【メーカーNEWS】 パールイズミ新テレビCM放送スタート

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パールイズミ 新テレビCMが放送スタート
サイクルウェア製造販売の株式会社パールイズミ(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:清水 弘裕)は、7月4日開幕の『ツール・ド・フランス2015』にあわせて、新テレビCMをスタート致します。
新しいテレビCMは、宇都宮ブリッツェンの鈴木譲選手を主役に起用。とある自転車チームでエースの座を目標としつつもなかなかチームメートに勝てない状況の中、思わぬ出来事をきっかけに自らの秘めた才能を開花させていくさまを、過去の映画のパロディを織り交ぜながらコミカルなストーリーで描いた前後編2作からなります。
共演は同じく宇都宮ブリッツェンの大久保陣選手、そしてブリッツェンフェアリー自転車競技部として活動するREIさんとAZUSAさんが華を添えます。またパールイズミのブランドアンバサダーとしても活躍する栗村修さんも出演。鈴木譲選手扮する自転車選手を導く重要な役柄で登場します。
このテレビCMはスポーツ専門テレビ局「J SPORTS」にて放送される『ツール・ド・フランス2015』放送枠内で7月4日(土)の開幕戦より最終ステージまで、連日オンエア予定となっております。
ロードバイクで感じるままに走る楽しさを、サイクルウェアでより快適なものへと昇華させたいというパールイズミのブランドメッセージを、このCMで皆様にお届けしていきます。

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【前編あらすじ】 ※7/4(土)よりオンエア予定
とある地方の自転車チームでエースの座を目指し、トレーニングに励むユズル(鈴木 譲)。しかし、チームメートであるジン(大久保 陣)にはいつも勝てない。今回の勝負もやっぱり負けてしまい、ジンとファンの女性たちを尻目にうなだれてしまう。そして帰り道、自転車のヘッドライトから突如として閃光とともに現れたのは…。

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【後編あらすじ】 ※7/14(火)よりオンエア予定
ヘッドライトからの閃光に導からながら、森の中を歩き続けるユズル。そしてたどり着いた地で、ある種のトレーニングを積んでいく。トレーニングを終えて自信を得たユズルは、再びチームメートのジンとエースの座を賭けた勝負に挑む。そしてその結末は…。

 

【出演】
鈴木 譲、大久保 陣(宇都宮ブリッツェン)
REI、AZUSA(ブリッツェンフェアリー自転車競技部)
栗村 修

 

 

「明日からスタートです!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】 S5 TEAM MTN-Qhubeka Edition

ツール・ド・フランス2015目前。
オランダのアムステルダム国立美術館にて開催された「 MTNキュベカ 」のチームプレゼンテーション。そして、そのプレゼンにて、ついにサーヴェロ S5、R5、P5のツール仕様チームバイクが発表となりました。

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思わず声の漏れる、マイヨジョーヌ・イエローを意識した近未来的なデザイン。
プレゼンに参加した当社スタッフから、昨晩先行してサーヴェロジャパンフェイスブックページに画像のアップを行わせていただいておりますので、こちらもあわせてぜひご覧ください。

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[サーヴェロジャパンFaceBook] https://www.facebook.com/cervelo.jp

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そして…、さらにエキサイティングなビッグニュースです。
ツール仕様チームバイクのうち、 S5が世界限定175台で発売されることが正式に発表されました!!ツールを走るスペックほぼそのままの完成車仕様( !! )で、本日より期間限定で受注開始です。

■ S5 TEAM MTN-Qhubeka Edition 完成車

≪メーカー出荷予定時期:7月下旬≫
税抜価格:¥1,800,000
サイズ:48、51、54、56
添付画像はチームバイクの実車です。販売モデルの詳細なスペックは下記ご確認下さい。

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※残念ながら、R5、P5のツール仕様は完全にチームのためだけのスペシャルなもので、販売は行われないとのこと。ツール限定仕様はS5のみとなります。

「限定です。お急ぎ下さい!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

第2回

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Triathlon LUMINA No.46

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アルミとカーボンどちらが良いのか、500Sciに観る快適性と競技性の融合。」

このクロニクルの第2回目は、90年後半について振り返ってみる。この5年間は、「試行錯誤」の時代だったかもしれない。メーカーも迷い、ユーザーも迷う。そんな時代だった。クロモリからアルミの流れがあり、そこへ「新素材」と言われるカーボンやチタンが入ってきた時代で、フレーム素材として4つのマテリアルになった。この頃は、「一長一短」でそれらの素材を「選択肢」として見ていた。どれが絶対良いとか、悪いとかではなく、メリット、デメリットを考慮し、用途に生かした製作をしていたが、マーケットも拡大し、総合評価の高い、アルミとカーボンがメインとなって行った。

まず、アルミフレームは、90年前半から引き続き、好調に伸びていた。当時のトップ3(ケストレル、トレック、キャノンデール、他は、ソフトライド、QR、ジップ、ライトスピード、プリンシピア、スペシャライズド、クライン、フェルト、ルック、GTなど。)の中でカーボンフレームをリリースしていないキャノンデールが、95、99、00年にアイアンマンで使用率第1位となっていることから裏付けられる。02年にバイクに合わせたデザインのトライアスロンウエアをリリースしたり、03年からアイアンマンのオフィシャルバイクにもなった。モデル名まで「IRONMAN」という名称にするまでの力の入れようだった。キャノンデールの場合は、単純にアルミフレームメーカーと片付けられなかった。現在、カーボンに対し、アルミは格下のマテリアルとされがちだが、そこは、キャノンデールのこだわりが違うのだ。当時のキャノンデールは絶対的な自信を持ち、カーボンを使わず、アルミでの高い「振動吸収性」を目指した。「必要以上にコストをかけない」と言うポリシーが高品質なアルミフレームを生み出したのだ。そのスピリッツがまさに現在の「CAAD10」に生かされている。

ここで当時の幻のアルミバイクを一台。97年にリリースされた、GTの「ベンジンス」だ。これは、超エアロトライアスロンフレームで、95年にマーク・アレンが、琵琶湖アイアンマンで優勝、同年10月にハワイで最後となる6度目の優勝をした時に使用していた、「プロトタイプ」の市販モデルだ。96年アトランタ五輪の自転車競技においてUSAチームへの開発、供給をする中で、エアロダイナミクスも極め、トライアスロンでもNO.1を目指していた。

一方カーボンは、ケストレル、トレックを中心にルック、ジャイアント、コルナゴなど、本格参入は、まだ多くなかったが、確実に意識させられるようになって来た。特にケストレルは、トライアスロンを主戦場とし、そのカラーの強いブランドとして、人気を高めていった。そして、トレックは、80年後半から着手したカーボンフレームの最終形として、92年リリースのOCLVカーボンが一世を風靡、定着し、トライアスリートからローディまで、幅広く使用されるようになって来た。当時カーボンフレームと言えば、「高額で手が出ない、強度はあるのか」と、やや敬遠されていた90年前半から、徐々に気になり始めた時代が90年後半だった。当時の30万円台のフレームは現在の50万円台のイメージだったが、そこは、堅実なトライアスリート、流行だけではなく、本当に良いものなら使ってみたいと思い始めていたのだ。

このように、アルミメーカーもカーボンメーカーもそれぞれの考え方を持ち、アルミはより完成度を高め、カーボンは新たな可能性を追求した、素材の「バトル時代」だった。ただ冒頭に述べたように、「迷い」も感じた。それは、素材だけではなく、フレームデザインやホイール径も合わせた上で、何がゴールで、どこまで注力すべきかと。そんなバトルの話しに当時よくあったのが、「キャノンデールのアルミトライアスロンとトレックのカーボンロードのどちらにしたら良いのか」迷うユーザーが多かったという事実だ。ジオメトリー、フレーム素材そして26インチホイール径の3つの要素が選択のポイントとなった。キャノンデールは、ジオメトリーとホイール径で2ポイントゲット、トレックは、フレーム素材で1ポイントゲット。単純な比較にはならなかったが、当時は、ほぼ互角だった。キャノンデールは、幅広く使用され、トレックは、「バイク重視」の選手が乗る印象があった。トレックは、当時の人気選手、マイク・ピグやカレン・スマイヤーズなどが使用していたこともイメージが良く、ポイントが高かったと思う。

ここで、触れて置きたいのが、トレックの当時のトライアスロンへのこだわりと葛藤だ。98年にリリースした特異形状の「Y FOIL」だった。OCLVカーボンを使ったシートチューブレスのそのデザインは、エアロダイナミクス抜群、従来フレームよりも34%の空気抵抗低減を実現したのだ。当時は、このモデルによって、トレックの「トライアスロン本格参入」と賞賛された。そして、トレックのこだわりはもう一つ。ホイール径は700Cだったのだ。この頃のアイアンマンでのホイール径の比率は半々だったが、あえて700Cを選択していた。ただ、2年後の2000年には、26インチアルミトライアスロンをリリースしているのだ。サインからトレンドへ、そしてスタンダード化において難しい時代だったということなのだ。

最後に、この90年後半を代表するモデルであり、当時ハワイでもっとも使われたモデル、「ケストレル500SCI」について触れておこう。単一の人気モデルとしては、「初代アイアンマンバイク」と言えるだろう。サーベロP3(CLASSIC)はその二代目にあたる。92年にリリースされ、モデルチェンジすることなくロングセラーとなったモデルだ。このあたりも旧型P3に似ているかもしれない。ケストレルは、97、98、01年にハワイアイアンマンで使用率第1位になっている。500SCIは、シートチューブのない「オープントライアングル」形状で、イメージ通り、「快適性」を強調した造りとなっていた。当時は、「トライアスロン専用」のカテゴリーも確立されておらず、このモデルのシートアングルは73~74.25°と、寝ていた。ホイール系は26インチのみで、シートアングルを除けば、「トライアスロン専用」だったと言えるだろう。このバイクの特筆すべき最大のポイントは、ウィナーズバイクになったことがないことだろう。それにも関わらず、多くエイジ選手に使用されていたことが、このフレームの性能の高さの証明でもあった。ちなみに、ケストレルは、80年後半から90年前半にかけ、日本国内で生産されていた。余談だが、自転車漫画「のりりん」のヒロインも乗っているのが、この500SCIだ。

この時代は迷った。カーボンのロードが良いのか、アルミのトライアスロン専用バイクが良いのか。メーカーからもトライアスロンへどの程度注力すべきなのか、今ひとつ強いポリシーを感じることが出来なかった。それらもあってか「良いとこ取り」をするため、「ショップオリジナル」などが全盛の時代でもあった。

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今回の参考資料の一つ、23年前のケストレルのカタログ
 
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「来月は2000年前半について語ります。徐々にトライアスロンバイクへの関心が高まる頃ですね。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

LUMINA No.46 cutting

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ルミナNo.46発売しました。

今月の「cutting」大塚担当分ご紹介します。

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■ZEROD  Transition bag

ゼロディは、2007年設立のフランスブランドだ。ウエアから始まり、ウエットスーツやトライアスロンアクセサリーなどリリースする。歴史は浅いが、ロゴマークを目にしたことがあるだろう。オリンピックディスタンスでは、一気にメジャーとなり、イギリスのナショナルチームで採用されているあのウエアだ。先日のWTS横浜大会でも圧倒的なシェアとなっていた。
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そのトライアスロンを知り尽くしたゼロディのリリースするトランジッションバッグは、徹底した収納スペースだ。アイコンが示され収納場所をナビしてくれる。ウェットスーツやレース後のウエアなど濡れたものは、ウォータープルーフ素材で完全隔離が可能。そして、ポケットの多さには、驚かされる。後発としてのこだわりを感じるもので、立案からデリバリーまでに3年をかけたとのこと。

実際の収納力はもちろん十分なものだった。また、スーツケースのようにフルオープンし、収納とその確認のし易さは抜群。特筆すべきは、背負った時にフィーリングの良さだろう。まず、背中に当たる部分には、通気性の良いパッドが入り、フィット感が良い。また直接加重のかかる肩への負担も幅広のショルダーストラップによりストレスが少なかった。
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■KABUTO  ZENARD-TR
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カブトは「質実剛健」のジャパンブランド。輸出はしていない、「日本人専用」ヘルメットメーカーだ。もちろん国内でのシェアは圧倒的。頭が大きく、横に広い日本人の傾向をカバーしてくれるヘルメットだ。また、トライアスロンのロング系で主流となった、「TTヘルメット」のスタンダード化はやはりカブトが大きく貢献している。他社はやや違和感があったり、フィット性により被れる人が限られていた。そんな手の出づらいヘルメットを「一般化」してくれたのが、カブトだ。

今回の新型ヘルメット、ゼナードは、一見すると今までのモストロなどと変わらないように見えるが、エアフローが違うのだ。大胆に大きいエアインテークを設け、通気性を高めている。よく見ると、軽量の樹脂プレートで補強がなされているほどだ。カブト史上最高のエアフローで「冷感ヘルメット」と謳っている。

このゼナードは3タイプリリースされていて、今回のモデルは、「TR」で、もちろんトライアスロン用としている。通常モデルとの違いは、あごのストラップのロック方式が違う。クイックトランジットが必要となるトライアスロンのために、マグネット式を採用している点にある。ちなみにもう一つのモデルは、「CV」エアロカバーが付いたモデルとなっている。
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実際の使用感だが、間違いなく、通気性が向上していた。ストラップのマグネットもスムースだった。「安全性」「軽量性」と「通気性」のバランスを取るのは簡単ではない。その点では、高得点のヘルメットだと思う。
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連載「TriBIKEクロニクル」も是非ご覧下さい。
「是非ご覧下さい。」
BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 PINARELLO Preview Collection 2016

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本日は、ピナレロの2016年モデルの展示会が開催された。

ピナレロは、ロード界のKING “ DOGMA F8 ” を有するイタリアンの代表格だ。トライアスロンで言うところの「P5」にあたる。ロードレースのイメージが強い中でも、先日のアイアンマン70.3セントレアでは、第9位の使用率(http://triathlon-geronimo.com/?p=1655)で、幅広く人気のあるブランドでもある。

ピナレロのスタンダードは、フラッグシップモデルを基本とし、現在であれば、「DOGMA F8」がピナレロのテクノロジーの結晶となる。そのF8に採用されているテクノロジーを下位のグレードにフィードバックし、ラインナップが構成されているのだ。例えば、今回の新シリーズ「GAN」は、ドグマとほぼ同形状となり並べて比較しないと見分けがつかない。もちろん同じ型は使わない。専用に開発された型により造られている。

今回、ピナレロは、フラッグシップのドグマF8に「ディスク仕様」を追加リリースした。ロードバイク界全体としても、ディスクブレーキは、2016年のキーワード。そのトレンドに最高峰の一台が登場する。ドグマ人気はもちろんだが、各社のディスクモデルも含め、大きな期待がかかるディスク仕様となる。ピナレロでは、ミッドレンジとなるGANにディスク仕様を設定するなど注目となる。

ピナレロのこだわりは、「エアロダイナミクス」「マテリアル」、そして「アシンメトリック」だ。エアロダイナミクスにおいては、あの自動車の「ジャガー」とコラボし、レーシングカーで培った理論を開発に生かしている。また、サスペンションの制振技術もジャガーによるものだ。そして、マテリアルは、世界最高のカーボンを生産する日本の「東レ」と強力なパートナーシップのもとに、造り上げられている。また、その東レの商品名「TORAYCA」のロゴをバイクに表示できる数少ないブランドでもあるのだ。そして、ピナレロ特有の左右非対称型のフレーム設計は、片側だけで強力な踏力のかかるレーシングバイク本体の負荷バランスを考慮して設計されているもので、ピナレロの真骨頂と言える特長だ。

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《 2016 PINARELLO F8 》

2015年モデルとしてリリースされた、ピナレロのフラッグシップで、カーボン素材は、トレカT1100ナノアロイを使用する高強度、高剛性、そして軽量化に成功したモデル。完成を極めた前作の「65.1」を更に進化させたバイクで、ハンドリングは、前作から継承し、パーフェクトな仕上がり、ピナレロのエアロロードとして極めて完成度の高いモデルとして仕上がっている。F8は、チームSKYが使用する、非の打ち所のない最高のバイクとして、「ロンドン・デザインアワード金賞」やBicycling誌の「ベスト・ロードバイク・オブ・ザ・ワールド」を受賞している。

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2016  PINARELLO F8 ¥648,000 + tax (フレーム)   size 13 / color 11

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《 2016 PINARELLO F8 DISK 》

ピナレロの最高峰にディスクブレーキが付いた。ブレーキ以外は、通常のF8と同様で、違和感なく、美しい収まりとなっている。待望されていた、UCIのレギュレーション改定に伴い開発が進められていたドグマF8ディスク。キャリパーブレーキ仕様と同じフィーリングとなるよう、カーボンの積層などを見直し設計されている。また、フラットマウントを装備しているので、発展性も考慮したものとなっている。ピナレロフラッグシップのディスク化で、ロード界全体に拍車のかかる一台となるだろう。MY WAYカラーオーダーシステムも対応予定となっている。

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2016 PINARELLO F8 DISK ¥648,000 + tax (フレーム)size 12 / color 4

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《 2016 PINARELLO K8s 》

このドグマは、ダイレクトに動くリアサスペンション仕様のドグマK8sだ。石畳のパリ・ルーべやフランドルのレース対応として、開発が進められていた。そして、今年のジロデイタリアで突如発表されたのだ。フロントトライアングルはF8と同等、そしてリアのサスペンションは、「ジャガー」との共同開発による新システムで、エラストマー方式となっている。そのサスペンションユニットの重量は、わずか95gと見事な軽量に仕上がっている。同時にチェーンステーをフラット形状にして、快適性も確保している。体重100kgを超えるサイクリストにも対応可能となっている。

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2016 PINARELLO K8s ¥840,000 + tax (フレーム)   size 10 / color 4

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《 2016 PINARELLO GAN series 》

2016年目玉のラインナップがこのガンシリーズだ。フラッグシップのドグマF8からのフォードバックで設計された。日本国内限定カラーなどがラインナップされた話題のシリーズだ。

下記ガン3グレードのトップRSは、ハイエンドモデルと位置づけられ、F8直系のレーシングモデルだ。グレードとしては、プリンスと同等になる。ガンシリーズの違いは、マテリアルでその乗り味を変えていることだ。RSは、高強度のT900カーボンを使用している。パフォーマンスに対して、価格を押えたモデルだ。

次にSは、アマチュアレースからロングライドを対象としたミドルレンジで、人気のマーベルの後継モデルとなっている。2016年モデルの中心となる一台で、105仕様が設定されている。もちろん、シルエットは、ドグマF8そのものだ。上の写真は、この「S」のモデル、特に美しいグラフィックが目を引いた。

そして、GANは、3モデルの中では、ビギナー向けも想定したモデルで、ラザと同等のグレードとなる。そして、最適な剛性となるT600カーボンを使用。また、レッド一色のモデル設定も要望の多かったカラーだ。同じくF8の「シルエット」を持ち、快適性を考慮したモデルで、ロングライドに最適な一台となっている。

そのGANに今話題となる、ディスク仕様が設定されているのだ。UCIルール解禁もあり、各社動きが出てきているトレンドで、ビギナーでもいち早くディスクを体感してみることができるモデルだ。メカニカルディスクだが、安定したブレーキングが特長となる。

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2016 PINARELLO GAN RS

コーラス ¥780,000 +tax、アルテグラ ¥560,000 +tax、フレーム ¥488,000 +tax

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2016 PINARELLO GAN S

アルテグラ ¥440,000 + tax 、105 ¥365,000 + tax    size 10 / color 3

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2016 PINARELLO GAN   ¥325,000 + tax    size 10 / color 3

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2016 PINARELLO GAN DISK  ¥331,000 + tax    size 10 / color 2

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《 EZ-Fit series 》

ピナレロのレディースモデルがこのEZ-Fitだ。各モデルの中に設定された、スモールサイズを「レディース」として、カラーリングなどが仕上げられている人気のシリーズとなっている。2016年は、各モデルのデザインの中にピンクやバイオレットを使ったカラーリングのこのシリーズは、注目となっていた。EZ-Fitジオメトリーは、アップライトで設計され、比較的楽なポジションが可能。そして、このシリーズは、身体に影響の大きい、ハンドル、サドル、そして、クランク長などパーツにもこだわり、小柄な女性に配慮したトータルアッセンブルとなっている。

2016 PINARELLO GAN RS EZ-Fit    ¥560,000 + tax

2016 PINARELLO GAN S EZ-Fit    ¥365,000 + tax

2016 PINARELLO GAN EZ-Fit    ¥325,000 + tax

2016 PINARELLO RAZHA EZ-Fit    ¥298,000 + tax

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“ Think Asymmetric 

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《 2016 PINARELLO BOLIDE 》

ピナレロのタイムトライアルモデル、ボリデ。プロサイクリストの使用するモデルが市販されているという感覚だ。先日のウィギンスのアワーレコード更新にも結果が出ているように、ピナレロの「エアロダイナミクス」を追求したタイムトライアルモデル。前後のブレーキはフェアリングされ、インテグレートされている。「タイムトライアル的ツーリング」のトライアスロンに最適とは言えないが、個人のレベルによっては、使用可能だ。実際に昨年のハワイアイアンマンでの使用を確認している。http://triathlon-geronimo.com/?cat=3

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2016 PINARELLO BOLIDE  ¥1,640,000 + tax    size 3 / color 4

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《 2016 PINARELLO DOGMA F8 #MYHOUR HR 》

展示会イチ、オーラを放っていたモデルがこれだ。ご覧の通り、バイク本体はドグマF8だが、そのカラーリングが、ウィギンスの「アワーレコードスペシャル」となっているのだ。「WIGGINS」にアワーレコードの「HR」、そして、その記録となる、「54.526(km)」がデザインされている。ホワイト、ネイビー、ゴールド、レッドなどの色使いは、絶妙で、最高のカラーリングセンスの一台。通常モデルより、少し高くなるが、カスタムペイントとしては、高くはない。記念すべきアワーレコードバイクとして、マニアにはたまらないだろう。

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「チームウィギンス」

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ウィギンスのアワーレコード「54.526km」

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2016  PINARELLO F8  #MYHOUR HR ¥726,000 + tax (フレーム)

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「入荷は、早いモデルで7月末からとのこと。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 トレック New Madone 世界同時発表

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新型マドンがWEBで世界同時発表となった。

エアロダイナミクスに優れたモデルで、振動吸収性など快適性も高い。また、サイズ違いも剛性や重量など固有のバランスも実現。そして、究極のインテグレーションが、機能と美しさを両立させた。

詳しくは、http://www.trekbikes.co.jp/jp/ja/bikes/road/performance_race/madone/

現物は来週開催される発表会で確認したい。http://triathlon-geronimo.com/?p=2290

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「エアロロードのバトルが楽しみになってきた。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【取材予定】アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ ~すべてがここから始まる~

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トライアスロンの最高峰、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP まで、3ヶ月となった。

トライアスロンは、10月から始まり、10月で終わる。今年で37周年となるアイアンマンは、プロ選手とトップエイジが出場できるアイアンマントライアスリートにとって最もステイタスの高いレースとなる。現在、世界各地で40の予選レースから勝ち上がってきた選手が、「世界での位置」を確認するためにハワイに集結する。プロはもちろんだが、エイジ選手も最高の仕上がりで臨むレースが聖地コナで開催されるアイアンマンワールドチャンピオンシップなのだ。プロ選手は誰が勝ってもおかしくない、バイクとランのレベルの高さがある。トライアスロンの盛り上がりに繋がるエイジ選手のレベルも、上がっている。サブ10(10時間を切ること)での順位を見ると、下記のようになっている。

年度 SUB10 参加人数 レベル
2005 368位 1797人 20.5%
2006 363位 1786人 20.3%
2007 313位 1836人 17.0%
2008 307位 1808人 17.0%
2009 282位 1853人 15.2%
2010 459位 1927人 23.8%
2011 461位 1918人 24.0%
2012 345位 2038人 16.9%
2013 624位 2134人 29.2%
2014 395位 2187人 18.1%

過去10年を観ると、直近5年のレベル(参加人数に占めるサブ10の比率)が高くなっている。昨年は、強風の影響もあり、落としているが、35周年の2013年では、一気に上がっている。2009年では、「世界の300位」だったが、2013年では、10時間を切っても624位だったということだ。この数値もやや特異な数値かもしれない。今年の結果が重要となる。レベルが高くなるということは、トライアスロン人口にも繋がっている可能性があるからだ。一定層で盛り上がっている可能性も否定できないが、一つの参考値となるのではないだろうか。もちろん、選手には申し訳ないが、今年のサブ10が700位くらいまで落ちていれば、良い傾向と判断したい。

更なる盛り上がりが期待できるということだろう。

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■開催日 2015/10/10(日)ハワイ現地時間

■競技

スイム2.4mile / バイク112mile / ラン26.2mile

※詳しくは、下記HPへ

http://ap.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman/world-championship.aspx#axzz3eVo5aNf8

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2004~2006年以来、ベストサイクリストが勝った昨年のハワイ。昨年はコナの強風がバイクで明暗を分けた。昨年のルミナハワイ特集の中で、マークアレンが、「男子は予測不可能」と言っている。成長株もいれば、ゴールドメダリストのオリンピアンもいる。そして、バイクが強い選手は、強風により本領発揮できた。レースにきっちり合わせ、「運」も味方につけた選手が勝つ。そんな、エキサイティングなライブがまた開催される。

昨年のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?cat=3

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【取材予定】 トレック New Madone 発表

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来る7/9(木)にトレック「New Madone」が正式発表となる。

トレックは、アメリカンの代表であり、No.1スポーツバイクブランドだ。昨年発表、ほぼ2015年の今、現行モデルとしてエモンダがその軽量性と登坂性能で話題となっている。そして気になっていたのが「エアロ系」だ。エアロのラインナップが減り、ブランクになっていたが、ついに待望の新型マドンがリリースされる。究極のエアロデザインとインテグレーションを実現した、「エアロロード」が完成した。

7/1(水)世界同時発表で、WEB公開される。そして、その話題の「現物」を一足先にレポートしたい。

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BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 ZOOT ~Race & Training~

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本日は、ズートの2016年モデルの展示会が開催された。

ズートは、1983年創業のハワイ、コナで始まったトライアスロンブランドだ。アイアンマンの歴史が今年で38年目となるので、やはりトライアスロンの老舗ブランドと言える。現在は、ウエアの他に、ウェットスーツ、シューズ、アクセサリーも展開する、用品の総合ブランドとなっている。

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まず、ウエアに関しては、各社注力傾向のある、「袖付き」ウエアだ。ハワイアイアンマンでは、一昨年あたりからトップ選手が使用するようになり、話題となっていたアイテムだ。カラーが追加となった。やはり、肩、背中などの日焼けによるダメージは、気になるところだ。炎天下で長時間開催されるミドルやロングのレースには、極めて有効的となるだろう。もちろん、通常のトライジャージやショーツなども多く展開している。

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ニューモデルのMAKAI(マカイ)メンズ。トライアスロンのレース用モデルで、お得意の継ぎ目が当たらないベアフィット、包み込むようなフィット性、クイックトランジットのためのシューレースや通気性など、トライアスロンのレースでの必要な機能はすべて備えている。

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同じくMAKAI(マカイ)ウィメンズ。昨日はもちろんメンズと同様。トライアスロンレースにおいて、十分な機能を有している。

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そして、このカラー “ Kaleidoscope ” が特徴的で特長だった。

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カバーフォトのメンズもそうだが、特にウィメンズは、シューズとウエアのトータルコーディネートが可能。ウエアもこのアイテムだけではなく、ピンクベースのカラーやトライスーツなどのアイテムも揃っている。

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このモデルは、SOLANA2(ソラナ2)。2016年では、トライアスロントレーニングにも注力。レースよりもトレーニングで使用する時間の方が長い。当然ながらレース用とトレーニング用が必要となる。結果的には、ズートは、トライアスロンのイメージが強かったが、ジョギング、マラソン、ウルトラマラソンなど、全体的に使用できるブランドになって来ているのだ。逆に、ベアフィットなど、トライアスロンの特徴的な「裸足」のランニングに対するノウハウから、マメの出来易い人などにも良い可能性が高い。もちろん、このモデルだけではなく、ズートのラインナップはすべてベアフィットとなっている。

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これは、ソラナ2のもう一つのカラー。このモデルは人気のあったソラナの改良型。アッパーの素材などの変更で、フィット性、通気性を向上させている。また、シューズのラストに変更はないが、ソールのつま先側が幅広くなり、安定性が更に向上しているのが特長。

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手前のモデルがDEL MAR(デルマー)、奥のモデルが、DIEGO(ディエゴ)。セーフティからウルトラマラソンまで幅広く使用できる。

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ウェットスーツは継続。レディメイドのウェットスーツとしては、一押しだ。生地が柔らかくフィット性が高い。オーダーメイドももちろん良いが、既製品も侮れなくなってきている。

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ランアイテムは、デザイン性が高く、お洒落なものが多かった。今回ジオメトリックパターンが目立ったが、このブルーのレディスモデルはカタログのカバーにも使用されているとてもクールなデザインでオススメ。

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「入荷は来春とのこと。お忘れなく!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【取材予定】 スペシャライズド Five More Minutes

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スペシャライズドより、究極のエアロロードがリリースされる。

今回はバイクの他に、ホイール、タイヤ、ヘルメット、シューズ、ウェアの6アイテムで、走行距離40kmにおいて、5分以上の短縮となるとのこと。特にバイク、そして、ブレーキの納まりが気になるところだ。

詳しくは、メーカーHPにて。 http://www.specialized.com/ja/ja/5minutes/

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スペシャライズドは、先日の横浜大会でも「圧勝」のブランド。更なる進化に大きな期待がかかる。

《WTS横浜大会総括》 http://triathlon-geronimo.com/?p=1283
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「詳しくは、7/16の発表会をレポートします。」
BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka