Journal – Race Report

GERONIMO COUNT 2021 Report

4月 石垣島トライアスロン2021

5月 ワールドトライアスロンシリーズ 2021横浜(エリート)

6月 2021彩の国トライアスロンin加須スペシャライズドカップ

7月 第9回 榛名湖リゾート・トライアスロン in群馬

8月 第40回全日本トライアスロン皆生大会【中止】

9月 2021佐渡国際トライアスロン大会【中止】

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 2021【中止】

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GERONIMO COUNT 2020 Report

4月 全日本トライアスロン宮古島大会【中止】

5月 世界トライアスロンシリーズ横浜大会(エリート)【中止】

6月 アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン【中止】

7月 全日本トライアスロン皆生大会【中止】

9月 佐渡国際トライアスロン大会【中止】

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP【中止】

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GERONIMO COUNT 2019 Report

4月 全日本トライアスロン宮古島大会

5月 世界トライアスロンシリーズ横浜大会(エリート)

6月 アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン

7月 全日本トライアスロン皆生大会

8月 ITUワールドトライアスロン クウォリフィケーションイベント

9月 佐渡国際トライアスロン大会

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP

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GERONIMO COUNT 2018 Report

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GERONIMO COUNT 2016 Report

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP
アイアンマン70.3セントレア
wtsy
世界トライアスロンシリーズ横浜大会
全日本トライアスロン宮古島大会
                                                                     

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GERONIMO COUNT 2015 Report

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP
ironman_logo-1
アイアンマン・ジャパン北海道                 
アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン
世界トライアスロンシリーズ横浜大会

【取材予定】第40回全日本トライアスロン皆生大会

ついに3年ぶりの皆生大会が開催される。国内初の「鉄人レース」を開催した大会は今年で40回を迎える。

2020年は、さすがに開催は難しかった。昨年は8月に日程を順延としたが、タイミングが悪かった。そして、10月開催も検討されたが、水温、波など日本海での開催は簡単ではなかった。

皆生は、日本のトライアスロンの歴史を紐解く大会でもある。オアフ島で開催していたアイアンマンの運営マニュアルを取り寄せ、開催された「日本のアイアンマン」でもあるのだ。そんな歴史を感じさせてくれる最古の大会は、レベルが高い。安全第一の中で選手の実力が大きく関係してくるため、抽選ではない。厳正な書類選考の元、出場権を獲得することができる。1980年代の国内創成期の感覚が残る唯一の大会と言っても良いだろう。

今年の変更点は大きく2点。まずは距離が短くなっている。スイムは変更無く3kmだが、従来の一斉スタートではなく、グループ分けのローリングスタートとなる。バイクは大山をカットし、140kmから115kmへ。ランは42.195kmから32kmとなる。そして、ランのコースが変更され、弓ヶ浜サイクリングコースを使って、シーサイドを走るコースとなる。

いづれにしても「灼熱皆生」はサバイバルの様相となるだろう。

前回(2019年)レポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=31049

■開催日 2022/7/17(日)

■競技

スイム3km / バイク115km / ラン32km

※詳しくは、http://www.kaike-triathlon.com/

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「3年ぶりの元祖鉄人レースとなる。」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

2022彩の国トライアスロンin加須大会 SPECIALIZED RACE DAY GERONIMO COUNT

昨年に続き、2回目のカウントとなった彩の国トライアスロン。今年は、昨年からの推移を確認することができる。ただ、コロナ禍の状況も刻々と変化するため、単純な比較はできないが、どこに変化があったのか確認してみたい。

まずは、条件となる大会そのものの特性を確認する必要があるだろう。いつ、どこで、距離は?となるのではないだろうか。関東ではシーズン初旬となる6月1週目で、アクセスの良い渡瀬瀬遊水池。そして、初心者からベテランまでが楽しめる3タイプのレース設定となっている。つまり、関東圏ではかなり高得点の大会と言えるだろう。唯一、規模が小さい。500名以下の小規模となることもカウントの前提として理解しておくことは必要となる。

昨年は、「半コロナ禍」と言った感じの状況だった。軒並み大会が中止となる中、彩の国トライアスロンは無事に開催されたのだった。モチベーションキープの難しさや、機材の新製品リリースなどが遅れている中でのカウントとなった。今年は「より良い」状況であろうと期待していた。ところが、他の大会では「定員割れ」などの情報が入って来た。2022年は完全復活の年を期待していたが、コロナ禍が長過ぎたのだ。練習不足はまだ良い。完全に離れてしまった人もいるようだ。

昨年以上に厳しい条件の中でのカウントとなった。そんな状況の中、選手の使用するバイクから読み解くことはできたのだろうか。

 

2022 SAINOKUNI  Bike “ GERONIMO ” Count

GERONIMO COUNTは2015年からスタートし8年目に入った。バイクカウントは、元々コナで30年以上行われ、その使用率が話題となっていた。同様のカウントではあるが、「その先」が知りたかった。例えば、コナという最高の舞台でも実際の「選手層」は幅広い。エイジでのハンデはあるが、やはり「SUB10」で使用されるバイク、本当に速い選手が乗るバイクは何か?サーヴェロのシェアはダントツトップだが、人気のあるモデルは何か?など、もっと突っ込んだ「本当のこと」が知りたい。また、ワンバイやハイハンズなどトレンド以前の「兆し」も発見したかった。そんなカウントだ。

Traiathlon GERONIMO「Journal – Race Report」

順位 ブランド 使用台数 使用率
1 SPECIALIZED 66 18.5%
2 cervelo 51 14.3%
3 TREK 24 6.7%
4 ceepo 19 5.3%
5 FELT 17 4.8%
5 GIANT / Liv 17 4.8%
7 cannondale 15 4.2%
7 MERIDA 15 4.2%
9 CANYON 13 3.6%
10 PINARELLO 11 3.1%
11 KUOTA 9 2.5%
12 BIANCHI 8 2.2%
12 BS / ANCHOR 8 2.2%
14 BMC 7 2.0%
15 ARGON18 5 1.4%
15 GUSTO 5 1.4%
15 SCOTT 5 1.4%
18 COLNAGO 4 1.1%
18 GIOS 4 1.1%
20 LOOK 3 0.8%
20 QR 3 0.8%
20 RIDLEY 3 0.8%
23 carerra 2 0.6%
23 cinelli 2 0.6%
23 corratec 2 0.6%
23 GARNEAU 2 0.6%
23 ORBEA 2 0.6%
23 Wilier 2 0.6%
29 ANTARES 1 0.3%
29 ARAYA 1 0.3%
29 ASTER 1 0.3%
29 BH 1 0.3%
29 boardman 1 0.3%
29 BOMA 1 0.3%
29 CSK 1 0.3%
29 DEROSA 1 0.3%
29 DIMOND 1 0.3%
29 HARP 1 0.3%
29 HEAD 1 0.3%
29 KESTREL 1 0.3%
29 MEKK 1 0.3%
29 NEILPRYDE 1 0.3%
29 QUARK 1 0.3%
29 TAOKAS 1 0.3%
29 VAN RYSEL 1 0.3%
29 VENTUM 1 0.3%
29 VOTEC 1 0.3%
不明 2 0.6%
未確認 ※ 12 3.4%
47社 合計 357 100.0%

※未確認が3%を超えている。入口以外から入った選手がいたのかもしれない。

Counted by Triathlon GERONIMO

 

≪概況≫

まず、スペシャライズドは、国内であれば「どこの大会でも1位」というイメージが強くなっている。昨年に続き、1位をキープしていた。ただし、台数が85台から66台へと大きく落としている。その分、サーヴェロが戻っているという感じだろうか。ともにトライアスロンのニューモデルが出ているわけではなく、状況に変わりはない。「ワンツー」のライバルメーカーであるということは変わらないだろう。それぞれのメーカーに乗る選手が全てトライアスロンモデルを使用するわけではないが、ニューモデルのリリースは、「トライアスロンの強いイメージ」を抱かせるのだ。

3位トレック、4位シーポもトップ2の予備軍であり、大会によっては2位以上も特別なことではない。そこに次ぐのが5位フェルトとなるだろう。フェルトはニューIAの国内発表を控えていて、コロナ禍で遅れていた最後のメジャーブランドとも言える。すでに、海外ではリフやカリーの実戦投入で露出されていたり、本国サイトではすでに発表されている。そして、先月のセントジョージIRONMAN世界選手権では女子ウィナーズバイクとなっている。ややスタートがぼやけてしまったが、国内での正式リリースが待ち遠しい。

そして、同率5位のジャイアントを始め、それ以降のブランドはキャニオンを除き、ロード色が強いブランドとなっている。その中でも注目となったのが、メリダで、トップ10入りによって勢力図を変えている。8台だったメリダは倍近い使用台数となり、一気に7位となっている。また、国内ではキャニオンの伸びが今ひとつとなっているが、最高峰となるKONAでは確実に伸びて来る最注目株の一つであることは間違いない。

今後注目すべき観点として、「ロードバイク」の充実や伸びに注目したい。ただし、ロードバイクであれば何でも良いわけではない。「トライアスロン適正」の高いロードバイクがリリースされることが必要となる。シートアングル、ヘッドレングス、設定剛性、直進性など、明確なポジションの違いから乗り味まで、いかにトライアスロンに「寄せられているか」ということになる。

◆◆◆

気をつけなければ行けないのが、これからの結果は「今」ということであり、今後は分からない。バイク全体で見れば、最高に人気が出た翌年も同様とは限らない。つまり、不動の地位はないということだ。

トライアスロンの場合、過去その順位が大きく変わることはなかった。それはトライアスロンへ注力するメーカーが限られているからだ。ただ、これまで不動の地位として来たサーヴェロでも分からない。各社凌ぎを削り、更なる高みを目指している最中だ。

使用率第1位 SPECIALIZED

≪スペシャライズド連覇≫

今年の1位も、スペシャライズドだった。このカウントにおいては、KONAではサーヴェロだが、国内ではスペシャライズドのイメージは定着したと言えるだろう。今回の66台中1/3以上の一番人気となる24台は現行SHIV。2018年のローンチから4年目となるが、その魅力とは何だろうか。

競技上で言えば、エアロダイナミクスの高さと軽量性、そして、扱い易さのポイントが高い。その扱い易さとは2点。一つは、フィット性で、DHポジション、そして、もう一つは、べースバーが重要となっている。

DHバーは元よりだが、トライアスロンにおけるベースバーポジションは極めて重要となる。昔であれば、オマケとも言える「ブルホーンバー」だが、長距離となるトライアスロンでは、少なくとも30%程度はテクニカルやアップダウンが含まれているのではないだろうか。つまり、30%はベースバーを持つことになるわけだが、そこに注力しているメーカーはまだまだ少ない。可変型のベースバーは同時に「パッキング」も容易にしてくれた。これはエイジユーザーにとっては理屈抜きにその扱い易いさを感じる。エイジユーザーにとっては優先順位は高いのではないだろうか。

2位のサーヴェロは、昨年同様の2位ではあったが、使用台数は35台から51台へと大きく伸ばしている。サーヴェロの人気は、「トライアスロン色」の強いことになるだろう。それはやはりKONAの実績から来ている。2005年のカーボン製P3、2012年のP5デビュー、2016年のP5Xの衝撃的なローンチなど、時代を先取りして来た。それは他社の開発へ多大な影響を与えたのだった。

3位のトレックは、昨年5位から上がっている。ただ、トライアスロンバイク比率は低いため、今後に期待がかかっている。昨年11月に正式ローンチとなったニューSpeedconceptは、必ず救世主となるはずだ。先月開催のセントジョージIRONMAN世界選手権でもエイジ選手によって多く使用されていた。4月の石垣島でも2台の確認に留まっていたが、今年のコナでもやはり注目モデルの一台となっている。

 

≪TOP10シェア≫

大会 年度 総台数 TOP10台数 使用率
彩の国 2022 345※ 248 71.9%
彩の国 2021 320※ 243 75.9%

※未確認除く

Counted by Triathlon GERONIMO

TOP10ブランドの動きが見られた。昨年より4ポイントも落ちていた。このデータは、トップ10ブランドにどの程度人気が集中しているかを示すものだ。ただ、他の大会と比較すると昨年が極めて高かったため、大きく落ちたように見えている。特に良い悪いではなく、使用されるバイクメーカーの分散傾向を示しているわけだ。これは後述に出てくるトライアスロンバイクとロードバイクの比率も大きく関係していると見られる。トライアスロンバイクをリリースするメーカーは限られているためで、生産するメーカーが多い「ロードバイク」への志向が高まる傾向とそのロードバイクの選択肢が多いことによるだろう。

 

【トライアスロンバイク使用率】

トライアスロンバイク比率No.1 cervelo

GERONIMO COUNT当初より、注目観点としてチェックしていた。これは、トライアスロンバイクが増えることが良いこと、としていたためなのだが、果たして、トライアスロンバイク比率が高まることが良いのか、否か、考えなければ行けない。

トライアスロンバイクはデビュー後1〜2年程度で購入する選手が多いように感じる。これはレース距離との関係性が高く、ミドル出場をターゲットにした頃からそのことが気になって来る。ODよりは遥かに長いミドルではトライアスロンバイクが良いのではないのか。

トライアスロンバイクは簡単な乗り物ではない。前提として、DHバーのパッドがサドルより低くセットされ、先頭的なポジションとなっている場合だが、トライアスロンバイクは、「ピンポイントポジション」であり、「遊び」がない。つまり、練習の賜物として、作り上げたポジションで乗るバイクということが基本となるからだ。

逆に言えば、そこを極めたい。「人車一体」となるべく、徹底したバイクトレーニングの先には最高のライドフィールが待っている。そこにたどり着くことは簡単ではないが、占めるウェイトの大きなバイクパートだけに、体得すれば、絶大な力となり、レースパフォーマンスが高まる。バイクはランへの繋ぎの種目だ。コントロールした走りを持ってランでのパフォーマンスが上がる。つまり、バイクだけ速くても意味がない。そこにはバイクでの「余裕」が必要になる。

そして、トライアスロンバイクは憧れだ。どうであれ、あの美しいフォルムのバイクに乗りたい、そんな風に思う選手は少なくはずだ。であれば極めてみよう。

大会 年度 台数 Tri 比率 Road 比率 距離
彩の国 2022 345 147 42.6% 198 57.4% ミドル・ショート・ミニ
彩の国 2021 320 143 44.7% 177 55.3% ミドル・ショート・ミニ

Counted by Triathlon GERONIMO

結果は2ポイント程ロードバイクが増えていた。ビギナーが増えたのか、ロードバイクで走る傾向が増えたのか、まだ兆しレベルではあるが、前述の通り、トライアスロンバイクが増えることが正しいとは限らない。ポジション的に余裕の出るロードバイクでパフォーマンスが上がっているかが重要だ。ちなみにこの40%を超える結果はどちらと言えばトライアスロンバイク傾向は高め、と言える数値となる。

 

【新型率】

昨年2021年の取材再開後、最大の注目となるのが、「ディスクブレーキ」だった。ただ。ディスクブレーキありきではない。ディスクブレーキ仕様のバイクは、「新型」であり、まさに「今の人気」を示す一つの指標と観ることは否定できないと思う。ディスクブレーキ化は、早いメーカーでは2016年モデルから、遅いメーカーでは2020年モデルとなり、2018年あたりがその元年と言える。そこから数えるとコロナ禍があったものの4年目となるため「新型のカテゴリー」と言えるのはあと1年くらいまでだろう。

ただ、2022年もその前提が難しい。新型を購入するということは、デビューする人か、ある程度(3~7年)使用した人の買い替え、ミドル以上の挑戦(デビュー後、1~2年後)によりロードに加え、トライアスロンバイクの買い足しなどが考えられる。昨年は、コロナ禍、新型リリース待ち、デリバリー遅延などが前提となった状況だった、今年は、不出場の傾向が見られる。出場という最高の「モチベーション」がなければ新規購入はしない。

年度 台数   Disc   比率   Rim   比率
    Tri Rd 合計   Tri Rd 合計  
22 345 60 52 112 32.5% 87 146 233 67.5%
21 320 44 42 86 26.9% 99 135 234 73.1%

Counted by Triathlon GERONIMO

最高の結果だったと思われる。昨年を多く上回り32.5%となった。不出場の傾向とは述べたが、十分モチベーション高く、集まってくる大会もあるということになる。

そもそも「ディスクブレーキ」は必要なのか、数年までに議論されたことだ。全ては安全性と考えている。ブレーキだけでなく、その前に行なわれていたのが「ホイールの強化」だった。路面と接しているのはホイールであり、制動力はブレーキだけではなし得ない。その意味では、より安全性の高まったバイクが増える傾向にもあるということはとても大切なことなのだ。

 

【DHバー装着率】

最後に、DHバーの装着率となるが、これも「トライアスロンバイク比率」のように多いことが良いと考えていたが、DHバー非装着がトライアスロンビギナーと考えた場合、この比率が高まることは将来的に極めて望ましいと言えるだろう。

ただ、懸念事項もある。バイクは危険性が伴うため、走行スキルについて大会側、選手側、双方からの意識を高める必要がある。キープレフト、ドラフティング、コーナー進入時の減速のタイミング、そして、係員やマーシャルの指示に従うなど、選手層の幅が広くなればなるほど、その徹底が難しくなってくる。

大会 年度 台数 装着 比率 非装着 比率
彩の国 2022 345 268 77.7% 77 22.3%
彩の国 2021 320 254 79.4% 66 20.6%

Counted by Triathlon GERONIMO

結果は増えていた。2ポイント近く「DHバーなし」のバイクが使用されていた。必ずしもビギナーとは限らないが、参加者が増え、その比率にビギナーが入っている、ビギナーが選んだ大会という見方をすればこの上ないだろう。

ただ、いつまでもDHバーなしではダメだ。まずはインドアで慣らし、実走で「バランス感覚」を掴む。練習ゼロで、レースでいきなりDHポジションなどあり得ないということだ。選手本人ばかりでなく、周囲にも迷惑をかけてしまう。

そして、上手くその感覚に慣れれば、最高の走りに近づける。更に慣れたらトライアスロンバイクも待っているということだ。

【最後に】

選手層も広く、良い大会だった。トップ選手のパフォーマンスも高く、走り込んだ上でのポジション、セッティングなども多く見られた。一方で、これから楽しむ選手なども多く、簡単ではなかったと思うが、安全な開催となっていた。

バイク機材に絶対はない。ショップと相談し、現在のパフォーマンス(レース結果やTTなど)からベターと思われるバイクをピックアップしてもらうなど、自身を預けるバイク選びは慎重に行きたい。

 

 

その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=40294

「必ずしもトライアスロンバイクではない。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

2022彩の国トライアスロンin加須大会 SPECIALIZED RACE DAY RaceReport

6/5(日)埼玉県加須市で「2022彩の国トライアスロンin加須大会SPECIALIZED RACE DAY」(彩の国トライアスロンin加須大会SPECIALIZED RACE DAY大会実行委員会主催)が開催された。

 

昨年に続き、無事開催となった彩の国トライアスロンは28年目の歴史ある大会だ。毎年6月の第1週に開催され、気温、水温など初心者でも安心して参加できる時期となっている。ただ、梅雨入りが微妙なタイミングのため、唯一気になるのだが、そればかりは仕方がない。

当日の天候は恵まれた。朝5時、雲は厚く、程なくして小雨が時折パラつく状況となった。しかし、開会式の頃には、晴れ間がのぞき、眩しい朝陽に包まれて行った。その後は完全に晴れて、やや風はあったものの最高のコンディションの中で大会は行われたのだった。

そして、特筆すべくはリピーターが多いことだろう。それによって、エントリー数も安定している人気大会と言える。規模としては、500名以下の小規模大会となるが、かかる手間は変わらない、より準備も大変となる中で、行き届いた運営がリピート率を高めているのだと感じる。

この2022年は、定員割れの大会の話も聞こえてくる。やっと再開となった2022年だったが、コロナ禍が長過ぎた。目標大会を見失い、モチベーションも下がってしまったのではないだろうか。そんな中の開催で昨年より参加者も増え、完走率も上がっている。選手たちは、彩の国をターゲットにして、モチベーション高く、トレーニングを積んで来たという証ではないだろうか。

2023年に向けて、国内大会も完全復活するために繋げて行きたい。

 

■Sainokuni Triathlon

≪最短にまとまった動線の会場作り≫

彩の国の良さの一つに会場がコンパクトにまとまっていることが挙げられる。まず競技上で見た場合、スイムアップ後、目の前にバイクトランジットがあることはこの上ない環境と言える。他の大会では数百メートル離れていることも珍しくない。スイム会場とバイクトランジットの位置関係が大会によっては制限があるということなのだ。その点でのポイントは高い。また、駐車場が近いことも選手には嬉しい。観戦上から見ても、1箇所で応援しやすい環境となっている。

≪安心して参加できる老舗≫

彩の国トライアスロンは、国内屈指の老舗大会。1995年に「彩の国トライアスロンin北川辺」として始まっている。北川辺町は現在の加須市だ。創設から28年目を数えた歴史ある大会で、関東のトライスアリートにとってはお馴染みなのだ。タイプ設定、コース設定などを幅広い選手層に対応していることが特長で、交通アクセスの良さも含め、行き届いた大会となっている。それらを長年続けて運営は、大きな安心感を生んでいいる。

 

■Course

【Swim】A: 2.25 / B: 1.5 / C: 0.75 km

10名づつのローリングスタートで、基本的にフラットな遊水池を泳ぐ。レイアウトは、真っ直ぐ泳ぎ、戻る1周750mを周回する。

【Bike】A: 72 / B: 43 / C: 21.6 km

フラットな高速コース。2箇所90度コーナーがあるものの、ほぼDHポジション走行となる。道幅も広く、走り易いコースだが、DHポジション走行がカギとなる。

【Run】A: 15 / B: 10 / C: 5 km

一部土手の登り下りがあるものの、ほぼフラットでペースが掴み易いが、単調なコースとなるため、集中力が問われる。

 

■Race

【Swim】

≪イージーながら、基本動作は必要となるスイムコース≫

レースは距離の短いCタイプからスタートとなり、続いてB、Aの順番で10名ずつ、10秒ごとのローリングスタートとなる。1周750mをそれぞれ1周、2周、3周泳ぐが、BとAは周回時に一度上陸し、次の周回に入る。

コースは、真っ直ぐ泳ぎ、戻ってくる単調なコースなのだが、意外とスムースには泳がせてくれない。コースアウトする選手も少なくないため、ライフセーバーが叫んでいる。ブイ内側を泳いだため、一度戻され、泳ぎ直しとなっている選手もいる。

真っ直ぐ泳ぐことの難しさを痛感した選手も少なくないだろう。折り返しのブイはオレンジ色の四角錐で特大と言うわけではないため、確認は小まめなヘッドアップが必要になる。ただ、頻繁にヘッドアップをするわけにも行かない。コースロープもあるが、僅かに流れがあるのか、湾曲していて、真っ直ぐではない。

「ベタナギで真っ直ぐ泳ぐだけ」とイージーなイメージだけで侮ってはいけない。やはり基本動作となるヘッドアップや左右呼吸など、「オープンウォーター」であることを今一度理解して、対策を講じる必要がある。

10名づつ、10秒ごとのローリングスタート

真っ直ぐ泳げているだろうか

スイムアップ直後の危険箇所。バイクコースを横断するため、スタッフの指示に必ず従う。

【Bike】

≪優しくもあり、厳しくもあるバイクコース≫

コースの特性は、大きく二つの面を持っている。一つは、オールフラットでビギナーも安心して走れるということ。もう一つは、徹底したDHポジション「専用コース」であるということだ。

前者からの安心感は大きいだろう。大会を選ぶ時に、その難易度を測る物差しとして「どんなバイクコース?」と話題になることが一般的だ。もちろん好みもあり、テクニカルでアップダウンのあるコースが面白いと感じるバイク強者もいるだろう。そして、後者だが、実はここに面白さと厳しさがある。

Aタイプの場合、72kmとなるが、90度コーナー2箇所以外はDHポジションが可能であり、その比率は、70km以上、99%以上となる。その特性は、様々な「活用」が期待される。単独走行となるトライアスロンでは、やはりDHポジションが必要不可欠、たまにDHではなく、DHこそが「基本姿勢」となるからだ。そのため、このコースでは「DHポジションの練習」にもなるコースということが言える。

今回の平均タイムを見ると2時間から2時間半という長い時間の走行となっている。インドアのローラー台でもDHポジションは取れるが、その時間を練習するのは簡単ではないだろう。そして、バイク走行は「バランス」と「推進力」の二つの運動を行っているわけだが、固定され過ぎたローラー台では、実走でのリアルなバランス感覚を意識することは難しい。しかしながらロングの大会では、宮古にしても佐渡にしても、軽く100km以上はDHポジションを取ることになる。つまり、必須でありながらリアルに練習できる環境は極めて少ないと言えるのだ。

大会を練習に、と言うのは失礼な言い方となるが、「ロングのための練習」と言う位置付けは、少なからずあるだろう。その点においても極めて有効的なコース設定であると言うこと。

そして、そのDHポジションを取り続けることは簡単ではない。前述からすれば、練習が先か、大会が先か、という話になってしまうが。「ピンポイント」となるDHのフォームで走り続けることは「練習の賜物」と言い換えることができる。DHでの動き(余裕)は精々5~10cm程度の前後動のみだ。(サドルの先端に座っているように見える状態で10cm近いだろうか)悪く言えば「窮屈」なポジションでもある。

そんなDHポジションではあるが「体得」してしまえば、この上ない走りが可能となる。昔の話になるが、琵琶湖(80~90年代のアイアンマンジャパン)の通称てっぺん坂を走るトップ選手の中にはDHで上る選手もいた。エアロダイナミクスではなかった。もちろん基本はエアロなのだが、「出力」しやすいフォームであると言うことなのだ。そのことを無意識のうちに感じ「DHポジションが好きになる」と言う流れは少なくない。気が付いたらDHを取っていると言う「板についた」感じだ。今コースでも橋となるところは坂とは言えない僅かな起伏があるが、当然DHで走るレベルであり、それが無意識のうちにできていることが、それを極める第一歩だろう。

いずれにしてもこの彩の国のコースは「トライアスロンらしい」バイクコースであり、3種目全体も大切だが、DHが何%取れたのか、そして、どんな走りだったのか、バイクの「内容」を分析することで、次への課題も見つかるのではないだろうか。

そして、バイクも大事だが、最終的には、ランが走れるバイクができたかどうかと言うことに尽きる。

【Run】

≪楽しみながら、頑張り、考えながら走るランコース≫

笑顔を見れれば、険しい表情も見ることができる。選手一人一人のレースが展開されている。やはり、最後のランはきつい。いかに集中力を高め、維持できるのか、どういう戦略を立てるのか、ランは難しい。

1周2.5kmを周回する90%以上フラットなコース。序盤は後ろ姿しか見えない一方向、中盤はコースの折り返し前後の800m程度は対面、終盤はまた一方向となる3つのエリアから構成されるコースだ。中盤の対面のエリアでは何を感じながら走っているのだろうか。仲間で参加している選手は声を掛け合っている。また、ライバルとの差を確認している選手もいるだろう。

単調ながらも3つのエリアで気持ちを切り替えることで、集中力の維持に繋げることができるのではないだろうか。序盤は自身のペースに近いパックに入り、中盤で自身のポジションを確認し、終盤で調整をする。その繰り返しとなる。

いずれにしても晴れれば暑い。まだまだシーズン序盤だけのその対策も必要となるだろう。

【Finish Line】

いつでも、どんなレースでもフィニッシュラインはいい。

誰でも最高の表情を見せてくれる瞬間は、選手だけではなく、周りも嬉しい気分にさせてくれる。頑張っている人の姿に理屈はいらないということだろう。

そして、この最高の瞬間は選手だけで作れるものではない。多くの人々、みんなで作り上げた感動なのだろう。

Congratulations !

 

■Award

Aタイプ優勝、星大樹選手

毎回盛り上がる表彰式。

まだ、表彰式を開催していない大会もあるが、彩の国ではしっかりと1時間開催している。表彰式会場は、バイクトランジットのあった広いオープンスペースで、選手間も十分なスペースが確保できる場所で開催している。

まずは、各種目の総合表彰、エイジ表彰が行われ、入賞の楯とスポンサーであるSPECIALIZEDの景品が渡される。ジャンケン大会ではSPECIALIZEDの豪華景品で盛り上がりを見せている。ジャンケン大会も含め表彰式では見慣れている光景なのだが、あらためて見ると、コロナ禍以前に戻りつつある昨今、ほのぼのとした良いひと時であることを再認識させられた。

そして、一番印象的なことは、最後まで残って、仲間と表彰式を楽しむ選手たちが多いことだった。

SPECIALIZED アンバサダーのMihoCはBタイプ準優勝!

同じくアンバサダーのTKはAタイプ6位入賞!
盛り上がるジャンケン大会は、豪華景品!

 

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■SPECIALIZED RACE DAY

今回もメインスポンサーはスペシャライズド、入賞の景品の他にジャンケン大会などでも豪華景品が提供され大いに盛り上がっていた。ツールドフランスからアイアンマン、ワールドトライアスロンシリーズなど、世界の最高峰で活躍しているメーカーで、その開発力は極めて高い。自転車の「F1」とも言えるトライアスロン、TTへの注力を積極的に行う数少ないメーカーでもある。4月の石垣島、そして、今年も彩の国ではトップシェア(※)となっている。※GERONIMO COUNTによる

 

■GERONIMO COUNT

バイクの「使用と仕様」から読み解くカウント。機材から観る選手の動きとなる。新型傾向となる「ディスクブレーキ」は、昨年26.9%だった。どの程度増えているのだろうか。また、参加者が経験者やベテランなのか、ビギナーなのか、選手層を確認する一つの指標となる「DHバー装着率」など、今年の彩の国の特徴、変化はあったのだろうか。機材から全てが分かるわけではないが、兆しや傾向は確認できる。

※GERONIMO COUNT http://triathlon-geronimo.com/?p=41173

 

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■Data

■気象(10:00時点):天候 晴れ / 気温 22.3℃ / 湿度64% / 風速 2.9m 東南東 ※熊谷地方気象台

■参加数

総エントリー数 / 最終出走者数 395/357名

完走者数 / 率 318名 / 89.1%

■レース結果(抜粋)

彩の国A 総合男子
1位 星大樹 No.143  3:14:56(S35:05/B1:43:05/R56:46)
2位 立山宏一 No.150  3:24:28(S32:38/B1:54:36/R57:14)
3位 牧野巧  No.133  3:26:16(S38:04/B1:53:33/R54:39)

彩の国A 総合女子
1位 日引華子 No.102  3:56:27(S34:25/B2:13:00/R1:09:02)
2位 高橋明美 No.117  4:02:07(S38:44/B2:10:16/R1:13:07)
3位 小口愛海 No.101  4:02:58(S38:49/B2:08:46/R1:15:23)

彩の国B 総合男子
1位 芝崎亮平 No.447  2:06:35(S23:55/B1:08:35/R34:05)
2位 渡邊駿 No.424  2:12:59(S25:33/B1:08:08/R39:18)
3位 堀井舜平  No.446  2:13:30(S27:41/B1:39:20/R34:10)

彩の国B 総合女子
1位 小山菫 No.402  2:25:15(S22:07/B1:19:25/R43:43)
2位 MihoC No.408  2:25:25(S23:17/B1:18:10/R43:58)
3位 山本侑果 No.404  2:26:09(S25:27/B1:16:53/R43:49)

彩の国C 総合男子
1位 福島旺 No.616  1:01:16(S9:11/B35:07/R16:58)
2位 高木将嗣 No.618  1:03:50(S10:17/B35:46/R17:47)
3位 柴田大輔  No.621  1:04:03(S11:28/B35:21/R17:14)

彩の国C 総合女子
1位 荻野瑛未 No.605  1:17:14(S12:20/B44:15/R20:39)
2位 沼野藍 No.601  1:24:54(S16:46/B2:45:57/R22:11)
3位 中村百花 No.608  1:25:10(S16:20/B48:12/R20:38)

彩の国C 高校生
1位 定塚利心 No.709  1:01:09(S10:11/B34:54/R16:04)
2位 倉本倫太郎 No.708  1:04:43(S10:35/B37:47/R16:21)
3位 上條琉聖  No.711  1:06:36(S10:01/B37:06/R19:29)

※全てのデータ:https://www.sainokunitri.com/リザルト/(6/5投稿にて)

 

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その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=40294

 

 

 

「今年も変わらず良いレースだった。」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

2022彩の国トライアスロンin加須大会 SPECIALIZED RACE DAY Result

Aタイプ優勝、星大樹選手。

2022彩の国トライアスロンin加須大会 SPECIALIZED RACE DAYが開催された。

6月の老舗大会「彩の国」だ。関東圏からの交通アクセス、3つのレースカテゴリー、バイクコース、そして、時期。参加しやすいポイントを押さえた大会で、特にレースカテゴリーが多いことで、幅広い競技レベルでも「みんなで」参加できる理想的な設定が魅力となっている。

梅雨入り前の最高の天気となった。天気予報では降水確率70%で、朝から小雨が降り出していた。昨年よりコンディションが悪い。この時期は仕方のない天候と諦めていたが、スイムスタート前に陽射しが差し始め、逆に徐々に強い陽射しに変わって行った。昨年より風もあり、バイクでは注意が必要となったが、何より、雨天での落車などを考えるとまずは一安心でのスタートとなった。

この彩の国は昨年のエントリー数を上回っている。昨年は、コロナ禍で他の大会が軒並み中止になる中での開催だったが、開催が安定し始めている今年も変わらず盛り上がっていた。その理由は何だろうか。

交通アクセスの良さは昨年からも伝えてきたが、この会場自体の魅力をとても感じている。レースで躍起になっていると見えないこともあるかもしれないが、見渡して見れば、近場にある「リゾート」でもある。そして、行き届いた運営にあると思う。STUのまとまりあるアットホームな運営は選手にも伝わっているだろう。事故やトラブルなどもなく、楽しいひと時を過ごせる大会となっている。

また、バイクメーカーであるスペシャライズドがスポンサーとなっていることも、否応なしに雰囲気を盛り上げてくれている。

取り急ぎのレース結果の報告となる。

Swim 2.25/1.5/0.75km
Bike 72/43/21.6km
Run 15/10/5km
コースは全てがフラットだ。初心者でも参加しやすい大会だが、ランの頃には暑くなった。日陰のない単調なコースだけに「集中力」の問われる大会でもあるが、やはり、雨天や曇天よりは晴れたほうが良い。トライアスロンらしい、トライアスロン大会となった。
.
シーズンはまだ序盤、今回の走りをしっかりと確認したことだろう。今年は多くの大会が開催予定だが、まだ復活できていない選手も少なくない。今一度、トライアスロンの魅力を伝える上でも彩の国のように参加しやすい大会があることがとても大切なことだと思う。
.
Bタイプ総合2位のMihoC。気迫のラストスパート!
Aタイプ総合6位のTK。魅せた高速コーナー、流石のテク!

今回もメインスポンサーはスペシャライズド、入賞の景品の他にジャンケン大会などでも豪華景品が提供され大いに盛り上がっていた。ツールドフランスからアイアンマン、ワールドトライアスロンシリーズなど、世界の最高峰で活躍しているメーカーで、その開発力は極めて高い。自転車の「F1」とも言えるトライアスロン、TTへの注力を積極的に行う数少ないメーカーでもある。4月の石垣島、他のレースでもトップシェア※となっている。

※GERONIMO COUNTによる

 

【レース結果】(抜粋)

■彩の国A 総合男子
1位 星大樹 No.143  3:14:56(S35:05/B1:43:05/R56:46)
2位 立山宏一 No.150  3:24:28(S32:38/B1:54:36/R57:14)
3位 牧野巧  No.133  3:26:16(S38:04/B1:53:33/R54:39)

■彩の国A 総合女子
1位 日引華子 No.102  3:56:27(S34:25/B2:13:00/R1:09:02)
2位 高橋明美 No.117  4:02:07(S38:44/B2:10:16/R1:13:07)
3位 小口愛海 No.101  4:02:58(S38:49/B2:08:46/R1:15:23)

■彩の国B 総合男子
1位 芝崎亮平 No.447  2:06:35(S23:55/B1:08:35/R34:05)
2位 渡邊駿 No.424  2:12:59(S25:33/B1:08:08/R39:18)
3位 堀井舜平  No.446  2:13:30(S27:41/B1:39:20/R34:10)

■彩の国B 総合女子
1位 小山菫 No.402  2:25:15(S22:07/B1:19:25/R43:43)
2位 MihoC No.408  2:25:25(S23:17/B1:18:10/R43:58)
3位 山本侑果 No.404  2:26:09(S25:27/B1:16:53/R43:49)

■彩の国C 総合男子
1位 福島旺 No.616  1:01:16(S9:11/B35:07/R16:58)
2位 高木将嗣 No.618  1:03:50(S10:17/B35:46/R17:47)
3位 柴田大輔  No.621  1:04:03(S11:28/B35:21/R17:14)

■彩の国C 総合女子
1位 荻野瑛未 No.605  1:17:14(S12:20/B44:15/R20:39)
2位 沼野藍 No.601  1:24:54(S16:46/B2:45:57/R22:11)
3位 中村百花 No.608  1:25:10(S16:20/B48:12/R20:38)

※全てのデータ:https://www.sainokunitri.com/リザルト/(6/5投稿にて)

 

 

 

その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=40294

「変わらず安心して楽しめた、そして、晴れた!」

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YOKOHAMA 2022

■Contents(予定)

ワールドトライアスロンシリーズ2022横浜 Race Report
ワールドトライアスロンシリーズ2022横浜 Result
【取材予定】ワールドトライアスロンチャンピオンシリーズ横浜 2022

ワールドトライアスロンシリーズ横浜2022 Race Report

5/14(土)神奈川県横浜市で「ワールドトライアスロンシリーズ横浜2022」(ワールドトライアスロン世界トライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会主催)が開催された。

関東では皮切りとなる横浜大会で、土曜日のエリートレース観戦、日曜日のエイジレース参戦と、楽しみ方が2倍となる国内屈指の人気大会だ。まずは関東であること、横浜、山下公園とその周辺を舞台に開催されることなどから、人気は高く、デビュー戦として出場する選手も少なくない。

昨年はコロナ禍ピークの中での開催となったが、観戦自粛への協力体制が高く、無事開催となった。もちろん選手もバブル方式を取り、徹底した感染予防がなされた。今年は、収束方向に向かう中でも、慎重さを期して、理想的な運営が行われていた。

毎年、気になるのが天候だが、やはり横浜は雨だった。昨年は晴れたが、今年は雨予報、取材活動にも支障は出るが、一番はレース中の落車が気になる。過去の事例から勘案し、滑りやすい赤れんが倉庫内をコースから外すなどの対策をとっている。実際は、女子のバイク序盤で雨は上がったが、路面はウェット状態が続き、雨が原因かは不明だが、2件の落車を確認している。

今年も横浜大会が開催された。オリンピックディスタンスの国内最高峰の大会であることは間違いない。世界選手権としてのレベルの高さ、エイジ選手の参加数、関東有数の観光地の真ん中で開催するというロケーションなど、国内では極めてポイントの高い大会と言えるだろう。

いずれにしても、観戦から参戦まで、横浜の5月の定番イベントを楽しんだのではないだろうか。

≪WTS横浜≫

WTS横浜大会は、今年で12回目となるシリーズ最多開催大会だ。国内でトライアスロン大会が始まって40余年。その中でもこの上ないロケーションとなる横浜大会だ。マラソンで言えば東京マラソンだろうか。地方からの参加者も多い、国内屈指の人気大会だ。

≪Race Topix≫

男女ともにイギリス勢が優勝となった。

女子は、イギリスのジョージア・テイラーブラウンが悲願の初優勝となった。常に上位で走って来た選手だったが、優勝には絡んでいなかった。スイムを上位で上がり、ダフィらのパックでバイクを終えると、ランで勝負に出た。やはり、昨年のTOKYO2020ゴールドメダリストでもあるダフィが本命ではあったが、見事にその予想を覆した。表情をあまり変えないテイラーブラウンだが、その力強い走りが印象的だった。

男子は、同じくイギリスのアレックス・イーがやはり悲願の初優勝となっている。スイムでは出遅れ、バイクスタートも第2集団からのスタートだったが、徐々に順位を上げ、得意のラン勝負に持ち込んだ。最後はニュージランドのヘイデン・ワイルドと一騎打ち、サイドバイサイドの走りを最後の花道で決着させた。また、ランの最終ラップでは、ボトルが取れなかったワイルドに手渡しするなど清々しいシーンもファンが増えたのではないだろうか。いずれにしても最後まで目が離せない「名勝負」だったと言えるだろう。

そして、日本勢も健闘を見せてくれた。小田倉真は、スイム、バイクでポジションをキープし、サバイバルとなったランで、粘り強く走り、9位で終えている。

≪Watching the race≫

トライアスロンは「Do Sports」と考えている人が圧倒的に多い。そんなトライアスロンを「観て楽しむ」ということを教えてくれたのがこの大会だ。ショートという短い時間にまとめられ、バイクの集団走行などの迫力あるシーン、そして、一般レースとは全く異なる「スピード感」が最高の醍醐味となっている。簡単に言えば毎年横浜でオリンピックが開催されているようなものなのだ。それを沿道から目の前で観戦ができる絶好の機会と言える。もちろん、「観戦」としての演出を考えて行われている大会であるということだ。

≪YOKOHAMA≫

横浜は、異国情緒の溢れる都市で、歴史的建造物などが多数あり、一つの博物館のようなロケーションとそこを交えたコースとなっているのが特長だ。国際大会として外国人選手に走ってもらう、最高の「おもてなし」コースとも言える。厳密にはエリートとエイジレースではコースは異なるが、スタート、ゴールは同一のため、迫力のエリートレース観戦、翌日の参戦で大いに楽しむことができるだろう。

≪Bike Count≫

2015年、この横浜が初めてGERONIMO COUNTを行った大会でもあるが、その後、毎年カウントしてきた。1週間前に開催されたIRONMAN WORLD CHAMPIONDHIPでは、3000台を超えるエイジ選手を含めたカウントをしているが、ここでは100名前後となるエリートのバイクをチェックしている。

アイアンマンで傾向のあった「ワンバイ」なども、この横浜で昨年確認、そして、今年は更に増えていたり、DHバーの形状やセッティングにこだわる選手も目立っている。そんなトップエリートの傾向やその前段階となる「兆し」などが発見できれば面白いと思っている。

横浜でエリートの使用するバイクは「ロードバイク」だが、ロングの宮古島などでもトライアスロンバイクは50%超える程度となっている。つまり、一般選手が使用するロードバイクとして、参考になる点も多くあり、傾向を活用してもらうことができるということなのだ。

今年はどんな結果となるのか、後日発表したい。

≪Race Report≫

今年も良いレースを見せてもらった。最近感じることは、中々連覇はできないということだ。若手の台頭もひしめく中で、このスピードレースを制することは簡単ではない。経験と衰えないスピードを持つ選手ことが勝てる厳しい世界だ。彼らはエリートであり、多くがプロでもある。最高の走りを見せることは当然かもしれないが、目の当たりにする姿には感動をもらい、そこで頑張る全選手に拍手を送りたい。

以下、レースレポートとなる。

■コース

【Swim】750m × 2周

ポンツーンから一斉スタートで、「氷川丸」が目標物となる。一見フラットだが、チョッピーな海面となることが多い。全景が確認でき、観戦もし易い。

【Bike】4.45km × 9周

今回、雨天予想のため、急遽バイクコースが変更となり、赤れんが倉庫の中にははいらず、前を通過となっている。その分、海岸通りを「横浜人形の家」方面に延長されている。フラットながら、カーブ、コーナーが多いテクニカルコース。スピードの加減速も著しく、スキルやバイク特性も大きく関係するコースとなっている。また、歴史的建造物の間を走る横浜を象徴するロケーション

【Run】2.5km × 4周

ランコースもバイクコース変更に伴い、象の鼻パークまで行かず、神奈川県庁を回ってくるコースとなり、バイクコース同様、「横浜人形の家」で折り返すコースとなった。フラットで、4周回のため、ペースを掴みやすいが、日陰はほとんどない。普段は圧倒的に応援、観戦者の多いコースとなる。

 

■エリート女子

【Swim】

10:16:03 女子のレースが小雨の降る中スタートした。「On Your Mark!」の後、間髪入れずにホーンが鳴り、一斉に飛び込んだ。透かさずトップに躍り出たのはフランスのボーグラン。続いて、キングマ、リンデマン、そして、本命ダフィらが続いている。その後もボーグラン、キングマら積極的に先行している。

スイムは一度ポンツーンに上がって2周回をする。1周目のラップは、ダフィをトップに、ボーグラン、キングマ、リンデマン、クーボーデンらがトップグループとなっているが、僅差で次から次へと選手が2周目に入って行く。テイラーブラウンは8位、昨年優勝のニブは9位だった。多少順位は変わるものの大方の顔ぶれは決まり、氷川丸前の最終ターンをしている。

結果は、ボーグランがトップでスイムフィニッシュ、続いて、キングマ、ロンバルディ、ダフィ、クーボーデンがフィニッシュ。ニブは6位、テイラーブラウンは8位でスイムを終えた。日本人は、高橋がトップから18秒差の21位で続いている。そして、バイクはボーグラン、キングマ、ダフィ、ロンバルディの4名でスタートしている。

【Bike】

ボーグランら4名で先行するもテイラーブラウン、スパイビーらの後続はすぐ迫っている。テイラーブラウンは単独で前を追いかけ、3分後には先頭集団に入り5名体制となったが、後続の勢いがあり、赤れんが前ではリンデマン、スパイビー、ニブを含む14名の集団となっていた。ただ、ニブは最後尾で明らかに調子は上がっていない。18秒差で11名の第2グループが迫っている。この中には日本の高橋が入っている。その後、カップヌードルミュージアム付近で動きがあったが、先頭集団は14名で安定している。スタート後26分が経過し、1Lap終了、第2集団11名との差は18秒、高橋も20位19秒差で健闘している。1周目はダフィが積極的に引き、集団の中の存在感が圧倒的に大きくなっている。まだまだこれから。

2周目に入った。第1集団はダフィが引きつつ、積極的にローテーションを促している。ペースアップで篩にかかる。3名が落ち11名に、ここで今日初めて昨年覇者ニブが先頭を引いている。落車!2周目終盤直線で後方2名離脱。なんとリンデマンとボーグランだった。リンデマンの前に入った選手と接触か。リンデマンは再開するがトップから30秒以上の遅れとなった。先頭集団は9名で3周目に入った。

3周目、後続集団は40秒のビハインドで、高橋も18位で追っている。そして、3周目で動きがあった。ダフィ、キングマ、テイラーブラウン、ニブらでペースを上げ、引き離しにかかるが失敗、再び9名に。ただ、ニブが積極性を見せている。昨年覇者の存在感をアピールできるのか。テイラーブラウンとスパイビーは笑顔で会話をしている。余裕の走りか。

4周目に入ってもニブが引き、続いてカスパーとなるアメリカ勢が前に出ている。後続も4周目に入り、高橋も前方で元気な姿を見せている。ただ、先頭集団との差は1分を超え開いている。これ以上開くと厳しくなってしまう。

先頭グループは5周目に入った。ダフィとテイラーブラウンが会話をしている。この後動きがあるのだろうか。ニブの反応が悪くなっているように感じるが。。。後続も5周目に入ったが、先頭を走るのは高橋だ。ビハインドは1分16秒と更に広がっている。再びニブが先頭を引き始めた。

6周目に入る前には、また、キングマが引いている。バイクの強さが際立っている。先頭を引く時間も長く、ダフィらと共にこの集団でも貢献度は高い。また、ニブが引いている。時間は短いがペースを上げている。前6名後3名、間が空き始めている。後続集団も6周目に入ったが、1分43秒のビハインドとなり、更に広がっているため、かなり厳しい状況となった。後続は15名、協調が上手く行けば追いかけられるのだが。またしてもニブは最後尾を走っているが、一気に先頭に出るなど、負担の大きい走りをしているのが気になる。

バイクも終盤となる7周目に入った。先頭はニブが引いている。この中から優勝者が出る可能性が高い。バイクの強い選手は更に引き離したいところだ。ニブが下がり、ダフィが先頭でペースを上げている。その後、キングマ、テイラーブラウンへリレーするように先頭を後退し、ペースをキープしている。後続は更に離され2分4秒のビハインドとなる。先頭集団でニブが前に出てでペースを上げている。終盤になると一気に前に出て上げる、そんなパターンが続いている。カスパーがトップで7周目を終えると、またキングマが引き始めた。

8周目となった、キングマのペースアップも集団も付いていく。まずはドリンクタイムとなり、各選手補給をしている。その後、後続とすれ違い、あらためてその差を感じることで、先頭集団でのバトルにスイッチが入った。後続との差は2分20秒となっていた。その後続は高橋が引っ張っている。8周目後半の先頭ではキングマが出たが、透かさずニブ、カスパーのアメリカ勢が前に出るなど動きが激しい。最後はダフィが出て8周目を終えている。すでにランのイメージが始まっていた。

いよいよファイナルラップに入った。今日初めてか、ペリオーが先頭に出る。後半に入るとペースが落ち、安定したペースで走っている。神奈川県庁過ぎたあたりからシューズを脱ぎ、トランジットの準備に入っていた。最後は、キングマがトップでバイクフィニッシュしている。

そして、トランジットをいち早く抜け出したのは、クノル、キングマ、テイラーブラウンだった。

【Run】

9名でランスタートとなった。昨年優勝のニブは、トップから5秒遅れの最後尾でスタートしている。クノル、キングマ、テイラーブラウンらがトップを走っているが、これから動きが出るだろう。

すぐ動きはあった。スタートして1分30秒、横浜人形の家前をターンした後、テイラーブラウンがペースアップ、透かさずキングマは反応したが、クノルは付いていけない。そして、ニブは最後尾のまま明かに遅れている。テイラーブラウンのペースが上がっている。キングマも遅れ始め、そこにダフィが上がって来ている。テイラーブラウンの独走状態となったが、このまま行ってしまうのだろか。ただ、後ろを気にしている。余裕はないのかもしれない。キングマがペースを上げている。そのあとをダフィ、ペリオー、ロンバルディが追いかけている。ダフィもペースアップ、4名のチェイサーが猛追している。1周目を終え、その差は7秒。ニブは21秒遅れだ。これ以上は離されたくない。

2周目に入った。ニューグランド前では差が4秒に縮まっている。ダフィのペースが上がっている。その後、更に縮まり、県庁の手前で捕まった。さあ、テイラーブラウンはどうするのか。5名の先頭集団となり、様子を見ている。間も無く、2周目が終わるが、5名のままキープされている。

5名のまま3周目に入った。あと2周、どこで仕掛けるのか。ニブは先頭集団のあと6番手で走っているが19秒の遅れとなっている。先頭はテイラーブラウン、追いつかれたが、先頭集団を積極的に引っ張っている。しばらくするとダフィが前に出て、力強い走りを見せている。県庁までペリオーが前に出るが、テイラーブラウンがすぐ反応している。キングマが少し遅れ始めたが何とか付いている。終盤、テイラーブラウンが先頭に出ている。余裕を感じさせる走りを見せている。

いよいよ勝負が決まる。

フィナルラップに入った。テイラーブラウンとペリオーが先頭をキープする中、ダフィらは反応できていない。先頭の二人も感じているはずだ。テイラーブラウンがペースを上げている。ペリオーは付いていけるのか。更にペースアップ、ペリオーを6秒突き放している。このまま行けるかテイラーブラウン。後ろを振り返る、余裕はない。ただペリオーとの差はキープしている。県庁前に入った。逃げ切れるか。また、後ろを振り返るテイラーブラウン。ペリオーも上げてきた。逃げ切れるか。

テイラーブラウンは花道に入った。最後まで振り返りながら、見事優勝を飾った。2位ペリオーとは6秒、3位ダフィとは11秒、スリリングなラストを勝ち切ったテイラーブラウンのゴール後の安堵を感じる笑顔が印象的だった。

■エリート男子

【Swim】

13:06:00 男子のレースがホーンとともに一斉にスタートした。女子は小雨のスタートとなったが、雨は降っていない。曇り空だが明るく、雨の心配もなくなった。ただ、その分気温も上がっている。水温も上がり、ノーウェットのスイムとなった。

男子のスイムは、例年通り拮抗し、横一直線に並んで泳いでいる。第1コーナーに向け、動きがあるだろう。まずはノルウェーのグンデルセンが体二つ前に出て、アウトからフランスのモルレックも上がっているが、第1コーナーでは団子状態となっている。第2コーナーもグンデルセンをトップに大集団となっている。19年覇者フランスのルイ、グンデルセン、そして、古谷が良い位置をキープしている。程なくしてルイがトップに出る予想通りの展開だろう。その後、ルイは体一つ前に出て、グンデルセンと古谷が続いている。1周目はルイがトップ、そして、古谷が2秒差の2位につけている。

大事な2周目に入った。ルイがトップをキープするのか、古谷もこのまま行けるのか。小田倉8秒差、北條10秒差、日本勢も好位置に付けている。イギリスのイーは20秒遅れの31位通過だ。ルイを頂点に長い隊列となっているが、やはりルイのスイムは別格だ。体二つ前に出ている。そのあとを同じフランスのコナン、古谷が追っている。第1コーナーはルイとコナンが先行し、追う大集団は、古谷が先頭となっている。第2コーナーではルイ、コナンが通過、グンデルセンら数名が上がり、古谷はその後に付いている。いづれにしても好位置は変わらない。残すは、フィニッシュまでのストレートだ。トップは変わらずルイ、続いてコナンで、3位とは体4つ程度は開いているだろうか。ルイは余裕すら感じさせる泳ぎをしている。間もなくスイムフィニッシュとなる。

スイムトップはフランスのルイで、予想通りの泳ぎを見せた。続いて1秒差でコナン、3位はモルレックとなり、フランスの1、2、3となっている。日本人は北条が10秒遅れ、古谷が11秒遅れでフィニッシュしている。

トランジットでは、大集団となり、バイクは一斉スタートの模様。

【Bike】

バイクは、スイム3位のモルレックがスタート切った。続くは日本の北条だ。ルイ、コナンも続いている。先頭は32名の大集団、バイクから仕掛けていくのだろうか。北西側カップヌードルミュージアムで折り返してから、集団の最後尾を走っていたルイが遅れ始めた。その後、後続のイーらのパックで走っている。先頭集団は、ルコーを頭に1周目を終えている。イーは14秒遅れ、ワイルドは24秒遅れとなっている。

2周目に入ったが、先頭集団が長いため、イーら5名の第2集団は、間もなく最後尾に追いつくところまで来ている。ルイも復活できるだろうか。集団はまた36名に膨らんだ。ルイとイーが最後を走っているのが気になるが。実はこの後に先頭集団をたった2名で追いかけている。一人はニュージランドのワイルドだ。追いつくのか。ノルウェーのトーンを先頭に2周目を終えている。古谷、ニナー、北条、小田倉、安松ら日本勢も元気に走っている。ワイルドの13秒遅れは縮まり、先頭の最後尾についた。

3周目はドイツのショームブルクを先頭に動きなく終わっている。4周目で38名となり、パイエ、ウィリアンが少し前を引いているが、やはり動きはない。パイエををトップに4周目終了。5周目に入った。北西側の折り返しでは、古谷が先頭を引き、積極的な走りを見せている。ここでも動きはなく、38名のまま、マクダウェルがトップで5周目を終えている。6周目も38名のまま、ワイルドがトップで終了。あと3周。7周目に入り、動きが出た。ペースが上がっている。ワイルド、ライダー、ベルジェール、そして古谷らが積極的に引き始めた。しかし、再び吸収、ワイルドがトップで終わった。8周目も何事もなく38名、プリースターがトップで終わった。

いよいよファイナルラップに入ったが、結局、動きはないまま、38名のバイクフィニッシュとなった。ショームブルクがランもトップスタートとなり、ベルジェール、ルコー、そして、北条が続いている。さあ、ここからが勝負だ。

【Run】

男子のランが38名でスタートした。概ね「ランレース」状態で、ランパフォーマンの高い選手が抜け出して来る。最後に勝負を決めるのは誰だ。

程なくして、ワイルドが先頭に出ている。続いて、ショームブルク、ルコー、ベルジェール、そして、北条もすぐ後に付いている。今回も厳しいサバイバルレースとなった。今はランの走力と集中力のみが試される。最後に残るのは誰だ。イーが県庁前で上がって来た。そして、先頭ワイルドは変わらず、ルコー、イー、ベルジェールのスイッチが入った。1周目終盤、イーが2位に上がっている。この4名で決まるのだろうか。ワイルドがトップで1周目を終えた。12秒遅れで、北条9位、ニナー11位が健闘している。小田倉は18秒遅れの15位。ここでルイが止まってしまった。

2周目に入ったが、やはりワイルドとイーの勢いがある。3位ベルジェール、4位ルコーとの差が開き始めた。県庁前あたりでは、ワイルドとイーの一騎打ちに入った。ルコーは遅れ始めている。前を走るワイルドか、しっかりと付いて走るイーか、最高の勝負が展開している。そして、そのままの体制で2周目を終えている。北条9位をキープ、ニナー10位に上がった。

あと2周、どこで勝負を決めるのか。先頭ワイルド、ピタッと背後に付くイー、同じ状態が続いている。時折後ろを気にするワイルド。イーはワイルドに合わせているように見える。余裕なのか。イーは前に出ない、並びもしない。ただ、その間隔はキチッと一定で走っている。間もなく3周目が終わってしまう。動きはない。3周が終わった。トランジットエリアではワイルドが左右に降りながら、後続のイーを振り払うかのように走っている。イーの状態を確認したのか。いよいよ決戦のファイナルラップに入った。

やはり、イーの走りには余裕を感じる。いつでもスパートをかけられる、と言った感じだ。横浜人形の家の前をターンした後、イーは斜め後ろに付く。ワイルドが何度も気にしながら走っている。そして、ニューグランド前でついに初めて並んだ。最後の勝負の合図だろうか。

その時だった。歩道寄りを走っていたイーは水のボトルをゲットした後、僅かに口に含み、その後、取れなかったワイルドにまるでバトンのように渡した。そして、ワイルドはイーの右肩に軽く触れた。最後の勝負の前の清々しいワンシーンだった。

この後、初めてイーが前に出たが、すぐさま、ワイルドがまた前に出る。透かさず後に付くイー。そして、再びサイドバイサイドとなった。県庁までイーが前に出る。ワイルドが抜かす。まるで苦しさを隠すかのように。ワイルド先頭、イーも付く。三度並ぶ。見事な勝負を見せてくれている。あと僅か、どちらが勝つのだろうか。イー先行、ワイルドが付く。ワイルドが前に出た。これはスパートだと思われるが、イーを離すことが出来ない。最後の左折、海が見えた。花道に入る。イーが前に出る。ゴールスプリント勝負の様相となった。前はイー、後はワイルド、ピタッとついたまま、最後のストレートに現れた。スプリント勝負だ。

イーが一瞬、右を見た。次の瞬間ラストスパートをかけたのだった。ワイルドは付いて行けず減速。そのままイーが逃げ切った。ゴール後、イーは一礼。その後、ワイルドとハグし、健闘を讃えあっていた。

素晴らしく、爽やかな勝負を見せてもらった。優勝のイーと素晴らしい勝負を見せてくれたワイルドに拍手を送りたい。

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【Result】

■開催地

神奈川県横浜市山下埠頭周辺

■気象

  • 女子:天候 曇り / 気温 21.5℃ / 水温 19.7℃ / 風速 4.0m 南西
  • 男子:天候 曇り / 気温 21.9℃ / 水温 20.4℃ / 風速 2.0m 南東

■参加数

完走/スタート数:女子33/42名、男子45/50名

■公式記録(抜粋)

女子優勝:ジョージア テイラー ブラウン選手( イギリス) 1:51:44

Rank No.  Name Country Time
1 3 ジョージア テイラー ブラウン  イギリス  1:51:44
2 29 レオニー ペリオー フランス 1:51:50
3 2 フローラ ダフィ バミューダ 1:51:55
4 40 エマ ロンバルディ フランス 1:52:03
5 28 マーヤ キングマ オランダ 1:52:12

男子優勝:アレックス イー選手( イギリス )1:43:30

Rank No. Name Country Time
1 29 アレックス イー イギリス 1:43:30
2 14 ヘイデン ワイルド ニュージーランド 1:43:40
3 3 レオ ベルジェール フランス 1:43:59
4 34 マシュー ハウザー オーストラリア 1:44:09
5 7 ピエール ル コー フランス 1:44:17

全公式記録:http://yokohamatriathlon.jp/wts/pdf/2022result_elite.pdf

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その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=39373

 

 

 

「名勝負だった!」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

ワールドトライアスロンシリーズ横浜2022 Result

WTCS横浜大会エリートが開催された。

昨年に続き開催された横浜大会は、12回目を迎えた。世界最高峰のスピードが見れるワールドトライアスロンシリーズは、ショーアップされ「見るトライアスロン」の面白さを伝えた。結果は男女ともにイギリス勢が優勝となり「強いイギリス」復活のアピールとなった。

女子優勝は、トップグループ5選手からランで抜け出したジョージア テイラー ブラウン選手( イギリス)で、19年の5位から大きくジャンプアップとなった。スイムはトップから6秒遅れのトップグループでバイクに移り、その後、9名の選手でバイクを回していた。バイクでは、ダフィー、キングマ、ニブが積極的に引っ張り、ペースを上げていた。そのまま、9名でバイクフィニッシュとなったが、ランでペースが上がった。残ったのは5名で、最終段階に入った。ここで快走を見せたのが、テイラーブラウンだった。ただ、集団を抜け出しトップに出ていたが、追走するのはダフィーらだけに、最後まで気の抜けない走りとなったが、ランラップ1位でゴールした。ゴール後、ダフィーと讃えあい安堵の笑顔を見せていた。日本人トップは、昨年と同じく高橋侑子選手で20位だった。(19年同大会4位)

男子優勝は、アレックス イー選手( イギリス )で、前回21年4位、前々回19年5位で、念願の優勝を掴んだのだった。スイムはトップから30秒以上遅れていたが、バイク集団は大きく、中盤でポジションをキープし、最終的にはラップ5位で終えて、ランに入った。やはり、ここで魅せた。常に優勝争いの選手だったが、これまでは、4位5位に甘んじていた。ただ今回は違った。過去の悔しさを晴らすかのように、ワイルドにしっかりと付いて渾身の走りを見せていた。結果は、ランは28:50でカバーし、見事優勝となった。激しい走りとは対照的な優しい笑顔の選手だ。男子の日本人トップも、昨年と同じく小田倉真選手(Tokyo2020日本代表)で、9位の大健闘を見せてくれた。

ウィナーズバイクは女子がスペシャライズド、男子がトレックとなっている。(GERONIMO COUNTは後日発表)

Winner’s Bike SPECIALIZED TARMAC
13:06 男子エリートスタート

Winner’s Bike TREK EMONDA

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公式記録(抜粋)

開催地:神奈川県横浜市山下埠頭周辺

水温:19.7℃  気温:21.5℃  天候:曇り 風速4m 南西

女子優勝:ジョージア テイラー ブラウン選手( イギリス) 1:51:44

Rank No.  Name Country Time
1 3 ジョージア テイラー ブラウン  イギリス  1:51:44
2 29 レオニー ペリオー フランス 1:51:50
3 2 フローラ ダフィ バミューダ 1:51:55
4 40 エマ ロンバルディ フランス 1:52:03
5 28 マーヤ キングマ オランダ 1:52:12

(完走:33/42名)

男子優勝:アレックス イー選手( イギリス )1:43:30

Rank No. Name Country Time
1 29 アレックス イー イギリス 1:43:30
2 14 ヘイデン ワイルド ニュージーランド 1:43:40
3 3 レオ ベルジェール フランス 1:43:59
4 34 マシュー ハウザー オーストラリア 1:44:09
5 7 ピエール ル コー フランス 1:44:17

(完走:45/50名)

全公式記録:http://yokohamatriathlon.jp/wts/pdf/2022result_elite.pdf

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その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=39373

2021年レポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=34696

2019年レポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=30102

 

 

「強いイギリスが帰ってきた!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka