風と緑とせせらぎの Triathlete’s Cafe “ Garachico ”

Garachicoは、スペインの海街

 

この夏にオープンした、話題のスポットを訪ねてみた。

8/8(火)神奈川県相模原市に「Cafe & Cozy Cabin Garachico」がグランドオープンとなった。一年前から準備が始まり、カフェとゲストハウスを備え、地元に根付いたカタチの施設はアットホームな雰囲気となっている。

この地域は、相模原市の大半を占める緑区で、文字通り、緑多き、自然に囲まれているところだ。登山で人気の丹沢山やサイクリストの聖地宮ヶ瀬エリアなど、自然の中でスポーツを楽しむには最高の環境でもある。

トライアスリート、サイクリストにとっても、良きエイドステーションとなることは間違いないだろう。グランドオープンに先立って開催されたオープニングレセプションでは200名を超えるトライアスリート、サイクリストが集まっている。

店名は「ガラチコ」と読むのだが、由来はスペイン領カナリア諸島にあるテネリフェ島の海沿いの街の名前。その街のバーには昼間から人々が集まり、パニーニを食べながらビールを飲む、心地よい時が流れているそうだ。そんな空間を目指して誕生したのが日本のガラチコだ。

【Location】

左がカフェ、右がゲストハウス、中央はオーナーの住居
ガーデンの先には川や山が広がる
耳をすまさなくても聞こえてくるせせらぎ
開放感そのものとなる空間

到着してまず感じることは、ゆったりとした空間だろう。

カフェ、ゲストハウスの前にガーデンが広がっている。そして、前を流れる串川のせせらぎと散策もできる山の緑が、五感を癒してくれる。また、夏の午後、テラス側の軒下は日陰となり、気持ちの良い風が吹く。川のせいだろうか。蒸し暑さを感じない。風に吹かれながら、何もしない、何も考えない、そんな時間を過ごしたくなる。

立地は時間をかけて探していたようだ。トライアスリートのトレーニングとしてもキーワードとなる「宮ヶ瀬」や「道志みち」など、海側からも内陸側からもアクセスしやすい。GERONIMOベースの茅ヶ崎からも行きやすい。

交通手段としては様々あるが、やはり、現時点ではトライアスリート、サイクリストの自転車が多いようだ。自動車も圏央道の相模原ICが近くアクセスは申し分ない。また、電車は橋本駅から9kmほどで、バスで行くこともできる。

【Cafe】

Cafeライドの聖地となるか
外に向かって並んだスツールは座り心地が良かった
プレーンは、Bαcon & Cheeseで比較的ライト

心地の良いスツールに座って、のんびり外を眺めながら。

カフェ&コージーキャビンとなっているが、メインは、8/8に先行でオープンしているカフェで、コーヒーやパニーニを提供している。

現在のメニューだが、ドリンクは、自家焙煎からアイスラテまで各コーヒー、スムージーの他、紅茶までラインナップしている。そして、フードメニューのパニーニは三種、鯖と大葉を使ったサバーニ、野菜系は、べーコンにトマト、パプリカなど、プレーンは、ベーコンとチーズのベーシック。

取材当日は平日の午前中だったが、多くのご来店、電話予約が入るなど、すでに賑わっていた。「電話注文は初めてです。」とオーナー。すでに地元に根付き始めていた。また、近所の常連さんだろうか、女性の方は「ここのパニーニは美味しいんですよ」とテイクアウトでいくつも買っていた。

【Cozy Cabin】

軒下でコーヒー、夕方からビールも
漆喰塗りの落ち着いた室内
バスルームも真っ白

清潔感の溢れた部屋だった。

宿泊までできることもガラチコの特長だ。ゲストルームは最終段階に入り、9月から予約受付開始、10月から利用が可能となる。部屋の内装は洗練されていた。やはり、「非日常」を求めてのんびりするために、その質感や意匠性は、極めて重要となるだろう。

ここは、都内からも近い「リゾート」で、楽しみ方はそれぞれ。ここでゆっくりするのも良いだろうし、拠点としてサイクリングを楽しむこともあるだろう。いろいろな使い方にも対応できるように、チェックインタイムを早くし、チェックアウトを遅くするなど、より長く使えるようにするそうだ。

この空間とエリアで「帰らなくていい」楽しみ方だ。昼間のアクティビティから夜はまた違った雰囲気を放つ、ガラチコの空間の中で食事を楽しめる。そして、自転車や車ではお酒を飲めないが、泊まりであればスペインのビールでGarachicoの海街を感じることができるかもしれない。

【Panini】

Vegetable / サバーニ

本当に美味しかった。

特筆すべくは、パニーニだった。半年以上をかけ、20種類以上のパニーニを地元の人々や企業の協力を経て、開発、じっくり仕込んできた。一番人気のサバを使ったサバーニを筆頭にベジタブル、ベーコン&チーズに絞り込まれたそうだ。ちなみに、サバーニは、想像通りサバの語呂から名付けているのだが、フランス人にウケたそうだ。

実際に三種全て食べてみた。まずは、出来立てのパンの一口噛んだ瞬間の「カリカリ感」がとても良い歯応えなのだ。一番人気の鯖は味の濃さと大葉とのバランスが良くやはり絶品。ベジタブルは、ベーコンやチーズも入っているので、それらの柔らかさとパプリカなど野菜の食感と香りが絶妙にマッチしている。そして、プレーンとなるベーコン&チーズは、ボリュームも抑えられるので、ライド中にもちょうど良いだろう。

当初カフェのフードメニューがパニーニだけかと思っていたのだが、そうではなく、このパニーニが目玉だったのだ。これをを目的に行くことも十分ありえるということ。そして、9月からキーマカレー(ライス)が登場するとのことだ。こだわりの強いオーナーだけに期待したい。また、パニーニにもカレーが追加となるとのことでこれも楽しみだ。

【Hospitality】

オーナーの青木夫妻。お二人の素敵な笑顔は最高のおもてなし。

ガラチコは、前述の通り、テネリフェ島の海街だが、オーナー夫妻が旅をした思い出の地だそうだ。この店名、特に奥様はお気に入りとのこと。

地元型のカフェは、ご年配の方も来店されるようで「高い椅子は足が届かなくてね〜、と言われることもあり、そんな時は足の着く椅子をご用意します。」とのこと。「オープン時間前にサイクリストが待っている時は、できる限り早くオープンします。」そんな、優しく、心地良いカフェだった。また、近所のサイクリングチームが、ジャージに店名のロゴを入れたいなど、早速お店のファンもでき、幸先の良いスタートを切っているようだ。

そして、オーナーのご主人がトライアスリートなのだが、レベルは高く、世界最高峰シリーズのアイアンマン世界選手権を日本の代表として何度も出場経験を持つ本格派だった。「今はお店で忙しいですが、落ち着いたらトライアスロンも再開したいです。」とのこと。

きついトレーニングライドも楽しみたい。トライアスリートにとっても良きエイドステーションが誕生した。

 

落書きのようなカワイイロゴと三つの屋根が目印

Leran More:https://cafegarachico.com/

 

 

 

「ここは、パニーニと “Smile” のカフェ。ホントに美味かったな。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka