【取材予定】 ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜 2023(エリート)

国内で頂点とも言える最高峰のオリンピックディスタンスが開催予定となっている。

ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ(WTCS)とは、オリンピックディスタンスをメインに年間チャンピオンを決める全7戦(2023年)のシリーズ戦で競われる世界最高峰の大会となっている。

WTCS今シーズンの第2戦となる横浜大会は、今年で13回目を迎える開催回数の多い注目大会でもある。大会はエリートとエイジのカテゴリーで開催され、初日は、世界のトップエリート選手のスピードとパワフルな走りが見応えとなり、2日目はエイジ選手が同会場でコースは異なるが、出場することができる人気大会となっている。

今回のエリート選手は、男子60名、女子60名の合計120名の選手が出場予定となり、来年パリ五輪に繋がるレベルの高い展開が予想される。

男子はWTCSランキング2位、第1戦のアブダビ2位、昨年7位のバスコ・ビラサ(POR)をゼッケン1に迎えている。昨年のWTCS年間ランキング1位、昨年3位のレオ・ベルジェール(FRA)などフランス勢の活躍も注目となる。また、昨年はロングのアイアンマンで大活躍となったノルウェーの二人、クリスティアン・ブルンメンフェルトとグスタブ・イデンがどのような展開を見せるのか、ロングからショートへの調整は上手く行ったのか、特にブルンメンフェルトは、一昨年の覇者でもあり、それ以下の結果は望まない。一方、昨年覇者のアレックス・イー(GBR)は、アブダビも優勝し、WTCSランキングも1位だが、今回は欠場となっていることが残念。日本人選手は7名出場となる。WTCSランキング日本人最高位の19位(昨年年間ランキング15位)のニナー賢治選手を初め、26位佐藤錬選手、28位小田倉真選手など、男子勢の活躍を期待したい。

女子はWTCSランキング2位、第1戦のアブダビ2位、21年6位のソフィー・コールドウェル(GBR)がゼッケン1。本命は昨年覇者のジョージア・テイラーブラウン(GBR)だろうか。昨年のWTCSランキングは2位だ。そして、一昨年覇者のテイラー・ニブ(USA)との一騎打ちも予想される。いずれにしてもイギリス、アメリカ勢の動きに目が離せない。常にペースをコントロールしていたフローラ・ダフィのいないレース展開はどのようになるのだろうか。日本人選手は6名出場となる。昨年のWTCS年間ランキング26位の高橋侑子選手は、2019年総合4位という快挙を果たしているだけに、粘りと気迫の走りで、上位入賞に期待したい。

会場となる「YOKOHAMA」は、歴史情緒のある観光スポットとしても人気の高い場所だ。国際大会の開催場所としては最も相応しい理想的なロケーションとなる。一方で、そのような会場での開催のハードルは極めて高いと言えるが、見事に人気大会となり、継続されていることは素晴らしい。

なぜか、横浜大会は雨ばかり。選手は落車の可能性も高まる。無事なレースを祈念したい。

そして、今年もNHK-BS1で生中継予定となっている。

■開催日 2023/5/13(土)~14(日)

■競技

13日(土):エリートパラトライアスロン/エリート女子・男子

14日(日):エイジトライアスロン(スタンダードディスタンス・スプリントディスタンス)/リレー/エイジパラトライアスロン

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ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会情報サイト

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【NHK BS1エリート男女競技の生中継予定】5月13日(土)エリート女子10:05~/エリート男子13:00~放送

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2022年のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=39373

「エリートのスピードは迫力そのもの。世界大会が手軽に観戦できることが最高」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka