Triathlon GERONIMO 皆生大会選手レポート ~少しの運も大事~

7/14(日)開催された全日本トライアスロン皆生大会を参加選手にTriathlon GERONIMOレポーターとして振り返って頂きました。
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≪絶好のトライアスロン日和≫
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皆生トライアスロンに出場するにはロングディスタンスの完走実績が必要と聞いていました。実際、ミドルの実績しかなかった昨年は落選。今年は宮古島と佐渡を完走し満を持しての参戦となりました。参加出来るだけでも誇らしい気持ちになります。 私は、所属するチームを主宰する大塚さんとチームメイトの生井さん、トライアスロン仲間の半田さんの4人のツアーで初めての皆生を訪れました。
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金曜日に現地入りし、レース前日の土曜日にスイムコースの試泳、バスでバイクコースの下見に行きました。聞きしに勝るハードな道のりですが、風光明媚な景色が広がる美しいコースです。俄然テンションが上がります。前日の天気は雨で最高気温は26°、蒸してはいますが前年のような猛暑ではありません。レース当日の予報も雨のち曇り、最高気温27°、この予報どおりなら絶好のトライアスロン日和になると期待しました。 一旦宿に戻りドラどらパーク(ドラマチックどら焼き?)に移動し開会式と説明会に参加。開会式ではチームブレイブの代表の八尾さんが恒例(らしい)の「ノーバトル」宣言。スイムが絶望的な私はドラフティングを狙って集団の中からスタートするのでありがたい限りです。 しっかりと寝てレース当日。小雨の中仲間と共にスイムスタート会場へ。長い一日の始まりです。.

【スイム】
前述の通り、集団の中からスタート。宣言があったためか、バトルは優しめ。1時間15分の目標に対してタイムは1時間14分。まずまずの出来です。
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【バイク】
前日の下見の通りハードなコース。大山を登る頃にシャワーのような雨が降りしきる。橋を渡るところで大塚さんの声援を受ける。背中を押されて大山の坂を登り下りしたところに救急車が…落車事故か。雨で路面が悪いので絶対にコケないように慎重に下りを走る。 また、3週間前の五島長崎の大会で補給に失敗してしまったのでしっかり補給してランパートに脚を残すようにコーディネートしながら淡々と漕ぐ。ジェットコースターコースを必死に漕ぐ中、生井さんとすれ違う。さすがだなあと感心しつつひたすら漕ぐ。折り返して必死に漕ぎ続けて、下を見続けてたところ、再び大塚さんの声がして頭を上げる。カメラに向かって笑顔で答えて再び漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ。少し慎重になり過ぎたか、目標5時間30分に対して5時間44分でフィニッシュ。
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【ラン】
雨は完全に上がりましたが湿度100% 前回の五島長崎で大失敗したので、最後まで絶対に歩かないと心に決めてスタート。 皆生のランは交通規制がなく信号で止まるシステム。聞いて知っていたものの、実際に始まるとなかなか斬新。信号機を見ながら、捕まりそうならゆっくり行き、間に合いそうならダッシュで走る。駆け引きしながらの楽しいラン。仲間とすれ違うたびエールをやり取りしてハイタッチ。まずはトライアスロン仲間の安藤さんめっちゃ速くてびっくり。その後、安定の生井さん。さすがに速い。折り返して半田さん。元気な笑顔。大丈夫、絶対完走できる。 バイクの時にしっかり補給したのでハンガーノックにならず、最後まで走りきりました。 ラン最後のエイドで、前を走る人が「ボランティアの皆さん今日は一日ありがとうございました!また来年もよろしくお願いします!」と大声で叫び、拍手で見送られていました。 その光景を見ながら、ホントに良い大会だなあと改めて思いました。 目標5時間15分に対して5時間7分、上出来です。
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総合タイムは12時間26分36秒 目標タイムは12時間15分00秒 目標には及ばなかったもののまずまずのタイムです。 私はトライアスロンを始めて6シーズン目です。昨シーズンからロングディスタンスの大会に挑戦し宮古島、佐渡を完走。今年、五島長崎と皆生を完走し、現在日本で行われているロングディスタンスの大会を全て完走しました。その上で思うこと。 ロングディスタンスの大会は天候や体調、あと少しの運に左右されるということ。それら全部を攻略して初めて完走できる。だからこそ面白いのだと思います。 皆生トライアスロンは猛暑の中レースで有名ですが、今年は雨が降って湿度が高かったものの暑すぎず、絶好のトライアスロン日和でした。とても運が良かったと思いますが、猛暑のレースも経験してみたかったとも思います。
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最後に、この大会はボランティアの皆さんがとても優しくて心地良かったです。また、沿道の皆さんの暖かい応援にも背中を押されました。是非ともまた参加したい、そう思いました。
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Reported by  Naoto Kataoka
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「おめでとうございます。幸運で何よりです。」

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Triathlon “ MONO ” Journalist     Nobutaka Otsuka