宮古島大会2018 レースPhoto ① Good morning ~ Swim

レースが始まる。

国内最高峰である宮古島大会が始まる。星が見える。雲の動きがが速い。大気は不安定、青空も見えたり、隠れたり。そして、虹が出た。昨日の予報通り風は3m、少しおさまった。海は穏やか、泳ぎ易そうだ。悪くないスタートが切れそうだ。ただ、選手からは、緊張感が伝わってくる。この日のために、ハードなトレーニングを続けて来た。予定通りに走れるだろうか、ベテランも緊張感は隠せない。そして、初めてのロングディスタンス、完走できるだろうか、その前に完泳できるだろうか。ロングデビューの選手は不安でいっぱいだ。今回からスイムは2周回。一度上陸し、再び泳ぐ。折り返しでは水分も用意されている。前半は潮流に乗って泳げるが、沖から戻る後半は、潮流が阻む。その影響もあり、外側にコースアウトする選手も多い。しっかりとしたコース取りがポイントとなる。積み上げて来たものをしっかりと出し切って、ゴールを目指すのだ。

長い一日が始まった。いよいよスタート。気合いで行こうゼ!

 

 

その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=25633

「次は、バイクへ」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

宮古島大会上位入賞者記者会見

本日は、レース後の記者会見が執り行われた。

男子は、クレバーな走りを見せた、キャメロンブラウンの二連覇、スイムの先行、バイクで果敢に攻めの走りを見せたサイモンヤン、そして、戸原開人が帰って来た。ランの見事な追い上げで日本人1位、総合2位となった。女子は、鷲津奈緒美の二連覇、4勝で、女子最多優勝となった。体調を崩し、己との闘いとなったが、耐え抜き、勝利を掴んだ。

総合優勝 #1 Cameron Brown (45歳)ニュージーランド

スイムから大きな動きがあったが、バイクで無理な追い上げはせず、得意のランで勝負を決めた。

レースを振り返って「昨日は、とてもスペシャルなレースだった。スイムで少し出遅れてしまったが、バイクでは、サイモンのアクシデントがあったため、少し差を詰めることができた。ランは調子良く走り出すことができたが、とても暑く、湿度が高いため、調子は良かったが、前半は少し苦しかった。折り返してからは更に暑くなったため、苦しかったが、何とか優勝できて嬉しい。」

宮古島大会の印象、要望などは「レース自体、そして、島民のみなさん、ボランティアのみなさん、とても素晴らしいと思う。要望は、あえてになるが、ランのエイドステーションを2つから3つ増やしてほしい。特に気温が高い日だとかなりな水分を要求するため、昨日のレースは最後の10kmが苦しかった。冷たい水やスポンジなど用意してあるものはとても良い。

今後の目標は「このあと8月にアイアンマンフィリピンと、もう一つフィリピンのレースがある。9月にヨーロッパの大会など、今後もいろいろな大会に参加する予定。」

女子優勝 #13 鷲津奈緒美 (34歳)神奈川県

スイムからトップをキープし、タイム的にも圧勝に見えるが、満足の行くレースではなかった。。。。

レースを振り返って「スイムは予定通りアップし、バイクもマイペースで走り、一番楽しみにしていたランがどう走れるかなと思っていた。ところが、体調が良くなく、ランニング中一回も補給を摂ることができず、すごく眠く、どこで止めようかなと考えていたが、どうにか最後までゴールに行くことができた。優勝はできたが、自分のしたかったレースができなくて残念だった。」

宮古島大会の印象、要望などは「私は宮古島の大会が一番大好き。その理由は、最高な運営と島のみなさんから暖かい声援を受けることができるからだと思う。要望は、伊良部大橋を渡っている時、三列になって車線をはみ出してくる選手とすれ違った時、怖い想いをした。選手に抜き方のルールなどをしっかり伝えてほしいと思った。あとは、いつもパーティーのケーキを楽しみにしていたが、今年なくなってしまったのがとても残念。(笑)」

今後の目標は「次のレースまで3ヶ月あるので、それまでしっかり練習して不安な要素を減らしたい。来年の宮古島で優勝できれば、男女通して5勝の最多記録になるので、来年こそ良いレースができるようまた戻って来たい。」

日本人1位、総合2位 #17 戸原開人 (29歳)神奈川県

バイクで徐々に追い上げ、終盤から3位をキープ、安定したランで、2位サイモンをパスした。

レースを振り返って「宮古島に向けての準備に不安が残る中、出場することになり、とても苦しい状況でレースを迎えることになった。序盤から大きく遅れてしまって、サイモン、キャメロンは手の届かないところにいるなと思い、かなりモチベーションが下がってしまったが、入賞に目標を改め、3番を目指すことで、立て直すことができた。結果的に2番になることが出来てうまくまとめることができた。」

宮古島大会の印象、要望などは「この大会は、他の大会とは違って、島民や関係者のみなさまのご協力、歓迎をもって開催される、島を上げての一大イベントだと感じている。このような大会に出場できることは、選手にとってとても幸せなこと。また、戻って来たいと思う、そんな大会。要望は、私はランニングが得意なので、ランの距離を2倍にして開催してもらうと面白いのでは。(笑)」

今後の目標は「今年は、新しいプロ活動を立ち上げたので、その準備で中々トレーニングの時間を捻出することが出来なかった。これからしばらくは国内のレースを中心に走りながら、自身の強化を図り、また来年は、海外のレースに戻りたい。もちろん、宮古島大会も3回目の優勝を目指して、来年またここで戦えることを願っている。」

間もなく46歳となるキャメロン、最多優勝5回を目指すナオ、今から来年の走りが楽しみになってきた。

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「来年はどうなる?」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

宮古島速報

今年の宮古島チャンピオンが決まった。

総合優勝は、昨年に続き、二連覇となるニュージーランドのキャメロンブラウン選手だ。女子も、同じく二連覇となる鷲津奈緒美選手だった。そして、鷲津選手は、女子では最多優勝回数となる4回となった。これは、男女を通じてもタイとなる最多回数の快挙でもある。

Cameron Brown : 7:52:06

鷲津奈緒美:9:10:42 

雨がパラつく、大気が不安定な朝となった。初のスイム二周回コースは、概ね好評だったようだ。佐渡同様に、一周1.5kmを泳ぎ、一度陸に上がる。トップはペースに微妙だが、一般選手は、ペースの確認ができること、そして、給水ができることなど、ロングデビューも多いレースとしては、良かったと思う。また、変わらず潮流は厳しいが、これも周回により、ペース調整もし易くなっている。バイクは、9:30頃に強い雨が5分ほど降ったが、それ以降は、時折青空も見える天候だった。伊良部大橋、池間大橋では、横風も無かったとのこと。選手や時間帯にもよると思うが、例年通りと感じている選手、過去出場した中では、厳しかったという選手など、様々なようだ。そして、ランの時は、ほぼ曇だった。風も吹き、一見グッドコンディションだったのだが、今回は、「湿度」が高かった。蒸し暑く、選手を苦しめた。

 

 

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「今年の宮古島が終わった。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

TG写真館 決戦前日バイクチェックイン編

本日は、バイクチェックイン、明日はいよいよ決戦となる。

風が強いが、明日は少し納まる予報。ただ、雨の確率も高いため落車には十分注意したい。

一部の選手となってしまうが、笑顔のフォトレポートとなる。

 

 

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「明日は全力で!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

宮古島EXPO

宮古島のEXPOフォトレポート。

バイクは、Cervelo、DIMOND、Ceepoが出展していた。トライアスロンの定番サーヴェロ、異形のダイアモンド、そして、ジャパンブランドのシーポだ。P5Xやダイアモンドなど「異形」に大きな動きは見られないが、2019年に向けての各社の動きなどと関連してくるだろう。コンポーネントとして、カンパニョーロが出ていたが、12Speedにも期待がかかる。また展示はされていないが、トライアスリートにも人気のBORAの新型も気になるところだ。パーツやハイドレーションのプロファイルもトライアスロンの定番だ。各バイクメーカーの専用DHバーなど、トータルデザインも魅力だが、「専門」ブランドのアイデアとレベルの高さは流石と言える。トーケンは新型ホイールが展示されていた。製法に特長があり、精度と軽量性が追求されている。ウエアは、HUUB、2XUの他、MOJOなど話題のブランドも展示されていた。サプリメントは、パワージェルの新製品、フルーツとハイドロ、Mag-Onの新味、ピンクグレープフルーツなどに人気があったようだ。シューズは、トライアスリートの使用率が高まっているOnの試履きなどが行われていた。

昨年よりは出展ブランドが少し減ってしまったが、モデルチェンジ前のブランドもあるため、仕方ないだろう。2019年では期待できるはずだ。

 

 

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「宮古島の出展は、トレンドや人気に関係する!

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】 2018世界トライアスロンシリーズ横浜大会

オリンピックディスタンスの国内最高峰の大会が今年も開催される。

この世界トライアスロンシリーズの歴史は新しい。世界で8戦開催され、その一つが第3戦となるこの横浜大会となっている。横浜は、今年で9回目となり全戦の中では、ハンブルク大会に次いで2番目の開催数を誇る。この大会の特長は、エリート選手の迫力ある走りを観て、翌日は、エイジ選手として出場する、そんなレベルもプログラムも最高に完成された大会となっていることだ。

また、ロケーションが素晴らしく、まさに「YOKOHAMA」の象徴的な場所で開催できていることだ。関東の臨海では、最も「異国情緒」のある横浜は、世界のシリーズ戦として、日本を象徴する観光スポットの一つでもあるところだ。海外と違い国内では、交通事情、地元との関係など、その開催のための「運営」は、簡単ではなく、更に、この「超一級」のロケーションは、凄いことなのだ。

すでに締切となっているが、観戦だけでも価値のある大会である。

■開催日 2018/5/12(土)~13(日)

■競技

12日:エリート(パラトライアスロン / 女子 / 男子)

13日:エイジ(パラトライアスロン・一般・リレー)

※詳しくは、https://yokohamatriathlon.jp/wts/index.html

【昨年のレポート】http://triathlon-geronimo.com/?p=20460

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「ダフィ&モーラの連覇なるか!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】 全日本トライアスロン宮古島大会 2018

国内最高峰のトライアスロン、宮古島大会が今年も開催される。

国内のトライアスロンシーンにおいて皮切りとも言える宮古島大会は今年で34回目となる。海外アイアンマン派も増える中、宮古島は安定した人気を維持している。その人気の秘密は、やはりロケーションにあるだろう。ハワイよりもきれいな海に囲まれた環境は、まさにアイランドトライアスロンで、南国を十二分に満喫できるからだ。もちろん、ロケーションだけではなく、競技レベルも全日本を冠する大会として、ハイレベルな展開となる。トッププロ、トップアマが集結し、ゆったりとした時間が流れる宮古島で、熱い戦いが繰り広げられるのだ。そして、その選手層の幅が広いのも宮古島の特徴で、トライアスロンデビュー後、1年満たない選手もエントリーしているロングのデビューレースとしても人気がある。1661名の選手がそれぞれのゴールを目指し、必死に走る姿は、いつも感動を与えてくれる。

【注目選手】

■昨年の覇者、ニュージーランドの英雄、ハワイ2位の実績を持つ本物のレジェンド、キャメロンブラウン選手

アイアンマンニュージーランドでは、最多の12勝を上げ、地元では知らない人はいない。アイアンマン世界選手権では、01、05年に2位、02、03年に3位の実績を持つスーパーメジャー級だ。ただ、アイアンマンの頂点としては、過去とも言えるのだが、ここまで長く安定した走りができることが驚異的な選手なのだ。彼にとって「年齢」は関係ないのだろう。今年で46歳となるが、3/3開催のニュージーランドでは見事3位、タイムは、8:07:10のPBにも驚かされた。そして、特筆すべくはランラップで、何と昨年を1分更新する2時間41分で全体のスプリットを獲っていることなのだ。バイクの展開にもよるが、その走りを見せてもらいたい。

■過去の日本ロング界においても最高レベルの力を持ち、打倒キャメロンで大会3勝目がかかる戸原開人選手

今シーズンから環境や機材も変わり、新たに世界を目指す戸原選手だ。15年、16年の宮古島覇者で、バイクとランのバランスの良い走りが持ち味となる。コナで日本人が3名上位入賞し、大いに沸いた2000年からはや18年、時の止まった日本ロング界を再び動かせるパフォーマンス力を持つ選手だ。その活躍を大いに期待したい。そして、今回はキャメロンという大きな選手が立ちはだかる。先述の通り強敵ではあるが、必ず勝機はある。ランで追いかけるのは厳しい。バイクがカギとなるだろう。国内ロング界を牽引するためにも、強い日本を見せてほしい。

ブログ:http://kaitotoharatri.grupo.jp/

■昨年の優勝で、宮古島大会最高タイとなる3勝目、今年は、単独最多優勝を狙う、鷲津奈緒美選手

女子選手として昨年3勝4人目となる最多優勝を達成している。ブランクにも関わらず見事な復帰戦となったのは、記憶に新しい。スイム、バイク、ランすべてにおいてパフォーマンスが高く、特にバイクの強い選手として知られている。昨年は、新しいトレーニングも導入し注力して来たランでのパフォーマンスが高く、結果に繋がったと思う。今年もバイク同様に、ランでも見せてくれるだろう。実は、昨年のレース後の記者会見では、「思ったランが出来なかった」と語っていたが、その調整が出来ていれば、前人未踏の宮古島4勝目達成に期待がかかる。

【GERONIMO COUNT】

Triathlon GERONIMO のメインはバイクチェックだ。16年から宮古島のバイクトレンドを定点観測して来た。宮古島の1600台で全ての傾向に当てはめることはできないし、例年劇的な変化があるわけではないが、今を楽しむトライアスリートの「兆し」を感じることはできる。異形バイク、ディスクブレーキ、新型ホイールなど、敏感に取り入れる選手も少なくない。トライアスロバイクvsロードバイクも徐々にトライアスロンバイクが増加している。実は、コースからもトライアスロンバイクの強いイメージの宮古島だが、その伸びはゆっくりとしている。機材は常に開発され、進化している。それと比例し、トライアスロンバイクも伸びるべきだが、日本国内の状況もあるだろう。トライアスロンバイクのポジションの「設定範囲」はやはりアクティブなポジションとなる。昨今年齢層が上がってきているトライアスロンでは、身体の可動域とともに筋力低下なども加味したフィティングによるバイクのポジション提案が必要となる。その中で、例えば頸椎への負担も考慮する場合、「ハンドル落差」をメリットとするトライアスロンバイクが必ずしもメリットにはならず、「万人向け」とは言えないからだ。昨今話題となるユーザビリティとともに、長く安定した出力が維持できる「ポジション」を可能にできる機材サイドの対応が必要になって来ている。

■開催日 2018/4/22(日)

■競技

スイム3km/バイク157km/ラン42.195km

※詳しくは、http://www.miyako-net.ne.jp/strong/index.html

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最高の舞台となる宮古島だ。そのスタートラインに立つ選手は、今まで積み上げて来たものをしっかりと出し切って、「宮古島」を楽しんでほしい。

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■昨年のレポート http://triathlon-geronimo.com/?p=18901

「全力で楽しむ!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

佐渡決戦 ~ I’ll be your hero ~

9/3(日)新潟県佐渡市で「第29回佐渡国際トライアスロン大会」(佐渡市など主催)が開催された。

佐渡大会は、国内を代表する大会であり、ロングでは、宮古島と並ぶビッグレースとなる。今年で29回目を迎えた老舗のトライアスロンでもあり、佐渡の人気は高く、第1次ブームから現在の第2次まで、その人気を維持している。2000年前半には他の大会同様に低迷する時代もあったが、現在では、出場自体が難関な人気大会だ。

スイム4km、バイク190km、ラン42.195kmという国内最長であり、アイアンマンよりも長いタフな大会だ。また、ミドルタイプが併設されていることも佐渡の特長で、ロング&ミドルの大会となっている。初ミドルから、ハワイアイアンマンフィニッシャーまで幅広い選手が集まる。ミドルタイプは、ロングタイプと同じ時間が設けられているため、制限時間を気にすることなく、初ミドルを完走することができる。そして、バイクコースはサイクリングイベントも開催される佐渡島一周の風光明媚でダイナミックなコースとなっていることも、佐渡の醍醐味だろう。

静寂につつまれる朝のフィニッシュゲート。

ナンバリングで伝わってくる緊張感。

ボランティアに支えられて成り立つ大会。

レジェンド ” タニシンゴ ” も元気そうだ。

さて、大会当日は、例年稀に見る最高のコンディションだった。青空が広がり、海はベタナギで澄み、風もない。昨年は、酷暑のサバイバル、一昨年は、雨で寒さとの闘いだっただけに、絶好のトライアスロン日和だ。そして、多くの選手と観衆がいるわりには、静かなスタート地点だ。やはり、国内最長のトライアスロンは「緊張感」に包まれ、様々な想いの中、選手たちは、スタートを待っている。まずは、スイムは、完泳だ。バイクは、脚が持つだろうか。ランでは、ペースをコントロールできるだろか。もちろん、練習はして来た。完走は出来ると信じている。でも思った通りに行かないのが、「ロングトライアスロン」というアドベンチャーなのだ。

6時。スイムがスタートした。夏を締めくくる長い一日が始まったのだ。スイム会場となる真野湾は、前日以上に穏やかなコンディションとなり、最高のスイムスタートとなった。

スイムコースは一周2kmを二周回、一度陸に上がる変則的なスイムとなる。波打ち際は、遠浅のため、泳げない。気持ちの切り替えとテクニックが必要だ。二周目に入るところでは、Bタイプの選手からの応援で盛り上がっている。

Aタイプの選手が二周目に入った後に、日本選手権、Bタイプもスタートとなる。

“ ブライトマン ” もスタートだ。

Aタイプの選手が続々とスイムアップしている。いよいよ佐渡のメイン、バイクがスタートする。

長い長い佐渡の、特に長いバイクが始まる。佐渡のバイクコースは、佐渡島の外周をほぼトレースするダイナミックなコースで、山と海が楽しめるTRIPなコースだ。序盤に少しアップダウンがあるが、コースの難所であり、名物となっているのが、60km地点の「Z阪」、160km地点の「小木の坂」だ。Z坂付近は、佐渡の景勝、「大野亀」や「二ツ亀」があり、佐渡を象徴するロケーションとなっている。Z坂の斜度は11%、小木の坂は7%、小木は、160kmも走ったところで、長い「終わりのない坂」となっているのだ。

楽しく、厳しい 「ロングライド」が始まった。

佐渡最大の難所は、小木の坂と言えるだろう。一連の坂は「二段階」となっていて、最初の上りが終わると少しフラットに戻るが、その後、また上るのだ。「坂どこまでですか!」と良く聞かれる。もちろん、Aタイプの選手からだ。日本選手権、Bタイプ、そして、Aタイプの順で通過するが、先述の通り、190kmバイクの160kmも走った地点で待ち構えている坂だけに、その長さに思わず叫んでしまうのだろう。

小木の坂では、まだ30km残っている。真野湾に出るまでの間にも、まだアップダウンがあるが、ここまで来ると安堵感も少しずつ沸いてくる。さあ、もう少しで長かったバイクが終わると、自身に言い聞かせ、ペダルを踏むのだ。実は、その先アップダウンが終わると真野湾沿いのフラットコースに入るが、ここでも向かい風に苦しめられる。最後まで楽はさせてくれないバイクコースだ。ただ、湾の先にはバイクゴール地点付近の景色がぼんやりと見えている。再び、「もう少し、もう少し」と自身を奮い立たせるのだ。

ランは、ハーフマラソンにしたコースをAタイプは2周、Bタイプは1周するコースだ。畑を抜けて、商店街を往復する。商店街では、ところどころに「応援団」がいて選手を励ましてくれる。佐渡のランは「お約束」に暑い。日陰がなく、厳しいランとなる。ただ、今年は少し気温が低かった。バイク190kmで脚を残せる選手は多くない。バイクを終えることがまず、目標となるからだ。その後のランがいかにハードなのか、想像がつくだろうか。

一周目はまだ余裕がある。応援に笑顔で応える選手も多い。本当の醍醐味は。。。「醍醐味」と言って良いのか、分からないが、二周目をどうするかなのだ。気力、体力、持てる力を全て出さないと乗り切れない「山場」となる。選手の真剣で、険しい表情が物語っている。応援にも応える余裕がない。笑顔も帰って来ない。下を向いている選手も多い。だからこそ応援が必要となる。

例年夜7時を過ぎると涼しくなってくる。選手は淡々と走り続ける。途中で止めるわけには行かない。ひたすらゴールを目指し走るのだ。佐渡は、細かく「関門」が設定されている。これが厳しい。選手は、常に一定ペースで走れる訳ではない。調子が上がる時、そうでない時、一般選手にとって普通のことだ。トータルでは走り切れる実力があっても、関門では、引っかかってしまう可能性がある。そのため絶えず、関門の時間もチェックしながら、自身の走りをコントロールする必要がある。

アストロマンになるためにその脚を一歩一歩前に進めて行く。

夜9時30分、制限時間を迎え、レースが終了する。スタート後15時間30分の「死闘」が終わるのだ。残念ながら、全員が完走できるわけではない。コース上で、この時間を迎える選手も少なくない。あと3分、いやあと1分あれば。。。関門は、「秒単位」で管理されている。1秒でも遅れれば、通過はできない。そんな光景を目の当たりにすると、何ともやりきれない。本当に厳しい。ただ、そんな佐渡がいいのだろう。簡単には完走させてくれない。だからこそ、「挑戦」する意義があるのだろう。

そして、フィナーレを飾るのは、「花火」だ。他の大会でも花火はあるが、佐渡の花火は、間違いなく「名物」と言えるだろう。最終走者がゴールし、MCがインタビュー、その後、大会を締めくくると、照明が落とされ、選手は後を振り返る。海側で、BGMと合せた花火が打ち上げれるのだ。BGMは、安室奈美恵の「Hero」。サビに合わせ、協調された花火の演出。選手たちは完走できた喜びか、それよりも長い一日が無事に終わったことか、そして、夏を締めくくるシーズン最後のビッグイベントのフィナーレとして、その場にいなければ、走らなければ、分からない感動に包まれているのだろう。

佐渡は、来年30周年記念大会を迎える。90年代の第1次ブーム、2009年以降の第2次ブームと、時は流れ、選手層にも変化はあるが、変わらない佐渡の大会、人、島がある限り続く大会だろう。

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「そして、ヒーローになった。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

佐渡EXPO

佐渡トライアスロンが始まった。まずは、毎年賑わいを見せるエキスポ風景だ。

エキスポでは、バイク、ウエア、シューズ、用品、そして、サプリメントなどが並んでいる。展示もあれば、販売もしていて、レース前の楽しいひと時でもある。また、選手同士が再会となる場でもあり、大いに盛り上がっていた。

バイクは、特別協賛でもあるスコットを筆頭に、「異形」のダイアモンド、ヴェンタム、リーズナブルでデザインに人気があるフェルトなどが並んでいる。やはり、「トライアスロン専用バイク」に注目が集まっている。特に異形の伸びが、10月のコナでどうなっているのか、注目ポイントとなる。即、国内で伸びる訳ではないが、「本当に良いのか」気になっている選手は多い。その意味でも反応が良かったようだ。また、ウエアは、パールイズミ、チャンピオンシステムなど「オーダーウエア」が動きをみせている。そして、サプリメントなど、最後の「買い物」で賑わうエキスポ会場だった。

まずは、プレのエキスポから楽しむ佐渡会場だった。バイクブランドなどもっと増えてくれると良いのだが。

 

 

 

 

「レース前の楽しみのひとつ!

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka