【KONA2015】 FELT IA FRD

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2013~2015年と3年連続でアイアンマンウィナーズバイクとなるIA。

フェルトは、当初はアメリカ、現在はドイツブランドとして、アイアンマンでも人気のブランドだ。フェルトの顔である、創設者ジム・フェルトの開発力、そして、熱いマインドで造り上げられている。毎年アイアンマンの現場に精力的に関わっている。きっかけがトライアスロンだったこともあり、90年代前半のポーラニュービーフレジャーの活躍などに大きく貢献し、トライアスロンの定番ブランドとなった。サイズなどにもこだわりを持っていて、あえて650Cホイールを多用するなど、トライアスロン界でも独自のスタイルを持っている。

この「IA」は、ずばり、P5、スピードコンセプト、SHIVを意識されたモデルとなっている。エアロダイナミクスとストレージを「強調」したモンスターマシンだ。エアロダイナミクスを高めるためのフレーム形状、ブレーキ他、各部の収まりなど、究極度の高いバイクが出来上がった。トッチューブ前側には流行りのストレージが付く。このストレージは、中味を2つに分けることができるなど、「後発」の良さを出している。後付ではなくトータルデザインされた完成度は他社を抜く。当初はSHIVのようなフューエルシステムもあったが、途中からなくなってしまったのが残念。先述とは異なるが、このIAに関しては、26インチモデルは存在しない。480mmも700Cとなっている。ただ、設計、造りなどから小柄な選手でも可能性はあるモデルだ。それだけポジション設定の自由度も高い。逆にDHバーの高さは低めのため、ポジション出しは慎重に行う必要がある。2016年のアイアンマンで、「4強入り」出来るのか、期待のかかるマシンでもある。

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ダウンチューブ、シートチューブのボリュームが特徴的。

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ヘッド周りのボリュームは、今や当たり前となった。

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FブレーキやDi2ジャンクションは、フェアリングカバーで覆われている。

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シートチューブは細身の傾向だが、風洞実験の結果として採用している。

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ここまで低いシートステーの位置は、他社にはない。

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今年のアイアンマンでは、Daniela Ryfが使用し優勝となったバイクだ。その前のMirinda Carfraeの2勝もあり、完全にハワイアンバイクとなった。
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「2016年のコナでは、200台オーバーを狙う!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka