GERONIMO COUNT KONA 2018 ❝ SUB10 ❞ Bikes

KONAで開催されたアイアンマンワールドチャンピオンシップで使用されるバイクのGERONIMO COUNTを行った。

KONAは、トライアスロンバイクのデータベースだ。トッププロに使用させる最新機材からエイジ選手に多く使用される機材まで、トライアスロン機材、用品の各メーカーはそのトレンドに注目、開発を行っている。特にバイクの使用率は毎年大きく話題になり、次期購入バイクの参考にする人も少なくない。

すでに全体のバイクカウントは、発表されているので、「その先」を分析してみた。今回、チェックしたのは、全体のバイクシェアではなく、「SUB10」選手のバイクに注目している。SUB10とは、マラソンで言うSUB3に当るもので、アイアンマンレースにおいて10時間を切ることが、ステイタスであるということだ。SUB10の10時間を単純に分けると、スイム1時間、バイク5時間30分、ラン、3時間30分、ということになる。また、トランジットも必要なので、その分更に時間短縮が必要になるということだ。一言で言えば「半プロ」レベルということになる。バイクタイムだけではなく、トライアスロンとしてのタイムから見ているのは、バイクの走りがランに大きく影響するからだ。あくまでも「バイク+ラン」で走れてこそ、真の評価となる。

その速いエイジ選手たちが選ぶバイクはどうなっているのか。全体と違う傾向が見られるのか、調べてみた。

結果は、下記の通りだった。

順位 ブランド 台数 比率 全体 比率
1 cervelo 101 13.9% 480 21.0%
2 TREK 80 11.0% 258 31.0%
3 SPECIALIZED 63 8.7% 202 31.2%
4 FELT 62 8.5% 178 34.8%
5 CANYON 52 7.2% 132 39.4%
6 SCOTT 49 6.7% 111 44.1%
7 BMC 46 6.3% 118 39.0%
8 ARGON18 44 6.1% 113 38.9%
9 GIANT 36 5.0% 98 36.7%
10 ceepo 21 2.9% 69 30.4%
10 QR 21 2.9% 97 21.6%
その他計 141 19.4% 509 27.7%
不明 4 0.6% 11 36.3%
未確認 7 1.0% 9 77.7%
121 合計 727 100.0% 2385 30.5%

※Counted by Triathlon GERONIMO

全体の順位とほぼ変わらない結果となったが、着目すべき点は、全体に対するSUB10比率だろう。サーヴェロは全体台数もSUB10台数も1位だったが比率は低い。一方、キャニオン、BMC、アルゴン18は40%近く、スコットにおいては44%にも達している。速い選手が使用する傾向が強いと言うことができる。

この4ブランドとは、どんなブランドなのか。

【CANYON】

キャニオンは1996年創業のドイツブランドだ。ツールドフランスでは、モビスターやカチューシャをサポートしている。やはりキャニオンは、4年連続のウィナーズバイクのイメージが強いだろう。通販のみの販売方法をとるなど異色のブランドでもある。商品検査は、CTスキャナで、厳しく行っているなど、独自のスタイルが特徴。2014年では、僅か24台の使用台数だったが、2018年では、130台までになっている。

写真のモデル(Speedmax CF SLX)は、2015年のKONAでデビュー、ハイドレーションが一体の標準装備となり、シートアングルなども含め、「トライアスロンバイク」としての完全参入となったモデルでもある。そして、フロデノが使用し、いきなりウィナーズバイクとなっている。当時はまだプロトタイプとされていて、完成度は低かったが、その後、活躍の通り完成された。

【SCOTT】

スキーで有名なスコットは、1958年創業のブランドで当初はアメリカブランド、1978年よりスイスブランドとしている。自転車は、1986年に参入している。スコットの歴史において、何と言っても外せないのが、「DHバー」を生み出したメーカーであったことだろう。現在は、オリジナルの生産はしていないが、「トライアスロンカラー」の強いブランドでもあった。2008年には、スタッドラーがPLASMA2を使用し、その後、バイクの強い選手をサポートし、そのイメージを築いた。そして、2014年キーンルによってついにウィナーズバイクとなった。

写真のモデル(PLASMA5)は、ヘッド周りが特徴的となっている。初期型のSHIVやTRINITYに似たようなデザインだ。ただ、決定的な違いは、単なるフェアリングではなく、樹脂で出来たドリンクシステムそのものとなっている。これは、プロファイルと共同開発したものだ。SHIVの内蔵型フューエルシステムに対し、フレーム一体化システムと言える。基本的なところになるが、フレームは、もちろんHMXのハイモジュラス仕様。そして、フレームの各部位によって断面形状を変化させている。これは、人間の動きを含め、気流の特徴を加味し、エアロダイナミクスを高めるコンセプトなのだ。

【BMC】

BMCは、1986年創業のスイスブランドだ。現在の流れになったのは、2001年で、実質ここからがBMCの歴史と言える。今や押しも押されもせぬブランドのイメージだが、実は新しい。当時言われた新興メーカーの一つで、サーベロと時期が被る。ややサーベロには遅れたが、現在は肩を並べている。2004年のTimemachineTT01の鮮烈デビューがターニングポイントだったのではないだろうか。技術とそのこだわりの集大成がTT01というカタチになってアピールしたのだ。そして、2011年、7年の時を経て、TM01がデビュー、大人気となった。

写真のモデル(Timemachine01)の特筆すべき点は、BMCのよりトライアスロンへの注力が伺えることだ。先述の通り、前作で完全にトライアスロンバイクとなったTM01が、エアロダイナミクス、ストレージ、パッキングなど、明確にトライアスリートをターゲットとしていることだ。まず、外観上は初代の流れを汲みシャープなデザインとなっている。前作に比べ、インテグレーテッドの強化が図られ、ケーブル類はほぼ収まっている。スイスの空力学のサウバーエンジニアリング社との共同開発により、前作よりも、バイク単体で、ヨー角20度で20%、ライダーが乗った状態で12%のエアロダイナミクス向上となっている。

これらのバイクの共通点として、剛性の高さが挙げられるだろう。バイクエリートの使用を想定しているかのように思える。ここで言うエリートとは、単に脚筋力、持久力だけではなく、剛性に対応する回転力や適正なギア比の選択などのスキルも合わせ持つ選手のことだ。昨今、軽量化とともに、剛性化も進んでいる。高い剛性によるレスポンスの良さなどメリットを生かし、デメリットをカバーするためにも、回転力や機材チョイス、操作など、総合的なスキルが要求される。トレーニングだけではなく、広くバイクに関わることこそが、バイクパフォーマンスを上げることになる。

次にSUB10選手が選んだモデルは何だったのだろうか。ブランドは明確に分かれるのだが、モデルのコテゴライズは、定義が必要となる。モデル名が異なっていても同フレームを使用している場合もある。同形状でマテリアルが異なる場合、当然、現行と旧型は分けている。大きくは、形状=エアロダイナミクスとしての分類となるだろう。

SpeedConceptは、7シリーズと9シリーズがある。IAも3種類のカーボングレードがある。現時点では、旧型となるが、前作SHIV(New SHIVと並行して販売中)もS-WorksとExpertの2グレードが存在する。サーヴェロのように完全に型を分けている場合、新型が出て間もない場合は、ブランドとして使用率が高くても、モデルによって分散してします。あくまでもそれらを前提に踏まえた中での話であることは、あらためて確認したい。タイミングということだが、「今」この瞬間の人気モデルを割り出してみた。

結果は、下記の通りだった。

順位 ブランド モデル 台数 使用率
1 TREK Speed Concept (9&7) 74 10.2%
2 FELT IA 54 7.4%
3 SPECIALIZED SHIV (内S-WORKS 30台) 50 6.9%
4 cervelo P5 39 5.4%
5 SCOTT PLASMA5 39 5.4%
6 cervelo P3 & P2 (クラシックP含まず) 36 5.0%
7 GIANT TRINITY (2nd) 32 4.4%
8 ARGON18 E-119TRI (内TRI+24台) 31 4.3%
9 CANYON SPEEDMAX CF SLX 24 3.3%
9 BMC Timemachine01 (2nd Gen.) 24 3.3%
その他計 313 43.1%
不明 4 0.6%
未確認 7 1.0%
121 合計 727 100.0%

これが、今、世界のSUB10アイアンマンが使用しているバイクだ。

モデルで分ければ不利になるブランドもあるが、選手がそのレースで選ぶバイクは1台のみ。今年のKONAのエリートバイクだ。

【TREK Speedconcept】

2013年リリース(2014年モデル)現行モデル

トップエイジが最も多く使用するトライアスロンバイクとなった。2010年リリースの第1世代Speedconceptからマイナーチェンジを受け、この第2世代へと繋がっている。第1世代からのKVFデザインで高いエアロダイナミクスを持ち、第2世代で徹底したフューエル&ストレージに取組んだ。フューエルは、2011年のSHIVがリードしたが、ストレージでは、このモデルがその強いイメージを持ち、その後の各社のトライアスロンモデルの要素として定義付けられたと言えるだろう。

現在、5シーズン使用されているため、モデルチェンジも期待されている。当然、ディスクブレーキ化と更なるエアロダイナミクスの向上が図られるはずだ。そして、ユーザビリティも同様だろう。

【FELT IA】

2013年リリース(2014年モデル)現行モデル

2013年のKONAデビュー以来、6連勝中(女子)のスーパーバイクだ。今年は、ディスクブレーキ仕様も発表され、実戦投入されている。13年リリース直前までSHIV同様の「ハイドレーションシステム」を持つバイクとして、予定されていたが、最終型ではなくなっていた。現在のデザインは、主流とやや異なるダイナミックでボリューミーなダウンチューブとシートチューブが特徴的だ。重そうに見えるがFRDシリーズの軽量性は十分だ。また、ほぼステーレスに近い、低くデザインされたシートステーもIAの特徴で、その後の他社のデザインにも影響をもたらしている。

これも現在、5シーズンを終えた。ディスクブレーキ仕様が登場し、微妙だが、やはりモデルチェンジに期待がかかる。第1世代で「お蔵入り」となったハイドレーションも再度挑戦してほしい。

【SPECIALIZED SHIV】

2011年リリース(2012年モデル)前作モデル(継続)

トライアスロンバイクの代表格と言えるだろう。2011年のKONAでの世界同時発表にて、センセーショナルにデビューしたSHIVだ。特にハイドレーションシステムが話題となり、現在の各社トライアスロンバイクにも影響を与えてきた。KONA女子6勝のバドマンが使用していたキャットCHEETAHなど、ハイドレーションを内蔵するバイクは以前にもあったが、量産型としては、世界初となり、現在までも唯一無二のシステムとなっている。そして、KONAデビューと同時にアレキサンダーにより、ウィナーズバイクとなっている。

今年のKONAでは、第2世代のNew SHIVがローンチされ、更なるAERO、FUEL、FITを高めている。

関連記事:http://triathlon-geronimo.com/?p=29008

【cervelo P5】

2012年リリース(2013年モデル)現行モデル

KINGサーヴェロで最も多く使用されているモデルだ。他社トライアスロンモデルは、同形状で異素材などが多いが、サーヴェロはモデルタイプを多く持つため、モデル別の使用率では分散してしまう。シーポなども同様のことが言える。全体では、P3が最も多いが、現行と旧型があるため、現行で見ると、やはり全体でもP5が多い。2016年KONAで世界同時発表となったP5Xが登場し、当初はドロップかと思われていたが、現在では、Pシリーズとは別にPXシリーズを立ち上げ、「トラディショナル」のPと「異型」のPXのトライアスロン2ラインとなり、ユーザーのニーズに対応している。

P5は、年明け早々にフルモデルチェンジし、「New P5 Disc」となる予定だ。今年のKONAで最終調整が行われていた。もちろんPXもシリーズを立ち上げているには、「意味」がある。

【SCOTT PLASMA5】

2014年リリース(2015年モデル)現行モデル

トップ5の中では最も新しいモデルとなる。PLASMA5の「5」はグレードを表している。1から存在するが、4のみ下位グレードに設定されたため、実際は第4世代のPLASMAということになる。スコットのバイクは、バイクのスコット、素材の東レ、パーツのシマノの3社により誕生している。現存のトライアスロンバイクの中でも最も競技志向の強いバイクの一台と言えるだろう。特にトップエイジからの支持は強く、プロサポートもバイクの強い選手をサポートする傾向がある。SHIV同様に、KONAデビューと同時にキーンルにより、ウィナーズバイクとなっている。

PLASMA5は、現在、4シーズンとなった。完成度の高いバイクだが、ディスクブレーキ化傾向の中で、モデルチェンジが期待される。同社のFOILもディスク化しているため、可能性は十分あるだろう。

どのバイクを選ぶにしても「フィット性」が極めて重要となる。特に、KONAでもDHバー周辺の「カスタム化」が進んでいる。その理由は、サドルと同じだ。「サドルを交換する理由は。。。?」ということになる。DHバーは、パーツだが、フレームの一部と考えても良い。より自身に合ったバイクの選択とともに、全体のフィッティング、そして、パーツのフィッティングが重要になる。バイクの進化とともに、パーツもより一層の進化が期待される。長距離ライドとなるアイアンマンでは必須だ。

また、各エイジ別で使用されているバイクは?、女性に最も使用されているバイクは?KONA発信の情報は面白い。

 

KONA 18 INDEX Page:http://triathlon-geronimo.com/?p=28381

「既成のバイクをいかに自分のものにするのか、トレーニングだけしていれば良いわけではない。バイク機材についても考えてみよう!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

❝ You are an IRONMAN ❞

世界最高峰のトライアスロン、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP でエイジ選手がフィニッシャーになることとは。

1978年初のトライアスロンレースとして生まれたIRONMANはトライアスロンの原点だ。他にない「特別なレース」であることは言うまでもない。ただ、このステージに立つことは簡単ではない。ほんの一握りの選手のみがその出場を許される。そのために、毎日毎日、トレーニングを積み上げる。もちろん、プロ選手ではないので、フルタイムワーカーが、限られた「時間」と対峙しながら、「効率性」を追求し続ける。時間を無駄にしたくない。同じやるならより効果が見込めることに注力したい。もう単なる「趣味」ではない。良いと聞いたことは即実行、やれることは何でもやる。そんな前向きなトライアスリートたちだ。プロではないので仕事ではないが、遊びとも言えない。大人が真剣に取り組む何かがある。それほど熱くさせるトライアスロンがIRONMANだ。

このレースに出る選手は、IRONMANは何度も出ている。何度も完走している。そんな猛者たちがフィニッシュで見せる表情は、初めてロングを、初めてIRONMANを完走したかのように最高の表情で飛び込んでくる。やはり、特別なレースなのだ。

 

 

 

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「Congratulations !」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

IRONMAN ❝ Super ❞ Champion, Ryf & Lange

2018年のアイアンマンワールドチャンピオンシップが終わった。(KAILUA-KONA、Hawai’i)

気温は、30℃近かったが、風のない絶好のコンディションで好記録ラッシュとなったレースだった。 ディフェンディングチャンピオンのPatrick Lange(DEU)は、7:52:39で昨年に続き2度目の優勝となった。この「SUB8」は歴史的な快挙でもあり、スピード化された「総合力」が絶対条件となることを示している。Daniela Ryf(CHE)も8:26:18で4連覇となった。この8時間30分を切るタイムも脅威的なタイムだ。当然、この二人のタイムは、大会レコードとなっている。
 
2位のBart Aeronouts(BEL)も7:56:41のタイムでSUB8、3位のDavid McNamee(GBR)も8:01:09の好タイムだった。女子は、Lucy Charles (GBR) が 8:36:34で昨年と同じ2位、3位は、Anne Haug (DEU)が8:36:34だった。

男子のタイムは、一気にそのレベルを上げた。今までは8時間30以内というのが一つの目安だった。コンディションがよければ、8時間15分以内、そうでなければ、8時間30分以内。そんなイメージがあったが、15分以上その目安を縮めたのだった。

そして、女子は、2位と約10分差があり、男子のSUB8も驚かされたが、Ryfのパフォーマンスはパーフェクトであり、圧勝だったと言えるだろう。また4勝は、2012年に引退したChrissie Wellingtonと並ぶ記録であり、最多優勝8回のPAULA NEWBY-FRASER、6回のNatascha Badmannに次ぐ3位の記録である。

今回のレースは条件が良かったとは言え、40周年に相応しいNewレコードの多いアイアンマンとなった。そして、女子のパフォマンスアップは、男子との差が縮まっていることを感じさせる、今後の展開が楽しみな今回のレースだった。

Top five professional men’s results:

SWIM BIKE RUN FINISH
1. Patrick Lange DEU 00:50:37 04:16:05 02:41:31 07:52:39*
2. Bart Aeronouts BEL 00:54:07 04:12:26 02:45:42 07:56:41
3. David McNamee GBR 00:49:31 04:21:19 02:46:03 08:01:09
4. Tim O’Donnell USA 00:47:45 04:18:46 02:52:34 08:03:17
5. Braden Currie NZL 00:49:28 04:17:18 02:53:39 08:04:41
6. Matt Russell USA 00:54:02 04:12:58 02:52:56 08:04:45
7. Joe Skipper GBR 00:50:53 04:15:41 02:54:16 08:05:54
8. Andy Potts USA 00:49:33 04:18:51 02:56:27 08:09:34
9. Cameron Wurf AUS 00:50:51 04:09:06 03:06:19 08:10:32
10. Michael Weiss AUT 00:54:14 04:11:28 03:00:03 08:11:04

*indicates new course best

Top five professional women’s results:

SWIM BIKE RUN FINISH
1. Daniela Ryf CHE 00:57:27 04:26:07* 02:57:05 08:26:18*
2. Lucy Charles GBR 00:48:14* 04:38:11 03:05:50 08:36:34
3. Anne Haug DEU 00:54:21 04:47:45 02:55:21 08:41:58
4. Sarah True USA 00:52:06 04:49:19 02:57:38 08:43:43
5. Mirinda Carfrae AUS 00:58:18 04:46:05 03:01:41 08:50:45
6. Sarah Crowley AUS 00:54:19 04:43:09 03:10:30 08:52:30
7. Kaisa Sali FIN 00:58:23 04:44:32 03:06:04 08:54:28
8. Angela Naeth CAN 00:58:28 04:42:26 03:11:12 08:57:36
9. Corinne Abraham GBR 00:58:44 04:38:16 03:16:27 08:57:55
10. Linsey Corbin USA 00:58:24 04:48:30 03:07:15 08:58:58

*indicates new course best

【Topics】

・Patrick Lange(DEU)がアイアンマンワールドチャンピオンシップにおいて7:52:39で初のSUB8を達成した。
・Langeのマネージャーでもあり、選手でもあったJan Sibbersenが46:30で20年振りにスイムのコースレコードを出した。
・KyleとBrent Pease兄弟は、1999年のDick and Rick Hoyt親子以来の「Special Team」として完走している。
・Liz McTernan(GBR)はハンドサイクリストとして2位となったが、女子としては1位で14:21:13のタイムは、2013年のMinda Dentler(USA)の記録を更新している。
・Hiromu Inadaは、85歳11カ月で最年長のアイアンマンとなり、85-89エイジ別優勝となった。
・2位のBart Aeronaut(BEL)も7:56:41でサブ8を達成している。
・Daniela Ryf(CHE)は、8:26:18で、自身の持つ8:46:46(2016年)を大幅に更新し大会レコードとなった。
・Lucy Charles(GBR)は、Jodi Jacksonの48:43(1991年)を上回る48:14で、スイムのコースレコードを出した。
・Cameron Wurf(AUS)自身が昨年出した、バイクコースレコード、4:12:54を更新し、4:09:06で、Newレコードとなった。
・Ryfは4:26:07で17年振りに女子のバイクコースレコードを更新した。

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「2018のコナが終わった。そして、2019が始まる!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

IRONMAN Bike Check in

本日は、決戦前夜、バイクチェックインとなる。

プロ選手や話題の選手のセッティング、新型バイク、トレンドなどを感じる瞬間だ。

サーヴェロP5 Discは確認できなかった。ピナレロBLIDE TR+は、デビューとなった。

そして、後のバイクカウント分析で詳細なトレンドが見えてくるだろう。

(取り急ぎ、一部の模様をアップしている。)

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「世界最長の7時間チェックインが終わった!

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

IA ❝ DISC ❞ launch(Photo ver.)

IAもディスクブレーキモデルが追加された。IA Discも聖地、KONAでの発表となった。

まずは、取り急ぎのPhoto情報となる。

メーカー情報:http://triathlon-geronimo.com/?p=28569

 

 

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「やはり、発表はKONAで!

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

New SHIV Launch (Photo ver.)

トライアスロンの聖地、KONAで新型SHIVが発表された。

まずは、取り急ぎのPhoto情報からとなる。

メーカー情報:http://triathlon-geronimo.com/?p=28343

 

 

 

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「トライアスロンバイクはKONAで発表する!

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

KONA Sunday Photo100

レース1週間前の聖地KONA。

まだ、人も少なく、ゆったりとした時が流れている。

EXPOは、火曜日のオープンに向け、準備が進む。

今年も間もなく、IRONMANが始まる。


 

 

 

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「今年も熱いKONAとなるのだろう。」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP ~40YEARS OF DREAMS~

トライアスロンの原点、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP が迫って来た。

今年で40周年を迎えるハワイアイアンマン。1978年に第1回が15名で開催され、まもなく40年となる。ハワイは、原点であり、ワールドチャンピオンシップとなるレースで、アイアンマンの頂点を決める大会だ。もちろん、最新の機材も投入され、最高峰のレースが開催されるのだ。

ちなみに、40周年ではあるが、1982年には2回開催されているので、すでに41人のチャンピオンが存在する。今年は、42人目のチャンピオンが誕生するということだ。

今年の見どころとしては、スピード化とバランス力の優れた過去最強のアイアンマンたちが揃っていることだろう。以前のように、バイクが得意、ランが速いなど、一種目では勝てない。バイクとランの総合力が勝負を決める。今年は欠場となったヤン・フロデノがそれを実証し、極めてバランス力のある最高のアイアンマンとなった。バイクの4時間30分は絶対条件となるだろう。また、ランも2時間50分を切らなければ勝負にならない。そんなスピードレースに目が離せない今年のハワイとなることだろう。

そんな流れとして、今年は、ショートで活躍し、アイアンマン70.3チャンピオンにもなったハビエル・ゴメスの「初ハワイ」にも注目が集まっている。そして、New SHIVで走るゴメスの姿はエキサイティングなQUEEN Kとなる。

また、その時の気象条件なども関係するが、ハワイアイアンマンでの「7時間台」が出るのか、昨年は、パトリック・ランゲにより8時間1分台のコースレコードとなり、「SUB8」に期待がかかる。

その他、あのレジェンド「キャメロン・ブラウン」が出場する。46歳のニュージーランドの英雄は、ニュージーランド12勝、今年は、3位だったが、タイムは、8時間7分そして、ランスプリット2時間41分という驚異的なタイムを出している。キャメロンの全盛期は、2000年前半で、2位2回、3位2回だが、今も衰えないパワーがどんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。安定したランは、「絶対につぶれない」そんなイメージのキャメロン。46歳となった今、彼らしいクレバーな走りに期待したい。

一方、「Triathlon GERONIMO」のメインはバイク機材だ。ニューモデルとその発表、そして、バイクトレンド、ディスクブレーキも実数としては、すぐ増えないが、ニューモデルへの搭載からその「勢い」は十分に感じ取れることだろう。

ハワイと言えば、そこで走る「バイク」のその特徴が大きな話題となる。ハワイのコースは、概ねDHポジションで走るため、よりエアロダイナミクスに「特化」したバイクの設計が、トライアスロンバイクの「象徴」として、注目を集めるのだ。

今年は、ニューモデルも多い。すでに7月に発表されたceepo SHADOW-R、FELT IA Disc、市販化されたcannondale SUPER SLICE、新型にディスク仕様となったcervelo P5 Disc、BMC TM01 Disc、などがコナデビューの予定となる。また、「異形バイク」はどうなっているのか、キングcerveloのP5X、オフィシャルバイクのVENTUM、異形代表格のDIMONDなどの使用率も気になるところだ。パーツでは、ARGON18の「NOTIO KONECT」も実用化に向けた動きが注目となる。ウエア、シューズ、アクセサリーも「KONA」ならではの展示となることだろう。

そして、何と言っても今年の最も大きな話題となるのが、エアロダイナミクスの「ハワイ仕様」として、待ち望まれている、スペシャライズドの「SHIV」となる。現行モデルが、2011年に同ハワイでローンチされて以来、7年振りのモデルチェンジは、機材としてもエキサイティングなアイアンマンとなるだろう。ハワイ現地のメディアローンチにて詳細な情報が公開となる予定だ。

SHIV情報:ハワイ時間10/8 18:00、日本時間10/9 13:00 世界同時発表

 

【大会情報】

■開催日 2018/10/13(土)ハワイ現地時間

■競技 スイム2.4mile / バイク112mile / ラン26.2mile

※詳しくは、下記HPへ http://ap.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman/world-championship.aspx#axzz3eVo5aNf8

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昨年のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?p=23462

「トライアスロンは10月で始まり、10月で終わる。つまりコナが全てなのだ。今年も全力取材!」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

KONA 2017

  SPECIAL AIRS ON NBC                       VENTUM ONE

      BIG SATURDAY ②                             QR PRSIX DISC

      Big Saturday ①                               SUPER SLICE

     IRONMAN Sunday                             Race Result

 Team JAPAN Check in                                  UPR

DIAMOND BACK ANDEAN                     TUESDAY photo

【取材予定】 アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ ~10月から始まり10月で終わる~

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP BROADCAST SPECIAL AIRS THIS SATURDAY ON NBC

IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP BROADCAST SPECIAL AIRS THIS SATURDAY ON NBC

— 2017 IRONMAN World Championship to broadcast on NBC December 9 at 2:30 p.m. ET —

— Annual broadcast special returns to spotlight historic victories and the magic of Kona through the Champions and Inspirational Athletes who compete in the world’s toughest endurance event —

— IRONMAN World Championship Kona Preview Show airs on NBCSN December 7 at 6:00 p.m. ET —

— 4.7 million viewers tuned into live coverage of 2017 IRONMAN World Championship on Oct. 14 —

TAMPA, Fla. (December 7, 2017) – The annual broadcast special of the IRONMAN® World Championship will premiere this Saturday, December 9, at 2:30 p.m. ET on NBC, chronicling this year’s edition of the iconic triathlon that took place on October 14, 2017, in Kailua-Kona, Hawai`i.

The 90-minute show will provide viewers an all-access experience from the pre-race build-up to the final hours of the night time finish, as more than 30 cameras captured the action from the Hawaiian blue skies, across the barren lava fields and under the water of Kailua Bay during the grueling and inspirational 140.6-mile challenge. More than 2,300 athletes from 66 countries, regions and territories on six continents started this year’s IRONMAN World Championship, taking on a 2.4-mile swim, 112-mile bike and 26.2-mile marathon run across the rugged Hawaiian terrain, proving that ANYTHING IS POSSIBLE®.

Click on the following link for a preview of this year’s broadcast: https://youtu.be/7nOccH7tq9M

Features of this year’s IRONMAN World Championship special broadcast include:

・Exclusive interviews from current and former World Champions and other professional IRONMAN® athletes.
・Defending women’s IRONMAN World Champion Daniela Ryf of Switzerland looks to make history and join an elite group by claiming a third consecutive victory but newcomer Lucy Charles of Great Britain has other plans.
・With a perfect display of form and strength, run-course record holder Patrick Lange of Germany battles country mates Jan Frodeno and Sebastian Kienle and a determined Lionel Sanders of Canada in seeking his first IRONMAN World Championship title.
・Courageous stage-4 pancreatic cancer fighter, Mike Levine, who was inspired and encouraged by 1982 IRONMAN World Champion Kathleen McCartney, race together to prove a diagnosis doesn’t define you.
・Marine Corps veteran Mike Ergo, uses triathlon to battle the demons of PTSD while finding a way to keep the memory of his 29 fallen Marine Corps brothers alive by racing with their names on his race kit.
・Sian Welch, a former top female professional triathlete returns to the island 20 years after being part of one of the most memorable finishes in Kona history, “The Crawl”.

Legendary sportscaster Al Trautwig, narrates the annual special, offering viewers an immersive front-row seat to one of the most captivating events in sports. A programming fixture on NBC since 1991, the IRONMAN World Championship Special has garnered 54 Emmy Award nominations with 16 Emmys along with many other accolades.

 

 

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka