トライアスロンの最高峰、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP まで、3ヶ月となった。
トライアスロンは、10月から始まり、10月で終わる。今年で37周年となるアイアンマンは、プロ選手とトップエイジが出場できるアイアンマントライアスリートにとって最もステイタスの高いレースとなる。現在、世界各地で40の予選レースから勝ち上がってきた選手が、「世界での位置」を確認するためにハワイに集結する。プロはもちろんだが、エイジ選手も最高の仕上がりで臨むレースが聖地コナで開催されるアイアンマンワールドチャンピオンシップなのだ。プロ選手は誰が勝ってもおかしくない、バイクとランのレベルの高さがある。トライアスロンの盛り上がりに繋がるエイジ選手のレベルも、上がっている。サブ10(10時間を切ること)での順位を見ると、下記のようになっている。
年度 | SUB10 | 参加人数 | レベル |
2005 | 368位 | 1797人 | 20.5% |
2006 | 363位 | 1786人 | 20.3% |
2007 | 313位 | 1836人 | 17.0% |
2008 | 307位 | 1808人 | 17.0% |
2009 | 282位 | 1853人 | 15.2% |
2010 | 459位 | 1927人 | 23.8% |
2011 | 461位 | 1918人 | 24.0% |
2012 | 345位 | 2038人 | 16.9% |
2013 | 624位 | 2134人 | 29.2% |
2014 | 395位 | 2187人 | 18.1% |
過去10年を観ると、直近5年のレベル(参加人数に占めるサブ10の比率)が高くなっている。昨年は、強風の影響もあり、落としているが、35周年の2013年では、一気に上がっている。2009年では、「世界の300位」だったが、2013年では、10時間を切っても624位だったということだ。この数値もやや特異な数値かもしれない。今年の結果が重要となる。レベルが高くなるということは、トライアスロン人口にも繋がっている可能性があるからだ。一定層で盛り上がっている可能性も否定できないが、一つの参考値となるのではないだろうか。もちろん、選手には申し訳ないが、今年のサブ10が700位くらいまで落ちていれば、良い傾向と判断したい。
更なる盛り上がりが期待できるということだろう。
.
■開催日 2015/10/10(日)ハワイ現地時間
■競技
スイム2.4mile / バイク112mile / ラン26.2mile
※詳しくは、下記HPへ
http://ap.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman/world-championship.aspx#axzz3eVo5aNf8
2004~2006年以来、ベストサイクリストが勝った昨年のハワイ。昨年はコナの強風がバイクで明暗を分けた。昨年のルミナハワイ特集の中で、マークアレンが、「男子は予測不可能」と言っている。成長株もいれば、ゴールドメダリストのオリンピアンもいる。そして、バイクが強い選手は、強風により本領発揮できた。レースにきっちり合わせ、「運」も味方につけた選手が勝つ。そんな、エキサイティングなライブがまた開催される。
昨年のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?cat=3
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka