【17Newモデル情報】 BMC New TIMEMACHINE Form, Function, Fit

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本日は、BMC TIMEMACHINEの展示会が開催された。

TIMEMACHINEは、先月コナで世界同時発表となった。その国内向けのプレゼンテーションが行われた。

BMCのタイムトライアル系のバイクは、2004年のTIMEMACHINE TT01のデビューだった。3Pプログラムによる完全オーダーシステムで、サドル高含め6ヵ所のデータ記入、身長、体重などを記入し、納期4ヶ月、そして、オーダーにあたっては、「覚悟」とまで明記されていたことが印象的だった。その後、7年を経て、2010年のコナでアンドレアスラエラートが使用し、話題となったのが初代のTIMEMACHINE TM01のデビューだった。販売は、2011年モデルとしてデリバリーが始まり、たちまち人気トライアスロンモデルとなったのだ。そのルーツとなるTT01と初代TM01のコンセプトは大きく異なっていた。トライアスロンバイクの定義は、「シートアングル」と言っても良いだろう。TT01はシートアングルは寝ていた。オーダーと言っても「タイムトライアルバイク」として、シートピラー形状も70度前半の形状となってた。事実、前年のコナでの存在感は低く、僅か6台のカウントだった。そして、初代TM01のシートアングルは77度となり、「トライアスロン」のためのバイクとして造られたのだ。機能とともにシャープでスパルタンなデザインは、幅広く支持され、その人気とデザインは今も色褪せない。2013年モデルカラーでは、「ALOHA」ネーミングされたモデルもあった。

6年の時が経ち、二代目TM01が誕生した。このモデルの特筆すべき点は、BMCのよりトライアスロンへの注力が伺えることだ。先述の通り、前作で完全にトライアスロンバイクとなったTM01が、エアロダイナミクス、ストレージ、パッキングなど、明確にトライアスリートをターゲットとしていることだ。まず、外観上は初代の流れを汲みシャープなデザインとなっている。前作に比べ、インテグレーテッドの強化が図られ、ケーブル類はほぼ収まっている。スイスの空力学のサウバーエンジニアリング社との共同開発により、前作よりも、バイク単体で、ヨー角20度で20%、ライダーが乗った状態で12%のエアロダイナミクス向上となっている。

そして、外観からも伺えるストレージこそが、更に「トライアスロン度」が高めている。サドル下とトップチューブのストレージを標準装備し、ロングライドで必要なものを収められるようになった。この点においては、他社ではすでに導入されているモデルも多く目新しいわけではないが、「改良」「改善」ということで評価したい。また、パッキングにおいても考慮されていて、ハンドル部が左右に二分割することができ、更にDi2仕様であれば、バイク本体からハンドルを完全に分離させることができる。(作業には少しコツが必要となるが)近年、海外遠征の選手も少なくない。パッキングにおいてもその扱い易さが必須となるだろう。今回話題となっているのが、シートアングルを大きく変えるシステムだ。前代未聞のシートピラーの取付位置が2ヶ所存在するのだ。これによって、トライアスロンからUCI対応を含めたタイムトライアル仕様となる。ただ、やや矛盾に聞こえるかもしれない。トライアスリートとしては、両方使うことはないだろう。ちなみに下位グレードのTM02であれば、シートアングルを寝かせ、ハンドルをドロップにすれば、エアロロードに変身させることもできるだろう。ブレーキ本体は大きく改善されている。フィーリング、調整、シューの交換など、前作に比べ各段に良くなっている。

また、タイムトライアルと違いロングライドとなるトライアスロンでの使用に対し、ハンドル位置を高くできるようにしている。前作でもステムの組合せにより32パターンのハンドル位置が可能となり、高い位置のセッティングも可能だったが、エアロダイナミクスにおいてはベストではなかったのだ。新型のVコクピットにすることで、ライダーが乗車時により発生する乱気流を整える効果を持っている。ハンドル周りは、Vコクピットとフラットに低く使用する大きく二つのパターンになり、更に、フラットは、ブルホーン部を上向き、下向きにすることで、3パターンが可能となっている。これは、ブルホーン部を持つ、アップダウンやテクニカルなコースに関わり、上体の角度を決めるものだ。

ジオメトリーは、前作をほぼ踏襲していると言って良いだろう。Mサイズに2種類のトップ長を設定することも継続となっている。前作と違うポイントでジオメトリーが発表されているためカタログ上の比較はできないが、スタンドオーバーハイトなどはやや高くなっている。(15mm程度)このモデルに限らずだが、トライアスロンバイクは、「超ピンポイント」なポジションのバイクだ。身体の各部のサイズ、骨格の違い、柔軟性、癖により、そのライダーのポジションは、極めて「固有」のものとなる。その決定を慎重に行い、バイクのセッティングの必要がある。このバイクは、その自由度を高めているが、それでも慎重なポジション決定が望ましい。

今年のコナの使用率第7位となっている。(5、6位は、同率でその差は1台)初めて100台オーバーとなったBMCは、コナを代表する7大ブランドとなった。

アイアンマンワールドチャンピオンシップ世界同時発表 http://triathlon-geronimo.com/?p=15029

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TIMEMACHINE 01  SRAM Red eTap   ¥1,260,000 + tax

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TIMEMACHINE 01  Frame Set   ¥790,000 + tax

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今回、最もこだわりを感じるVコクピットとヘッド周り。

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ハンドルは二分割に。

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ステム下に収まるDi2ジャンクションA

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タイムトライアルポジション、専用工具を穴に入れカットする寸法を決定する。

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トライアスロンポジションも同様。

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Di2の変速調整は、この穴から可能。

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ブレーキ調整はジビア。

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シューセットは簡単に外せる。

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意外なこだわり、エクステンションを斜めにカットできるガイドとプラグが付く。

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このプレートにより、パッドの前後報告を調整する。

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ハンドルの可動最大角度、前作より曲がる。

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ラック用パッド付。

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TIMEMACHINE 02  Ultegra Di2   ¥700,000 + tax

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TIMEMACHINE 02  105   ¥340,000 + tax

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TIMEMACHINE 02  Frame Set   ¥300,000 + tax

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「2017年のコナで、使用台数が気になる!」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

トラMONO in CYCLE MODE 2016

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本日は、幕張メッセで恒例のサイクルショー「CYCLE MODE」が開催されました。

国内最大のサイクルショーとなり、トライアスロン系のバイク、その他アイテムも多数出展しています。

主なトライアスロン系ブランドは、ARGON18、CANYON、CUBE、KUOTA、CERVELO、SPECIALIZED、DEROSA、PINALELLO、BOMA、RIDLEY、GARNEAU、LOOK、ROTOR、FULCRUM、PROFILE DESIGN、PIONEER、PEARL IZUMI、VISION、FFWD、FIZI;K、TRP、DARE、SELLE ITALIA、SELLE SMP、XENTIS、TACX、GIRO、SPINERGY、SPEEDPLAY、3T、SIDI、SHIMANO、ZIPP、CORIMA、GLOWTAC、KASK、KABUTO、CAMPAGNOLO、ELITE、AX LIGHTNESS、ISM、EASTON、CERAMICSPEED etc.

業界向けには、ほぼ事前に展示会などでの情報がありますが、展示会に間に合わなかったり、それ以降発表の製品もいくつかあり、幅広く楽しめる内容だと思います。サーヴェロのP5Xは一般公開は初、S5ニューカラーは昨晩到着したばかり、普段お目にかかれないキャニオンとその新型トライアスロンモデル、OGKカブトの新型エアロヘルメット、プロファイルデザインの新型ドリンクシステム(シーポ企画で製作されたヴァイパー用と同じもの)ピナレロ新型ボリデの現物初お披露目、月曜日に発表があったばかりの24本限定のヴェンジヴァイアスDISCのサガンスペシャル、などなど。(^^)/

6日(日)17時まで開催していますので是非行ってみて下さい。http://www.cyclemode.net/

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「この週末は、MODEへGO!」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【SUUNTO】 SPARTAN ULTRA

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SUUNTO SPARTAN ULTRA

スントは、1936年に誕生したフィンランドのスポーツウォッチブランドだ。山から海までアウトドアを得意とし、近年はトライアスロン対応の「マルチコンピューター」として充実している。また、仕上がりとデザイン性においても最高レベルとなるブランドだ。

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今回、リリースされたスパルタンウルトラは、スントの特徴でもある耐候性や耐衝撃性など、文字通りそのタフな造り驚かせられる。ボディはグラスファイバーを使った複合コンポジットケースで100m防水となっている。また、ディスプレイは、カラー液晶の採用で視認性が高い。ディスプレーのガラスは、サファイアクリスタルで防弾ガラスにも使用されるもので傷がつきにくいタッチスクリーン仕様になっている。そして、グレード5のチタン製ベゼルなど、極上のクウォリティーに満足度は高いだろう。

次に各データのチェック機能はもちろん充実している。GPSウォッチとして、スイム、バイク、ランに対応し、また、トレーニングのリカバリータイムなど、アフターの体調管理もチェックできる。オーバートレーニングにならないよう「マイコーチ」として活躍してくれる。そして、ライフログ機能により、歩数や消費カロリーもチェック。スマートフォン用無料アプリを活用し、データの管理ができる。Bluetooth Smartで着信や着メールの確認もできるなど、一日中フル稼働となるアイテムだ。

そして、過去蓄積の1億人以上のデータを使ったコミュニティーサイトをスタートしている。その膨大なデータをスントユーザーは、利用することができるのだ。

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実際に装着してみた。スムースなフィット性は抜群だ。重量は少し気になったが、造りのメリットを考えれば問題ないだろう。案内通り視認性は良く、ベゼルの操作感、バイブレーション機能など、確実性が心地良い。タッチパネルも快適そのものだ。また、充電時間が短いのも助かる。

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「詳しくは、ルミナNo.61をご覧下さい。」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

【On】 Performance Running Gear

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■On Performance Running Gear

オンは、2010年創業のスイスのランシューズブランドだ。トライアスロンでのイメージが強いブランドでアイアンマンでの使用率も高まっている。2013年アイアンマン世界選手権覇者のフレデリックヴァンリルデやアイアンマン女子の顔でもある、キャロラインステファンなどのサポートブランドとしてもその名が知られている。

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そのオンがランニングアパレルをリリースしたのだ。オンと言えば、クラウドテックシステムが世界特許を取得しているが、もう一つの特徴としては、群を抜いたデザイン性の高さだ。アパレルのリリースまでには3年を要した。しっかりとした機能を持ち、長く使用されることを前提に開発、その完成度にこだわった。ポイントは、リラックスしているように見えながら、パフォーマンスが高くなることを念頭においているそうだ。特徴としては、軽くストレッチ性のある素材を使って、身体の動きが自由になるように作られている。

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実際に一部着用してみた。まず、ジャケットだが各所に工夫があり、フードには、ツバが付あり、袖口は手の甲だけを覆うようになっていたり、小雨などには対応力が高い。もちろんファスナーもシームレスだ。また、軽く薄くできていることを感じる。Tシャツも同様に軽さと着心地の良い素材を採用している。タイツは、保温性の他に、膝から下をタイトに、上をゆったりとしたフィット感、そして、膝周りの動き易さに配慮した作りとなっている。やはり、デザイン性はさすがの「ONレベル」だ。

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「詳しくは、ルミナNo.61をご覧下さい。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

LUMINA No.62

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ルミナNo.62発売しました。

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今号の特集です。

P32~43 Long Slow Distance 「ゆっくり長く」でリフレッシュ&リブートせよ。

LSDをあらためて考える特集です。このタイミングだからこそ必要なトレーニングです。トレーニングとリフレッシュの観点からその必要性を説いています。また、実践編として彦井さんのトレランや守谷さんのLSDトレーニングなどが紹介されています。

正に今やるべきトレーニングです。

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今月の GERONIMO 大塚 担当分ご紹介します。

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創刊以来連載担当している商品コーナーです。今回は、ヘルメットをご紹介しています。

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SCOTT CADENCE PLUS

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特別企画の GERONIMO 大塚 担当分ご紹介します。

P50~55 決戦ロードバイクレビュー2017

数あるロードバイクのブランドとモデルの中から選ぶポイントは何か、解説しています。

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「詳しくは、是非ルミナNo.62をご覧下さい。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

㉑ 素直なペダリングを意識する!

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本日も「LUMINA PRODUCE ジェロニモ大塚の2時間インドアトレーニング」を開催しました。
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スピニングのレッスン時に感じることとして、ペダリングの「素直さ」があります。逆に言えば、無理なペダリングをしていないということになります。まず、バイクでの動きから見ると「基本動作、応用動作、実践」の中の「基本動作」になります。その基本動作として、無理なペダリングをすると、上半身がブレ、骨盤が不安定となり、膝の軌道が外れ、足首はアンクリングしてしまいます。あくまでも基本動作のお話ですので、高回転時、高負荷時に、身体が全く動かないということはあり得ません。
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スピニングマシンの良さとして固定ギアと重量のあるフライホイール仕様であることです。ペダリングを始め、少し回転を加えると、フライホイールがその重量から来る慣性で、脚を「引っ張って」くれます。脚を止めようとすれば、その慣性が大きいため、脚に負担がかかるばかりでなく、怪我をする可能性もあります。子供であれば、飛び上がってしまうほどなのです。したがっって、フライホイールに「少し」力を加える様にペダリングすることで、無理なくペダリングが継続出来ます。実際のバイクは違います。脚も止めることができれば、ホイールも軽いため、この感覚を得ることは出来ません。
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脚が少し、持っていかれるような「自然体」の時に「素直なペダリング」となっているのです。その時の状態をなるべく維持しつつ、徐々に回転数を上げ、負荷もかけることが重要なポイントとなります。これが「過度」になると素直ではない、「無理」なペダリングとなります。その時は、いつも言っている「上半身リラックス」も出来ていない状態でしょう。
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それと、素直なペダリングが出来ていても一つだけ出来ないことがあります。それは、ペダリング時に足が下死点の通貨する時の速度です。これは、強い意識を持って、脚を引かないと、「遅れ」となり、腰が弾みます。そして、腕の力でその弾みを抑え込もうとしてしまうのです。結果としてここでも「上半身リラックス」が出来なくなります。
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まとめとして
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①フライホイールに任せる、逆らわない。
②下死点の通貨速度
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の2点が重要となります。
あくまでも「基本動作」です。出来ている人も多いです。
次回は是非意識して見て下さい。
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96年スピニングインストラクターの資格を取得し、様々なスピニングレッスンを開催してきました。97年には、アイアンマンジャパン(琵琶湖)対策6時間スピニング、その後宮古島対策5時間スピニングなど、「必然性」のあるスピニングにこだわり開催して来ました。99年には、「決定版」となった3時間スピニング+ランを開催、1~3月は「冬季限定集中スピニング」として、毎週3時間スピニング+ランを開催、宮古島やシーズンインに向けた、3ヶ月が「大塚スピニング」の真骨頂だったかもしれません。また、赤坂スタジオで開催しているころは、平日の夜、1時間スピニングを開催していましたが、平日の夜、追い込めるバイクトレーニングとして、お集まり頂いていました。そんな「スピニング命」でやってきた大塚のレッスンです。
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「大塚スピニング」は、目的ではなく、手段です。あくまでもトレーニングの一環として、各自の目標達成のお手伝いができれば幸いです。したがって、どなたでもご参加頂け、レベルもこれから始めるビギナーから、ハワイアイアンマン経験者まで、幅広くご参加頂いています。ビギナーはベテランの背中を見ています。でもそれだけではありません。ベテランもビギナーを見ています。その新鮮な「やる気」にパワーが増幅するのです。会話ではなく、自身の「走り」が最大のコミニュケーションだと思います。そんな相互に刺激し合えるトレーニング環境がこの「スピニング」なのです。そして、練習会ではなく、レッスン。「観る側」と「観られる側」であることが重要なのです。
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みなさま、お疲れさまでした!
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次回は、11/19(土)です。またのご参加お待ちしております。
【3時間スピニング】http://triathlon-geronimo.com/?p=14825
【2時間スピニング】http://triathlon-geronimo.com/?p=13486
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毎回、スピニングの予定に合わせ開催している「代々木公園 RUN」です。
今日も開催しました。こちらも是非ご参加下さい。
内容は、一周、1.17kmの周回コースをマイペースで2時間走をします。
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次回11/19(土)も開催予定です。こちらもご参加お待ちしております。
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【Bike School バックナンバー】

「 今、まさにこの時期の練習が来シーズンを占う!」

BOSS-N1-S
Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

IRONMAN “ MONO, RACE & KONA ” 2016 GERONIMO COUNT

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トライアスロンバイクのトレンド発信となるコナのバイクをカウントした。

予想するまでもなく、サーヴェロがトップシェアとなった。しかもその使用台数は大幅に伸びていた。もうこの勢いを誰も止められない。昨年から新型モデル(P5X)リリースの情報があった。本来ならば、「新型待ち」となり、台数は横ばいか落ちることが予想される。しかし、その予想は外れ、台数を大きく伸ばしていた。トレック、スペシャライズドは、大きな変化もなく「定位置」となった。昨年150台で4位のフェルトは、どこまで伸ばせるか期待がかかっていたが、残念ながら減っていた。そして、今後注目となるのが、5~7位のアルゴン18、スコット、BMCだ。この3ブランドが揃って100台オーバーとなり、トップ7までが、3ケタの使用台数となった。ブランドへの大きな流れを見ても、上位の「トライアスロンブランド」に集中する傾向が見られる。トップ10ブランドで全体の約75%を占めているのだ。ちなみに5年前は、約71%だった。

P5Xのデビューにより、異形フレームが、「解禁」となった。先行のダイモンド、ヴェンタムもこのステージに参戦だ。また、「エアロダイナミクス」ではなく、「ストレージ」を優先させたサーヴェロの考え方は今後スタンダードとなるのだろうか。そして、ディスクブレーキも定着するのだろうか。サーヴェロは、ストレージ、ポジショニング、パッキング、そして、エアロダイナミクスの総合的なバランスにおいて「ディスク化」が成功している。単なるディスクブレーキだけの話ではないのだ。そう言った点では、難しい選択も出てくるため、どれだけトライスロンに「特化」できるかがポイントとなる。しばらくブレーキは、「二極化」となるだろう。

今年のコナの結果が出た。トレック、スペシャライズドはどのように対抗してくるのだろか、アルゴン18、スコット、BMCの動きは? 2017年コナに向け、バイクバトルから目が離せない。

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第1位 CERVELO 562台

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第2位 TREK 268台

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第3位 SPECIALIZED 213台

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第4位 FELT 136台

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第5位 ARGON18 102台

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第5位 SCOTT 102台

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第7位 BMC 101台

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第8位 QUINTANA ROO 86台

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第9位 CANNONADALE 83台

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10位 GIANT 71台

順位 ブランド 使用台数 使用率 2015 伸長率
1 cervelo 562 24.4% 529 106.2%
2 TREK 268 11.6% 271 98.9%
3 SPECIALIZED 213 9.2% 214 99.5%
4 FELT 136 5.9% 150 90.7%
5 ARGON18 102 4.4% 97 105.2%
5 SCOTT 102 4.4% 91 112.1%
7 BMC 101 4.4% 90 112.2%
8 QR 86 3.7% 80 107.5%
9 cannondale 83 3.6% 75 110.7%
10 GIANT(Liv) 71 3.1% 54 131.5%
11 CEEPO 56 2.4% 68 82.4%
12 DIMOND 47 2.0% 34 138.2%
13 CANYON 41 1.8% 46 89.1%
14 FUJI 25 1.1% 24 104.2%
15 ORBEA 24 1.0% 29 82.8%
15 KUOTA 24 1.0% 27 88.9%
17 VEMTUM 22 0.9% 4 550.0%
18 PLANET X 19 0.8% 21 90.5%
19 boardman 16 0.7% 14 114.3%
20 STEVENS 17 0.7% 5 340.0%
21 BH 14 0.6% 3 466.7%
21 LOOK 14 0.6% 13 107.7%
23 KESTREL 12 0.5% 22 54.5%
23 CUBE 12 0.5% 14 85.7%
25 PARLEE 10 0.4% 9 111.1%
25 PINARELLO 10 0.4% 10 100.0%
27 GARNEAU 8 0.3% 6 133.3%
27 FOCUS 8 0.3% 11 72.7%
28 SWIFT 7 0.3% 2 350.0%
28 GURU 7 0.3% 18 38.9%
28 SIMPLON 7 0.3% 3 233.3%
28 wilier 7 0.3% 7 100.0%
33 MERIDA 6 0.3% 13 46.2%
33 BLUE 6 0.3% 12 50.0%
33 COLNAGO 6 0.3% 5 120.0%
36 AIRSTREEEM 5 0.2% 2 250.0%
36 STORCK 5 0.2% 4 125.0%
36 BIANCHI 5 0.2% 3 166.7%
39 Litespeed 4 0.2% 4 100.0%
39 cucuma 4 0.2% 1 400.0%
41 issac 3 0.1% 3 100.0%
41 RIDLEY 3 0.1% 13 23.1%
41 DIAMOND BACK 3 0.1% 2 150.0%
41 JAMIS 3 0.1% 3 100.0%
41 BOMA 3 0.1% 4 75.0%
46 serotta 2 0.1% 9 22.2%
46 NEILPRYDE 2 0.1% 4 50.0%
46 TESCHNER 2 0.1% 1 200.0%
46 MARINONI 2 0.1% 0 #DIV/0!
46 REDBULL 2 0.1% 3 66.7%
46 GIRS 2 0.1% 3 66.7%
46 SEVEN 2 0.1% 1 200.0%
53 CORRATEC 1 0.0% 3 33.3%
53 CAT 1 0.0% 1 100.0%
53 dalkiia 1 0.0% 1 100.0%
53 DEVINCI 1 0.0% 1 100.0%
53 TIME 1 0.0% 1 100.0%
53 Grigio 1 0.0% 1 100.0%
53 GRIFFEN 1 0.0% 1 100.0%
53 COURE 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 FreeSpeed 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 Apex 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 AVANTI 1 0.0% 5 20.0%
53 BASSO 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 BEYOND 1 0.0% 1 100.0%
53 HAiBIKE 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 KLIEN 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 KTM 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 RIBBLE 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 SQUAD 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 STARLEY 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 SKORN 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 SARTO 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 TITANOS 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 S-LIGHT 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 SCRANE 1 0.0% 0 #DIV/0!
53 VITUS 1 0.0% 2 50.0%
53 ROSE 1 0.0% 2 50.0%
53 JAVELIN 1 0.0% 2 50.0%
53 DOLAN 1 0.0% 2 50.0%
53 VanNicholas 1 0.0% 2 50.0%
53 SURLY 1 0.0% 2 50.0%
53 ROARK 1 0.0% 1 100.0%
53 PRONGHORN 1 0.0% 1 100.0%
53 MUSSEUW 1 0.0% 1 100.0%
53 MATHITECH 1 0.0% 1 100.0%
53 MASSINI 1 0.0% 1 100.0%
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53 COLNER 1 0.0% 1 100.0%
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53 GBR 1 0.0% 0 #DIV/0!
96 MASI 0 0.0% 0 #DIV/0!
96 VALDORA 0 0.0% 2 0.0%
96 MERLIN 0 0.0% 0 #DIV/0!
96 RAZOR 0 0.0% 0 #DIV/0!
96 MAEHLON 0 0.0% 0 #DIV/0!
96 GRADE9 0 0.0% 0 #DIV/0!
  ハンドサイクル 5 0.2% 0 #DIV/0!
  不明車 25 1.1% 22 113.6%
  未確認 29 1.3% 72 40.3%
106 合計  2303 100.0% 2297 100.3%
  不明・未確認率 2.34%      

※Counted by Triathlon GERONIMO

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「サーヴェロの伸びた理由は?何が伸びた?そこが重要!」

BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

IRONMAN “ MONO, RACE & KONA ” 2016 Review

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今年のアイアンマンが終わった。

やはり、アイアンマンは最高の舞台だった。プロ選手にとっても、エイジ選手にとっても、この上ないレースだ。選手、環境など最高の雰囲気の中で聖地ハワイを楽しんで走る。今年の気候は比較的良かったように感じた。近年異常気象もあり、湿度が高く、地元の人も日に二度はシャワーを浴びると言っていた。レース当日は、そんな蒸し暑さが少し和らぎ、沿道では、心地良い風が吹いていた。ただ、選手にとっては、ほぼ往復向かい風だったが。そして、照りつける太陽だけは変わらない。

ハワイのタイムは、中々自己ベストにならない。風、気温、湿度、そして、強豪なライバルたちにより、思ったレースができる選手は多くない。そんな難しいハワイだからこそ、クウォリファイの大事さは過去のこと、このハワイそのものをどのようにして走り切るのか、それこそが大きく立ちはだかるのだ。そして、ハワイに対し、様々な価値観があり、選手一人一人のレースがあるが、最高の舞台を走り切った喜びは全員同じだと思う。

ハワイアイアンマンが与えてくれる大きなものは選手だけにわかるのだろう。だから、また目指ししてしまうのかもしれない。今年のアイアンマンの終わりは、来年のアイアンマンの始まりでもある。

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レースは全体的にハイペースとなった。10位でも8時間21分という好タイムであり、現在のアイアンマンは、スピードレース化となり、少しの落ち度も許されない厳しいプロのレースとなっている。スイムトップ10では、7名が48分台で上がっている。バイクもキーンルとスタインの4時間23分台を含め、4時間30分を切る選手が6名も犇めき合っている。そして、ランは、2時間52分台以内が7名いる。3位のラングは、2時間39分のランコースレコードを出している。結果としては、「本命」フロデノの2年連続制覇となったが、気を抜く余裕は全くない。ただ、フロデノは、スイム、バイク、ランのバランスが良く、アイアンマン史上においてもこの上ないだろう、理想的な素晴らしいレース展開をしている。

レースの展開は、先述の通り、ハイペースなスイムから始まった。フロデノがコントロールする第1集団が、30km地点通過時には、すでに向かい風が吹いている中、快調にドラフティングギリギリの走りをしていた。スイムで4分出遅れたキーンルは、大きく遅れ、ほぼ第3集団となっていた。しかし、その後、驚異的な追い上げを見せる。ハヴィで折り返し後は、トップ集団に入り、120kmを過ぎると、集団をコントロールしていた。この時点でも向かい風が吹いていた。ハヴィ付近を除き、終始向かい風だったが、その風は、キーンルにとって、アドバンテージとはならなかったのだ。2014年に優勝した時には、強い向かい風が吹き、バイクの強いキーンルにとっては、「神風」となった。今回は、最後まで集団状態が7名で形成され、キーンルが抜け出すことが出来なかった。その結果、完全にラン勝負となったのだ。この時点で、やはり、大本命のフロデノの連覇が見えたが、キーンルの粘りは本物だった。フロデノは、16km地点までで大きな差を付けると予想されていたが、キーンルは、フロデノにしっかりとついていた。まだ、勝機はあった。しかし、後半、確実にその差を広げ、フロデノのペースは維持され、2時間45分という好タイムで2度目の優勝となったのだ。

女子は、リフの圧勝となったが、フロデノ同様に三種目のバランスが取れた走りが、パーフェクトだった。2位との差が、23分以上となっているのは。この38年の中でも3番目に優れた圧勝記録だ。4度目の優勝を狙っていたミリンダは、スイム、バイク、ラン、全てのパートでリフに負けている。スイムの出遅れ、バイク60km地点でトップのリフから6分遅れ、特にバイクでは、18分半の大差を付けられたことが、致命的だった。そして、ランでは諦めないミリンダらしい走りを見せていたが、バイクの差を埋めることが出来なかった。

リフ&フロデノの3連覇は成るのだろうか。可能性は高い。この二人の凄さは、スイム、バイク、ラン全てにおいて完成度の高い走りができることだ。バイクが得意とか、ランが得意ではない。やはり、トライアスロンとしては、3種目のバランスが重要となる。

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エイジレベルは、昨年との比較を見てみると上がっていた。ただ昨年レベルは過去10年で一番低く、微妙な結果だが、総参加者数が2000名オーバーとなって5年目となる中では、2番目のSUB10レベルで厳しい競争率だった。出走者は、2316名でDNF、DNS、DQを除く、完走率は、95.29%となっていた。昨年の完走率は、92.85%だったので、その意味でもレベルが上がっていると言えるだろう。ちなみに、女性比率は、30.14%となっている。(昨年26.34%)

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トップがゴールした後、メディアスタンドから8時間程エイジ選手のゴールシーンを見ていた。やはり、ハワイの特徴として、10時間を切る速い選手でも喜び方が違うのだ。ラストの花道を味わい、ゴールゲートの下では、最後の力を振り絞って、ガッツポーズを決める。ジャンピングゴールもあれば、振り返って手を振る選手、座り込んでしまったり、ふらふらになり、ボランティアに支えられたり。また、家族と抱き合い、喜びを分かち合っている選手、レースに向けて、レース中、様々なハードルをクリアしながらゴール出来た選手など、本当にその喜びを思い切り表してくれる。ハワイアイアンマンに出場することは大変なことだけに、そのご褒美も大きい。
日本人選手は68名が参戦。50名を切ることもあれば、昨年は100名近い。過去には、200名を超え、国別では、アメリカ、ドイツに次いで第3位の参加人数だったこともある。近年は「様々な」事情により、参加人数が大きく変動しているが、やはり、日本のトライアスロンを盛り上げるため、その「伝道師」となるハワイアイアンマンフィニッシャーが多く誕生することを願っている。

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そして、Triathlon GERONIMOのメインとなるのが「トライアスロンMONO」だが、これも十分な情報だった。新型バイクのサーヴェロのP5XやBMCのTT01、そして、ダイアモンドバックのANDEANなど話題のバイクを確認することが出来た。また、キューブのプロトタイプなどにも興奮状態となった。

まず、バイクシェアはサーヴェロがトップは100%想定ながら、驚きは、577台(LAVAカウント)となったことだ。新型が発表される前であり、なぜここまで伸ばしたのか。総台数の中身を検証することで見えてくることもあるだろう。また、アルゴン18、スコット、BMCの3ブランドが揃って100台オーバーとなり「第2勢力」と成り得るのか、今後の注目度が高まる。(後日 GERONIMO カウント発表)

サーヴェロ、BMC、ダイアモンドバックを見ても共通のテーマが「ストレージ」だ。オリンピックディスタンスや短距離TTには必要がない、ロングディスタンスのための、まさに「アイアンマンバイク」の提案だ。アイアンマントライアスリートにとって何が必要なのかを、あらためて検証した結果と言えるだろう。フレーム形状としては、やはり、P5Xのデビューにより、異形、ビーム型、シートチューブ&ステーレスなど、「足らない」フレームがトレンドとなるだろう。その形状の理由はメーカー様々だが、よりアイアンマンを突き詰めるとそのような形状となったようだ。同じ荷物を両手で持つのと、片手で持つのとでは、負担が違う。フレームも同様で、その強度を重量化させず出さなければいけないため各社もその難しい課題に鎬を削っている。そして、ストレージのスペースやエアロダイナミクスを高次元に融合させなければ成立しない製作の難しいフレームなのだ。

ディスクブレーキにも注目していたが、当然エイジ選手はこれからとなるので、プロへに供給が期待されたが、サーヴェロP5X、ダイアモンドバックANDEANに止まった。(詳細データは後日発表)事前情報のあったキャノンデールもその使用はされなかった。ディスクブレーキは原則、フレームそのものが異なるため、乗り換えのタイミングでなければ使用されない。そのため、普及には時間がかかるが、確実に増える方向だろう。その「必要性」が問われるが、例えば、サーヴェロであれば、ヘッド前に付くリムブレーキからホイール中心部周辺に付くディスクブレーキにすることで、ヘッド周辺が簡素化ができるため、エアロダイナミクスやパッキング時の収まりが良くなったりと「総合的」なメリットが大きくなっている。

いずれにせよ、「次世代アイアンマンバイク」が動き出した。今後も大いに注目すべきアイテムなのだ。.

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今年も熱かった。実力が拮抗し、スピードレースとなった。たしかにフロデノのレース展開は、バランスの良い総合力ではあったが、アイアンマンは何が起こるかわからない。少しでもペースを崩せば、逆転される状況だ。また、ほとんどは、エイジ選手となるアイアンマンレースでは、その高い「ステイタス」のために頑張る姿に感動する。カッコイイのはプロ選手だけではない。そして、話題中の話題となったP5Xなどの次世代バイクの登場が、来シーズンに向け、更に日本国内でも動きが出てくるだろう。今年のコナは収穫が多かった。

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【大会情報】

■開催日 2016/10/8(土)ハワイ現地時間

■競技 スイム2.4mile / バイク112mile / ラン26.2mile

※詳しくは、HPへ http://ap.ironman.com/triathlon/events/americas/ironman/world-championship.aspx#axzz3eVo5aNf8

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今回のレポート: http://triathlon-geronimo.com/?cat=38

「この後も引き続きコナ情報をアップします!」
BOSS-N1-S

Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka

IRONMAN “ MONO, RACE & KONA ” 2016 100 Smiles

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エイジ選手もフィニッシュした。

選手はプロだけではない。トライアスロンは、仕事ではないが、単なる「遊び」でもない。このアイアンマンは、徹底的に自身を追い込めた者だけが立てる最高の舞台。その舞台でフィニッシュした者に与えられるアイアンマンの「称号」を手にするこの瞬間のために、全てを費やして来た。家族、仕事、そして、徹底した練習。「大人の部活」を極めた者たちの成し遂げた姿に感動させられた。

アイアンマンワールドチャンピオンシップは、トライアスロンの最高峰だ。その大会に出場するエイジ選手たちは半端ではない。トライアスロンというよりは、一つの「それ」を決めて徹底する強い意思を持ったIRONMANたちに敬意を表したい。

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「アイアンマンの中のアイアンマンたちに脱帽!」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka

IRONMAN “ MONO, RACE & KONA ” 2016 Pro Race Result

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2016年のアイアンマンワールドチャンピオンシップが終わった。

大きな話題としては。

①ダニエラリフが3年ぶりとなる新コースレコードで2度目の優勝となった。2013年のミリンダのタイムを6分近く更新している。そして、ヤンフロデノの2連覇とドイツ勢がワンツースリーフィニッシュとなったことだ。実は、この表彰台独占は18年ぶりの快挙で、1997年にトーマスヘルリーゲル、ユルゲンザック、ロタレーダーの3選手によって成し遂げられtていた。当時もバイクの強者によるものだった。当時は、26インチホイールが全盛で、ヘルリーゲルやロタレーダーの「ファニーバイク」の登場に沸いた。

②ダニエラリフとヤンフロデノ、男女揃っての連覇は、2008年、2009年のクリシーウェリントンとグレッグアレキサンダー以来となった。2008年は、アワードで大雨となり、音響、映像が使用できなくなった。スピーチも途中で途切れ、優勝者にとって残念なアワードとなってしまったのだ。そして、翌年、両者がそのまま優勝となったため、アレキサンダーは、「2年分のスピーチをします。」と言って会場を沸かせた。

③3位入賞のパトリックラングは、アイアンマンでは、若手の27歳ながら、ランのコースレコードを樹立した。2時間39分は、1989年にレジェンド、コナ6勝のマークアレンが持つ2時間40分を上回るものだ。同選手のゴールは、大きな歓喜によるニューフェイスの誕生の瞬間でもあった。2000年にハワイ2勝のノーマンスタッドラーがデビューで3位となった時のゴールシーンを彷彿させるものだった。また、ヘザージャクソンの3位入賞は、2007年以来、9年ぶりのアメリカ人女子の入賞となった。

※上の写真は、ハワイで最多の6勝をしたレジェンド二人、デイブスコットとマークアレンに迎えられたもの。

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1.     Jan Frodeno           DEU        00:48:02          04:29:00          02:45:34          08:06:30

2.     Sebastian Kienle     DEU        00:52:27          04:23:55          02:49:03          08:10:02

3.     Patrick Lange         DEU        00:48:57          04:37:49          02:39:45          08:11:14

4.     Ben Hoffman          USA        00:48:55          04:28:06          02:51:45          08:13:00

5.     Andi Boecherer       DEU        00:48:10          04:28:07          02:52:05          08:13:25

6.     Tim O’Donnell         USA        00:48:12          04:29:10          02:55:01          08:16:20

7.     Boris Stein              DEU        00:54:10          04:23:04          02:55:19          08:16:56

8.     Bart Aernouts          BEL        00:53:58          04:32:37          02:48:44          08:20:30

9.     Ivan Rana                ESP        00:48:52          04:38:13          02:50:17          08:21:51

10.  Frederik Van Lierde     BEL      00:48:49          04:35:33          02:53:21          08:21:59

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1.     Daniela Ryf             CHE        00:52:50          04:52:26          02:56:51          08:46:46

2.     Mirinda Carfrae       AUS        00:56:44          05:10:54          02:58:20          09:10:30

3.     Heather Jackson      USA        00:58:56          05:00:31          03:07:48          09:11:32

4.     Anja Beranek          DEU        00:52:51          05:00:42          03:16:35          09:14:26

5.     Kaisa Lehtonen         FIN        00:58:55          05:08:54          03:03:16          09:15:40

6.     Michelle Vesterby      DNK      00:52:53          05:09:05          03:12:27          09:19:05

7.     Sarah Piampiano      USA       01:02:42          05:07:29          03:07:04          09:22:31

8.     Asa Lundstrom        SWE       01:02:04          05:09:46          03:06:42          09:22:59

9.     Lucy Gossage          GBR        01:01:57          05:06:01          03:12:15          09:25:57

10.  Carrie Lester            AUS        00:56:40          05:10:50          03:15:55          09:28:17

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「今年のレースが終わった。」

BOSS-N1-STriathlon “ MONO ” Journalist   Nobutaka Otsuka