宮古島大会上位入賞者記者会見

本日は、レース後の記者会見が執り行われた。

男子は、クレバーな走りを見せた、キャメロンブラウンの二連覇、スイムの先行、バイクで果敢に攻めの走りを見せたサイモンヤン、そして、戸原開人が帰って来た。ランの見事な追い上げで日本人1位、総合2位となった。女子は、鷲津奈緒美の二連覇、4勝で、女子最多優勝となった。体調を崩し、己との闘いとなったが、耐え抜き、勝利を掴んだ。

総合優勝 #1 Cameron Brown (45歳)ニュージーランド

スイムから大きな動きがあったが、バイクで無理な追い上げはせず、得意のランで勝負を決めた。

レースを振り返って「昨日は、とてもスペシャルなレースだった。スイムで少し出遅れてしまったが、バイクでは、サイモンのアクシデントがあったため、少し差を詰めることができた。ランは調子良く走り出すことができたが、とても暑く、湿度が高いため、調子は良かったが、前半は少し苦しかった。折り返してからは更に暑くなったため、苦しかったが、何とか優勝できて嬉しい。」

宮古島大会の印象、要望などは「レース自体、そして、島民のみなさん、ボランティアのみなさん、とても素晴らしいと思う。要望は、あえてになるが、ランのエイドステーションを2つから3つ増やしてほしい。特に気温が高い日だとかなりな水分を要求するため、昨日のレースは最後の10kmが苦しかった。冷たい水やスポンジなど用意してあるものはとても良い。

今後の目標は「このあと8月にアイアンマンフィリピンと、もう一つフィリピンのレースがある。9月にヨーロッパの大会など、今後もいろいろな大会に参加する予定。」

女子優勝 #13 鷲津奈緒美 (34歳)神奈川県

スイムからトップをキープし、タイム的にも圧勝に見えるが、満足の行くレースではなかった。。。。

レースを振り返って「スイムは予定通りアップし、バイクもマイペースで走り、一番楽しみにしていたランがどう走れるかなと思っていた。ところが、体調が良くなく、ランニング中一回も補給を摂ることができず、すごく眠く、どこで止めようかなと考えていたが、どうにか最後までゴールに行くことができた。優勝はできたが、自分のしたかったレースができなくて残念だった。」

宮古島大会の印象、要望などは「私は宮古島の大会が一番大好き。その理由は、最高な運営と島のみなさんから暖かい声援を受けることができるからだと思う。要望は、伊良部大橋を渡っている時、三列になって車線をはみ出してくる選手とすれ違った時、怖い想いをした。選手に抜き方のルールなどをしっかり伝えてほしいと思った。あとは、いつもパーティーのケーキを楽しみにしていたが、今年なくなってしまったのがとても残念。(笑)」

今後の目標は「次のレースまで3ヶ月あるので、それまでしっかり練習して不安な要素を減らしたい。来年の宮古島で優勝できれば、男女通して5勝の最多記録になるので、来年こそ良いレースができるようまた戻って来たい。」

日本人1位、総合2位 #17 戸原開人 (29歳)神奈川県

バイクで徐々に追い上げ、終盤から3位をキープ、安定したランで、2位サイモンをパスした。

レースを振り返って「宮古島に向けての準備に不安が残る中、出場することになり、とても苦しい状況でレースを迎えることになった。序盤から大きく遅れてしまって、サイモン、キャメロンは手の届かないところにいるなと思い、かなりモチベーションが下がってしまったが、入賞に目標を改め、3番を目指すことで、立て直すことができた。結果的に2番になることが出来てうまくまとめることができた。」

宮古島大会の印象、要望などは「この大会は、他の大会とは違って、島民や関係者のみなさまのご協力、歓迎をもって開催される、島を上げての一大イベントだと感じている。このような大会に出場できることは、選手にとってとても幸せなこと。また、戻って来たいと思う、そんな大会。要望は、私はランニングが得意なので、ランの距離を2倍にして開催してもらうと面白いのでは。(笑)」

今後の目標は「今年は、新しいプロ活動を立ち上げたので、その準備で中々トレーニングの時間を捻出することが出来なかった。これからしばらくは国内のレースを中心に走りながら、自身の強化を図り、また来年は、海外のレースに戻りたい。もちろん、宮古島大会も3回目の優勝を目指して、来年またここで戦えることを願っている。」

間もなく46歳となるキャメロン、最多優勝5回を目指すナオ、今から来年の走りが楽しみになってきた。

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その他のレポート:http://triathlon-geronimo.com/?p=25633

「来年はどうなる?」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka