今年も国内最高峰のオリンピックディスタンスが開催予定となっている。
ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ(WTCS)とは、オリンピックディスタンスをメインに年間チャンピオンを決める全8戦(2025年)のシリーズ戦で競われる世界最高峰の大会となっている。
WTCS今シーズンの第2戦となる横浜大会は、今年で15回目の記念大会を迎える開催回数の多い注目大会でもある。大会はエリートとエイジのカテゴリーで開催され、初日は、世界のトップエリート選手のスピードとパワフルな走りが見応えとなり、2日目はエイジ選手が同会場でコースは異なるが、出場することができる人気大会となっている。
今回のエリート選手は、男子49名、女子42名の合計91名の選手が出場予定。男子はWTCSランキング2位のマシュー・ハウザー選手(オーストラリア)がゼッケン1で出場、女子はWTランキング1位であり、パリオリンピックチャンピオンのカサンドル・ボーグラン選手(フランス)が出場するエキサイティングな展開が予想される今回の大会だ。
日本人男子選手は7名出場となる。ニナー賢治選手がゼッケン15で出場する。現在の日本人トライアスリートにおいて、最も世界レベルで戦える選手だけに、大きな注目が集まっている。その他、#29安松青葉選手、#31北條巧選手、#35佐藤錬選手、#43定塚利心選手、#45大島拓人選手、#46吉川恭太郎選手が出場、など男子勢の活躍を期待したい。
日本人女子選手は8名出場となる。#20平泉真心選手、#29高橋侑子選手、#30林愛望選手、#33中山彩理香選手、#34酒井美有選手、#36佐藤佳子選手、#39佐藤姫夏選手、#41武中香奈枝選手が出場、天候も加味した地元のアドバンテージを活かしてほしい。
さて、会場となる「YOKOHAMA」は、異国情緒のある観光スポットとしても人気の高い場所だ。国際大会の開催場所としては最も相応しい理想的なロケーションとなる。一方で、そのような会場での開催のハードルは極めて高いと言えるが、見事に人気大会となり、継続されていることは素晴らしい。
横浜大会は雨に見舞われることが多いのだが、今年も雨予報。気になるのは落車だ。もちろん、選手たちは、横浜大会での落車の危険性の高さは事前に織り込み済みではあると思うが、まずは無事なレースを祈念したい。
■開催日 2025/5/16(土)~17(日)
■競技
- 16日(土):エリートパラトライアスロン、エリート
- 17日(日):エイジトライアスロン(パラトライアスロン、スタンダード、スプリント、リレー)
■大会サイト
ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜2025
■放送スケジュール
- 【NHK BS1】5月17日(土)エリート女子10:05~/エリート男子23:55~(録画)
- 【Triathlon Live】https://www.triathlonlive.tv ※要サインイン(エリートパラ6:20~/エリート女子9:46~/エリート男子12:31~)
- 【エイジグループ記録速報】https://systemway.jp/25yokohama
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★咋年のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=50261
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「世界最高レベルのレースが手軽に観戦できる国内唯一であり、トライアスリートの魅力を再認識させられる大会。」

Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka