【16Newモデル情報】 2016 CEEPO

00IMG_1457

本日は、シーポの新製品発表会が開催された。

先月、シーポの2016年モデルの情報があったが、本日は、正式なお披露目となった。シーポは、2004年に初代の26インチトライアスロンモデルがリリースされた。その後は、周知の通り、日本のブランドとして確立された。2009年には、アイアンマンのオフィシャルバイクとなり、2013年でアイアンマンワールドチャンピオンシップでその使用台数が50台オーバー、そして昨年は、72台となり、世界第7位にランクインしたブランドだ。先日のアイアンマンジャパンでも、シャオユーリーによって、女子優勝となり、使用率も、世界のトップ3に次ぐ、第4位のシェア、トライアスロンモデルに絞れば、第3位となっていた。日本のブランドだけに、国内では、人気のあるブランドとなっている。

今回のモデルチェンジで話題となるのが、バイパーとカタナの違いについてだろう。バイパーはロング向けの設定で、高速巡航性を重視している。逆にカタナは、ミドルからオリンピックディスタンスを想定して、加速性を重視している。バイパーは、フロントセンターを600mm以上に設定し、抜群の直進安定性を確保している。またチェーンステーは剛性を落とし、「快適性」を高めている。カタナもほぼ同様に、ヘッドアングルを寝かせ、フロントセンターも長くするとともに、BBを下げた。そして、BB周りの剛性を上げたことで、加速性だけではなく、巡航性も十分確保された、オールラウンド性の高いトライアスロンバイクに仕上がっている。

今回のモデルチェンジは以下のようになっている。

VIPER フルモデルチェンジ

KATANA フルモデルチェンジ

VENOM 2カラー追加(2月リリース)

STINGER カラーチェンジ

MAMBA 2カラー追加

1IMG_1310

2016   CEEPO VIPER   ¥580,000 + tax (フレーム)

詳細 http://triathlon-geronimo.com/?p=4447

2IMG_1333

2016   CEEPO KATANA   ¥420,000 + tax (フレーム)

3IMG_1354改

シンプルなハンドル周りは、ポジション出しなど扱い易さがメリット。

4IMG_1339

前作よりヘッドアングルを寝かせ、直進安定性がより向上した。

5IMG_1344

ブレーキは、ダイレクトマウントで、確実性の高いシマノを想定している。

6IMG_1397

前作に比べ、かなりシンプルなデザインとなっている。

7IMG_1359

ピラーは、前作継続の前後リバーシブルでサドル位置は大きく変更可能。

8IMG_1343

BB位置を下げ、周辺の剛性をアップさせている。

9IMG_1447改

シートチューブとホイールの間隔は、比較的クリアランスを取っている。

10IMG_1327

.

11IMG_1363

2016   CEEPO STINGER   ¥280,000 + tax (フレーム)

3年目となるスティンガー。トライアスロン、ロード兼用を想定したモデルで、シートアングルは、中間的に設定されている。ブレーキマウントなど、マンバよりトライアスロン思考が高いモデルだ。また、XSサイズは、ヘッド長が85mmと短く、「トライアスロンポジション」の出し易さがメリットとなる。

12IMG_1378

13IMG_1373

.

14IMG_1405

2016   CEEPO MAMBA   ¥230,000 + tax (フレーム)

同じく3年目となるマンバ。スティンガーと同じモールドから造られている双子モデル。トライアスロン、ロード兼用を想定したモデルで、シーポのエントリートライアスロンモデルだ。ブレーキマウントは、一般的な位置に設定され、扱い易さから、あえてスティンガーではなく、マンバを選択する人も少なくない。

15IMG_1278

16IMG_1411

.

17IMG_1435

日本のブランド、シーポ。そして、トライアスロンの専門ブランドとして、担う課題は、多い。小回りの利く、商品開発が生命線であり、特長でもあるだけに、トレンドヘの注力、そして、パイオニアとしての挑戦に注目が集まる、大きな期待を背負っているブランドだと思う。

.

.

「まずは、ハワイのシーポに注目したい。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 CEEPO VIPER 速報版

0IMG_1263

本日は、シーポの新製品発表会が開催された。

先月、シーポの2016年モデルの情報があったが、本日は、正式なお披露目となった。シーポは、2004年に初代の26インチトライアスロンモデルがリリースされた。その後は、周知の通り、日本のブランドとして確立された。2009年には、アイアンマンのオフィシャルバイクとなり、2013年でアイアンマンワールドチャンピオンシップでその使用台数が50台オーバー、そして昨年は、72台となり、世界第7位にランクインしたブランドだ。先日のアイアンマンジャパンでも、シャオユーリーによって、女子優勝となり、使用率も、世界のトップ3に次ぐ、第4位のシェア、トライアスロンモデルに絞れば、第3位となっていた。日本のブランドだけに、国内では、人気のあるブランドとなっている。

そのシーポのフラッグシップとなるモデルがこのバイパーで、メジャー、マイナー合わせて、4代目のモデルチェンジとなった。高速巡航性をテーマに、「アイアンマン」など、ロングのためのバイクに仕上がっている。フロントセンターを長くし、圧倒的な直進安定性を高めている。また、チェーンステーの剛性を落とし、快適性も高めている。そして、2014年モデルからディクスブレーキも採用するなど、トレンドにいち早く対応するブランドでもある。今回展示されていたバイパーは、ノーマルブレーキがセットされていたが、本来は、ディスクブレーキ仕様、ヘッドには、「専用カバー」が付き、エアロダイナミクスへの対応がなされている。また、最近のトライアスロンバイクは、「競技性重視」でメンテナンス性など、やや手間のかかるものが多いが、このバイパーは、その点も工夫しているとのこと。Di2バッテリーは、前作からビルトインになっているが、BB下に挿入する収まりとなっている。そして、今回、特に目を引く、シートチューブに取りつけられた、SC型の専用ストレージは、「ゴム」で出来ている。また、デザインだが、ロゴにワンポイントのカラーが入っている。今までは、このようなデザインはしなかったとのことだが、初の試みで、トータルは、バランス良い、カラーリングになったとのこと。

今年のハワイアイアンマンで、更なる飛躍が期待されているブランドだ。

1IMG_1310

2016   CEEPO VIPER   ¥580,000 + tax (フレーム)

2IMG_1314

ハンドル周りのメンテナンス性を考慮。ベントーボックスも標準装備。

3IMG_1294

ディスクブレーキ仕様で、ヘッド周りは、エアロダイナミクス向上。

4IMG_1273

LK型ヘッド周り。ジャンクションは、ステムカバー内に収まるとのこと。

5IMG_1318

フロントフォークのディスクブレーキキャリパー台座。

6IMG_1293

デザインは、やや大人しくなったが、“ BAT MAN ” の名残りもある

7IMG_1384

ピラーは、前作継続の前後リバーシブルでサドル位置は大きく変更可能。

8IMG_1361

スッキリしたシート周りとボリュームのあるBB周り。

9IMG_1420

これは、ツールボックスであり、エアロダイナミクス対応でもある。

10IMG_1424

シートチューブとホイールの間隔は、比較的クリアランスを取っている。

11IMG_1307

世界と戦う、日本のブランド、シーポ。

.

.

「シーポ今年のハワイの目標は、90台とのこと。」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 PEARL iZUMi spring / summer 2016

00IMG_1125

本日は、パールイズミの新製品発表会が開催された。

パールイズミは、1950年創業の老舗ジャパンブランドだ。圧倒的なクウォリティの高さを誇る。パーツに例えれば、SHIMANOのようなウエアブランドだ。昨今、バイクブランドは、欧米のものに人気が偏っているが、ウエアは、体型によるフィット性、日本の気候を考えると「日本人のためのウエア」が必要になる。その点では、これしかないというのが、パールイズミなのだ。

そのパールイズミの2016年スプリング/サマーモデルが発表になった。現時点でも造り尽くされた感はあるが、更に、バージョンアップやアクセサリーに至るまで、完成度を高めてきている。

今回のテーマは、「サイクリストの “ 声 ” をカタチに。」ということで、下記のように、1「充実」2「進化」3「解決」4「改良」に取組んでいるのだ。

展示会場での注目すべきアイテムをご紹介しよう。

1IMG_1093

1「充実」プリント商品を大幅強化!スポーティに、カジュアルに、選べる個性豊かなデザインで、着た瞬間から心が高ぶります。

2「進化」主力のレーサーパンツとデザインを一新。カラーパンツの登場や、パッドをグレードアップしたレータンなどラインナップが大きく進化しました。

3「解決」女性ならではの悩みを女性が、女性の視点で解決。うれしい機能性アンダーがますます充実しました。

4「改良」グローブのパッド厚や位置を見直し、用途や乗り方に合わせて選べるラインナップへ。日々の悩める体験から開発されたグローブです。

※PEARL iZUMi  spring / summer 2016 抜粋

2IMG_1098改

3IMG_1101

PREMIUM  500-B   ¥18,000 + tax

5IMG_1109

1「充実」プリント商品を大幅強化!スポーティに、カジュアルに、選べる個性豊かなデザインで、着た瞬間から心が高ぶります。

Print Model  621-B   ¥9,800 + tax
 .

4IMG_1107

TOPS  311-B   ¥12,800 + tax
 .

6IMG_1115

1「充実」プリント商品を大幅強化!スポーティに、カジュアルに、選べる個性豊かなデザインで、着た瞬間から心が高ぶります。

 .
Print Model  721-BD   ¥26,000 + tax
.

7IMG_1110

2015SSからリリースされているアイテムだ。TTスーツのようだが、新たなアイテムで、フィット性など快適性を重視している。ビブショーツの「発展型」と言える。トップス全体でショーツをフィットさせているため、着心地が良いのだ。ロードウエアの新たなスタイルと言えるかもしれない。
.
Print Model  721-BD   ¥26,000 + tax
.

8IMG_1168

PANTS 928-3DNP   ¥17,000 + tax
 .

9IMG_1116

パールイズミの「命」、3Dパッドは、4グレード構成となっている
.

10IMG_1119

2「進化」主力のレーサーパンツとデザインを一新。カラーパンツの登場や、パッドをグレードアップしたレータンなどラインナップが大きく進化しました。
PANTS 240-3D   ¥11,800 + tax
.

11IMG_108012IMG_1083

一見、従来のカジュアルパンツに見えるが、全く違うものだ。着用したフィーリングは、レーサーパンツそのものとなっている。走りは、アクティブに、見た目はカジュアルに、この二つを融合させたアイテムなのだ。まさに、パールイズミらしい「技あり」のアイテムだ。
.

13IMG_1132

14IMG_1131

TOPS LADIES   W621-B   ¥9,800 + tax
.

15IMG_1148

TOPS LADIES   W621-B   ¥9,800 + tax
.

16IMG_1158

3「解決」女性ならではの悩みを女性が、女性の視点で解決。うれしい機能性アンダーがますます充実しました。
UNDERWEAR LADIES W747   ¥7,800 + tax
.

17IMG_108418IMG_1087

パールイズミ社内女性スタッフ(トライアスリート)が開発に関わっている。バイクウエアは、ダイレクトに着用することが、「常識」ではなくなったのだ。また、細部に渡りこだわりの作り込みがされている。
.

20IMG_1141

21IMG_1088

これは、「汗止めバンド」なのだが、また、驚きのアイテムなのだ。実験ビデオでは、マネキンの頭の上から、通常の汗のレベルではなく、ボトルから水を勢いよくかけているのだが、その水が顔にかかっていないのだ。これは、バンドが吸収しているのではなく、受けた水を後方に流す仕組みになっているのだ。画期的なアイテムと言えるだろう。
ACCESSORIES 476   ¥3,000 + tax
.

19IMG_1174

パールイズミも「オーダーウェア」のサービスがある。そして、そのアイテムの中に、トライジャージとトライパンツがある。現在、既製品でのトライアスロンウエアは、ラインナップされていないが、このサービスでパールイズミのトライアスロンウエアを作ることができる。

PEARL iZUMi  Order-Wear http://www.pearlizumi.co.jp/order-wear/index.html

.

「ジャパンブランドのパールイズミ」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【メーカーNEWS】 Cervélo disc products coming soon

Enews_Title_152705

There’s some big news on the horizon: upcoming product that was previewed at Eurobike and many Cervélo athletes and owners will be taking on the Go Pro Ironman World Championships in Kona, Hawaii in just 5 weeks. Get the latest on these major events below

Much of the buzz at the Eurobike trade show in August was focused on the introduction of disc brakes to the Cervélo line-up. But there’s a lot more to our upcoming disc-equipped bikes than just the brakes.

.

.

「P5ディスクに期待したいですね。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 FUJI NORCOM STRAIGHT 1.1

本日は、フジの新製品発表会が開催された。

取り急ぎ、トライアスロンバイクとなる「NORCOM STRAIGHT 1.1」についてレポートする。

フジのイメージは、ピストやクロスバイクで先行していたが、近年、ロードでは、カハルラル・セグロスRGAのサポートや、新型TTのリリースで、「レーシングバイク」として位置づけを確実に高めてきた。軽量性と質感の高さは、トップレベルであり、今後も目の離せないブランドと言えるだろう。

アイアンマンにおいてフジの使用率を観てみると、過去5年間で、僅かながら伸びてきている。昨年は、20台で17位だが、同クラスには、クウォータやキャニオンも並んでいる。今後、期待できるブランドと言える。それは、使用台数も重要だが、ポジションの出し易さや、乗り味など、本来、当たり前に必要な要素は、十分なものがあるからだ。

2014年モデルとしてデビューしたNORCOMは、3シーズン目に入る。先代のトライアスロンバイク、D-6は独特なデザインをしていたが、NORCOMは、シンプルなデザインとスローピングが特徴的。前作より200gの軽量化となり、サーベロ型シート周り、スペシャ型ヘッド周りなど採用、3年間の開発期間を経てリリースされた。グランツールの実績もあるフジの本格TTとして、実績を上げてきた。「トライアスロンバイク」としてのポジションセッティングなども意識され造られている。

1IMG_0347

2016   FUJI  NORCOM STRAIGHT 1.1   ¥320,000 + tax(フレーム)

3IMG_0421

フジには最も似合う、OVAL CONCEPTSのDHバーがアッセンブルされている。

4IMG_0371

ケーブルなど完全なインテグレートではないが、ほぼスッキリとした収まりとなっている。

5IMG_0380

ステムの高さ調整の幅が広い。メーカーとしては、TTの低さから、トライアスロンの高さまで対応可能とした造り。単純にポジション出しのフレキシブルさとして、良いことだ。

6IMG_0432

フロントブレーキもきれいに収まっている。リアブレーキはケーブル固定方法を改良として、左右変更となった。

7IMG_0431

美しいフレームデザインで、トライアスロンでは数少ない、スローピングが特徴的となっている。

8IMG_0423

サドルもOVAL CONCEPTSで、デザイン、カラーも一体化。

9IMG_0384

今回、マイナーな改良が施されている。Di2バッテリーはシートピラー後側から、ピラー内臓のビルトインに変更となった。

10IMG_0437

リアブレーキはBB下に収め、シートチューブが美しくホイールを覆っている。

11IMG_0354

国内の完成車展開はない。グループブランドのOVAL CONCEPTSのホイールやDHバーなどトータルアッセンブルも魅力的だ。

.

.

「今年のハワイではどうなっているかな。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 SCOTT NEW FOIL ~WIN EVERY RIDE~(速報版)

0IMG_0290

本日は、スコット2016年の新製品発表会が開催された。

取り急ぎ、話題となっている、元祖エアロロード「FOIL」についてレポートしたい。

2011年デビューのFOILがモデルチェンジとなった。FOILは、VENGEと並び「次世代エアロロード」の走りとも言えるモデルだ。やや重量増となるエアロロードは中途半端な位置づけに見えたが、急速なテクノロジーの進化により、軽量のエアロロードが可能となった。逆に「軽過ぎる」フレームへの対策が同時に施されるエアロ化が注目されたのだ。それらをいち早く取り組んだブランドの代表格がスコットであり、そのモデルが、FOILなのだ。

スコットのエアロダイナミクスの起源は、トライアスロンバイクのPLASMA3のプロジェクトがスタートした2009年に遡る。その時のエンジニアチームが培ったノウハウを活かし、エアロロードの開発へと繋がったのだ。ただ、あくまでもロードモデルとなるため、面積の大きな翼断面形状ではなく、「F01」というテクノロジーを開発したことが、一見、普通のロードモデルに見えるバイクのエアロダイナミクスを大きく向上させたのだった。今回のモデルチェンジで、そのエアロダイナミクスは、ヘッドチューブからエンドまで隅々に改良され、ハンドル周りもF01形状で一体化となるデザインとなりエアロダイナミクス高めている。そして、このNEW FOILは、極めて軽量性に優れているのだ。フレームは945g、フォークは335g(Mサイズ)となっている。また、スコットと言えば、PLASAMAの開発時から、シマノとの共同開発がなされているのも大きな特徴で、ブレーキの考え方も独自路線となった。

そして、実際の走行感は、まだ試乗車が用意されていないため、インプレはできなかったが、情報としては、エアロダイナミクスの良さはもちろんだが、細くなったシート周りが、圧倒的な快適性を向上させているとのこと。NEW MADONE、NEW VENGE、そして、NEW FOILと出揃ったところで乗り味を確認してみたいところだ。

1IMG_0229改

2016   SCOTT  FOIL TEAM ISSUE   ¥980,000 + tax

2IMG_0267

1-1/4から1-1/2のテーパーフォークコラムとなり、剛性を高めている。また、全体的にもねじれ剛性が、前作に比べ、13.5%向上している。

3IMG_0254

ブレーキはシマノを採用。あえてオリジナルにはせず、シマノのブレーキによる制動力を優先している。そして、これは、シマノとの共同開発によるものなのだ。

4IMG_0259

ヘッド下とフォークの一体化デザインで向上したエアロダイナミクス。そして、ステム下のスペーサーはオリジナル一体型が特徴的。

5IMG_0292

ハンドルにもF01テクノロジーを採用している。

6IMG_0278

下げたシートステーがシートチューブ裏側の隙間が少なくなり、エアロダイナミクスが向上している。

7IMG_0242

リアブレーキは、BB下に配置され、シマノのダイレクトマウントを採用している。

8IMG_0297

サドルもプロロゴZEROⅡのスペシャルカラー。

9IMG_0273改

今回このシート周りが抜群の快適性を高めている。

10IMG_0235改

フレームカラーに合わせたZIPP60クリンチャーがアッセンブル。

.

.

「これでエアロロードの三役揃い踏みです。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 DEROSA② New Model “ SK ”

0IMG_2072

先日開催のデローザの新製品発表会の続報となる。

(デローザ① http://triathlon-geronimo.com/?p=3600

デローザは、1953年創業の老舗でイタリアンを代表するロードブランドだ。老舗中の老舗と言っても過言ではない。60年以上の歴史は、重みを感じさせるイタリアンロードで、現在はプロチームのサポートなども活動的に行っている。ロードでは、メジャーだが、アイアンマンなどトライアスロンではほとんど使用されていない。ただ、国内のトライアスロンでは、そのイメージ以上に使用され、6月のアイアンマン70.3セントレアでは、全101ブランド中、16位の使用率となっていた。

デローザのラインナップの特徴は、カーボンフレームをメインとしながらも、伝統的なクロモリフレーム、金属系最高峰のチタンフレーム、そして、恐らくデローザのみとなったスカンジウムのアルミフレームなど、イタリアンの老舗ブランドとして、すべてのマテリアルで、こだわりのラインナップとなっているのだ。

そして、今回の続報は、エアロロード「SK」が、世界同時発表とし、本日情報解禁となった。

1IMG_2070

【New】2016  DEROSA SK ¥348,000 + tax(フレーム)

2016年デローザ話題のニューモデル、SK。このデザインは、フェラーリなど、カーデザイナーとして有名なピニンファリーナによるもので、スーパーキングの後継モデルとしてリリースされた。発砲ウレタンによるインナーモールド製法で、均一な加圧をかけ、本来の設計強度を出している。スーパーキングに比べ、10%の剛性アップとなっている。

2IMG_2076

3IMG_2075

4IMG_1875.

7IMG_1888

【New】2016  DEROSA SK ¥348,000 + tax(フレーム)

マットブラックにレッドのアクセントがレーシーなカラーとなっている。

8IMG_1891

9IMG_1893

10IMG_1874.

 

11IMG_1884

【New】2016  DEROSA SK ¥348,000 + tax(フレーム)

鮮やかなブルーはデローザらしいイタリアンカラーだ。

12IMG_1886

13IMG_1885.

14IMG_1894

【New】2016  DEROSA SK ¥348,000 + tax(フレーム)

このカラーは、日本オリジナルとして、人気のあるブルーゴールドグロッシー。

15IMG_1896

16IMG_1898

デローザは、粋なイタリアン。イタリアンの中でも、特有のオーラを放つブランドだ。伝統と美しさを大事にしながら、カンパニョーロとのコラボレーションや、プロチーム供給など、近年、幅広い活動をしている。流行の浮き沈みに左右されないブランドとして、自転車界を牽引してほしい。現在、イタリアンロード系のトライアスロンへ参入が目立って来ている中、デローザがアイアンマンで多く見られる日は来ることを期待したい。

.

「ロードと言えば、イタリアン。イタリアンと言えば、デローザ。」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 DEROSA①

0IMG_1910

本日は、デローザの新製品発表会が開催された。

デローザは、1953年創業の老舗でイタリアンを代表するロードブランドだ。老舗中の老舗と言っても過言ではない。60年以上の歴史は、重みを感じさせるイタリアンロードで、現在はプロチームのサポートなども活動的に行っている。ロードでは、メジャーだが、アイアンマンなどトライアスロンではほとんど使用されていない。ただ、国内のトライアスロンでは、そのイメージ以上に使用され、6月のアイアンマン70.3セントレアでは、全101ブランド中、16位の使用率となっていた。

デローザのラインナップの特徴は、カーボンフレームをメインとしながらも、伝統的なクロモリフレーム、金属系最高峰のチタンフレーム、そして、恐らくデローザのみとなったスカンジウムのアルミフレームなど、イタリアンの老舗ブランドとして、すべてのマテリアルで、こだわりのラインナップとなっているのだ。

そして、今回の発表で、一番注目となっている「Nick」、ウーゴデローザの孫にあたるニコラスから命名された。そして、エアロロード「SK」など、老舗のイタリアンが新しいデザインで、センセーショナルな2016年モデルとなる。尚、SKは、世界同時発表とし、8/26以降の情報解禁となる。

1IMG_2016

2016  DEROSA KING XS JAPAN ltd. ¥620,000 + tax

通常価格であれば、70万オーバーの価格となるが、オリジナルカラーとカンパニョーロのアッセンブルにこだわった、日本限定販売となるモデルで、50台限定。また、新製品として、テクトロ製のデローザオリジナルブレーキがセットされている。そして、カスクのヘルメット、PROTONEに、同じネイビーピンクが追加となった。

2IMG_2021

3IMG_2017.

4IMG_1932

2016  DEROSA IDOL ¥268,000 + tax(フレーム)

デローザで人気No.1モデルがこのアイドルだ。3年目の継続となるアイドルは、グレーマットが廃盤となり、オリジナルカラー、そしてこのデローザサンティーニカラーが追加となった。デローザサンティーニは、デローザがサポートするイタリアのアマチュアチームだ。今回3モデルにそのチームカラーを設定している。

5IMG_2090

6IMG_2091.

7IMG_2022

【New】2016  DEROSA Nick ¥329,000 + tax

2016年から新ラインナップされたモデルで、デローザイチオシとなっている。フルカーボンフレームに105のアッセンブルと、幅広く扱い易い。ホイールは、シマノだが、SHIMANOロゴではなく、DEROSAロゴとなる。細かいところにこだわるのがデローザだ。プラネットより100gの軽量化となり、よりレーシーとなった。

8IMG_1937

9IMG_1936

10IMG_1942

13IMG_2027

14IMG_2029.

15IMG_1901

2016  DEROSA AVANT ¥277,000 + tax

2016年はニューカラーとなったアバント。「デローザサンティーニ」のカラーも追加となった。デローザのエントリーモデルとして、初めてのデローザに最適となるだろう。バランスとれたアッセンブルとカラーリングで女性にも人気モデルとなっている。そのため、サイズも36.5cmからラインナップされている。

16IMG_1916

2016  DEROSA PROTOS ¥740,000 + tax(フレーム)

プロトスは、ニューカラーが追加となった。ニッポとサンティーニのレーシーなカラーだ。プロトスは、プロ仕様のバイクで、剛性と軽量性を高次元に融合させたデローザのフラッグシップだ。左右非対称のフレームデザインもトレンディ。「BLACK LABEL」の対象モデルとしてカスタムサイズとしてオーダーが可能となっている。

17IMG_1921

18IMG_1917

19IMG_1903

2016  DEROSA PROTOS ¥740,000 + tax(フレーム)

これが、UCIプロコンティネンタルチーム、NIPPO-VINI FANTINIのカラーだ。マットネイビーにオレンジのアクセントになったデザインは、上品ながらレーシーに仕上がった。

20IMG_1908

21IMG_1907.

22IMG_1999

【New】2016  DEROSA Age Luster ¥432,000 + tax(フレーム)

2016年のニューモデルの一つ、アジェラスター。ネオプリマートと同じジオメトリーを持つクロモリロードだが、ラグではなく、Tig溶接で、その磨き上げられたフィレットブレージング仕上げが美しいのだ。レトロモダンをコンセプトに造られたアジェは、まさにデローザらしさの一台と言えるだろう。ラスターはフルメッキ仕上げだ。

23IMG_2006.

24IMG_1900

2016  DEROSA NEOPRIMATO ¥275,000 + tax(フレーム)

ローザの顔とも言える、ネオプリマートは、グローバルでは生産中止となった。ただ日本国内では、根強い人気があり、国内限定にて継続されている。2カラー追加となったが、一つは、デローザサンティーニカラーとなっている。乗り味優先で造られているネオプリマートは、「永遠の定番」モデルである。

25IMG_2008.

26IMG_1992

【New】2016  DEROSA Titanio Solo ¥960,000 + tax(フレーム)

価格的には最高峰となるチタンフレーム、チタニオソロ。シンプルなチタンチューブで造られた、金属フレームマニアのための一台。カラーリング、パーツアッセブルなど見本車は、極めて「精悍」と言った風貌だった。体重90kg制限は、解除となっている。また、受注後6ヶ月以上を要する。

27IMG_1995

28IMG_1993.

29IMG_1951

2016  DEROSA Titanio 3.2,5 ¥695,000 + tax(フレーム)

2016年も継続のチタニオ3.2,5は、ソロよりは、リーズナブルで、クラシカルデザインとなっている。チタンは、加工に手間と高い技術を必要とするこだわり派のフレームだ。このフレームは乗り味もマイルドで幅広く使用できるモデルだ。また、このフレームもカスタムサイズのオーダー対象となっている。

30IMG_2014

2016  DEROSA SCANDIUM ¥460,000 + tax(フレーム)

スカンジウムは2016年も継続となる。スカンジウムはアルミ合金で、7000系アルミにレアメタルを1~2%が加えられている。強度は、40~50%増し、10%軽く、振動吸収性も高まる。デローザ以外、現在、スカンジウムを生産しているメーカーは恐らくないだろうとのこと。

31IMG_2010

デローザは、粋なイタリアン。イタリアンの中でも、特有のオーラを放つブランドだ。伝統と美しさを大事にしながら、カンパニョーロとのコラボレーションや、プロチーム供給など、近年、幅広い活動をしている。流行の浮き沈みに左右されないブランドとして、自転車界を牽引してほしい。現在、イタリアンロード系のトライアスロンへ参入が目立って来ている中、デローザがアイアンマンで多く見られる日は来ることを期待したい。

.

「ロードと言えば、イタリアン。イタリアンと言えば、デローザ。」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 CEEPO VIPER 2016

16viper
シーポの2016年バイパーが発表になりました。
詳しくは、8/25以降、ユーロバイクからの情報でお知らせします。
まずは、下記バイパーのPV動画をご覧下さい。
.
.
BOSS1small

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【16Newモデル情報】 TREK WORLD JAPAN ③ Ballista Development

IMG_1742

新型マドンと同時に開発されたエアロヘルメットを、同じく、鈴木美央氏よりプレゼンテーションがあった。(鈴木美央氏:http://triathlon-geronimo.com/?p=3286

バイク走行中に、人間の身体以外で最も大きな面積で空気を受けるのが「ヘルメット」だ。バイク同様に「エアロダイナミクス」が注目となっているアイテムがヘルメットで、空気抵抗、通気性、軽量性、フィット性など、バイク同様に開発バトルとなって来ている。従来のヘルメットは、エアインテークを多く取り、「通気性と軽量性」は極めて高いのもの多かった。その要素に加え、エアロダイナミクスが求められているのだ。想像の通り、エアロダイナミクスを高めるためには、通気穴は多く設けられない中で、通気性を維持しなければいけない。新型マドンで言えば、「エアロダイナミクスと乗車時の快適性」であり、相反する機能を高次元に融合させる必要があるのだ。CAEの駆使であり、CFDやFEAで導き出したものを、最適化の検証を繰り返し、完成度が高まることになる。そんなことをメーカーは、日々研究開発に取り組んでいる。今、使用しているヘルメットの空気抵抗が気になってくる。

IMG_1532

What Makes The Aero Helmet Fast ?

どのような外部形状にすれば、エアロヘルメットはより速くなるのか。

長さ、通気穴の位置、通気穴の形と大きさなどの研究が必要になる。

IMG_1533

Wind Tunnel Mannequin + Bike Set Up

上記のように一定条件で実験を繰り返している。この36度や27度の数値は、最も多く使用されているというデータを元に決めている。マネキンは、長時間に渡る検証では、有効的でトレックでは、多用している。

IMG_1536

Final Wind Tunnel Result

各社を押さえ、最高のエアロダイナミクスとなった。下から2番目の「赤」がボントレガーバリスタとなっている。一番下の黄色破線は、マネキンの「頭」で毛髪もなく、耳もない状態での参考データである。

IMG_1539

Jens Voight’s Hour Record

ヘルメットのエアロ効果は、上半身のフォームと大きく関係があり、同社のTTヘルメット「アイオロスヘルメット」ではなく、このバリスタが良いデータを出していた。頭部の位置、首の角度などが微妙に影響する。

IMG_1541

Adding the Internal Channels

エアフローの状態を比較し、向上していることが確認できる。

IMG_1542

Testing at a Local University

ヘッドフォームには、表面の温度を測る42個のサーモカップルが取り付けられている。通気効果は、地元の大学でトンネル試験をしている。

IMG_1543

Finalizing the External Vents and The Design Look

試験の結果、最大の通気効果を実現するためヘルメットの上部に二つの通気口を追加。

IMG_1544

Uncompromised Speed and Comfort

bikeradarのエアロヘルメットバトルで、下記の通り、25点を獲得し、一番になった。特にエアロダイナミクスは、「5」となっている。

IMG_1474

バイク、ヘルメットのエアロ化、すでにリリースされているメーカーもあるが、ウエアやシューズまで、今後徹底された「エアロ時代」に本格突入と言ったところだろうか。ユーザーサイドからは、とても楽しみなバトルとなるだろう。

鈴木氏曰く「いいえ、こちらもこのバトルはとても楽しみですよ。」とのこと。今後の活躍を期待するばかりだ。

.

.

「トライアスロンMONOへのエアロ注力を楽しみにしています!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka