【17Newモデル情報】 FUJI 2017

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本日は、フジの2017年モデルの展示会が開催された。

フジは、日本生まれでアメリカ育ちのブランドだ。ピストやクロスバイクのイメージが強いが、ロードでは、UCIコンチネンタルのカハルラル・セグロスRGAのサポートや、アイアンマンなで使用されるトライアスロンバイクのリリースなど、リアルレーシングとして認知度を確立して来た。そのクウォリティの高さは、トップレベルだ。

アイアンマンにおいてフジの使用率を観てみると、一昨年の17位から一つ上げて16位となっている。これは、クウォータやケストレルと並ぶ順位でもある。ここ数年で少しづつ伸ばしているのだ。ノーコムストレートはトライアスロンでは数少ないエアロダイナミクスも考慮した「スローピング」を採用したフレームであったり、独自路線も特徴となる。

さて、今年のモデルだが、大きなモデルチェンジはない。エントリーグレードとなるルーベが、ジオメトリーを含め、より「リアルレーシング」へクウォリティがアップしている。昨今、各社の「エントリーモデル」への注力が著しい。ロードバイクが普及した中で次への動きなのだ。また、話題となるのが、「AVANTGARDE」のカラーリングだ。SLとTRANSONICに国内限定モデルとして採用している。精悍さと繊細な仕上がりが「FUJI」らしいモデルとなっている。そして、トライアスロンモデルはカラーのみの変更となる。

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AVANTGARDE

AVANTGARDE Blackは、国内限定カラーでFUJIのライフスタイル系モデルに取り入れている日本独自の
オリジナリティをロードバイクにも取り入れた第一弾になる。精悍さそのものとなり、「日本らしさ」を強調している。フジのヒストリーならではの企画が面白い。SL エリートとトランソニックエリートに採用している。

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TRANSONIC ELITE   ¥240,000 + tax(フレーム)

フジのエアロロードだ。ノーコムストレートの開発からのフィードバックで設計されている。ヘッド周りとシート周りは流麗なエアロデザインとなり、シートチューブも極力リアホイールに沿うように仕上げている。また、単にエアロロードというよりはマルチ性も求めたロードで、剛性やコントロール性においてもこだわっている。

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SL ELITE   ¥250,000 + tax

SLは文字通り軽量性を追求したモデル。695gという重量は、世界最軽量クラスだ。その軽量性は、フレーム内部の仕上げにこだわることで実現している。内面を可能な限り滑らかに仕上げる製法を取り、様々な「贅肉」を削ぎ落とし、内面を「表面」のように仕上げているのだ。ただ、軽さだけではなく、十分な剛性も確保している。

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ROUBAIX 1.5   ¥135,000 + tax

昨年よりフレームが変更になりカーボンロードのSLと同じジオメトリーを採用し、軽量化、剛性アップとなっている。ROUBAIX1.3とROUBAIX1.5は同じフレームとFフォークを使用し、Fフォークはコラムまでカーボンを採用していることで、ROUBAIX1.5 TIAGRA仕様は、他社に比べて隠れた優位性があるモデルではないだろうか。

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CAJA RURAL-SEGUROS RGA

UCIプロコンチネンタルのスペインのチームだ。1987年設立の歴史あるチームで、プロとしては、2010年に昇格している。5月開催のツアーオブターキーでは個人総合優勝とチーム総合優勝をしている。スペイン国内での活躍とともに、これからが期待されるチームだ。使用しているモデルは、SLとトランソニックだ。

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NORCOM STRAIGHT 1.1 ¥300,000 + tax(フレーム)

ノーコムストレートは、2014年デビューで4シーズン目に入るモデルだ。開発期間に3年をかけてリリースされたモデルで、スローピングが特徴的なシンプルなデザインとなっている。先代のD-6より200gの軽量化に成功し、サーベロ型シート周り、スペシャ型ヘッド周りなど採用、また、サポートプロチームのタイムトライアルバイクとして実績を上げてきた。TTとトライアスロンバイクとしてのセッティングに対応できるようになっている。

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NORCOM STRAIGHT 1.1 ¥300,000 + tax(フレーム)

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「今年のハワイではどこまで伸ばせているのかな」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 TREK WORLD JAPAN 2017

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本日は、トレックの新製品発表会が開催された。

トレックは、1976年創業のアメリカンブランド。したがって40周年を迎える老舗だ。ロードでは、TREK-SEGAFREDOが使用しツールドフランスに参戦している。トライアスロンでは、アイアンマン世界選手権において、使用率第2位となっているブランドだ。国内においても人気は高く、4月の宮古島大会では、第4位の使用率で、ロードバイクにおいては、使用率No.1となっている。6月のアイアンマン70.3セントレアでも、同様に使用率第3位で、ロードバイクは、やはりNo.1となっている。

《関連記事》全日本トライアスロン宮古島大会 http://triathlon-geronimo.com/?cat=33

《関連記事》アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン http://triathlon-geronimo.com/?cat=37

現在、トレックもイヤーモデルという設定はしていないため、このタイミングで新型フレームの発表はないが、カラーリングやアッセンブルなど、実質的な2017年度モデルとなる。

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今回は、4月にリリースされたドマーネをもって、トレックのメインの3シリーズが完成の域となった。2014年リリースのエモンダは軽量性。2015年リリースのマドンはエアロダイナミクス。そして、今年4月リリースのドマーネは、エンデュランスだ。また、ドマーネのアルミモデルが登場、完成車のカーボンホイールモデルの設定など、幅広いラインナップとなった。カスタムオーダーのプロジェクトワンはリーズナブルに\60,000から選ぶことが可能となり、より満足度の高いサービスが始まった。ボントレガーでは超軽量ホイールのリリースとより「安全性確保」のためのアイテムも昨年に続き充実している。

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今年も来日された鈴木未央氏によるプレゼンが開催された。今回は、ドマーネの開発の三人のエンジニアへのインタビューを聞くことができた。(抜粋)

【鈴木 未央氏】トレック本社の空力エンジニアであり、現行マドンの開発に関わっている。また、アイアンマン70.3にも参戦するトライアスリートでもある。(昨年のマドンのプレゼン http://triathlon-geronimo.com/?p=3286

■フレームエンジニアリング&設計 Tim Hartung氏 「すべてのライダーがISOSPEEDを正しく実感してもらうことが目標でした。そのためにスライダーで路面やその人の好み合わせることができるようにしたのです。そのスライダーの設計には苦労しましたが。ちなみにCancellaraは、中間から少し下にセットしています。」

■フレーム構造解析 Jay Maas氏 「ISOSPEEDは凄いのです。フレームチューブは可動しますが、乗り心地剛性を維持しつつ、重量増へも影響がないように製作することが出来ています。それとカーボンの積層については、多くの研究をして来ましたが、ぺダリング剛性とコーナリングの感覚を重要視しています。」

■ハンドルバーエンジニアリング ALEX氏 「40Hzの周波数で振動減衰性のある素材が必要でした。それに適合したゴムの調達できたのです。カーボンとそのゴムの結合強度を高めることでき、振動減衰性を得ることが出来ました。実際に同社のISOZONEとこの新型ISOCOREは叩いてもその違いを感じることが出来ます。」

下記に主だったモデルを中心に紹介している。

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NEW DOMANE

前後にISOSPEEDテクノロジーを持つNEWドマーネだ。マドンでリアに採用されたISOSPEEDをドマーネ用に進化させている。マドンでは、フレーム形状から来る剛性を緩和させることを目的としていたが、ドマーネはエンデュランスとして、荒た路面を長時間使用することを想定したより衝撃吸収性の高い設計となり、更にその程度を可変できるというシステムになっている。また、フロントのISOSPEEDはよりダイレクト感のあるシステムだ。そして、同時にハンドルも極めて高い振動吸収性を持ち、総合的に快適性を高めている。

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DOMANE SLR eTAP

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DOMANE SLR 9 DISC   ¥1,064,815 +tax

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DOMANE SLR 6 DISC   ¥592,593 + tax

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DOMANE SLR 6   ¥546,296 + tax.

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DOMANE SL 8   ¥517,593 + tax.

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DOMANE SL 6   ¥379,630 + tax.

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DOMANE S 5   ¥230,556 + tax

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DOMANE S 4   ¥217,593 + tax

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DOMANE ALR 5 DISC   ¥212,037 + tax

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EMONDA
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エモンダは、軽量性を極めたバイクだ。完成車で5kgを余裕で切ることが可能なバイクなのだ。もちろんアッセンブルによるが、フレーム重量が700gを切っているため、軽量に組上げることが可能となる。また、ただ軽いだけではなく、剛性とのバランスの取れた走行性とハンドリング性が特徴でオールラウンドバイクでもある。そして、その軽量性から上りを得意とするバイクでもある。エモンダは、パフォーマンスラインのメインモデルで、アルミフレームもラインナップされている。リーズナブルながら、軽量性とその走りの完成度は高い。

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EMONDA SLR 9   ¥1,110,185 + tax

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EMONDA SLR 8 RACE SHOP LIMITED   ¥796,296 + tax

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EMONDA SL 5   ¥276,852 + tax

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EMONDA ALR 5   ¥175,000 + tax

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MADONE

エアロロードの完成形マドンは、スピードコンセプトで培ったKVFデザインのエアロダイナミクスを持つバイクだ。ISOSPEEDにより、形状から来る剛性を和らげ、快適性も向上させている。また、各サイズ専用の設計となり、高い走行性能も実現している。そして、インテグレーションフレームとして、エアロダイナミクスと美しさを出している。テクニカルコースのトライアスロンに向いた一台と言えるだろう。現在、DHバーの製作予定はない。バイクの特性やジオメトリーからその必要性は絶対ではないが、アシストバー程度のものを期待したい。

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MADONE RACE SHOP LIMITED   ¥1,245,370 + tax

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MADONE 9.5 ULTEGRA Di2   ¥777,778 + tax

MADONE 9.5   ¥796,296 + tax

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MADONE 9.2   ¥629,630 + tax

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SPEED CONCEPT

トレックのエアロダイナミクスのテクノロジーの結集がこのスピードコンセプトだ。今や定番となったカムテールデザインの元祖でもある。エアロダイナミクスは随所にこだわっている。フロントブレーキやBB下のSPEEDFINなど更なるエアロダイナミクスを高めている。また、昨今スタンダード化とも言える「フューエル&ストレージ」も備えたモデルは現在のトライアスロンバイクの「完成形」とも言えるだろう。ケーブル類もインテグレーションシステムにより、ほぼ収まり美しい仕上がりとなっている。

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SPEED CONCEPT 9.9   ¥1,250,000 + tax

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SPEED CONCEPT 7.5   ¥444,444 + tax

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SPEED CONCEPT 7.0   ¥369,444 + tax

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PROJECT ONE

カラーリングやコンポーネントパーツ、ホイールなどを自由にアッセンブル、コーディネートできるカスタムオーダーシステムのプロジェクトワン。昨今、各メーカーでも「カスタムオーダー」が活発化して来ている中、10年以上の歴史を持つ同社のシステムの完成度は高い。人と違った「自分だけ」のバイクができるその魅力は、浸透しているようだ。そのプロジェクトワンも様々な選択や組合わせができるが、この7月に¥60,000からできる設定が追加となった。

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BONTRAGER

ボントレガーは、トレックのグループブランドで、パーツやアクセサリー、ウエアなどをリリースしている。トレックの完成車に付いているパーツはボントレガーとなっているのはそのためだ。バイクは、フレームから組み立てる場合、規格さえあえば他社のパーツも組み付けることができる。ただそれで良いのだろうか。今後バイクは、「一つもの」として、組み合わせた時に、最高のパフォーマンスとなるよう同メーカーで「トータルアッセンブル」が理想となるだろう。そんな中、各社でもその流れが高まって来ている。

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Aeolus XXX   976g

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MIPS

ミプス搭載モデルが登場。衝撃分散システムが頭を守る。

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SUPERfeet × Bontrager

スーパーフィートとのコラボによるインソールが登場

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Safety Leadership  “THE ABCs OF AWARENESS”

トレックの提唱する安全啓蒙プロジェクトで、CLEMSON大学の協力体制のもと、新たなコンセプトで商品を開発した。「ABCコンセプト」というものでライダーの安全性は33%アップするという結果が出ている。

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THE ABCs OF AWARENESS “CONTRAST”

目立つカラーにすることで視認性が上がり、事故を減らすことができる。

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THE ABCs OF AWARENESS ”ALWAYS ON”

フロントライトとテールライトを常時点灯させることで事故を減らすことができる。

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HISTORY

冒頭にも記したが、今年で40周年となるトレック。各時代のセンセーショナルとなったモデルが展示されていた。トレックと言えば、やはり92年にリリースされたOCLVカーボンだろう。カーボンのと共に進化して来たブランドだ。当時も何社かメジャーブランドがカーボンフレームを制作していたが、OCLV製法による軽量化は画期的だった。他社に比べ、シンプルなデザインは、「質実剛健」のレーシーさをアピールし、憬れのカーボンフレームとして一世を風靡したものだった。

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1998年にリリースされたモデルだ。当時トレックは26インチへは行かず700Cでかつロードジオメトリーのトライアスロン系バイクを製作していた。(2000年には、26インチ78シートアングルのHiloがリリースされたが)このモデルは1999年モデルで当時の価格は\580,000だった。今見ても斬新さは色褪せない。昨今トレンドとなって来ている「1本足らない」フレームが再び蘇ることはあるのだろうか。

《関連記事》 TriBIKEクロニクル第2回 http://triathlon-geronimo.com/?p=2503

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Welcome to the Future

会場の中央で、一際目を引くバイクが、SNSで話題となっていたこのバイクだ。単なるエアロロードでもなく、もちろん、トライアスロンでもない。10年後トレックの考える「未来予想」だ。カテゴリーは「Fast Commuter」で、ずばり通勤バイクをより高速に走ることが表現されているものなのだ。そして、恐らく10年後には、改善される自転車環境を見据えて、期待をして、未来へ向かうためのバイクを象徴しているのだ。

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「今後のトレックの開発に目が離せない!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 DEROSA 2017 PRIVATE SHOW

本日は、デローザの新製品発表会が開催された。

デローザは、1953年創業の老舗でイタリアンを代表するロードブランドだ。老舗中の老舗と言っても過言ではない。60年以上の歴史は、重みを感じさせるイタリアンロードで、現在はプロチームのサポートなども活動的に行っている。ロードでは、メジャーだが、アイアンマンなどトライアスロンではほとんど使用されていない。ただ、国内のトライアスロンでは、そのイメージ以上に使用され、6月のアイアンマン70.3セントレアでは、全88ブランド中の17位だった。

デローザのラインナップの特徴は、カーボンフレームをメインとしながらも、伝統的なクロモリフレーム、金属系最高峰のチタンフレーム、そして、恐らくデローザのみとなったスカンジウムのアルミフレームなど、イタリアンの老舗ブランドとして、すべてのマテリアルで、こだわりのラインナップとなっているのだ。

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そして、2017年デローザは、モールドの変更はなく、カラーチェンジのみとなる。SKピニンファリーナの特別仕様車やアイドルの完成車などが話題となる。また、デローザらしい各モデルのグラフィックが目を引いた。そして、11月に新型モデルが追加予定となっているようだ。Cristiano DeRosa氏によるプレゼンテーションもその魅力をあらためて感じることができた。

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SK Pininfarina – H2speed

昨年リリースのSKピニンファニーナの特別仕様の完成車が発表となった。

3モデルの特別仕様車の中で、一際目立っていたのが、この「H2 spped」というバージョンとなる。ピニンファリーナ社のH2スピードという水素自動車とコラボレーションして造ったモデルだ。白をベースに蛍光イエローと蛍光オレンジをさし色にしている。今年のジロデイタリアでクネゴに提供し注目を集めていたモデルだ。この完成車もカンパニョーロスーパーレコードEPSV3。そして、ホイールはボーラとなる。

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                                                                                                                 ※ Photo by De Rosa

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SK Pininfarina – Luxary (caviale)

このスペシャルモデルの特徴は、こだわりの三層構造の塗装にある。ベースになるスペシャルブラックに、さし色は、サテン仕上げのブロンズ色、ロゴはマットカラーで縁取りにミラー仕上げとなっている。コンポはカンパニョーロスーパーレコードEPSV3。そして、カンパニョーロの協力を得た、ボーラのホイールは小さいロゴのみを付けて、反対側にはピニンファリーナの専用デーカルを貼られている。そして、この特別使用車はこの専用バイクケースで納品される。また、カステリ社製のワンピースのボディスーツがSKピニンファリーナデザインで付属する。

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もう一つの特徴として、ハンドルバーとサドルのカバーだ。黒のメッシュの中からブロンズのカラーが覗いている。これはピニンファリーナ社がフェラーリなどのスポーツカーのシートや内装に使っているものと同じ素材を使用して造られているのだ。
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SK Pininfarina – Luxary (diamond)
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このカラーも三層構造の塗装となっていて、ベースのシルバーがサテン仕上げ、ブルーとロゴが鏡面仕上げになっている。
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SK pininfarina ¥348,000 + tax(フレーム)

昨年スーパーキングの後継モデルとしてリリースされたエアロロードのSKピニンファリーナ。ピニンファリーナ社とのコラボの製品でもありNIPPO-VINI FANTINIでも今期使用されたフレームだ。発砲ウレタンによるインナーモールド製法で、均一な加圧をかけ、本来の設計強度を出している。2017年は、モールド変わらず、継続カラー4カラーと「RedFuocoGlossy」と「BlackTerraMatt」の2カラーが追加された。そして、先述の通り、特別な完成車としてが発表となった。

SKピニンファリーナホイール ¥498,000 + tax

ベースはカンパニョーロのBORA ULTRA80チューブラーとなる。

これはカンパニョーロ社に特別発注をして小さなロゴだけ残し、ピニンファリーナ専用デカールを貼っている。このロゴカラーは各フレームカラーに合わせて造られている。国内30セット限定。

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SKピニンファリーナハンドル ¥101,000 + tax

ベースとなるのは、FSAのプラズマとなる。

これをSKピニンファリーナに合わせたカラーにしている。ハンドル幅、ステム長はプラズマの仕様と同様となる。

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KING XS ¥410,000 + tax(フレーム)

KING XS Special Model ¥620,000 + tax

歴代のキングの後継で、極めて総合力の高いモデルだ。2015~17継続モデルでモールドに変更はない。UCI公認で電動、メカニカル、コンパチのフレーム設計になっている。ただし、カラーは一新、ソリッドカラーにクラシックなパッチのグラフィックデザインに仕上げられている。このカラーは、マットなソリッド部分にパッチカラーの部分だけをグロッシーに、または、その色使いを逆にしたグラフィックデザインとなっている。カーボン素材は、T1000,T800,XN10を採用している。KING XSもスペシャルモデルとしてコストパフォーマンスの高い完成車が設定されている。

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IDOL ¥268,000 + tax(フレーム)

IDOL Special Model ¥420,000 + tax

デローザのフレームの中でも一番人気で、2014にリリースし4年目となる。モールドの変更はなく、カラー変更のみとなっている。2017年度は、カラーを一新して比較的シンプルなデザインになっている。このデザインは、初代アイドルがリリースされた2007年当時のグラフィックを意識したものとのこと。4カラー展開となる。また、スペシャルモデル(写真:上)として、日本限定の完成車展開が決まった。コンポはカンパニョーロのポテンザ。ホイールはシロッコ。カラーは、1カラーのみとなる。

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Nick完成車 ¥329,000 + tax

Nick Special Model ¥230,000 + tax(フレーム)

ニックは2017年継続でカラー含め変更はない。昨年リリースされたモデルで、フルカーボンフレームにコンポは105の完成車モデルだ。DEROSAのホイールデカールは継続で付属する。また、上の写真は「スペシャルモデル」となるニックのイタリアカラーだ。このカラーは、右側のレッドが左側ではグリーンとなり、この3色使いでイタリアをイメージしている。そして、後ろからのぞき込むとBB裏のところで「イタリアンフラッグカラー」となっているのだ。

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AVANT ¥277,000 + tax

アバントは継続2カラーに新色2カラー追加となる。新色は、KING XSのパッチデザインを一番エントリークラスに普及させたモデルだ。デローザのエントリーモデルとして人気モデルで、36.5サイズの設定があるため、小柄な人や女性にも人気となっている。

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Corum 予価¥368,000 + tax(フレーム)

コラムは、ティグ溶接のスチールフレーム。2017年コレクションで重要となる新しいグラフィックが、「REVO」になる。(上の写真)レヴォの他にも「クラシック」というバージョンが2カラー発売される。ホワイトベースにダークブルーのロゴとダークブルーにイエローロゴが入った2カラーとなる。

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「ユーゴデローザは1953年創業以来、鉄はデローザ社にとってとても重要な素材です。上の写真は、コラムレヴォの写真ですが、デローザの工場で撮ったものです。そして、その奥の壁に写っているのが、若かりし頃のウーゴデローザです。スチールフレームの職人がいつもウーゴの目が光っている元で働いている。そんな職場になっているのです。」Cristiano De Rosa氏

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SCANDIUM 予価¥460,000 + tax(フレーム)

スカンジウムは2017年も継続となる。スカンジウムは7000系アルミにレアメタルを1~2%が加えられている。強度は、40~50%増し、10%軽く、振動吸収性も高まる。スカンジウムもカスタムオーダーが可能で、ブラックレーベルの称号が与えられている。

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Age Luster 予価¥432,000 + tax(フレーム)

昨年デビューのアジェラスターはレトロモダンをコンセプトとしている。クラシカルなシルエットに斬新な仕上げが魅力だ。フィレットブレージング加工で、ラグを使用せずローを盛り固めてラグの機能を持たせたスチールモデル。ラグを使わないためロー盛りされた部分の仕上げに手間のかかる逸品だ。ネオプリマートと同じジオメトリーで造られている。

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NEOPRIMATO 予価¥275,000 + tax(フレーム)

ネオプリマートは、2015年に生産中止となったが、昨年から日本向けのみの生産となっている。ネオプリマートは根強い人気がある。30年以上同じ製法で造られ、ハンドメイドで仕上げられたデローザのフラグシップだ。また、63年間スチールフレームを造り続ける真意としては、フレーム製造の基本であり、デローザの集大成であるとのことだ。重量が気になるスチールフレームだが、走り出せばその印象は一変する。ペダリングのパワーロスはなく、コーナーリングの安定性も高い。素材はデダチャイのzerounoを使用している。カラー継続2カラー、追加2カラーとなっている。

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このモデルは、先述のSKピニンファリーナで2017年追加カラーモデルだが、リオディジャネイロオリンピックで加藤友里恵選手が使用するカラーだ。「Red Fuoco Glossy」というカラーネームが付いている。文字通りリオで完全燃焼してほしい。

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今年は、Cristiano De Rosa氏による直接プレゼンを聞くことができた。

イタリアミラノから始まったこだわりとプライドを感じる熱いトークはあらためてデローザの「自転車」だけではないブランドの価値を感じるものだった。特にBLACK LABELについて力説されていた。

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クリスティアーノ・デローザ氏

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あのウーゴデローザの三男でデローザの「第二世代」となる。そして、現在、第三世代が活躍しているとのこと。

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ブラックレーベルとは、デローザ社本社で造られるフレームに与えられる称号で、全ての素材でオーダーが可能です。もちろん、単に色が違うということではありません。各ユーザーさんに合わせたジオメトリーで造られるものです。

自転車のサイズは、S,M,L,XLと言ったサイジングで販売されていますが、ジャージを作っているわけではありません。1953年の創業以来、カスタムでも自転車を造るという伝統を守って来ました。これはイタリアの伝統であり、誇りであり、そして、イタリアの文化であるということなのです。

 

デローザのブラックレーベルは、自転車という製品をご購入して頂くというだけでなく、デローザの哲学をご購入して頂くということでもあるのです。

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「ロードと言えば、イタリアン。イタリアンと言えば、デローザ。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 SPECIALIZED VENGE “ DISC ” ViAS

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昨年リリースのヴェンジヴァイアスがモデルチェンジとなった。

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現在、スペシャライズドは、ディスクブレーキに対し、徹底注力しているメーカーの一つだ。そして、ついにヴェンジヴァイアスもディスクブレーキ仕様となった。実は、ヴァイアスのディスクは昨年から検討されていたようだ。今回ディスク仕様となる、カーボンレイアップは、全て変更し、ディスク専用のフレームとなっている。そして、同時にリムブレーキモデルと同じ重量に収めている。ディスク化によるエアロダイナミクスにおいては、平均して2~4秒程度の遅くなるようだが、大きな問題ではないだろう。その他、今回のモデルチェンジでは、外装に対応していることだ。ハンドルを好みに使用できるよう改良されている。外装の場合は、ハンドルステムの使用は出来ない。

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完成車のeTAPディスクモデルは、スペシャライズドの3ヶ月先行独占供給となっている。また、フレームセットは、ハンドルステム、ブレーキは付属しないため価格が下がっている。

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ヴァイアス専用のDHバーのリリースはすでに発表されているが、展示車には装着され、バランス良くまとまっていた。このDHバーは、ITUレギュレーションに順ずるカタチでショートタイプの「アシストバー」だ。ただ、パッドの面積は大きく出来ていて長時間の使用も可能だろう。ヴァイアスのステムにクランプする仕様となっているが、そのステム長により、その範囲で前後の可動が可能となる。

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やはり、ディスクブレーキ仕様となり、トータルデザインは群を抜いている。「VENGE ViAS」が完成した。

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【メーカー情報】

昨年発表された Venge ViASは、世界最速のバイクを作るという目標を掲げて開発されました。このバイクの設計作業は、まず自社内に風洞実験施設Win Tunnelを造るところから始まり、1000時間以上のテスト、プロトタイプ作り、改良が重ねられました。 
そして、目標を達成できたと自信を持って言うことができます。卓越した性能の一番手は、段違いの空力学特性を持つRider-First Engineered™フレームとフォークです。さらに、ViAS Aeroflyコックピットを装備したこのS-Works Venge ViASは、文句なしに世界最速のバイクモジュールです。 
その最強のバイクに悪天候でも変わらぬパフォーマンスを発揮できる信頼性の高いディスクブレーキ仕様車が登場しました。 

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S-WORKS VENGE DISC ViAS RED eTAP 
サイズ:49,52,54,56 
カラー:GLOSS METARLLIC WHITE/SATIN CARBON/BLACK 
価格:¥1,100,000 + tax 

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S-WORKS VENGE DISC ViAS FRAMESET 
サイズ:46,49,52,54,56,58 
カラー:GLOSS METARLLIC WHITE/SATIN CARBON/BLACK 
GLOSS MONSTER GREEN/TEAM YELLOW/SATIN BLACK 
価格:¥480,000 +tax

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VENGE EXPERT DISC ViAS 
サイズ:49,52,54,56,58 
カラー:GLOSS ROCKET RED/TARMAC BLACK/CARBON 
価格:¥500,000 +tax

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「スペシャライズド=ディスクブレーキとなるのか。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 PINARELLO DOGMAF8 X-LIGHT

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新型フレームとして、正式発表となった「ドグマF8 X-LIGHT」だ

ドグマが6モデルとなり、充実のラインナップとなった。また、ドグマF8 X-LIGHTは、「山岳TT」を想定しているモデルとしても期待が高まっている。そして、生産には時間がかかるスペシャルモデルとして、200台の世界限定生産のバイクとなっているのだ。

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実は、このバイクは、クリテリウム・ドゥーフィネで、すでにチームSKYのクリス・フルームが使用し、連覇となり、話題となっていたモデルだ。今年のツール・ド・フランスで本格投入され、クリス・フルームの三連覇となっている。カーボンのレイアップを見直すことでよりF8よりも更に軽量化に成功している。

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ピナレロ本社セールスマネージャー

ルチアーノ氏

「このフレームの特徴は、文字通り軽量化が出来たということです。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ともに山岳TTのステージが設定されていますが、特にそのようなレースに性能を発揮するでしょう。UCIルールがあるため、軽量化も限界はありますが、TT仕様で、DHバーやディープリムホイール装着などで重量増となる分をフレームの軽量化でルールをギリギリクリアするようにバランスを取っています。また、生産に時間がかかるため、限定とはしていますが、プロ選手だけでなく、一般選手にも使ってもらえるバイクでもあります。」

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【メーカー情報】
DOGMA F8 Xlightは、現行のDOGMA F8のエボリューションモデルです。DOGMA F8が持つフレーム剛性とエアロダイナミクスはそのままに軽量化を達成しています。
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新しいTORAYCA® T1100G UDカーボンを、樹脂の使用量を減らす事が出来るプリプレグ(カーボンシート)で使用し、専用の成形金型と今までよりさらに工程数が増えた複雑な積層作業で構造を最適化することにより、フレームで約80g軽量化されています。
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DOGMA F8 Xlightはフレーム780g、フロントフォークが340gと軽量に仕上がっています。※フレームサイズ530mm/未塗装

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クリテリウム・ドゥ・ドーフィネではクリス・フルームがテストを兼ねて実際に使用し、見事総合優勝に輝きました。

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現行のDOGMA F8が持つ仕様的な特徴は変更ありません。
 ・アシンメトリックフレーム
 ・イタリアンBB
 ・Think2テクノロジー
 ・ドロップインヘッドベアリングシステム
 ・FlatBackエアロチューブ
 ・UCI認証済  等

フレームサイズは下記の12サイズが用意されます。
 42 , 44 , 46.5 , 47 , 50 , 51.5 , 53 , 54 , 55 , 56 , 57.5 , 59.5

※F8 Xlightは安全性確保の為に体重制限を設けており、ライダーの重量は装備込みで最大75kgです。

レギュラーカラー
 ・898 チームスカイ2016
 ・970 カーボンレッド

スペシャルエディション
・109 カーボンイエロー(PARISバージョン)
・110 カーボンイエロー/ライノ(PARIS/RHINOバージョン)
・114 カーボンレッド/ライノ
・117 チームスカイ2016/ライノ
・118 BOB/チームスカイ2016
・119 BOB/チームスカイ2016/ライノ

価格
 フレームセット ¥850,000 + tax

入荷時期
 11~12月頃から順次

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【ご注意】DOGMA F8 X-Liteのフレームは製作に膨大な手間と時間が掛かるため、今回受注可能な数量は世界で200台と限定されています。次回生産についてはまだ予定されていません。受注締め切り日は設定されていませんが、今回生産分の数量に達した場合受注は締め切られます。

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「更に軽くなった、最高峰ロード!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 CANNONDALE JAPAN 2017 LAUNCH

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本日は、キャノンデールの2017年モデルの展示会が開催された。

人気アメリカンブランド、アメリカの代表格、キャノンデール。常に独自技術で話題性の高いキャノンデールはもともとアルミフレームを得意とするメーカーで、その軽量性は群を抜いていた。またMTBではリアサスの量産、片持ちフォークのレフティなど、他のメーカーにはない一歩先を行くブランドとして人気となった。また、カラーリングは特にこだわりがあり、「キャノンデールのカラー」そのものが話題となる。特に難しいとされる「グリーン」を絶妙なデザインとともに人気カラーにするなどオピニオンリーダーでもある。

トライアスロンでのイメージは強く、早くから「トライアスロンの草分けとして存在感をアピールしている。(下記関連記事)

Tri BIKE クロニクル 第1回 http://triathlon-geronimo.com/?p=1449

Tri BIKE クロニクル 最終回 http://triathlon-geronimo.com/?p=7444

また、6月のアイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンにおいてロードバイクの使用率は、第2位となっているのだ。多くのロードバイクブランドの中から、「トライアスロンで使用するロードバイク」としても人気がある。(ブランド別では4位となる。)http://triathlon-geronimo.com/?cat=37
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さて、モデルイヤー2017は、全体で13車種のニューモデルがリリースされた。特にエントリー層にむけたこだわりのラインナップが充実している。その「こだわり」が面白い。後述の通りだが、そのこだわりには、大いに期待が高まる。また、ディスクブレーキへの注力も徹底している。そのための開発とやはりこだわりが、キャノンデールの真骨頂とも言えるモデルを生み出している。
トライアスロンモデルのスライスは、変更なく、3年目のシーズンを迎える。
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【バイクに求める性能とは】
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~ A whole NEW BALANCE OF POWER ~
 

「軽量性やエアロダイナミクスは、現状の重量差による抵抗、人が乗った状態での空気抵抗を見ると大きな差は出ないのです。もちろん、それぞれ良いに越したことはありません。大事なことは「剛性」だと考えています。剛性とは、力に対する寸法変化のしずらさですが、様々な方向からかかる負荷に対し、カーボンの積層や繊維のグレードを使い分けて、剛性の方向と強さを設計します。また、ダンシング時のねじれに対し、最適なタイミングで戻すことができるフレームが必要です。キャノンデールのバイクは、この剛性をコントロールしてカーボンバイクを製作しているのです。スーパーシックスエボは、このように走りを優先に考えたバイク造りになっています。だから開発のテーマは「Balance of Power」なのです。」

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【ディスクブレーキについて】
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ディスクブレーキのメリットは何と言っても、「コントロール」です。ブレーキが良く利くと言われますが、実は、ブレーキのストッピングパワーは大きくは変わりません。ブレーキレバー引いた量、離す量、その分だけ利いてくれるフィーリングがとても良いのです。また、油圧式なので、レバーの引きがとても軽く、握力の少ない女性には、特にオススメします。そして、カーボンリムでの雨天走行においても安定して使用することができます。本当に意のままにコントロールできるディスクブレーキは下りが楽しくなります。」
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【エントリーバイクに求める性能】

「エントリーバイクというのは、軽い材料や特別な製法が使えないため硬い乗り心地になるのです。低価格帯から始める初心者は、余計にバイクが硬いのですぐ疲れてしまうということになります。また、ジオメトリーは、キャスター角の寝た、ハンドル位置の高い、安定性重視のため、下りのコーナーで膨らんでしまうことがあります。分かったことは、初心者向けバイクは曲がらないということでした。そして、この2点が問題と考え、今回のエントリーバイクの設計は、今までのCAAD8に比べて、乗り心地とハンドリングを良くすることをコンセプトにバイクを設計しています。」
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■キャノンデール・ジャパン テクニカル サービス マネージャー 秋吉氏

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NEW ! SUPERSIX EVO Hi-MOD DISC ULTEGRA ¥490,000 + tax

スーパーシックスエボハイモッドのディスクブレーキモデルとなる。今回のディスクモデルは、リムブレーキモデルと同様の剛性やハンドリング出すことに成功している。全てのカーボンレイアップを造り変え、左右非対称のブレーキパワーに対応している。
まず、しなやかなセーブステーとディスクブレーキを両立させるため、キャリパーマウント部をアルミの鍛造のワンピースで成型し、ローターのキャリパーの位置関係を維持している。QR仕様となっているのは、プロチームからのフィードバックだ。取付規格は、シマノのダイレクトマウント、フロントは、アダプターを使ってフォークにマウントされている。フォークのエンド構造は、ホイールの交換が極めて簡単に着脱出来るようになっている。次に、チェーンステー長にもこだわりがある。本来ならば、シマノ推奨地の415mmとするところなのだが、リムブレーキモデルと同じ405mmにして、下りでのハンドリングの切れ味を良くしている。そして、ヘッドチューブとBBの剛性がリムブレーキモデルと全く同じという結果が出た。その検査は、ドイツのゼドラーラボ社に依頼している。スーパーシックスエボの性能はそのままに829g(560mm)で最軽量ディスクブレーキフレームとなったのだ。
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今年のスーパーシックスエボシリーズの最大の特長は、すべてほぼ同等の剛性であり、同じ走りをすることが出来るということなのだ。
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大きなリアバックは、重量化となるが、しなやかな走りを生んでくれる。ブリッジは、横方向のねじれ剛性を確保するために残してある。

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ツール・ド・フランス直前まで用意されていたディスクブレーキモデルだった。
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NEW ! SUPERSIX EVO CARBON ULTEGRA ¥270,000 + tax

重量は、ハイモッドが777gに対して、スタンダードモッドは980gとなる。(サイズ560mm)これらは、同じバリステックカーボン製法で造られている。硬いカーボンは弱く、強いカーボンはしなるため、バリステックカーボン製法では、最高強度のミドルレンジファイバーと特別なハイインパクトレジンを組合わせたカーボンをベースにしている。スタンダードモッドは、カーボンを多く重ねるので重量差は出るが、剛性は、同じようになるように設計している。
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ちなみに完成車ラインナップは、ハイモッドディスクとスタンダードのみとなり、ハイモッドのリムブレーキ使用はラインナップされていない。ただし、カスタムラボで選択することが可能となっている。
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CAAD12 ¥190,000~260,000 + tax

キャノンデールの究極アルミフレーム「CAAD12」シリーズ。キャノンデールの得意技は、「アルミ」だ。脇役ではない、主役のアルミフレームロードなのだ。6069アルミを駆使して、軽量性と剛性、そして、快適性を実現したフレームは、キャノンデールの全てとも言えるだろう。

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NEW ! CAAD OPTIMO TIAGRA ¥130,000 + tax

オプティモは、CAAD12の下位グレードにあたるエントリーモデルだ。2002年のCAAD7に採用された素材の名前が起源となる。これは、ニューヨークに本社のあるアルミの大手メーカー、アルコア社と提携して共同開発した特別なアルミがオプティモだった。

ジオメトリーはエボとほぼ同じになっている。低価格帯のバイクは、ヘッドチューブが長かったり、キャスター角が寝ているケースが多いが、切れ味の良いロードバイクそのままのジオメトリーにしているのだ。

フレームは、この価格帯でテーパーヘッドチューブの採用となっている。オプティモは、厚めの材料を使っているため、硬くなるバイクの乗り味に対し、ステーのテクノロジーで対応し、乗り心地を柔らかくしている。そして、メカニカルフォーミングという引き抜き加工でパイプの厚さを変えている。シートチューブもしならせ、縦にしなるシートステーをサポートしている。このシートチューブは下に向かって広がったデザインとなり、ダンシング時には、パワーが横に逃げないような、両方を兼ね備えたデザインになっている。
このようにオプティモでもキャンノデールならではの工夫した製法と技術を使って、ビギナー向けのバイクでもハンドリングの切れ味が良い、乗り心地の良いバイクになっているのだ。そして、今回ジャパンスペックになっている。シマノのブレーキ、チェーン、クランクなど、初心者にこそ扱い易い仕様となっているのだ。
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CAAD12やエボ同様のトラディショナルなホリゾンタルに近いチューブシェイプになっている。そして、440mm、480mmはトップチューブをスローピングさせているので、身体の小さい人でも乗車が可能となっている。

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自転車の構造は、ヘッドチューブの上側ではなく、下側に大きな力が加わる。したがって、下側を大きなベアリングにすることで、剛性を確保し、ヘッド周りの剛性が上がり、車輪が安定する。

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薄く横に扁平したチューブというのは、縦にしなやかに動く。パワーのかかる横からの力には硬くなる。横剛性を上げながら、縦剛性をコントロールしているのだ。それらを過去最高に細く、セーブ自体を細くした。
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NEW ! CAAD OPTIMO DISC TIAGRA ¥140,000 + tax

オプティモ(リムブレーキ)との違いは、フラットマウントのディスクブレーキ仕様であること、フロントには、ラックの台座などがあること。そして、大きな違いは、BB規格が、リムブレーキはJISに対し、ディスクブレーキは、BB30になっている。これは、乗り味に違いが出てくる。キャノンデールでは、同じモデルのBB違いはしばらくぶりとのこと。BBシェルの外形は、BB30の大きな径により、溶接面がしっかり取れるので、そのあたりから踏んだ時に乗り味がかなり変わるようだ。
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SYNAPSE ¥110,000 ~ 630,000 + tax.

ロングライドモデルがこのシナプスだ。直進安定性と快適性を特長としたモデルでアルミからカーボンフレームまでラインナップしている。また、それぞれにディスクブレーキモデルがある。快適性を強調するキャノデールロードバイクの中でも特にその性能を高めたシリーズで幅広い用途に適している。

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SUPER X ¥350,000 + tax

これは、キャノンデールのシクロクロスモデルだ。何と言っても目を引くこのカラーリングこそが「キャノンデールらしさ」でもある。90年代を彷彿させるカラーリングは、キャノンデールだけに許されるカラーリングと言って良いだろう。

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CUSTOM LAB

キャノンデールのカスタムサービスが、「カスタムラボ」だ。カラーリングやコンポーネントを好みに仕上げることができる。カスタムラボの商品は、入荷時に全数梱包を解いて徹底検査、不合格であれば再作業を行っている。2月からサービス開始されているが、追加のサービスが発表となった。(8月開始)

①NEWデザイン (2デザイン追加、計4デザイン)

②NEWフレームカラー (7カラー追加、計20カラー)

③NEWデカールカラー (6カラー追加、計9カラー)

④NEWフレームサイズ (2サイズ追加、計7サイズ)

⑤フレームセット販売 (ショップ組替専用)

⑥ホイール (マビックプロカーボン追加、ホローグラム3追加※デカール10カラー選択可)

⑦ハンドルバー (エスケープハンガー追加)

今回の追加で、3627通りの組合せが可能となった。(一部組合せ不可あり。)また、新型デュラエース(R9100系)も選択可で、タイミング良ければ一般市場より早い9月初旬からデリバリーが可能となる。

※詳しくは、キャノンデール・ジャパンWEBにて http://cannondalecustomlab.com/

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ちなみに、人気のカラーTOP5は。

1位 Acid Orange 16%

2位 Gloss Green 14%

3位 Gloss White 11%

3位 Matte Black 11%

5位 Gloss Blue 9%

となっている。

コンポーネントは、アルテグラがダントツで63%だ。

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HELMET & ACCESSORIES

キャノンデールのアクセサリーは、必要なアイテムにこだわっていることだろう。例えば、ヘルメットは、必携だがバイクとのコーディネートも気になるアイテムだ。カラーリングも含めたビジュアル性も提案となる。その他、カギ、ライト、ケージ、ツール、ポンプなど全て必要なものとなる。

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SUGOI

スゴイは1987年創業のカナダブランドだ。現在、スゴイの中にキャンノデールラインがあり、ジャージ、パンツ、グローブ、ソックス、パンツなど各種アイテムがラインナップされている。そして、スゴイのこだわりはサイクリングウエアの「命」でもあるパンツのシャモアに集約されている。

他社との違いは下記の通り。

①ポロンフォームの使用

②呼吸するようなディンプルフォーム

③クレードルの設置

ポロンフォームを使ったフォーミュラFXのシャモアとグローブが一番のトピックスとなる。ポロンフォームとは、所謂発砲フォームで、野球のプロテクターやタブレットのカバー、ヨガマットなどに使用されているものだ。低反発で形状記憶できるようなフォームを使用している。それをシャモアに採用しているのが、フォーミュラFXだ。三層の積層になっているが、真中の層にポロンフォームが入っている。今までのシャモアと違う点は、中央部が肉抜きされていて、通気性が向上している。「呼吸するシャモア」ということなのだ。そして、クレードルポケットが設けられ、より立体的になった。また、溝も肌触りの良い滑らかなフォームを使いより履き心地の良いシャモアが出来た。厚みは12mmとなり、ロングライドには最適となるだろう。

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fabric
1、革新的なデザイン
2、独創的なテクノロジー
3、斬新なアイデア
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上記をスローガンとして開発している。アイテムとしては、サドル、ライト、ツール、インフレーション、ボトル、バーテープと、大きく6アイテムを製作し、特にサドルへの注力が伺われる。ファブリックは、厳しい社内基準があり、それに到達しなければ、商品化はしないとのこと。UKに本社を置くブランドだ。
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サドルの旗艦モデルとなる「スクープ」は、3つプロファイルから選択できる。ライダーの好みにより、「フラット、シャロー、ラディアス」から選ぶのだ。まず、サドルの特徴は、フォーム、ベース、レールから構成されているが、通常のサドルは、ベースをしっかり包み込むようにして、フォームをグルー接着、ホチキス止めなどをしているため、特に際が硬くなる傾向があり、そのまま座面が硬くなっていることが多い。ファブリックは、フォームとベースを真空圧着しているため、際を張り出す必要がなくすことで、グルーやホチキスなどを使わなくて済むため、しっかりと弾力性のあるソフトなフォームが出来上がる。そして、レールが撓むため、総合的に快適性を出すことができる。また、多くのアワードを受賞しているモデルでもある。

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IMPRESSION

話題となるモデルを試乗してみた。
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①SUPERSIX EVO Hi-MOD DISC
まず、そもそもの剛性感から来る走行フィーリングの「軽さ」が快適だった。その剛性感は、リムブレーキ仕様との差を感じさせない同じフィーリングに仕上がっていた。その上で最強となるディスクブレーキのコントロール性は、絶妙なフィーリングと言える。また、405mmのチェーンステーの変速も全く問題く、データ通り、剛性感と良いハンドリング、そして、総合的に高次元な乗り味の良さを実感することができた。
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②SUPERSIX EVO
必然的に重量差はあるものの、ハイモッドと同じフィーリングが確認できた。ディスク仕様の後に乗ったため、ブレーキフィーリングの差は出るが、狙った「剛性」はしっかりと出ている。
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③CAAD OPTIMO
まず、第一印象として、ポジションに違和感を感じないのだ。これは、エボとほぼ同等になっているジオメトリーから来る安定したフィーリングなのだろう。一般のエントリーロードとは明らかに違う走行感が得られた。乗り味は、アルミフレームの域ではあるが、硬さを意識させないフィーリングがあった。外観上の高級感も相まって、エントリーモデルに乗っているということを忘れてしまう。
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④CAAD OPTIMO DISC
そのリムブレーキのオプティモとオプティモディスクの違いは、もちろんディスクブレーキ、そして、BBの仕様にある。ディスクモデルは、BB30となっているため、プラスαの剛性感が、推進力を増した感じで、快適な走行フィーリングが楽しめた。

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SLICE 105 ¥300,000 + tax

2008年リリースのカーボントライアスロン、スライスもロングセラーの人気バイクだった。2011年にはHI-MODバージョンも追加、アイアンマンでもクリシーやミリンダによってウィナーズバイクともなった名車。そして、2014年でフルモデルチェンジとなった。現在の「競技志向の高過ぎる」トライアスロンバイクに一石を投じるかのような、新しいコンセプトで登場したのが、この現行スライス。「軽量性と快適性」を重視したコンセプトで、「初めてのロング」に適したバイクと言えるだろう。

スライスは、昨年のアイアンマン世界選手権では、女子4位、5位に入賞している。

2015年アイアンマン世界選手権 http://triathlon-geronimo.com/?cat=25 

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「さて、今年のハワイではどうなる?」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 SPECIALIZED ModelYear 2017

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本日は、スペシャライズドの2017年モデルの展示会が開催された。

スペシャライズドは、アメリカの代表格ブランドだ。1974年に設立し、1981年にMTBを量産するメーカーとして、世界のトップブランドとなった。90年代に入りロードにも注力をはじめ、クウォリティの高いアルミロードをリリースした。2000年にはツールドフランス参戦が始まった。2010年にはエアロロードの代表格VENGEを発表、実戦で結果を残した。また、トライアスロンにおいては、2010年の先代SHIV、2011年コナで世界同時発表となったトライアスロンに特化した現行SHIVをリリース、現在、使用率第3位となっている。(現行トライアスロンモデル別では第2位)

国内のトライアスロンシーンにおいても人気ブランドとなっている。

①2017全日本トライアスロン宮古島大会 現行型トライアスロンモデル使用率第1位 http://triathlon-geronimo.com/?p=11125

②2017世界トライアスロンシリーズ横浜大会 プロ選手使用率第1位 http://triathlon-geronimo.com/?p=11586

③2017アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン ブランド別使用率第1位 http://triathlon-geronimo.com/?p=11963

今回の発表では、SHIVのモデルチェンジはなく、来年以降になりそうだ。2012年モデルとしてリリースされた現行SHIVの完成度は高く、6年目のセールスとなる。3年でモデルチェンジは早い。完成度が疑われる。逆に10年は長い。それまでのテクノロジーの進化はないのか、ということになる。5年程度でモデルチェンジとなることが、「理想」ではないだろうか。そんなロングセラーとなっているSHIVが「次」を発表することは簡単ではないだろう。「フューエル&ストレージ」を革新的なモデルとして発表した2011年のハワイでの衝撃は大きかった。それだけに、スペシャライズドらしい開発とその「期待」に応える必要があるのだ。

2011年KONA http://triathlon-geronimo.com/?p=1840

全般的には、「新型」はこの時点で発表されていない。もちろんカラーや細部の変更はあるため、「2017モデル」である。一番のトピックスは、「ディスクブレーキ」への注力だろう。来シーズンに向け、各社ディスクモデルを様々なカタチでリリースしている。来年SHIVがモデルチェンジされた時にも「SHIV DISC」となるのだろう。その他、VENGE ELITE、ALLEZ DSW SL SPRINTなどの価格設定が下がった。VENGE、TARMAC、ALLEZの3モデルに「SAGANレプリカ」を設定している。また、「トライアスロン」のイメージが定着したAMIRAもカラフルにラインナップ。下位モデルは20万を切っている。そして、ALLEZも10万を切るなど「エントリー」への注力も伺える。

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■スペシャライズド・ジャパン 代表 望月氏 

「スペシャライズドは、革新的なプロダクトによる差別化を徹底したい。そのための多大な開発投資をしている。3~5年の中期的に見た時に三つの大きな流れがあるだろう。」

①電動のテクノロジーの進化(MTB系)

②ディスクブレーキのテクノロジーの進化(ロード系)

③フィッティングとテクノロジーとライダーの融合

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■スペシャライズド プロダクトマーケティング Nate Riffle氏 

「ロードの未来、スペシャライズドの未来はディスクブレーキにかかっている。徹底したディスクブレーキの開発を続けている。そして、ディスクブレーキ化おいてフレーム剛性の向上、しなやかさの向上を提供できるようになった。ほんのわずかな重量増で実現させている。」

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S-WORKS TARMAC DISC RED eTAP ¥950,000 + tax

スペシャライズドの看板ロードモデル。そのTARMACのディスクにeTAPの完成車だ。ディスクは昨年のリリースだが、eTAPモデルとなり、現時点では、スペシャライズドだけの「先行」アッセンブルモデルとなる。

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S-WORKS TARMAC JAPAN EDITION ¥450,000 + tax(フレーム)

ペイントの美しい限定モデルだ。ダウンチューブの「TARMAC」の文字が浮き出たこだわりの仕上がりとなっている。

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S-WORKS TARMAC ¥420,000 + tax(フレーム)

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S-WORKS TARMAC Dura-Ace ¥830,000 + tax

新型デュラエースの完成車だ。フルアッセンブルされたモデルで、注目の一台となっていた。

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S-WORKS VENGE ViAS MODULE ¥545,000 + tax

昨年、話題のリリースとなったViASは今年も継続となる。エアロロードの代表格となるだろう。そして、専用のDHバーが登場した。ステムに固定する方法を取っている。形状は、UCI規定に基づき、ショートタイプのアシストバーとなる。

昨年のVENGE ViASレポート http://triathlon-geronimo.com/?p=2744 

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VENGE ELITE ¥275,000 + tax

サガンレプリカがリーズナブルな設定になっている。好みも分れるカラーだが、人気となるだろう。ダウンチューブのペイントは、「SPECIALIZED」の文字の中に「SPECIALIZED」の文字が描かれている再現レベルだ。

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ALLEZ DSW SL SPRINT COMP ¥150,000 + tax

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S-WORKS AMIRA SL4 RED eTAP ¥900,000 + tax

オリンピックディスタンスのジョーゲンセンが使用しているバイクとして女子選手に人気がある。TARMAC同様、そのeTAPモデルとなっている。

今年もWTC横浜大会でウィナーズバイクとなっている。http://triathlon-geronimo.com/?p=11153

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S-WORKS AMIRA SL4 ¥420,000 + tax(フレーム)

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AMIRA SL4 EXPERT ULTDi2 ¥450,000 + tax

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AMIRA SL4 COMP ¥300,000 + tax

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AMIRA SL4 ¥175,000 + tax

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AMIRA SL4 SPORT ¥200,000 + tax

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DOLCE SPORT ¥100,000 + tax

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WHEEL

ホイールにもこだわっているスペシャライズド。昨年のVENGE ViASは、このホイールから始まったという。トータル設計でベストパフォーマンスを狙うコンセプトだ。自社風洞実験施設「WIN TUNNEL」で絶えず、ベストを追求している。

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PAPIDE CLX 32

従来型のCLX40よりも8秒速く走れ、ヨー角によっては、CLX60よりも速くなっている。垂直のコンプライアンスが良いので快適性にも優れている。内幅21mmのワイドリムを採用している。クラス最軽量の1340g(ペア)、12mmのスルーアクスルが標準仕様となる。(DISC)

DISC F ¥115,000 +tax / R ¥160,000 + tax

Clinture F ¥105,000 +tax / R ¥150,000 + tax

TUBULAR F ¥100,000 +tax / R ¥145,000 + tax

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HANDLE BAR

S-WORKS CARBON AEROFLY +25 ROAD ¥28,000 + tax

昨年リリースされたVENGE ViASのライズハンドルバーの汎用ステム対応モデルがリリースされた。ステムを水平にして、下げるために考案されたハンドルだ。

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S-WORKS CARBON HOVER +15 ¥28,000 + tax

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SADDLE

サドルに関しては長年の実績がある。身体への負担の軽減と快適性を追求したサドル群は、他社ブランドのバイクに使用する選手も少なくない。

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途中からカラーが変わるバーテープが追加となった。

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SHOES

シューズにもエアロダイナミクスを求めるのがスペシャライズド流だ。

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S-WORKS 6 ROAD ¥37,000 + tax

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S-WORKS TRIVENT ROAD ¥35,000 + tax

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HELMET

エアロヘルメットでは人気モデルの一つ。サドル同様に他社ブランドのバイクでも使用している選手を見かける。

S-WORKS EVADE TRI ¥25,000 + tax

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S-WORKS EVADE TEAM ¥24,000 + tax

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GLOVES

サドル同様にスペシャライズドのグローブは歴史がある。

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WOMEN’S

スペシャライズドは、女性モデルに注力する代表的なブランドだ。

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S-WORKS SHIV TT MODULE ¥480,000 + tax(フレーム)

トライアスロンではなく、「タイムトライアル」のSHIV TT。トライアスロンの「定義」はシートアングル、このTTは寝ている。また、フューエル&ストレージはない。ただ、シルエットが魅力的なモデルだ。このデザインでシートアングルの立ったモノがリリースされると良いのだが。

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SHIV EXPERT ¥450,000 + tax

残念ながら2017年でのモデルチェンジはなかった。6年目に入り、レースにおいて最も見かけるトライアスロンバイクの一つとなった。SHIV EXPERTは、上位モデルのS-WORKSと同形状に仕上がり、エアロダイナミクスを誇るモデルだ。今年のS-WORKSは、フレームのみの展開となっている。

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このVENGE ViASのDHバーの写真が撮れず残念だった。

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「この後も動きがありそうだ。随時お届けしたい。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

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【17Newモデル情報】 FELT NewModel Exhibition 2017

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本日は、フェルトの2017年モデル展示会が開催された。

フェルトは、当初はアメリカ、現在はドイツブランドとして、アイアンマンでも人気のブランドだ。フェルトの顔である、創設者ジム・フェルトの開発力、そして、熱いマインドで造り上げられている。毎年アイアンマンの現場に精力的に関わっている。きっかけがトライアスロンだったこともあり、90年代前半のポーラニュービーフレジャー(アイアンマンワールドチャンピオンシップにおいて、男女通して最多の8勝した女子選手)の活躍などに大きく貢献し、トライアスロンの定番ブランドとなった。また、トライアスロンモデルのIAは、2013年から昨年までの3年連続アイアンマンワールドチャンピオンシップのウィナーズバイクでもある。そして、使用台数もトップ3入り目前の人気ブランドだ。http://triathlon-geronimo.com/?p=5903

今回の発表では、ほぼ変更なしとなっているトライアスロンモデルだ。モデルによって違っていたロゴが新ロゴに統一された。カラーリングとしては、IA4の「レッド」がNewカラーとなる。IA1では、eTAPの完成車モデルが設定されている。また、最安値で人気のトライアスロンバイクだったB16はなくなってしまったが、それまでの上位モデルDAのモールドを使った「B14」¥278,000 + taxでラインナップされた。価格はモデルによるが、継続のものと変更のあるものがある。エアロロードのARシリーズも概ね変更はない。

この展示会の開催時点では情報解禁となっていなかった新シリーズのFRシリーズ、VRシリーズも発表となった。https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/2017model/

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IA FRD ¥798,000 + tax(フレーム)

この「IA」は、ずばり、P5、スピードコンセプト、SHIVを意識されたモデルとなっている。エアロダイナミクスとストレージを「強調」したモンスターマシンだ。エアロダイナミクスを高めるためのフレーム形状、ブレーキ他、各部の収まりなど、究極度の高いバイクが出来上がった。トッチューブ前側には流行りのストレージが付く。このストレージは、中味を2つに分けることができるなど、「後発」の良さを出している。後付ではなくトータルデザインされた完成度は他社を抜く。当初はSHIVのようなフューエルシステムもあったが、途中からなくなってしまったのが残念。先述とは異なるが、このIAに関しては、26インチモデルは存在しない。480mmも700Cとなっている。ただ、設計、造りなどから小柄な選手でも可能性はあるモデルだ。それだけポジション設定の自由度も高い。逆にDHバーの高さは低めのため、ポジション出しは慎重に行う必要がある。2016年のアイアンマンで、「4強入り」出来るのか、期待のかかるマシンでもある。

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IA1 eTAP ¥1,298,000 + tax

IA1 Frame ¥468,000 + tax

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IA2 ¥998,000 + tax

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IA4 ¥548,000 + tax

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IA10 ¥598,000 + tax

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IA14 ¥388,000 + tax

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IA16 ¥358,000 + tax

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AR FRD Frame ¥468,000 + tax

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AR1 Frame ¥298,000 + tax

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AR3 ¥378,000 + tax

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AR5 ¥278,000 + tax

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【メーカーNEWS】FELT 自転車追い抜きアメリカ代表にスペシャルバイクを提供 2016/6/15
「FELTは自転車女子団体追い抜きのアメリカ代表チームに最新鋭マシンを提供しました。室内を高速で走行するトラックレースではバイクの左側から常に風、ヨーアングルが発生していていること、そしてドライブトレイン側から風が当たった方がより効率よく加速できることを突き止めたFELTは「TA FRD」と呼ばれるこのトラックバイクを2年の歳月をかけ開発しました。」
ベロドロームで発生する風を加速に変えるために、通常右側にあるチェーン(ドライブトレイン)を左側に配したTAは今年3月の世界選手権(ロンドン)の4000メートル団体追い抜きで4分16秒180の世界新記録をマークして優勝。FELTでは「さらに3.5秒の短縮が可能」という見解を示している。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/tafrd/story.html

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「今年のハワイでの使用率が気になる!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 FELT NewModel Exhibition 2017

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本日は、フェルトの2017年モデル展示会が開催された。

フェルトは、当初はアメリカ、現在はドイツブランドとして、アイアンマンでも人気のブランドだ。フェルトの顔である、創設者ジム・フェルトの開発力、そして、熱いマインドで造り上げられている。毎年アイアンマンの現場に精力的に関わっている。きっかけがトライアスロンだったこともあり、90年代前半のポーラニュービーフレジャー(アイアンマンワールドチャンピオンシップにおいて、男女通して最多の8勝した女子選手)の活躍などに大きく貢献し、トライアスロンの定番ブランドとなった。また、トライアスロンモデルのIAは、2013年から昨年までの3年連続アイアンマンワールドチャンピオンシップのウィナーズバイクでもある。そして、使用台数もトップ3入り目前の人気ブランドだ。http://triathlon-geronimo.com/?p=5903

今回の発表では、ほぼ変更なしとなっているトライアスロンモデルだ。モデルによって違っていたロゴが新ロゴに統一された。カラーリングとしては、IA4の「レッド」がNewカラーとなる。IA1では、eTAPの完成車モデルが設定されている。また、最安値で人気のトライアスロンバイクだったB16はなくなってしまったが、それまでの上位モデルDAのモールドを使った「B14」¥278,000 + taxでラインナップされた。価格はモデルによるが、継続のものと変更のあるものがある。エアロロードのARシリーズも概ね変更はない。

この展示会の開催時点では情報解禁となっていなかった新シリーズのFRシリーズ、VRシリーズも発表となった。https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/2017model/

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IA FRD ¥798,000 + tax(フレーム)

この「IA」は、ずばり、P5、スピードコンセプト、SHIVを意識されたモデルとなっている。エアロダイナミクスとストレージを「強調」したモンスターマシンだ。エアロダイナミクスを高めるためのフレーム形状、ブレーキ他、各部の収まりなど、究極度の高いバイクが出来上がった。トッチューブ前側には流行りのストレージが付く。このストレージは、中味を2つに分けることができるなど、「後発」の良さを出している。後付ではなくトータルデザインされた完成度は他社を抜く。当初はSHIVのようなフューエルシステムもあったが、途中からなくなってしまったのが残念。先述とは異なるが、このIAに関しては、26インチモデルは存在しない。480mmも700Cとなっている。ただ、設計、造りなどから小柄な選手でも可能性はあるモデルだ。それだけポジション設定の自由度も高い。逆にDHバーの高さは低めのため、ポジション出しは慎重に行う必要がある。2016年のアイアンマンで、「4強入り」出来るのか、期待のかかるマシンでもある。

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IA1 eTAP ¥1,298,000 + tax

IA1 Frame ¥468,000 + tax

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IA2 ¥998,000 + tax

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IA4 ¥548,000 + tax

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IA10 ¥598,000 + tax

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IA14 ¥388,000 + tax

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IA16 ¥358,000 + tax

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AR FRD Frame ¥468,000 + tax

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AR1 Frame ¥298,000 + tax

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AR3 ¥378,000 + tax

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AR5 ¥278,000 + tax

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【メーカーNEWS】FELT 自転車追い抜きアメリカ代表にスペシャルバイクを提供 2016/6/15
「FELTは自転車女子団体追い抜きのアメリカ代表チームに最新鋭マシンを提供しました。室内を高速で走行するトラックレースではバイクの左側から常に風、ヨーアングルが発生していていること、そしてドライブトレイン側から風が当たった方がより効率よく加速できることを突き止めたFELTは「TA FRD」と呼ばれるこのトラックバイクを2年の歳月をかけ開発しました。」
ベロドロームで発生する風を加速に変えるために、通常右側にあるチェーン(ドライブトレイン)を左側に配したTAは今年3月の世界選手権(ロンドン)の4000メートル団体追い抜きで4分16秒180の世界新記録をマークして優勝。FELTでは「さらに3.5秒の短縮が可能」という見解を示している。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/tafrd/story.html

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「今年のハワイでの使用率が気になる!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【17Newモデル情報】 PINARELLO 2017 New Model Presentation

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本日は、ピナレロの2017年モデルの展示会が開催された。

ピナレロは、ロード界のKING “ DOGMA F8 ” を有するイタリアンの代表格だ。ロードレースのイメージが強い中でも、国内のトライアスロンで使用される「ロードバイク」として人気がある。先日のアイアンマン70.3セントレアでは、第8位の使用率(http://triathlon-geronimo.com/?p=11963)で、ロード&トライアスロンで、幅広く人気のあるブランドでもあるのだ。

今回の新型フレームは、ドグマK8、ドグマK8-S DISK、そして、ボリデTTだ。ドグマが5モデルとなる充実のラインナップとなり、TTのピナレロとして、より完成度の高いボリデをリリースしている。トライアスロンではないが、実際にトライアスロンシーンでも使用されているだけに、注目してみたい。※ボリデTT、展示車がないため資料写真となる。

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ピナレロのこだわりの象徴は、「ドグマ」だ。そのドグマを語る4つのキーワードは、

①トレカT1100Gナノアロイカーボン

②エアロダイナミクス

③軽量化

④アシンメトリック

カーボンは、世界最高のカーボンを生産する日本の「東レ」と強力なパートナーシップのもとに、造り上げられている。また、その東レの商品名「TORAYCA」のロゴをバイクに表示できる数少ないブランドでもあるのだ。エアロダイナミクスにおいては、あの自動車の「ジャガー」とコラボし、レーシングカーで培った理論を開発に生かしている。そして、ピナレロ特有の左右非対称型のフレーム設計は、片側だけで強力な踏力のかかるレーシングバイク本体の負荷バランスを考慮して設計されているもので、ピナレロの真骨頂と言える特長なのだ。

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PINARELLO DOGMA F8 ¥615,000 + tax (フレーム)

今年で3シーズン目となるピナレロのフラッグシップで、カーボン素材は、トレカT1100Gナノアロイを使用する高強度、高剛性、そして軽量化に成功したモデル。完成を極めた前作の「65.1」を更に進化させたバイクで、ハンドリングは、前作から継承し、パーフェクトな仕上がり、ピナレロのエアロロードとして極めて完成度の高いモデルとして仕上がっている。F8は、チームSKYが使用する、非の打ち所のない最高のバイクとして、「ロンドン・デザインアワード金賞」やBicycling誌の「ベスト・ロードバイク・オブ・ザ・ワールド」を受賞している。

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NEW! PINARELLO DOGMA K8-S DISK \790,000 +tax(フレーム)

UCIルール改正に備えディスクブレーキ化された。近い将来に使用が解禁されるロードレースのディスクブレーキ使用に対応すべく開発が進められていた。フラットマウントを装備しているので、今後対応する製品が増えていくと思われる。キャリパーブレーキ仕様のDOGMA K8-Sと同じフィーリングを保つよう、カーボンの積層などを見直されディスクブレーキの優位性をしっかり享受できるように設計されている。DOGMA K8-Sと同価格で、MY WAYカラーオーダーシステムにも対応予定となっている。

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NEW! PINARELLO DOGMA K8 \615,000 + tax(フレーム)

世界最高峰ロードバイクDOGMA F8とスーパーグランフォンドマシンDOGMAK8-Sの特徴を融合させた。今年の春のクラシックで使用され、フランドルやパリ・ルーベなどの厳しい石畳の路面だけでなく、荒れたアスファルト路面のあるジロやツールの山岳ステージなども視野に入れて開発が進められてきた。DOGMA F8と同等のフロントトライアングルを持ちながら、チェーンステーには、DOGMA K8-Sと同じ横に扁平させた「FlexStay」を採用、重量増なく快適性を向上させることに成功している。これらの機能により、荒れた山岳ルートでも快適性を保ち、アシスト選手は、体力を温存することができ、エースをゴールまで送り届ける仕事に集中することが出来る。こういった性能くを持つDOGMA K8は、一般サイクリストにとって、登り下りがある山岳グランフォンドに最適なバイクとなる。

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PINARELLO DOGMA K8-S ¥790,000 + tax(フレーム)

このドグマは、ダイレクトに動くリアサスペンション仕様のドグマK8sだ。石畳のパリ・ルーべやフランドルのレース対応として、開発が進められていた。そして、昨年のジロデイタリアで突如発表されたのだ。フロントトライアングルはF8と同等、そしてリアのサスペンションは、「ジャガー」との共同開発による新システムで、エラストマー方式となっている。そのサスペンションユニットの重量は、わずか95gと見事な軽量に仕上がっている。同時にチェーンステーをフラット形状にして、快適性も確保している。体重100kgを超えるサイクリストにも対応可能となっている。

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PINARELLO GAN RS

CHORUS ¥620,000 + tax / ULTEGRA ¥520,000 + tax、フレーム ¥455,000 + tax

世界的に好調なセールスを続けるGAN RSは、「FLATBACKチューブ」や「ONDA F8フロントフォーク」などDOGMA F8から多くの最新テクノロジーを受け継ぎ、ピナレロのニュースタンダードモデルとして、多くのアマチュア競技者に支持されている。カーボン素材は高強度系のハイストレングスT900カーボンをメインに使用している。他ブランドのフラッグシップモデル同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスを持ちながらコストパフォーマンスも意識したモデルとして、2017年度もセールスにかなり期待が持てるモデルとして人気を博すだろう。グレード的には、PRINCEと同じハイエンドロードで、フレームセット販売以外に、シマノ・アルテグラ11S仕様とカンパニョーロ・コーラス11S仕様の完成車が選択できる。

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PINARELLO PRINCE ULTEGRA ¥465,000 + tax

ツール・ド・フランスを2連覇したスーパーバイクDOGMA 65.1のモールド(金型)をそのまま使用し、カーボンマテリアルを65HM1Kから60HM3Kに置き換えたレーシングモデル。これだけでその性能の高さは容易に想像だろう。伝統あるPRINCEの名を冠するにふさわしい高性能レーシングモデル。そして特筆すべきはそのコストパフォーマンスの高さで、すでに高い名声を得ているDOGMA 65.1とまったく同じアシンメトリック・デザイン、60HM3Kという超ハイモジュラス・カーボンを使用しながらも価格は抑えている。電動・メカニカル両対応のTHINK2システム採用なので搭載するコンポーネントも選ばない。また、小柄な女性向けの「EZ-fit」モデルの設定もある。.

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PINARELLO GAN S

POTENZA ¥435,000 + tax / ULTEGRA ¥435,000 + tax / 105 ¥370,000 + tax

DOGMA F8直系のレーシングモデルGAN RSと同じモールドを使用したミドルレンジのレーシングモデル。人気のミドルレンジロードMARVELの後を継ぐモデルとしての位置づけとなる。シルエットはDOGMA F8そのもので、その性能もレーシングバイクを名乗る十分なポテンシャルを持つ。カーボン素材は、高強度系のハイストレングスT700カーボンをメインに使用し、DOGMA F8の乗り味を色濃く受け継ぎながらも、アマチュアサイクリストにも、購入し易い価格帯を抑えた戦略モデル。新型カンパニョーロポテンザ11Sもしくは、シマノアルテグラ11S、105 11S仕様の完成車から選択できる。

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PINARELLO GAN

POTENZA ¥435,000 + tax / ULTEGRA ¥435,000 + tax / 105 ¥370,000 + tax

2016年度に人気を博したGANは、同シリーズの上位機種同様にモールドを共有し、カーボンマテリアルをアマチュアサイクリストに最適な剛性のハイストレングスT600カーボンを採用。GANシリーズ3モデルはまったく同一のシルエットを持つ兄弟モデルとなるが、フルカーボンエントリーモデルでもDOGMA F8が持つ優位性を色濃く感じるモデルに仕上がっていて、エントリーグレードの価格帯ながら、価格以上の満足度を得られるモデルとして2017年シーズンも好評を得るだろう。
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PINARELLO RAZHA ¥298,000 + tax

RAZHAは「DOGMA 65.1」直系といえる最新のアシンメトリック・デザインを身にまとったすべてのサイクリストにお勧めできるパーフェクトなバイク。1″1/8- 1″1/2 ONDAフロントフォーク&テーパーヘッドセットはブレーキ制動時に最大の剛性 と安心感を提供する。THINK2システム採用で電動・メカニカルどちらのコンポーネントにも対応出来るので将来のアップグレードも可能。「RAZHA EZ-Fit」は小柄な女性でも安心してロードバイクを楽しめるように小さいフレームサイズでハンドル位置を高めに設定したモデル。EZ-Fitには165mmの短いクランクセット、外-外 400mmの幅が狭いハンドルバーがセットされている。
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EZ-FIT

DOGMA F8直系のGANシリーズにもスモールサイズ「42EZ」をレディスモデルとして設定している。EZ-FITジオメトリーは、通常のレーシングジオメトリーとは異なり、少しアップライトで楽なライドポジションが取れるようになっている。用意されるフレームサイズは42EZとなる。また、パーツアッセンブルも小柄な女性に配慮したセレクトとなっていて、サドルはフィジーク・ヴェスタをセレクト、クランク長は165mm、ハンドルはショートリーチのCC380mm相当、ステムは80mmを採用している。

PINARELLO GAN S EZ-Fit    ¥370,000 + tax

PINARELLO GAN EZ-Fit    ¥298,000 + tax

PINARELLO RAZHA EZ-Fit    ¥298,000 + tax

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PINARELLO ROKH ¥325,000 + tax

ROKHは、「DOGMA K」の設計思想を継承し、100〜200kmの距離をメインに楽しむロングライドフリークに最適なモデル。そのベースは高性能なレースバイクでもある「DOGMA K」で、しっかりとした横剛性を持ちながら CenturyRide™ジオメトリーを採用しロングライドでも身体へ負担を掛けない振動減衰性を併せ持ち、高い直進安定性や軽量さも相まって、登り下りを含めた長距離に対応するグランフォンドバイクといえる。
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PINARELLO RAZHA K ¥298,000 + tax

RAZHA Kは、「DOGMA K」の設計思想を継承したミドルクラスの「ROKH」と同じモールド(金型)を採用し、カーボンマテリアルをよりホビーユー ザー向けの24HMUDに置き換えたロングライドフリークに最適なモデルです。ロングライドの走破性や快適性、28Cタイヤクリアランスなどのユーザビリティに優れた設計がなされています。
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PINARELLO NEOR ¥207,000 + tax

NEORは名車PRINCEから続くピナレロ・ロードバイクの基本形。アルミの前三角はハイロドフォーミング成型技術を用いてアシンメトリック・デザインに整形され、24HMUDカーボン製のフロントフォークとシートステイにはピナレロの代名詞ともいえる ONDAを搭載。NEORはピナレロらしいライドフィールを楽しめるベーシックなロードバイク。
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PINARELLO PRIMA ¥143,000 + tax

PRIMAはピナレロのラインナップ中でも最もベーシックなロードバイク。信頼性が高く扱いも容易な6061-T6アルミ製フレームにピナレロの代名詞ともいえる24HMUDカーボン製のONDAフロントフォークを搭載。PRIMAはこれからロードバイクを楽しみたいビギナーサイクリストや、通勤・通学ライドにも使いたいといった多用途に楽しめるベーシックロード。
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“ Think Asymmetric

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PINARELLO DOGMA F8  TEAM WIGGINS ¥615,000 + tax(フレーム)

ブラッドリー・ウィギンスが立ち上げた「チーム・ウィギンス」へのスポンサードなど行っている。チームウィギンスカラーは、昨年受注生産だったが、人気モデルとなったため、今年は、国内在庫モデルとなっている。そのため、価格も他のカラーと同価格となる。

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限定1 PINARELLO DOGMA F8  LaVentesima ¥Open Price

ラ・ピナサイクリングマラソン20周年記念モデルの完成車だ。ドグマF8に専用カラーリング、コンポーネントは、スラムREDe-Tap、ホイールは、フルクラムレーシングゼロとなっている。

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NEW! PINARELLO BOLIDE TT ¥1,620,000 + tax(フレーム)

今年のジロ・デ・イタリアで、NEWボリデTTが登場したのだ。

今年チームSKYのエリア・ヴィヴィアーニは、ボリデHRで、リオ五輪に挑む。昨年は、ブラッドリー・ウィギンスがボリデHRで前人未踏の54.526kmという驚異的な記録でアワーレコードを更新している。2015年のツール・ド・フランスでは、クリス・フルームが個人総合優勝となっている。2015年ヴァシル・キリエンカがTT世界チャンピオンになっている。また、ウィギンスは、チームSKYを離れた後、自ら率いるチームウィギンスでピナレロに乗っている。ピナレロとチームSKYはタイムトライアルを制するために、常にボリデを進化させる方法を研究して来た。

そして、ジロですでにデビューした新しいボリデTTは3つのポイントを改善することに主眼において設計された。

①フレームの軽量化

②エアロダイナミクスの向上

③フレーム剛性の確保

新しいボリデTTのトピックは軽量化だ。十分に軽量なフレームを更に軽くするため、デザインを見直した。新しいマテリアルを採用し、チューブの断面形状を更に最適化、フレーム単体だけではなく、コンポーネントの相互作用を考慮して、エアロダイナミクスが最善な形状を設計している。フロントフォークのエンド形状はインテグレーテッドデザインとなっている。リアブレーキのカウル形状は、解析の結果、ジェット旅客機に使われるエンジンフードと同様の先端形状になり、抵抗となる乱流の発生を軽減出来ている。ダウンチューブは、幅広になっているが、ボトルを装着した状態での最適なエアロダイナミクスを発揮できるようにデザインされ、フレーム内部に電子制御ユニットのジャンクションやバッテリーが納められるような設計となっている。ボリデTTは、ミケル・ランダによって、2016年のジロ・デ・イタリア第9ステージでデビューしたが、ハンドルバーシステムは、ミケル・ランダのポジションに合わせて3Dプリンターで製作されている。新しくなったボリデTTには、ロードバージョンとトラックバージョンがあるが、ともに完全受注生産となっている。フロントブレーキ周辺は、従来のボリデより、更にスムースな外観になっている。全体的なシルエットは、トップチューブがややスローピングになっていることが特徴だ。

今年のツール・ド・フランスでは、フルームのTT用バイクとしてNEWボリデTTが登場することが決定している。

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「ボリデ “ TA ” のデビューが期待される!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka