【SPECIALIZED】公式ブログ企画「アイアンマン世界選手権への挑戦」スタート!

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スペシャライズドジャパン公式ブログをご紹介します。

ロードレース、MTBからレディースまで、また、レースレポートからギアの紹介、インプレなど、様々な情報をアップしています。そして、今回は、トライアスロンで来月開催される、「アイアンマン」をご紹介します。ただ、それだけでなく、実は、スペシャライズドジャパンと言うメーカーのスタッフに「アイアンマン」が存在したのです。ここで言う、アイアンマンとは、「アイアンマンワールドチャンピオンシップ出場権獲得者」と言うことですね。この選手の大会前後のレポートをお届けする企画となっています。(全5回)

http://sbcjofficial.blogspot.jp/

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第1回 「日本の代表として戦う」

トライアスロンとの出会いやクウォリファイしたこと、職場や家庭の理解と協力、そして、心がけていることなど、小松亮選手のご紹介です。2011年に初出場し、4年が経ちました。当然「年齢」は、最大の敵かもしれません。ただ、同時に、その間に得るものも多く、間違いなく、「パワーアップ」しています。

応援よろしくお願いします。

http://sbcjofficial.blogspot.jp/2015/09/1.html

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「小松さん、頑張れ~」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 2016 CEEPO

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本日は、シーポの新製品発表会が開催された。

先月、シーポの2016年モデルの情報があったが、本日は、正式なお披露目となった。シーポは、2004年に初代の26インチトライアスロンモデルがリリースされた。その後は、周知の通り、日本のブランドとして確立された。2009年には、アイアンマンのオフィシャルバイクとなり、2013年でアイアンマンワールドチャンピオンシップでその使用台数が50台オーバー、そして昨年は、72台となり、世界第7位にランクインしたブランドだ。先日のアイアンマンジャパンでも、シャオユーリーによって、女子優勝となり、使用率も、世界のトップ3に次ぐ、第4位のシェア、トライアスロンモデルに絞れば、第3位となっていた。日本のブランドだけに、国内では、人気のあるブランドとなっている。

今回のモデルチェンジで話題となるのが、バイパーとカタナの違いについてだろう。バイパーはロング向けの設定で、高速巡航性を重視している。逆にカタナは、ミドルからオリンピックディスタンスを想定して、加速性を重視している。バイパーは、フロントセンターを600mm以上に設定し、抜群の直進安定性を確保している。またチェーンステーは剛性を落とし、「快適性」を高めている。カタナもほぼ同様に、ヘッドアングルを寝かせ、フロントセンターも長くするとともに、BBを下げた。そして、BB周りの剛性を上げたことで、加速性だけではなく、巡航性も十分確保された、オールラウンド性の高いトライアスロンバイクに仕上がっている。

今回のモデルチェンジは以下のようになっている。

VIPER フルモデルチェンジ

KATANA フルモデルチェンジ

VENOM 2カラー追加(2月リリース)

STINGER カラーチェンジ

MAMBA 2カラー追加

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2016   CEEPO VIPER   ¥580,000 + tax (フレーム)

詳細 http://triathlon-geronimo.com/?p=4447

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2016   CEEPO KATANA   ¥420,000 + tax (フレーム)

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シンプルなハンドル周りは、ポジション出しなど扱い易さがメリット。

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前作よりヘッドアングルを寝かせ、直進安定性がより向上した。

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ブレーキは、ダイレクトマウントで、確実性の高いシマノを想定している。

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前作に比べ、かなりシンプルなデザインとなっている。

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ピラーは、前作継続の前後リバーシブルでサドル位置は大きく変更可能。

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BB位置を下げ、周辺の剛性をアップさせている。

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シートチューブとホイールの間隔は、比較的クリアランスを取っている。

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2016   CEEPO STINGER   ¥280,000 + tax (フレーム)

3年目となるスティンガー。トライアスロン、ロード兼用を想定したモデルで、シートアングルは、中間的に設定されている。ブレーキマウントなど、マンバよりトライアスロン思考が高いモデルだ。また、XSサイズは、ヘッド長が85mmと短く、「トライアスロンポジション」の出し易さがメリットとなる。

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2016   CEEPO MAMBA   ¥230,000 + tax (フレーム)

同じく3年目となるマンバ。スティンガーと同じモールドから造られている双子モデル。トライアスロン、ロード兼用を想定したモデルで、シーポのエントリートライアスロンモデルだ。ブレーキマウントは、一般的な位置に設定され、扱い易さから、あえてスティンガーではなく、マンバを選択する人も少なくない。

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日本のブランド、シーポ。そして、トライアスロンの専門ブランドとして、担う課題は、多い。小回りの利く、商品開発が生命線であり、特長でもあるだけに、トレンドヘの注力、そして、パイオニアとしての挑戦に注目が集まる、大きな期待を背負っているブランドだと思う。

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「まずは、ハワイのシーポに注目したい。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 CEEPO VIPER 速報版

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本日は、シーポの新製品発表会が開催された。

先月、シーポの2016年モデルの情報があったが、本日は、正式なお披露目となった。シーポは、2004年に初代の26インチトライアスロンモデルがリリースされた。その後は、周知の通り、日本のブランドとして確立された。2009年には、アイアンマンのオフィシャルバイクとなり、2013年でアイアンマンワールドチャンピオンシップでその使用台数が50台オーバー、そして昨年は、72台となり、世界第7位にランクインしたブランドだ。先日のアイアンマンジャパンでも、シャオユーリーによって、女子優勝となり、使用率も、世界のトップ3に次ぐ、第4位のシェア、トライアスロンモデルに絞れば、第3位となっていた。日本のブランドだけに、国内では、人気のあるブランドとなっている。

そのシーポのフラッグシップとなるモデルがこのバイパーで、メジャー、マイナー合わせて、4代目のモデルチェンジとなった。高速巡航性をテーマに、「アイアンマン」など、ロングのためのバイクに仕上がっている。フロントセンターを長くし、圧倒的な直進安定性を高めている。また、チェーンステーの剛性を落とし、快適性も高めている。そして、2014年モデルからディクスブレーキも採用するなど、トレンドにいち早く対応するブランドでもある。今回展示されていたバイパーは、ノーマルブレーキがセットされていたが、本来は、ディスクブレーキ仕様、ヘッドには、「専用カバー」が付き、エアロダイナミクスへの対応がなされている。また、最近のトライアスロンバイクは、「競技性重視」でメンテナンス性など、やや手間のかかるものが多いが、このバイパーは、その点も工夫しているとのこと。Di2バッテリーは、前作からビルトインになっているが、BB下に挿入する収まりとなっている。そして、今回、特に目を引く、シートチューブに取りつけられた、SC型の専用ストレージは、「ゴム」で出来ている。また、デザインだが、ロゴにワンポイントのカラーが入っている。今までは、このようなデザインはしなかったとのことだが、初の試みで、トータルは、バランス良い、カラーリングになったとのこと。

今年のハワイアイアンマンで、更なる飛躍が期待されているブランドだ。

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2016   CEEPO VIPER   ¥580,000 + tax (フレーム)

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ハンドル周りのメンテナンス性を考慮。ベントーボックスも標準装備。

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ディスクブレーキ仕様で、ヘッド周りは、エアロダイナミクス向上。

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LK型ヘッド周り。ジャンクションは、ステムカバー内に収まるとのこと。

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フロントフォークのディスクブレーキキャリパー台座。

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デザインは、やや大人しくなったが、“ BAT MAN ” の名残りもある

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ピラーは、前作継続の前後リバーシブルでサドル位置は大きく変更可能。

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スッキリしたシート周りとボリュームのあるBB周り。

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これは、ツールボックスであり、エアロダイナミクス対応でもある。

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シートチューブとホイールの間隔は、比較的クリアランスを取っている。

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世界と戦う、日本のブランド、シーポ。

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「シーポ今年のハワイの目標は、90台とのこと。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 PEARL iZUMi spring / summer 2016

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本日は、パールイズミの新製品発表会が開催された。

パールイズミは、1950年創業の老舗ジャパンブランドだ。圧倒的なクウォリティの高さを誇る。パーツに例えれば、SHIMANOのようなウエアブランドだ。昨今、バイクブランドは、欧米のものに人気が偏っているが、ウエアは、体型によるフィット性、日本の気候を考えると「日本人のためのウエア」が必要になる。その点では、これしかないというのが、パールイズミなのだ。

そのパールイズミの2016年スプリング/サマーモデルが発表になった。現時点でも造り尽くされた感はあるが、更に、バージョンアップやアクセサリーに至るまで、完成度を高めてきている。

今回のテーマは、「サイクリストの “ 声 ” をカタチに。」ということで、下記のように、1「充実」2「進化」3「解決」4「改良」に取組んでいるのだ。

展示会場での注目すべきアイテムをご紹介しよう。

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1「充実」プリント商品を大幅強化!スポーティに、カジュアルに、選べる個性豊かなデザインで、着た瞬間から心が高ぶります。

2「進化」主力のレーサーパンツとデザインを一新。カラーパンツの登場や、パッドをグレードアップしたレータンなどラインナップが大きく進化しました。

3「解決」女性ならではの悩みを女性が、女性の視点で解決。うれしい機能性アンダーがますます充実しました。

4「改良」グローブのパッド厚や位置を見直し、用途や乗り方に合わせて選べるラインナップへ。日々の悩める体験から開発されたグローブです。

※PEARL iZUMi  spring / summer 2016 抜粋

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PREMIUM  500-B   ¥18,000 + tax

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1「充実」プリント商品を大幅強化!スポーティに、カジュアルに、選べる個性豊かなデザインで、着た瞬間から心が高ぶります。

Print Model  621-B   ¥9,800 + tax
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TOPS  311-B   ¥12,800 + tax
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1「充実」プリント商品を大幅強化!スポーティに、カジュアルに、選べる個性豊かなデザインで、着た瞬間から心が高ぶります。

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Print Model  721-BD   ¥26,000 + tax
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2015SSからリリースされているアイテムだ。TTスーツのようだが、新たなアイテムで、フィット性など快適性を重視している。ビブショーツの「発展型」と言える。トップス全体でショーツをフィットさせているため、着心地が良いのだ。ロードウエアの新たなスタイルと言えるかもしれない。
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Print Model  721-BD   ¥26,000 + tax
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PANTS 928-3DNP   ¥17,000 + tax
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パールイズミの「命」、3Dパッドは、4グレード構成となっている
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2「進化」主力のレーサーパンツとデザインを一新。カラーパンツの登場や、パッドをグレードアップしたレータンなどラインナップが大きく進化しました。
PANTS 240-3D   ¥11,800 + tax
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一見、従来のカジュアルパンツに見えるが、全く違うものだ。着用したフィーリングは、レーサーパンツそのものとなっている。走りは、アクティブに、見た目はカジュアルに、この二つを融合させたアイテムなのだ。まさに、パールイズミらしい「技あり」のアイテムだ。
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TOPS LADIES   W621-B   ¥9,800 + tax
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TOPS LADIES   W621-B   ¥9,800 + tax
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3「解決」女性ならではの悩みを女性が、女性の視点で解決。うれしい機能性アンダーがますます充実しました。
UNDERWEAR LADIES W747   ¥7,800 + tax
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パールイズミ社内女性スタッフ(トライアスリート)が開発に関わっている。バイクウエアは、ダイレクトに着用することが、「常識」ではなくなったのだ。また、細部に渡りこだわりの作り込みがされている。
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これは、「汗止めバンド」なのだが、また、驚きのアイテムなのだ。実験ビデオでは、マネキンの頭の上から、通常の汗のレベルではなく、ボトルから水を勢いよくかけているのだが、その水が顔にかかっていないのだ。これは、バンドが吸収しているのではなく、受けた水を後方に流す仕組みになっているのだ。画期的なアイテムと言えるだろう。
ACCESSORIES 476   ¥3,000 + tax
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パールイズミも「オーダーウェア」のサービスがある。そして、そのアイテムの中に、トライジャージとトライパンツがある。現在、既製品でのトライアスロンウエアは、ラインナップされていないが、このサービスでパールイズミのトライアスロンウエアを作ることができる。

PEARL iZUMi  Order-Wear http://www.pearlizumi.co.jp/order-wear/index.html

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「ジャパンブランドのパールイズミ」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【取材予定】アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ ~1ヶ月前~

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トライアスロンの最高峰、IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP まで、1ヶ月となった。

トライアスロンは、10月から始まり、10月で終わる。今年で37周年となるアイアンマンは、プロ選手とトップエイジが出場できるアイアンマントライアスリートにとって最もステイタスの高いレースとなる。現在、世界各地で40の予選レースから勝ち上がってきた選手が、「世界での位置」を確認するためにハワイに集結する。プロはもちろんだが、エイジ選手も最高の仕上がりで臨むレースが聖地コナで開催されるアイアンマンワールドチャンピオンシップなのだ。

《2ヶ月前》 http://triathlon-geronimo.com/?p=3119

《3ヶ月前》 http://triathlon-geronimo.com/?p=2330

その最高峰の舞台で、No.1となる選手は、誰なのか?最大のトピックスとなることは、当然のことだ。この一年間で、ポイントを獲得し、その合算ポイントで出場が決まるシステム(KonaPointRanking)となっている。このKPRは、2011年のレースから適用され、今年で5年目となる。ポイントランキングトップ3を見ると下記のようになっている。

MEN 1位 2位 3位 WINNER
2011 Tissink   7550pt Odonneli  7520pt Lianos    7100pt Alexander    6190pt (10位)
2012 Alexander  13970pt Raelert   8360pt Jacobs     7805pt Jacobs            7805pt (3位)
2013 Kienle     9260pt Lianos    9085pt Raelert    8290pt Van Lierde   7260pt (5位)
2014 Kienle   14770pt Van Lierde  11640pt Aernouts  8440pt Kienle         14770pt (1位)
2015 Frodeno  14680pt Kienle   12415pt Van Lierde  10455pt WHO?
WOMEN 1位 2位 3位 WINNER
2011 Caroline  12650pt Yvonne   9185pt Mirinda  8965pt Chrissie         5250pt (25位)
2012 Caroline  13320pt Mirinda  9995pt Leanda   9250pt Leanda          9250pt (3位)
2013 Leanda  11290pt Caroline  9720pt Gina        9020pt Mirinda        6980pt (9位)
2014 Rachel  10240pt Meredith  10100pt Liz           9985pt Mirinda        9688pt (5位)
2015 Daniela  15450pt Jodie    14370pt Caroline  13055pt WHO?

今年は誰が勝つのだろうか?過去も様々な予想をされてきたが、予想通りという訳にはいかないのだ。このランキング上位と優勝の関連性はあるのか。男子トップ3を見ると、全員1万ポイントを超えている。誰が勝手もおかしくない。今年のハワイは、面白い。勢いからすればフロデノを推す人も多いだろう。また、バイクコンディションによっては、キーンレが有利となるか、バランスの良いポテンシャルを持つヴァンリルデも十分だ。キーンレ、ヴァンリルデは、4レースでのポイント獲得となるため、温存ができているのか。当日の天候も含め、予想の難しいのが、このアイアンマンなのだ。予想が難しいと言ったが、女子は、誰もが、ミリンダの4度目の優勝を期待しているだろう。あの驚異的なランスパートは、誰も止められない。バイクで温存できれば、ミリンダの展開となるだろう。ただ、優勝レベルのトップ選手として、活躍できるのは、5年前後が現実だ。最強ミリンダも2010年の優勝から6年目となるのだ。絶対はないということだ。

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■開催日 2015/10/10(日)ハワイ現地時間

■競技 スイム2.4mile / バイク112mile / ラン26.2mile

※大会詳細は、下記HPへ

http://ap.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman/world-championship.aspx#axzz3eVo5aNf8

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ここで特筆すべきは、キャロライン。圧倒的なオーラを放つハワイの顔だ。表の通り、キャロラインは、このKPRシステム5年でトップ3に4回も入っている。実は昨年は、KPR4位だった。これほどまでにトップを維持し続けることも凄いことなのだ。野球に例えれば、ペナントレースのリーグ優勝と日本シリーズの優勝の違い。日本一になることが、一番とされがちだが、長いペナントで勝つということも凄いことであり、「見方」の違いだけだ。ただ、プロとして、ハワイは最高の舞台であることに、間違いはない。そこで優勝する意味は大きく、別格なのも事実だ。キャロラインも長い。今年こそは、悲願を達成してほしい。

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昨年のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?cat=3

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

第4回

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Triathlon LUMINA No.48

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カーボントライアスロンの本格始動と、完全制覇のP3時代突入

このクロニクルの第4回目は、激動の2000年後半に入る。この5年間では、完全に「カーボントライアスロンバイク」の時代となった。2005年ツールドフランスで使用された「サーベロP3」。ホイールは「ZIPP」を組合せ、「トライアスロンバイク」がツールを走っている、そんな印象だった。各社、それまでの「迷い」も消え、本格始動となった。サーベロやキャノンデールのカーボン化が、拍車をかけ、2008年には、トレック、キャノンデール、ピナレロのカーボントライアスロンバイクの「完成車」が出揃った。それまでは、高額なフレームセットでの販売がメインだったが、大手ブランドの完成車のリリースが、その「勢い」を物語っていた。価格は38~42万と、トライアスロンバイクとしては、リーズナブルで、「カーボントライアスロン40万バトル」が始まった。

まず、各社の動きだが、トレックも、大きくトライアスロンへの本格始動の時期だった。カーボン系として、2000年デビューの「TT」その後、2004年「トライアスロン用」と位置づけたエキノクスシリーズがあった。ただ、TTの代用は否めなかった。そして、2005年のツールでランスが使用した「TTX」が話題となったが、ランス専用設計だったため、即市販化はされなかった。ただ、同年のハワイで非公式に発表されたのだ。当時トレックジャパンにも確認したが、「正式発表はない」とのこと。独自の「スクープ」として、当時の専門誌で情報を公開した。そのスクープは、会場が用意されていたわけではなく、バイクショップの一角を使い、フレームにハンドル、サドル、クランク、ホイールだけを付けた状態だったが、メーカースタッフが来て説明をしていた。今でもあの時の「興奮」は忘れない。製品化は、2006年中と言っていたが、モデルとしては、2007年にリリースされた。このTTXは、外観上はそれまでの、TTとは大きく違い、シートアングルは立ち、シート周りのエアロダイナミクスが高められ、ヘッド周りも同様に向上させられていたのだ。やはりトライアスロンバイクの最も重要な定義は、「シートアングル」だ。このTTXのデビューは、明らかに今までの同社のラインナップとは違うジオメトリーだった。

次に、キャノンデールは、前号でも紹介したが、アイアンマンのオフィシャルバイクだった。06年までは、フルアルミ、07年モデルとして、カーボンとアルミのハイブリッドフレーム「SIX13」をリリース、アルミを得意とし、それにこだわっていたが、徐々に変化が見られた。そして、ついに08年に、フルカーボントライアスロンバイクの「SLICE」がデビューしたのだ。キャノンデールらしい、デザイン性の高さ、軽量で振動吸収性の良い、初年度から完成度の高い仕上がりだった。その他、スペシャライズドTransition、ピナレロFT1、クウォータKUEEN-K、スコットPLASMA2、ルックKG596Triathlon、オルベアORDU、アルゴン18E114、BH GC  ChronoAero、フェルトDAなど、2000年後半は、ニュートライアスロンバイクのデビューラッシュだった。

そして、ここで当時の注目すべきブランドを紹介しよう。日本ブランドのシーポだ。シーポは、2004年のデビューとなるが、エアロフレームの本格デビューは、2006年。「TTベノム」は、今でも遜色ないもので、超人気モデルとなり、「シーポ」のクウォリティを確立した一台だった。その後は、アイアンマンオフィシャルバイクとなったことは、記憶に新しい。2013年にハワイアイアンマンで、使用台数が50台を突破、見事世界ブランドに仲間入りしたのだ。個人的なイメージだが、ハワイでは、「50台」を超えて初めて認められるのではないかと思っている。そして、昨年は、72台で使用台数が7位となったのだ。シーポ創設10年目にして快挙と言えるだろう。

この5年は、一気に完成度の高いトライアスロンバイクを各社が揃ってリリース。バイクの機材バトルが激化して来たのだ。設計、素材、精度など、「エアロダイナミクス」を追求するときに必要なキーワードは、随所で注目されるようになってきた。ただ単に扁平形状をしているものが、「トライアスロンバイク」ではなく、「エアロロード」もトライアスロン用ではない。ただ、代用が可能なバイクなのだ。この連載の第1回目でも書いたが、「トライアスロン=アイアンマン」として、造られているのが、「トライアスロンバイク」であることには間違いない。アイアンマンだけではないが、「ロングディスタンス」を効率良く走るための機材であり、そのための設計、素材、精度となってきた。もう長くトライアスロンバイクが流行り、定着したかのように感じるが、実際は、2007年のP3、2008年の40万バトルなどが、起源であり、まだ10年は経っていないのだ。

そして、この00年後半を代表する「レジェンドバイク」について、語りたい。そのバイクとは、「cervelo P3」だ。カーボン化された初代のP3のことで、2006年~2013年までの8シーズン販売。P3と言えば、何と言っても特徴的なシートチューブだった。これは、前作のアルミフレーム時代から継承しているデザインで、実は、サーベロ人気の起源は、15年前に始まっていた。そのデザインは、リアホイールとのクリアランスを可能な限り少なくした。シート周り後側は、空気の「乱流」が大きく発生する箇所で、フレームデザイン上、最も難しいとされている。このシートチューブ形状が他社にも大きな影響を与え、スペシャライズドの初代SHIVやジャイアントのトリニティなど、完全にP3を彷彿させるデザインだった。また、シートチューブの「前側」のRデザインも他社に多く見られた。このシート周りを「サーベロ型」と称した。シートピラーの固定部周りもサーベロ特有で、トップチューブをそのまま延長させ、横から見えば、シートピラーの入る「立上がり」がなかった。先述の通り、シート周りは、乱流が起こるため、なるべくシンプルなデザインが求められる。そんな中、極めてシンプルな、デザインで納めたのだ。また、特筆すべくは、フレームの断面形状にある。今では、トレックの「KVF」が主流になりつつあるが、サーベロは純粋な「翼断面」であり、極めて「薄く」造られたいたのだ。当時はその「厚み」が話題となるほどだった。そして、P3はデビューが成功している。2003年からCSCと契約、ハミルトン、バッソ、サストレとつなぎ、08年ついに、サストレ個人総合1位、新人賞、チーム総合の3冠を獲った。そして、同年2008年にハワイアイアンマンにおいても史上初の400台超えとなり、ロード、トライアスロンで「完全制覇」となったのだ。このP3は、未来永劫、語り継がれるバイクであることは、間違いない。そして、「不動の地位」を得た。最後に。サーベロに関しては、多くの「実績と歴史」があり、ここですべてを書ききれない。

2000年後半の動きは、ロードから独立し、「トライアスロンのためのバイク」となったのだ。そして、この後、その競争は激化し、より研ぎ澄まされたテクノロジーで、「究極」なトライアスロンバイク「仕上げ」の時代に入るのだ。

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【後記】今回の参考資料のひとつ。非公式に持ち込まれたエキノクスTTX。TTではない、トライアスロンとしてのTTX。シートアングルなどジオメトリーも変更となった。簡単な仮組みで雑然と展示されていた。後ろには、ティムデブームやカレンスマヤーズが座っている。(トライアスロンJAPAN2006年1月号にも同様の記事を寄稿)

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これが、2005年アイアンマンで、ティムデブームが使用していた、TTとしての「TTX」。このモデルの使用も異例だが、当時、それよりもホイールが気になった。ランスプロジェクトの一環としてボントレガーのホイールはHEDとコラボで製作されたいたが、このリアホイールはラインナップされていない、スペシャルハイトだった。HEDは、CX Deepなどハイトのあるディープリムを早くから着手していたからだろう。

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「来月は2010年全半について。現在のバイクですね。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】 Cervélo disc products coming soon

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There’s some big news on the horizon: upcoming product that was previewed at Eurobike and many Cervélo athletes and owners will be taking on the Go Pro Ironman World Championships in Kona, Hawaii in just 5 weeks. Get the latest on these major events below

Much of the buzz at the Eurobike trade show in August was focused on the introduction of disc brakes to the Cervélo line-up. But there’s a lot more to our upcoming disc-equipped bikes than just the brakes.

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「P5ディスクに期待したいですね。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 FUJI NORCOM STRAIGHT 1.1

本日は、フジの新製品発表会が開催された。

取り急ぎ、トライアスロンバイクとなる「NORCOM STRAIGHT 1.1」についてレポートする。

フジのイメージは、ピストやクロスバイクで先行していたが、近年、ロードでは、カハルラル・セグロスRGAのサポートや、新型TTのリリースで、「レーシングバイク」として位置づけを確実に高めてきた。軽量性と質感の高さは、トップレベルであり、今後も目の離せないブランドと言えるだろう。

アイアンマンにおいてフジの使用率を観てみると、過去5年間で、僅かながら伸びてきている。昨年は、20台で17位だが、同クラスには、クウォータやキャニオンも並んでいる。今後、期待できるブランドと言える。それは、使用台数も重要だが、ポジションの出し易さや、乗り味など、本来、当たり前に必要な要素は、十分なものがあるからだ。

2014年モデルとしてデビューしたNORCOMは、3シーズン目に入る。先代のトライアスロンバイク、D-6は独特なデザインをしていたが、NORCOMは、シンプルなデザインとスローピングが特徴的。前作より200gの軽量化となり、サーベロ型シート周り、スペシャ型ヘッド周りなど採用、3年間の開発期間を経てリリースされた。グランツールの実績もあるフジの本格TTとして、実績を上げてきた。「トライアスロンバイク」としてのポジションセッティングなども意識され造られている。

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2016   FUJI  NORCOM STRAIGHT 1.1   ¥320,000 + tax(フレーム)

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フジには最も似合う、OVAL CONCEPTSのDHバーがアッセンブルされている。

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ケーブルなど完全なインテグレートではないが、ほぼスッキリとした収まりとなっている。

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ステムの高さ調整の幅が広い。メーカーとしては、TTの低さから、トライアスロンの高さまで対応可能とした造り。単純にポジション出しのフレキシブルさとして、良いことだ。

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フロントブレーキもきれいに収まっている。リアブレーキはケーブル固定方法を改良として、左右変更となった。

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美しいフレームデザインで、トライアスロンでは数少ない、スローピングが特徴的となっている。

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サドルもOVAL CONCEPTSで、デザイン、カラーも一体化。

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今回、マイナーな改良が施されている。Di2バッテリーはシートピラー後側から、ピラー内臓のビルトインに変更となった。

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リアブレーキはBB下に収め、シートチューブが美しくホイールを覆っている。

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国内の完成車展開はない。グループブランドのOVAL CONCEPTSのホイールやDHバーなどトータルアッセンブルも魅力的だ。

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「今年のハワイではどうなっているかな。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

LUMINA No.48 cutting

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ルミナNo.48発売しました。

今月の「cutting」大塚担当分ご紹介します。

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■スペシャライズド S-Works TT

スペシャライズドは、アメリカの代表格ブランド。1974年に設立し、1981年にMTBを量産するメーカーとして、世界のトップブランドとなった。90年代に入りロードにも注力をはじめ、クウォリティの高いアルミロードをリリース、2000年にはツールドフランス参戦が始まった。2010年にはエアロロードの代表格VENGEを発表、実戦で結果を残した。また、トライアスロンにおいては、2010年の先代SHIV、その後トライアスロンに特化した新型SHIVをリリース、現在、使用率第3位となっている。

そして、現在、最も「エアロダイナミクス」に注力しているブランドと言えるだろう。自社に風洞実験施設、「WIN TUNNEL」を持ち、先日発表となった、ニューVengeの開発も、担当責 任者クリス・ユー氏とともに、エアロダイナミクスへの徹底した分析を行い、リリースに至っている。このWIN TUNNELでは、常にテストを繰り返すことができるのだ。風洞実験は、時間も期間もかかる実験で、それを外部で行うと、「タイムリー」に使用することは難しい。それを自社施設として使用できることは、開発者も改良を繰り返せるのだ。また、「自転車専用」として、「低速度」に合わせた詳細なデータ分析ができることも大きなメリットとなっている。そのため、バイク、ギアの他、ライディングのフォーメーションから、話題となった「すね毛を剃ったら速くなるのか」、ということまで真面目にやってしまうことができるのだ。「剃ったほうがいいよ」とクリス・ユー氏(笑)。

そんな開発力のある、スペシャライズドがリリースした、このヘルメットは、ショートテールTTで、現在、話題の多い、「エアロヘルメット」とは別、同社には、EVADEが存在する。マルチパーパスなEVADEに対し、「エアロ優先」の専用ヘルメットとなる。DHポジション比率と上半身のフォーム、そして、競技レベルなどを考慮する必要があるが、「速い」ヘルメットが完成したのだ。

現物は、ご覧の通り、エアインテークがほぼないデザインだ。サイドにスリットがあり横に当たる空気の整流効果を出している。エアロダイナミスに絞ったデザインだが、フィット性も十分、空冷に関しては、好みもあると思うが、レース、距離、フォームなどから検討すべきアイテムとなる。シールドは、スモークとクリアが付属し、用途、環境に合わせ、交換可能となっている。

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■CANN ショートスリーブ トライトップ & ファティーグショーツ

カンニバルは、1989年創業のオーストラリアブランドで、トライアスロン、サイクル、ライフセーバー、水泳、ランニングなどのスポーツウェアを作っている。製品の95%をオーストラリア本国で製造している。 オーストラリアの
アイアンマンのオフィシャルウエアを製作するなど、カンニバルのロゴマークが入っているを見たことがある人もいるだろう。本国では、カスタムオーダーも行っている。

今回は、ハワイアイアンマンでは、スタンダード化しつつある、「袖付き」ウエアが、カンニバルからもリリースされた。日焼けでのダメージは、「深刻化」と言っても過言ではないだろう。特に長時間となるアイアンマンなどでは、肩、背中などの日焼けが重症化する場合もある。そんな中、オージーブランドのカンニバルから鮮やかなカラーで登場したのだ。

実際のフィット感だが、まずは、重さを感じた。しっかりとした作りで、生地も丈夫なようだ。サイズは、表記より1サイズ上を選ぶと良いだろう。個人的には、トップスは、2サイズ上になりそうだ。このトライトップは、スタンダード型で、首周りは大きく開き、窮屈感がない。逆に生地がしっかりしているせいか、腕周りが気になった。このウエアは、「袖付き」に意味がある。その袖のフィーリングをしっかりと確認したい。ショーツは、パッドと裾周りがチェックポイントとなるが、パッドは薄手の3Dタイプで良いだろう。また。裾は、締め付けのない、グリッパーが心地よくフィットしてくれる。

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チンパンジーは、チェコ生まれの100%天然素材で作られた、サプリメントだ。

今回、「エナジーバー」「スリムバー」「オーガニックプロテインバー」「イッピーバー」の4種がラインナップされているが、やはり、「エナジーバー」がメインとなるのだろうか。

エナジーバーは、フレーバーが6種類ある。ただ、味の違いだけではなく、摂取するタイミング、オーガニック成分量などが違っているのだ。レース前とレース中を対象とするものが多いが、レースの前後、レース前をメインとするものもある。また、オーガニックは、31%のものあれば、60%のものもある。カロリーは一般的で、55gで、215~230kcalとなっている。プロテインバーは100%オーガニックで、蜂蜜や卵も使用していないので、ビーガンの人にも良いだろう。

試食をしてみた。エナジーバーは、特に違和感のない、シリアルで柔らかく、フレーバーも適度で、食べ易かった。個人的なオススメは、「アプリコット」で、僅かな酸味がちょうど良い。これは、アプリコット成分が30%もあるからだろう。スリムバーは更にサクサク系、カロリーを抑え、補給食というよりは、菓子のよう。プロテインバーは、ペーストを固めたような状態、口に入れすぐ溶けるような食感だった。消化が良く、内蔵に負担をかけずに吸収できる。そして、イッピーバーは、「子供用」の補給食なのだ。これは、先述のエナジーバーを更に柔らかく、味をフルーティーにして食べ易くしてある。もちろん、大人が食べても問題はないし、味からこちらを選ぶ人もいるだろう。

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《Mare Ingenii》 P73~75
 
  連載「TriBIKEクロニクル」も是非ご覧下さい。
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「是非ご覧下さい。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 SCOTT NEW FOIL ~WIN EVERY RIDE~(速報版)

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本日は、スコット2016年の新製品発表会が開催された。

取り急ぎ、話題となっている、元祖エアロロード「FOIL」についてレポートしたい。

2011年デビューのFOILがモデルチェンジとなった。FOILは、VENGEと並び「次世代エアロロード」の走りとも言えるモデルだ。やや重量増となるエアロロードは中途半端な位置づけに見えたが、急速なテクノロジーの進化により、軽量のエアロロードが可能となった。逆に「軽過ぎる」フレームへの対策が同時に施されるエアロ化が注目されたのだ。それらをいち早く取り組んだブランドの代表格がスコットであり、そのモデルが、FOILなのだ。

スコットのエアロダイナミクスの起源は、トライアスロンバイクのPLASMA3のプロジェクトがスタートした2009年に遡る。その時のエンジニアチームが培ったノウハウを活かし、エアロロードの開発へと繋がったのだ。ただ、あくまでもロードモデルとなるため、面積の大きな翼断面形状ではなく、「F01」というテクノロジーを開発したことが、一見、普通のロードモデルに見えるバイクのエアロダイナミクスを大きく向上させたのだった。今回のモデルチェンジで、そのエアロダイナミクスは、ヘッドチューブからエンドまで隅々に改良され、ハンドル周りもF01形状で一体化となるデザインとなりエアロダイナミクス高めている。そして、このNEW FOILは、極めて軽量性に優れているのだ。フレームは945g、フォークは335g(Mサイズ)となっている。また、スコットと言えば、PLASAMAの開発時から、シマノとの共同開発がなされているのも大きな特徴で、ブレーキの考え方も独自路線となった。

そして、実際の走行感は、まだ試乗車が用意されていないため、インプレはできなかったが、情報としては、エアロダイナミクスの良さはもちろんだが、細くなったシート周りが、圧倒的な快適性を向上させているとのこと。NEW MADONE、NEW VENGE、そして、NEW FOILと出揃ったところで乗り味を確認してみたいところだ。

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2016   SCOTT  FOIL TEAM ISSUE   ¥980,000 + tax

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1-1/4から1-1/2のテーパーフォークコラムとなり、剛性を高めている。また、全体的にもねじれ剛性が、前作に比べ、13.5%向上している。

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ブレーキはシマノを採用。あえてオリジナルにはせず、シマノのブレーキによる制動力を優先している。そして、これは、シマノとの共同開発によるものなのだ。

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ヘッド下とフォークの一体化デザインで向上したエアロダイナミクス。そして、ステム下のスペーサーはオリジナル一体型が特徴的。

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ハンドルにもF01テクノロジーを採用している。

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下げたシートステーがシートチューブ裏側の隙間が少なくなり、エアロダイナミクスが向上している。

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リアブレーキは、BB下に配置され、シマノのダイレクトマウントを採用している。

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サドルもプロロゴZEROⅡのスペシャルカラー。

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今回このシート周りが抜群の快適性を高めている。

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フレームカラーに合わせたZIPP60クリンチャーがアッセンブル。

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「これでエアロロードの三役揃い踏みです。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka