男子プロのバイクは、以下の通りだった。(チェックイン時の仕様)
バイクはもちろん、「トライアスロンバイク」。一部の長い坂や急な坂もあるが、やはりメインはDHポジション。ただし、スプロケットは、大きめをセットしていた。5%前後までは、DHポジションを多用する選手も少なくない。ホイールもそれに合わせた選手が多い。ホイールのリムハイトも75~90mmと高く、ディスクホイールも目立っていた。ブランドの傾向はなかった。Di2などは当然のこと、13台中、10台は、その仕様となっている。プロでは、サポートの関係以外、「チェック不要」のアイテムとなった。
一つ気になったのが、全体的にサドルの位置が前にセットされていることだ。大半のバイクがシートアングルがすでに立っている「トライアスロン前乗り仕様」だが、更に前にセットされている。もちろん、各選手のフォームや体型から判断しないと何とも言えないのだが。比較的な話だが、サドルを前にセットするということは、更にアップダウン対応ではなくなるということだ。
来年も同じコースで開催された場合、バイクの仕様がどうなっているのか。。。
【2位】 #1 2015 BLUE TRIAD SL
#2 2015 FELT IA FRD
【3位】 #4 SPECIALIZED S-WORKS SHIV
【9位】 #5 Cervelo P3
【4位】 #6 2015 BMC TM01
#8 2015 ORBEA ORDU OMR
【6位】 #9 2015 MERIDA WARP TRI
#10 2015 BH AeroLight
#11 2015 SPECIALIZED S-WORKS SHIV
#12 CULPRIT BULLET
【1位】 #13 STOSCK AERO2 BASIC
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プロも悲鳴を上げたタフなコース。アイアンマン屈指の難コースだったと言えるが、プロバイクは一般的なコース設定と変わらないように見える。変えていない、「1人1ポジション」ということなのだ。トライアスロン全般の想定からDHポジションは、「大前提」。機材論としては、ロードバイクが優位とされるかもしれないが、「二刀流」はないということだ。アップダウンを想定すれば必ず仕様は変わり、フォームも変わるが、変えない。ここでは大事なことは、メインに使用するDHポジションのバイクで「アップダウン&テクニカル対応」が必要となるということになる。
アイアンマンは、「ロングツーリング的タイムトライアル」だからだ。
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「詳しくは、またLUMINA No.49で、ご紹介します。(10月売り)」
Triathlon “ MONO ” Journalist Nobutaka Otsuka