【GERONIMO COUNT】 IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP ~40YEARS OF DREAMS~

トライアスロンの原点、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP が迫って来た。

今年で40周年を迎えるハワイアイアンマン。1978年に第1回が15名で開催され、まもなく40年となる。ハワイは、原点であり、ワールドチャンピオンシップとなるレースで、アイアンマンの頂点を決める大会だ。もちろん、最新の機材も投入され、最高峰のレースが開催されるのだ。

ちなみに、40周年ではあるが、1982年には2回開催されているので、すでに41人のチャンピオンが存在する。今年は、42人目のチャンピオンが誕生するということだ。

今年の見どころとしては、スピード化とバランス力の優れた過去最強のアイアンマンたちが揃っていることだろう。以前のように、バイクが得意、ランが速いなど、一種目では勝てない。バイクとランの総合力が勝負を決める。今年は欠場となったヤン・フロデノがそれを実証し、極めてバランス力のある最高のアイアンマンとなった。バイクの4時間30分は絶対条件となるだろう。また、ランも2時間50分を切らなければ勝負にならない。そんなスピードレースに目が離せない今年のハワイとなることだろう。

そんな流れとして、今年は、ショートで活躍し、アイアンマン70.3チャンピオンにもなったハビエル・ゴメスの「初ハワイ」にも注目が集まっている。そして、New SHIVで走るゴメスの姿はエキサイティングなQUEEN Kとなる。

また、その時の気象条件なども関係するが、ハワイアイアンマンでの「7時間台」が出るのか、昨年は、パトリック・ランゲにより8時間1分台のコースレコードとなり、「SUB8」に期待がかかる。

その他、あのレジェンド「キャメロン・ブラウン」が出場する。46歳のニュージーランドの英雄は、ニュージーランド12勝、今年は、3位だったが、タイムは、8時間7分そして、ランスプリット2時間41分という驚異的なタイムを出している。キャメロンの全盛期は、2000年前半で、2位2回、3位2回だが、今も衰えないパワーがどんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。安定したランは、「絶対につぶれない」そんなイメージのキャメロン。46歳となった今、彼らしいクレバーな走りに期待したい。

一方、「Triathlon GERONIMO」のメインはバイク機材だ。ニューモデルとその発表、そして、バイクトレンド、ディスクブレーキも実数としては、すぐ増えないが、ニューモデルへの搭載からその「勢い」は十分に感じ取れることだろう。

ハワイと言えば、そこで走る「バイク」のその特徴が大きな話題となる。ハワイのコースは、概ねDHポジションで走るため、よりエアロダイナミクスに「特化」したバイクの設計が、トライアスロンバイクの「象徴」として、注目を集めるのだ。

今年は、ニューモデルも多い。すでに7月に発表されたceepo SHADOW-R、FELT IA Disc、市販化されたcannondale SUPER SLICE、新型にディスク仕様となったcervelo P5 Disc、BMC TM01 Disc、などがコナデビューの予定となる。また、「異形バイク」はどうなっているのか、キングcerveloのP5X、オフィシャルバイクのVENTUM、異形代表格のDIMONDなどの使用率も気になるところだ。パーツでは、ARGON18の「NOTIO KONECT」も実用化に向けた動きが注目となる。ウエア、シューズ、アクセサリーも「KONA」ならではの展示となることだろう。

そして、何と言っても今年の最も大きな話題となるのが、エアロダイナミクスの「ハワイ仕様」として、待ち望まれている、スペシャライズドの「SHIV」となる。現行モデルが、2011年に同ハワイでローンチされて以来、7年振りのモデルチェンジは、機材としてもエキサイティングなアイアンマンとなるだろう。ハワイ現地のメディアローンチにて詳細な情報が公開となる予定だ。

SHIV情報:ハワイ時間10/8 18:00、日本時間10/9 13:00 世界同時発表

 

【大会情報】

■開催日 2018/10/13(土)ハワイ現地時間

■競技 スイム2.4mile / バイク112mile / ラン26.2mile

※詳しくは、下記HPへ http://ap.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman/world-championship.aspx#axzz3eVo5aNf8

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昨年のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?p=23462

「トライアスロンは10月で始まり、10月で終わる。つまりコナが全てなのだ。今年も全力取材!」
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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka