カテゴリー: 1 Journal – IRONMAN World Championship
【WTCオフィシャルNEWS】 Alexander calls time on IRONMAN racing
アイアンマンにおいて3度の優勝を果たした、クロウィこと、グレイグアレキサンダーが引退した。現在のアイアンマンは、強豪が毎年現れ、犇く中で、一度の優勝も大変なこと。そんな近年のアイアンマンで優勝含め、長く上位にいた偉大な選手。当初はランの強い選手として、ずば抜けた走りをしていたが、徐々にバイクのレベルも上がり、バイク+ランで勝負する、最強のアイアンマンだった。

2011年レース終了後にクロウィーと撮った写真。普段のクロウィは気さくで優しい笑顔の選手、疲れも見せず写真に入ってくれました。チーム・Yの「名誉会員」です。勝手に。(^^;
詳しくは、下記をご覧下さい。
【WTCオフィシャルNEWS】 2013 IRONMAN ALL WORLD ATHLETE CHAMPIONS ANNOUNCED
アイアンマンシリーズには、エイジのランキングシステムがあります。
その世界ランキングのエイジ別チャンピオンが発表になりました。
挑戦してみては?
Below are the winners in each respective division:
|
AG |
Name |
Country |
City/Region |
State |
|
FEMALE |
||||
|
F18-24 |
Carolina Dementiev |
Panama |
Panama |
Intl State |
|
F25-29 |
Alyssa Godesky |
U.S. |
Baltimore |
MD |
|
F30-34 |
Sonja Wieck |
U.S. |
Greenwood Village |
CO |
|
F35-39 |
Valentina Kislukhina |
Russian Federation |
Moscow |
Intl State |
|
F40-44 |
Karen Ponette-Maldonado |
U.S. |
The Woodlands |
TX |
|
F45-49 |
Sue Aquila |
U.S. |
Bloomington |
IN |
|
F50-54 |
Mary Mitchell |
Australia |
North Adelaide |
SA |
|
F55-59 |
Nancy Cullen |
Australia |
South Australia |
SA |
|
F60-64 |
Beryl Wilson |
Australia |
Camden Head |
Intl State |
|
F65-69 |
Karla Mckinlay |
Australia |
Shepparton |
Intl State |
|
F70-74 |
Cheryl Woodworth |
U.S. |
Pewaukee |
WI |
|
F75-79 |
Harriet Anderson |
U.S. |
San Carlos |
CA |
|
F80+ |
Madonna Buder |
U.S. |
Spokane |
WA |
| PC |
Kristina Ament |
U.S. | Alexandria | VA |
|
AG |
Name |
Country |
City/Region |
State |
|
MALE |
||||
|
M18-24 |
Tim Russell |
U.S. |
Saratoga Springs |
NY |
|
M25-29 |
Samuel Murphy |
New Zealand |
Barrington |
Intl State |
|
M30-34 |
Simon Schober |
Switzerland |
Zurich |
Intl State |
|
M35-39 |
Ivan O Gorman |
U.S. |
Boulder |
CO |
|
M40-44 |
Olaf Kasten |
Hong Kong |
Hong Kong |
Intl State |
|
M45-49 |
Keish Doi |
U.S. |
Kailua-Kona |
HI |
|
M50-54 |
Sten Orsvärn |
Sweden |
Skarpnäck |
Intl State |
|
M55-59 |
John Hill |
Australia |
Tamarama |
Intl State |
|
M60-64 |
Richard Tout |
Canada |
Kincardine |
ON |
|
M65-69 |
Hermann Hefti |
Switzerland |
Schoenenberg |
Intl State |
|
M70-74 |
Milos Kostic |
Canada |
Regina |
SK |
|
M75-79 |
John Weber |
U.S. |
New York |
NY |
|
M80+ |
Lew Hollander |
U.S. |
Redmond |
OR |
|
PC |
Ricky James |
U.S. |
Oceanside |
CA |
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka
【WTCオフィシャルNEWS】 TACX PRESENTS THE TACX IRONMAN® CYCLE-MOUNTING TRAINER
アイアンマンオフィシャルトレーナーのタックスから、アイアンマンモデルがリリースされた。リアルな負荷システムは、最大20%の登りも設定が可能、そして、DVDでアイアンマンのバイクコースが走れる。



KONA2013 Report

vol.75 レースハイライトビデオ-アワードナイト vol.74 PROFILE DESIGN 25周年
vol.70 LUMINA No.27 ~KONA 2013~ vol.69 Magra
vol.68 NEWTON限定モデル vol.67 P5のストレージ
vol.66 SpeedConcept 9 ~スピードストレージ2パックエアロ~ vol.65 COMPRESPORT限定モデル
vol.64 2XU限定モデル vol.63 ZooT限定モデル
vol.62 37回目の大会 vol.61 TIMEX限定モデル
vol.60 BMCの2014モデル vol.59 歴代のP3
vol.58 Saucony Kinvara4 KONA vol.57 FUJI NORCOM STRAIGHT
vol.52 NBCsports オンエア vol.51 ARGON18 E-118
vol.50 Cannondale SLICE RS vol.49 Ceepo VIPER
vol.48 パワーメーター TOP5 vol.47 Cervelo New P3
vol.46 SCOTT PLASMA PREMIUM vol.45 TREK SpeedConcept 9
vol.44 BMC TM01 vol.43 Cervelo P5 “ aloha green ”
vol.42 Cervelo P5 vol.41 FELT IA
vol.37 フロントハイドレーションTOP5 vol.36 ヘルメットTOP5
vol.35 メインコンポーネントTOP3 vol.33 DHバーTOP5
vol.32 サドルTOP5 vol.31 ホイールTOP10
vol.30 女子TOP10バイク vol.29 金山選手参戦記
vol.28 総合TOP10バイク vol.27 青木選手参戦記
vol.26 バイク使用台数TOP10 vol.25 総括
スーパーLIVE in KONA 14日 スーパーLIVE in KONA 13日
スーパーLIVE in KONA 12日 ~レースリザルト速報~ スーパーLIVE in KONA 11日 ~100photos~
スーパーLIVE in KONA 10日 ~90photos~ スーパーLIVE in KONA 9日 ~120photos~
スーパーLIVE in KONA 8日 ~190photos~ 出発
アイアンマン世界選手権まであと1週間 アイアンマン世界選手権まであと2週間
アイアンマン世界選手権まであと3週間 アイアンマン世界選手権まであと1ヶ月
キャノンデール SLICE RS & SLICE ピナレロのトライアスロンバイク
P3の系譜 アイアンマン世界選手権まであと2ヶ月
vol.75 レースハイライトビデオ-アワードナイト
vol.74 PROFILE DESIGN 25周年
今年でプロファイルは25周年を迎えた。
ハワイでは特に大きなイベントはやっていなかったが、「25周年記念モデル」が展示されていた。T3カーボンとスベットの「限定マットカラー」が展示されていた。TM01の完成車などにもマットカーボンが採用されているが、それとは別。これには「25周年」と入っている。トライアスロンでの使用を考えると、出来ればプロスベットのマットカラーがあれば最高だったのだが。その他、写真の他に、一番人気のT2カーボンの25周年も存在する。
プロファイルは、アイアンマンが始まって10年後にスタートしたことになるが、当初は2番手メーカーだった。トップは、グレッグレモンがツールドフランスで使用して話題となった、DHバー生みのメーカー、スコットだ。プロファイルは、その後を追いかけていた。独自の考え方から、バリエーションも増やし、対抗していたが、やはり当時はスコットの人気が絶大だった。ただ、スコットは、90年半ばにリリースした「レースクリップオン」を最後に、徐々に大人しくなってしまった。そのタイミングで、プロファイルが頭角を現してきたのだ。99年にリリースされたカーボン製一体型DHバーの「カーボンX」が大ヒット。当時6万近くしたDHバーだったが、販売実績を大きく伸ばしたのだった。そのカーボンXの頃から質も高まり、カーボン製品のラインナップが充実、DHバーのみならず、「トライアスロン関連用品」の第一人者的メーカーとして、躍進した。2000年半ばからは、フレーム同様に、カーボンパーツが全盛となり、「カーボンストライク」と言うモデルも大ヒットとなった。またこの頃から「パッドの上がらないDHバー」が主流となり、壊れにくい、軽量なDHバーの開発に繋がってきている。
プロファイルの人気は、まず定着したイメージがあるが、他社の「TT用」と違う「トライアスロン用」を造っていることにある。簡単な話だが、パッドが大きいのだ。厚みがあり、クッション性が高い。長時間使用するトライアスリートにはその「厚み」が必要なのだ。なぜなら、トライアスリートにとってDHバーのパッドは、「サドル」。DHバーに座っていると言っても過言ではない。他社の小さく、薄いパッドでは不十分なのだ。
いぜれにせよ、トライアスロンを徹底研究しているプロファイルも「不動の地位」を築いたと言っても良いだろう。
vol.70 LUMINA No.27 ~KONA 2013~
ちょうど良いタイミングだった。11月末日、WEBアップもVol.70。今号は、「ハワイ特集」なのだ。
1996年からハワイの取材を始め18年目となる。また2000年のから、専門誌のハワイアイアンマン機材関連の記事を書いている。トライアスロンジャパン、トライアスロントリップ、そしてこのトライアスロンルミナと三誌に渡り、14年「トラモノ」を追いかけて来た。
バイクも様変わりした。90年代は、アルミフレームと26インチ、2000年代は、カーボン製のフレームとパーツ、そして700Cに切り替わった。2010年代は、完全に「専用トライアスロンバイク化」と進化してきた。単純に10年単位では切れないが、大きな流れはほぼその通りだと思う。現場にいて感じる、最大の動きは、2006~2008年だった。「専用トライアスロンバイク化3ヵ年」と言った感じで、2005年のサーベロP3カーボンに端を発し、2006年では、「先取り」、2007年では、「標準」、2008年では、「遅い」。そんなトレンドの流れを感じていた。

90年代は、まだフルカーボンのトライアスロンバイクは少なかった。当時トライアスロンと言えば、キャノンデール、トレック、ケストレルがトップ3で、93年デビューのキャノンデールR700は一世風靡、トライアスロンバイクを造っていなかったトレックは92年デビューのOCLVフレームがローディからトライアスリートまで幅ひろく支持された。そして、もっともトライアスロン色の強いケストレルは、当時、世界初の特許を数々持ち、アイアンマンたちの人気を集めていた。その人気を決定付けたのは、シートチューブのない「オープントライアングル」構造の「ケストレル500sci」。現在のP3のような、憧れのバイクだった。ただ、今思えば、大人しいデザインのトライアスロンバイクたちだったが、ケストレルも1999年にシートチューブのある「KM40」を進化させ、オープントライアングルの「KM40 AirFoil」をデビューさせた。初お披露目は、まさに、ハワイのブース展示が世界初だった。各所にこだわりを持つ美しいフレームで、「走る芸術品」とまで称された。「軽量性と剛性」があれば今でも残っていたかもしれない。当時はまだまだ、各メーカーが得意とすることを独自に提案していた。
2000年に入り、まず話題となったのが、トレックTTだった。当時ランスアームストロングも使用していたモデルで、フレーム価格は60万近い。今なら、P5やスピードコンセプトなど高価なフレームは珍しくなくなったが、当時は破格、「速くないと乗れない」と言われていた。その後、話題となったのが、クウォータのカリバーで、軽量、快適、デザイン、質感、すべてにおいて「高品質」なバイクがリリースされたが、実績がなかったが、2004~2006年の「ベストサイクリスト時代」に、ノーマンスタッドラーが、2度の優勝により、クウォータの「レーシングバイクの証明」を果たしたのだった。ただ、まだまだ大きな動きではなかった。その後、ツールドフランスにおいてプロサイクリングチーム「CSC」が、サーベロP3にZIPPという、組合せが、そのまま「トライアスロン」だったのだ。2006年に国内でもデリバリーが始まった。まだ、少量だったが、確実に話題となり、翌2007年には、人気急上昇。2008年に、ツールドフランスにおいて個人総合、チーム総合、新人賞の完全制覇、同年ハワイアイアンマンにおいて初の「400台オーバー」となった。その後は周知の通り今年で、6年連続の400台オーバーを記録している。
2010年代に入り、タイムトライアルバイクではなく、「トライアスロン専用バイク」として、各社のトライアスロンへの徹底注力が激化したのだった。サーベロP5、トレックスピードコンセプト、スペシャライズドSHIV、そしてフェルトIAなど。電動シフト、油圧ブレーキ、フレーム内蔵ハイドレーションなど、大きな動きとなった。これらの「F1」とも言えるモンスターマシンは、昨今の開発ラッシュの賜物でもあった。そして、課題も多く残す傾向であり、「次世代」から「新世代」として、定着しつつある「トライアスロン専用バイク」は、やや機材先行型となり、乗り手を選ぶバイクともなっている。例えば、サーベロP2なども近いうちにモデルチェンジとなるだろう。今までのP2は幅ひろいユーザーに支持されてきたが、新型はどうなるのだろうか。アイアンマンはプロだけの世界ではない、むしろエイジ選手で支えられているスポーツだ。プロ並みのエイジ選手もいるが、すべてではない。ポジションは、トライアスロンである以上極める必要がある。ロードで言うところの「コンフォート」は必要ない。ただ、過度の「剛性とエアロダイナミクス」は必要ない。ここで、より「快適性」を追求した「アイアンマンバイク」のリリースを期待したい。

そして、今回はダブルトピックス。
チーム・Y青木選手が取材を受けている。
青木選手はチーム・Yの「顔」でもある。
vol.69 Magra
油圧のブレーキが拡がりつつある。
シマノもロード用油圧ディスクブレーキを発表しているが、今後どうなるのだろうか。
マグラはサーベロと共同開発で、RT8 TTをリリース、P5のためのブレーキとして、完全ビルトインのデザインをとった。エアロダイナミクスの頂点のメーカーとして、次世代への提案として、一石を投じたのだ。シフトが電動化する中、ブレーキは油圧化と、世代が変わりつつある。
現時点では、P5はブレーキを選べず、専用となっているため、電動のメリットを生かしたブルホーンでの変速ができない。これは今後の課題でもあるが、バイクの性格上、絶対条件とは言えない。
そして、ついに他社までこのブレーキが採用されている。スペシャライズドのSHIVもアダプターを介するかたちで、写真のように設定している。ただ、今年の大会では、プロを含め、選手の使用が確認できなかった。
まだ、これからのブレーキだが、引きの軽さは抜群、不安定なブルホーンでのブレーキングには、最大の効果を発揮する。
今後の発展に注目したい。


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Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka




































































