皆生流

7/16(日)鳥取県米子市他で「第37回全日本トライアスロン皆生大会」(皆生トライアスロン協会など主催、スポーツ振興くじ助成事業)が開催された。

皆生大会は、国内トライアスロンの発祥の大会であり、日本トライアスロンの原点でもある。皆生温泉開発60周年記念事業のイベントとして、その年だけの開催を予定していたが、大反響となり、2回、3回と繋がり、今年で37回目となったのだ。もちろん、簡単の道程ではなかった。試行錯誤を繰り返しながら開催され、53名で始まった大会は、現在1000名となった。大会は常に選手のために、選手は大会のために、そして、それを支える地元の人々、ボランティアがいた。

 

 

 

 

皆生大会の特徴のひとつとして、選考方法が挙げられる。現在、選考方法は、先着順、抽選、書類選考となるが、皆生は書類選考となる。選考は、選手の安全を考え、他の大会の成績、練習量、もちろん、皆生大会での成績、出場回数、そして、都道府県比率、年代別など、様々な観点から、良い意味で厳しく公平に選考する。逆に出場できること自体「スタイタス」と考えるべきだろう。ロングは極めて過酷な種目だ。そのための絶対はないが、少なくともオリンピックディスタンス完走レベルでは、「完走できる」という説得力は弱い。

国内では4つのロングが開催されているが、皆生以外は全て「島」で開催されていて、皆生だけが「本州開催」となる。そのため、特に交通規制が厳しい。というのか、交通規制がない。バイクは、トップ通過後1時間まで、信号、交差点が規制されているが、その後はランも含め、すべて交通法規順守だ。単純に言えば、「賛否」はある。ジェットコースターバイクの勢いが活かせない、灼熱ランのペースが乱れる。ただ、37回続いている大会なのだ。大会はコースだけで決まるわけではない。大会スタッフ、選手、4400人に増えたボランティア、そして地元の人々が作る「優しい大会」が魅力であり、そこに赤信号は関係ないのだ。5回、6回出ているという選手の声を聞く、リピート率の高い大会なのだ。年に一度、この大会しか出ていないという選手もいた。

さて、大会当日は、天候に恵まれた。海はベタナギ、曇りがちで風も弱い。大山に雲がかかって見えない。例年に比べ楽な展開で始まった。スイムスタート時には、八尾彰一さん(チームブレイブ監督)が、「バトルのない優しいスタートを」と選手に向けエールと安心感を送っている。選手は、フローティングスタートとなるため、海の中へ入っていく。そして、スタートを待つ。

7時スイムがスタートした。長い一日が始まった。タフなバイクコースと太陽と戦う14時間30分だ。波は穏やかだ。(翌日は、流れが強く、うねっていた。白波も立ち、レース当日ではなくて良かったと思う。)スイムトップはリレーの選手で、個人も含め唯一ダントツの40分切り(38:20)だった。海から上がり一度、観客の前でも大きくガッツポーズで雄叫びを上げながらのスイムゴールだった。

続々と選手がスイムアップしてくる。いよいよ皆生の醍醐味であるバイクがスタートする。皆生では、バイクトランジットの前にすぐにエイドステーションがある。飲み物の他に食べ物も用意されている。最初から食べている人も少なくない。スイムアップ後心拍も上がり、苦しく、落ち着かないタイミングだが、ボランティアの声援と機敏な対応に選手も背中を押してもらえる。「行ってきます!」としっかりボアンティアに挨拶している選手もいる。バイクスタート時というか、スタート前のエイドステーションから「熱い」皆生だった。

最初の目標は、皆生の象徴となる大山だ。晴れれば美しい稜線を見せるのだが、雲がかかっている。大山は冬場になるとスキーも楽しめる。海と山が楽しめるロケーションということだ。さて、皆生温泉をスタートしてしばらくはフラットコースとなる。途中、車道から河川敷のサイクリングロードを走ったり、道路横断のための「地下道」をバイクから降り、押して渡るところもあるが、これも皆生。最初のフラットが終わると後は、アップダウンのみだ。

バイク30km地点では、コースを横断するために、バイクを一旦降りて、地下道の階段を下り、そして、反対側に出るという皆生ならではの変則コースがある。ちょっと「障害物競走」のようにいろいろ楽しめるのが皆生だ。

フラットが終わると次の目標は「大山」となる。皆生のコースは、大山の裾野が広がっているため、山の上の方でなくても上り基調のアップダウンが続くコースとなっている。大山を目指し、選手たちが上ってくる。その選手のバイクフォームは様々で、DHポジションで軽やかに上る人もいれば、シッティングからダンシングまで、その光景は、ベテランが多いロングのレースとしては、やや違和感を感じた。このコースは、「コース慣れ」している選手が極めて有利となる。地元の選手は、実際に練習コースとして普段から走っているためコースが頭に入っている。先の見えない下りのコーナーなど、初めて走る選手は、その踏込みにも限界があるが、コースを熟知している選手の走りは全く違う。大山からの下りを見ていても恐らく速度にして10km程度は違うのではないかと思わせる瞬間があった。ドロップの下ハンを持ち、反対車線寄りのアウトコースを思い切り踏込んでいる。「マイコース」と言わんばかりの勢いで走っている。

 

60km地点の「植田正治写真美術館」の前にエイドステーションが設置されている。ボランティアは全力で押してくれる。ボランティアの女子高生が、「コーラ!」と叫んでいる。頭から水をかけてくれるボランティアがいる。スイカも美味しそうだ。

休憩していた選手に聞いた。「今年は曇っていて去年より楽だね。」と笑って応えてくれた。後から聞いた話だが、始めから例年のように晴れていたら完走率が下がったのではないかとのこと。しかし、この後、大山もその姿を徐々に現し始め、容赦ない陽射しと高い湿度が選手を徹底的に痛めつけることになる。

エイドステーションのある折り返し100km地点までは、道幅が狭いアップダウンが続く。直線のアップダウンでは勢いを活かせるのだが、下りのコーナーでは、Rもその先の状況も見えない。したがって下りの勢いが活かせないのだ。このバイクコースを攻略するためには、コースを覚え、下りの勢いをどこまで活かせるかにあると言っても良いだろう。

皆生のバイクコースは、タフなコースとして有名だ。「ジェットコースター」と例えられ、アップダウン、テクニカルなコースが続き、猛者も唸らせる。「宮古島、佐渡と比べ、距離は短いですが、一番きついですね。」と選手が口々に言う。地元では、圧倒的にロードバイクの使用だと言う。トライアスロンバイクは逆に珍しがられるとのことだ。ただ、何人かの選手に聞いてみると決してDHポジション比率は少なくない。逆にDHポジションを70%以上取れるという選手もいた。実際コースを全て下見したが、フラット、下りでDHポジションで走行できる比率は少なくないのだ。

ランは、正に「サバイバル」だ。ランの頃には、完全に晴れ、日陰の無いコースを走り続けるのだ。途中の信号ストップもペースが乱れる。選手の表情は険しい表情となり、灼熱の太陽と、サウナのような湿度と戦っている。ランコース11km地点で3時間ほど見ていたが、「壮絶」と言っても過言ではないだろう。「頑張って!」と声をかける、返ってきたのは、「無理です!」と。思わず笑ってしまったが、正直な気持ちだろう。選手の話を聞いていると「30kmの見えない関門」があるようだ。通過時間にもよるが、ラン前半はほとんど日陰の無い苦しいコースだ。前半で圧倒的に体力を奪われる。ゴールの前にもう一つのゴール、30km地点にどんな状態でたどり着くかによって、その後が決まる。30kmを超えた選手の表情は厳しいが、同時に無事にその「関門」をクリアし、あらためて気を引き締めているかのように見えた。

女性選手が走って来たのだが、通過後振り返ると薄いサンダルを履いていた。ん?何だろう。ゴール後に話を聞いたのだが、9km地点までは、裸足で走っていたそうだ。実は普段のレース、ウルトラマラソンなども裸足で走っているという強者だった。その女性選手曰く「暑くて、途中からサンダルを履きました。」と言っていた。恐らく無理をすれば、足の裏の皮が剥け、完走はできなかったのではないだろうか。あの暑さの上に、裸足と聞いて、驚かされるばかりだった。今回初参加とのことだったが、きっと「皆生の名物選手」になるのではないかと思う。

長い一日が終わる。国内屈指のハードなバイクコース、サバイバルランなど国内最高レベルの難コースだ。完走は簡単ではない。トップアマ、ベテランでもその約束はない。「完走者すべてが勝者である」とは、まさにこんなレースのことを言うのだろう。だからこそチャレンジする意味がある。そんな大きな意味と国内発祥というプライドが、大会、地元、選手を動かしている。

ゴールでは「同伴ゴール」が許されている。ロングの名物だが、ゴールゲートまでは許可されていない大会もある。皆生は、家族と、仲間と、一緒にゴールをしている。皆生のホットな一面だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆生はベテランでも十分なトレーニングを積まなければ完走出来ない。37年前、第1回大会に出場した選手と同じ気持ちで臨む大会だ。37年の時を超え、国内発祥の大会の緊張感は今も色褪せない。

実は、スイムでは、皆生のレジェンド「小原夫妻」が一緒に泳いでいる。目的は、「ノーウェットスイム」のトライアルだ。皆生の夏は暑い。ウェットは選手を守るものだが、気温、水温によっては「逆効果」になる可能性がある。選手にとって何が良いのだろうか、絶えず選手のことを考え続けている。

原点の大会は今でも「進化」している。「面白い」と思った。

熱く、暑い、皆生は、皆生のやり方がある。

 

 

 

 

今年のスローガンは、『名峰大山に抱かれた優しさの聖地 誇りと感謝を込めたチャレンジの日』だった。大山開山1300年祭のプレ年で、「大山さんのおかげ」という古くから伝わるフレーズは、皆生トライアスロンにも当てはまるということだそうだ。そして、オフィシャルリザルトの表紙には、「EVERYTHING HAS STARTED FROM HERE」と書かれていた。

.

.

.

「すべては皆生から始まったのだ。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

絶景皆生

トライアスロンの原点、皆生のコースを見て来ました。

地元のトライアスリートにご協力頂き、スタート地点から折り返しまで140kmのバイクコースを見て来ました。一言「楽しい」コースですね。また、皆生の象徴となる「大山」が、どっしりと構え、その美しい景色がバイクコースの最高の演出となっていました。車道、サイクリングコース、フラット、アップダウン、山、川、谷、そして「ジェットコースター」まで飽きさせないコースが魅力なのでしょう。距離も140kmになっている理由が分かりました。宮古島とも、佐渡とも違うコース、昔の琵琶湖のアイアンマンに雰囲気は近いかもしれないですね。明後日のレースではこのバイクコースを堪能してほしいですね。

 

 

 

「ズバリ、楽しいコース!」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【17IM70.3ジャパン】 BIKE ” GERONIMO ” Count

6/11開催のアイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンにおけるGERONIMO COUNTの結果が出た。

【バイクトレンド】

全バイク90ブランド1507台から見るバイクトレンドは、以下の通りだった。

トップ10ブランドの動きがあった。まず、スペシャライズドは、昨年に続き使用率第1位となった。シェアは、昨年の12.4%から11.9%に落としているが、台数は、ここ3年で最高の179台だ。トライアスロンバイク80台、ロードバイク99台で、トップ3ブランドの中では、最もバランスの良い「総合力」を持っている。そして、現行SHIVは、6年目となるが、その人気は安定していて、同型モデルとしては、「SHIV」が76台で最も多く使用されているトライアスロンバイクなのだ。(サーヴェロも現行のP3+P2で76台のタイとなっている。)2位は、トレックでロードバイク使用率の高さからサーヴェロを抜いている。トライアスロンバイク62台、ロードバイク111台で、ロードバイクランキングでは、1位となる。

そして、KINGサーヴェロが3位に留まった。海外、国内でも圧倒的な強さを見せるサーヴェロだが、ここセントレアでは、違う結果になっている。サーヴェロの内訳は、トライアスロン134台、ロードバイク33台、唯一トライアスロンバイクが100台をダントツで越え、この台数も昨年の129台を上回ってきた。トライアスロンバイクのサーヴェロは不動だ。この3ブランドは、それぞれ特徴を出しながらも台数シェアとしては、すべて11%台のほぼ横並びトップ3となる。

第2集団を形成するのは、シーポとキャノンデールだった。シーポは、前年比147.6%となり、39台増やしている。キャノンデールも昨年から順位は一つ落としているが、前年比114.1%となっている。この2ブランドも100台オーバーとなり、トップ3に続く5ブランドの一角となっている。

それと、トップ10で1000台以上を占めているが、そのシェアは伸びている。15年では、トップ10シェア66.6%だったが、今年は、70%を超えている。(ブランドは一部入れ替わりもあるが。)トライアスロンバイクがそのトップ10に集まる傾向が見れるということだ。ちなみにアイアンマン世界選手権では、トップ10シェアが74%程度となっている。

【トライアスロンバイク vs ロードバイク】

セントレアの特徴的な結果となるのが、トライアスロン/ロード比だ。セントレアは、ミドルであり、バイクの距離も長い。補給も重要となり、ロングの「予備レース」でもある。そんなレースタイプでは、「トライアスロンバイク」の優位性が高く、トライアスロンバイクがロードを上回っているのではないかと、予想する人も多いはずだ。しかし、結果は大きく外れているのだ。今年の比率は、トライアスロン40.9%、ロード59.1%で、ロードが約6割となるのだ。様々な理由が考えられるだろう。トライアスロンの普及により、すでにロードバイクを所有している人が参加しているケースもあるだろう。また、トライアスリートの急成長化で、トライアスロンデビューからミドルまでの時間が短くなっている可能性もある。

いずれにしても、一部特異なコースの大会を除き、「トライアスロンバイク」の優位性が明らかな中で、これから乗り換えるという選手も多いことだろう。実は、この3年で僅かながら動きが出ている。トライアスロンバイク比率が、15年では38.8%、16年では39.0%、そして、今年は先述の通り、40.9%となっているのだ。あくまでも限られた「条件下」でのデータとなるが、「正しい」方向ではないだろうか。

【第2次異形バイクブームは?】

あくまでもこのセントレアの中のデータだが、下記の通りだった。P5Xは、ハワイで9台、宮古島で7台となっているので、大会の性格と合せると多い結果と言えるだろう。

①cervelo P5X 5台

②DIMOND 3台

③VENTUM 1台

【最後に】

セントレアを始めとするミドルタイプは「幅広い」選手層となる大会だ。初ミドルとなる選手から、ロングを何度も出場している選手まで参加している。ビギナーからベテランまで一緒に楽しめる、満足できる大会ということも言えるだろう。ビギナーにとっては、それなりの練習量が必要となる。正直、オリンピックディスタンスまでは、ある程度完走は容易だが、ミドルはそういうわけにはいかない。ミドル出場は、「本格的」にトライアスロンに取組む姿勢と言っても良いだろう。また、ベテランもロングの「スピードレース」、「調整レース」も兼ねて走ることができる距離の大会なのだ。したがって、ミドルの普及こそが、「トライアスロンの普及」の一つに繋がると考えている。

第1位 SPECIALIZED 179台

第2位 TREK 173台

第3位 cervelo 167台

第4位 ceepo 121台

第5位 cannondale 105台

第6位 GIANT/Liv 72台

第7位 PINARELLO 68台

第8位 FELT 67台

第9位 SCOTT 58台

第10位 BMC 50台

.

順位の高いバイクがすべてではない。バイクの特性が個人の目標設定と合っているかが重要だ。どのバイクを選び、どのようにフィッティングするかが、バイクで強くなる半分を占めていると言っても過言ではない。

全ブランド別データは下記の通りだった。

順位 ブランド 使用台数 使用率
1 SPECIALIZED 179 11.9%
2 TREK 173 11.5%
3 cervelo 167 11.1%
4 CEEPO 121 8.0%
5 cannondale 105 7.0%
6 GIANT(LIZ) 72 4.8%
7 PINARELLO 68 4.5%
8 FELT 67 4.4%
9 SCOTT 58 3.8%
10 BMC 50 3.3%
11 KUOTA 44 2.9%
12 ANCHOR(BS) 43 2.9%
13 RIDLEY 27 1.8%
14 COLNAGO 25 1.7%
15 MERIDA 24 1.6%
16 BIANCHI 23 1.5%
17 DEROSA 20 1.3%
18 ORBEA 17 1.1%
19 NEILPRYDE 15 1.0%
20 LOOK 14 0.9%
21 ARGON18 13 0.9%
22 CANYON 12 0.8%
23 WILIER 11 0.7%
24 BH 10 0.7%
25 KESTREL 9 0.6%
26 BOMA 7 0.5%
26 FUJI 7 0.5%
26 TIME 7 0.5%
29 CARRERA 6 0.4%
29 corratec 6 0.4%
29 FOCUS 6 0.4%
29 QR 6 0.4%
33 ATHLONIA(MOSA) 4 0.3%
33 ATTACK 4 0.3%
33 GURU 4 0.3%
33 KOGA 4 0.3%
33 WESTY 4 0.3%
38 CINELLI 3 0.2%
38 DIMOND 3 0.2%
38 GARNEAU 3 0.2%
41 AMANDA 2 0.1%
41 AVANTI 2 0.1%
41 BOTTECCHIA 2 0.1%
41 CENTURION 2 0.1%
41 GIOS 2 0.1%
41 GT 2 0.1%
41 EDDYMERCKX 2 0.1%
41 PLANET X 2 0.1%
41 RALEIGH 2 0.1%
41 THOMPSON 2 0.1%
41 ZUNOW 2 0.1%
52 AlfaRomeo 1 0.1%
52 ANTARES 1 0.1%
52 AVEDIO 1 0.1%
52 BASSO 1 0.1%
52 Boardman 1 0.1%
52 C4 1 0.1%
52 Cherubim 1 0.1%
52 DEDACCIAI 1 0.1%
52 HARP 1 0.1%
52 INTERMAX 1 0.1%
52 IWAI 1 0.1%
52 JAMIS 1 0.1%
52 JAVA 1 0.1%
52 KohdaBloom 1 0.1%
52 KHS 1 0.1%
52 lapierre 1 0.1%
52 MAYSTORM 1 0.1%
52 MBK 1 0.1%
52 MIYATA 1 0.1%
52 NAKAGAWA 1 0.1%
52 OPTIMA 1 0.1%
52 PRINCIPIA 1 0.1%
52 PROJECT K 1 0.1%
52 RITTE 1 0.1%
52 ROMAN 1 0.1%
52 SALSA 1 0.1%
52 SHIROMOTO 1 0.1%
52 STEVENS 1 0.1%
52 STORCK 1 0.1%
52 SUPRARACE 1 0.1%
52 SWIFT 1 0.1%
52 TNI 1 0.1%
52 TRIGON 1 0.1%
52 TRIRIG 1 0.1%
52 UNITED BIKE 1 0.1%
52 VENTUM 1 0.1%
52 VITU 1 0.1%
52 WINSOR 1 0.1%
52 WIZARD 1 0.1%
不明 5 0.3%
未確認 0 0.0%
90 1507 100.0%

※大会発表の最終出走者数は1501名

Counted by  Triathlon GERONIMO

.

.

「国内特有となるデータだ。トライアスロンバイクへの傾向は常にあるが、ロードバイクと違いピンポイントポジションとなるトライアスロンバイクのフィッティングは簡単ではない。また同時にペダリングスキルが要求される。スムースなペダリングと回転数が維持できなければ、120kmも走れば、踏込みとなり、上半身が固定されるDHポジションでは、腰への負担も大きくなる。結果ランスタート時には、腰に痛みを感じ、脚の張りを感じながらの苦行となってしまう。しっかりとしたポジション出し、ペダリングスキルの向上をもって、トライアスロバイクを検討すべきだろう。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】第37回全日本トライアスロン皆生大会

日本初のトライアスロンとして、1981年に開催された。国内のトライアスロンはこの大会から始まっている。そして、今年も開催される。

日本の元祖であり、ロングの大会となる皆生。日本国内のトライアスロンを語る上で大きな意味を持ち、一度は出場してみたい大会でもある。1978年に初めて開催されたハワイアイアンマンをきっかけに国内での開催を実現させたのだ。現在、国内では、4つのロングが開催されている。4月宮古島、6月長崎、7月皆生、9月佐渡となり、皆生はもちろん、日本を代表する大会となる。

距離は宮古島に近く、アイアンマンに比べると少しバイクが短い「オリジナル仕様」となる。ただし、バイクはタフなコースだけに侮れない。皆生を完走することは、国内の「オリジナルトライアスロン」の制覇でもあり、その意味では、ステイタスが高い。

そんな皆生ではどんなバイクが使用されているのだろうか。大会全般とともに「Triathlon GERONIMO」の独自取材を慣行したい。

■開催日 2017/7/16(日)

■競技

スイム3km / バイク140km / ラン42.195km

※詳しくは、http://www.kaike-triathlon.com/

.

.

.

「日本の歴史、皆生は何を伝えてくれるのか」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

MIYAKO 2017

.

 【GERONIMO COUNT】宮古島大会2017 使用バイク台数

                   レースphoto ③ Run ~ STRONGMAN                                                                               レースphoto ② island Bike

                 レースphoto ① Good morning ~ Swim                                                                              宮古島大会上位入賞者記者会見                

                                      宮古島速報!                                                                                               TG写真館 バイクチェックイン編

                                 宮古島決戦2日前                                                                                                        宮古島EXPO

【GERONIMO COUNT】全日本トライアスロン宮古島大会

2017 WTS横浜

.

                           Photoレポート② ~Mola優勝~                                                                                Photoレポート① ~Duffy優勝~

【GERONIMO COUNT】2017世界トライアスロンシリーズ横浜大会

WTS横浜 Photoレポート② ~Mola 優勝~

世界トライアスロンシリーズ横浜大会エリート男子は大雨の中で走った。

13:06 エリート男子のスタートとなった。水温21.0℃、気温19.0℃で、女子の時よりも下がって来ていた。風、波はほとんどなく、スイムのコンディションは悪くない。スイムでは60名中50名が18分台、その内18分前半は12名、大集団で次から次へとアップしてくる。#33 J.Brownleeが18:21で僅差でトップフィニッシュ、先述の通り、ほぼ同時に近いスイムフィニッシュで、T1後、抜け出したのは、#28 Reid。その後、#17 Knabl、#4 Schoeman、#49 Zachaeus、そして、#1 Gomezと続く。男子のバイクの頃は、最悪の大雨に見舞われていた。そのため、安定した、大きな集団が二つ、間と最後に小集団という状況だったが、先頭集団は、57分台後半で22名がバイクフィニッシュしている。完全なラン勝負となったが、#3 Mola、#2 Alarza、#34 Blummenfelt、#4 Schoemanに絞られた。本来ならば、ここにJ.Brwonleeがいるはずだった。彼は、バイクフィニッシュ直前で、前方選手の落車に巻き込まれ自身も落車、バイクが大きなダメージを受け走行不能となった。通常であればここで終わる。ところが、バイクを担ぎ走り始めたのだ。アイアンマンでは、10km担いでゴールし、話題になったこともあるが、エイジでもなく、ロングでもないこのレースで、驚きの光景だった。ランをMolaに遅れること5:25差からのスタートだった。結果は、42位に終わったが、ランタイムは、32:34(19位)だった。

トップ4は、最終タイム14秒差内、ランラップ30分台のバトルを制したのは、昨年に続き、優勝となったMolaだった。日本人最高位は、小田倉真が25位でフィニッシュしている。細田雄一は、日本人2位の31位で終わった。DNF10名、LAP3名。

雨が、カメラが。。。撮影はここまで。

.

.

.

.

その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=20460

「昨年に続き、モーラの連覇でした!この後は、少し時間がかかりますがバイク分析を行います。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

WTS横浜 Photoレポート① ~Duffy 優勝~

世界トライアスロンシリーズ横浜大会が開催された。

国内最高峰レベルのトライアスロンであり、横浜というロケーションで開催される人気大会だ。初日土曜日は、パラトライアスロンとエリートのレースが開催される。2日目はエイジレースとなり、観戦と参加を楽しめるようになっている。初日は、あいにくの天気予報がそのまま予報通りだ。朝は、雨も上がっていたが、昼前後がピークとなり、梅雨の終わりのような大雨が、選手を苦しめた。

今年のエリートはコースが変更となっている。バイク、ランは、海側のトランジットを通るコースとなっていた。その分、山下公園通りに集中せず、観戦もし易かっただろう。直線、高速集団となる山下公園通りのUターンは、落車のリスクも大きい。

10:06 エリート女子のスタートとなった。水温21.5℃、でノーウェット、風、波はほとんどなく、絶好のコンディションだ。トップグループは約20名、#40 Learmonthが19:01でトップ、その後、ほぼ同時に#34 Duffyを含め数名がスイムフィニッシュ。#48 Coldwellがバイクをトップスタートし、果敢に攻めるが、路面コンディションから慎重になる。後方から上がったDuffyとともに、先頭をキープしている。第1戦アブタビ、第2戦ゴールドコーストを制している#1Hewittは、上がって来ない。その後、#11 Kasper、#2 Zaferes が大集団で徐々に迫る。バイク中盤からは更に雨も激しくなって来た。落車は絶対に避けたい。次第に集団は更に大きくなっていった。ランスタートは、バイクでのアドバンテージを活かし、Coldwellが飛ぶように走って行く。そして、Duffyが猛追となる。3位にZaferes、4位に高橋が付いている。その後は、集団が追うかたちになった。Duffyは、1周でColdwellを捉え、トップに立つ。後方からは、集団から上がって来たアメリカ勢二人が来ている。Zaferes、Kasperがサイドバイサイドの走りで、追い上げるが間に合わなかった。

Duffyは、トップを守り、2位に2分近くの差を付けて優勝を飾った。バイクとランで高いパフォーマンスを見せてくれた。2位Zaferes、3位Kasper、そして、ランで失速はしたが、Coldwellが4位となった。日本人最高位は、佐藤優香が13位でフィニッシュしている。上田藍は、バイクでDNFとなっている。DNF6名、LAP8名。

.

.

その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=20460

「フローラダフィの快勝でした。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【GERONIMO COUNT】アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン2017

トライアスロンの最高峰、アイアンマンシリーズのIRONMAN70.3が今年も開催される。

現在、ミドルタイプは、最も重要な大会と位置づけられるだろう。ショートを何戦か出て、初ミドル挑戦からロング志向の調整レースまで、幅広いトライアスリート層となる。またミドルと言っても簡単に完走できる距離ではない。それなりにトレーニングを積む必要がある。トライアスロンを「真面目に楽しむ」という人たちの集まりでもあり、ファッションから文化へ変換される大会でもあるのだ。完走タイムを見るとプロの4時間からエイジの8時間までと、この点でも様子が伺えるだろう。また、大会演出においてもこの大会は、「IRONMANシリーズ」なのだ。ロング志向の選手に混ざり、ファントライアスロンの選手もメジャーを十分堪能できることも人気の理由の一つになる。

■開催日 2017/6/11(日)

■競技

スイム1.9km / バイク90.1km / ラン21.1km

※詳しくは、http://ironman703.jp/

.

※昨年のアイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパンReport 

http://triathlon-geronimo.com/?cat=37

.

.

「セントレア特有のバイクトレンドがある!」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka