【メーカーNEWS】フィジーク ARGO ADAPTIVE 最軽量バージョン

フィジークのARGO ADAPTIVEに最軽量バージョンが追加となった。

話題になって久しいが、フィジークADAPTIVEシリーズは3Dのメッシュ状が話題となったサドルで、その軽量モデルだ。見た目は柔らかそうに見えるが、しっかりとした造りで、部位によりその調整をしている。20年ほど前になるが、完全メッシュで「ハンモック状」のサドルが存在したが、その時は、完全に柔らかいものだった。それとは全く違うものだ。

サドルは、表面のフィット性と全体のしなり、そして、そのバランスが重要な機能となる。ADAPTIVEの表面は、よりフィット性を高める仕様であり、そのフィットで荷重をしっかりと受け止め、レールとのバランスで乗り心地に繋がってくる。その点でも評価の高いサドルだろう。また、表面のグリップ性が高く、極めて高い安定感は大きなメリットとなるが、前後動が著しいトライアスリートは、好みが分かれるかもしれない。

いずれにしてもサドルは「永遠のテーマ」だ。競技性と快適性の相反するポイントをいかに融合させられるのか。個人差もある。自身に合ったサドルを見つけたい。

以下、メーカーNewsとなる。

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ARGO ADAPTIVEに待望の最軽量バージョンが追加

「ARGO 00 ADAPTIVE」をリリース

https://youtube.com/shorts/aYALu80giTs

ARGO GOES 00

Meet the full-carbon comfort of Argo Adaptive 00.

3Dプリンターで作られたサドルパッド「Adaptive(アダプティブ)」は、複数の機能ゾーンが連動して、より良い走りを実現する快適性を備えています。また、ARGOのサドル形状は、ロードからグラベル、トレイルまで幅広く対応することができます。VENT ARGO Adaptive のサポート力とオールラウンドなパフォーマンスは、他の追随を許さないでしょう。

そして、これ以上素晴らしいサドルは考えられないので、ARGO Adaptiveをさらに軽量にする事に挑戦しました。 それが、ARGO Adaptiveファミリー初のフルカーボンモデル、「VENTO ARGO 00 Adaptive 00(ヴェント アルゴ 00 アダプティブ)」です。

待望の最軽量モデルオンロード・オフロードを問わず様々なフィールドに適応し、革新的な3Dプリントパッドによって圧倒的な快適性を提供する「VENTO ARGO ADAPTIVE」に、最上位グレードである「00」が登場しました。サドルベースは超軽量で高剛性のハイモジュールフルカーボン製。ベースと一体化したメビウスタイプカーボンレールを採用し、パワー伝達を最大化するとともに最大限の快適性をもたらします。

ADAPTIVEのシームレスなクッショニングアメリカのスタートアップ企業Carbon, Inc.のDLSテクノロジーによって製造される格子状のエラストマーはサドルに無段階の可変性をもたらし、衝撃吸収性や振動減衰性が非常に優れています。fi’zi:kではプロサイクリストから様々なアマチュアサイクリストの数多くのプレッシャーマッピングデータを9年間収集し、最適なゾーンクッションをDLSテクノロジーで現実の物としました。ADAPTIVEは圧力分布が非常に緩やかで、最も圧力がかかる個所の圧力低下を実現。従来のフォームサドルと比較すると約60%もの圧力低減に成功しました。

 

VENTO ARGO 00 ADAOTIVE (ヴェント アルゴ 00 アダプティブ)

サドル長:265mmサドル幅:140mm、150mmレール:7x9mm カーボン重量:175g(140mm)、186g(150mm)

税込定価:¥66,500-

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】リブ「ENVILIV」「LANGMA」限定モデル

リブのENVILIVとLANGMAの限定モデルがリリースされた。

レディスブランドリブのこだわりバイクとなる。ジオメトリーを始めとする「レディス仕様」は当然ながら、常にグラフィックに注力している。ENVILIVは新たな設定のモデルとなり、LANGMAは追加カラーとなる。ENVILIVは国内限定で僅か1台、LANGMAは国内限定15台となる希少モデルとなっている。

特にトライアスリートとともに開発されたENVILIVは、より一層の華やかさを感じることができる。

ENVILIV関連:http://triathlon-geronimo.com/?p=43974

以下、メーカーNewsとなる。

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Liv「ENVILIV」「LANGMA」の限定モデルが登場

女性のためのサイクリングブランド「Liv(リブ)」は、ロードバイク「ENVILIV(エンヴィリブ)」および「LANGMA (ランマ)」に個性的なカラーを纏わせた限定モデルを、3 月下旬から発売いたします。 エアロロード「ENVILIV」の限定モデルは、「火花」からインスピレーションを得た特別なグラフィックのフレームに新型「SRAM FORCE eTap AXS」コンポーネントを装着した「ENVILIV ADVANCED PRO AXS」。 オールラウンドロード「LANGMA」の限定モデルは、ゲームやコンピューターのデジタルグリッドをモチーフ にしたデザインで、既存の「LANGMA ADVANCED 1 DISC」の追加カラー「デジ」となります。 「ENVILIV ADVANCED PRO AXS」は国内限定 1 台、「LANGMA ADVANCED 1 DISC(カラー:デジ)」は 国内限定 15 台と、プレミアム感の高いロードバイクです。

● 製品紹介ウェブサイト https://www.liv-cycling.jp/

● 読者の方からの問い合わせ先 株式会社ジャイアント 044-738-2200

 

ENVILIV ADVANCED PRO AXS

前世代より軽量化しながらもエアロダイナミクスや快適性を向上させ、2023 年 2 月にフルモデルチェンジし た究極の女性専用エアロロード「エンヴィリブ」に、同じく 2023 年 3 月にモデルチェンジしたばかりの新型 「SRAM FORCE eTap AXS」コンポーネントを装備。フレームカラーには「火花」からインスピレーション を得た特別なグラフィックを採用し、国内限定 1 台をジャイアントストアにて販売いたします。

 

LANGMA ADVANCED 1 DISC(Color: DIGI)

数々のレースでの実績を誇るオールラウンドカーボンロード「ランマ」に、セミワイヤレス・電動 12 速化し た新型「SHIMANO 105 Di2」を搭載したバリューパッケージ。今回追加のフレームカラー「デジ」は、ノス タルジックにも感じられるゲームやコンピューターのデジタルグリッドをモチーフにしたデザインを採用し、 国内 15 台限定で販売いたします。

 

■詳細スペック

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】パールイズミ 2023SS 空気抵抗軽減素材を選べるフィット感

パールイズミ2023SSモデルの「スピードジャージ」がリリースされた。

スピードジャージは、空気抵抗軽減素材「スピードセンサー®II」を採用したエアロ系のジャージだ。2020年オリンピックの自転車ナショナルチームに向けて開発された素材で、ロードはもとより、トライアスロンウエアなど、「スピード」が重要となるアイテムに採用されている。

今回は、その同一素材を使用しながら「フィット」を変えているということ。パールイズミにはレースフィットとベーシックフィットの二つの仕様がある。スピードジャージは、デザイン、素材を共通とし、その仕様により、フィット感を選べるようにしている。

そして、このデザインの精悍さと質感の高さは逸品と言える。ベースカラーは、ブラックとホワイト。シンプルなカラーにワンポイントのジオメトリックパターンを非対称に配したり、ネック周りも含め、末端が引き締まるようなデザインとなっている。

パールイズミ2023SS関連:http://triathlon-geronimo.com/?p=41843

スピードセンサー®Ⅱ関連:http://triathlon-geronimo.com/?p=33096

以下、メーカーNewsとなる。

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2023 年春夏新商品 空気抵抗軽減素材を採用したフィット感が選べる 「スピード レース ジャージ」「スピード ベーシック ジャージ」 「スピード プリント ビブ パンツ」発売のご案内

 

株式会社パールイズミは、2023 年春夏商品として「スピード レース ジャージ」「スピード ベーシック ジャージ」「スピー ド プリント ビブ パンツ」をサイクルショップやスポーツ用品店等にて発売いたします。

「スピード レース ジャージ」は空気抵抗軽減素材「スピードセンサー®II」を採用した、細身のレースフィットのジャージ です。シンプルでシャープなデザインで、バックポケットは 5 ポケットで収納する物を用途別に分けられる仕様になっていま す。空気抵抗を軽減し、ハイパフォーマンスを求めるサイクリストに向けた一着です。

「スピード ベーシック ジャージ」は「スピード レース ジャージ」と同じデザインと機能で、バタつきを抑える適度なフィ ット感のベーシックフィットに仕上げたモデルです。高性能でレーシーなデザインのジャージを適度なフィット感で着用したい サイクリストにおすすめです。

「スピード プリント ビブ パンツ」は柔らかなクッション性と優れたフィット感の新型パッド「3D-X」を搭載し、空気抵抗 軽減素材「スピードセンサー®II」を採用した、さらなるハイパフォーマンスを求めるサイクリストに向けたビブパンツです。 「スピード レース ジャージ」や「スピード ベーシック ジャージ」とセットアップでコーディネートできます。

 

■商品概要

  • 【商品名/品番】 スピード レース ジャージ / 325-B
  • 【カラー】5. ブラック 6. ホワイト
  • 【価 格】17,380 円(税込)
  • 【サイズ】S, M, L, XL
  • 【素材】スピードセンサー®II
  • 【商品特徴】
    □ 空気抵抗を軽減する素材「スピードセンサー®II」を適所に配置
    □ 10cmあきファスナー付き5バックポケット

 

  • 【商品名/品番】 スピード ベーシック ジャージ / 625-B
  • 【カラー】5. ブラック 6. ホワイト
  • 【価 格】17,380 円(税込)
  • 【サイズ】S, M, L, XL
  • 【素材】スピードセンサー®II
  • 【商品特徴】
    □ 空気抵抗を軽減する素材「スピードセンサー®II」を適所に配置
    □ 10cmあきファスナー付き5バックポケット

    □ スピードレースジャージよりゆったり目のフィット感

    ※機能解説画像・内容はスピード レース ジャージ(325-B)と同様

     

  • 【商品名/品番】 スピード プリント ビブ パンツ / T281-3DX
  • 【カラー】5. ブラック 6. ホワイト
  • 【価 格】19,800 円(税込)
  • 【サイズ】S, M, L, XL
  • 【素材】スピードセンサー®II
  • 【パッド】3D-X
  • 【商品特徴】
    □ 空気抵抗を軽減する素材「スピードセンサー®II」を適所に配置
    □ 涼しく、日焼けにしにくい素材「コールドシェイド」採用

    □ スムーズなペダリングを追求した前側中心に縫い目のない設計
    □ 3D-X:着用感の少ないフィット感と柔らかなクッション性を両立した新型パッド

     

    Learn More:http://www.pearlizumi.co.jp

 

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

IRONMAN Press「IRONMAN ANNOUNCES 2023 IRONMAN AND IRONMAN 70.3 BROADCAST SCHEDULE」

今年も下記25レースが放映されます。

以下、大会NEWSとなる。

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TAMPA, Fla. (March 1, 2023) – IRONMAN announced today its broadcast schedule for the 2023 season. The 2023 full-distance IRONMAN® triathlon broadcast schedule will feature 12 stops around the globe including both the men’s and women’s 2023 VinFast IRONMAN World Championship, which will be available on IRONMAN.com/LIVE, and IRONMAN YouTube and Facebook channels. The 2023 IRONMAN 70.3® triathlon broadcast schedule will feature 13 events around the world, including the two-day VinFast IRONMAN 70.3 World Championship triathlon in Lahti, Finland, available for the second straight year on Outside Watch. The broadcast season will kick off in California on April 1, with the Athletic Brewing IRONMAN 70.3 Oceanside triathlon.   “We’re excited to deliver another full year of live race programming for both full-distance IRONMAN Series and half distance IRONMAN 70.3 Series globally,” said Julia Polloreno, Vice President, Content Production and Distribution for The IRONMAN Group. “The broadcasts will feature some of the top race destinations around the globe and bring audiences closer our racing than ever before. We couldn’t think of a better place to start than with the iconic 2023 Athletic Brewing IRONMAN 70.3 Oceanside triathlon in Southern California, where the origins of the sport lie.” Race coverage will immerse viewers in all the action and local scenery of the global portfolio of race venues while following the professional competition. Coverage will begin with a pre-race show that previews the pro field and course while also including exclusive interviews with triathlon personalities and other special guests. The live broadcasts will be hosted by a team of the sport’s greats, including IRONMAN World Champions and Hall of Famers Greg Welch and Michellie Jones, as well as IRONMAN champions Dede Griesbauer and Michael Lovato. Matt Lieto will also be providing analysis from both on the course and in the studio throughout the 2023 season. Various guest commentators such as three-time IRONMAN World Champion Mirinda Carfrae, will bring additional perspectives and insights to the live coverage, which will showcase the epic battles of the professional athletes as they swim, bike, and run iconic full-distance IRONMAN and IRONMAN 70.3 courses all around the world. For each broadcast event, IRONMAN Now’s “A Fighting Chance” race-week series will return bringing viewers exclusive behind-the-scenes footage into the inner, everyday lives of elite triathletes for a real, unfiltered glimpse at athletes chasing their triathlon goals and attempting to turn dreams into reality.  Here are the IRONMAN events that will be broadcast live in 2023:

2023 IRONMAN Triathlon Series Broadcast Schedule
Date Event Location
April 1 Athletic Brewing IRONMAN 70.3 Oceanside North American TriClub Championship Southwest Oceanside, Calif., USA
April 22 Memorial Herman IRONMAN The Americas Championship Texas The Woodlands, Texas, USA
May 6 Intermountain Health IRONMAN 70.3 North American Championship St. George St. George, Utah, USA
May 13 Visit Panama City Beach IRONMAN 70.3 Gulf Coast Panama City Beach, Fla., USA
May 21 IRONMAN 70.3 Chattanooga Chattanooga, Tenn., USA
June 4 IRONMAN Hamburg European Championship – Men’s Race Hamburg, Germany
June 10 IRONMAN 70.3 Boulder Boulder, Colo., USA
June 18 IRONMAN 70.3 Luxembourg – Region Moselle Region Moselle, Luxembourg
June 18 Cairns Airport IRONMAN Cairns Asia-Pacific Championship Cairns, Australia
June 25 IRONMAN Coeur d’Alene Coeur d’Alene, Idaho, USA
June 25 IRONMAN 70.3 Elsinore Elsinore, Denmark
July 2 Mainova IRONMAN European Championship Frankfurt – Women’s Race Frankfurt, Germany
July 9 IRONMAN Switzerland Thun Thun, Switzerland
July 16 IRONMAN Vitoria-Gasteiz Vitoria-Gasteiz, Spain
July 23 Athletic Brewing IRONMAN Lake Placid Lake Placid, N.Y., USA
July 30 IRONMAN 70.3 Maine North American TriClub Championship Northeast Augusta, Maine, USA
Aug. 20 IRONMAN Mont Tremblant WPRO Mont-Tremblant, Quebec, Canada
Aug. 26 VinFast IRONMAN 70.3 World Championship – Women’s Race Lahti, Finland
Aug. 27 VinFast IRONMAN 70.3 World Championship – Men’s Race Lahti, Finland
Sept. 10 VinFast IRONMAN World Championship – Men’s Race Nice, France
Sept. 17 IRONMAN 70.3 Knokke-Heist, Belgium Knokke-Heist, Belgium
Sept. 24 IRONMAN 70.3 Augusta Augusta, Ga., USA
Oct. 14 VinFast IRONMAN World Championship – Women’s Race Kona, Hawai`i, USA
Oct. 21 IRONMAN Portugal – Cascais Cascais, Portugal
Dec. 9 IRONMAN 70.3 Taupo Taupō, New Zealand

For additional details on the 2023 IRONMAN and IRONMAN 70.3 events around the globe that will be broadcast live, visit here.

For more information on the IRONMAN brand and global event series, visit www.ironman.com.

アイアンマンの聖地よ、永遠に。(Lumina #88)

3年ぶりのKONAだった。

バイクカウントは、アイアンマン史上初の2日間開催となり、2日合計で5000台に及んだ。台数が多いため、その傾向への信憑性は高くなるのだが、各メーカーの「運」というのも当初から感じていた。コロナ前にリリースできたメーカーが良かったわけでもない。空白の時間が、鮮度を落としていた。コロナ禍の中では、やはり「後回し」となり、ユーザーからの期待は薄れて行った。

一つ残念だったのは、「ディスクブレーキ一斉スタート」とならなかったことだ。サーヴェロ、スペシャライズド以外の多くメーカーが2020年以降となるため、各社の事情により、スタートに大きくバラツキが出た。本当に人気のあったモデルが何だったのか、今一つ見えなかった。単に台数の話ではない。少なくても「注目すべき」ということだ。

元気を出すべきは選手だけではない。さまざまな、ヒト、モノ、コトとなるが、モノの代表格であるバイクの動きは各社大きな決断に迫られていた。トライアスロンへの注力をどのようにして行くのか、大きく迷った。そんな中でも大きくトライアスロンへ舵を切ったメーカーは勢いを感じる。

2023年アイアンマンも完全復活し、躍動する大会に期待したい。そこには必ずバイクの動きもあるはずだ。

【P20~27 アフターコロナの世界BIKEトレンド】

Topix 1 世界の決戦バイク

Topix 2 GERONIMO BIKE COUNT

Topix 3 TOPICS

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】キャノンデール すべてが進化した第4世代 SuperSix EVO

キャノンデールSuperSix EVOの第4世代は進化し、その完成度は極めて高くなった。

キャノンデールの看板モデルであり、オールラウンドのSuperSix EVOは、剛性やハンドリングのしやすから、幅広く乗りやすいレーシングバイクとして定評が高い。その第4世代は、ほぼ完成の域に入ったと言えるだろう。軽量性とエアロダイナミクスのバランスを取り、快適性も融合となったこの世代は注目と言える。外観上はシートチューブのエアロ化が目に飛び込んで来るが、それでも行き過ぎないエアロ化が完成度の高さを期待させてくれる。

また、各モデルのビジュアルは、キャンノンデールらしい、美しいグラフィックとフィニッシュとなっている。国内でジャパンとしてスタートしてから30年が経つが、当初より先進性はもとより、徹底したビジュアルへのこだわりが他メーカーに群を抜く別格なメーカーでもあった。昨今は、ライバルメーカーも鎬を削り競争は厳しくなっているが、それでも際立つ仕上げを見せている。

キャノンデールは、1993年の「R700」などいち早く「トライアスロンモデル」を提案して来たメーカーの一つで、26インチの全盛に大きく関わったメーカーでもある。その時々を常にリードしていたメーカーの「トライアスロンモデル復活」を期待したいところだ。

1993年キャノンデールR700関連:http://triathlon-geronimo.com/?p=1449

以下、メーカーNewsとなる。

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すべてが進化した第4世代 SuperSix EVO 発売

~軽量でエアロ、現代のロードレースマシンの究極の進化形~

キャノンデール・ジャパン株式会社(本社:大阪府吹田市、ジェネラルマネージャー:樫村 浩 史、以下 キャノンデール)は、第4世代となりすべてが進化した新型スーパーシックス EVO を 3 月 1 日より発売いたします。超軽量、超高速、超エアロ。レースに必要な全てを高次元でブレンド し、後続集団の心を折る速さを生み出す究極のレーシングバイクが誕生しました。

発売モデルは、ブランド史上最高品質を誇る「LAB71」シリーズ最初のバイクとして、厳選された コンポーネントをアッセンブルしたスーパーシックス EVO LAB71 完成車とフレームセット、軽や かな走りと爆発的な加速を実現する Hi-MOD カーボン構造を採用したスーパーシックス EVO ハイ モッド完成車とフレームセット、クラス最高峰の軽量性をもつスタンダードモッドのスーパーシッ クス EVO カーボンの 3 モデル。

新型スーパーシックス EVO は、これまで多くのライダーを魅了してきた自然なハンドリングとス ピード、そして信じられないほどスムーズな乗り心地を継承しつつ、大幅な軽量化と非常に優れた 空力性能を実現。スーパーシックス EVO LAB71 は最先端のカーボンファイバーとナノレジンを組 み合わせ、幾多のプロセスが必要なシリーズ0カーボン構造をはじめて採用。優れた引っ張り強度と圧縮強度の両方を兼ね備えています。より少ない材料でより多くのパフォーマンスを発揮できる フレームに仕上げられています。フレーム重量は 770 グラム。ハイモッドカーボン構造は、高強度 繊維の層と軽量で剛性の高い繊維を組み合わせて、わずか 810g のフレーム重量を実現し、当社の すべての剛性および疲労テストを上回ります。スタンダードモッドは、フレーム重量 915 グラム (※すべて 56cm – ペイント済み)。

エアロダイナミクスに関しては時速 45km で旧モデルより 12 ワット削減し、新型スーパーシック ス EVO は軽量なエアロバイクというだけでなく、最速のロードバイクのひとつと言えます。

今回の新型スーパーシックス EVO は、エアロバイク「システムシックス」のエンジニアチームが フレーム開発とともにフォーク、ホイール、ハンドルバー、シートポストを設計し、何千回もの CFD (計算流体力学) 解析と数週間の風洞実験を通じて、システムインテグレーションされた完成 車で最大のパフォーマンスを発揮するように設計されています。トータルで設計することにより、 エレガントなデザインと優れたエアロ効果を発揮するハイパフォーマンスなドリームバイクが完成 しました。

スーパーシックス EVO LAB71 動画:https://www.youtube.com/watch?v=Mymrc6-U3Mg

新型スーパーシックス EVO テクノロジー

■デルタステア

デルタ形状のまったく新しいステアラーチューブにより、ハンドルまわりのケーブルをシームレス にヘッドチューブ内に収めると同時に、ヘッドチューブの前面投影面積をより少なくすることで、 より大きなエアロダイナミクス効果をもたらします。ハンドル旋回の制限をなくしました。また、 ステア全体を Innegra 繊維でラッピングすることで、ワイヤー接触による摩耗からステアを守りま す。

■SystemBar R-One by MOMO Design

優れたエアロダイナミクス性能と抜群のコントロール性能。Lab71 スーパーシックス EVO には、 モータースポーツ界において高級ステアリングとして実績のある MOMO Design と共同開発した コックピットをスペックします。空気抵抗を軽減し、一切ケーブルの見えないフルインターナルデ ザインのステム一体型ハンドルバー。ロードレース界へ新たなレベルのスピードとスタイルをもた らします。

■自由自在なタイヤ選択

両サイドに 6mm ずつの余裕を持ったまま最大 30mm 幅のタイヤが装着可能。つまり、レースにも いつものライドのどちらにもピッタリのバイクです。太めのタイヤを選択して快適性とコントロー ル性を高めることも、細目のタイヤを選択して軽量化とレスポンスを高めることも、どちらも 1 台 で可能です。

■多くのニーズに応えるBB 規格

シンプルであることは強さであり、強さとはスピード、スピードとは勝利。新型スーパーシックス EVO の BB 規格は BSA を採用しているため、マーケットにある多くのクランクセットが使用可能 です。

■ボトルインテグレーション

新型バイクと同時に開発されたリグリップエアロケージとグリッパーエアロボトルのコンビネーシ ョンが、スピードをさらに加えます。このボトルをバイクに装着することにより、エアロバイク 「システムシックス」と同等のエアロ効果を発揮し、新型スーパーシックス EVO をさらに速くし ます。もちろん、円型の標準的なボトルも使用することが可能です。

 

新型スーパーシックス EVO ラインナップ

 

SuperSix EVO LAB71

フレーム:LAB71 SuperSix EVO, Ultralight Series 0 Carbon
フォーク:LAB71 SuperSix EVO, Ultralight Series 0 Carbon, 1-1/8″ to 1-1/4″ Delta steerer ホイール:HollowGram 50 R-SL
コンポーネント:Shimano Dura-Ace Di2
ハンドル:Cannondale SystemBar R-One by MOMO Design
サイズ:48, 51, 54, 56
カラー:Jet Black / Marble Oxblood and Smoke Brushed Chrome (MOX)
付属品:Cannondale Gripper Aero Bottles & ReGrip Aero Cages, Dual Socket Bottom Bracket Tool,

Shimano EC300 charging connector 価 格:¥1,800,000(税込)

 

SuperSix EVO LAB71 フレームセット

フレーム:LAB71 SuperSix EVO, Ultralight Series 0 Carbon
シートポスト:Cannondale C1 Aero 40 Carbon, 0mm offset (44-48cm), 20mm offset (51-56cm) サイズ:48, 51, 54(WOW, REP)/ 44, 48, 51, 54, 56(BLK)
カラー:1 Stealth Gray / Lavender, Jet Black, Black Chrome, and Acid Lime (WOW)

2 Fine Silver / Jet Black, EF Pink, and Light Pink (REP)

3 Jet Black / Jet Black, and Smoked Brushed Chrome (BLK) 付属品:Cannondale Gripper Aero Bottles & ReGrip Aero Cages
価 格:¥850,000(税込)

 

SuperSix EVO Hi-MOD 2

フレーム:SuperSix EVO Hi-MOD Carbon
フォーク:SuperSix EVO Hi-MOD Carbon, 1-1/8″ to 1-1/4″ Delta steerer ホイール:HollowGram 50 R-SL
コンポーネント:Shimano Ultegra Di2
ハンドル:Vision Trimax Carbon Aero, 31.8mm
サイズ:48, 51, 54, 56
カラー:1 Sonic Blue / Jet Black, Smoke Brushed Chrome, and Rally Red (SNB)

2 Jet Black / Smoke Black and Smoke Brushed Chrome (BBQ)
付属品:Cannondale Gripper Aero Bottles & ReGrip Aero Cages, Shimano EC300 charging connector 価 格:¥1,050,000(税込)

 

SuperSix EVO Hi-MOD フレームセット

フレーム:SuperSix EVO Hi-MOD Carbon
シートポスト:Cannondale C1 Aero 40 Carbon, 0mm offset (44-48cm), 20mm offset (51-56cm) サイズ:48, 51, 54, 56(SBK)/ 48, 51, 54(LYW)
カラー:1 Jet Black / Smoke Black and Fine Silver (SBK)

2 Laguna Yellow / Smoke Black and Olive Green (LYW) 価 格:¥620,000(税込)

 

SuperSix EVO Carbon 2

フレーム:SuperSix EVO Carbon
フォーク:SuperSix EVO Carbon, 1-1/8″ to 1-1/4″ Delta steerer ホイール:HollowGram 45 R
コンポーネント:Shimano Ultegra Di2
ハンドル:Vision Trimax Carbon Aero, 31.8mm
サイズ:44, 48, 51, 54, 56
カラー:Raw carbon / Disco Black and Fine Silver (RAW) 付属品:Shimano EC300 charging connector
価 格:¥760,000(税込)

 

 

新型スーパーシックス EVO コレクションページ:

https://cannondale.com/ja-jp/bikes/road/race/supersix-evo

 

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】サーヴェロ 2023年モデル NewColor

サーヴェロの2023年モデルのニューカラーが発表となった。

ヒルクライムバイクのR5、走路を選ばないカレドニアなどのニューカラーが発表となった。TTから始まったメーカーだが、「上り」の強いバイクとしてアピールし、20年以上となる。軽量性とレスポンスの高いバイクをリリースしている。一方、様々なコンセプトを融合させた「快適性」は幅広いユーザーに対応できるカレドニアなど、その「位置付け」を明確に、ニューカラーとして継続モデルとなっている。

簡単に言えば、R5は軽量性、カレドニアは快適性などとなるが、トライアスロンから見ても重要なキーワードのロードバイクとなる。特に快適性はエンデュランスとしてトライアスロンには必要な要素となる。ロードバイクを使ったトライアスロンは、選手へのバイクの選択肢を広げ、より良いバイクライド、そして、ランに足を残せる可能性を模索するためでもある。

以下、メーカーNewsとなる。

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先週はユンボヴィズマが大活躍したサーヴェロですが、2023年モデルのニューカラーが発表となりました。 R5、Caledonia-5、Caledonia、Aspero-5、Asperoの5モデルが発表となりました。

R5

Cervelo 2022 ” Climbing ” R5http://triathlon-geronimo.com/?p=37044

スペック カラー 価格(税込)
R9270 Dura-Ace Di2 完成車 Five Black(艶無) ¥1,980,000
Red eTap AXS 完成車 Oxblod(艶有) ¥2,035,000
R8170 Ultegra Di2 完成車 Five Black(艶無) ¥1,485,000
Oxblod(艶有)
Force eTap AXS 完成車 Five Black(艶無) ¥1,562,000
Oxblod(艶有)
フレームセット Five Black(艶無) ¥858,000
Oxblod(艶有)
Deep Blue Sunset(艶有)

 

Calednia-5

スペック カラー 価格(税込)
R9270 Dura-Ace Di2 完成車 Five Black(艶有) ¥1,870,000
Red eTap AXS 完成車 Glacier(艶有) ¥1,914,000
R8170 Ultegra Di2 完成車 Five Black(艶有) ¥1,430,000
Glacier(艶有)
Force eTap AXS 完成車 Five Black(艶有) ¥1,430,000
Glacier(艶有)
Rival eTap AXS 完成車 Five Black(艶有) ¥990,000
Glacier(艶有)
フレームセット Five Black(艶有) ¥748,000
Glacier(艶有)
Plum(艶消し)

 

Calednia

スペック カラー 価格(税込)
R8170 Ultegra Di2 完成車 METALLIC BLACK (艶有) ¥858,000
Glacier(艶有)
R7170 105 Di2 完成車 METALLIC BLACK (艶有) ¥698,500
Glacier(艶有)
Rival eTap AXS 完成車 METALLIC BLACK (艶有) ¥693,000
Glacier(艶有)
R8020 Ultegra 完成車 METALLIC BLACK (艶有) ¥605,000
Glacier(艶有)
R7020 105 完成車 METALLIC BLACK (艶有) ¥495,000
Glacier(艶有)
Plum(艶消し)

 

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】パールイズミ SPRING / SUMMER 2023 ウェブサイト公開

パールイズミSPRING / SUMMER 2023 Webサイトがオープンとなった。

今回のSPRING/SUMMERのテーマは、「よりシンプルに。直感的に。」となっている。メーカーリリースのトピックスは以下の4点。

■TOPIC 1:よりシンプルに着やすくシャープで都会的なカラーも導入

ベーシックラインナップがさらに拡充

■TOPIC 2:体型を選ばない新型可変パッドが登場

さらに充実したパンツラインナップ

■TOPIC 3:トレンドのプレーンなデザインで半袖・長袖が登場

レディーストップスが充実

■TOPIC 4:待望の2つの女性専用新パッド登場

優しいはき心地も追求したレディースパンツがリニューアル

 

展示会の GERONIMOレポートはこちら

以下、メーカーNewsとなる。

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株式会社パールイズミは、2023 年 3 月 1 日に SPRING / SUMMER 2023 ページを公開しました。

今シーズンは人気のベーシックフィットのトップスのラインナップにプレーンなデザインを追加して、メンズ・レディ ースともに拡充しました。さらには体型を選ばない新型可変パッド「3D-V」採用のパンツや、オリーブなどのアースカ ラーのバリエーションで揃えたコーディネートのアクセントにもなるアクセルパンツを新規投入。

カジュアルなコーディネートが楽しめるシティライドのカテゴリーでは、ポロシャツなど、よりカジュアルなデザイン のアイテムをご用意いたしました。

2023 年の春夏シーズンも、レースからファンライドまで様々な自転車の楽しみ方をサポートすべく、サイクリストに 向けた商品を揃えておりますのでぜひご覧ください。

●パールイズミ公式サイト https://www.pearlizumi.co.jp
●SPRING / SUMMER 2023 コンセプトページ https://www.pearlizumi.co.jp/concept_2023ss

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】スペシャライズド Remco’s Reign S-Works Tarmac SL7 限定版フレームセット

レムコのS-Works Tarmac SL7世界チャンピオン限定フレームが発売となる。

スペシャライズドの人気モデルであり、実績No.1とも言えるS-Works Tarmac SL7の限定フレームが抽選で販売となる。この限定は、レムコ・エヴェネプールの2022UCIロード世界選手権において最年少世界チャンピオンとなったことを記念し、レプリカとして作られた世界限定200本のレアモデルとなる。シンプルにペイントされたパールホワイトが上品さと精悍さを感じさせる逸品と言える。

S-Works Tarmac SL7は、言わずと知れた「超人気ロードモデル」だ。ロードは元より、トライアスリートにも多く使用されている。5月のWTCS横浜大会でも世界のエリート選手たちが使用するバイクの代表格として、注目となっている。

以下、メーカーNewsとなる。

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レムコの世界チャンピオンを記念してRemco’s Reign S-Works Tarmac SL7 限定版フレームセットを発売

世界で限定200台のフレームセットを手に入れ、これから始まる新たな歴史に参加しよう。

2022年のロード世界選手権で最年少世界チャンピオンに輝いたレムコ・エヴェネプールの勝利と新たな歴史の始まりを記念し、スペシャライズドは世界で限定200台のシリアルナンバー入りS-Works Tarmac SLフレームセットを発売。販売方法は抽選販売で、応募期間は3月9日(木)23:59まで。

レムコ・エヴェネプールは、オーストラリアのウロンゴンで開催されたUCIロード世界選手権でS-Works Tarmac SL7に乗り優勝、歴史的なシーズンを飾りました。

22歳のベルギー人であるレムコは、並みいるライバルを置き去りにして29年ぶりの最年少世界チャンピオンに輝き、同じシーズンにモニュメントとグランツールでも優勝した史上4人目のライダーとなりました。スペシャライズドはこれを記念して、世界一に輝いた彼に贈呈されたTarmac SL7のレプリカフレームセット、Remco’s Reignを作製。世界で限定200台のフレームセットにはシリアルナンバーが刻まれ、現代最高のアスリートの一人に敬意を表します。何より、彼の挑戦はまだ始まったばかりなのです。

世界チャンピオンを記念したこのフレームは、パール調のベースの上に独特の光を放つペイントが施された美しい仕上げが特長。スペシャライズドのコンセプトデザイナーであるエレナ・エーカーによると、そのデザインには繊細さと超越したクオリティーを持たせ、レムコが「プロ選手」から「世界チャンピオン」へと前進する瞬間を表現。アスリートを単なる競技者ではなく、チャンピオンや生ける伝説とならしめるものに焦点を当てています。

トップチューブの世界チャンピオンバッジは地球儀を兼ねた昇る太陽であり、レムコが伝説的な地位に登り詰めた様子を描いたもの。シートステーには「LEGENDS ARE BUILT NOT BORN(伝説は生まれながらにして作られない)」の文字が刻まれ、世界チャンピオンを目指すトップアスリートたちの献身と犠牲を表現しています。

フォークレッグの内側には、過去20年間にスペシャライズドのバイクが達成したロード世界選手権男子エリート10勝という驚異的な記録をさりげなく表現。私たちはこの記録をとても誇りに思っており、偉大なライダーたちと共に達成できて光栄です。

総合、ステージ、タイムトライアル、ワンデーを含めると、レムコは2022年だけで16レースで優勝。リエージュ~バストーニュ~リエージュ、クラシカ・サンセバスティアン、ロード世界選手権では、単独で逃げ切り優勝を飾っています。パワーを最後の一滴まで絞り出し、空気抵抗や転がり抵抗を可能な限り減らしながらTarmacと共に独走した距離は、なんと97km。彼ほど多くの時間を独走し、勝利につなげたライダーは、これまでのワールドツアーの舞台でいなかったはず。私たちが間違っているようであれば、ぜひ証明してみてください。レムコがTarmac SL7でアタックするとき、彼とバイクは一つの存在となり、勝利を欲する情熱とパフォーマンスが融合されます。これこそ、「すべてを征す一台」そのものに他ならないのです。

 

  • 商品詳細

商品名:Remco’s Reign Celebration Tarmac Frameset 価格:869,000 円(税込) サイズ:49、52、54、56

  • 販売方法

販売方法:抽選販売 申し込み方法:販売抽選特設サイトに記載の応募フォームより申し込み 申し込み期間:2023年2月24日(金)10:00から3月9日(木)23:59まで 受け取り方法:全国のスペシャライズドストア及び、公式オンラインストアによるShip to Home(バイク自宅配送) 特設サイトURL:https://www.specialized.com/jp/ja/2022RemcoWorldsFrame

 

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

PINARELLO 2023 NewModel

ピナレロの2023年モデルが発表となった。

コロナ禍で中止となっていたリアル展示会が再開となった。すでにDOGMA Fは昨年夏に発表済みとなっているため、新規の公開としては「Fシリーズ」をメインとし、エンデュランス系の「Xシリーズ」がトライアスリート対象としての情報となる。

ピナレロは、1952年ショップの創業から始まった老舗のイタリアンロード。世界最高峰ステージレースのツールドフランス含むグランツールでは、30回の優勝を誇るレーシングバイクのメーカーだ。アイアンマンがサーヴェロであれば、ツールはピナレロと言ったイメージとなるだろう。

ピナレロはロードバイクとして、人気が高いが、国内ではロードはもとよりトライアスロンでの使用率は常にトップ10に入る人気ブランドだ。その理由は、国内ではトライアスロンバイク比率が低く、30~50%程度となり、圧倒的にロードバイクが多い。そのための選択肢としては、名実ともにNo.1とも言えるピナレロが支持されることは自然なことだった。

一方、KONAのアイアンマンでは、トライアスロンバイク比率が高いため、使用率はトップ10外となるが、2018年にキャメロン・ワーフが新型BOLIDE TRを使用し、バイクのコースレコードを出したことにより「トライアスロンのピナレロ」というイメージがあらためて定着しつつある。実は10年以上前には「FT1」という廉価モデルもあり人気となっていただけに、価格帯を踏まえたラインナップが増えれば、トライアスロンバイクとしても、その使用率も必ず増えると言って良いだろう。

DOGMA Fは言わずと知れたロードバイクの「代表格」と言える。常に最高峰のレースで活躍してきたDOGMAだが、前作F12から3年ぶりのフルモデルチェンジとなっている。特筆すべくは軽量化と言えるだろう。すでに極みとも言えるバイクの更なるブラッシュアップは、前作比較で265g(F12 530mm)に成功している。もちろん気になる剛性比なども向上している。また、各部はより研ぎ澄まされたシェイプとなり、エアロダイナミクスも申し分ない最強バイクだ。

Fシリーズは、フラッグシップのDOGMA Fの下位に位置し、幅広いホビーレーサーをターゲットとしている。フレームマテリアルを2グレード設定し、東レT900をDAモデルとULTモデルに、T700を105モデルとし、それぞれF9、F7、F5としている。ジオメトリーは、DOGMA Fをベースとしたレースのための設定とし、9サイズをラインナップしている。また、軽量化もフレームのみならず、フォークやハンドル、シートポストなどトータルで行うことで、パフォーマンスと安全性をバランス良く仕上げている。

Xシリーズは、エンデュランスモデルとして快適性重視となっている。ジオメトリーやマテリアルでロングライドに対するレーシーさを持つモデルで、用途は広く使用できるだろう。フレームマテリアルは、東レT600の1グレードとし、105Di2モデルと105モデルを設定、それぞれX3、X1としている。エンデュランス系であるが、ピナレロとしての機敏な走りをするために、カーボンレイアップなど快適性を保ちながらも、十分なレーシングスプリットを合わせ持つバイクとなった。

BOLIDEは展示されていなかった。

トライアスロンとしては、やはりBOLIDEとなるが、トライアスロンモデルの「TR」は、2019年モデルとして、すでに新型ディスクブレーキ化となっているため、追加、変更などはなかった。今回は、TTモデルが「ディスクブレーキ」となり、デザインも大幅に一新された。UCI規定に準拠するTTモデルで、前作の有機的なデザインから、ややシャープとなったディスクモデルはより一層の精悍さが増した。マテリアルは、東レTT1100から最新のM40Xに変更され、更なる軽量化や強度アップとなった。写真はフィリッポ・ガンナの専用カラーで、販売はブラックマットとなる。

そして、このバイクで注目すべき点はDHバーにある。ここ数年でカスタムオーダーやカーボン成型によるエアロ化、ポジションとしてのハイハンズなどいくつかの切り口から進化となっている注目パーツだが、「3Dチタンハンドル」にした場合、驚愕の¥5,170,000増となっているのだ。これは現地イタリアに出向き、プロ選手と同じ工程で計測、製作するというものとなっている。高額ではあるが、超ピンポイントとなるDHポジションを、理想的にフィッティングさせるという点で、正しい考え方と言えるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「この展示会も例年であれば前年の6月か7月となるのだが、半年以上遅れている。まだ完全に以前のペースに戻ったわけではなく、デリバリーも確認が必要なる。レース計画と合わせ早めのオーダーが望ましいだろう。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka