【cervelo】 P2 Newカラー

15P2blk2
現在、トライアスロンバイクの完成車で最も人気のあるのがP2。

そのP2にNewカラーが追加された。恐らくP3で人気のダーク系となったのだろう。P3はブラックというよりは「GRY」となっていてガンメタのようなカラーだったが、これは完全なブラックだ。より精悍なイメージとなっている。人気となるのは、必至だろう。現行のP2は2014年の1月にリリース、国内には2月入荷となり、一年以上経っているが、イヤーモデルの設定をしていないので、タイミング的に人気モデルにカラーを追加したのだろう。

3月の台北ショーで発表されていたが、昨日HPが更新された。

cervelo : http://www.cervelo.com/

.

下記の通り、他のモデルも変更、R3はカラー変更、R2はカラー追加となる。

15R3n

cervelo New R3

15R2n

cervelo R2 NewColor

.

「イイねッ!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】        HEATHER WURTELE WINS IRONMAN 70.3 ST GEORGE

Despite her many successes in both Ironman and 70.3 distance races, Heather Wurtele had some unfinished business at the North American Ironman 70.3 Championship in St. George, Utah.

StG-Wurtele1

カナダのヘザー、5/2開催のアイアンマン70.3セントジョージでサーベロP5に乗り見事優勝。昨年のハワイアイアンマンでは、15位だった。バイク終了時は、ミリンダよりも速いが、ランが伸びなかったが、十分トップ10を狙える選手。ミリンダとは、対照的に長身の選手で年齢は35歳、今年のハワイアイアンマンは勝負となるだろう。現在のポイントランキングも9位と上位に位置している。

15-P5-BikeRadar

トライアスロン最強バイクP5: http://triathlon-geronimo.com/?p=136

アイアンマン使用率10年No.1: http://triathlon-geronimo.com/?p=236

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

Despite her many successes in both Ironman and 70.3 distance races, Heather Wurtele had some unfinished business at the North American Ironman 70.3 Championship in St. George, Utah.

Heather, along with husband and fellow pro triathlete Trevor, has spent a lot of time in St. George training. In fact the area has adopted the couple as two of the local favourites in the race each year. She won the race as a full in both 2010 and 2011 and owns the women’s course record at the full Ironman distance. However, she had not registered a win since the race, known as one of the most challenging courses, was changed to the 70.3 format and named as the US Pro Championship. In 2015, the race became the North American Championships allowing the fast Canadian to be eligible for the title.

On top of the significance that the race holds for Heather, she was also coming off two consecutive second place finishes. While this is an impressive result, Heather wants to win. According Heather, “I really wanted to win, but, frankly, that’s how I feel going into most races! The fact that it was the North American Championships, that the field was deep with  talent, and that I placed 2nd in my first two races of the season definitely upped the stakes for me, however.”

STG-Wurtele2

Obviously, Heather was motivated. And, come race day, she showed it. She finished the swim with the second pack and lead the chase aboard her P5. “Can you remember how it felt when you were a kid, and you just LOVED your bike, and were super excited every time you hopped on it? That’s pretty much how I always feel when I get to ride my P5.”

Heather reduced a three and a half minute deficit to under two minutes by the second transition and posted the fastest bike split for the pro women’s field. She then ran herself into the race lead, for the first time, at mile 8 and could not be matched on the run to the finish line. Heather added a field-topping run to the fastest bike split to win in a time of 4:17:58.

“I just tried to stay in the moment all day on race day, and perform my best each step of the way. I really only let those thoughts of winning wash over me in the finish chute!”

StG-Wurtele3

It was amazing to watch Heather win her home away from home race and be surprised by Trevor holding the finishing tape. Congratulations Team Wurtele on capturing the North American Ironman 70.3 title!

 

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】       FREDERIK VAN LIERDE WINS

Van Lierde dominated the Ironman African Championships in Nelson Mandela Bay, South Africa. He looks back on how the race unfolded.

2013年のハワイアイアンマン優勝のリルデが、3/29開催のアイアンマン南アフリカでサーベロP5に乗り見事優勝。昨年のハワイアイアンマンでは、8位と振るわず残念な結果となったが、ポテンシャルは高いだけに、今年のアイアンマンでの優勝は狙える選手だ。スイム、バイク、ラン、各種目バランス良く、走れる選手。今年は、バイクで爆発を期待したい。現在のポイントランキングも6位となっている。

FreddyCustomP5

トライアスロン最強バイクP5: http://triathlon-geronimo.com/?p=136

アイアンマン使用率10年No.1: http://triathlon-geronimo.com/?p=236

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

HOW THE IRONMAN AFRICAN CHAMPIONSHIP WAS WON.

Frederik Van Lierde is back. In his first race of 2015, the 2013 Ironman World Champion put in an impressive performance to win the Ironman Africa Championship. Frederik was consistently strong throughout the competition. He exited the water in 3rd place and made his move at the start of the second bike loop. By 132 km into the Ironman, he held more than 4 minutes advantage. By transition 2, he had a lead of approximately 13 mins. By the time he hit the finish line, he was more than 14 mins up on second place. 
.
    “I always make a plan on paper.” Frederik Van Lierde
.

“I knew I was in good shape, but still had to perform according to plan,” Frederik says recounting the race. “It was a very good field. In the beginning of the bike, I felt strong. But for the first 40 or 50 kilometres it is hard to get rid of them.” Once the second loop of the very demanding bike course started, Frederik took over on his P5. “Once I had the gap, it started growing. When I was in the group, I could hold my aero position a lot longer. It helped because, in that head wind, they were losing time.”

15-FVL-IMSA2

Despite the hard ride, Frederik stayed strong through the entire run turning in a 2:49 marathon. He was even able to savour his victory while he ran down the finishing chute. “This is a really fantastic race. Such a big crowd, it is wonderful to race here,” Frederik says of the South African event. We are looking to seeing Frederik race again.

Congratulations Freddy!

 

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【cannondale】          SLICE WOMEN’S 105

15slicewomen105

キャノンデール待望のレディストライアスロンモデル。

スライスは、「次世代型」の代表格と位置づけている。キーワードは「快適性」だ。昨今、「プロモデル」が全盛の中、「トライアスロンはホビー」とし、エイジをターゲットにしたモデルと言える。もちろん、プロの使用も可能とし、ハワイでもRSではなく、スライスでレースに使用されている。以前のケストレルのようなイメージかもしれない。

このモデルは、USAで、すでに例年設定されているレディスモデルとなる。そして、もちろん話題となるのは、サイズ設定だ。旧型では、470mmで650Cが設定されていたが、サーベロ同様に480mmを可能な限り小さくした700Cモデルとし、更に小さく造った440mmが650Cとなっている。

150cm台であれば、440mmとなるだろう。160~165cmあたりが難しい。160cmでも脚が長く、上腕が短ければ、480mm(700C)が可能。実は、すごく難しい。キャノンデール、トレック、スペシャライズドなどトップが短めのため、骨盤の角度、全体のフォームや乗り方、レースの設定など、シビア。また、パーツ対応もある。完成車にスペックされているビジョンのDHバーは、パッド高が低く、ポジションが出し易い。ステムのライズ、ヘッドのトップカバーの交換などでも改善できる。

ジオメトリー、体型、フォーム、パーツアッセンブルが関わってくるのだ。

 

とにかく、まずは脚の長さからチェックしてみよう。

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【TREK】 SpeedConcept 9

トレックは、1976年創業のアメリカブランド。文字通りのトレッキング感覚で乗れるバイク製作から始まっている。1992年には、OCLV製法という独自のカーボン製法で、一躍世界的に人気ブランドとなった。2003年にマドンが発表され、OCLVの次世代モデルとして進化、マドン7という最高峰を生み出した。そして2015年エモンダがリリースされた。一方2000年のTTはフルカーボンTTバイクの草分け的なデビューとなり、エキノクスTTX、そして2010年リリースのスピードコンセプトでTT界を沸かせた。2代目スピードコンセプトは、2014年にマイナーチェンジとなり、現在に至る。常に一歩先をリードするトレックの進化は、自転車界の進化でもある。

IMG_0066

2年目となったスピードコンセプト。スピードコンセプトは、「エアロダイナミクス」と「ストレージ」を大きなテーマとしている。エアロダイナミクスは今や基本設計となるKVFデザインを採用している。ストレージは同時にフューエルを兼ねていることもあり、スペシャライズドから始まった、「フューエル」は2015年に向けスタンダード化が始まっている。ただ、ストレージ機能をフル活用すればそれなりに重量増となるため、補給のシュミレーションも「第6の種目」として課題となる。スピードコンセプトの専用DHバーはセッティングが難しい。同じDHバー高でもステムのチョイスによりブルホーンの高さが変わってくる。見た目はブルホーンが低いほうが良いが、TTツーリングとなるアイアンマンなどでは、アップダウンもあるので、ブルホーンの位置を高めに設定する場合もある。ジオメトリーはやはりトップは短めのため、日本人のポジショニングは慎重さが必要となる。

IMG_0076改

ティムオドネルのスペシャルカラーとしてヘルメットも同色に仕上げられていた。このヘルメットはバンビーノ。プロジェクトワンは他社製品まではできないので別途仕上げているのだ。

.

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【SPECIALIZED】            S-WORKS SHIV

IMG_9096

スペシャライズドは、トレック、キャノンデールと並ぶアメリカの代表格ブランド。1974年に設立し、1981年にMTBを量産するメーカーとして、世界のトップブランドとなった。90年代に入りロードにも注力をはじめ、クウォリティの高いアルミロードをリリースした。2000年にはツールドフランス参戦が始まった。2010年にはエアロロードの代表格VENGEを発表、実戦で結果を残した。また、トライアスロンにおいては、2010年の先代SHIV、その後トライアスロンに特化した新型SHIVをリリース、現在、使用率第3位となっている。

IMG_9109

2011年にコナで世界同時発表となった4年目現行SHIV。最大の特徴として、フューエルシステムを搭載したトライアスロン専用モデルであったことだ。2010年リリースの先代SHIVと違いよりトライアスロンモデルとして改良されている。現在の短距離のタイムトライアルに対し、距離の長いアイアンマンなどでの使用に対応した、このフューエルシステムやフレーム下部にセットされるストレージスペース、DHバー周りの快適性が向上している。DHバー周りはトレックスピードコンセプトに似ている。トップチューブが短いが、小さい人が乗れるということではない、トレック同様のアメリカントライアスロン仕様だ。脚の長さに大きく関わるジオメトリーでポジション出しは慎重さが必要となる。

IMG_9101

この特徴的なカラーリングは、「ARTIST SE MODULE」というスペシャルエディションで3名のアーティストが、「Aero」、「Fuel」、「Fit」をモチーフにしたデザインしたもの。この写真のカラーリングは、アンドリオ・アベーロによる「Fuel」で、燃料を運動に変換するタービンエンジンを描いたものだ。バイクフレームの「アート性」は今後も注目のテーマになるだろう。

.

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【SCOTT】 PLASMA 5

IMG_8275

2014年アイアンマンのウィナーズバイク、プラズマ5。

このジオメトリックパターンのカラーは、「Sebastian Kienle Special」だ。2014年シーズンで使用、ハワイでは、市販カラーを使用していた。また、ヘルメットにも同デザインが施されている。ヘルメットももちろんスコットのSPLITだ。ホイールのリム部にも名前が入っている。

この仕様にあたるのが、カタログ上では、PLASMA TEAM ISSUEというモデル名となるが、フレームの仕様から呼ばれる名称として、5代目プラズマということで、PLASMA5となっている。PLASMA1はやや丸みを帯びたデザイン、2で現在に繋がる、シャープなデザインとなり、3で完成した。3では、シマノ、東レ、プロファイルが開発に関わっている。4は、現行の5の下位モデルとなるので、3が5の流れを汲んでいることになる。3の専用ステムはプロファイル製だった。

238357

新型プラズマ、まずはヘッド周りが特徴的となっている。初期型のSHIVやTRINITYに似たようなデザインだ。ただ、決定的な違いは、単なるフェアリングではなく、樹脂で出来たドリンクシステムそのものとなっている。これは、プロファイルと共同開発したものだ。SHIVの内蔵型フューエルシステムに対し、フレーム一体化システムと言える。

基本的なところになるが、フレームは、もちろんHMXのハイモジュラス仕様。そして、フレームの各部位によって断面形状を変化させている。これは、人間の動きを含め、気流の特徴を加味し、エアロダイナミクスを高めるコンセプトなのだ。また、プラズマ2からの設計でもある、ホイールにフレームを沿わせる範囲を高めていることなどもエアロダイナミクに繋がっている。

その他、ブレーキの納まりなども絶妙、トレンドとなるトップチューブのストレージなど、完成度が高い。特にステムハイトが2種類で、トライアスロン用とタイムトライアル用を用意するあたりは、プラズマ3から大きく進化した。タイムトライアルのコンセプトで始まる設計だが、実際の用途は、「トライアスロン」が大きくなっているからだろう。

ハワイでは、バイクの強者が乗るブランドがスコットだ。

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【KESTREL】 4000

15 kes4000

世界初のフルカーボンフレームをリリースするなど元祖アイアンマンバイク、ケストレル。カーボンバイクの草分けであり、トライアスロンを得意としたUSAブランド。シートチューブのない500sciやKM40AirFoilなど、オープントライアングルのフレームデザインが、機能と美しさで特長のバイクだった。アイアンマンでは、バイクのトップシェアを獲り、オフィシャルバイクも経験している。特に500sciは大人気となり、ケストレルのラインナップの中でも最も多く使用されていたモデル。500sciと言えば、女子の人気選手ウェンディ・イングラハムが乗り、「アイアンマンの代名詞」的な存在となった。男子顔負けのスイムアップで、女子トップでバイクスタートするため、イメージが良く、現在のサーベロのような存在だった。また1989年にリリースしたKM40は、シートアングル、ヘッド長、26インチホイールなど90年代のトライアスロンバイクの基本となるジオメトリーをいち早く取り入れていたモデルで、その後メジャー&マイナーのモデルチェンジをして3代目を1999年リリース。その名もKM40AirFoil、最終完成型となった。極めてデザイン性が高く、当時は「走る芸術品」と形容し、他社を寄せ付けないオーラを放っていた。またロードの200シリーズも含め、「曲線」の美しいフレームで「デザインし過ぎていない」というイメージが強い。

IMG_9650

その後、2000年に入り直線的なデザインの時代が続いたが2009年アイアンマンでこの4000が発表となり、「帰って来た、ケストレル」と感じた。メーカーの注力はネーミングからも感じる。「4000」はケストレルをこの世に知らしめた、当時世界初の数々の特許製法で一世を風靡し話題となった、レジェンドのネーミングだ。4000は一見オープントライアングルだが、ご覧の通り、シートチューブにあたるものが、存在する。形状はサーベロ型。当時言われていた剛性不足を補ったものだ。剛性重視の中、数少ない快適性重視のバイクでもある。「ケストレル完全復活」と言える一台となり、安定したロングセラーモデルとして、2015年で6年目に入る。

写真は、現在ケストレルの顔とも言える、人気選手、アンディポッツのバイクだ。

.

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GARNEAU】 GENNIX TR1

IMG_8710

GARNEAUは、カナダのブランドで、当初LouisGarneauでリリースされていたが、アクティブなバイクラインを別ブランドとして展開している。ルイガノは元々アパレルから始まったメーカーで、「カナダのパールイズミ」と言った感じの人気、実力ともにNo.1ブランドだ。アイアンマンでは、バイクより、ヘルメットやウエアなどの人気が先行している。

IMG_8715

このモデルは、2013年モデルとしてリリース2年目となる。前作2011年にリリースされたT1の後継モデルとして、アイアンマン本格参入の2台目にあたる。最大の特長は、軽量であることだろう。フレームサイズ520mmで1720gと、トライアスロンバイクとしては、超軽量クラスになる。昨今、トライアスロンバイクの重量は、付属パーツなどにより比較がしづらいが、明らかに軽量と言える。この重量には、ブレーキも含まれている。Hi-MODのスライスが、ブレーキ無しで1605g(540mm)だったので、同レベルか、勝っているかもしれない。トライアスロンの命は、「エアロダイナミク」、重量は関係ないという考え方もあるが、軽いに越したことはない。メーカーは、サドルの前後調整幅が、120mmとなっていることなどポジションの自由度を強調している。現存するモデルの中で、この調整幅は、最長かもしれない。この手の調整幅を大きくする考え方は、最近の傾向で、あのサーベロP3やBMCTM01なども同様の考え方になっている。ユーザーの使い勝手を優先としている。逆に言えば、メーカーの「逃げ」でもあるが、決められないということだ。ただ、今後もこの方向になるだろう。なぜならば、トライアスロンのポジションは、個人差が大きいが、その人にとっては、「ピンポイント」のポジション出しが必要になるからだ。足首の角度、ペダリングの癖からくるサドル高、大腿部の長さ、骨盤の角度、柔軟性、背筋と腹筋の強さ、上腕の長さなど、いろいろなパーソナルデータが絡むのだ。このサドルの調整幅にしてもイコールシートアングルということになるため、フレームのトップ長を表記してもシートアングルを表記していない。キャノンデールのスライスなども表記がない。これは、サドルの位置によって、結果としてシートアングルが決まるため、不要というか、「意味」がないと考えているのだろう。「メーカーの提案」と「フィティングの自由度」の融合は簡単でないのだ。本来ならば、シートアングルは、定番の78°、最近のサーベロなどの79°に決めたい。そして、可能な限りリアホイールを前方に位置させ、フレーム形状もタイヤに限りなく寄せる。「エアロダイナミクスとホイールへの荷重バランスの良さ」を出したい。理想と現実の難しさが、トライアスロンバイクの永遠の課題なのだ。また、このバイクのテクノロジーの一つとして、AeroBlanceTechnolgyが面白い。フロントフォークを大きくオフセットしたデザインにしているが、これによりステアリングへの風の影響が抑えられ、安定性が24%向上しているとのこと。これも、トライアスロンバイクに求められる「直進安定性」の重要度が高さに対する提案となる。

IMG_8713改

このカラーは、アウトドアブランドMERRELLのチームカラー。

TR1-frame市販モデルはこちら。

¥356,400 + tax

.

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【FELT】 IA FRD

IMG_8315

2013、2014年と2年連続でアイアンマンウィナーズバイクのIA。

フェルトは、当初はアメリカ、現在はドイツブランドとして、アイアンマンでも人気のブランドだ。フェルトの顔である、創設者ジム・フェルトの開発力、そして、熱いマインドで造り上げられている。毎年アイアンマンの現場に精力的に関わっている。きっかけがトライアスロンだったこともあり、90年代前半のポーラニュービーフレジャーの活躍などに大きく貢献し、トライアスロンの定番ブランドとなった。サイズなどにもこだわりを持っていて、あえて650Cホイールを多用するなど、トライアスロン界でも独自のスタイルを持っている。

IMG_8297

この「IA」は、ずばり、P5、スピードコンセプト、SHIVを意識されたモデルとなっている。エアロダイナミクスとストレージを「強調」したモンスターマシンだ。エアロダイナミクスを高めるためのフレーム形状、ブレーキ他、各部の収まりなど、究極度の高いバイクが出来上がった。トッチューブ前側には流行りのストレージが付く。このストレージは、中味を2つに分けることができるなど、「後発」の良さを出している。後付ではなくトータルデザインされた完成度は他社を抜く。当初はSHIVのようなフューエルシステムもあったが、途中からなくなってしまったのが残念。先述とは異なるが、このIAに関しては、26インチモデルは存在しない。480mmも700Cとなっている。ただ、設計、造りなどから小柄な選手でも可能性はあるモデルだ。それだけポジション設定の自由度も高い。逆にDHバーの高さは低めのため、ポジション出しは慎重に行う必要がある。2015年のアイアンマンで、「4強入り」出来るのか、期待のかかるマシンでもある。
IMG_8287smallアイアンマンでは、ミリンダの乗るバイクとして、ハワイの顔にもなった。P5に次ぐハワイ代表格のモンスターバイクだ。この写真のモデルはミリンダのスペシャルバイク。独自のアッセンブルとカラーリングが施されている。メインコンポーネントはスラムのため電動変速ではない。

BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka