油圧のブレーキが拡がりつつある。
シマノもロード用油圧ディスクブレーキを発表しているが、今後どうなるのだろうか。
マグラはサーベロと共同開発で、RT8 TTをリリース、P5のためのブレーキとして、完全ビルトインのデザインをとった。エアロダイナミクスの頂点のメーカーとして、次世代への提案として、一石を投じたのだ。シフトが電動化する中、ブレーキは油圧化と、世代が変わりつつある。
現時点では、P5はブレーキを選べず、専用となっているため、電動のメリットを生かしたブルホーンでの変速ができない。これは今後の課題でもあるが、バイクの性格上、絶対条件とは言えない。
そして、ついに他社までこのブレーキが採用されている。スペシャライズドのSHIVもアダプターを介するかたちで、写真のように設定している。ただ、今年の大会では、プロを含め、選手の使用が確認できなかった。
まだ、これからのブレーキだが、引きの軽さは抜群、不安定なブルホーンでのブレーキングには、最大の効果を発揮する。
今後の発展に注目したい。
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Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka