Journal – Race Report

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GERONIMO COUNT 2024 Schedule & Report
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4月 第38回全日本トライアスロン宮古島大会
5月 ワールドトライアスロンシリーズ 横浜2024(エリート)
7月 第42回全日本トライアスロン皆生大会
9月 2024佐渡国際トライアスロン大会
9月 アイアンマンジャパンみなみ北海道

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GERONIMO COUNT 2023 Report
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4月 第37回 全日本トライアスロン宮古島大会
5月 ワールドトライアスロンシリーズ 横浜2023(エリート)
6月 アイアンマン70.3 東三河ジャパン in 渥美半島
7月 第41回全日本トライアスロン皆生大会
9月 2023佐渡国際トライアスロン大会

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GERONIMO COUNT 2021 Report

4月 石垣島トライアスロン2021

5月 ワールドトライアスロンシリーズ 2021横浜(エリート)

6月 2021彩の国トライアスロンin加須スペシャライズドカップ

7月 第9回 榛名湖リゾート・トライアスロン in群馬

8月 第40回全日本トライアスロン皆生大会【中止】

9月 2021佐渡国際トライアスロン大会【中止】

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP 2021【中止】

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GERONIMO COUNT 2020 Report

4月 全日本トライアスロン宮古島大会【中止】

5月 世界トライアスロンシリーズ横浜大会(エリート)【中止】

6月 アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン【中止】

7月 全日本トライアスロン皆生大会【中止】

9月 佐渡国際トライアスロン大会【中止】

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP【中止】

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GERONIMO COUNT 2019 Report

4月 全日本トライアスロン宮古島大会

5月 世界トライアスロンシリーズ横浜大会(エリート)

6月 アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン

7月 全日本トライアスロン皆生大会

8月 ITUワールドトライアスロン クウォリフィケーションイベント

9月 佐渡国際トライアスロン大会

10月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP

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GERONIMO COUNT 2018 Report

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GERONIMO COUNT 2016 Report

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP
アイアンマン70.3セントレア
wtsy
世界トライアスロンシリーズ横浜大会
全日本トライアスロン宮古島大会
                                                                     

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GERONIMO COUNT 2015 Report

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP
ironman_logo-1
アイアンマン・ジャパン北海道                 
アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン
世界トライアスロンシリーズ横浜大会

アイアンマンジャパンみなみ北海道2024 Race Recap

バイクは自動車専用道路を走る

9/15(日)アイアンマンジャパンみなみ北海道2024が開催された。(主催:アイアンマンジャパンみなみ北海道2024実行委員会・公益社団法人 日本トライアスロン連合・一般社団法人 北海道トライアスロン連合)

国内5レース目のロングがアイアンマンとして開催された。国内では2015年の同じく北海道で開催された洞爺湖から9年ぶりで、トライアスロン最高峰のワールドシリーズとして、待ち望まれていたものだった。

昨年11月に開催の発表があったが、12月のレジストレーションオープン後には瞬く間に2週間で完売となっていた。これが話題となり、アジア、日本への期待の高さを感じさせた。やはりアイアンマンのブランド力は高く、外国勢の多く参加するシリーズ戦として「メジャー」であることを示しているのだろう。

当日は天候に恵まれた。早朝には雨が降り、午前中は曇りがちだったが、徐々に天気も良くなり、陽射しものぞいた。また「熱中症」などの心配が大きく軽減される北海道の気候は「アイアンマン日和」そのものでもあった。

コースは全てが周回となる設定で、何といっても「バイクコース」が最大の売りと言えるだろう。トライアスリートの基本形「DHポジション」で徹底して走れる理想的なコースだ。

前日のバイクチェックインがスタートする時、レースディレクターの「さあ、アイアンマンを始めよう!」の一声が印象的だった。アイアンマンはバイクチェックインから始まるのだ。人によっては、エントリーをした時からすでに始まっているのかもしれないが、チェックインに来た選手たちが待つ長い列、多くの笑顔を見たが隠せない緊張感、明らかに様子が変わる前日のセレモニーで「覚悟」を決めるのだろう。

レース結果は、男子優勝はオーストラリアのKent Ohori選手、女子優勝は高橋佳那選手が記念すべき第1回を制した。完走率93.4%で1324名のIRONMANが誕生した。

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以下、リキャップとなる。

■IRONMAN & Distance

IRONMANの称号を得るために

アイアンマンは1978年ハワイのオアフ島で始まった。当時のワイキキラフウォータースイム、ディックエバンスロードレース、そして、ホノルルマラソンを1日で続けて行うイメージだった。そのため、距離は、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.2kmで開催される。正確にはマイルをキロ換算し、これらの距離となっている。

現在は、ハワイ島のKONA※でワールドチャンピオンシップとして開催されており、全アイアンマンたちの憧れの聖地となっている。運が悪ければ風速20m以上のコナウィンドが吹き荒れ、30℃を超える暑さの中で走るサバイバルレースは、真の強者を決めるに相応しい南の島の舞台でもある。※昨年から2026年まではニースとの2会場とし、男女別の交互開催となっていて、今年のKONAは男子のレースとなる。

そんなアイアンマンは、国内では1985年に滋賀県琵琶湖でスタートし、13回開催。その後、2001年から長崎県五島列島福江島で10回(最終回は宮崎県の口蹄疫問題で中止)、2013年から北海道洞爺湖で3回、今大会で4会場目で国内27回目を数える。今年で国内のアイアンマンがスタートして40年目となる。

そして、アイアンマンの制限時間は17時間。もちろん、途中の関門はあるが、バイクをギリギリ終えた場合でも、6時間30分のラン制限時間となるため、完走率は高いと言えるだろう。

■Course

1900m × 2Loops

スイムは、函館湾の上磯漁港で津軽海峡の北海道側となる位置。1900mを2周回するコースで、入水してからもしばらく歩く姿が目立つ遠浅の海となっている。スタートはタイム申告によるローリング方式で、まずは函館山を目指して300m泳ぎ、くの字で左方向へ、その後、最東で鋭角に右へ逆ターン、桟橋方向に進み、もう一度、右へ曲がりビーチに向かう。

基本的な穏やかなようだが、当日は波が立ち、透明度も良くなかったようだ。時間が経つにつれて更に波も立ち気味で徐々に厳しい状況となった。ブイは概ね見やすかったようだが、逆ターンで高さがなく見づらかったと聞いている。スイムの制限時間は2時間20分だが、DNFも少なくない。

あとローリングスタートのため、入賞狙いなど最終的な順位が分かりづらい。また、制限時刻も全員同じではないため、勘違いしないようにする必要がある。

ちなみに沖に見える奇怪な桟橋は、日本最古のセメント工場の桟橋で函館山に向かって2kmもあるとのこと。この桟橋はセメント搬出用のもので人が歩くことはできない。

No traffic lights, No speed limit !

バイクコースは、自転車専用道路!

今回のレースの最大の「面白さ」と言えるのではないだろうか。かつてないコースの97%を「函館・江差自動車道」を使用することから、さながら「完全貸切コース」なのだ。当然ノンストップのスピードコースで「DHポジション」が大きくカギを握ることになる。

ただ、DHポジションの比率は高いが、「≠フラット」と言うことではない。バイクの強い有力選手も「ほとんどDHポジションではあるけど、90%はないかな」と言っていた。感覚ではあるが、トライアスロンは概ね70~90%程度はDHポジションとなるが、その中では最高レベルとなるだろう。

安定したリズムで走り続けることが重要なコースで、上りは下りのスピードを最大限活かし、上りでも緩やかな上りはDHポジションで走る、そんなコースだ。今大会スーパーバイザーの宮塚氏から以前聞いたことがあるが、「5%程度までの上りならDHポジションで走る」と。

つまり単調に見えるコースだが、攻めの走りをするためには、経験が必要なコースでもあるだろう。フラット、下り、また短時間だけのDHポジションではなく、上りも含めしっかりとDHを取れるバイクトレーニングがコース攻略となる。

あと、気になる路面状況だが、車で走行中、一部振動を感じるところもあったが、概ね整備済みと言う感じだった。寒冷地では道路に染み込んだ雪解け水が凍結後し、道路を傷めてしまうため、3年に一度程度の整備が必要とのことだが、レース前にタイミング良く整備が施されている。

14Km × 3Loops

ランは、一部を除き、ほぼフラットとなる一周14kmを3周回する。周回はペースを掴みやすいが、集中力が必要となるため精神的な強さが求められる。

山や川、田畑が広がるのどかな田園風景の中を走る。ゴール付近は沿道から多くの応援が飛び交っているが、大半は自身と向き合って淡々と走らなければ行けないコース。

また、ランにも三つの関門がある。後半、キツくなりペースが不安定となる28km以降、33km、38kmと5km毎の関門があるが、これのお陰で走れる選手も少なくない。漠然と42kmをコントロールすることは簡単ではないので。

そして、暗くなってからの装備が重要となる。寒さ対策とライトだ。歩いても完走できる時間が残っていても歩き始めれば「寒さ」への対策が必要となる。また、ライトの点灯時間なども確認しておきたい。途中でライトが切れてしまった選手もいたようだ。

それでも当日は月や星が出る天候だったため、「月あかり」で何とか走ったようだ。原点KONAでも月あかりで走った時代があった。そのため、なるべく明るくなるよう「満月」に近い土曜日に開催していた。

■Weather

バイクの時には青空ものぞいていた

天候には恵まれた。朝、起きると雨が降っていたが、間もなく止み、その後は降ることはなかった。

スイムスタート6時30分の気象は、曇天、気温19.3℃、湿度86%、風速2.7mで悪くなかったが、徐々に風が強くなり、8時30分には6.3m(最大瞬間10.4m)を記録している。当然、海のコンディションにも影響し、うねりは強くなり、泳力不足の選手には厳しい状況になっていった。

バイク時は、12時30分頃に当日の最高気温を記録しているが、それでも23℃には達しない「適温」で、湿度も70%を切ってきた。この頃から日照も記録され、時折陽射しもあった。ただ風が強く、概ね平均は5m程度、最大瞬間で8m近くとなっていた。往復コースのため、一方向は追い風となり、アップダウンとともに「リズム」を作って走ることが重要となった。

ランは走る時間帯によって変わるが、トップがゴールした15時過ぎの気温は20℃を超えていた。ただ体感的には気温が下がり始めていると実感していた。走り続けることができれば、やはり適温だが、歩きが入れば気になり出したのではないだろうか。日没となった18時でも19.3℃の記録が残っているが、もう2~3℃以上は低いのではないかという体感だった。

最終関門の24時の気温は13.5℃だった。

とにかく、「灼熱」のないレースの良さは格別であったことをあらためて感じた。海外のアイアンマンはアジアを除き、春先や秋口など、どちらかと言えば「少し肌寒い」時期に開催するイメージがあり、9月の北海道はベストコンディションと言えるのではないだろうか。

※気象情報:函館地方気象台発表 2024年9月15日10分毎

■Race Operation

無事に終了

要望や改善点などは当然あると思うが、第1回で更にロングトライアスロンであることを考えれば、十分なオペレーションだったと思える。40年やっている大会ですら常に課題はあるのだから。

安全な開催や分かりやすい案内、ビフォーアフターの流れも含め、終わりのないブラッシュアップには大変な苦労があるのだろう。その年により、選手層も変わり、競技レベルも変わるかもしれない。今年は良くても、来年は変えなければいけないこともあるかもしれない。

ボランティアも大変だったのではないだろうか。初ボランティアや初ロングだったかもしれない。回を重ねれば、ボランティアのリピーターも増え、よりスムースになるはず。皆生や佐渡のように小さい頃からトライアスロンを見て育った、そんな子供たちにも期待したい。

そして、17時間の運動は100%安全はない。選手側としては十分なトレーニングを積んでそれなりの余裕をもって臨むことがレースを成功させることに繋がるだろう。

事務局も大会終了後にはアンケートを取るなど積極的に、次回に向けて前向きに進めている。

■選手層

幅広い選手層、若返りから80+参戦まで

【タイム】

タイムは全体的に分散傾向だった。

概ねグラフのグループ分けで各100名以上となるSub13~16(12時間30分から15時間59分59秒)がボリュームゾーンとなり、その中でも最も多かったのはSub13.5(13~13時間29分59秒)で144名だった。

また、競技性の高さの一つの指標としてSub10(10時間以内)があるが、今回は16名だった。来年は国内のKONAレベルの選手や外国勢により、その比率が高まることが予想される。

【エイジ】

国内ロングとしては「若返り傾向」となった。

5ヶ月前の宮古島でのボリュームは50~54歳、55~59歳、60~65歳の3カテゴリーとなる完全な高齢化時代となったが、北海道では5歳若い45歳からの3カテゴリーがトップ3となっていた。

また、40歳未満(18歳からの4カテゴリー)は、宮古島では13.5%に留まっていたが、北海道では20.0%を占め、若い選手参戦が確認できた。

そして、80歳台の選手も1名参加していることは、やはりアイアンマンの凄さと言えるだろう。

【外国勢】

外国人選手は37の国と地域から195名のエントリーだった。

今後、外国人選手が増えることが予想される。海外旅行としても人気の日本だけに2年目となる来年への期待は大きいだろう。また、男子は2026年のKONA狙いもあり、海外からの強豪エイジ選手も増えるのではないだろうか。

これもワールドシリーズのアイアンマンだからこその「国際性」であり、大会自体の雰囲気もより一層のアイアンマンの特性を感じ、身の引き締まる思いとレース楽しむということで否応なしの盛り上がりを感じることになる。

【女子】

今、アイアンマングループが注力している「女子選手」。

結果は10名に1名となっていた。若返りがはかれたエイジだったが、「女子」を大きく伸ばすことはできなかった。それでも佐渡Aは7.5%なので、比べれば良いのだが、アイアンマンとしては20~25%は目指したいところ。

競技性を示すSub10は女子ではSub11となるが、ハンデのないトライアスロンの世界ではそれが魅力ではあるものの、女子には不利となる。その意味でも17時間制のアイアンマンへの期待は大きい。

■17時間制「できるかもしれない」

初ロングもいれば、故障後の復帰戦など、それぞれの挑戦がある

「できるかもしれない」そう思えなければ始まらない。

できるかどうか分からない、そんな大きな不安があるからこそ挑戦する価値があるのだろう。ただ闇雲に進めるわけにも行かない。完走の可能性を考えた場合、制限時間は長いに越したことはない。国内の他のロングは制限時間が厳しいが、アイアンマンは17時間制となっていることは極めて大きな好条件となる。

もちろん、スイム3km、バイク180km、ラン42.2kmをやり、最大17時間運動をし続けるわけで、それ相応の準備が必要であること言うまでもないだろう。

そして、17時間制は開催そのものが難しい。そこには17時間サポートしてくれるボランティアや地元に理解がなければできない。特に、北海道ということで夕方16時には寒さを感じ始める。それを24時まで続けることの大変さは感謝でしかない。

■初トライアスロン?

ベテランも初トライアスロンのように楽しむ

アイアンマンの参加資格はレース当日までに18歳以上であることだ。つまり、実績を積み、初ロングだ、初アイアンマンだ、ではなく、トライアスロン自体が初めてでもエントリーが可能となっている。

それまでに実績が不要なため、すぐエントリーができることも挑戦しやすい一つの理由となる。一般的なレースでは実績が必要なため、早くても2シーズン目と考えた方が良いのだが、アイアンマンはすぐエントリーできる。

もちろん、自身の限界に近い状態まで追い込むレースとしては、良いことばかりを言えるわけではないのだが、「思い立ったが吉日」も大事、大きく背中を押してくれることだろう。

そして、決めたからには計画的、継続的なトレーニングをしっかりと行いたい。自身のためにも、周りの人々のためにも。

■Race Result

ランラップ1位、男子総合優勝はオーストラリアのKent Ohori選手
見事なランは3時間21分でカバー、女子総合優勝 高橋佳那選手
特徴的なハイハンズDHで疾走、女子総合2位 太田麻衣子選手

第1回のみなみ北海道が無事に終了した。

競技レベル、年齢など幅広く、初ロング、初アイアンマン、そして、初トライアスロンを楽しんだ選手たちも多く、トップの9時間から最終の17時間をかけて、それぞれのゴールを目指した。

アイアンマンだから出たのか、そうでなくても出たのか。やはり「アイアンマン」の持つパワーを信じたい。元祖となるアイアンマンは、発祥のストーリーから開催される舞台まで、何をとっても最高のレースだろう。

「You are an IRONMAN」

自身で得た、自身だけの「称号」は最高の高揚感を与えてくれる。

アイアンマンジャパンみなみ北海道2024

《日時》2024年9月15日(日)6:30 ~ Midnight

《参加選手》

  • 総エントリー数 / 最終出走者数 / 率 1538名 / 1417名 / 92.1%
  • 完走者数 / 率 1324名 / 93.4%

※大会事務局発表

《男子総合》

OARBibNameCountryTime
12Kent OhoriAUS8:49:42
229大倉 拓也JPN8:50:16
315Ilya Kosov8:51:15

《女子総合》

GRBibNameCountryTime
1177髙橋 佳那JPN10:42:11
23太田 麻衣子JPN10:45:35
3175Mayu NakamuraJPN10:57:38

《男子エイジ1位》

AGENameCountryTimeOAR
18-24Reimei FujitaJPN10:01:0317
25-29Kazuhiro OishiJPN9:34:417
30-34Kent OhoriAUS8:49:421
35-39Ilya Kosov8:51:153
40-44Yuji KinoshitaJPN9:52:2612
45-49Brian ConnorsUSA9:30:386
50-54Masahiro UjiieJPN10:22:3626
55-59Yasuo ShinozukaJPN10:29:3934
60-64Abedum Delima ErnestoMEX11:17:12116
65-69Peter RichardsAUS11:39:37168
70-74信行 田中JPN12:38:11341
75-79Kaneyoshi NaraJPN14:28:37813

《女子エイジ1位》

AGENameCountryTimeOAR
18-24小石川 花梨JPN11:51:45198
25-29Miku UjitaJPN12:19:40289
30-34髙橋 佳那JPN10:42:1150
35-39太田 麻衣子JPN10:45:3555
40-44Maya HayashiJPN11:38:45164
45-49幸枝 小早瀬JPN11:09:4799
50-54Chiho MiuraJPN11:33:11153
55-59Chiharu OnukiJPN12:11:46262
60-64Mitsuko MizunoJPN12:40:56350
65-69Kishimoto HirokoJPN14:48:37908

《Physically Challenged 》

BibNameCountryTime
100Seiji TanakaJPN12:45:58
101Waldmuller JeffUSA14:17:28
102中澤 隆JPN13:14:17
104Shigeo AkibaJPN12:20:15
721河原 勇人JPN13:14:17

全ての記録:https://www.ironman.com/im-south-hokkaido-results

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「まずは続けてもらうことが大切」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Hokkaido 2024 Race Result Breaking News

アイアンマンジャパンみなみ北海道、第1回の優勝者が決定した。

男子:Kent Ohori選手(AUS) 8:42:49

女子:高橋佳那選手(JPN) 10:42:11

取り急ぎ。

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「トップはゴールした。レースはこれから。」

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Hokkaido 2024 Bike “Smile” Check in – 384

レース前日の大きなイベント「バイクチェックイン」。

初ロング、初アイアンマンの選手が多いが、やや緊張感を感じさせながらも「明日を楽しむ」と言うポジティブな選手たち。

5分遅れの10時5分にスタートしたチェックインは、午前中に集中した。11時40分には6割程度だろうか、ほぼラックが埋まって見えるほどとなっていた。途中雨が降り始めたが、大した雨にはならず、無事にチェックインを終えることができた。

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「さあ!行こう!明日は本戦だ。」

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【取材予定】アイアンマンジャパンみなみ北海道

9/15(土)日本にアイアンマンが戻ってくる。

国内では9年ぶりとなるアイアンマンが北海道で開催。周知の通り、日本のレースだが、世界シリーズの一つとして、やはり「メジャー」の復活は嬉しい。トライアスロンの原点でもあるシリーズ戦がいよいよ開催される。

会場は函館市の隣、北斗市、木古内町となる。北斗市は北海道南西部に位置し、津軽海峡に面し、新幹線が発着する自然と都市機能が融合したロケーションだ。また、北海道の中でも最も温暖な地域となる。

日本国内のアイアンマンは、1985年に琵琶湖で開催が始まり、途中ブランクもあるが、長崎、北海道洞爺湖に次ぐ4会場目となる。ロケーションも主催者も異なるため、国内ロング5番目の「新規レース」とも言えるだろう。

初開催となるため、既存レースほど情報はないが、何と言ってもバイクコースの設定が面白い。コースの97%を自動車専用道路を使用するという設定でほぼDHポジション、ノーブレーキコースとなっていることだ。バイクは当然トライアスロンバイクが最適となり、DHポジションをしっかりと乗りこなせるか否かがバイクの走りを決める。

新規レースのため、良い点も改善点もこれから見えてくるだろう。ただ長く続くよう見守りたい。

■開催日 2024/9/15(日)

■競技

スイム3.8km / バイク180km / ラン42.2km

■サイト

公式:https://www.ironman.com/im-south-hokkaido

国内:https://triathlon-south-hokkaido.com

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「アイアンマンの称号を得るために。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

2024佐渡国際トライアスロン大会 Race Recap

9/1(日)2024佐渡国際トライアスロン大会が開催された。(主催:佐渡国際トライアスロン実行委員会・公益社団法人日本トライアスロン連合)

夏のメインイベント、佐渡大会が開催された。国内のロング5レースの一つであり、国内最長距離、厳しい制限時間、そして、猛暑の中で開催されるまさに「鉄人レース」は夏を締めくくる人気大会となっている。バイク190kmを含め、制限時間15時間30分は険しく、ミドル完走者でも計画的なトレーニングが必要となる。簡単には完走させてくれない佐渡はスタートラインに立つまでが重要となる。

まず、やきもきさせられたのは「台風10号」だった。昨年は猛暑のために距離短縮などが危惧されたが、無事予定通り開催できた。そして、今回は台風だった。時期的には常に可能性はあるのだが、勢力が強く、ゆっくりと動く「迷走台風」に現地入りすることも余儀なくされた選手も少なくなかった。結果的には無事開催されたが、帰路の交通手段の変更などレース以外に気を使うことになった。

当日の天候は良かった。朝方強い雨が降ったが、すぐ止み、スタート時は曇りだったが、徐々に青空がのぞき始め、いつもような佐渡になっていった。Aタイプの完走率は例年概ね70~80%だが、今回は73.8%だった。海はベタナギ、暑さも昨年ほどではなかった。ランでは暑かったとの声も聞いたが、例年よりは楽だったと聞いている。

レース結果は、Aタイプ男子優勝は星大樹選手、女子優勝は齋藤恭子選手、Bタイプ男子優勝は山岸穂高選手、女子は平柳美月選手だった。

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以下、リキャップとなる。主に「Aタイプ」についてのレポートとなる。

■Distance

距離は、国内最長トライアスロンとなるスイム4km、バイク190km、ラン42.2kmで開催される。この距離は世界シリーズのアイアンマンより、スイム200m、バイク10km長い。更に制限時間が厳しく、アイアンマンの17時間制よりも1.5時間短い15時間30分となる。また、灼熱の中のランと途中の関門など、完走するだけでステイタスの高いロングトライアスロンだ。

■Course

スイムコースは、佐和田海岸を沖に向かって一斉スタートし、縦長の三角コースを2周回する。

一度上陸する設定は、経験の少ない選手にとっては安心感となるが、慣れた選手はリズムを崩してしまう。そのような変則的な泳ぎに慣れる必要があるだろう。

当日は、透明度は高く、この上ないベタナギとなり、極めて泳ぎやすいコンディションだった。水温は昨年と同じ29℃のため、その点だけで言えばロングジョンが推奨となる。

昨年気になった太陽光の眩しさはなく、その点でも良い環境でのスイムとなった。クラゲの発生は報告されたが、昨年ほどの大量発生ではなかったようだ。

バイクコースは、まさに「アイランドバイク」で、佐渡島の海岸線をトレースする190kmとなっている。国内でも最も美しいコースの一つと言えるだろう。

55km地点のZ坂、161km地点の小木の坂が所謂難所となるが、72km地点の鷲崎から161km地点の小木までの90kmは、DHポジションが極めて重要となる。佐渡はDHポジションが制すると言っても良いだろう。もちろん、「DHポジション=フラット」ではない。3%程度の上りや向い風もDHポジションで乗りこなせるトレーニングを積んだことが大前提となる。

当日は天候に恵まれ絶好のコンディションとなっている。暑いことは変わりないが、雲が出ている時間も多く、東側コースでの向い風もさほど気にならなかったと聞いている。

完走のカギはバイクとランのペース配分となる。バイクで脚を使い果たし、ランスタート時のダメージが残る選手が多い。つまりバイクの走りが重要となり、佐渡のコースに対し、どのようにトレーニングをして来たのかということになる。

アップダウンのイメージしかしてこなかったのか、オールDHに近い、鷲崎から小木までの東側コースに対しどのような対策を立てたのか、また、向い風のイメージは出来ていたのかなど「プランB」までの想定が必要となるだろう。

ランコースは、佐和田をスタートし、真野湾サイドを周回するコースで、太陽を遮るものはない。

昨年と同じ4周回で開催され、海岸線とメイン会場近くの応援の盛り上がる「商店街」を周回するコースとなる。完全なフラットでスピードコースでもあるが、日陰は全くなく単調なコースでもある。

当日は、想定された灼熱ではなかったが、選手は口々に「ランは暑かった」と言っていた。バイクでは雲も出ていたが、ランはいつもの佐渡に戻り、選手を苦しめた。

4周回は精神的に辛く、我慢の耐久ランとなる。昨年は2周回予定からボランティア不足のため4周回に変更された経緯があるが、今年も難しかったようだ。佐渡に限らずの課題であり、あらためて開催の難しさと多くの人々に支えられていたことを実感することになった。

■Weather

今回は「迷走台風」に翻弄された。

当初は大会前に終息すると思われていたが、勢力が強く、速度が遅く、予想の難しい台風に開催がどうなるのか、また、佐渡まで辿り着けるのか、やきもきさせられた。

開催週の8/28(水)には結論が出ず、翌日まで持ち越されたが、条件付き開催の決定が告げられた。選手は一安心となったが、その時点でも台風が読めいない状況は変わらないままだった。結果的には無事開催されたが、台風と同じ方向に向かう選手たちは交通手段を奪われ、佐渡に入ることが出来なかった。

そのための特別措置として、出場辞退の選手は2025年の大会に優先出場権を申告制にて付与を決定した。措置は有難いことだが、今大会に出られなかった選手にかける言葉がなかった。

当日の天気は、早朝雨が降ったもののすぐ止み、曇り空でのスタートとなった。その後、徐々に晴れ始め、ランの頃にいつものように暑い佐渡となった。公式発表では、気温28.5.℃、水温29℃、湿度81%となっている。佐渡の羽茂で15:00過ぎに僅かに31℃を超えているが、猛暑とはなっていない。

※気象情報:新潟地方気象台発表 2024年9月1日11時(スイム6時)

■Race Operation

基本的に良い運営で、特に約1000名のボランティアの対応が良く、選手の満足度は十分高かったようだ。それでも今後より良いレースにするため、選手に聞いてみた。

『昨年要望した ①エイドでの氷の提供 ②夜間ライトが眩しい、が反映されていてビックリ。今年は、開催して頂けただけでもありがたいのですが、ランASでの固形物がスポーツ羊羹とバナナだけで、おにぎりやパンが全く無かったのが残念でした。本部ASの一か所でも提供して頂けると助かります!』

『今年は、道路にやたらとバイクボトルが散乱していました。ボトルの外径がやや小径なのか分かりませんが一箇所に3〜4本転がってました。それと、ボトルのパッキンの座りが悪く水漏れが酷かった事と、しっかりと閉まりきらない不良品が多かったと思います。』

『スイムの折り返し後、ライフセーバーさんのいる場所がやたら内側で狭い所を人が泳いでコンタクトが凄かったです。一周目は人がバラけない事もあるのでコンタクトも仕方ないと思っていたら二周目の往路はバラけてたのに折り返したら急にゴチャゴチャ。なんでだろー?』

『ボランティアも案内など分かりやすかったし、キラキラした目で応援もしてくれ、佐渡名物終日MCも盛り上げてくれたし、花火もクラッカーも。今年初参加の島パーティーなんて最高でした。』

『チェックインと試泳くっつけたのも良かったと思うが、チェックイン時間過ぎないとAタイプの応援に行けなかったのと、トランジションエリアで写真撮れなかったのが残念。バイクボトルも一本を使い回したので、蓋の不具合気づかず、ランでは支給されたマイボトルに助けられました。エイドに果物欲しかったけれど、贅沢言いません。開催ありがとうございました。』

『走れるランナーはエイドの給水で足りたようですが、倍の時間かかる私は、エイド間も手持ちボトルで繋ぐことができて、エイドでも注ぎ足してもらいボトル活躍。吸わなくても出るし柔らかいから握るのも楽で使いやすかったです。事前送付でボトルの練習しておけたのが良かったです。』

『見てた感じ支給されたボトル自体は少なかったですが、マイボトル持参で走る人は例年より多かったです。私はサロモン持参でしたが、持って走り続けるの苦じゃなかったし、ちまちま飲み続けられるのはいいなと、ボトル持参派にこの大会でなりました!』

『チェックインは今年の方式がスムースで動線もよく、よかったと思います。あと同伴ゴールやりたかったです。』

『どこのASか忘れましたが、ノーマルサイズのおにぎりと半分サイズのおにぎりが2種類あって、半分サイズはラップに包まれていてテイクアウトできたのが嬉しかったです!』

『バイクのWSはボトルに詰替えのみ、ASはボトル提供、とハッキリ分けた事で、ASにボトルありません、ということは無かったかと思います。去年までのASでいきなりありません、は困っている人も多かったので、それが起きるくらいなら、今年の方針の方が良かったと思います。』

『WSの詰め替えのみ、初めは時間ロスになりそうなので敬遠しようかと思いましたが、どう考えても足りずほぼ立ち寄り。でもみんな止まってるので公平感あってよかった気がします!』

『ランのエイドに、氷が袋に小分けして置いてあったのですが、利用させて頂き重宝しました。ランの前半脇の下に入れて走り、パフォーマンスが落ちずに済ました。』

『車の交通量が多いコースに、注意喚起するスタッフをもう少し配置してくれると、より安全かと思う場面がありました。坂でのライドで疲労があり、バイクがふらついているところに車がスピードを上げて追い越しをする際、危ない!と感じる場面ありでした。』

■主な変更点

ボディナンバーチェックのテント

主な変更点としては。

  • Raタイプ追加:Aタイプのリレー版
  • 検車制度導入:事前のバイク点検が必要
  • バイクのWS:携帯ボトルに補充のみ
  • 熱中症対策:エイド間で事前支給のソフトボトル使用を提唱
  • ランの夜間照明:増設
  • ボディナンバー・スイムチェック:体育館から海側テントに
  • その他

安全性の向上及び効率化が図られている。

■熱中症対策

今後、佐渡を含め灼熱ランとなるレースでの水分補給は、「マイボトル」の携行によりエイドステーション間でも小まめにできるよう検討すべきかもしれない。

7月から9月に開催され、30~35℃が予想される大会では熱中症予防のため、選手自身でも対策を立てておきたい。今回、大会からソフトタイプのボトルが支給されているが、バイクボトルでも良いと思うし、使いやすいものを試しておきたい。

今に始まったことではなく、すでに実施している選手もいるが、大会からの支給があったことであらためて考えるきっかけとなった。

■島祭りParty

レースの前々日に「島祭りParty」が開催された。

選手は無料で参加ができるパーティーで約850名が参加、佐渡の食、伝統芸能、地酒などでもてなしてくれる。このようなパーティーは他の大会でも開催されているが、特筆すべくはそのクウォリティの高さにあるだろう。

2016年から開催しているこのパーティーは、まずは、「おもてなし」として入口から地元のしまびと元気応援団、健康推進員、農協女性部のみなさんが拍手で迎えてくれる。演目では太鼓芸能集団「鼓童」によるスペシャルライブで盛り上げてくれる。鼓童は1981年創設、佐渡を拠点とし、国際的な活動を展開するプロの和太鼓集団。また、煮しめ、いごねり、イカ飯などの地元食と多くの地酒のほかスイーツまで充実し、選手たちも大満足、満腹となる手作りのパーティーだ。

唯一無二のあたたかい雰囲気を持つこのパーティーに参加しないのはもったいない。

■国内屈指

佐渡名物の花火でこの大会を締め括る
トライアスリート松田丈志、開催してくれたことに感謝
恒例となった巨大クラッカー

佐渡大会は、距離、コースなど競技性も高い最高峰の一つと言える。また、長年開催され、歴史ある国内を代表する大会であることも間違いない。ただそれだけではない。

佐渡は最後までいないとダメだ。ラストプログラムの花火は必見だからだ。21時30分全競技が終了した直後、照明が落とされ、花火が上がるのだ。朝6時スタートし、一日走りまくったトライアスロンの終わりを告げる。音楽が流れ、花火がシンクロし、最高のラストを演出してくれる。

ゲスト選手の松田丈志さんは、今年ついにオンヨネカップをコンプリートした。4月の佐渡トキマラソン、5月の佐渡ロングライド210、7月の佐渡オープンウォータースイミング、そして、9月の佐渡国際トライアスロン大会を全て完走している。

これは昨年のフィナーレで宣言してしまったことなのだが、見事に「有言実行」となった。一昨年、佐渡Aタイプを完走している松田さんだが、今回は200番以内、13時間以内を目標に掲げ、本格的に取り組んでの参加だった。目標達成はできなかったものの総合218位は申し分ない結果だ。

「開催してくれてありがとうございます。」と松田さんが言った。前述の通りだが、台風により開催が危ぶまれたが、無事に終えることができた。松田さんの一言は、選手全員の総意でもあったことだろう。

過去にも著名な人が挑戦している佐渡大会だが、松田さんは今や「佐渡の顔」と言っても良いだろう。

■Race Result

完走者全員が勝者
Aタイプ男子優勝の 星大樹選手、昨年同様圧勝の連覇
Aタイプ女子優勝の齋藤恭子選手
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Bタイプ男子優勝の山岸穂高選手
Bタイプ女子優勝の平柳美月選手

夏のメインレース、佐渡が終わった。

このレースに向けて一年頑張って来たはず。ロングであり、更に制限時間も厳しいため、相当なトレーニングを積んで臨んだことだろう。個人差はあると思うが、時間、費用、日々の生活などもバランスを取りながら「スタートライン」を目指す。

目標は順位なのか、時間なのか、完走なのか。そして、参加選手の年齢が高くなる中では「年齢」にも抗わなければならない。特に60歳を超えての完走は特別と言っても良いだろう。

振り返れば早かったかもしれないが、寒かった日も暑かった日も頑張ったトレーニングが思い出される。トレーニングもレースもハードな佐渡は本当に大変なことだが、それだけに挑戦する価値が大きいのだろう。

全ての選手に拍手を送りたい。

【2024 佐渡国際トライアスロン大会】

《日時》2024年9月1日(日)6:00~21:30

《参加選手(Aタイプ)》

総エントリー数 / 最終出走者数 / 率 954名 / 787名 / 82.5%

完走者数 / 率 581名 / 73.8%

《総参加選手》

総エントリー数 / 最終出走者数 / 率 1808名 / 1465名 / 81.0%

完走者数 / 率 1207名 / 82.4%

《台風による辞退申請者》

総数333名

《Aタイプ 男子》

1位 星 大樹      No.1001 9:37:11 (S1:03:33/B5:05:47/R3:25:04)
2位 渡邉 優介  No.1112    9:54:38 (S1:09:35/B5:30:00/R3:11:52)
3位 丸尾 公貞  No.1118    10:05:52(S1:02:03/B5:30:35/R3:29:33)

《Aタイプ 女子》

1位 齋藤 恭子     No.2002    12:24:43(S1:23:09/B6:42:02/R4:13:35)
2位 竹内 香織     No.2004 12:28:10(S1:17:02/B7:04:46/R3:56:23)
3位 宮崎 美菜子    No.2034    12:39:37(S1:15:32/B6:44:46/R4:33:22)

《Bタイプ ・ナショナルチャンピオンシップ男子》

1位 山岸 穂高 No.3006     4:51:43(S0:30:23/B2:53:37/R1:25:25)
2位 古謝 孝明 No.3040     4:55:10(S0:27:07/B2:52:09/R1:33:43)
3位 梅田 航平 No.3011     4:57:54(S0:30:13/B2:54:33/R1:30:49)

《Bタイプ・ナショナルチャンピオンシップ 女子》

1位 平柳 美月  No.4001     5:19:15(S0:31:27/B3:06:08/R1:38:24)
2位 油井 あまね No.4006     5:28:55(S0:31:26/B3:12:50/R1:41:43)
3位 前田 乙乃  No.4008     5:31:18(S0:30:00/B3:15:08/R1:43:35)

《RAタイプ》

1位 the S No.7001 11:33:05(S1:21:38/B5:32:29/R4:36:15)
2位 アクシー・シュースイ・潟鉄 No.7004 11:36:13(S1:14:17/B6:20:07/R3:59:00)
3位 Team HT No.7007 11:44:27(S1:11:27/B7:37:18/R2:53:19)

《RBタイプ》

1位 small flat stone No.8008 5:09:07(S0:30:26/B3:13:23/R1:23:10)
2位 佐渡ガス&静岡ガス No.8007 5:40:21(S0:32:18/B3:37:42/R1:27:30)
3位 葬送のアラフォー No.8026 5:41:13(S0:35:16/B3:42:43/R1:20:02)

全ての記録:http://www.scsf.jp/triathlon/2024result.html

■猛暑の中のレース

今回は何とかなったが。。。

今後、7~9月開催のレースは猛暑により中止や短縮などが想定される。

昨年の佐渡は、8月下旬に新潟地方も含め、猛暑に見舞われ当日まで気温、水温が下がることを待った。実行委員会への「開催してほしい」旨の連絡が殺到していたようだが、安全第一の中で慎重に進めていた。

今年の4月から環境省が運用を開始した「熱中症特別警戒アラート」も大きく影響してくるだろう。前日14時の発表となるため、遠征となるレースでは現地入りしてから告げられることになってしまう。

レースの開催が前日まで分からない。佐渡A完走のためには9~12ヶ月の期間は必要、距離で言えば5000~7000km程度だろうか。そんな積み上げが前日に一気に水の泡となってしまう。出場権の当落で運を使ったのに、最後の最後にまた運試しとなるのだ。

ただ、嘆いていても仕方ない。選手は選手としてできることをやろう。開催になったとしても相当な暑さになることは間違いない。その中でも耐えていける、余裕を持って走れる、そんな身体作りが必要となる。

いろいろ険しい道のりだが、その先のゴールは格別なはずだ。来年も花火を多くの選手と共に見たい。

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Club GERONIMO Challenge 2024 佐渡組

「今年も夏が終わった。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【取材予定】2024佐渡国際トライアスロン大会

今週末9/1(日)佐渡国際トライアスロン大会が開催される。

国内最長のトライアスロンが、今年も間もなく夏の締めくくりとして開催される。

佐渡の醍醐味は、やはり「バイクを楽しむ」という選手が多いのではないだろうか。島をほぼトレースするコースは、ダイナミックそのものだ。その佐渡の命と言えるバイクコースは変更なく、選手を楽しませてくれる。ただ、ランコースは周回となっている。佐渡に限らずだが、現在、国内ロングは「ボランティア不足」で運営が厳しい。一昨年のランは6周回にすることでカバーし、ランは4周回となっている。

スイム4km、バイク190km、ラン42.2kmは、アイアンマンより長い。そしても最も険しいとされるのが「制限時間」だ。アイアンマンも以前は、各レースにより異なり、14時間半から15時間半としていた時代もあったが、現在は、17時間制となっている。佐渡は距離が長く、時間が短い、世界的にも最難関レースの一つとなる。ただ、だからこそ「完走者の称号を得る」喜びが大きいレースなのだ。

昨年、酷暑による「競技実施判断」のインフォメーションがあったが、今年は「台風」という大きな壁が立ちはだかった。さて、どうなることか。スタートラインに立つことも簡単ではない。

前回(2023年)レポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=47801

■開催日 2024/9/1(日)

■競技

Aタイプ:スイム4km / バイク190km / ラン42.2km

Bタイプ:スイム2km / バイク108km / ラン21.1km

※詳しくは、http://www.scsf.jp/triathlon/

「積み上げて来たものを出し切りたい。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka