【取材予定】第37回全日本トライアスロン宮古島大会

待ちに待った。4年ぶりに宮古島大会が開催される。

今年で37回目となる全日本トライアスロン宮古島大会。国内に4レースしかない「ロング」で最も大きな大会だ。ロングとしては国内最多の定員1200名(例年は1700名)であり、憧れの南の島というロケーションが最大の魅力となっている。また、一週前に石垣島大会もあるが、国内ではシーズンの皮切りとして、最も話題になる大会でもある。ちなみに、今回、「第37回」となっているが、実際は、36回目の開催となる。コロナ禍の3回は、延期や中止の扱いとなり、第36回は中止となっている。

今回のコースだが、それまでと比較するといくつか変更となっている。スイムは前浜ビーチで2018年からの3kmを1周ではなく、1.5kmを一度上陸し2周するコースで、スタートは、300名づつの4ウェーブとなる。制限時間は1周55分の合計1時間50分で、根本的な潮流の強さは別として、変則関門はない。尚、スイムは1周でスキップが可能となっている。バイク123kmとなり30km程度短縮されている。基本的な島のトレースは変わらないが、伊良部島や来間島には渡らない。ランは完全に変更となっている。ゴールとなる宮古島市陸上競技場の周辺市街地を15km2周回となり、観戦、応援のしやすいコースだ。距離は短くなったが、十分、宮古島を楽しめるコースになっているだろう。

今大会では、距離の短縮や定員の減員など、完全にコロナ禍前には戻ってはいないことをあらためて考えさせられる。昨年の佐渡などは、ランコース以外、ほぼコロナ禍前に戻っていたが、規模や地域の事情もあり、安全第一の判断なのだろう。それでも、国内屈指の象徴的な大会の再開は、否応なしに盛り上がる。

帰ってきた「宮古島」。やはりなくてはならない大会なのだ。

完走率にも注目している。トライアスロンの元祖「IRONMAN」から国内では「鉄人レース」などと呼ばれているほど、ハードな競技となることは周知の通りだろう。概ねのイメージだが、ミドルの完走経験を持ち、直近の9~12ヶ月は相当な練習が必要になる。ロングは長丁場のため、実力の他に運もあるが、基本的には練習量が結果に繋がっている。2012年以降の8回の完走率は90%を切っているため、今大会では、多くの選手に完走してほしい。ちなみに1988年の第4回大会では、驚異の「98.3%」となっていた。(出場数:605名)

この完走率は「安全性」とも大きく関わっているだろう。レースまでの練習は当然だが、それでもその時に合わせることは簡単ではない。体調不良に見舞われる場合もある。安全第一を考えた時に、勇気ある決断をすることも必要となる。

【GERONIMO COUNT】

Triathlon GERONIMO のメインメニューだ。2015年から各大会(1000人以上が基本)を通して年間1万台のバイクをチェックし、9年目に入る。昨年は、KONAの5000台もあり、約12000台となっていた。

宮古島は、16年からカウントを始めて、今年で5回目となる。宮古島の特徴的なトライアスロンバイク使用率は、前回2019年は51.8%、2018年は52.0%だった。2018年当時の選手は、40前半、後半、50前半の3エイジカテゴリーで58.4%を占めていた。宮古島でのトライアスロンバイク使用率は、2016年のカウント以降、国内では最も高いトライアスロンバイク使用率となっているが、2017年の53.1%を最高に僅かながらからポイントが落ちていた。

あれから5年。エイジグループはそのまま上がっているのだろうか。他のレースからも40後半から50後半までの3カテゴリーが多くなり、宮古島でも同様の状況が想定される。トライアスロンバイク使用率への変化はあるのだろうか。

そして、ディスクブレーキ使用率はどうなっているのか?昨年の国内ロングでは、皆生17.1%、佐渡A23.2%、そして、海外だが、KONAではGERONIMO COUNT過去最高の36.74%となっている。宮古島は更に時間経過、そして、最高の舞台の一つでもあるため、30%台が予想される。

このカウントでは、単にバイクの新型などのチェックではなく、そこから見えてくる「選手像」こそが、その後のバイクトレンドとなってくることに着目している。特に「高齢化」が進む国内トライアスロンにおいて、バイク機材に対する動向、傾向は興味深いものがあるのだ。

 

 

■開催日 2023/4/16(日)

■競技

スイム3km / バイク123km / ラン30km

※詳しくは、http://tri-miyako.com/

■前回(2019年)レポート http://triathlon-geronimo.com/?p=29669

 

 

「距離は短くなったが、やはり日本を代表する大会だ。選手には大いに楽しみ、積み上げたものをしっかりと出し切ってほしい。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka