vol.35 メインコンポーネントTOP3

圧倒的なシェアを持つシマノだ。

今後もしばらくシマノ時代は続くだろう。理由は、電動変速システムにある。その前に電動システムの必要性についてだが、まずは、タイムリーに躊躇なく、変速できることが、随時的確な変速となり、脚への負担を軽減する。次に、DHポジションで変速をする際、ワイヤー式変速レバーは、固く、変速時に手首が大きく動くことによって、DHポジションが左右方向にブレるのだ。特にこのことが解消されることが大きい。また、「電動ならでは」として、変速ボタンが、DHバーとブルホーンバーの2箇所に設置できる。これは、絶対必要ということではないが、やはり「便利」なのも事実だ。ずばり、電動変速システムは、「トライアスロンのためにある」と言っても過言ではないのだ。

そこで、その便利な電動変速システム導入にあたり、気になるのは価格になる。その価格がアルテグラDi2の登場で、一気にリーズナブルとなったわけだ。これらの理由から「トライアスロンのシマノ」は安定飛行に入った。ただし、変速ボタンの「形状」、「取付方法」、既存のDHバーとの「相性」、すばりサーベロP5、P3、スペシャライズドSHIVの採用されている油圧ブレーキ「マグラ」とのコラボなど、今後、「期待と要求」のあるジャンルではある。

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【第1位 SHIMANO 1490台】

やはり、電動のシマノは確立された。2014年では、「当たり前」のパーツとなることだろう。電動変速システムは、トライアスロンのためにあると言っても良い。また、6800系Di2の入荷も待ち遠しいところだ。

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【第2位 SRAM 537台】

微増ではあるが、トップ選手使用による存在感は感じる。ただし、電動ではないことも気になる点で、今後に期待したい。また、各メーカーでのスラム完成車も目立っている。

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【第3位 Campagnolo 34台】

残念ながらカンパニョーロは更に減ってしまっていた。電動変速システムEPSなど、独自のこだわりコンポーネントを持つが、トライアスロン界では、シマノに大きく差を付けられている。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka