サーベロのレジェンドバイク「P3」。そのP3のニューモデルがハワイデビューした。カーボンのP3が2005年に誕生、2006年から市販され、スーパーロングセラーの8年間、ハワイの顔として君臨してきた。現在、サーベロは「イヤーモデル」というカタチをとっていないため、このP3も2014年モデルというよりは、アルミ時代から起算して「3代目P3」となる。今回のNewP3は、P5を筆頭に進化し続ける中で、あえて「ベーシック路線」を強調する造りとなっているのだ。P5と共通する型から出来ているにもかかわらず、ブレーキは、ベーシックな位置に配し、バッテリーも内蔵をせず、一般的なレイアウトとなっている。ハンドルも今まで通り、専用は使用せず、好みのDHバー、ハンドルが使用できるようになっている。昨今、より専門的になる「モンスターマシン」ではなく「ベーシックマシン」のP3は、あらゆる面で扱い易くなっている。DHバーはシビア、好みのフィーリングのものをチョイス、ブレーキも調整しやすい、そんなモデルがNewP3なのだ。サーベロの「あえて」が、一石を投じることになるのだろうか。