BMC 4th Gen. TriathlonBike “ Speedmachine ” Debut

昨年年5月 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP St.Georgeにて

BMC Speedmachineがリリースとなる。

昨年5月のセントジョージでそのヴェールを脱いでから早1年4ヶ月。待望の新型トライアスロンバイクがニースのアイアンマン世界選手権に合わせて発表された。各サポート選手もSNSでアップし、話題なっているところだろう。

その新型が最も話題となっているのはやはり「Red Bull Advanced Technologies」とのコラボレーションだろう。レッドブルレーシングのF1参戦からのテクノロジーをバイクにフィードバックするというものだ。

実は、このモデルは昨年5月のセントジョージで開催されたアイアンマン世界選手権において、パトリック・ニールソンが使用し、お披露目されていた。ただ、プロトタイプとしてのデビューであり、レッドブルとのコラボレーションをアピールするパフォーマンスもあった。ご覧の通り、レッドブルのマークがボリューミーなヘッドに描かれたエキサイティングは仕上がりは目を引いていた。

今回の仕上がりは「トライアスロンバイク度」が増したという感じだろうか。シートアングルこそが「トライアスロンバイクの証明」とも言えるが、80度(Lサイズ82.4度)とし、完全な前乗りとしていることだ。このモデルはBMCのTT系「第4世代」と言えるのだが、それまでのモデルとは一線を画している。初代のTT01、その後のTM01は、シートアンゲルが寝ていたり、第3世代は兼用だった。やや中途半端なイメージがあったが、そこを払拭してきた。

そして、ハイドレーションも今やトライアスロンバイクの定義となる中での装備となっている。エアロダイナミクスを考慮し、装備されるハイドレーションは今後のスピードレースでは、ほぼ必須と言える。更に補充のし易さなどのブラッシュアップを進めて欲しい段階だ。他社ではトップチューブ上での補充ができるものもあるが、このモデルは、通常のBB上ボトル位置となるが大きな問題ではないだろう。ただ、ダウンチューブ上のハイドレーションチューブが露出となることは今後のアップデートを期待したい。セントジョージでニールソンが使用していたものはテープで止めてあるが、カバーが付いている。現時点の仕様は、最終的なユーザビリティを考えた結果ということだろうか。

レッドブルとのコラボレーションによって生まれたSpeedmachine。このレッドブルカラーも是非リリースを期待したい。

 

以下、メーカーNewsとなる。

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Races don’t happen in a wind tunnel

UNCONDITIONALLY FAST

BMCのトライアスロン/TTバイクの歴史は、フルオーダーモデルから スタートし、念願のTDF制覇や当時のトライアスロンワールドレコード 樹立、世界選手権でチームタイムトライアル連覇と様々なレースを支 え、そして、業界初となるトライアスロン専用のV-コックピットも選択で きるなど独自の開発を繰り返しながら、プロ/アマから愛されてきまし た。 BMC トライアスロン/TTバイクカテゴリー誕生から20年目という 節目の年にTimemachineシリーズが、Speedmachineシリーズへと飛 躍をします。

業界内のテクノロジーや発想だけでは、年々高まる要望に応えること が出来ないと考え、F1マシーンなど他のスピード競技で活躍している Red Bull Advanced Technologiesとの共同開発を試み、 ライダー、バ イク、そして走行環境のインテグレーション化を図り、風洞実験や一 流ライダーによるライド等、可能な限りのテストを繰り返し、3代目を凌 駕する今まで以上の空力と重量、コントロール性能の最速バイクへと BMC更なる発展を遂げた。

BMCは自信を持って、「どんな状況」でも、「どんなコース」でもロード バイクと同じ感覚でエアロポジションが取れる最強バイク、 Speedmachineを紹介します。

 

A partnership in speed

RED BULL ADVANCED TECHNOLOGIES INPUT

Red Bull Advanced Technologiesとの共同開発は、トライアスロン/TTバイク設 計を根本的に見直すことからスタートしました。 BMC Impec Lab開発チームは、 業界をリードするであろうベースとなる新しいアイデアを持ち込み、レッドブルの ハイスペックな研究開発能力を最大限に活用し、データ検証を行ってきました。

平均速度 時速250km近くで戦うF1の世界のテクノロジーや質量シミュレー ション、数値流体力学解析、風洞検証などの研究能力は、私たちは可能性 の限界を押しあげ、イノベーションに対して、妥協のない新バイクの開発アプ ローチが共同開発によって成し遂げております。

 

セントジョージでプロトタイプに乗るPatrik Nilsson

 

Born from racing

ATHLETE FEEDBACK

「選手たちの声に耳を傾ける」、これはどんなメーカーでも行ってい る当たり前で最も重要な開発手段の一つです。 もちろん、Speedmachineを開発するにあたり、BMCもグランツール やトライアスロンで戦っているサポートライダーたちの声は聞き逃し ませんでした。 TTレースからトライアスロン、様々なコースや地形で戦うアスリート にとっては、バイクへの信頼性とコントロール性は最も重要なファク ターで、レース中にピンチに陥った時にバイクに助けてもらえるかど うかを知りたがっていました。

どんなアスリートにとっても、自分の最適な状態を見つけることは 難しいものです。言葉では表現しにくい「Xファクター」とでも言うべ きものが見つかった際、アスリートたちは自分の限界を突破でき るステップへとつながります。 その感覚は、アスリートとマシンの 間に生まれる予知能力というべきものでしょうか? F1ライダーた ちは、「マシーンと相性がいいと、曲がりたいときにマシーンが先 に曲がり始める」と表現をします。 BMCもそんなライダーとバイク が一体化するようなマシーンを求めました。

Speedmachine は、究極の安定性と確実性を実現するために徹底 的に最適化されています。 下りやコーナー、ちょっとした段差ごと にベースバーへの持ち直しをしていたら、フレームのエアロ効果 を高めても、意味がありません。 あらゆる場面でも、エアロポジ ションをキープし、次のために体力温存できるように再設計をして います。天候、地形、ホイールの選択に関係なく、Speedmachine はライダーを次へとつながるスピードを生み出します。

  • PTO Ibizia – Max Neuman 1st
  • IM European Championship in Hamburg – Kristian Høgenhaug 3rd – Bike Course Record
  • IM70.3 Boulder – Chris Leiferman 3rd IM70.3 Warsaw – Lucy Buckingham 1st
  • Ironman Coeur d’Alene – Chris Leiferman 1st

…and many more wins to come.

 

STABILITY

Stability when it matters most

基本的にトライアスロン/TTバイクは妥協の塊です。 乗り 心地の安定性や快適性を犠牲にした窮屈なポジションから スピードを生み出すバイクが一般的でした。 が、Impec Lab のエンジニアは、その考えを破り捨てました。 Speedmachineに採用された新しいステアリングジオメトリ は、DHバーの重量配分を最適化することで、エアロポジ ションをより長く維持し、より速く走行でき、そして翌日の レース/トランジションエリアまで体力を温存しながら、到着 することを可能にしました。

  • 革新的なステアリング ジオメトリにより、エアロ ポジション時 の安定性とコントロール性が向上。
  • 最適化された重量配分により、ライダーはハイスピード中 でも自然により真っ直ぐできれいなラインを保つことができ ます。
  • 再設計されたチューブの形状により、より多様な条件にお けるコントロール性が向上

 

DESIGN/WEIGHT/STIFFNESS

No stone left unturned

Speedmachine は、先代のTimemachineの優れた剛性を引き継ぎながらも、エアロダイ ナミックスの向上や軽量化を進めていかなければなりませんでした。 そんな困難なチャ レンジをBMC Impec LabとRed Bullは試行錯誤しながら進めていきました。

空力効率を最適化するバイクを設計する際には、気流の制御が重要です。そのため、 あらゆるチューブ形状と幅広いフォークスタンスが、あらゆるヨー角での空気抵抗の低 減に貢献します。 F1カー からインスピレーションを得た革新的な SharkFin フロント フォーク スポイラーから、フレーム周囲の空気を浄化する最先端のデザインのチューブ 形状まで、Speedmachine の空力哲学はスピードと安定性の完璧な調和です。

もちろん、重量や剛性も忘れていません。 Timemachine よりも 0.5 kg 軽く、同じ剛性 を達成するのは簡単ではありませんでしたが、Speedmachine を次のレベルに引き上 げるには必要でした。 勾配や距離に関係なく、Speedmachine があなたの努力の最後 の一滴までを瞬時に前進する勢いに変換するので、安心していただけます。

  • フォーク スポイラーは、前輪によって発生する乱気流を一掃し、 空気抵抗を最適化します。
  • フォーククリアランスの増加により、より幅広のタイヤとリムが可能 になります。
  • 最適化されたディスクブレーキ専用設計。
  • T47 ボトムブラケットは、前方エリアの面積を抑えながら比類のな いパワー伝達を実現します。
  • エアロ効果を最大限に高めるために設計されたスルーアクスル フェアリング キャップ。

 

DESIGN/WEIGHT/STIFFNESS

SharkFin

新しいシェープの幅広な翼型フォークとシャークフィン が連携してバイクをより速く、より効率的にします。 SharkFin はF1マシンからインスピレーションを得たも ので、より速く走るための重要なピースです。 乱れた 気流をダウンチューブから遠ざけ、空気抵抗を減らし ます。 エアロダイナミックスが向上し、より速く走れる ようになりました。 Impec Lab チームは Red Bull Advanced Technologies と緊密に連携して、スピード を追求するバイクを開発した結果は、一見すると小さ くて目に見えないかもしれませんが、そこには世界最 速のバイクを作るという私たちの情熱と魂が込めら れています。

 

DESIGN/WEIGHT/STIFFNESS

このグラフは、さまざまなヨー角における Speedmachineと先代モデル差を表しています。 より優れた気流の滑らかさと安定性を明確に示しています。

 

ADAPTABILITY

Fit for royalty

最適なポジションを見つけることは、究極のパフォーマン スを決定する重要な要素です。 Speedmachine を設計す るとき、完璧なフィット感を見つけるために十分な調整が 可能であり、輪行時には簡単に分解できるシステムを作 りたいと考えていました。 イメージされたコックピットは大 幅に簡素化され、わずか 4 本のボルトで取り外しが可能 になりました。 遠征時のバイク梱包に難儀することはあ りません。 さらに、Speedmachine には複数のベース バー オプション、幅広いエクステンション、およびスタック、 リーチ、幅のオプションの膨大な選択肢を考慮した調整 機能が付属しています。

  • M-ShortやM-Longを廃止し、シンプルにS、M、Lの 3サイズへ。
  • フラットとローポジションの2つベースバータイプか ら最適なリーチが選択可能。
  • DHバー/アームレストの角度や高さが前モデルより 簡単に調整。
  • Profile DesignのDHバーと互換性あり。 付属モデ ル以外で同社のDHバーならカスタムも可能。
  • トライアスロンやタイムトライアル向けにデザインさ れた専用シートポストはフィッティング範囲をさらに 向上。

 

INTEGRATION
(FUEL, HYDRATION, STORAGE)

Every thing has its place

もし、ロングディスタンスやアイアンマンに出場するとなると90km以上、 バイク上で過ごさなければなりません。 その間の水分補給や補給食、 スペアパーツを心配しながらの走行では、レースに勝つことができませ ん。そのため、Speedmachineの設計には、より多くの収納スペースの 確保とそれらのインテグレーション化にも十分に気を配りました。 もちろん、使いやすさをアップしています。

  • The Speedmachine Fueltank 1200 は、マックス1.2Lの水 分を確保し、簡単に補充や洗浄ができ、そして、フレーム下 部へシームレスに収めました。 そのことで、重心をさらに下 へ下げ、ハンドリングやバランスを安定させました。
  • 給水ストローをフレームに内蔵し、空気抵抗を減らしながら もエアロポジション中でも容易に給水できるようになってい ます。
  • Speedmachine Rear Storage 260はレース当日に必要な スペアパーツ類を収納でき、簡単に出し入れができます。 また、エアロダイナミックスを損なわないようなロケーション となっています。
  • BMC Rear Light 20 StVO は、 Rear Storage 260 と一体化 するデザインで、空気抵抗を抑えます。 20ルーメンの強力 LED は、視認性を高め、ライダーの安全を守ります。
  • トップチューブにもマウントを搭載。補給食など取りやす い位置にボルトオン式のトップチューブバッグが付けれ ます。

 

 

Timemachine DISC vs Speedmachine

Weight: Timemachine Disc と比べ、フレームフルセッ トで500gの軽量化。

Geometry and Stability:ステアリングジオメトリを再構築し、安定 性を向上し、どんな状況下でもエアロポジッションが取りやすくなっ た。

Aerodynamics: レッドブルとの共同で、SharFinや新たなエアロ フォイルシェープ、 ワイドフォーク、インテグレーテッド収納システム を開発し、すべてのエリア(部位)でエアロダイナミックスが向上。

Integration and Design: FueltankやRear Storageなど必要な 限りのインテグレーション化に成功。Speedmachineにもステルスド ロップアウトを採用し、見た目にもエアロダイナミックス的にもス ムーズになりました。

Tire Clearance: 28mmのタイヤサイズの標準化に伴い、 27m mから30mmにタイヤクリアランスを拡張。 (Timemachine Discは 25mmが標準サイズ)

Travel and Maintenance Convenience: Speedmachine は部 品数を大幅に削減し、メンテナンスと輪行が容易になりました。

 

 

 

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】トレック 速さへの新たな選択肢 Madone SL

エアロロードの代表格、トレックMadoneの「SL」がリリースされた。

エアロロードのカテゴリーが微妙な中で、明確にエアロダイナミクスを追求するMadone。速く走るためにエアロダイナミクスだけではなく、軽量性も追求したフラッグシップのSLRをベースにリースナブルに設定されたMadone SLだ。105Di2の普及も大きく関係し、トータルバランスにも配慮された一台だ。

究極のモデルとなるSLRをリーズナブルにしたモデルだ。形状は同じため、同様のエアロダイナミクスが期待できる。つまり見た目は同じであるということ。SLRのフレームから僅か100g増で収めていることも大きなポイントとなる。また、ホイールやハンドルにもカーボンを標準仕様とし、走破性、軽量性を高めている。

トライアスロンでは、No.1ロードとも言えるMadone。今年の宮古島では最も多く使用されていたロードバイクで、条件はディスクブレーキ仕様。第6世代も含まれるが、単なる台数ではなく、近年指示されているトライアスロン系ロードということになる。

以下、メーカーNewsとなる。

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速さへの新たな選択肢 Madone SL登場

トレック・ジャパン株式会社は、トレック史上最速・最軽量のMadone SLを、速さを求めるサイクリストへの新たな選択肢として発売いたします。第7世代のMadone SLは、世界最高峰のレースで数々の功績を収めるMadone SLRと全く同じフレーム形状。完成車としてミドルグレードとは思えないほど高いクオリティーに仕上がっている。

■主な特徴

1-先代のMadone SL Gen6と比較し-300gの軽量性(第7世代のSLRフレームと比較し僅か100g増)

2-カーボンホイール/カーボンハンドルバー標準搭載(さらに、2ピースのためポジション出しの幅が広い)

3-高いパフォーマンスを発揮するMadoneが、手の届きやすい価格へ

■ラインナップ(価格) モデル名:Madone SL 6 Gen 7 カラー:Crimson(レッド)、Matte Carbon Smoke (ブラック) 価格:824,890円(税込) 基本スペック・フレーム:OCLV 500(SLRと全く同じ形状)・コンポ:Shimano 105 Di2・2ピースハンドルバー(ハンドルバー:エアロカーボン/ステム:アルミ)・Elite50カーボンホイール・日本展開はMadone SL 6の完成車のみ

 

Leran More

 

 

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Cervelo P5 & P New Color

サーヴェロのP5とP-SERIESのニューカラーがリリースされた。

トライアスロンバイクのスーパースタンダードと言えるサーヴェロの2モデルだ。サーヴェロは周知の通り、KONAでもダントツの使用率を誇るが、その中でもエリート選手に支持されるのがP5、また、105モデルなども設定し、幅広く使用されているのがP-SERIESとなる。その人気モデルにニューカラーが追加となっている。

一方で、P5のデビューは2019年3月、P-SERIESは同年9月のため、P5はすでに5年目に入っている。トライアスロン専用のPX系がドロップしているため、新型のトライアスロン専用モデルが待ち遠しいのだが。昨今他メーカーでは、UCI規定に準拠させない「トライアスロン専用モデル」が当たり前になって来ている中ではKINGサーヴェロへの期待が大きいのは当然のこと。

ただ、先月のツールドフランスでは個人総合優勝のヴィンゲゴーがTTでP5を使用し、神がかった走りを見せたことは記憶に新しい。初代P3carbonのように「エリート御用達」のバイクとしてこのまま行くのだろうか。そうだとすれば、少なくともパッキングなどのユーザビリティのバージョンアップを期待したい。

About P5:http://triathlon-geronimo.com/?p=29340

About P- SERIES:http://triathlon-geronimo.com/?p=31764

以下、メーカーNewsとなる。

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サーヴェロ 最速TTバイクP5,P 2023年モデルのご案内

今年のツールドフランスでのヨナス・ヴィンゲゴーの個人TTの記憶が蘇るサーヴェロP5と、トライアスロンでは不動の定番モデルとして人気のPですが、2023年モデルのニューカラーが発表となりました。 ※今回はカラー変更のみで、フレームは変更ありません。

(株)東商会

 

◼️New Color

Five Black

 

Twilight

◼️Specification

◼️Geometry

◼️New Color

Black
Deep Blue Sunset

◼️Specification

◼️Geometry

 

 

 

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

New Tarmac “ SL8 ” Debut

スペシャライズドより、新型Tarmac「SL8」がリリースされた。

スペシャライズドの「看板」とも言えるTarmacは、今やロードバイクの「代表格」となるバイクだ。ロードレースからトライアスロンまでその存在感は大きい。

外観上は、よりヘッド周りがボリューミーになり、エアロダイナミクスが高まったことを示している。VENGEや SHIVからのフィードバックもあると思うが、やはり、トータルでの新設計がTarmacの完成度を高めている。軽量性は後述のメーカーNEWSの通り、確実な結果を出している。そして、快適性をライドフィールとしているが、重量剛性比が驚異的に上がった中での快適性としている。もちろん、感覚は個人差があると思うが期待は大きい。

このようなバイクは、これからの「理想形」と言っても良いだろう。エアロダイナミクス、軽量性、快適性などを高次元に融合させた「オールラウンドバイク」こそが中心になるだろう。エアロロードは速いが、軽量性、快適性は劣るだろう。軽量性だけでもダメだ。まず考えるべきオールラウンド性となる。もちろん、レースのカテゴリー、コース、距離により、ベターなバイクが必要になることは言うまでもないが、極めて「高得点」のバイクであることは間違いない。

トライアスロンにおいては、ショートでの活躍が著しく、頂点のシリーズ戦でもあるWTCSでの使用率が高い。国内では5月に横浜大会が開催されるが、使用率はダントツの22.5%で「Tarmac一色」となっている。

2023年5月WTCS横浜大会 http://triathlon-geronimo.com/?p=45486

以下、メーカーNewsとなる。

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スペシャライズド史上もっとも空力性能に優れたロードバイク「Tarmac SL8」を発表

前モデルのSL7と比較して、距離40kmの走行で16.6秒を短縮

Made in Racingを掲げ、世界最高の選手との協業によるレース現場での開発を強みとするスペシャライズドが、2023年8月7日、新型ロードバイクTarmac SL8を発表。空力性能、軽さ、ライドクオリティーをこれまで不可能とされてきたレベルで達成し先例のないスピードを実現。20年以上の開発を重ね第8世代となったSL8は、Tarmac史上最速なだけでなく、世界最速のレースバイクです。日本での販売開始は8月18日(金)を予定しています。

 

  • すべてを征す一台

空力性能 x 軽量性 x ライドクオリティー = 速さ。3つの要素をこれまで不可能とされてきたレベルで達成し、世界最速*のレースバイクとして誕生したのがTarmac SL8。全モデルのTarmac SL7を基準として、距離40kmの走行では16.6秒を、ミラノ~サンレモでは128秒を 、ツールマレー峠頂上までは20秒を短縮します。エアロなだけ、あるいは軽いだけではレースに勝てません。速さが重要だからです。その速さを実現するには、空力性能、軽量性、剛性、そしてコンプライアンスのどれにも妥協をせず、そのすべてを高いレベルで融合させる必要がありました。

*スペシャライズドのライドサイエンスチームによる実際のレースデータを用いたシュミレーションの結果

 

  • すべてをエアロに

自社風洞実験施設Win Tunnelでの試行錯誤を重ねて早10年。エンジニアたちは一歩先の空力デザインを先駆けて取り入れられるよう、空力に関するすべての理解に努めています。見た目を良くするだけでなく、実際に効果のある部位の空力性能を高めているのです。その過程で完成したのが、あのVengeを超える、最も空力性能に優れたロードバイク。平たい翼型断面のダウンチューブとシートチューブは、空力性能に優れていそうに見えます。しかし、乱流に囲まれるため、空力的な効果はあまり見込めず、それどころか重量を増やし、乗り心地を大きく損ねます。そのため、風洞実験では空力性能にわずかに優れる結果が得られても、実際の走行では遅いのです。

 

  • わずか685gのフレーム

SL8とSL7の重量を均衡にした場合(左がSL8、右がSL7)

開発目標はいたってシンプル。空力性能を過去最高のレベルにまで高めること、そしてパワーメーターやペダルなど、実際のレースに必要なコンポーネントをすべて備えたときに、UCI規則ギリギリの重量で組み立てられるようにすることです。そのためにも、ダウンチューブ、シートチューブ、バイク後部の軽量化を最優先させながら、Aethos開発の経験を活かしました。フレームの形状により負荷を効率よく分散させるため、余分なカーボンレイヤーで剛性を高める必要は皆無に。また、乱流発生部に平たいチューブを使って見せかけのエアロ形状を作らなければ、フレーム全体の表面積を減らして軽量化もできます。さらに、後述のフロントローディング(前倒し)開発と呼ばれる新たなプロセスを利用し、デザインを繰り返しコンピュータ上でテストしました。

こうしてチームは、Tarmac SL7より15%軽く、ワールドツアーに出場する他のどのバイク**よりも軽い、 わずか685g(S-Works)のフレームを完成させたのです。

**カスパー・アスグリーンがツール・ド・フランスのステージで乗った585gのAethosを除く。 

 

  • 過去最高のライドクオリティーとハンドリング性能

Tarmacは、ライダーの意図をテレパシーのように汲む伝説的なハンドリング性能と爆発的なレスポンスにより、現代で最多の勝利数を挙げてきたバイク。最新世代となったTarmac SL8は、もっとも過酷な状況下で精確なハンドリング性能を、ペダルを踏み込んだ瞬間に迅速かつ効率的なレスポンスを発揮します。世界のトップライダーたちとの数十年にわたる協力関係から生まれたデータに基づき、この新型のために設定された、無謀とも言えるこれらの基準。開発チームは見事に、すべての基準を上回るバイクを完成させました。ボトムブラケット、ヘッドチューブ、フロントエンドの剛性目標を驚異的な軽さとともに達成し、重量剛性比はSL7より33%向上しています。一方で、シッティングで感じられるコンプライアンスは6%向上。ピーキーな挙動のレースバイクが多い中、しなやかでバランスの取れた乗り心地を保ったまま、ひび割れや段差の多い舗装路の上を浮かぶように進み、コーナーに鋭く飛び込めます。

 

  • ライド中の胸の高鳴りを表現したバイクカラー

新型Tarmac SL8のカラーとデザインは、アドレナリンが全身を駆け巡り、感覚が研ぎ澄まされるライド中の瞬間をヒントに、フレームにエネルギーと生命を吹き込みます。可能な限り少ない塗料で重量を増やさずにそのような感覚を創り出すべく、チームは新しい塗装技術と顔料を開発。例えばStrata Redのフレームは、塗料をほとんど使用せずに優美な質感で動きを表現しています。 上質な顔料を使い、端部をフェードさせることで可能な限り多くの色を取り入れると同時に、材質、顔料の配置、未加工のカーボンをベースにして驚異の軽さを維持しています。スペシャライズドの開発チームはこれらの技術をマスターするため、次々とフレームを塗装しました。色彩豊かなのに軽量なフレームを作るのは簡単ではないのです。

 

  • 販売開始を記念したスペシャルライブイベントを開催

8月18日(金)の18:00から、J SPORTSのYouTubeチャンネルにてTarmac SL8の販売開始を記念したスペシャルライブを配信。詳細は追ってスペシャライズド公式SNSにてお知らせします。

<YouTubeチャンネル>J SPORTS:https://www.youtube.com/c/jsports

<スペシャライズド・ジャパン公式SNS>Instagram :@specialized_japanFacebook:https://www.facebook.com/specialized.japan/

 

  • Tarmac SL8を試乗できるチャンス

販売開始の8月18日以降、全国のスペシャライズド正規販売店では新型Tarmac SL8の試乗車をご用意しています。最速のロードバイクを店頭にてご体験ください。

Tarmac SL8試乗車設置店一覧(スペシャライズドストア以外の店舗は後日アップデート)https://www.specialized.com/jp/ja/tarmac-test

また、スペシャライズド北海道ボールパークFビレッジ エクスペリエンスセンターではTarmac SL8のレンタルが可能なライドイベントを企画。イベント詳細は、直接店舗へお問い合わせください。

スペシャライズド北海道ボールパークFビレッジ エクスペリエンスセンター

https://specialized-store.jp/hokkaido/experience-center/

 

  • 製品詳細

製品詳細URL:https://www.specialized.com/jp/ja/tarmac

 

商品名:S-Works Tarmac SL8 – Shimano Dura-Ace Di2

  • 価格:¥1,793,000 (税込)
  • サイズ:44、49、52、54、56、58
  • カラー:2色展開
SATIN CARBON / VIAVI CYNAN BLUE / VIAVI SILVER-BLUE PEARL FADE / GLOSS METALLIC WHITE SILVER
SATIN FOG TINT / GREEN GHOST PEARL / RED GHOST PEARL FADE

 

商品名:S-Works Tarmac SL8 – SRAM Red eTap AXS

  • 価格:¥1,738,000 (税込)
  • サイズ:44、49、52、54、56
  • カラー:2色展開(SATIN FOG TINT / GREEN GHOST PEARL / RED GHOST PEARL FADEはDi2モデルと同色)

GLOSS RED SKY / FIERY RED STRATA / SATIN WHITE

 

商品名:S-Works Tarmac SL8 Frameset

  • 価格:¥737,000 (税込)
  • サイズ:44、49、52、54、56、58
  • カラー:5色展開(SATIN FOG TINT / GREEN GHOST PEARL / RED GHOST PEARL FADEはDi2モデルと同色)
GLOSS CARBON / VIAVI MAGANTA GOLD / CHAOS RED PEARL / WHITE
GLOSS WHITE DUNE WHITE PEARL IMPASTO
SATIN POWDER INDIGO / AMBER GLOW STRATA
SATIN CARBON/BLACK TINT OVER CHAMELEON BLEND/SUPERNOVA

 

商品名:S-Works Tarmac SL8 Ready to Paint Frameset

  • 価格:¥737,000 (税込)
  • サイズ:44、49、52、54、56、58
  • カラー:1色展開
SATIN CARBON RTP / CHAMELEON SNAKE EYE

 

商品名:Tarmac SL8 Pro – Ultegra Di2

  • 価格:¥1,100,000 (税込)
  • サイズ:44、49、52、54、56、58(GLOSS PINE GREEN METALLIC / WHITEのみ)
  • カラー:2色展開
GLOSS PINE GREEN METALLIC / WHITE
SATIN BLUE ONYX / BLACK

 

商品名:Tarmac SL8 Pro – SRAM Force eTap AXS

  • 価格:¥1,045,000 (税込)
  • サイズ:44、49、52、54、56、58
  • カラー:1色展開
SATIN CARBON / METALLIC WHITE SILVER

 

商品名:Tarmac SL8 Expert

  • 価格:¥825,000 (税込)
  • サイズ:44、49、52、54、56、58
  • カラー:3色展開
GLOSS METALLIC DARK NAVY / ASTRAL BLUE PEARL
GLOSS SMOKE / OBSIDIAN
SATIN POWDER INDIGO TINT OVER SILVER DUST / WHITE

 

【スペシャライズド・ジャパン】公式サイト>https://www.specialized.com/jp/ja/公式オンラインストア>https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/default.aspx公式インスタグラム>@specialized_japan公式フェイスブック>https://www.facebook.com/specialized.japan/

 

 

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

Launched New IA

7/13フェルトの新型IAの国内展示会が開催された。実戦投入されてから丸2年、昨年のKONAでの世界同時発表、そして、ようやく国内での実車確認となった。

■フェルト

1991年創業のフェルト。現在ドイツブランドとされているが、元はアメリカ人でもあるジムフェルトがイーストン、アンサーを経て立ち上げたアメリカンブランドだ。90年代前半には、アメリカンブランド時代のアルミフレームで、コナ8勝のポーラニュービーフレージャーやショートのITU世界選手権、ロングのコナで優勝しているグレッグウェルチにより一気にメジャーブランドとなっている。当時のアルミフレームとしては破格の30万近い最高級フレームだったが、仕上げも超逸品。

現在もコナでは常にトップ5に入る人気のフェルト。特にSub10の強豪エイジ選手での使用率が高い、選ばれしバイク。また、コナでは女子6勝のフェルト、そして、ダニエラリフのアイアンマン世界選手権5勝目を飾ったのが、この新型IAとなる。

■New IA

お披露目から最も長かったバイクかもしれない。2021年メジャーデビューとなったコリンズカップ。その前にも確認されていたが、ダニエラリフ、ブレーデンカリーの使用によって、話題のバイクとなった。当時の世界情勢からリリースが遅れたメーカーも少なくなかったが、「最後の大物」となったのが、このIA2.0となる。

フェルトは前述の通り、長い歴史を持っているが、初代IAがデビューしたのは2013年コナでミリンダカーフレーが使用。それまでのトライアスロンモデルとは、一線を画す、スペシャルバイクのイメージを感じさせた。フレームの断面形状が「カムテール」系が増えつつある中で、極めてボリューミーなデザインはセンセーショナルそのものだった。理屈抜きにその姿に魅力を感じた人は多かったことだろう。

そして、課題であり、宿題でもあったかもしれないが、統合されたフューエルシステムが配備された。すでに他社では、古くはキャットのCheetahなどあるが、近年では2011年第2世代のスペシャライズドSHIV以降、「統合度」の差はあるが、フューエルに注力するメーカーが増えてきた。現在は後発と言うことになってしまうが、後発なりの完成度を高めている。補給が大事なことは言う間でもないが、エアロダイナミクスやユーザビリティーが重要だ。

■今回のモデルチェンジ概要

外観上が最大の変化と言えるだろう。誰が見ても、今までにない斬新なデザインが目に飛び込んで来るのだ。トップチューブが盛り上がり、後方に向けて大きくスローピングしている極めて特徴的な形状となっている。トップチューブにはストレージとフューエルを備え、エアロダイナミクスと融合させると言うことがこのモデルの設計において大きなファクターとなっている。また、シマノ、スラムなど、各ドライブトレインのマッチングも考慮され、作業性も高い。ワンバイ用のフロントディレーラープレートなど僅かなエアロダイナミクスと見た目の仕上げも十分だ。

Frame Grade

今回リリースされたのは「FRD」のみで、フェルトの最上位グレードとなる。FRDとは、「FELT RACING DEVELOPMENT」の略称であり、フェルトのテクノロジーを総じて限られたモデルに命名されたものだ。カーボン素材のグレードは当然最上位となる「UHC Ultimate + Textreme」を使用し、製法に特徴がある。より均一化されたカーボン成型により、無駄な材料を削ぎ落とし、軽量化に繋がる型を使用している。また、カーボンを成型する上で重要となるカーボンピースは400個以上を使用し、下位グレードの倍以上を使用することで、より狙ったライドフィールをコントロールしている。

Aerodynamics

フェルト史上最速のバイクとなっている。IAは「Integrated Aero」の頭文字を取ったもの。エアロダイナミクスの高さを併せ持つことを意味してのIAだけにこだわりは強い。フェルトの結論は、初代に対し、ヨー角±12.5°でのエアロダイナミクスが4%向上としている。つまり、ほぼ前面からのエアロダイナミクスが高く、その現実性は、走行90%にあたるものとして、その有効性の高さを述べている。

Comfort

ロングライドとなるトライアスロンバイクでは「競技性の中の快適性」が求められる。翼断面率が高くなれば、剛性は高くなる。上位モデルとなれば反応性を高めるためにやはり剛性は上がる。そんな相反する特性のバランスをとるために、カーボンピース数とレイアップにより、振動を軽減、調整している。結果は、これまでのフェルトのトライアスロンバイク史上、最高の快適性となっている。

Storage & Fuel

ストレージなどは今やトライアスロンバイクの定義ともなる仕様で必須であることは言うまでもない。このモデルのストレージは、トップチューブ内とシートチューブ内の2箇所、ボトルマウントが2箇所となる。トップチューブのストレージは200mlあり、上部の切り込みにより、サプリメントなどの出し入れがしやすくなっている。また、シートチューブ内はツールスペースとなる。ソフトバッグが付属し、その中にコンパクトツール、チューブ、タイヤレバー、CO2ボンベやそのアダプターなどを入れ、フレーム内に収納する。フレームはシートピラーが干渉する可能性があるため、サドル高決定後、確認、調整が必要となる。

そして、待望のフューエルシステムが搭載されている。2013年の初代IAリリース直前まで検討されていたフューエルが新しいカタチとなって統合された。予てより構想の早かったフェルトだが、満を持してのリリースとなった。トップチューブの下にタンクが配置され、容量は900mlの大型で有効的、後付けの汎用型は概ね700~800ml程度なので、十分でありながら、フレーム統合のため、ボトルが大き過ぎるという問題もない。そして、水分の補充はフィルポートが設けられ、クイックにできることもレースシーンにおいて極めて重要なポイントとなる。ストレスフリーかつ安全性が高いと言うことだ。

Fit & Usability

DHバーの調整自由度が高いと言えるだろう。

まずは、オリジナルの調整範囲だが、幅、角度、長さなどが可能であり、他の市販品との汎用性も高い。アイアンマン世界選手権5勝のダニエラリフやブレーデンカリーなどもオリジナルをアッセンブルしている。

そして、特筆すべく、重要なポイントとして、ベースバーのグリップ高調整ができることだ。一般的な一体型やベースの角度が可変できるものなどはあったが、このベースバーは、グリップ部のみ高くすることができる。これは極めて画期的であり、昔から誰もが無意識のうちに使いづらさを感じていた部分なのだ。フラットコースでのDHポジションはより低く、ベースバーなどを持つ上りでは、より高くが理想だ。特にエアロダイナミクスの理論だけで、エイジ選手は楽に走れない。体重を後輪にしっかりと載せるためにもよりアップライトポジションが必要になる。そこへの意識を高めてくれた「提案」とも言えるだろう。

Geometry

これは日本人体系の場合、チェックが重要となる。51cmサイズでスタンディングオーバーハイトが755m、シートアングル79°でトップチューブレングスは486mmとなっている。これは手脚の長さが大きく関わると言うことを示している。十分なフィッティングで確認したい。この傾向はフェルトに限ったことではないのだが、このフレーム特有の形状のため、慎重にチェックしたい。

■今後への期待

まずは、下位グレードへの展開だろう。同形状の下位展開は十分予想される。ただ、根強い人気の初代IAもアップデートも含み、継続として発表されているため、先にはなると思うが、期待が掛かるところだろう。そして、アイアンマン世界選手権におけるSub10選手での使用率が高まることが予想される。

以上。

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

New IA!

ついに国内デリバリーが決まり、ようやくメディアとしても情報解禁となった。

リフのIMWC5勝目となったスーパーバイク。昨年KONAで公式にローンチされていた最後の大物、新型IA2.0の発売が明らかとなった。今週の水曜日には国内展示会も開催され、KONAでも3台のみ、海外でしか見ることができなかったIAが国内で確認することができる。

納期は予定だが、来年2月。24年モデルとしては遅いわけではなく、新型の場合は通常の納期と言えるだろう。来年の宮古島を沸かせる一台となるはずだ。気になる価格は、完成車で¥2,200,000(税込)、フレームで¥1,064,800(税込)となっている。

21年のコリンズカップでメジャーデビューとなってから2年。ようやく手にすることができる。「異形」ではないが「特有」のデザインは圧倒的な存在感を放っている。

追加情報など、取材後、ジェロニモ、ルミナでお伝えしたい。

 

 

 

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】トレック Project One 新カラー

トレックのプロジェクトワンにニューカラーが追加となった。

プロジェクトワンというカスタムオーダープログラムが始まり20年以上、今では当たり前となったが、カラーオーダーのパイオニアとも言える。カラーリングやグラフィックは誰もが興味を持つ重要なファクターだろう。より一層、バイクライドの楽しみを増やしてくれる。

今回、そのプロジェクトワンにカラーが追加となっているのだが、まさに「芸術品」とも言える美しい仕上がりとなっている。長年の歴史を持つトレックならではといっても良いだろう。乗る楽しさとともに所有する満足度を大きく高めてくれるものだ。

以下、メーカーNewsとなる。

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Project Oneでお選び頂けるカラーが8色登場し、夢のバイクへの選択肢がさらに広がりました。

  • Chroma Ultra-iridescent (Limited Edition) クロ―マ ウルトライリデセント フレーク
  • Chroma Diamond Flake (Limited Edition) クロ―マ ダイアモンド フレーク
  • Crystalline – Blue Prismatic クリスタライン ブルー プリズマティック
  • Crystalline – Viper Frost クリスタライン バイパー フロスト
  • Real Smoke – Cerulean Mist リアルスモーク セルリアン ミスト
  • Real Smoke – Red Smolder リアルスモーク レッド スモルダー
  • Real Smoke – White Ash リアルスモーク ホワイト アッシュ
  • Team Tie Dye チーム タイダイ

※Madone SLRおよびÉmonda SLRのみ

【Project One】トレックのロードバイクの中から、お好きなモデル、カラー、パーツを選ぶことによって、世界に一台しかないあなただけのバイクを作ることが出来るトレック独自のカスタムオーダープログラムです。

 

限定モデル
Chroma Ultra-iridescent

Project Oneの長年にわたる試行錯誤と提供あるマスターペインターたちの芸術的頭脳を結集して作り出されたChroma Ultra-iridescent。これほどの輝きを放つペイントを具現化するには、常識を超えた技術とノウハウが必要となる。しかしその方法は極秘、鍵のかかったドアの向こうに保管されていると聞いている。

限定モデル
Chroma Diamond Flake

何千万もの微細なクロームフレークが、目にも美しい見事な輝きを一台一台に与えていく。同じダイヤモンドは2つとないこの限定カラーテーマなら、あらゆる光の中で異なる輝きを放つ夢のバイクを手に入れられる。

Crystalline

これらの唯一無二のペイントテーマは、何千もの小さなクリスタルを有機的に融合させ、どんな光の中でもあらゆる方向にきらめく格子へと仕上げている。まさに自然現象の再現、Crystallineをまとったバイクはあたかも雪の結晶のように、1台1台が他にはない個性的存在となる。

Real Smoke

あなたのバイクに火をつけよう。Real Smokeは、炎を使って霞をかけたハンドクラフトのペイントテーマ、どこを走ろうと熱い走りと気持ちをもたらしていく。それぞれのフレームのペイント ベースレイヤーに煙をまとわせ、決して冷めることのない唯一無二のデザインを生み出している。
ご自宅では決して真似をなさらぬよう。

Tie dye

Project Oneに、ライドを華やかに飾り、良い雰囲気を運ぶTie Dyeが登場。カラフルで定番のものから控えめで時代を感じさせないものまで、タイダイからヒントを得た手描き風の色彩のブレンドが、グルーヴィーな仕上がりを実現。Tie Dyeの6色のカラーバリエーションは、大胆さを取り入れるも良し、まったりさを演出するも良し。あなたらしい過激さを表現しよう。

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カスタムオーダーバイクご購入で50,000円OFF!Project Oneキャンペーン開催

トレック・ジャパン株式会社は、カスタムオーダーバイクをご購入頂くとアクセサリーやパーツを5万円分の割引が受けられる“Project Oneキャンペーン”を、全国のトレック取扱店にて2023年8月6日(日)まで開催いたします。

キャンペーン期間中は、Project Oneご購入でバイク以外に必要なヘルメット、ライト、アパレルなどが5万円分割引となります。本日発表されたばかりの新たなペイント含め、全てのProject Oneが対象です。このチャンスを是非お見逃しなく。

【キャンペーン概要】

期間:2023年6月30日(金)~8月6日(日)

対象店舗:全国のトレック取扱販売店

内容:税込50,000円分のトレック/ボントレガー製品割引(※お買い上げ頂いた店舗で適用)

対象モデル:

・Madone SLR・Émonda SLR・Domane SLR・Checkpoint SLR・Speed Conceptほか、完成車で組まれているSLRモデルも対象となります。

※詳しくはキャンペーンページをご参照ください

 

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】スペシャライズド 新型ALLEZ、クラス最軽量となって登場

スペシャライズドのAllezが軽量性を高めてモデルチェンジとなった。

スペシャライズドは、カーボン主流の中で、アルミフレームにも注力する数少ないメーカーの一つだ。カーボン対して「格下」のイメージがあるが、それは個体によって異なってくる。確かに素材の比重としてはカーボンの方が軽いが、実際に出来上がった「製造物」としては、その限りではない。アルミフレームの方が軽い場合もあるいうことなのだ。扱い易く、安価傾向のアルミは、非競技バイクではない。

トライアスリートのとって、メインとなるトライアスロンバイクやカーボンロードを所有しているかもしれない。例えば、通勤バイクとして使ったり、レースもロードの場合、インドア用として有効活用できる。そして、そんな位置付けも可能となるAllezは、トライアスロンデビューのバイクとしても十分な一台と言えるだろう。

以下、メーカーNewsとなる。

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524日(水)に、スペシャライズドのアルミ製ロードバイクAllez(アレー)が新しくなります。「法外な速さを手頃な価格で」とタグラインとした、パフォーマンスバイクのエントリーモデルです。

法外な速さを 手頃な価格で

初代Allezの登場から早40年。今も傑作の伝統を受け継 いでいます。最新世代はクラス最軽量となり、自信を与えるその走りは幅広いシーンに対応。パフォーマンスは過去最高で、今まで以上に多くのライダーに適した一台へと進化しました。高品質のアルミロードバイク、あるいは 週末のライドやハイペースの通勤に適したバイクのどちらをお探しであれ、Allezはこれからロードライドを真剣に 始めたい方に最適です。

 

クラス最軽量*

新しいAllezはクラス最軽量**。バテッドおよびダブルバテッド加工を施したプレミアムE5アルミ合金のフレームは重量わずか1,375g。軽快で機敏な乗り心地を楽しめます。フルカーボンフォークはさらなる軽量化に貢献。外観から見えないステアラーチューブまでカーボンで作られ、スムーズな走りを実現します。また、コンポーネントも厳選しているとなれば、Allezがクラス最軽量であるのも驚きではないでしょう。

*製品版フレームセットの重量が基準。実際には多少の誤差が生じる可能性があります。 **同価格帯で市販されるディスクブレーキ搭載のアルミ合金製バイクでの比較。

スチールバイク全盛期を経験していないサイクリストであれば、バテッドチューブとそれを使う理由をご存知ないかもし れません。バテッドチューブとは、初代Allezのような高品質 のスチール製レースバイクによく使われるパイプのこと。通常のチューブと外径は同じですが、両端が厚く、中央が薄いなど部位によって肉厚が異なります。両端を厚くすると必要 な部分に剛性と強度を持たせられ、中間部を薄くするとコンプライアンスが高まり、乗り心地がスムーズになるのです。 つまり、より軽くて丈夫なフレーム作りに役立ち、快適でレスポンスに優れた走りを実現するパイプです。このテクノロジーの詳細はここでは省きますが、Allezが乗って楽しいバイクなのは、まさにそのおかげです。

FEA(有限要素解析)は、ハイエンド のカーボンフレームだけのものでは ありません。Allezの開発では徹底的 にFEAを行い、ライダーが求める軽 快な走りとともに、定評ある高い耐久 性を両立させました。

 

 

伝説の血統

この高品質のE5アルミ合金フレームは、軽くて速く、耐久性に優れ、そして美しくもあります。優れた剛性対重量比と、全天候型のデュアルピストンディスクブレーキの比類なき制動力の組み合わせが、あらゆる速度域で究極の安心感をもたらします。さらに、伝説的なRoubaixのエ ンデュランスジオメトリーを採用。ロングライドでも無類の快適性と安定したハンドリング性能を発揮し、曲がりくねった山岳ルートでもピュアレースバイクさながらの切り裂くような走りを実現します。

Roubaixが究極のエンデュランスバイクとして伝説的な 地位を築き、世界一過酷なワンデイレースのパリ〜ルー ベで7勝もできたのは、他でもなくそのジオメトリーのお かげです。Allezは、そんなRoubaixから長めのヘッドチ ューブとゆとりのあるヘッドアングルを拝借し、手にかかる上半身の体重を減らします。さらに、Body Geome- try サドルを採用し、坐骨を正しい位置でサポートし、さらに快適なライドを可能にします。

 

限界は存在しない

Allezは、いつものルートでKOMを達成したり、週末にグループライドを 楽しんだりするだけでなく、通勤通学も行えるよう、ラックとフェンダーの マウントを装備。どんな道でも希望の用途を叶える汎用性の高さが特長 です。タイヤクリアランスは最大35mm(フェンダー装着時で32mm) で、荒れた舗装路や比較的スムースなグラベルも物ともしません。険しい坂が現れても、ワイドなギア比でケイデンスを適切に保てるので、効率よく上れます。汎用性に優れているというのは、より多くのライダーを対 象にしているから。さらに、44cmから61cmまでの7サイズを用意し、 身長が140cmの方も195cmの方も、Allezのすばらしい走りを楽しん でいただけるようにしました。

思わず唸る汎用性の高さ

ラックやフェンダーのマウントが汎用性を高めるのは言うまでもありませんが、広めのタイヤクリアランスにはどんな効果があるのでしょうか? まず、タイヤの幅が広いと、どんな路面もスムーズに走れます。くぼみがある、凸凹している、割れているといった舗装など、荒れた路面では太いタイヤがサスペンションのように機能し、衝撃から身体を守ってくれるからです。Allezには35mm幅のタイヤを装着でき、これが簡単なグラベ ルやダート路面でさえも、高いトラクションと滑らかな走りを実現。ライドのフィールドを広げてくれます。

初代から受け継ぐ 安心、多才、確かな走り

Allezは1981年、高品質なスチール製レースバイクとしてデビュ ー。1994年には初のアルミ合金モデルが登場し、そして今回のクラス 最軽量かつ高品質なアルミ合金モデルへと進化しました。どの過程にお いても、常に自信をもたらす性能に優れた走りを発揮してきました。40 年以上にわたって生産されてきたAllezは、新しいモデルが出るたびにより良く生まれ変わっています。今回新登場のAllezは、単にクラス最軽量 というだけではありません。新世代のライダーをロードライドへと誘う、 史上最高のAllezなのです。

 

▪️ラインナップ

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BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】トレック「Project One」に新しい ICON ”Disrupt” が登場

トレックMadoneにプロジェクトワンニューカラーが追加となった。

先月の宮古島でもっとも多く使用されているロードはMadone(第6世代/ディスクブレーキ)だった。今後、第7世代にシフトされて行くことになるだろう。その第7世代のMadoneに風と一体になれるようなグラフィックが追加となった。

走りとカラーは関係ないが、やはり楽しみたい。

以下、メーカーNewsとなる。

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「Project One」に新しいICON ”Disrupt”が登場

 

トレック・ジャパン株式会社は、カスタムオーダープログラムProject Oneに新たなカラー“Disrupt”(ディスラプト)が追加されたことを発表いたします。

この新たなカラーは、バイクを横切る風の流れが鮮やかな青と赤で彩られ、最速の称号を持つMadoneの“速さ”を一層引き立たせるデザインに仕上がっています。

Disruptは英語で“既存の事柄を打ち破る”という意味を持ち、このカラーに跨る人は自身の記録を破れるほどの速さを感じることができます。

■選択可能なバイクモデル ロードバイク:Madoneのみ

■カラーアップチャージ 149,600円(税込)

※ProjectOneとは:好みのモデル、カラー、そしてパーツを選び、世界で一つだけのバイクを手に入れることができるトレック独自のカスタムオーダープログラム

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BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】クリスティアン・ブルメンフェルト&グスタブ・イデン 来日記念シンポジウム開催

トライアスロン界の2トップがやって来る。
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カデックスに乗るクリスティアン・ブルメンフェルト、ジャイアントに乗るグスタブ・イデンの2人がWTCS横浜大会のため来日となる。それに合わせて、急遽開催となるイベントだ。
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2人はともにノルウェー選手で、その活躍は周知の通りだ。ショート、ロングのカテゴライズを取っ払い、新たなトライアスロンのカタチを教えてくれた。昨年2回開催されたアイアンマン世界選手権のセントジョージ大会で優勝のブルメンフェルト、コナ大会で優勝のイデンの記憶は新しい。彼らの「トライアスロン」は、ランニングで言えば、10000mとマラソンの両方を制するようなもので、トライアスロンの新たな歴史を作った。
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そして、今注目されていることは、アイアンマン後のショートでどのような走りを見せてくれるのか、真価が問われている。
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以下、メーカーNewsとなる。

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クリスティアン・ブルメンフェルト&グスタブ・イデン 来日記念シンポジウムを開催

 

株式会社ジャイアント(代表取締役社長:中村晃、本社:神奈川県川崎市)は、5/13(土)~14(日)に開催され る 2023 ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会にあわせ、GIANT および CADEX フ ァミリーであり、東京五輪の金メダリストであるクリスティアン・ブルメンフェルトと 2022 アイアンマン世 界選手権勝者であるグスタブ・イデン両選手をメインゲストに招いた「来日記念シンポジウム:BEHIND THE WORLD CHAMPION」を 5/14(日) 12:00~13:30 象の鼻テラス(横浜)にて開催いたします。 ※本シンポジウムは、入場料無料でどなたでもご参加いただけます。

名実ともにトライアスロン界のトップスターである両選手を間近に迎え、シンポジウム前日に行われる WTCS 横浜の話から、トレーニング方法、最新機材、レースの戦い方など、世界のトップトライアスリートとの質疑 応答を介してたっぷり交流できる、またとない貴重な機会です!
また、当日は GIANT トライアスリートの小田倉真選手(三井住友海上)と梶鉄輝選手(JPF)もゲスト登壇。 日本代表メンバーだった小田倉選手は、東京五輪の直前合宿でメインゲストの両選手とトレーニングを共にし ていますので、アスリート同士のプライベートな交流エピソードも聞けるかもしれません。

つきましては、下記フォームより応募いただいた方の中から抽選で 20 名様を、本シンポジウムの優先席にご 招待いたします。選手へのメッセージや選手に聞きたいことも併せて募集しますので、ぜひ選手への熱い思い をお聞かせください。優先席に当選された方には、GIANT と CADEX、そして On から特典プレゼントをご用 意しております。 また、シンポジウムに参加された方全員を対象に、貴重な景品が当たるミニイベントも開催予定です。ぜひ多 くの方のご参加をお待ちしております。

さらに、本シンポジウムの後には、エイジカテゴリーのメダルセレモニーに、当該ゲストアスリートがプレゼ ンターとして登壇予定です。こちらも世界のトップトライアスリートを間近に感じられる、貴重な機会となり ますので、ぜひお楽しみください。

【開催概要】

クリスティアン・ブルメンフェルト&グスタブ・イデン 来日記念シンポジウム 「BEHIND THE WORLD CHAMPION」

■開催日時: 2023 年5月 14 日(日) 12:00~13:30(受付 11:30~)

■場所: 象の鼻テラス

■メインゲスト:クリスティアン・ブルメンフェルト、グスタブ・イデン

ゲスト:小田倉真(三井住友海上)、梶鉄輝(JPF)

■入場料: 無料

■優先席: 20席

■優先席応募締切: 5月11日(木)

■抽選発表: 5月12日(金)

※優先席以外は、当日、象の鼻テラス内にいらっしゃるどなたでもご参加いただけます。約 60 名様まで参加可能予定。(自由席および立ち見)

■主催: 株式会社ジャイアント

■協力: 公益社団法人日本トライアスロン連合(JTU)、オン・ジャパン株式会社

■会場協力: 象の鼻テラス

【優先席の応募フォームはこちら】

https://de5eb4f9.form.kintoneapp.com/public/eea7064dec5e5096456a3dcd4d4d77fe7a191bd521c44f570c26bbf322dbfc16

【シンポジウムの主な内容(予定)】

●WTCS 横浜振り返り&パリ五輪に向けた抱負

●クリスティアン・ブルメンフェルト、グスタブ・イデン、小田倉真、梶鉄輝 4 選手の対談

●ゲスト選手への質疑応答(事前に応募いただいたものを中心に)

●貴重な景品が当たるミニイベント、記念撮影 ほか

【注意事項】 ※本シンポジウム以外のエリアは、一般に開放されたエリアとなりますので、周りの方へのご配慮をお願いいたします。

●ブランドウェブサイト https://www.giant.co.jp/ https://www.cadex-cycling.com/jp

●読者の方からの問い合わせ先 株式会社ジャイアント 044-738-2200

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka