ジップの新型ホイールファイヤーストライク。
外観は、ファイヤークレストとほぼ同形状となる。このモデルは、404シリーズのみに設定され、「Limited」となっている。「404」は、ジップの看板商品で、650Cクリンチャーモデルなど5タイプがラインナップされている。ファイヤーストライクは、2010年にリリースされたファイヤークレストとほぼ同等の形状で、優れたエアロダイナミクスを持っているが、最大の特長は、制動力にある。
魚の鱗のように見えるブレーキ当たり面だが、SiCで造られたSHOWSTOPPERというテクノロジーが施されている。より制動力を高めている。本来トライアスロンの大前提にはないが、実際は、テクニカルなコースがある。そんなコースには最適となるだろう。昨今ディスクブレーキや油圧ブレーキなどが話題となる中、リムサイドからの提案でもある。ディスクのメリットもあるが、やはり、通常のブレーキのほうが軽量なのは、間違いないからである。
この写真のホワイトデカールは、インプレスダイレクトデカールという初の試みのデカールで、表面処理の一環となる。価格も通常のデカールより少し高くなる。
同じ404シリーズの中で違いは何か?、ということになるのだが、この「ファイヤーストライク」は、カタログデータで前後1620g、「ファイヤークレスト」は、1640gになっている。制動力の高さが売りでかつ重量も軽いとなれば、ファイヤーストライクが良いとなるのだが、価格が高価になる。現在、国内で定価設定されていないが、10万以上は、高価になるだろう。
ホイールの “ Cervelo ” ジップの進化は目が離せない。
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka