LUMINA No.47 cutting

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ルミナNo.47発売しました。

今月の「cutting」大塚担当分ご紹介します。

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■Haero Carbon H.253 Time Trial handlebar

ハエロカーボンは、ドイツのHaererWerkzeugbau GmbH社のブランドで、自動車関連のパーツを製作するこだわりのメーカーで歴史は50年以上となる。ハエロカーボンは、カーボンのハンドルを造っていて、トライアスロンのDHバー、ロードのドロップ、MTBのフラットなどを生産している。またアルミのステムもラインナップしている。今回のアイテムの他に、ドロップハンドルにDHバーのエクステンションが直接、差し込むようになった、今までない面白いアイテムもあるが、実は開発には、トライアスリートのスタッフが関わっているのだ。

今回の「H253-TimeTrial」は、極めて軽量で、メーカー値350gとなっている。そして、最も重要なフィット性やフィーリングを見ると、まずエクステンションの幅は、100mm、パッドの間隔は、160~200mm、ブルホーン幅400mm、パッド高は、ハンドル中心から25,35,45mmの3段階となっている。一般的に観ると、パッド高がやや低めとなる。構造的には、スペーサーとボルトの変更でハイライズにすることは簡単にできる。それと、パッドの前後方向にサイズが50mmと短めなので、ここも少し工夫すると快適になるだろう。それと、パッド中心点とエクステンション先端までの最小寸法が240mmのため、変速レバー、スイッチの形状によっては、少し加工が必要となるだろう。ブルホーンのグリップ部は短めになっていて、明らかに、ここを主で持つハンドルではない。したがってDHポジションがメインとなるコースでの使用をオススメしたい。Di2はもちろん対応型でケーブル穴が設置されている。

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■SRM PowerControl 8

SRMは、1986年創業のドイツブランドで、トレーニングシステムの第一人者的老舗だ。古くは、ツールドフランス3勝のグレッグレモンが使用し、アイアンマンでは、優勝2回で、コースレコードを持つノーマンスタッドラーも取り入れていた。そして、最近のビッグニュースでは、ウィギンスによるアワーレコードの更新となった。プロサイクリストにも多く使用され、ハワイアイアンマンでも使用率第2位のブランドとなっている。

昨今、パワー系アイテムは大きなトレンドとなり、各社様々な製品をリリースしている。精度はもちろんだが、よりコンパクトに、より軽量に、そして、よりリーズナブルな価格となってきている。

この第8世代のPC8は、パワー計測アイテムなどとは、少し違うもので、パワー計測ありきではなく、出場するレースに向け、トレーニングのピークを「合わせる」ための自己管理アイテムの要素が大きい「頭脳系」アイテムだ。価格もリーズナブルとなったが、これには、クランクなどは含まれない。逆に、クランクは、ant+の通信方式であれば、各社のクランクが使用できる。

SRMは、本来、その人の身体の管理をするもので、先月のツールドフランスで言えば、選手ではなく、監督が選手の状態を把握するためのアイテムと言っても良いだろう。また、以前のワイヤードタイプであれば、より細かく計測ポイントの解析ができ、トラックなどの短距離での有効性が極めて高かったが、コスト高だった。今回は、長時間、長距離となるトライアスロンなどには、十分な対応能力となり、その分、コストダウンになったのだろう。

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《New MADONE the ultimate race bike》 P60~63
 

  こちらでは、インプレを担当させて頂きました。

  http://triathlon-geronimo.com/?p=2726

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《Mare Ingenii》 P81~83
 
  連載「TriBIKEクロニクル」も是非ご覧下さい。
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《LIVES》 P102~103

そして、チームメンバー“ マスター ” こと樋渡さんが紹介されました。もうお付き合いは長いですが、いつも、いつも 「オ・モ・テ・ナ・シ」 の達人です。是非、一度行ってみて下さい。

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「是非ご覧下さい。」
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Triathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka