【SRM】 PowerControl 8

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あのSRMが新たな方針でリリースされました。

詳しくは、トライアスロンルミナに書かせて頂きましたので、是非ご覧下さい。

ここでは、追加画像としてご覧下さい。

LUMINA No.47  cutting http://triathlon-geronimo.com/?p=3106

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「頭脳」だけの単品販売となった次世代SRM。

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「自己管理のためのアイテムです。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【Haero Carbon】 H.253 Time Trial handlebar

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新興ブランドからこだわりのDHバーがリリースされました。

詳しくは、トライアスロンルミナに書かせて頂きましたので、是非ご覧下さい。

ここでは、追加画像としてご覧下さい。

LUMINA No.47  cutting http://triathlon-geronimo.com/?p=3106

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スペーサーでパッドの高さ調整は簡単にできる。

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軽量化に徹底し、削ぎ落とされたデザインだった。

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「ドイツブランドらしい造りですね。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

第3回

Triathlon LUMINA No.47

P81~83 Mare Ingenii Tri BIKE CHRONICLE

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トレックTTやカリバーなどのカーボントライアスロンバイクの兆し

このクロニクルの第3回目は、00年前半について振り返ってみる。この5年間は、いよいよ「カーボン」のトライアスロンバイクを意識させられるようになってきたのだった。実際には、まだまだアルミが多く使用されていたが、「エアロダイナミクス」にこだわり始めたことによって、成型の自由度の高い、カーボンで造るトライアスロンバイクへの注力が顕著になってきたのだ。各メーカーの「カーボン化」は時間の問題となったと言える。カーボンを使えば、自由な形状が可能となるため、トライアスロンなど、エアロダイナミクスのための形状を造るためには、絶対に必要だったのだ。そんな意味では、トライアスロンマーケットの拡大とともに、伸びていると言っても過言ではないのだ。

まず、トライアスロンバイクの「カーボン化」で大きく動きを感じたのは、トレックだった。2000年にツールドフランス参戦用に製作した「TT」があった。あくまでもTTだったのだが、2001年アイアンマンでは、早速プロ選手に投入、ハワイで大いに沸いたのだった。ただ、そもそもトレックの考え方としては、「TT」と「トライアスロン」を大きく区別していることだ。そのため、ラインナップのカテゴリーもトライアスロンではなく、ロードとして位置付けていた。当時のトライアスロンモデルは、「HILO」であり、「TT」ではなかった。先述で、2001年プロ投入としたが、ゼッケン1のピーターリードはカーボンの「TT」でなく、アルミの「スペシャルモデル」を使用していた。選手からのリクエストもあったかもしれないが、いち早く「カーボン投入」をしたかったのではないだろうか。2000年に入り水面下での「カーボンバトル」が始まっていたのだ。

ここで当時の気になるブランドを紹介しよう。実質2000年のハワイでロタレーダーが、P3(アルミ)を使用し、ハワイメジャーとなったサーベロだ。後の大活躍は周知の通りだが、当時のトップ3は、まだ、ケストレル、トレック、キャノンデールで、サーベロは、「第2勢力」の一つに過ぎなかった。そのサーベロもまだアルミフレームの時代だ。2001年モデルとしてデビューの「P3」は、後のカーボン製P3の原型となっていて、特徴的なシートチューブ形状をそのまま継承して、「P3carbon」というネーミングで2005年にデビューしている。その後、アルミモデルが無くなったため、2009年から「P3」となった。

一方、カーボン化の動きが著しくなってきたが、アルミメーカーも頑張っていた。キャノンデールなどは、2003年から2007年までの5年間アイアンマンのオフィシャルバイクとなっているのだ。最終年の2007年に、アルミとカーボンのハイブリッドSIX13バージョンがリリースされた。そして、翌年2008年でフルカーボンの「スライス」がデビューとなったのだ。実は、キャノンデールも早い時期にカーボンを開発していた。2001年にアメリカ、ペンシルベニア州ベッドフォードの自社工場を、(まさに「100%HAND MADE IN USA」の頃)、工場見学に行ったことがあったが、その時にカーボンロードのサンプルがあった。トップチューブを太くし、ダウンチューブとシートステーがない、特異で、奇抜であり、キャノンデールらしいビジュアル性の高いデザインだった。そして、なんとそのネーミングは、「SLICE」となっていたのだ。2008年デビューのトライアスロンバイク「SLICE」のルーツとも言える。ちなみに、この頃、キャノンデールは、オフロードのモーターサイクルMX400や4輪バギー車も同工場で自社生産していた。

このように、この時代は、アルミフレームもカーボンフレームも混在しているように見えた。しかし、確実に「カーボン」への意識は高まり、各メーカーにおいては、動きが出ていた。それまで、トライアスロンへ注力していたメーカーだけではなく、各メーカーの動きも出てきた。ただ、それまで、注力していなかったメーカーには、ジオメトリーに「迷い」を感じるものも少なくなかったのだ。それだけ、意識せざるを得ないところまで来ていたと言える。エアロ形状はしているが、シートアングルが寝ていたり、ヘッド長も短くない。一見「トライアスロン」と見えるものも、トータルでのコンセプトに欠けていたものもあった。ただ、「カーボン先行」の勢いはあり、後に繋がったと見ている。また、パーツは確実にカーボン化が進んだ。例えばプロファイルのDHバー「カーボンX」など、爆発的な人気となったのがこの頃で、それまであったアルミ製のものは全く売れなかったのだ。人気となった、一番の理由は、「美しい」カーボンの造形によるものだった。

ここで、幻のバイクを紹介しよう。90年後半、具体的には、98年のハワイだった。「ファニーバイク」が話題となったのだ。96年優勝のルクヴァンリルデのコルナゴレコード、当時の優勝候補でもあったロタレダーのビアンキクロノTT、97年優勝トーマスヘルリーゲルのセンチュリオンヘルドライブなどバイクの強い欧州勢が挙ってフロント26インチ、リア700Cの前後異径のファニーバイクを使用していただが、驚くことに、あのトレックもアルミ製のファニーバイクの開発をしていた。と言っても少し遅れ、その現物を確認したのは、2001年のハワイだった。フレームのトップチューブには、大きく「PROTO TYPE」の文字が入っていた。そのバイクは、トレックUSAのエンジニアMarkAndrewsが自ら出場し使用していたものだったのだ。当時はすでにカーボンの「TT」がリリースされていたため、日の目を見ることなく、幻に終わったバイクだった。

最後に、この00年前半を代表するイメージとなり、2004年ハワイでウィナーズバイクとなった、「クウォータカリバー」について触れておこう。優勝者は、ドイツのノーマンスタッドラーで、バイクの強い選手だ。2006年の2度目の優勝の時に4:18:23という驚異的なコースレコードも出している。初代バイクスペシャリストウィナーと言ったところだろうか。二代目は昨年のセバスチャンキンールがそれに当たる。この優勝には、大きな意味があった。それまで、クウォータのイメージは繊細なデザイン性の高いバイクとして、競技性のイメージはなかったのだ。ある意味ノーマークのブランドだった。そんな中、スタッドラーによってウィナーズバイクとなり、しかも、バイクスペシャリストによるその結果は、最高だったのだ。これは、クウォータの「レーシングバイクの証明」でもあった。クウォータの造るバイクは、常に軽量にこだわるもので、トライアスロンでは異色でもあった。カーボンフォークなどモノ造りから始まったクウォータのこだわりがそこにあった。同時に振動吸収性も高く、幅広い層から支持を得たのだ。この初代のカリバーは、デビュー当初は、ケーブルなど露出だったが、マイナーチェンジを経てケーブル内蔵型になった。現行では、エアロ形状を高めたデザインとなっているが、これも同様に極めて扱い易いトライスロンバイクに仕上がっている。

2000年前半は、メーカーのコンセプト、実際の使用率などは、話題や人気と必ずしも合致していた時代ではなかったが、確実に2000年後半へのステップになっていた。そして、間もなく「トライアスロンバイク全盛期」がやってくるのだ。

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今回の参考資料は、プレストラックの上から撮った写真です。やはりスタッドラーのフォームは最高です。この写真は、2006年の2回目の優勝の時のものです。

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「来月は2000年後半について。いよいよ、あのバイクが登場です。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 CASTELLI

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本日は、カステリの新製品発表会が開催された。

カステリは、1974年創業のイタリアンブランドだ。ヨーロッパのプロチームをサポートするクウォリティの高いウエアとして、最高レベルのブランドなのだ。体温調整に優れたカステリは、プロがテストを繰り返して造り上げられた逸品なのだ。

そして、カステリは、昨年からトライアスロンへ注力が加速していて、トップエリートを多くサポートしている。「スタンダード化」目前の「袖付き」も早くからリリースしていて、バイクウェアのトップブランドとして、トライアスロン参入は、今後の動きに期待したい。

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2016  CASTELLI FREE SANREMO SUIT SLEEVELESS(右)

2016  CASTELLI FREE TRI ITU SUIT(左)

フロントが全開するサンレモタイプのトライスーツで、カステリ独自のデザインとなっている。また、ITUレギュレーション対応のバックファスナータイプもラインナップしている。

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2016   CASTELLI FREE SANREMO SUIT SHORT SLEEVE

元々は、ロードウェアだったが、トライアスロンのアイテムとしてラインナップされている。ツナギのスーツでありながら、フロントは全開でき、一見2ピースに見える特殊なデザイン。

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2016   CASTELLI FREE W TRI ITU SUIT

ウィメンズのITU対応トライスーツ。カラーリング、デザイン、仕上がりすべてにおいてクウォリティの高さを感じさせる一枚。セパレートなどウィメンズのアイテムも充実している。

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昨年のハワイでのシーン。

メジャープロが使用するカステリ製のウエアは目立っていた。デザインはオリジナルながら、質感は、カステリ特有で、赤のオリジナルマークが入っていなくても、カステリとわかる高級感十分な造りをしている。

Andreas Raelertは、スリーブレスの2ピースを使用していた。

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Matthew Russellは、「袖付き」を使用している。

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2013年優勝のFrederik Van Lierdeは、スリーブレスのトライスーツ。

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Marino Vanhoenackerは、やはりスリーブレスのトライスーツだった。

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Leanda Caveは、「袖付き」、ランではスリーブレスに着替えている。

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優勝のMirinda Carfraeは、鮮やかなカラーの2ピースで目立っていた。

ウエアのトップブランドがトライアスロンウェアを本格的に始動させた。特に話題となる「袖付き」の注力で、今年のハワイでも話題のブランドになっていくことだろう。

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「イタリアンのお洒落なウェアです!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【取材予定】アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ ~2ヶ月前~

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トライアスロンの最高峰、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP まで、2ヶ月となった。

トライアスロンは、10月から始まり、10月で終わる。今年で37周年となるアイアンマンは、プロ選手とトップエイジが出場できるアイアンマントライアスリートにとって最もステイタスの高いレースとなる。現在、世界各地で40の予選レースから勝ち上がってきた選手が、「世界での位置」を確認するためにハワイに集結する。プロはもちろんだが、エイジ選手も最高の仕上がりで臨むレースが聖地コナで開催されるアイアンマンワールドチャンピオンシップなのだ。

そんなレースで使用されるトッププロとトップエイジのバイクトレンドは大いに気なるところだ。このアイアンマンでの使用率が人気を決定付けると言っても良いだろう。過去10年のトップ3のバイク使用率を見ると下記のようになっている。

年度 1位 2位 3位
2005 Cervelo 195台 TREK 166台 LITESPEED 115台
2006 Cervelo 257台 TREK 123台 QUINTANAROO 116台
2007 Cervelo 344台 KUOTA 128台 TREK 128台(同率)
2008 Cervelo 415台 KUOTA 117台 SCOTT 103台
2009 Cervelo 462台 SCOTT 109台 SPECIALIZED 93台
2010 Cervelo 468台 SPECIALIZED 113台 TREK 108台
2011 Cervelo 488台 TREK 185台 FELT 124台
2012 Cervelo 483台 TREK 211台 SPECIALIZED 170台
2013 Cervelo 488台 TREK 220台 SPECIALIZED 209台
2014 Cervelo 490台 TREK 260台 SPECIALIZED 242台

過去10年を観ると、周知されている通り、サーベロは別格となる。トップシェアを獲って10年、400台オーバーとなって7年、これからもない金字塔を打ち立て、レジェンドとなったサーベロ。ただ、近年動きが出てきている。サーベロの地位を決定付けたのは、2008年と観ている。P3が、2006年リリース、翌年の2007年に大ヒット、2008年の使用率に繋がっている。また、2008年は、チームCSCが、ツールドフランスにおいて、個人総合、チーム総合、新人賞の3冠を獲っているのだ。まさに、2008年はサーベロにとって大きく意味のある年になった。その後、サーベロの天下ではあったが、2012年から伸びが悪くなったのだ。この理由は、二つある。一つは、サーベロ自身の「長過ぎたP3」にある。新型の発表が一年遅かった。2012年P5、2013年P3のリリースは、「タイミング」に問題があった。本来ならば、2012年に「500台」になっていただろう。そして、もう一つの理由は、トレックとスペシャライズドの攻勢が始まったことにある。トレックは、2011年からスピードコンセプトで追い上げ、3強バトル時代の起爆剤となったのだ。後のシブリリースとともに、サーベロを脅かせ微増に留まっているのだ。ただ、この3強、面白くなってきた、アイアンマン不動の地位サーベロ、最高のマテリアルを使いこなすトレック、エアロダイナミクスの開発力のスペシャライズド、それぞれの持ち味を活かし、「機材の戦い」が注目となる。

今年のバイクバトルはどうなるのだろうか?

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■開催日 2015/10/10(日)ハワイ現地時間

■競技

スイム2.4mile / バイク112mile / ラン26.2mile

※詳しくは、下記HPへ

http://ap.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman/world-championship.aspx#axzz3eVo5aNf8

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サーベロは、モノ造り、レース結果など、最高レベルの実績を持つブランドだ。各社の追い上げも激しい中、絶対に譲れないポジションが、「KONA No.1」なのだ。「P6」のデビューは、必至、待ち切れないと言ったところだ。ただ、競技レベルを落としたモデルのリリースも期待したい。言ってみれば「P1」。クウォリティは高く、エイジ選手の使用がメインで、レースに例えるなら、「宮古島対策」と言ったところだろうか。ロードバイク同様に「乗り手」を考慮した、バリエーションが増えるべきなのだ。そのリーダーはやはりサーベロが担うべきだろう。

昨年のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?cat=3

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

LUMINA No.47 cutting

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ルミナNo.47発売しました。

今月の「cutting」大塚担当分ご紹介します。

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■Haero Carbon H.253 Time Trial handlebar

ハエロカーボンは、ドイツのHaererWerkzeugbau GmbH社のブランドで、自動車関連のパーツを製作するこだわりのメーカーで歴史は50年以上となる。ハエロカーボンは、カーボンのハンドルを造っていて、トライアスロンのDHバー、ロードのドロップ、MTBのフラットなどを生産している。またアルミのステムもラインナップしている。今回のアイテムの他に、ドロップハンドルにDHバーのエクステンションが直接、差し込むようになった、今までない面白いアイテムもあるが、実は開発には、トライアスリートのスタッフが関わっているのだ。

今回の「H253-TimeTrial」は、極めて軽量で、メーカー値350gとなっている。そして、最も重要なフィット性やフィーリングを見ると、まずエクステンションの幅は、100mm、パッドの間隔は、160~200mm、ブルホーン幅400mm、パッド高は、ハンドル中心から25,35,45mmの3段階となっている。一般的に観ると、パッド高がやや低めとなる。構造的には、スペーサーとボルトの変更でハイライズにすることは簡単にできる。それと、パッドの前後方向にサイズが50mmと短めなので、ここも少し工夫すると快適になるだろう。それと、パッド中心点とエクステンション先端までの最小寸法が240mmのため、変速レバー、スイッチの形状によっては、少し加工が必要となるだろう。ブルホーンのグリップ部は短めになっていて、明らかに、ここを主で持つハンドルではない。したがってDHポジションがメインとなるコースでの使用をオススメしたい。Di2はもちろん対応型でケーブル穴が設置されている。

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■SRM PowerControl 8

SRMは、1986年創業のドイツブランドで、トレーニングシステムの第一人者的老舗だ。古くは、ツールドフランス3勝のグレッグレモンが使用し、アイアンマンでは、優勝2回で、コースレコードを持つノーマンスタッドラーも取り入れていた。そして、最近のビッグニュースでは、ウィギンスによるアワーレコードの更新となった。プロサイクリストにも多く使用され、ハワイアイアンマンでも使用率第2位のブランドとなっている。

昨今、パワー系アイテムは大きなトレンドとなり、各社様々な製品をリリースしている。精度はもちろんだが、よりコンパクトに、より軽量に、そして、よりリーズナブルな価格となってきている。

この第8世代のPC8は、パワー計測アイテムなどとは、少し違うもので、パワー計測ありきではなく、出場するレースに向け、トレーニングのピークを「合わせる」ための自己管理アイテムの要素が大きい「頭脳系」アイテムだ。価格もリーズナブルとなったが、これには、クランクなどは含まれない。逆に、クランクは、ant+の通信方式であれば、各社のクランクが使用できる。

SRMは、本来、その人の身体の管理をするもので、先月のツールドフランスで言えば、選手ではなく、監督が選手の状態を把握するためのアイテムと言っても良いだろう。また、以前のワイヤードタイプであれば、より細かく計測ポイントの解析ができ、トラックなどの短距離での有効性が極めて高かったが、コスト高だった。今回は、長時間、長距離となるトライアスロンなどには、十分な対応能力となり、その分、コストダウンになったのだろう。

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《New MADONE the ultimate race bike》 P60~63
 

  こちらでは、インプレを担当させて頂きました。

  http://triathlon-geronimo.com/?p=2726

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《Mare Ingenii》 P81~83
 
  連載「TriBIKEクロニクル」も是非ご覧下さい。
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《LIVES》 P102~103

そして、チームメンバー“ マスター ” こと樋渡さんが紹介されました。もうお付き合いは長いですが、いつも、いつも 「オ・モ・テ・ナ・シ」 の達人です。是非、一度行ってみて下さい。

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「是非ご覧下さい。」
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Triathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 Campagnolo & FULCRUM

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本日は、カンパニョーロのテクニカルセミナーとフルクラムの新製品発表会が開催された。

カンパニョーロと言えば、説明不要の自転車界のビッグブランド。イタリアのブランドとして、イタリア車には、「Campagnolo」をアッセンブルすることにこだわるサイクリストも少なくない。35年以上前、カンパニョーロは、スポーツバイクのコンポーネントブランドとしてトップに君臨していた。その後、日本のシマノも大躍進の結果、2トップとなり、お互いコンポーネントブランドとして、切磋琢磨、それぞれ特徴あるアイテムをリリースしてきた。カンパニョーロは、カーボン素材やチタン素材など、いち早く導入、軽量性とともに「美しさ」を追求してきた。そして、ホイールは、メインコンポーネントとは、別に完全に確立させることに成功したのだ。シマノのコンポーネントのバイクにカンパニョーロホイールをセットしているバイクも珍しくない。また、より汎用性も高めるために、グループブランドとして「FULCRUM」を立ち上げたのだ。これが大ヒットし、カンパニョーロ仕様のバイク以外からも多く支持されるようになったのだ。

そして、今回の発表は、現時点では、グループブランド、フルクラムのホイールが3モデル追加となった。(ディスクモデルは展示されていなかった。)カンパニョーロの新製品及び変更は、現時点では出ていない。2014年秋にリリースされた2015年モデルから、2016年での変更はほぼない。ただし、来月のユーロバイクでは、何かしらあると思われるとのこと。今回フルクラムが先行してディスクブレーキホイールをリリースしたが、もちろんカンパニョーロでも予定されている。ただ、少し遅く、2017年としてリリースされることになるだろう。

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“ CAMPAGNOLO WINS THE RED DOT AWARD 2015 ”

カンパニョーロは、2015年の「レッドドットアワード」受賞した。この賞は、約5000のノミネートで、81点が選ばれ、その中にカンパニョーロのスーパーレコードEPSが輝いたのだ。http://en.red-dot.org/

《Campagnolo》 http://www.campagnolo.com/WW/en/Electronic_Groupsets/super_record_eps/road

2014年モデルと2015年モデルの大きな違いであり「特長」の一つに、エルゴパワーのレバーの引きが大きく軽くなっていることが挙げられる。特にリアのトップ側からロー側への変速においては、その動きは顕著で、誰でも実感できる高いレベルに仕上げられているのだ。

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FULCRUM  RACING QUATRO CARBON  ¥210,000 + tax

新型カーボン製リムのハイトは40mmで、リム幅は、17mm。軽量化を施しながら、エアロダイナミクスを大きく向上させている。リムは、3Kカーボンの積層とユニディレクションカーボンの積層を構造的に組合せ、強度と美しい外観を実現している。

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ブレーキ面にも3Kカーボンを採用し、強度をアップさせながら、3Diamant処理によって、更に、優れたブレーキパフォーマンスとなっている。

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FULCRUM  RACING QUATRO LG  ¥54,000 + tax

新しいアルミ製リムは、35mmのハイトを継続しながら、幅を2mmワイド化し、17C、24mmのプロファイルになった。しかも重量の増加はない。

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美しさと機能で勝負するカンパニョーロは、トライアスロンでの使用が多くはないが、ホイールでは別だ。フルクラムも含め、トライアスロンでも「本物志向」のトライアスリートが支持している。特にカーボンディープリムホイールの「BORA」などは、「圧倒的ポジション」を確保し、ロードからトライアスロンまで多く使用されている。「ホイールのカンパニョーロ」として、トライアスロンでの活躍が期待されている。

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「トライアスロンでもカンパニョーロ!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 LAPIERRE

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本日は、ラピエールの新製品発表会が開催された。

ラピエールは、フランスの歴史あるブランドだ。地元ツールドフランスに参戦している、名門プロチームFDJの使用するバイクとしても有名だ。エアロ系、ヒルクライム系、そして、エンデュランス系と、それぞれの用途への対応したモデルも充実している。現在、トライアスロンでの使用は少ない。MTBも注力する総合ブランドだ。

そして、今回の発表は、フルモデルチェンジが1モデル、マイナーチェンジが1モデル、後は、カラーリングのチェンジとなる。モデルチェンジは「軽量化」を中心に施されているようだ。現在、ラピエールもエアロロードをトップに位置づけているだけに、今後の進化、発展があるだろう。また、トライアスロンへの注力も期待したいところだ。

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2016 LAPIERRE XELIUS SL 600 FDJ MCP ¥549,000 + tax(ホイール別)

今回の注目モデルがこのゼリウスSLで、唯一フルモデルチェンジとなった。シリーズ最軽量のヒルクライムモデルだ。ダブルトライアングル形状のフレームは、前作より15%の剛性アップに成功している。フロントブレーキはダイレクトマウントを採用し、制動力を向上。またDi2バッテリーはBB下からダウンチューブに挿入、配置させることよって低重心化させている。

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2016  LAPIERRE XELIUS SL 500 MCP ¥399,000 + tax

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2016  LAPIERRE AIRCODE SL ULITMATE ¥389,000 + tax(フレーム)

ラピエールのエアロロードがこのエアーコードだ。そのエアーコードが軽量化されたモデルがこの「SL」となる。剛性を保ちつつ、フレームで約90g、フォークで約20gの軽量化を実現している。また、昨年のツールでも個人総合3位、新人賞となっているのだ。ダウンチューブとシートチューブをカムテール形状にして、エアロダイナミクスを高めている。フロントブレーキはダイレクトマウントを採用している。

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2016  LAPIERRE AIRCODE SL 500 MCP ¥439,000 + tax

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2016  LAPIERRE PULSIUM 600 FDJ CP ¥479,000 + tax

ラピエールのエンデュランスモデルがこのパルシウムだ。トップチューブのシート寄りが二股に分かれたデサイン。ここにバイブレーションダンパーが、仕込まれていて、エラストマーが最大3.5mm可動するのだ。また、幅広タイヤが使用できるようにリアブレーキの取付位置を変更できる。最大32Cのタイヤが装着可能となっている。そして、フォークは、板バネのような働きをするようになっているのだ。

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2016  LAPIERRE PULSIUM 500 CP ¥379,000 + tax

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2016  LAPIERRE PULSIUM ULTIMATE ¥389,000 + tax(フレーム)

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2016  LAPIERRE SENSIUM 500CP ¥279,000 + tax

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2016  LAPIERRE SENSIUM W 500CP ¥279,000 + tax

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2016  LAPIERRE AUDACIO 200 FDJ CP ¥149,000 + tax

トライアスロンでは、メジャーではないが、世界のトップブランドだ。トライアスロン用途であれば、エアコードSLになる。昨今「エアロード」がオールラウンドバイクとして、熱いが、ラピエールにも実績十分なモデルがラインナップ。テクニカルコースのトライアスロンに向くだろう。5月の世界トライアスロンシリーズ横浜大会でも確認されている。

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「フランスブランドが熱い。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 ARGON18

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本日は、アルゴン18の新製品発表会が開催された。

アルゴン18は、元オリンピアンのGervais Riouxが1989年に設立したカナダのブランド。ここ3年のアイアンマンを観ると、シェア8位、8位、11位と昨年はやや落としているが、トップ3(サーベロ、トレック、スペシャライズド)以外は、いつ浮上するかわからない注目株。また、ロードでは、BORA-ARGON18をサポートしている、トップブランドだ。特徴は、ポジション出しや、剛性バランス、安定性など、他社と一線画す、こだわりがある。また、オリジナルハンドル、DHバーにはこだわりがあり、フレキシブル性、フィット性などの高さと、フレームとの「一体化」を理想と考えている。

そして、今回の発表は、日本国内としては、三番目の代理店として、あのインターマックスが、取り扱うことになった朗報だ。すでに長年取扱いのあるクウォータと2トップのブランドとして、今後の注目となる。特にトライアスロン色の強い、ハワイアイアンマン「最後のブランド」とも言える、メジャーブランドなのだ。アルゴン18は、アイアンマンにおいて、地道な活動と、独自のハンドルシステムやフレーム剛性の考え方など、こだわりの強いブランドで、他社とは違った目線でアイアンマンバイクを造っている。アルゴン18もイヤーモデル設定をしていないため、2016年モデルではなく「現行品」ということになる。

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2016 ARGON18 E-118 NEXT ¥496,000 + tax (フレームセット)

アルゴントライアスロンのメインモデルとなるE118。

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今や定番のサーベロ型シート周りはアジャスト性がメリット。

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フィット性の高い、一体型DHバーへのこだわりがある。

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ヘッド周りはルック型にフォーク裏フロントブレーキ。

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フレームも上部と下部で剛性バランスを調整している。

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ロングセラーとなるE-118。フルモデルチェンジも期待したい。

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2016 ARGON18 GALIUM PRO ¥358,000 + tax (フレームセット)

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アルゴンはアルミフレームもリリースしている。

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世界のトップブランドと言えるアルゴン18は、日本国内では、日の目を見ていない感があったが、インターマックスの取扱いで大いに期待が高まっている。トライアスロン、ロードともに注目だが、やはり、トライアスロンでの活躍を期待したい。まずは、ハワイシェアの拡大に向け、様々なプロモーションをすることになるだろう。もちろん、日本国内の話で、幅広く支持されることも重要だが、ハワイを狙える選手に使用してもらえることが一番だろう。

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「また、一つ選択肢が増えた。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】 PINARELLO DOGMA F8 “ RHINO ”

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ツール・ド・フランス 2015 第13ステージのスタート前に発表された「DOGMA F8 “RHINO”」は、チームスカイのクリス・フルームの活躍を称えたスペシャル・エディションです。

DOGMA F8 “RHINO”は、彼の着用するリーダージャージ「マイヨジョーヌ」のイエローでカスタマイズされ、そしてクリス・フルームの愛称である 「FROOMEY」のロゴに、RHINO=サイのグラフィックスが描かれています。

サイのグラフィックスは、フルームの出身地であるアフリカのケニアを象徴し、彼が支援している絶滅が心配される野生動物の 密猟や違法な取引を撲滅する野生生物保護運動を世界に広める意味がこめられ、そしてアフリカが育んだ彼の不屈の闘志をあらわ しています。この野生生物保護運動には、サッカーのデビッド・ベッカム選手やプロテニスプレイヤーのアンドリュー・マレー選 手、レーシングカードライバーのルイス・ハミルトン選手など世界中の著名なプロスポーツ選手が賛同し支援しています。

!cid_part4_00070608_09010900@pinarelloツール・ド・フランスのリーダージャージ「マイヨジョーヌ」のカラーであるイ エローを各所にあしらったスペシャル

!cid_part5_04050603_04050901@pinarelloトップチューブのサイドにはフルームの愛称「FROOMEY」のロゴとサイ (RHINO)のグラフィックス

!cid_part6_07020807_03090206@pinarelloトップチューブ上部にはチームスカイのロゴ、サイのグラフィックスと FROOMEYのロゴ

!cid_part7_09080506_00070502@pinarelloダウンチューブ上部にはイエローのF8ロゴにサイのグラフィックスと FROOMEYのロゴ

クリス・フルームのコメント:「私は南アフリカとケニアで、サイやゾウなど多くの野生生物を見て育ちました。堂々とした野生 生物たちは、私の成長にすばらしい影響を与えてくれました。そして、私は彼ら野生生物の保護活動を広めるための慈善大使に なっていることを誇りに思っています。 私はこの保護活動を支援するためにサイのグラフィックスを自転車に描きました。私のメカニックのゲイリーが、フレームにサイのグラフィックを入れたらどう か?とアイデアを出してくれました。すぐにそれが野生生物の窮状を世界に知ってもらうすばらしい方法になると大賛成しまし た。」
「今アフリカで、サイやゾウなどの野生生物が違法に密猟されている事実を広く世界に広める必要があります。そうしないと彼ら は永遠に失われてしまう危険にさらされています。子供たちにすばらしい自然を残すためにも、世界中に野生生物たちの窮状を 知ってもらう事が重要だと思ったのです。」
「サイはすごく強い生き物です。彼らは頭を低くして突進してきます。そう、私のライディングフォームみたいにね(笑)自転車 に乗ってそのフォームで走っていると、サイが私のシンボルにぴったりだと感じたんです。」

※クリス・フルームが支援する野生生物保護活動について詳しくは  http://www.unitedforwildlife.org/ をご覧ください。

DOGMA F8 RHINO YELLOW

DOGMA F8 “RHINO” CHRIS FROOME Special Edition

カラー:868/RHINO YELLOW
サイズ: 42,44,46.5,47,50,51.5,53,54,55,56,57.5,59.5,62(CC)
マテリアル:TORAYCA® T1100 1Kカーボン  Nanoalloy™
フォーク:ONDA F8 TORAYCA® T1100 1Kカーボン Nanoalloy™ 1”1/8-1”1/2

希望小売価格:\726,000- (フレームセット、税抜価格)
フレームセットには専用フルカーボンシートポスト付属します。
※10月頃より納品開始予定・予約受付中

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BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka