ワールドトライアスロンチャンピオンシップシリーズ横浜2023 “ GERONIMO COUNT ”

#1 Sophie Coldwell選手のウィナーズバイク、スペシャライズドS-WORKS TARMAC SL7

 

WTCS横浜2023において使用されたバイクの使用率は以下の通りの結果となった。

例年、スペシャライズドが群を抜き1位という勢力図は変わらないのだが、今年も凄かった。2021年に次ぐ、圧倒的なシェアを取り、2位以下を寄せつけない強さを見せた。特に女子の使用率が極めて高いことに驚かされる。そして、台数だけではなく、女子は、2018年からの5連覇の快挙となっている。

スペシャライズドは、今やWTCSの顔となり、不動の地位とも言える状態となった。その「ダントツ感」は、アイアンマンにおけるサーヴェロのような感じだ。もちろん、コナとは台数、選手など違いはあるが、世界のトップが使用するバイクは気になるところだ。スピードとパワーのトライアスロンで使用されるバイクは、一般レースにも影響を与えると予想している。

順位 ブランド 男子 女子 合計 使用率
1 SPECIALIZED 10 17 27 22.5%
2 SCOTT 3 8 11 9.2%
3 TREK 4 5 9 7.5%
4 GIANT 7 1 8 6.7%
5 BMC 4 3 7 5.8%
6 CANYON 4 2 6 5.0%
LAPIERRE 4 2 6 5.0%
VENTUM 2 4 6 5.0%
9 cervelo 4 1 5 4.2%
10 cannondale 3 1 4 3.3%
11 PINARELLO 2 1 3 2.5%
12 ARGON18 2 2 1.7%
BH 2 2 1.7%
FOCUS 2 2 1.7%
COLNAGO 1 1 2 1.7%
PROCYCLE 1 1 2 1.7%
STEVENS 1 1 2 1.7%
Wilier 1 1 2 1.7%
SWIFT 2 2 1.7%
ROSE 2 2 1.7%
Liv 2 2 1.7%
22 Bianchi 1 1 0.8%
FACTOR 1 1 0.8%
THOEMUS 1 1 0.8%
PARDUS 1 1 0.8%
LOSA 1 1 0.8%
KOGA 1 1 0.8%
FELT 1 1 0.8%
3T 1 1 0.8%
29 合計 60 60 120 100.0%

※Counted by Triathlon GERONIMO

 

【GERONIMO ANALYSIS】

WTCS横浜で使用されるエリートバイクについてはより詳細を確認したい。一般レースとは異なるレギュレーションでありながらも「トライアスロン」としての特徴はあるのだろうか。DHバーも使用できなくなり、より「ロードレース化」となるエリートのバイクはどのようになっているのだろうか。

  1. エアロロード使用率
  2. メインコンポーネント使用率
  3. ディスクブレーキ使用率
  4. ホイールリムハイト傾向
  5. パワーメーター使用率
  6. ビッグプーリー使用率
  7. フレアポジション率

などが挙げられる。

追って、お知らせしたい。

 

 

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka