ついにバイクのコースレコードが更新された。2006年ノーマンスタッドラー(4:18:23)を11年ぶりに破った。
ハワイのアイアンマンは何と言ってもバイクが特徴的だ。DHポジション比率の高いコースだが、アップダウンも多く、ハードなコースだ。そして、最も強敵となるのが、「コナウィンド」と言われる強風だ。概ねコナの場合、プロ選手がスタートする早い時間には、弱いためエイジ選手よりは、記録が出易い。また、当日の天候は自然現象であり、コントロール不能だが、2006年のスタート時間よりも早くなっているため、条件は良いことになる。当然機材の進化、バイク、ヘルメット、ウエアなどのエアロダイナミクス向上、軽量化、ストレージやフューエルの機能性など、様々なモノがその条件をバックアップしている。
今回、レコードを出したのはキャメロンワーフ(4:12:54)だが、2006年のコースレコードを破った3人の二番目となるのが、ライオネルサンダース(4:14:19)だ。(上)スイムは53分台とエイジレベルだが、バイクのパフォーマンスで2位でバイクフィニッシュとなっている。その後のランも2:51:53と決して遅いわけではないが、優勝したランゲのスーパーランには叶わなかった。
いずれにしても、今回の大会は、サンダースのバイクにより、キーンレ、その後の集団もスピード化となった展開が見どころであり、レースを最も盛上げた立役者の一人となったのだ。
やや特徴的なバイクフォームは気になるが。。。
「続く」