【メーカーNEWS】ジャイアント 東京/パリ五輪連続出場 ニナー賢治選手と機材サポート契約

GIANTは、トライアスロンのオリンピックディスタンスを主戦場とし、オリンピックやワールドシリーズなど世界の最前線で挑戦を続けるニナー賢治選手(NTT東日本・NTT西日本)と機材サポート契約を締結いたします。

ニナー選手は、西オーストラリア州・パース出身で、オーストラリア人の父と日本人の母を持ちます。幼少期から様々なスポーツに触れる中で、13歳の時にトライアスロンと出会い、18歳からはトライアスロンに一本化。2018年12月より日本トライアスロン連合所属としてレースに参戦し、JTU強化指定選手としてワールドカップ、世界シリーズを中心に出場。その後2021年4月に日本国籍を取得します。

日本選手権やアジア選手権を制した他、東京・パリと2大会連続でオリンピックに出場。2024年のワールドトライアスロンシリーズ横浜大会では、並みいる強豪を相手に日本人男子歴代最高位となる7位をマーク。2028年ロサンゼルスオリンピックを目指しつつ、2025年シーズンからIRONMAN 70.3への本格参戦を予定しています。

オリンピックディスタンスではPropel Advanced SLを、IRONMAN 70.3では発表されたばかりのTrinity Advanced SL Triを使用。ホイールやハンドルにはCADEXを組み合わせます。GIANT及びCADEXと共に、世界最高峰のトライアスロンレースを転戦するニナー選手の活躍にぜひご期待ください!

ニナー選手のコメント(English following)
今回、GIANTとサポート契約をすることができて、とても光栄です。

トライアスロンを始めたばかりの頃、私のアイドルはオリンピックディスタンスで3度の世界チャンピオンに輝いたピーター・ロバートソンでした。 私がピーターを尊敬していた理由は、彼のアグレッシブで粘り強いレーススタイルでした。 ピーターのキャリアの大半において、彼が選んだバイクはGIANTだったのです! 私が彼のバイクで一番好きだったのは、黄色と黒のフレームが特徴的なONCEモデルでした。

他にも、GIANTとCADEXにはとても縁があるんです。14歳の時、初めて乗ったロードバイクがCADEXでしたし、GIANT/CADEXファミリーのクリスチャン(・ブルメンフェルト)とグスタブ(・イデン)とは、2018年以降共に合宿を重ねて強くなって来た、ほとんど兄弟と言っても良い関係です。また、Team Jayco AlUlaのルーク(・ダーブリッジ)とは、14歳の時からパースでトレーニングを一緒にする事があり、今でもオーストラリアに戻った時にレースに一緒に出たり、練習したりします。

この度、GIANTと契約したことで、私もピーターの足跡をたどり、世界チャンピオンになることを熱望しています。ロードバイクのモデルとしてはPropelに乗ります。 Propelを選んだ理由は、エアロダイナミクスがショートディスタンスのトライアスロンに不可欠な要素となっており、Propelはエアロロードバイクの傑作だからです。そして、今年はミドルディスタンスのレースにも参戦予定で、先週発表されたばかりの新型「Trinity」にも乗ります。グスタブがプロトタイプに乗っているのを見ていたので、今からとてもワクワクしています。

海外でのレースが多いですが、5月の横浜トライアスロンには参戦予定ですので、会場で見かけた際には是非、応援のほどよろしくお願いします!

It is a great honor for me to be able to sign a support contract with Giant.

When I first started the triathlon, my idol was Peter Robertson, a 3 time world champion over Olympic distance. The reason why I looked up to Peter was because of his aggressive and tenacious racing style. For the majority Peter’s career, his bike of choice was Giant! My favorite bike of his, was the ONCE model, a distinctly yellow and black frame.

Other than that, I have a very strong connection to Giant and CADEX: my first road bike was a CADEX when I was 14 years old, and Christian (Blummenfelt) and Gustav (Iden) from the Giant/CADEX family have come strong through training camps together since 2018. We are almost like brothers.

Also, I’ve been training with Luke (Durbridge) of Team Jayco AlUla since I was 14 years old in Perth, and even now, when I return to Australia, we still race and train together.

Now, as I sign with Giant, I aspire to follow in Peter’s footsteps, and become a World Champion.

My road model of choice is the propel. The reason for choosing the propel is because aerodynamics have become such an integral part of short course triathlon, and the propel is an aerodynamic masterpiece.

And this year I plan to participate in middle-distance races, and I will also be riding the new ‘Trinity‘ that was just announced last week. I’ve seen Gustav riding the prototype, so I’m really excited about it now.

Although I’ll be racing abroad a lot, I’m planning to compete in the Yokohama Triathlon in May, so if you see me at the event, I’d really appreciate your support!

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

ジャイアント TRINITY ADVANCED SL フルモデルチェンジ

ジャイアントのTrinityがフルモデルチェンジとなった。

すでにグスタフ・イデンがプロトタイプを使用し、インスタなどでアップされてから半年以上経っていたが、ようやく公式発表となった。そして、前世代のお披露目は2015年KONAとなるため、9年以上のロングスパンとなるが、ついにデビューとなった。

前作も高い定評で人気があっただけに待望の新型となるが、途中2021年のカデックス登場により、トライアスロンは尖ったジャンルだけにジャイアントから外れるのかもしれないと思われた。カデックスは「究極」を追求したジャイアントグループのパッションを伝えるスーパーバイクに仕上がった。あえてこのタイミングで「異形」を選択したこともエアロダイナミクスへの本気を感じさせる「アイアンマン専用バイク」だった。

一方、新型Trinityは、マルチ性の高いトライアスロンバイクとなっている。まず、エアロダイナミクスは、前作のマニクールサーキットのACEから近年ジャイアントの他モデルも行っているドイツのインメンシュタードにあるGST風洞実験施設で動的マネキンを使用し、よりリアルに安定した状態でテストされている。

外観上は、ボリューミーなヘッド周り、前作から踏襲する「C型」シート周り、エアロ効果の大きなフォークの扁平比、サドル下の抵抗減のための細身のシートポストなど、現在考えられる形状として一つの「標準型」とも言えるのではないだろうか。

軽量性は大きく進化している。558gの軽量化となっているが、前作から時間が経っているため当然の期待でもあった。そこで軽量化の中味を見るとフレーム単体で1340gと非常に軽く、フォークやシートポストなど含め、大きな軽量化に繋がっていた。また、条件とも言える「重量剛性比」を落とすことなく軽量化に成功している。

次にフューエルは、バイクボトルから補充できるようになっている。トライアスロンの場合「余計な動き」はエアロダイナミクスに影響が出てしまう。ドリンクシステムを構築し、最低限の動作で補充ができることが望ましい。このボトルからの補充はすでに他社で先行はしているが、今後の標準仕様となるだろう。

ディスクブレーキはこのタイミングでは「当然」の仕様となる。ロードバイクでは2020年モデルを持って「切替」と言えたが、トライアスロンバイクは開発スパンが長いため、各社まちまちとなっていた。ディスクブレーキのメリットを最大限に活かせるトータル設計が必須条件だったと言えるだろう。

今回のモデルは「TTとの兼用」となる。ここは賛否あるだろう。トライアスロンとTTではかかるパワーが大きく異なるため、そこに求める剛性も変わる。ただ、万人向けの既製品はなく、各選手個人の力量がどこにマッチするかによるだろう。昨今、開発は二極化しており、TT兼用とトライアスロン専用があるが、開発スピードを考えるとTT兼用に分があるかもしれない。

 

以下、メーカーNewsとなる。

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GIANT「TRINITY ADVANCED SL」がフルモデルチェンジ

〜トライアスロン仕様およびタイムトライアル仕様の3製品を発表〜

GIANTは、アイアンマン世界チャンピオンやワールドツアーのプロロードレーサーと共に開発・テストした新型「Trinity Advanced SL」の完成車およびフレームセットを、2025モデルとして発売いたします。

新型「Trinity Advanced SL」は、GIANTがこれまで培ったテクノロジーや最上級のカーボン素材によって前世代から558gもの大幅な軽量化を達成。さらにディスクブレーキシステムへのアップデートによるコントロール性の向上から、最大8,640通りのセッティングが可能なアームレストセッティングなどによるアジャスタビリティの拡大まで、全面的に大幅な進化を遂げています。

今回の新型「Trinity Advanced SL」シリーズは3モデル。「Trinity Advanced SL 0」と「Trinity Advanced SL Tri Frame Set」は主にトライアスロン向けであり「Trinity Advanced SL TT Frame Set」はタイムトライアル仕様となります。トライアスロン、TTとも同一のフレームセットをベースにセットアップを変えており、トライアスロン向けモデルには当フレーム専用設計の補給/給水システムが標準でアッセンブルされます。

(速報)1月9日に行われたばかりのオーストラリアTT選手権では、新型「Trinity Advanced SL」に同じく新型の「CADEX Max Aero Disc WheelSystem」を履かせたルーク・プラップ(Team Jayco Alula)が勝利。自身3枚目となる豪州TTチャンピオンジャージの獲得に成功しています。

 

FULL-SPEED DYNAMICS

2022年アイアンマン世界チャンピオンのグスタフ・イデンをはじめとするアスリートと共に開発が進められた新型「Trinity Advanced SL」は、よりダイナミックで汎用性の高いバイクへと進化しました。2024年7月のチャレンジ・トゥルク・トライアスロン(フィンランド)に新型「Trinity Advanced SL」のプロトタイプを持ち込んで勝利したグスタフは、「一番感じたのは、乗っていて楽しいということ。特にダウンヒルは、バイクの素晴らしさを明示する指標になります」と語っています。

今回の改良点の筆頭は、ディスクブレーキへのアップデートと、エアロダイナミクスを損なうことなくコントロール性を高めたその設計です。新しいフロントフォークは、フォークレッグの底部がブレーキキャリパーと一体となるようにデザインされ、乱気流を低減させます。

さらに、最も硬く軽いGIANTの最高級カーボン素材「Advanced SLグレードカーボン」をフレームとフォークに採用し、前世代に比べて558gの軽量化と12.6%の重量剛性比向上を達成。エアロ性能のみならず、登坂性能や加速性能も向上し、あらゆる地形でスピードを維持できる性能を手に入れています。さらに、新しいハイドレーションシステムと、トップチューブに設けられた大容量ベントーボックス(最大32gのエナジージェルを6個収納可能)が、効率的なエネルギー補給を実現しています。

ULTIMATE AERO EFFICIENCY

AeroSystem Shaping Technologyにより、新型「Trinity Advanced SL」シリーズの各チューブ形状と接合部は空気抵抗を最小化する緻密な形状に設計されており、数値流体力学(CFD)による解析と風洞実験を組み合わせた長年にわたる開発プロセスの集大成と言えます。

新型「Trinity Advanced SL」フレームセットの変更点として重要なポイントのひとつは、ヘッドチューブ、ダウンチューブ、フォーク、シートポストがトランケイテッド・エリプス(翼型形状)になったことです。また前述の通り、フォークのみならずフレームについてもブレーキキャリパーと一体的な形状を成してエアロ性能を高めるデザインとされています。

さらに、前世代から大きく進化したポイントはフレーム専用設計の補給システムです。大容量リザーバータンク(M、Lサイズは850ml、XS,Sサイズは700ml)とハンドルバーエクステンションの後部のベントーボックスで構成されるこの補給システムは、装着することで総合的なエアロ性能をも向上させ、前世代と比較して5.9wのアドバンテージを実現しています。

グスタブも、「ジャイアントが本当に素晴らしいのは、専用設計の補給システムによって実効性のあるエアロ性能向上に成功していることです。なぜなら、バイク単体で速いだけでは意味はなく、リアルなレースではライダーと補給システムまで含めてトータルで考える必要があるので、全ての要素を統合して設計されたバイクには、間違いなく優位性があります」と評価しています。

 

PERSONALIZED FIT

さまざまな体格やポジションの好みに合わせて完璧なフィットを実現するシステムについても、アスリートと共にかたち作られました。新型「Trinity Advanced SL」は、シートポストのオフセットを前世代の3ポジションから4ポジションに増やし、トータル51mmの調整範囲(前世代は40mm)を提供します。

コックピットも完全に再設計され、アームレストの調整幅がさらに拡大しました。スタックの調整幅は前世代の60mmから80mmに、リーチは同じく60mmから75mmに、左右アームレストパッドの調整は6ポジションから8ポジションに増え、アームレストの角度は0度、10度、15度の3段階に設定可能。さらにエクステンション幅の調整パターンも2パターンから4パターンに倍増しました。これらのアップデートにより、ライダーの完璧なポジションを実現するセッティングの選択肢は8,640通りと、前世代の24倍に及んでいます。また、この調整システムはスペーサーと2本のボルトを用いたシンプルな構造のため、簡単な作業で細やかな調整が可能です。

 

TRINITY ADVANCED SL 0

常にアスリートと共に世界の舞台で戦ってきた「トリニティ」がフルモデルチェンジ。大幅な軽量化やエアロダイナミクスの最適化のみならず、テーラーメイドのようなフィット感と快適性まで獲得し、全方位的に進化。

完成車の「SL 0」は、あらゆるコンディションでも抜群のコントロール性とエアロ性能を発揮する「CADEX Aero 4-Spoke WheelSystem」と、世界を転戦するトップアスリートに選ばれる超軽量コンポーネント「SRAM Red AXS」をスペックするトップグレード。

  • 標準価格 : ¥1,705,000(税込)
  • サイズ : 465 (XS), 495 (S),525 (M), 550 (L) mm
  • カラー : カーボン・プリズマティックヘイズ

※トップチューブストレージ、ハイドレーションキット、コンピューターマウント付属、電動コンポーネント専用フレーム

  • フレーム : Advanced SL-Grade Composite,12x142mm thru-axle, disc
  • F.フォーク : Advanced SL-Grade Composite,full-composite steerer, 12x100mm thru-axle, disc
  • ギアクランク : SRAM RED 1 AXS, 48T
  • 変速パーツ : SRAM RED AXS E1  12-Speed
  • ブレーキセット : SRAM RED hydraulic, [F]160mm, [R]140mm
  • ホイール : CADEX Aero 4-Spoke Disc WheelSystem
  • タイヤ : CADEX Aero Tubeless 700x25C

 

TRINITY ADVANCED SL TRI FRAME SET

常にアスリートと共に世界の舞台で戦ってきた「トリニティ」がフルモデルチェンジ。フレームセット全体で前世代から558gもの大幅な軽量化を果たし、最新テクノロジーによるエアロダイナミクスを最適化。さらにコンタクトポイントの改良によりテーラーメイドのようなフィット感と快適性まで獲得し、全方位的に進化。

  • 標準価格 : ¥748,000(税込)
  • サイズ : 465 (XS), 495 (S),525 (M), 550 (L) mm
  • カラー : カーボン・クローム

※トップチューブストレージ、ハイドレーションキット、コンピューターマウント付属、電動コンポーネント専用フレーム

  • フレーム : Advanced SL-Grade Composite,12x142mm thru-axle, disc
  • F.フォーク : Advanced SL-Grade Composite,full-composite steerer, 12x100mm thru-axle, disc
  • ハンドルバー : GIANT Base Bar w/ integrated stem combowith new Sync rest set, 10/15degree extension
  • ステム : Base Bar w/ integrated stem
  • シートポスト : Trinity Composite

 

TRINITY ADVANCED SL TT FRAME SET

常にアスリートと共に世界の舞台で戦ってきた「トリニティ」がフルモデルチェンジ。フレームセット全体で前世代から558gもの大幅な軽量化を果たし、最新テクノロジーによるエアロダイナミクスを最適化。さらに最大30mmに対応するタイヤクリアランス、コンタクトポイントの改良によりテーラーメイドのようなフィット感と快適性まで獲得し、全方位的に進化。「TT」フレームセットはUCIのタイムトライアル規定に対応。

  • 標準価格 : ¥715,000(税込)
  • サイズ : 465 (XS), 495 (S),525 (M), 550 (L) mm
  • カラー : カーボン・クローム

※ダウンチューブボトル&ボトルケージ、コンピューターマウント付属、電動コンポーネント専用フレーム

  • フレーム : Advanced SL-Grade Composite,12x142mm thru-axle, disc
  • F.フォーク : Advanced SL-Grade Composite,full-composite steerer, 12x100mm thru-axle, disc
  • ハンドルバー : GIANT Base Bar w/ integrated stem combowith new Sync rest set, 10/15degree extension
  • ステム : Base Bar w/ integrated stem
  • シートポスト : Trinity Composite

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Happy New Year 2025

新年おめでとうございます。

今年もみなさまの挑戦とその感動を追いかけてみたいと思います。2025年のご活躍を祈念します。

■2025 Report Schedule

  • 4月 全日本トライアスロン宮古島大会
  • 5月 ワールドトライアスロン横浜大会(エリート)
  • 5月 霞ヶ浦国際トライアスロンフェスタ(予定)
  • 6月 五島長崎国際トライアスロン(予定)
  • 7月 全日本トライアスロン皆生大会(予定)
  • 9月 佐渡国際トライアスロン
  • 10月 IRONMAN World Championship KONA(予定)

 

 

「2025年もよろしくお願いします。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

九十九里トライアスロン2025 開催決定

来年の99Tが決定した。

九十九里大会は、2000名を超えるが、これは国内最高峰と言える人気大会だ。都心からのアクセスが良く、何と言っても「ミドルディスタンス」の設定が特徴と言えるだろう。数少ないミドルであり、翌年のロング挑戦のステップとする大会としては絶好の開催時期となる。

Photo by 99T

以下、大会のプレスリリースとなる。

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2024年12月6日

九十九里トライアスロン実行委員会

九十九里トライアスロン2025 9月27日(土)開催決定!

2024年12月6日(金)、株式会社アスロニア(CEO:小林正晴)は、2025年9月27日(土)に「九十九里トライアスロン2025」の開催を決定しました。

【本大会の特徴】

  1. 2000名を超える日本最大規模の大会
  2. 都心からわずか1時間半のアクセス
  3. スタンダードディスタンス/ミドルディスタンス/10Kランを併設
  4. 初心者にやさしいコース設計
  5. 他大会と比較して若者の参加率が高い大会
  6. 楽しくカジュアルな雰囲気を重視した大会

【大会概要】

大会名称 九十九里トライアスロン2025

開催時期 2025年9月27日(土)

競技距離

  • ミドルディスタンス(スイム1.9km/バイク90.1km/ラン21.1km)
  • スタンダードディスタンス(スイム1.5km/バイク40km/ラン10km)
  • 10Kラン

大会HP http://www.99t.jp

主催 九十九里トライアスロン実行委員会

【エントリーについて】

募集開始 2025年3月予定

参加資格 18歳以上の健康な男女

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株式会社ATHLONIA (ATHLONIA Corp.) / CEO:小林正晴

「世の中にもっともっとトライアスロンを広めたい!」との想いから設立。ホノルルトライアスロン、九十九里トライアスロン、別海アイスマラソンなどの大会の運営や、トライアスロンスクール「ATHLONIAトライアスロンアカデミー」運営などを手がける。

  • お問合せ :kotaro@athlonia.com TEL. 03-6459-0451(担当:丸山)
  • オフィシャルHP:http://www.athlonia.com

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

アイアンマンジャパンみなみ北海道 2025 開催決定

来年のジャパンが決定した。

現在、国内の大会では最も「パワー」を感じる大会だ。「IRONMAN」であることは当然だが、コース設定や時期などエリートから初ロングの選手まで、幅広く楽しめる大会と言えるだろう。

Triathlon GERONIMO アイアンマンジャパンみなみ北海道2024 Race Recap

以下、大会のプレスリリースとなる。

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2024年12月1日

アイアンマンジャパンみなみ北海道大会実行委員会

アイアンマンジャパンみなみ北海道 2025年9月14日(日) に開催決定

2024年9月、日本で行われるフルディスタンスのアイアンマンとして9年ぶりに開催されたアイアンマンジャパンみなみ北海道。期待が高まっていた2025年大会が、9月14日(日) に開催されることが決定しました。

北海道北斗市、木古内町で行われるレースは、アイアンマンを目指すアスリートたち全ての躍動を力強く支え、さらに進化した舞台となります。その特徴は以下の通りです。

世界に示した “JAPAN STANDARD”

レース後の出場者アンケートの『総合満足度』で、87%の支持を得られました。これは、世界のアイアンマン平均値を上回る高評価で、アイアンマンジャパンみなみ北海道は、開催1年目にして世界のスタンダードとして認めらたことになります。

『みなみ北海道』を満喫できる唯一無二のコース

アイアンマンジャパンみなみ北海道は、北斗市、木古内町の大自然を使った壮大なコース、魅力的なホテルが立ち並ぶ函館を含む、みなみ北海道ならではのロケーションが、アスリートたちを迎え入れてくれます。

スイムは遠浅の内海から函館山を望む絶景コース。バイクは自動車専用道路の函館・江差自動車道を占有した高速ルート。そしてランは、木古内の風光明媚な自然と街中での温かい声援を肌で感じつつ、木古内町役場でフィナーレを迎えます。

初心者に優しいレースコンディション

2024年大会の完走率が、93.4%という高い水準だったことからもわかる通り、9月中旬の北海道の穏やかな気候や17時間という長い制限タイム、全面規制された自動車専用道路の安全なバイクコース、フラット基調となるランコース、そして何より、ボランティアやスタッフの手厚いサポートが、参加者を力強く後押ししてくれます。

「いつかはアイアンマン」を夢見る初挑戦のアスリートにとって、これ以上ないコンディション。MCから「You are an IRONMAN」と呼ばれる絶好のチャンスとなるでしょう。

2週間で募集が締め切られたプレミアレース

2024年大会は、選手募集開始から先着300人の Tier1がわずか33分で終了し、1,500人の募集枠がわずか2週間で完売、その人気や期待度の高さが話題になりました。世界中から注目される2025年大会も出場枠が争奪戦になること必至です。

2025年大会は12月中旬にエントリー開始予定。最新の情報や今後アップデートされる大会プロフィールなどはオフィシャルのフェイスブック をフォロー、及び大会サイトhttps://www.ironman.com/im-south-hokkaidoを参照してください。

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Triathlon GERONIMO

その他:HOKKAIDO 2024 http://triathlon-geronimo.com/?p=50911

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Instagram:https://www.instagram.com/triathlon_geronimo/

Threads:https://www.threads.net/@triathlon_geronimo

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「出るからにはしっかりとした練習を」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP KONA 2024 Result

Photo by Donald Miralle for IRONMAN

2024年のKONAが終わった。

優勝を飾ったのはドイツのベテラン、パトリック・ランゲだった。自身3度目の優勝は驚異的なコースレコードを叩き出した。

ランゲの優勝を予想していた人はどのくらいいたのだろうか。2017年、2018年と連覇してから6年ぶりに返り咲くことを。今年で38歳、同じくドイツの先輩、ヤン・フロデノの最後の優勝は2019年の38歳の時。世界の選手は強い、と言うだけで良いのだろうか。

単なる優勝ではない。7時間35分という考えられないタイムであったことは3種目全てがバランス良く、完璧な走りを示している。38歳で「進化」した姿を見せつけたと言うことだ。

その走りは、やはり、得意のランが凄かった。昨年のニースでも快走を見せ、2位ではあったが、2時間32分というタイムを叩き出している。その姿は過去最も美しい走りをする選手ではないだろうか。

ランに入り先行する昨年覇者サム・レイドローを猛追していたが、レイドローはまさかの大ブレーキとなった。大きく減速してしまったレイドローに声をかけながら抜かしたランゲは、そこからまた一段ギアを上げた。叩きのめすかのようにレイドローの目の前で一気にペースアップ。絶望感を与えた。

ランゲの走りは安定し、後では、2位争いが行われているが、別格の走りで異次元となっていた。昨年は惜しくも2位に終わっているだけに何としても優勝したかったはずだ。また年齢的にもこれからは厳しくなる中での優勝は歓喜のゴールとなった。

元々、感情を大きく表すランゲだが、今回のゴールの瞬間は爆発していた。

Photo by Ezra Shaw/Getty Images for IRONMAN
Photo by Ezra Shaw/Getty Images for IRONMAN
Photo by Sean M. Haffey/Getty Images for IRONMAN
Photo by Sean Haffey / Getty Images for IRONMAN

Top five professional men’s results:  

SWIM BIKE RUN FINISH 
 1. Patrick Lange DEU   00:47:09  04:06:22  02:37:34  07:35:53 
 2. Magnus Ditlev DNK 00:48:18  04:02:52  02:46:10 07:43:39 
 3. Rudy von Berg USA  00:47:18  04:05:49  02:48:11  07:46:00 
 4. Leon Chevalier FRA  00:50:43  04:01:38  02:49:56  07:46:54 
 5. Menno Koolhaas NLD 00:47:02  04:05:02  02:50:02  07:47:22 

Full results for the 2024 VinFast IRONMAN World Championship triathlon can be found at www.ironman.com/im-world-championship-kona-results.   

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

New KATANA

Photo:Ceepo JAPAN

シーポ New KATANAが発表された。

10/19 LAKE BIWA TRIATHLONの琵琶湖マリオットホテル内エキスポ会場にて2025年モデルが先行発表、本日公式デビューとなった。

以下、メーカーNEWSとなる。

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Photo:Ceepo JAPAN

■進化したエアロ形状

  • フロントフォークを幅広とし、外側面を平面、内側面をカーブラインとすることでホイールとフォーク間の空気の流れを良くしています。(シートステイ断面も同じ形状))
  • フロントフォーク外側をハの字形状とすることで走行時の膝部にあたる風の流れを外側に逃すことができます。
  • エアロツールボックス(BB上部に装着)の装着によりエアロ効果を生み出します。 ※エアロツールボックス装着の場合ボトルゲージはツールボックス上部に取り付けられます。(ロングボトルは装着不可)

■VIPER との違い

VIPERはフレーム剛性があるため低い回転数でパワーペダリングタイプのアスリート向けですがNew KATANAは高回転系のアスリートに向きます。

■ジオメトリー

  • 現VIPERとほぼ同じでシート各が81°でエアロポジションがとりやすくなっている。
  • フロント・センターがMサイズで620mmありエアロポジションで前荷重になっても安定走行が可能。 ※他社(Cervelo, Specialized, TREK)のTTバイク同サイズは580mm

■軽量化

フレーム剛性はVIPERより若干柔らかい。

※DURA-ACE, Profile 58mmカーボンホイール, Profileカーボンハンドルセット完成車重量8.2kg

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■フレーム

価格:税抜¥560,000 税込¥616,000

※VIPERとフレームグレードは同じですが戦略価格設定としてVIPERより¥100,000安価にしています。

  • サイズ:S, M, L, XL
  • カラー 2色:Red/White, Glay/Black

※Red/WhiteはCEEPOスタート時のCEEPOの基本カラー(日本イメージ)です。

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka


アイアンマンジャパンみなみ北海道2024 Race Recap

9/15(日)アイアンマンジャパンみなみ北海道2024が開催された。(主催:アイアンマンジャパンみなみ北海道2024実行委員会・公益社団法人 日本トライアスロン連合・一般社団法人 北海道トライアスロン連合)

国内5レース目のロングがアイアンマンとして開催された。国内では2015年の同じく北海道で開催された洞爺湖から9年ぶりで、トライアスロン最高峰のワールドシリーズとして、待ち望まれていたものだった。

昨年11月に開催の発表があったが、12月のレジストレーションオープン後には瞬く間に2週間で完売となっていた。これが話題となり、アジア、日本への期待の高さを感じさせた。やはりアイアンマンのブランド力は高く、外国勢の多く参加するシリーズ戦として「メジャー」であることを示しているのだろう。

当日は天候に恵まれた。早朝には雨が降り、午前中は曇りがちだったが、徐々に天気も良くなり、陽射しものぞいた。また「熱中症」などの心配が大きく軽減される北海道の気候は「アイアンマン日和」そのものでもあった。

コースは全てが周回となる設定で、何といっても「バイクコース」が最大の売りと言えるだろう。トライアスリートの基本形「DHポジション」で徹底して走れる理想的なコースだ。

前日のバイクチェックインがスタートする時、レースディレクターの「さあ、アイアンマンを始めよう!」の一声が印象的だった。アイアンマンはバイクチェックインから始まるのだ。人によっては、エントリーをした時からすでに始まっているのかもしれないが、チェックインに来た選手たちが待つ長い列、多くの笑顔を見たが隠せない緊張感、明らかに様子が変わる前日のセレモニーで「覚悟」を決めるのだろう。

レース結果は、男子優勝はオーストラリアのKent Ohori選手、女子優勝は高橋佳那選手が記念すべき第1回を制した。完走率93.4%で1324名のIRONMANが誕生した。

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以下、リキャップとなる。

■IRONMAN & Distance

IRONMANの称号を得るために

アイアンマンは1978年ハワイのオアフ島で始まった。当時のワイキキラフウォータースイム、ディックエバンスロードレース、そして、ホノルルマラソンを1日で続けて行うイメージだった。そのため、距離は、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.2kmで開催される。正確にはマイルをキロ換算し、これらの距離となっている。

現在は、ハワイ島のKONA※でワールドチャンピオンシップとして開催されており、全アイアンマンたちの憧れの聖地となっている。運が悪ければ風速20m以上のコナウィンドが吹き荒れ、30℃を超える暑さの中で走るサバイバルレースは、真の強者を決めるに相応しい南の島の舞台でもある。※昨年から2026年まではニースとの2会場とし、男女別の交互開催となっていて、今年のKONAは男子のレースとなる。

そんなアイアンマンは、国内では1985年に滋賀県琵琶湖でスタートし、13回開催。その後、2001年から長崎県五島列島福江島で10回(最終回は宮崎県の口蹄疫問題で中止)、2013年から北海道洞爺湖で3回、今大会で4会場目で国内27回目を数える。今年で国内のアイアンマンがスタートして40年目となる。

そして、アイアンマンの制限時間は17時間。もちろん、途中の関門はあるが、バイクをギリギリ終えた場合でも、6時間30分のラン制限時間となるため、完走率は高いと言えるだろう。

■Course

1900m × 2Loops

スイムは、函館湾の上磯漁港で津軽海峡の北海道側となる位置。1900mを2周回するコースで、入水してからもしばらく歩く姿が目立つ遠浅の海となっている。スタートはタイム申告によるローリング方式で、まずは函館山を目指して300m泳ぎ、くの字で左方向へ、その後、最東で鋭角に右へ逆ターン、桟橋方向に進み、もう一度、右へ曲がりビーチに向かう。

基本的な穏やかなようだが、当日は波が立ち、透明度も良くなかったようだ。時間が経つにつれて更に波も立ち気味で徐々に厳しい状況となった。ブイは概ね見やすかったようだが、逆ターンで高さがなく見づらかったと聞いている。スイムの制限時間は2時間20分だが、DNFも少なくない。

あとローリングスタートのため、入賞狙いなど最終的な順位が分かりづらい。また、制限時刻も全員同じではないため、勘違いしないようにする必要がある。

ちなみに沖に見える奇怪な桟橋は、日本最古のセメント工場の桟橋で函館山に向かって2kmもあるとのこと。この桟橋はセメント搬出用のもので人が歩くことはできない。

No traffic lights, No speed limit !

バイクコースは、自転車専用道路!

今回のレースの最大の「面白さ」と言えるのではないだろうか。かつてないコースの97%を「函館・江差自動車道」を使用することから、さながら「完全貸切コース」なのだ。当然ノンストップのスピードコースで「DHポジション」が大きくカギを握ることになる。

ただ、DHポジションの比率は高いが、「≠フラット」と言うことではない。バイクの強い有力選手も「ほとんどDHポジションではあるけど、90%はないかな」と言っていた。感覚ではあるが、トライアスロンは概ね70~90%程度はDHポジションとなるが、その中では最高レベルとなるだろう。

安定したリズムで走り続けることが重要なコースで、上りは下りのスピードを最大限活かし、上りでも緩やかな上りはDHポジションで走る、そんなコースだ。今大会スーパーバイザーの宮塚氏から以前聞いたことがあるが、「5%程度までの上りならDHポジションで走る」と。

つまり単調に見えるコースだが、攻めの走りをするためには、経験が必要なコースでもあるだろう。フラット、下り、また短時間だけのDHポジションではなく、上りも含めしっかりとDHを取れるバイクトレーニングがコース攻略となる。

あと、気になる路面状況だが、車で走行中、一部振動を感じるところもあったが、概ね整備済みと言う感じだった。寒冷地では道路に染み込んだ雪解け水が凍結後し、道路を傷めてしまうため、3年に一度程度の整備が必要とのことだが、レース前にタイミング良く整備が施されている。

14Km × 3Loops

ランは、一部を除き、ほぼフラットとなる一周14kmを3周回する。周回はペースを掴みやすいが、集中力が必要となるため精神的な強さが求められる。

山や川、田畑が広がるのどかな田園風景の中を走る。ゴール付近は沿道から多くの応援が飛び交っているが、大半は自身と向き合って淡々と走らなければ行けないコース。

また、ランにも三つの関門がある。後半、キツくなりペースが不安定となる28km以降、33km、38kmと5km毎の関門があるが、これのお陰で走れる選手も少なくない。漠然と42kmをコントロールすることは簡単ではないので。

そして、暗くなってからの装備が重要となる。寒さ対策とライトだ。歩いても完走できる時間が残っていても歩き始めれば「寒さ」への対策が必要となる。また、ライトの点灯時間なども確認しておきたい。途中でライトが切れてしまった選手もいたようだ。

それでも当日は月や星が出る天候だったため、「月あかり」で何とか走ったようだ。原点KONAでも月あかりで走った時代があった。そのため、なるべく明るくなるよう「満月」に近い土曜日に開催していた。

■Weather

バイクの時には青空ものぞいていた

天候には恵まれた。朝、起きると雨が降っていたが、間もなく止み、その後は降ることはなかった。

スイムスタート6時30分の気象は、曇天、気温19.3℃、湿度86%、風速2.7mで悪くなかったが、徐々に風が強くなり、8時30分には6.3m(最大瞬間10.4m)を記録している。当然、海のコンディションにも影響し、うねりは強くなり、泳力不足の選手には厳しい状況になっていった。

バイク時は、12時30分頃に当日の最高気温を記録しているが、それでも23℃には達しない「適温」で、湿度も70%を切ってきた。この頃から日照も記録され、時折陽射しもあった。ただ風が強く、概ね平均は5m程度、最大瞬間で8m近くとなっていた。往復コースのため、一方向は追い風となり、アップダウンとともに「リズム」を作って走ることが重要となった。

ランは走る時間帯によって変わるが、トップがゴールした15時過ぎの気温は20℃を超えていた。ただ体感的には気温が下がり始めていると実感していた。走り続けることができれば、やはり適温だが、歩きが入れば気になり出したのではないだろうか。日没となった18時でも19.3℃の記録が残っているが、もう2~3℃以上は低いのではないかという体感だった。

最終関門の24時の気温は13.5℃だった。

とにかく、「灼熱」のないレースの良さは格別であったことをあらためて感じた。海外のアイアンマンはアジアを除き、春先や秋口など、どちらかと言えば「少し肌寒い」時期に開催するイメージがあり、9月の北海道はベストコンディションと言えるのではないだろうか。

※気象情報:函館地方気象台発表 2024年9月15日10分毎

■Race Operation

無事に終了

要望や改善点などは当然あると思うが、第1回で更にロングトライアスロンであることを考えれば、十分なオペレーションだったと思える。40年やっている大会ですら常に課題はあるのだから。

安全な開催や分かりやすい案内、ビフォーアフターの流れも含め、終わりのないブラッシュアップには大変な苦労があるのだろう。その年により、選手層も変わり、競技レベルも変わるかもしれない。今年は良くても、来年は変えなければいけないこともあるかもしれない。

ボランティアも大変だったのではないだろうか。初ボランティアや初ロングだったかもしれない。回を重ねれば、ボランティアのリピーターも増え、よりスムースになるはず。皆生や佐渡のように小さい頃からトライアスロンを見て育った、そんな子供たちにも期待したい。

そして、17時間の運動は100%安全はない。選手側としては十分なトレーニングを積んでそれなりの余裕をもって臨むことがレースを成功させることに繋がるだろう。

事務局も大会終了後にはアンケートを取るなど積極的に、次回に向けて前向きに進めている。

■選手層

幅広い選手層、若返りから80+参戦まで

【タイム】

タイムは全体的に分散傾向だった。

概ねグラフのグループ分けで各100名以上となるSub13~16(12時間30分から15時間59分59秒)がボリュームゾーンとなり、その中でも最も多かったのはSub13.5(13~13時間29分59秒)で144名だった。

また、競技性の高さの一つの指標としてSub10(10時間以内)があるが、今回は16名だった。来年は国内のKONAレベルの選手や外国勢により、その比率が高まることが予想される。

【エイジ】

国内ロングとしては「若返り傾向」となった。

5ヶ月前の宮古島でのボリュームは50~54歳、55~59歳、60~65歳の3カテゴリーとなる完全な高齢化時代となったが、北海道では5歳若い45歳からの3カテゴリーがトップ3となっていた。

また、40歳未満(18歳からの4カテゴリー)は、宮古島では13.5%に留まっていたが、北海道では20.0%を占め、若い選手参戦が確認できた。

そして、80歳台の選手も1名参加していることは、やはりアイアンマンの凄さと言えるだろう。

【外国勢】

外国人選手は37の国と地域から195名のエントリーだった。

今後、外国人選手が増えることが予想される。海外旅行としても人気の日本だけに2年目となる来年への期待は大きいだろう。また、男子は2026年のKONA狙いもあり、海外からの強豪エイジ選手も増えるのではないだろうか。

これもワールドシリーズのアイアンマンだからこその「国際性」であり、大会自体の雰囲気もより一層のアイアンマンの特性を感じ、身の引き締まる思いとレース楽しむということで否応なしの盛り上がりを感じることになる。

【女子】

今、アイアンマングループが注力している「女子選手」。

結果は10名に1名となっていた。若返りがはかれたエイジだったが、「女子」を大きく伸ばすことはできなかった。それでも佐渡Aは7.5%なので、比べれば良いのだが、アイアンマンとしては20~25%は目指したいところ。

競技性を示すSub10は女子ではSub11となるが、ハンデのないトライアスロンの世界ではそれが魅力ではあるものの、女子には不利となる。その意味でも17時間制のアイアンマンへの期待は大きい。

■17時間制「できるかもしれない」

初ロングもいれば、故障後の復帰戦など、それぞれの挑戦がある

「できるかもしれない」そう思えなければ始まらない。

できるかどうか分からない、そんな大きな不安があるからこそ挑戦する価値があるのだろう。ただ闇雲に進めるわけにも行かない。完走の可能性を考えた場合、制限時間は長いに越したことはない。国内の他のロングは制限時間が厳しいが、アイアンマンは17時間制となっていることは極めて大きな好条件となる。

もちろん、スイム3km、バイク180km、ラン42.2kmをやり、最大17時間運動をし続けるわけで、それ相応の準備が必要であること言うまでもないだろう。

そして、17時間制は開催そのものが難しい。そこには17時間サポートしてくれるボランティアや地元に理解がなければできない。特に、北海道ということで夕方16時には寒さを感じ始める。それを24時まで続けることの大変さは感謝でしかない。

■初トライアスロン?

ベテランも初トライアスロンのように楽しむ

アイアンマンの参加資格はレース当日までに18歳以上であることだ。つまり、実績を積み、初ロングだ、初アイアンマンだ、ではなく、トライアスロン自体が初めてでもエントリーが可能となっている。

それまでに実績が不要なため、すぐエントリーができることも挑戦しやすい一つの理由となる。一般的なレースでは実績が必要なため、早くても2シーズン目と考えた方が良いのだが、アイアンマンはすぐエントリーできる。

もちろん、自身の限界に近い状態まで追い込むレースとしては、良いことばかりを言えるわけではないのだが、「思い立ったが吉日」も大事、大きく背中を押してくれることだろう。

そして、決めたからには計画的、継続的なトレーニングをしっかりと行いたい。自身のためにも、周りの人々のためにも。

■Race Result

ランラップ1位、男子総合優勝はオーストラリアのKent Ohori選手
見事なランは3時間21分でカバー、女子総合優勝 高橋佳那選手
特徴的なハイハンズDHで疾走、女子総合2位 太田麻衣子選手

第1回のみなみ北海道が無事に終了した。

競技レベル、年齢など幅広く、初ロング、初アイアンマン、そして、初トライアスロンを楽しんだ選手たちも多く、トップの9時間から最終の17時間をかけて、それぞれのゴールを目指した。

アイアンマンだから出たのか、そうでなくても出たのか。やはり「アイアンマン」の持つパワーを信じたい。元祖となるアイアンマンは、発祥のストーリーから開催される舞台まで、何をとっても最高のレースだろう。

「You are an IRONMAN」

自身で得た、自身だけの「称号」は最高の高揚感を与えてくれる。

アイアンマンジャパンみなみ北海道2024

《日時》2024年9月15日(日)6:30 ~ Midnight

《参加選手》

  • 総エントリー数 / 最終出走者数 / 率 1538名 / 1417名 / 92.1%
  • 完走者数 / 率 1324名 / 93.4%

※大会事務局発表

《男子総合》

OAR Bib Name Country Time
1 2 Kent Ohori AUS 8:49:42
2 29 大倉 拓也 JPN 8:50:16
3 15 Ilya Kosov 8:51:15

《女子総合》

GR Bib Name Country Time
1 177 髙橋 佳那 JPN 10:42:11
2 3 太田 麻衣子 JPN 10:45:35
3 175 Mayu Nakamura JPN 10:57:38

《男子エイジ1位》

AGE Name Country Time OAR
18-24 Reimei Fujita JPN 10:01:03 17
25-29 Kazuhiro Oishi JPN 9:34:41 7
30-34 Kent Ohori AUS 8:49:42 1
35-39 Ilya Kosov 8:51:15 3
40-44 Yuji Kinoshita JPN 9:52:26 12
45-49 Brian Connors USA 9:30:38 6
50-54 Masahiro Ujiie JPN 10:22:36 26
55-59 Yasuo Shinozuka JPN 10:29:39 34
60-64 Abedum Delima Ernesto MEX 11:17:12 116
65-69 Peter Richards AUS 11:39:37 168
70-74 信行 田中 JPN 12:38:11 341
75-79 Kaneyoshi Nara JPN 14:28:37 813

《女子エイジ1位》

AGE Name Country Time OAR
18-24 小石川 花梨 JPN 11:51:45 198
25-29 Miku Ujita JPN 12:19:40 289
30-34 髙橋 佳那 JPN 10:42:11 50
35-39 太田 麻衣子 JPN 10:45:35 55
40-44 Maya Hayashi JPN 11:38:45 164
45-49 幸枝 小早瀬 JPN 11:09:47 99
50-54 Chiho Miura JPN 11:33:11 153
55-59 Chiharu Onuki JPN 12:11:46 262
60-64 Mitsuko Mizuno JPN 12:40:56 350
65-69 Kishimoto Hiroko JPN 14:48:37 908

《Physically Challenged 》

Bib Name Country Time
100 Seiji Tanaka JPN 12:45:58
101 Waldmuller Jeff USA 14:17:28
102 中澤 隆 JPN 13:14:17
104 Shigeo Akiba JPN 12:20:15
721 河原 勇人 JPN 13:14:17

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「まずは続けてもらうことが大切」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Hokkaido 2024 Race Result Breaking News

アイアンマンジャパンみなみ北海道、第1回の優勝者が決定した。

男子:Kent Ohori選手(AUS) 8:42:49

女子:高橋佳那選手(JPN) 10:42:11

取り急ぎ。

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「トップはゴールした。レースはこれから。」

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