昨年200台の大台に乗り、沸いたトレック。台数は微増だが、新型スピードコンセプトも多く使用され、「勢い」を感じる。エキスポでも一番目立つ場所での展開。今回の新型スピードコンセプトは、「エアロダイナミクス」と「ストレージ」を大きなテーマとしている。ストレージは同時にフューエルを兼ねていることもあり、スペシャライズドから始まった、「フューエル」は2014年に向け一つのトレンドとなっている。国内の展示会で確認のできなかったサドルケージも展示されていたが、実際に使用している選手を確認することはできなかった。また、ストレージ機能をフル活用すればそれなりに重量増となるため、補給のシュミレーションも「第6の種目」として課題となる。レースでは、いま一つ見せ場がなく終わった。トレックはバイクの強い選手に乗せる傾向があるが、ダークボッケルも精彩を欠き、目立つことは出来なかった。スピードコンセプトのトップは短め、ポジショニングは慎重さが必要。