が生じることを少なくする意味があります。バイクライドに必要な動きは、「バランス」と「パワー」です。そのバランス力を高めるため、逆に、バランスを取らなくて良いスピニングマシンのデメリットを埋めるべく、「上半身リラックス」を強く意識するのです。プラス面とマイナス面を補うことをしています。
同様により「リアル」な走りに必要なことがあります。
①ポジション設定
②ペダル
③サドル
現在、ペダル、サドルの交換はできませんが、ポジションは、よりリアルバイクに近い状態にすべきです。
また、更にリアル度を高めることも出来ます。
④ウエア
⑤バイクボトル
⑥サプリメント
⑦サングラス
⑧ヘルメット
リアルライドにおいて、実際に使用するものを使うということです。これらは、過去すべて試したことがあります。特に、サングラス、ヘルメットの「装着感」は、「条件反射」を生みます。
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④から⑧はより「集中力」を高めるツールです。本来ならば、不要なのかもしれせん。ただ、このヴァーチャルなバイクライドをいかにして、「リアル」に近づけるのかということが、永遠のテーマとなるのです。同じトレーニング環境においても絶えず「工夫」が必要ですね。
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一度お試し下さい。
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96年スピニングインストラクターの資格を取得し、様々なスピニングレッスンを開催してきました。97年には、アイアンマンジャパン(琵琶湖)対策6時間スピニング、その後宮古島対策5時間スピニングなど、「必然性」のあるスピニングにこだわり開催して来ました。99年には、「決定版」となった3時間スピニング+ランを開催、1~3月は「冬季限定集中スピニング」として、毎週3時間スピニング+ランを開催、宮古島やシーズンインに向けた、3ヶ月が「大塚スピニング」の真骨頂だったかもしれません。また、赤坂スタジオで開催しているころは、平日の夜、1時間スピニングを開催していましたが、平日の夜、追い込めるバイクトレーニングとして、お集まり頂いていました。そんな「スピニング命」でやってきた大塚のレッスンです。
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「大塚スピニング」は、目的ではなく、手段です。あくまでもトレーニングの一環として、各自の目標達成のお手伝いができれば幸いです。したがって、どなたでもご参加頂け、レベルもこれから始めるビギナーから、ハワイアイアンマン経験者まで、幅広くご参加頂いています。ビギナーはベテランの背中を見ています。でもそれだけではありません。ベテランもビギナーを見ています。その新鮮な「やる気」にパワーが増幅するのです。会話ではなく、自身の「走り」が最大のコミニュケーションだと思います。そんな相互に刺激し合えるトレーニング環境がこの「スピニング」なのです。そして、練習会ではなく、レッスン。「観る側」と「観られる側」であることが重要なのです。
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みなさん、お疲れさまでした!
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次回は、7/23(土)です。またのご参加お待ちしております。エントリーは、下記ページにて受付中です。
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そして、「代々木公園 RUN」も開催予定でしたが、雨で中止にしました。
公園内を120分マイペース走をします。一周、1.17kmの周回コースをマイペースで時間走をします。
次回7/23日も開催予定です。こちらもご参加お待ちしております。
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【Bike School】

「 スピニングで徹底的に回転力Up!」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 FELT NewModel Exhibition 2017

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本日は、フェルトの2017年モデル展示会が開催された。

フェルトは、当初はアメリカ、現在はドイツブランドとして、アイアンマンでも人気のブランドだ。フェルトの顔である、創設者ジム・フェルトの開発力、そして、熱いマインドで造り上げられている。毎年アイアンマンの現場に精力的に関わっている。きっかけがトライアスロンだったこともあり、90年代前半のポーラニュービーフレジャー(アイアンマンワールドチャンピオンシップにおいて、男女通して最多の8勝した女子選手)の活躍などに大きく貢献し、トライアスロンの定番ブランドとなった。また、トライアスロンモデルのIAは、2013年から昨年までの3年連続アイアンマンワールドチャンピオンシップのウィナーズバイクでもある。そして、使用台数もトップ3入り目前の人気ブランドだ。http://triathlon-geronimo.com/?p=5903

今回の発表では、ほぼ変更なしとなっているトライアスロンモデルだ。モデルによって違っていたロゴが新ロゴに統一された。カラーリングとしては、IA4の「レッド」がNewカラーとなる。IA1では、eTAPの完成車モデルが設定されている。また、最安値で人気のトライアスロンバイクだったB16はなくなってしまったが、それまでの上位モデルDAのモールドを使った「B14」¥278,000 + taxでラインナップされた。価格はモデルによるが、継続のものと変更のあるものがある。エアロロードのARシリーズも概ね変更はない。

この展示会の開催時点では情報解禁となっていなかった新シリーズのFRシリーズ、VRシリーズも発表となった。https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/2017model/

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IA FRD ¥798,000 + tax(フレーム)

この「IA」は、ずばり、P5、スピードコンセプト、SHIVを意識されたモデルとなっている。エアロダイナミクスとストレージを「強調」したモンスターマシンだ。エアロダイナミクスを高めるためのフレーム形状、ブレーキ他、各部の収まりなど、究極度の高いバイクが出来上がった。トッチューブ前側には流行りのストレージが付く。このストレージは、中味を2つに分けることができるなど、「後発」の良さを出している。後付ではなくトータルデザインされた完成度は他社を抜く。当初はSHIVのようなフューエルシステムもあったが、途中からなくなってしまったのが残念。先述とは異なるが、このIAに関しては、26インチモデルは存在しない。480mmも700Cとなっている。ただ、設計、造りなどから小柄な選手でも可能性はあるモデルだ。それだけポジション設定の自由度も高い。逆にDHバーの高さは低めのため、ポジション出しは慎重に行う必要がある。2016年のアイアンマンで、「4強入り」出来るのか、期待のかかるマシンでもある。

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IA1 eTAP ¥1,298,000 + tax

IA1 Frame ¥468,000 + tax

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IA2 ¥998,000 + tax

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IA4 ¥548,000 + tax

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IA10 ¥598,000 + tax

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IA14 ¥388,000 + tax

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IA16 ¥358,000 + tax

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AR FRD Frame ¥468,000 + tax

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AR1 Frame ¥298,000 + tax

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AR3 ¥378,000 + tax

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AR5 ¥278,000 + tax

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【メーカーNEWS】FELT 自転車追い抜きアメリカ代表にスペシャルバイクを提供 2016/6/15
「FELTは自転車女子団体追い抜きのアメリカ代表チームに最新鋭マシンを提供しました。室内を高速で走行するトラックレースではバイクの左側から常に風、ヨーアングルが発生していていること、そしてドライブトレイン側から風が当たった方がより効率よく加速できることを突き止めたFELTは「TA FRD」と呼ばれるこのトラックバイクを2年の歳月をかけ開発しました。」
ベロドロームで発生する風を加速に変えるために、通常右側にあるチェーン(ドライブトレイン)を左側に配したTAは今年3月の世界選手権(ロンドン)の4000メートル団体追い抜きで4分16秒180の世界新記録をマークして優勝。FELTでは「さらに3.5秒の短縮が可能」という見解を示している。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/tafrd/story.html

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「今年のハワイでの使用率が気になる!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 FELT NewModel Exhibition 2017

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本日は、フェルトの2017年モデル展示会が開催された。

フェルトは、当初はアメリカ、現在はドイツブランドとして、アイアンマンでも人気のブランドだ。フェルトの顔である、創設者ジム・フェルトの開発力、そして、熱いマインドで造り上げられている。毎年アイアンマンの現場に精力的に関わっている。きっかけがトライアスロンだったこともあり、90年代前半のポーラニュービーフレジャー(アイアンマンワールドチャンピオンシップにおいて、男女通して最多の8勝した女子選手)の活躍などに大きく貢献し、トライアスロンの定番ブランドとなった。また、トライアスロンモデルのIAは、2013年から昨年までの3年連続アイアンマンワールドチャンピオンシップのウィナーズバイクでもある。そして、使用台数もトップ3入り目前の人気ブランドだ。http://triathlon-geronimo.com/?p=5903

今回の発表では、ほぼ変更なしとなっているトライアスロンモデルだ。モデルによって違っていたロゴが新ロゴに統一された。カラーリングとしては、IA4の「レッド」がNewカラーとなる。IA1では、eTAPの完成車モデルが設定されている。また、最安値で人気のトライアスロンバイクだったB16はなくなってしまったが、それまでの上位モデルDAのモールドを使った「B14」¥278,000 + taxでラインナップされた。価格はモデルによるが、継続のものと変更のあるものがある。エアロロードのARシリーズも概ね変更はない。

この展示会の開催時点では情報解禁となっていなかった新シリーズのFRシリーズ、VRシリーズも発表となった。https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/2017model/

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IA FRD ¥798,000 + tax(フレーム)

この「IA」は、ずばり、P5、スピードコンセプト、SHIVを意識されたモデルとなっている。エアロダイナミクスとストレージを「強調」したモンスターマシンだ。エアロダイナミクスを高めるためのフレーム形状、ブレーキ他、各部の収まりなど、究極度の高いバイクが出来上がった。トッチューブ前側には流行りのストレージが付く。このストレージは、中味を2つに分けることができるなど、「後発」の良さを出している。後付ではなくトータルデザインされた完成度は他社を抜く。当初はSHIVのようなフューエルシステムもあったが、途中からなくなってしまったのが残念。先述とは異なるが、このIAに関しては、26インチモデルは存在しない。480mmも700Cとなっている。ただ、設計、造りなどから小柄な選手でも可能性はあるモデルだ。それだけポジション設定の自由度も高い。逆にDHバーの高さは低めのため、ポジション出しは慎重に行う必要がある。2016年のアイアンマンで、「4強入り」出来るのか、期待のかかるマシンでもある。

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IA1 eTAP ¥1,298,000 + tax

IA1 Frame ¥468,000 + tax

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IA2 ¥998,000 + tax

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IA4 ¥548,000 + tax

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IA10 ¥598,000 + tax

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IA14 ¥388,000 + tax

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IA16 ¥358,000 + tax

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AR FRD Frame ¥468,000 + tax

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AR1 Frame ¥298,000 + tax

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AR3 ¥378,000 + tax

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AR5 ¥278,000 + tax

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【メーカーNEWS】FELT 自転車追い抜きアメリカ代表にスペシャルバイクを提供 2016/6/15
「FELTは自転車女子団体追い抜きのアメリカ代表チームに最新鋭マシンを提供しました。室内を高速で走行するトラックレースではバイクの左側から常に風、ヨーアングルが発生していていること、そしてドライブトレイン側から風が当たった方がより効率よく加速できることを突き止めたFELTは「TA FRD」と呼ばれるこのトラックバイクを2年の歳月をかけ開発しました。」
ベロドロームで発生する風を加速に変えるために、通常右側にあるチェーン(ドライブトレイン)を左側に配したTAは今年3月の世界選手権(ロンドン)の4000メートル団体追い抜きで4分16秒180の世界新記録をマークして優勝。FELTでは「さらに3.5秒の短縮が可能」という見解を示している。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/tafrd/story.html

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「今年のハワイでの使用率が気になる!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【GROWTAC】 GT-ROLLER Q1.1

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■GROWTAC GT-Roller Q1.1

グロータックは、こだわりのジャパンブランドだ。多くの自転車経験を持つ同社代表の木村氏曰く「小さい会社ならではの尖った商品をこの世に出そうと心掛けています。」とのことだ。大きなメーカーがやっていないこと、できないことをやれることに価値があるのだ。

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このローラー台の最大の特長は、固定ローラーに対し、所謂3本ローラーと言われるタイプなのだが、ご覧の通り、「4本ローラー」となっている。フロントホイールを2本のローラーで受けることで、「トレイル量」を増やし、「直進性」高めることで、安定性が向上している。従来の3本ローラーのイメージは、実走感はあるが、慣れやコツが必要なため、やや敬遠されていた。また、ダンシングやスプリントなどの動きに対しても、ローラーそのものが「追従」するシステムが組み込まれ、安定感の高い走行フィーリングが得られるようになっている。また、「エレベーターユニット」により、フロントホイールの位置を高くセットすることができる。それによって斜度10%までのクライミング走行も可能となるのだ。

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実際の使用感は分からないが、最も期待の高まるのが、「DHポジション」でのトレーニングだろう。普段のバイクトレーニングにおいて、実走では、中々長時間DHポジションを取ることができない。固定ローラーでは、実走感に欠けしまう。レースに近い状態でトレーニングができないことを、誰でも感じているはずだ。その点において、このローラー台の安定性に期待したいのだ。最後に。走行とは関係ないが、製品の造りは逸品だ。細部に渡るまでまさにこだわり抜いたメイドインジャパンのローラー台なのだ。

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「詳しくは、ルミナNo.57をご覧下さい。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【AIR-FLY】 AF-102 / AF-101

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■AIR-FLY  AF-102 / AF-101

昨今、「ジャパンメイド」が取り沙汰される中、このエアフライは、福井県鯖江市のメーカーが生産している。鯖江市は、「めがねのまち」として、フレームは、国内No.1シェアを持ち、海外でのシェアも高いのだ。生産する㈱ジゴスペック代表の吉村氏もトライアスリートで、開発へのリアルな意見をフィードバックしている。

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このサングラスの特長は、何と言ってもノーズパッドレスだということだ。これは、世界初の試みで、鼻骨への圧迫感を無くし、サイドパッドで支えることで「開放感」のあるかけ心地を狙っている。このサイドパッドだが、芯にチタンを採用し、軽量性と耐久性を上げ、自在に曲げることで、好みのかけ具合が出せるようになっている。また、ノーズパッドで顔表面とレンズの位置関係が決まる一般的なサングラスと違い、サイドパッドの調整で、頬骨が出ている人でも当たることはないのだ。そして、振動に対し、安定性が高く、ランニングでのメリットは大きいだろう。もちろん、テンプルも自在に曲がるようになっている。

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使用感だが、最初はノーズパッドがないため、深くかけ過ぎてしまったが、サイドパッドを調整して適正な位置にセッティング。ノーズパッド替わりのサイドパッドが支えてくれることがわかるだろう。この感覚については、好みは分かれるかもしれない。そして、かけたイメージは、ヘルメットに付いているシールドの要素も感じた。完全に浮いた状態であること、それによって通気性の良さなどを感じた。また、レンズの面積は大きくないため、バイクで使用するとレンズの上側から覗くようになる状態になるが、これは、サイドパッドにより解消されるだろう。

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「詳しくは、ルミナNo.57をご覧下さい。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 ZOOT ~SPRING2017~

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本日は、ズートの2017年モデルの展示会が開催された。

ズートは、1983年創業のハワイ、コナで始まったトライアスロンブランドだ。アイアンマンの歴史が今年で39年目となるので、やはりトライアスロンの老舗ブランドと言える。現在は、ウェットスーツ、ウエア、シューズ、アクセサリーなどを展開する、トライアスロンアイテムの総合ブランドとなっている。

ズートは、ウェットへの注力度が高まる中、そのクウォリティの高さと新たなテクノロジーやウエアの快適性、デザイン性など進化を続けている。そして、シューズは、トライアスロンイメージの中、マラソン、ウルトラマラソンなど、全体的に使用できるブランドとして定着した。逆に、ベアフィットなど、トライアスロンの特徴的な「裸足」に対するノウハウから、マメの出来易い人などへの対応性も高い。

そんなズートへの期待は高まる。

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まず、見ての通り、デザインが大幅に一新されたことだ。カモフラージュをカラフルに使い分けているあたりは、デザイン性の高いズートらしさが出ている。そして、マテルアル、カッティングの両面に徹底的なこだわりを見せている。モデルは、5タイプラインナップされ、スリーブレスの¥30,000 + taxなどリーズナブルなモデルから揃っている。

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M WIKIWIKI ¥80,000 + tax

フラッグシップとなるモデルで、7種類のマテリアルから構成されている。特に今回話題となるのが、アームの仕上げとなる。FLEX skinという0.5mmのSCSNano加工されたネオプレーンで出来ている。この触感は、他の部位とは全くことなるもので、「肩」の動きへの抵抗が極めて少なくなっている。

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2017モデル、注目のFLEX skin

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W WIKIWIKI ¥80,000 + tax

ウィメンズのフラッグシップも同様のマテリアルで仕上げられている。デザインは、幾何学パターンが使われていて、こちらもカラフルさが絶妙だった。

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M ULTRA TRI AERO SKINSUIT ¥30,000 + tax

M ULTRA TRI AERO SHORTSLEEVE TOP ¥18,000 + tax

ウエアのフラッグシップとなるウルトラシリーズ。セパレートにも「袖付き」がラインナップされた。CARBON TECHによるUPF50+の遮熱性とCHAMOIS TECHのパンツバッドの快適性も維持しつつ、斬新なデザインに仕上がっている。

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熱くない「黒」が、袖付きを製作する上で重要となる。

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W ULTRA TRI AERO SKINSUIT ¥30,000 + tax

ウィメンズのフラッグシップも「袖付き」がラインナップされている。何と言ってもインパクトのあるデザインが目を引いた。

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フラッグシップとリミテッドに付けられるプレミアムマークだ。

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ウィメンズの定評の高さもズートの特徴。

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ズートも、オーダーウエアシステムを行っている。海外でも、そして、近年国内でもチームウエア製作は、人気となっている。フィット性の高さを求められるトライアスロンウエアを、トライアスロンブランドがオーダー製作していることは、安心感が持てる。(24枚から製作可能)

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ALI’I ¥19,000 + tax

継続トライアスロンモデルのMAKAIをべースに「BOAシステム」が搭載されたモデルだ。283.5g(メーカー計測値)と軽量ではないが、クッション性とBOAによる絶妙なフィット性により、ロングレースに最適な一足だ。

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カラーはFlying Hawaiianと付けられている。また、この秋リリースされるウエアとのコーディネートが可能となっている。これもズートならではの楽しみだ。

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M SOLANA 2 ¥12,000 + tax

そして、ズートの人気モデルとなるソラナ2。やはり、一目瞭然そのカラーが面白い。VANSデザインのチェックが人気必至のモデルだろう。

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このモデルもトータルコーディネートができる。

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W SOLANA 2 ¥12,000 + tax

これがウィメンズカラーだ。今回イチオシのグッドデザインだ。ウエアと合わせて使用することになるだろう。

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フラッグシップモデルのWIKIWIKIを試着してみた。全体的な生地の柔らかさは最高級レベルだ。そして、「肩」はやはりイメージ通り、極薄の生地が、動きの抵抗を極めて少なくしていた。袖口が水の浸入を防ぐために、伸びないように加工されているため、脱着時に引っかかりがあるが、慣れれば問題ないだろう。試泳での確認をしてみたくなったこのモデルへの期待は高まった。

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ズートのウェットスーツの裾、袖はユーザーの好みに合わせカットしても解れないように加工されている。これも引き続き導入されている。

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来シーズンモデルとして要チェック!

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

LUMINA No.58

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ルミナNo.58発売しました。

今号の特集は、“「超回復」で強くなる!” です。

Act1 「超回復」の原理と生かし方

Act2 実践的「超回復」メソッド

~トレーニングに対する休養の入れ方、タイミングなどによって身体をトレーニングの負荷に対して適応させ、効果的に高めていく「超回復」の妙も、うまく駆使していきたい。~

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今月の GERONIMO 大塚 担当分ご紹介します。

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創刊以来連載担当している商品コーナーです。今回は、ヘルメットとDHバーをご紹介しています。

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GIRO SYNTHE

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3T REVO TEAM

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「詳しくは、是非ルミナをご覧下さい。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka