Higashimikawa IM70.3 Photo Report ~ Bike 142 ~

東三河のレースシーンをPhotoで振り返る。

スイムトップは25分20秒でフィニッシュ。今回のレースはダイナミックなバイクコースが話題となっていた。周回は応援しやすいが、走るのは選手たち。やはり選手が楽しめるワンループコースは理想的だ。概ねフラットコースで風も無かった。ただ50km地点には13%の坂が待っていた。ほぼ中間地点であり、渥美半島先端の最も美しいポイントとなる。

7時52分、バイクトップが通過する。

トップ通過前、13%の坂を何度も上りながら、メディアや観戦者に情報を伝えてくれた

Next is “ RUN ”

To be continue

 

 

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「良いコースだが楽ではない。」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Higashimikawa IM70.3 Photo Report ~ Swim 47 ~

東三河のレースシーンをPhotoで振り返る。

朝4時、トラジットがオープンとなった。まだ薄暗い中、選手たちの準備が始まる。バイクメカニックもトラブル対応としてスタンバイしている。天候に恵まれたことで、選手たちの表情も明るい。雨なし、波なし、風なし、絶好のコンディションをマイポジションから泳げるスイム。初ミドルの選手も不安を感じることは無かっただろう。

6時レースがスタートとなった。

Next is “ BIKE ”

To be continue

 

 

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「トライアスロンのゴールは2つ。まずはスイムを無事終えること。」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Higashimikawa IM70.3 Race Recap Report

13%の坂を上る、女子2位太田麻衣子選手

 

6/10(土)話題の新規レース「アイアンマン70.3 東三河ジャパン in 渥美半島」が開催された。(主催:アイアンマン70.3 東三河ジャパン in 渥美半島実行委員会)

今年の最も話題となっていた新しいレース、そして、アイアンマン70.3の復活はどのようなレースだったのか。運営、選手の声など、概ね高評価と感じている。

ミドル以上の長距離レースの開催は難しいが、「アイアンマン」の冠をつけて開催出来ていることは更にハードルが高いが、見事に無事終えている。国内トライアスロンを盛り上げる一つとしての役割は大きく、特に「今後」の注目度が高い。

 

■3年ぶりのアイアンマン70.3、新コース渥美半島

国内にアイアンマンシリーズが帰って来た。以前のセントレアも同じ愛知県だが、全く異なる会場となるため、「新規レース」ということになる。コロナ禍以降、既存のレースも開催とその維持は簡単ではない中で、新しいレースが出来たことは嬉しい。様々なハードルを越えて、開催にこぎつけたことは容易に想像できる。

このレースの特徴としては、まずは「アイアンマン」であるということだ。原点でもあり、世界的に最もメジャーなシリーズレースとなる。その中でロングとなるアイアンマンの半分の距離で開催されているのが、この「アイアンマン70.3」で、現在、最もレース数が多く、人気がある。そんなブランド価値の高いレースなのだ。

また、距離が重要なポイントとなる。ショートまでは誰でも完走は出来るだろう。ロングは、概ね1年近く徹底したトレーニングとそれまでの十分な経験が必要となる。このアイアンマン70.3を含め、ミドルは「挑戦」という意識を高く持ち、真剣にトレーニングに取組む必要がある距離と言えるだろう。

そして、コースレイアウトも選手の要望は強い。特にバイクコースだ。昨今「見せるレース」として、観戦、応援なども考慮した「周回コース」も少なくない。もちろんその良さもある。今回インタービューした選手の中にも「周回コースは選ばない」という選手もいた。やはりレースに出る「選手目線」において楽しめるバイクコースに対して期待は大きい。

そんな理由からトライアスロンを真剣に楽しむ目標としては、最も有意義で適したレースと言えるのだ。今回1000名に満たない参加人数だったことが不思議に感じていたが、今後のブラッシュアップ、そして「発展」を考えると期待しかない。

スイムスタートは自己申告の泳力によるローリングスタート
ボランティアに守られたバイクコース
エイドステーションは楽しみたい、特に名産は嬉しい

■Race Operation

スイムのスタートはバトルを避け、苦手な選手でも安心度の高いローリングとなっている。そして、コースレイアウトに特徴があった。1.9kmを550mで一度上陸するのだが「安心感」が高い。スイムを得意とする選手は続けて泳ぐ方が良いと思うが、最初の550mが「ウォーミングアップ」となるのだ。もし体調が悪ければそこで終えることも出来るだろう。完走率は高いが、選手層は幅広い。全選手が余裕を持ってやれているわけではなく、安全面を考慮した設定と言えるだろう。

バイクは、とにかく特長的で最大のセールスポイントの「ワンループ」で、選手を楽しませるコースだったが、警備員、ボランティアがびっしりと沿道に立っている光景には大変驚かされた。やはり、最も安全性が問われるバイクコースだけに「安全運営」の象徴とも思えた。特にピンク色のTシャツを着たボランティアの方々、何メートル置きに立っているのだろうか。そんな状況の中を走っていれば選手側の安全意識も更に高まったはずだ。

ランのエイドは11箇所あった。2km毎に設置されているため、これも安心感が高い。4番目と8番目には地元の名産「メロン」が用意されていることに選手たちも喜んでいた。エイドに到着すると真っ先にメロンを頬張る、そんな光景だ。

そして、 沿道からの熱い声援、応援が凄かった。本当に多くのボランティアや住民の方々が関わっていることに驚かされた。さすが「トライアスロン県」の愛知であることを再認識することになった。

 

50km地点は最大の難所であり、名所となる

■Course

スイムは、メイン会場となる三河湾に面したの白谷海浜公園からスタートなる。砂浜ではなく、細かい「玉砂利」状態で、選手を見ていると痛そうには見えないが、砂浜のようなダッシュはなく、下を見ながらスタートしている。スタート方式は10名づつ10秒間隔のローリングで、スタート後一度上陸する変則コース。エイドはスタート、中間、フィニッシュに3箇所設置されている。

バイクは、ダイナミックなワンループコースで、ほぼフラットとなる。渥美半島中央には山間部もあるため、スタート後反対側の国道42号線に向かう途中、上りも出てくる。ワンループの飽きないコースだが、最も風光明媚となるのは渥美半島の先端周辺となる。50km地点には最大13%の坂が待っているが、最もキツいところは150mくらいとなる。道幅が狭く、接触を避けるため、あまり蛇行することができないことはキツい。エイドは、スタートを含め5箇所となり、20km強に1箇所の割合で設置されている。

ランコースもほぼフラットで、途中8km地点の三河港大橋で少し上りとなる。珍しい「ワンウェイ」のコースは、折り返しの対面などなく、ひたすらフィニッシュを目指すランとなる。エイドでは地元名産のメロンを楽しみながらボランティアの方々と会話を楽しむ和やかな雰囲気が良い。エイドは、スタートを含め11箇所となり、2kmに1箇所の割合で設置されている。

 

心配された雨は降らず、前日、当日は、天候に恵まれた

■Weather

レースに大きく影響する天候だったが、恵まれた。概ね「曇り」で、朝も時折陽射しが入り、青空がのぞくこともあり「今日は大丈夫だろう」と思える瞬間だった。そして、次に気になるのは、気温、湿度と風だった。気温、湿度はこの時期としては想定内だったと思われる。当日6時の気象データは、気温20.0℃、水温20℃、ウェットスイムにもちょうど良かった。

そして、風がなかったのだ。普段スイム会場となる白谷海浜公園は波が立ちやすいようだが、当日は「超ベタナギ」だった。現地入りした木曜日もほぼ鏡面となっていたが、前日は荒れ、うねりが強かったため心配されたが、経験の浅い選手も安心して泳げたのではないだろうか。バイク中も概ね風速1.5~2m程度で、走りに影響はなかった。選手からも口々に「風がなくて良かった」と聞こえてきた。多くの選手がランに入った11時頃から風が少し出てきたが、むしろランにはちょうど良かった。

つまりは、この時期としてのグッドコンディションだったと言えるだろう。

 

2位に5分差をつけた男子優勝の大倉 拓地選手

■Race Result

《参加選手》

総エントリー数 / 最終出走者数 761/674名

完走者数 / 率 635名 / 94.2%

《男子》

1位 大倉 拓地(#34) 大阪府    4:12:16(S 27:16 / B 2:19:47 / R 1:20:44)
2位 前田 能宜(#13) 愛知県    4:17:02(S 25:35 / B 2:21:35 / R 1:24:57)
3位 藤井 雅之(#101) 岐阜県    4:17:38(S 29:59 / B 2:21:26 / R 1:21:21)

《女子》

1位 松井 恵里奈(#701) 愛知県    4:52:03(S 30:09 / B 2:38:18 / R 1:38:10)
2位 太田 麻衣子(#720)東京都    4:52:55(S 26:51 / B 2:39:31 / R 1:40:11)
3位 前田 乙乃(#696)愛知県   4:54:12(S 26:58 / B 2:39:35 / R 1:42:44)

 

Congratulations

IRONMANへの期待

アイアンマン70.3のフィニッシュゲートと花道は特別だ。国内のレースだが、世界シリーズでもあることをあらためて感じる。

さて、当初ロングのアイアンマンが予定されていただけにその期待は高まっている。今回のようにバイクコースなどへのこだわりを持ちながらコース設定することは簡単ではないだろう。バイクコースを60km3周回など検討されていたようだが、どこにポイントを置くのか、距離とコース設定への課題は何なのか。距離はすなわち「時間」を示し、運営上極めて大きな課題が立ちはだかる。

取材中「今年はロングのために下見に来た」という選手もいた。やはり待望のロングなのか、今回のコースが素晴らしく高評価だけに、幅広い選手層が参加できるミドルなのか。ロングの場合、8~10ヶ月は準備期間はかかるだろう。

いずれにしてもすでに2024年に向けてスタートしていることになる。

 

 

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「期待しかない。」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Higashimikawa IM70.3 Bike “ Smile ” Check in

今日はバイクチェックイン。

途中晴れ間ものぞく天候となり、否応無しに会場は盛り上がって来ている。やはり、アイアンマン70.3として、そして、ワンループのダイナミックなバイクコースが醍醐味となっている。地元選手曰く「夢のようなバイクコースを楽しみたい」とのこと。期待の大きなレースがいよいよ始まる。

選手はみな明るく、「楽しむ」という空気感に満ち溢れていた。

 

 

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「さあ、明日のレースを楽しもう!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

Higashimikawa IM70.3 Expo

この上ない最高級品ライトウェイト

アイアンマン70.3のエキスポをチェック。

話題のモノ、新しいモノ、珍しいモノ、旬なモノ、そして、必要なモノ。Triathlon GERONIMOとしては、レースと同様に盛り上がって欲しいのがこのエキスポだ。機材や用品は主役ではないが、それらに支えられているのは事実。そこへのこだわりは必ずレースに差が出てくるだろう。

メイン会場となる白谷海浜公園

白谷海浜公園の中央にセッティングされたエキスポエリア。奥にアスリートチェックインがあり、動線は便利になっていた。

今大会の公式アイテムは人気で、バイクチェックインの時にも目立っていた。名産のメロンが描かれているデザインとカラーリングが良かった。レース後も販売されると良いのだが。

アイアンマン公式ブランドとなるエコイも出展。エコイは2001年創業のフランスブランドで、ウエア、ヘルメット、アイウエア、シューズなどを展開している。エコイはツールドフランス出場のワールドチームへの機材供給の他、パトリック・ランゲやアンネ・ハウグなど、KONA優勝経験者を含むトップ選手をサポートしている。

AERO16用のシールドは3種類
手に持っているジャージはエコイとのコラボジャージで、所属した8チームがモチーフに

なんと!ご存知 FUMYこと別府史之さんがエコイのアンバサダーとしてブースにいたのだ。国内最高レベルの元プロサイクリスト。日本人初のツールドフランス完走の他、5大クラシック、3大ツールも完走、もちろん、オリンピックも2度出場している。2009年にツールで敢闘賞を獲得した時には国内では大いに沸いたことは鮮明な記憶として残っている。日本、アジアの顔でもあり、昨年プロ選手を引退したばかりだ。

エコイは単なるアンバサダーではなく、エコイの製品に惚れ込み、開発などにも関わっていると言う。昨年会社も設立され、フランスと日本をつなぐプロモーターとしても活躍している。現在、フランス在住だが、エコイがアイアンマン公式ブランドとなっていることから、このレースのために一時帰国となっていた。FUMYは、スイムもランもできるため、周囲の期待が極めて大きい。

シーポの現行フルラインナップ、手前は昨年KONAローンチとなった新型VIPER

多くの大会に出展しているシーポ。国内トライアスロンのトップブランドとして人気が高い。特にスモールサイズのスローピングやトライロードのMANBAなど、こだわりのきめ細やかな設定が特徴。カラーオーダーシステムもあり、バイクの楽しみ方の提案も十分だ。

シーポアンバサダー、太田麻衣子選手のバイク

究極のホイール、ライトウェイト。ドイツのブランドで、スポークやハブまでカーボン製で、1本1本手作りされている最高峰のホイールだ。以前は、プロサイクリストが「自費でも使いたい」と言わせたほどのホイールだ。バイクが1台買える金額となるが、一度は使ってみたい最高級品なのだ。軽さだけではなく、コーナーリングの安定性や振動吸収性など、路面追従性の高さなどライドフィールも定評が高い。

WTCS御用達ホイール、DTスイス。文字通りのスイスブランドでグローバルではトライアスロンでの使用が多くなっている。創業は1634年と古くスポークから始まったメーカーで、何と言ってもDTの看板はハブで、他社のホイールにも使われて来た。ホイールにおいて「ハブの仕様」は正に心臓部だけにそのホイールの評価指標となるからだ。そして、近年同じくスイスの空力専門スイスサイド社との連携からリム形状を含めた「ホイール作り」がトライアスロンへ繋がっている。

WTCS横浜ではフロント50mmリア62mmの使用率が高い

深部体温計のコア。話題のモノと言えるだろう。あの最強ノルウェー勢、ブルンメンフェルトやイデンが使用していることで、話題となっているものだ。身体の深部体温をリアルタイムでモニタリングできるもので、深部体温と運動パフォーマンスの関係性を割り出し、自身にとってベターなコンディションで運動し続けられるようにする計測ツールとなる。「暑さに弱い」と感じているトライアスリートは試す価値があるだろう。

ロカはUSAの既成ウェットスーツのトップブランド。2014年からアイアンマンの公式ブランドでもある。アイアンマンスイムの女王、ルーシー・チャールズ・バークレーのサポートは周知の通り。いくつも特許を持ち、肩の回し易さやパワー伝達の良さ、動きを考慮した浮力などを特徴としている。ラインナップが多く、スリーブレスであれば4万を切る価格となっている。

コンプレスポーツは2008年創業のコンプレッションアイテムをリリースするスイスブランド。トライアスロンからランニングまでエンデュランス系の種目では必須の人気アイテムだ。カーフを中心にトライアスロンウエアからソックスまで各種アイテムがラインナップされている。やはり、しっかりとしたコンプレッション効果の持続性の評価が高い。

味にこだわるGUは、グローバルでは老舗ブランド
ワッフルは他社からも出て久しいが、もはや美味しいお菓子
新製品ジュレのピーチ味は、食感、味ともに良し
製薬会社が作るサプリメント、ピクノレーサー、1日の目安2袋でBCAAが4800mg摂取可能
お洒落なキッチンカーも並び、雰囲気の良さを高めていた

競技説明会やイベントが開催されるマルシェ会場中央には、一際目を引く大きなアイアンマンのフラワーフォトスポットが設置され、選手たちで賑わっていた。KONAではもちろん同様のものがあるが屋内にある。この綺麗な海浜公園の屋外に設置されたこと、映えの象徴となっていたが、本当に雨が降らなくて良かったと思った人も多いだろう。

 

 

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「エキスポはおまけではなく、レースと同格になることが理想。」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】スペシャライズド Roval Rapide Cockpit

Mandatory Credit: Photo by ROBERTO BETTINI/EPA-EFE/Shutterstock (13796397d)
Fabio Jakobsen of team Soudal – Quick Step (L) wins ahead of Jasper Philipsen of the team Alpecin – Deceuninck the second stage of the 58th Tirreno Adriatico cycling race, from Camaiore to Follonica, in Follonica, Italy, 07 March 2023.
Tirreno Adriatico – Stage 2, Follonica, Italy – 07 Mar 2023

 

ロバールから一体型のエアロハンドルがリリースされた。

まずは美しいフォルムに目を引く。その形状はエアロダイナミクスとなり、Rapide HandlebarsとTarmac SL7 Stemの組合せと比較した場合、4ワット削減し、50gの軽量化となっている。すでにワールドツアーなどでプロが使用し、その完成度は実証済みとなっている。

この一体型は他社でもすでにリリースされているが、満を持してのリリースといことだろうか。一体にするということはステム角度とハンドルの固定角度が変更できないということでもある。フィッティングにこだわるスペシャライズドだけにRetülからのデータなどを活用しながらの決定となったことだろう。

WTCS横浜大会ではまだ実戦投入されていなかったが、DHバーが使用できなくなったため、これから確認ができるだろう。

以下、メーカーNewsとなる。

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Rovalがプロロードレーサーと共同開発し、空力性能を極めたRapide Cockpitを発売

風を切り裂く勝利の形状

スペシャライズド史上最速で一切の妥協を排除したRoval Rapie Cockpitを発売。Retülバイクフィットの知見を活かした14種類のサイズ展開で、各ライダーに適したサイズを用意。

まったく新しいRapide Cockpitは、あなたをゴールラインへと最速で導きます。その断面形状は空気抵抗を可能な限り減らし、すでに高い空力性能を誇るRapide HandlebarsとTarmac SL7 Stemの組み合わせと比較して4ワットを削減。スペシャライズドの中でもっとも空力性能に優れたコックピットとなっています。レースに勝てるアドバンテージを得るには、単なるエアロ形状だけでは不十分。そこで、Rovalのエンジニアリングチームはある目標を掲げました。それは、Rapide Cockpitをスペシャライズド史上最速とし、妥協を一切しないというシンプルなもの。世界トップクラスのレーサーやRetülのプロフィッターと協力して開発したこのコックピットは、空力性能に優れ、軽量で高剛性。使えばきっと、勝利の女神はあなたに微笑むでしょう。

  • 勝敗を分ける32cmの差

ハンドルバーをステムに固定するボルトをなくすと、バイクの中でもっとも重要なこの先端形状の一つをエアロフォイル(空中翼)として設計できます。長距離に及ぶ単独の逃げやワールドツアーのゴールスプリントなど、空気抵抗の低さが問われる場面のためにこのエアロフォイルを最適化し、最大のアドバンテージを得られるようにしました。そうして削減できた空気抵抗は4ワット。少なく聞こえるかもしれませんが、距離250mのゴールスプリントで換算すると、32cm*の差に相当します。勝敗がハンドル投げで決まる接戦のスプリントでは、この僅差が勝利をもたらすのです。

「スピードを感じるのはもちろん、何より信頼できるのは剛性が高く、身体にしっかりとフィットしていること。安心感が格段に高いです」– ファビオ・ヤコブセン

  • 軽量かつ高剛性

Rapide Cockpitはステムのボルトを持たず、別体式のRapide HandlebarsとTarmac SL7 Stemの組み合わせより50g軽量です(100mm x 420mmの場合)。プレミアムハイモジュラスカーボンファイバーで作られ、ワールドツアーでトップクラスのスプリンターが望む高剛性を発揮。スペシャライズドが作製したどの別体式バーステムコンボよりも、高い剛性対重量比を誇ります。

  • 各ライダーに適したフィット

一体式コックピットは、各ライダーに適したサイズを用意できないと思われてきました。そこで、Retülのプロフィッターや世界最高峰のレーサーと協力して、ステム長とハンドルバー幅の組み合わせを15種類*用意。ほぼすべてのライダーが自分に最適なフィットを見つけられるようにしました。ステム角度は-6度のみが用意され、最適なポジションでレース本番を走れます。ブラケットからドロップにかけての曲線は、スタンディングでのゴールスプリントでも、身体を縮ませたエアロポジションでも、手首に負荷がかからない曲率に設定。一方のベンドとフレアは、定評あるRapide Handlebarsと共通です。

*日本の展開は14種類となります

  • プロライダーの実証済み

ワールドツアーに出場するスペシャライズドのアスリートたちは、すでにRapide Cockpitを実戦に投入し、その性能に微笑んでいます。デミ・フォレリングとロッタ・コペッキーは、この春行われた数々のレースで表彰台を何度も独占。ファビオ・ヤコブセンはティレーノ~アドリアティコ第2ステージのゴールスプリントで、ハンドルを投げて僅差で優勝。距離250mのスプリントで別体式のエアロバーとステムに32cm**の差をつけられるアドバンテージを味方に、最高時速71kmを超える大迫力のスプリントを制しました。**実際のパワーデータ、コースデータ、自社風洞施設Win Tunnelでのテストで得たCdA値を用いて、ライドサイエンスチームがシミュレーションから算出。

Wednesday April 19 2023
26th La Flèche Wallonne Féminine (1.WWT) One day race: Huy – Mur de Huy (127.3km)
Photo: Francesco Rachello / Tornanti.cc

「このコックピットを使い始めたら、怖いくらいの速さで下れるようになりました」-デミ・フォレリング

  • 製品詳細

※コンピューターマウントは別売

商品名:Roval Rapide Cockpit

価格:¥85,800 (税込)重量:310グラム(100mm x 420mm)サイズ:14種類(380mm x 75mm/90mm/115mm、400mm x 90mm/100mm/110mm/120mm/135mm、420mm x 90mm/100mm/110mm/120mm/135mm、440 x 110mm)ステム角度:-6度 ベンド形状:ドロップ125mm、リーチ75mm素材:プレミアムハイモジュラスカーボンファイバー、ステム用チタンボルトケーブル配線方式:内装式、電動ドライブトレイン対応

商品詳細URL:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g21023-0612/

【スペシャライズド・ジャパン】公式サイト>https://www.specialized.com/jp/ja/公式オンラインストア>https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/default.aspx公式インスタグラム>@specialized_japan公式フェイスブック>https://www.facebook.com/specialized.japan/

 

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【取材予定】アイアンマン70.3 東三河ジャパン in 渥美半島

6/10(土)日本にアイアンマン70.3が戻ってくる。

周知の通り、日本のレースだが、世界シリーズの一つとして、やはり「メジャー」としての復活は嬉しいところだ。原点でもあるアイアンマンのミドルシリーズがいよいよ開催される。会場は愛知県渥美半島をダイナミックなレイアウトで実現している。愛知県は日本の真ん中、以前は人口に対するトライアスリート比率が高い、まさに「聖地」とも言える場所なのだ。

初開催となるため、情報は少ないが、ミドルディスタンスであることとそのコースレイアウト、ロケーションに注目したい。最も長く、難しいバイクコースのレイアウトはほぼワンループという理想的なコースを実現している。渥美半島をトレースするようなコースは、幅広く選手を楽しませてくれることだろう。

ショートとロングの中間となる「ミドルディスタンス」の完走は簡単ではない。単なるショートからの延長線上ではないため、出場選手たちは、相応の練習を積んで来ているはずだ。そんなミドル大会こそ、国内トライアスロンを盛り上げる意味で最も重要な位置付けとなるだけに長い目で期待したい。

■開催日 2023/6/10(土)

■競技

スイム1.9km / バイク90.1km / ラン21.1km

◾️サイト

公式:https://www.ironman.com/im703-japan

国内:https://higashimikawa.or.jp

 

 

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「数少ないミドルへの期待は大きい。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Triathlon LUMINA

トライアスロンJAPAN、トライアスロンTRIP、そしてトライアスロンLUMINAと3誌に渡り、2000年からアイアンマン世界選手権の記事を書いています。現在はルミナのアイアンマン世界選手権の機材特集の記事を寄稿しています。モノの専門家として、モノ目線のトライアスロンをお伝えしています。必要なモノ、便利なモノ、そして、欲しいモノ、読者トライアスリートに充実したトライアスロンライフを送って頂くための「モノ」情報をお届けできるよう全力で取り組んでいます。
Number
STORONGMAN Miyakojima _ 2023(Lumina #89)
アイアンマンの聖地よ、永遠に。
Gear Trends 2022
ツール・ド・フランスに見るTTバイクトレンド
新しいモノ、買いにいこう
トライアスリートのBIKEまわり買い替えガイド
KONAから読み解く、世界のトレンド。
本当に選ばれているバイク
NO.66
NO.65
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KONA 2016 GERONIMO SELECTION

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                         No.62                                                                      No.61
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No.60                                                                                                                     No.59

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                                         No.58                                                                                                                     No.57

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                                          No.56                                                                                                                    No.55
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                                         No.54                                                                                                                     No.53
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                                         No.52                                                                                                                     No.51

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                                         No.50                                                                                                                     No.49

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                                        No.48                                                                                                                      No.47

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                                        No.46                                                                                                                     No.45

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                                         No.44                                                                                                        映画「宮古島トライアスロン」封切

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                                         No.43                                                                                                                     No.42

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                                        No.41                                                                                                                   No.40

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                                        No.39                                                                                                                      No.38

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                                         No.37                                                                                                                   No.36

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                                         No.35                                                                                                                     No.34

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                                         No.33                                                                                                                     No.32

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                                         No.31                                                                                                                     No.30

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                                         No.29                                                                                                                     No.28

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                                        No.27

STORONGMAN Miyakojima _ 2023(Lumina #89)

4年ぶりの宮古島は、暑く、熱いレースだった。

4年ぶりということは、「4歳」年齢が上がっていることになる。前回年齢をチェックした2018年からはエイジグループが一つ上がったことになる。高齢化が進む国内トライアスロンにおいてバイクのトレンドに変化はあったのだろうか。コロナ禍によるデリバリーの遅れ、もちろんモチベーションの低下もあっただろう。ディスクブレーキの付いた新型バイクに買い替えるべきなのだろうか。宮古島出場に向けては、いろいろ考えたはずだ。

さて、バイクカウントは雨の中となった。時折激しい雨となり、選手も大変だったが、バイクのカバーをかけている選手が少なくなく、カウントの精度が危ぶまれた。一部でもフレームなどが見えていれば、何とかなるのだが、完全に隠れてしまっているバイクもあった。レース当日、バイクスタートを再度押さえることになった。

推移から見えてくることは多かった。予想通りもあれば、意外と感じることもあった。たかがバイク機材だが、現在の方向性やそこから見える課題は、パフォーマンスアップ、何より快適性、安全性などに繋がることもあり、これから考えるべきことは少なくないと思った。

【P18~19 国内ロングBIKEトレンド分析】

  • 全体シェア1位はスペシャ、話題のキャニオンも急伸
  • トライアスロンバイク比率は57%と意外な「上昇傾向」
  • ディスクブレーキ使用率、初めての「30%超え」
  • 選手層の高齢化とバイクトレンドの関係
  • 選ぶべきはTRIモデルかロードか

 

 

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

YOKOHAMA 2023

■Contents

ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜2023 “ GERONIMO ANALYSIS ”
ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜2023 “ GERONIMO COUNT ”
YOKOHAMA Race Result
YOKOHAMA Press conference
【取材予定】ワールドトライアスロンチャンピオンシリーズ横浜 2023